JP2894380B2 - 冷気循環式ショーケースの除霜装置 - Google Patents
冷気循環式ショーケースの除霜装置Info
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Description
ース内に形成した通風路内に配設された蒸発器で冷却さ
れながら通風路内を通り冷気となってケース内を循環し
ケース内に陳列展示された商品を冷却する、ケース内の
空気が蒸発器で冷却される過程でこの蒸発器外周に付着
する霜をヒータなどで加熱して融解除去する冷気循環式
ショーケースの除霜装置に関する。
陳列展示する冷気循環式ショーケースには、ケース内に
陳列展示される商品の鮮度を保つため、ケース内に、商
品を冷却する冷却装置の構成要素である蒸発器が一般的
に備えられている。この蒸発器はケース内に形成され
た、このケース内の空気を送風して通す通風路内に配設
されており、この通風路内を蒸発器で冷却されながら流
れる、ケース内の空気が冷却される過程で、この空気中
に含まれる水分は蒸発器外周に霜となって付着する。こ
の霜は蒸発器の冷却効率の低下を招くので、ケース内に
は、蒸発器に向い合わせて配設されたヒータなどで定期
的に霜を加熱し融解除去する除霜装置が概して設けられ
ている。この除霜装置は、設定された一定時刻になると
蒸発器外周に付着した霜を加熱して融解除去し始め、蒸
発器の近傍に配設されこの蒸発器の周囲温度を検知する
検知体によって検知された、蒸発器の周囲温度が所定温
度に達すると停止するように通常構成されている。一
方、冷気循環式ショーケースはそのケース内に陳列展示
される商品をお客さんが直接見て選びかつケースの外周
面開口を通して自ら取り出して購入することを前提とし
たセルフサービス機器であるので、そのケースの外周面
開口は、商品がケース内から取り出される際には、少な
くとも開放される。この開放されたケースの外周面開口
を通ってケース外の湿った空気がケース内に流入した
り、水分の多い商品がケース内に陳列展示されたりす
る、冷気循環式ショーケースの環境条件では、蒸発器外
周に付着する霜の量が多くなる。また、湿った外気がケ
ース内に流入したり、ケース内に水分の多い商品が陳列
されたりしない環境条件では、蒸発器外周に付着する霜
の量は少なくなり、蒸発器外周に付着する霜の量は環境
条件により左右される。そのため、蒸発器外周に付着す
る霜を除霜装置で定期的に除霜したのでは、蒸発器外周
に付着した霜の量が多い環境条件では、一回当りの除霜
時間が長くなり、蒸発器外周に付着した霜の量が少い環
境条件では、いたずらにケース内の温度を上昇させる。
したがって、蒸発器外周に付着した霜の量によっては、
ケース内の温度が過度に上昇して、ケース内に陳列展示
した商品の品質低下を招くとともに、電力を無駄に消費
する結果となるが、この種の冷気循環式ショーケースの
除霜装置を図3および図4に示す。図3はこの発明の対
象となる、前面開放形の冷気循環式ショーケースの内部
構成を示す左側縦断面図、また図4は従来の冷気循環式
ショーケースの除霜装置の構成を示す、前方斜左上から
見た要部斜視図で、いずれも図の右側が前面側である。
り、このケース1は、いずれも左右両側および前面が開
口し側縦断面がC字形の、断熱壁で形成されたケース本
体2,このケース本体2の内周面に沿いかつ間隔を置い
て支持された隔壁3および,この隔壁3の内周面に沿わ
せかつ間隔を置いて支持された隔壁4と、ケース本体2
および隔壁3,4の左右両側面開口を覆う側板5とで構
成され、その前面に開口する開放された開口6が形成さ
れている。ケース本体2,隔壁3および側板5で、また
隔壁3,隔壁4および側板5で仕切られた空間それぞれ
がケース1内の空気を送風して通す、通風路7および通
風路8を形成している。これらの通風路7,8それぞれ
の上下両端には、開口6の上下両縁に沿ってケース1内
に開口する、下面および上面にそれぞれ開口しかつ互に
向い合う開口がそれぞれ形成されている。これらの開口
のうち、上側の開口が吹出口9,10を、また下側の開
口が吸込口11,12をそれぞれ形成しており、吹出口
9,10は上下両端が開口する蜂の巣状の整流体13,
14でそれぞれ覆われている。また、通風路7内上部お
よび通風路8内下部に、ケース1内の空気を送風する送
風機A15,送風機B16がそれぞれ配設されており、
この送風機B16の奥行側の通風路8内には、左右方向
の幅がケース1の開口6とほぼ同じ、全体を図示しない
冷凍機の構成要素の一つである蒸発器17が備えられて
いる。この蒸発器17の前方の通風路8内には、ケース
1内の空気が通風路8内を通って冷却される過程で蒸発
器17外周に付着する霜を、図示しないタイムスイッチ
により通電されて加熱する電熱式のヒータ18が蒸発器
17に向い合わせて配設されている。この蒸発器17よ
り下流側の通風路8内の、蒸発器17の左端部の直上に
は、ヒータ18に通電された際、蒸発器17の周囲温度
を検知してこの周囲温度が所定以上になると、ヒータ1
8への通電を停止する、図示しないサーモスタットの感
温部である検知体19が隔壁3に支持されている。この
隔壁3に支持された検知体19を持つ図示しないサーモ
スタット,ヒータ18および図示しないタイムスイッチ
で除霜装置が構成されている。なお、ケース1内には、
隔壁4に後端を片持ち支持され商品を載せて陳列展示す
る複数の棚20が縦に配列して設置されているととも
に、ケース本体2の底部には、除霜水などのドレンをケ
ース1外に排出する排水口21が形成されている。
展示された商品は、送風機B16で吸込口12から吸込
まれ通風路8内を蒸発器17で冷やされながら通って冷
気となる、ケース1内の空気の一部により冷却される。
このケース1内の、通風路8内を流れて冷気となる空気
の別の一部は、整流体14を通り整流され層流となって
吹出口10から吹き出して開口6を覆うエアカーテンA
22を形成し、再び吸込口12から吸込まれてケース1
内を循環する。また、吸込口11から送風機15Aで吸
込まれ通風路7内を送風される、ケース1内の空気は整
流体13を通り整流され層流となって吹出口9から吹き
出してエアカーテンB23を形成する。このエアカーテ
ンB23とエアカーテンA22とで開口6は二重に覆わ
れており、エアカーテンA22およびエアカーテンB2
3でケース1内外が熱的に遮断されている。一方、蒸発
器17で冷やされながら冷気となり通風路8内を通って
流れるケース1内の空気が蒸発器17で冷却される過程
で蒸発器17外周に付着した霜を加熱して融解除去する
除霜の際の、図示しないサーモスタット,ヒータ18お
よび図示しないタイムスイッチで構成される除霜装置の
動作は、設定された時刻になると、図示しないタイムス
イッチが入ってヒータ18に通電が開始される。このヒ
ータ18で蒸発器17外周に付着した霜が加熱されて除
霜が始まり、この除霜により霜が解けて生ずる除霜水
は、蒸発器17からケース本体2の底面上に滴下し、排
水口21からケース1外に排水される。ヒータ18で加
熱されて蒸発器17より下流側の通風路8内の、蒸発器
17の周囲温度が上昇し、この周囲温度が所定温度に達
したことを検知体19が検知して図示しないサーモスタ
ットが作動すると、ヒータ18への通電が停止されて除
霜は終了し、この除霜は一定の時間間隔で周期的に行わ
れる。
従来の冷気循環式ショーケースの除霜装置は、ヒータ1
8で加熱されて蒸発器17より下流側の通風路8内の、
蒸発器17の周囲温度が上昇して所定温度に達したこと
を検知体19が検知するまで一定の時間間隔で冷気循環
式ショーケースの環境条件とは無関係に一定の周期で除
霜を行う。一方、蒸発器17外周に付着する霜の量は、
ケース1外の水分の多い湿った空気がケース1内に開口
6から流入したり、水分の多い商品がケース1内に陳列
展示されたりする環境条件の場合と、そうでない場合と
では異なり、環境条件の違いにより左右され、場合によ
っては、蒸発器17外周に霜が氷塊状に形成されたり、
除霜を要しない位い微小であったりする。環境条件の違
いにより左右される、蒸発器17外周に付着する霜の量
によりヒータ18の除霜時間も左右されて、一回の除霜
時間が長くなったり、短くなったりするが、その間、通
風路8内を送風されて通るケース1内の空気はヒータ1
8により加熱されるので、ケース1内の温度はいずれに
しても上昇する。そのため、場合によってはこのケース
1内の温度が過度に上昇して、ケース1内に陳列展示さ
れた商品の鮮度が低下する恐れがあるとともに、蒸発器
17外周に付着する霜の量が除霜を必要としない程度に
微小な場合でも除霜が行われるので、ケース1内の温度
がいたずらに上昇して電力が無駄に消費されるという問
題がある。
ース内に陳列展示された商品の鮮度の低下を除霜完了時
に招かずかつ蒸発器の冷却効率が低下しない範囲以上に
蒸発器外周に霜が付着したときにだけ除霜を行う冷気循
環式ショーケースの除霜装置を提供することを目的とす
る。
め、この発明によれば、商品を内部に陳列展示し外周面
に開口するケース内に形成されこのケース内の空気を送
風して通す通風路内に蒸発器を備え、この蒸発器で冷却
されながら前記通風路内を通り冷気となって前記ケース
内を循環する前記空気により前記商品を冷却する冷気循
環式ショーケースであって、前記空気が前記蒸発器で冷
却される過程で前記蒸発器外周に付着する霜をヒータな
どで加熱して融解除去する冷気循環式ショーケースの除
霜装置において、前記通風路内に流入する前記空気を時
間間隔を置いて短時間加熱する加熱装置と、この加熱装
置により加熱された前記空気により引き起こされる、前
記蒸発器より下流側の前記通風路内の温度変化を検知し
この温度変化の形態によっては前記蒸発器外周に付着す
る霜を融解除去する前記ヒータなどを起動する検知装置
とを具備するものとする。
流入するケース内の空気をこの空気より温度の高い、ケ
ース外の空気若しくは、ヒータにより加熱する加熱装置
であるものとする。
周に付着する霜を加熱し融解除去するヒータなどを構成
要素とするものとする。
路内に流入する空気の湿度を検出する湿度検知装置を備
えるものとする。
開口するケース内に形成されこのケース内の空気を送風
して通す通風路内に流入しこの通風路内に備えられた蒸
発器で冷却されながら前記通風路内を通り冷気となって
前記ケース内を循環する前記空気を時間間隔を置いて短
時間加熱する加熱装置と、この加熱装置により加熱され
た前記空気により引き起こされる、前記通風路内に備え
られた蒸発器より下流側の前記通風路内の温度変化を検
知しこの温度変化の形態によっては前記蒸発器外周に付
着する霜を融解除去する前記ヒータなどを起動する検知
装置とを具備したので、通風路内に流入し加熱装置で短
時間加熱される、ケース内の空気で引き起こされる、通
風路内に備えられた蒸発器より下流側の通風路内の温度
変化を検知装置で検知することによって、急激な温度変
化であるか、はたまた緩慢な温度変化であるかといった
温度変化の形態の違いを捉えることができ、この温度変
化の形態の違いは、蒸発器外周に付着する霜の量が多い
と、この霜により蒸発器の熱交換効率が阻害されて急激
な変化になり、また蒸発器外周に付着する霜の量が少な
いと、この霜により蒸発器の熱交換効率は阻害されず緩
慢な温度変化になることに起因するので、温度変化の形
態の違いを捉えることによって、蒸発器外周に付着した
霜の量の多少を判定でき、この霜の量が多い温度変化の
形態を検知装置が捉えた際に蒸発器外周に付着する霜を
融解除去するヒータなどを起動できる。
流入するケース内の空気をこの空気より温度の高い、ケ
ース外の空気若しくは、ヒータにより加熱する加熱装置
であるので、例えば、前記した従来例で、送風機Aを短
時間逆転させてエアカーテンAを短時間逆転させエアカ
ーテンBを乱流状態にしてケースの外周面開口からケー
ス内に導入した、ケース内の空気より暖かいケース外の
空気,通風路内の蒸発器より上流側に配設したヒータな
どにより加熱した、通風路内に流入するケース内の空気
で引き起こされる、通風路内に備えられた蒸発器より下
流側の通風路内の温度変化を検知装置で検知できる。
周に付着する霜を加熱し融解除去するヒータなどを構成
要素としたので、蒸発器に向い合わせて配設し蒸発器外
周に付着する霜を加熱して融解除去するヒータなどをそ
のまま加熱装置として流用でき、この加熱装置で短時間
加熱されて通風路内に流入するケース内の空気で引き起
こされる、通風路内に備えられた蒸発器より下流側の通
風路内の温度変化を検知装置で検知できる。
路内に流入する空気の湿度を検出する湿度検知装置を備
えたので、通風路内に流入するケース内の空気を加熱装
置で短時間加熱して蒸発器より下流側の通風路内の温度
変化を検知装置で検知する、一定期間内の回数を通路内
に流入する空気の湿度の多少により加減することがで
き、これによって、蒸発器外周に付着する霜の量を効率
的に監視できるので、除霜前に蒸発器外周に付着した霜
が肥大化して氷塊状になったりすることが防止でき、ケ
ース内の温度上昇によりケース内に陳列展示された商品
の鮮度の低下を除霜完了時に招いたり、蒸発器の冷却効
率が低下したりすることも防止できる。
基づき説明する。図1はこの発明の一つの実施例の冷気
循環式ショーケースの除霜装置の構成を示す、前方斜左
上から見た要部部分縦断面斜視図で、図の右側が前面側
であり、図2は送風機Aを短時間逆転させた際に検知装
置が検知した温度変化の形態を示すグラフ、図3はこの
発明の対象となる、前面開放形の冷気循環式ショーケー
スの内部構成を示す左側縦断面図で、図の右側が前面側
であり、図4と共通あるいは同一の部分は同一符号で示
す。
り、このケース1を、いずれも左右両側および前面が開
口し側縦断面がC字形の、断熱壁で形成したケース本体
2,このケース本体2の内周面に沿いかつ間隔を置いて
支持した隔壁3および,この隔壁3の内周面に沿わせか
つ間隔を置いて支持した隔壁4と、ケース本体2および
隔壁3,4の左右両側面開口を覆う側板5とで構成して
いる。ケース1には、前面に開口する開放した開口6を
形成しており、ケース本体2,隔壁3および側板5で、
また隔壁3,隔壁4および側板5でそれぞれ仕切った空
間がケース1内の空気を送風して通す、通風路7および
通風路8を形成している。これらの通風路7,8それぞ
れの上下両端には、開口6の上下両縁に沿ってケース1
内に開口する、下面および上面にそれぞれ開口しかつ互
に向い合う開口をそれぞれ形成している。これらの開口
のうち、上側の開口が吹出口9,10を、また下側の開
口が吸込口11,12をそれぞれ形成しており、吹出口
9,10を上下両端が開口する蜂の巣状の整流体13,
14でそれぞれ覆っている。また、通風路7内上部およ
び通風路8内下部に、ケース1内の空気を送風する送風
機A15,送風機B16をそれぞれ配設しており、この
送風機B16の奥行側の通風路8内には、左右方向の幅
がケース1の開口6とほぼ同じ、全体を図示しない冷凍
機の構成要素の一つである蒸発器17を備えている。こ
の蒸発器17の前方の通風路8内には、ケース1内の空
気が通風路8内を通って冷却される過程で蒸発器17外
周に付着する霜を、図示しないタイムスイッチにより通
電されて加熱する電熱式のヒータ18を蒸発器17に向
い合わせて配設している。この蒸発器17より下流側の
通風路8内の、蒸発器17の左端部の直上には、ヒータ
18に通電された際、蒸発器17の周囲温度を検知して
この周囲温度が所定以上になると、ヒータ18への通電
を停止する、図示しないサーモスタットの感温部である
検知体19を隔壁3に支持している。この隔壁3には、
蒸発器17より下流側の通風路8内の温度の変化が急激
な温度変化であるか、はたまた緩慢な温度変化であるか
といった温度変化の形態の違いを捉えることができ、か
つこの検知したこの温度変化の形態によっては、蒸発器
17の前方の通風路8内に蒸発器17に向い合わせて配
設した、ケース1内の空気が通風路8内を通って冷却さ
れる過程で蒸発器17外周に付着する霜を加熱して融解
除去する電熱式のヒータ18に通電する検知装置24を
支持している。また、蒸発器17より上流側の通風路8
内の、ヒータ18の前方には、通風路8内に流入する空
気の湿度を検出し、かつこの検出した湿度の多寡により
加減した、一定期間内の回数で、送風機A15を所定の
短時間逆転する湿度検知装置25を配設している。この
湿度検知装置25および送風機A15で通風路8内に流
入する空気を時間間隔を置いて短時間加熱する加熱装置
26を構成するとともに、この加熱装置26,検知体1
9を持つ図示しないサーモスタット,検知装置24およ
びヒータ18で除霜装置を構成している。なお、ケース
1内には、隔壁4に後端を片持ち支持され商品を載せて
陳列展示する複数の棚20を縦に配列設置するととも
に、ケース本体2の底部には、除霜水などのドレンをケ
ース1外に排出する排水口21を形成しており、その他
の構成は従来例と同一である。
上の商品の冷却については従来例と同一であるが、ケー
ス1内の商品を冷却する過程で蒸発器17外周に付着し
た霜をヒータ18で加熱して融解除去する除霜の際の、
この発明の冷気循環式ショーケースの除霜装置の動作に
ついて以下述べる。
し、かつこの検出した湿度の多寡により加減した、一定
期間内の回数で、湿度検知装置25が送風機A15を所
定の短時間逆転すると、吸込口11から送風機B16で
吸込まれ通風路7内を送風されて整流体13を通り整流
され層流となり吹出口9から吹き出してエアカーテンB
23を今まで形成していた、ケース1内の空気が逆流し
乱流となって吸込口11から吹き出す。これにより、通
風路8内を流れて冷気となり、整流体14を通り整流さ
れ層流となって吹出口10から吹き出して再び吸込口1
2から吸込まれてケース1内を循環する、ケース1内の
空気の一部が形成し開口6を覆うエアカーテンA22の
流れが乱されてケース1外の、このケース1の空気より
暖かい外気が開口6を通ってケース1内に侵入する。こ
のケース1内に侵入する外気により、吸込口12から吸
込まれる、ケース1内の空気が加熱されるが、この加熱
された空気が蒸発器17より下流側の通風路8内の温度
変化を引き起こす。この温度変化の形態は蒸発器17外
周に付着する霜の量の寡多により左右され、この霜の量
が多いときと少ないときとではそれぞれ異なる形態とな
るが、この温度変化の形態を図2に示す。図2は縦軸が
蒸発器17より下流の通風路8内の温度を、また横軸が
時間をそれぞれ示しており、蒸発器17外周に付着して
いる霜の量が多いときの急激な温度変化の形態を、また
蒸発器17外周に付着している霜の量が少ないときの緩
慢な温度変化の形態をそれぞれ実線で描いた曲線Bおよ
び破線で描いた曲線Aが示している。この曲線Bの形態
を検知装置24が捉えたときには、この検知装置24が
ヒータ18に通電を開始し、このヒータ18で蒸発器1
7外周に付着した霜は加熱されて解け除霜水となり、蒸
発器17からケース本体2の底面上に滴下し、排水口2
1からケース1外に排水される。ヒータ18で加熱され
て蒸発器17より下流側の通風路8内の、蒸発器17の
周囲温度が上昇し、この周囲温度が所定温度に達したこ
とを検知体19が検知して図示しないサーモスタットが
作動すると、ヒータ18への通電が停止して除霜は終了
する。これによって、蒸発器17外周に付着する霜の量
を、除霜の際の、ケース1内の温度上昇がケース1内に
陳列展示された商品の鮮度の低下を除霜完了時に招かず
かつ蒸発器17の冷却効率が低下しない範囲内に抑える
ことができる。また、除霜が必要な量まで蒸発器17外
周に霜が付着したときだけ除霜を行い、蒸発器17外周
に付着する霜の量が除霜を必要としない程度に微小な場
合は除霜を行わない。そのため、除霜時間が長くなって
ケース1内の温度が過度に上昇し、ケース1内に陳列展
示した商品の鮮度が低下したり、蒸発器17外周に付着
した霜の量が少いのに、ケース1内の温度を除霜でいた
ずらに上昇させて、電力を無駄に消費したりすることは
なくなる。
示し外周面に開口するケース内に形成されこのケース内
の空気を送風して通す通風路内に流入しこの通風路内に
備えられた蒸発器で冷却されながら前記通風路内を通り
冷気となって前記ケース内を循環する前記空気を時間間
隔を置いて短時間加熱する加熱装置と、この加熱装置に
より加熱された前記空気により引き起こされる、前記通
風路内に備えられた蒸発器より下流側の前記通風路内の
温度変化を検知しこの温度変化の形態によっては前記蒸
発器外周に付着する霜を融解除去する前記ヒータなどを
起動する検知装置とを具備したので、通風路内に流入し
加熱装置で短時間加熱される、ケース内の空気で引き起
こされる、通風路内に備えられた蒸発器より下流側の通
風路内の温度変化が急激な温度変化であるか、はたまた
緩慢な温度変化であるかといった温度変化の形態の違い
を検知装置で捉えることができ、かつこれによって、蒸
発器外周に付着した霜の量の多少を判定できるととも
に、この霜の量が多い温度変化の形態を検知装置が捉え
た際に、蒸発器外周に付着する霜を融解除去するヒータ
などを起動できる。
流入するケース内の空気をこの空気より温度の高い、ケ
ース外の空気若しくは、ヒータにより加熱する加熱装置
であるので、ケースの外周面開口からケース内に導入し
た、ケース内の空気より暖かいケース外の空気,通風路
内の蒸発器より上流側に配設したヒータなどにより加熱
した、通風路内に流入するケース内の空気で引き起こさ
れる、通風路内に備えられた蒸発器より下流側の通風路
内の温度変化を検知装置で検知できる。
周に付着する霜を加熱し融解除去するヒータなどを構成
要素としたので、蒸発器外周に付着する霜を加熱し融解
除去するヒータなどをそのまま加熱装置として流用で
き、この加熱装置で短時間加熱されて通風路内に流入す
るケース内の空気で引き起こされる、通風路内に備えら
れた蒸発器より下流側の通風路内の温度変化を検知装置
で検知できる。
路内に流入する空気の湿度を検出する湿度検知装置を備
えたので、蒸発器外周に付着する霜の量を効率的に監視
して、除霜前に蒸発器外周に付着した霜が肥大化して氷
塊状になったりすることが防止でき、かつケース内の温
度上昇によりケース内に陳列展示された商品の鮮度の低
下を除霜完了時に招いたり、蒸発器の冷却効率が低下し
たりすることを防止できる。
ス内に陳列展示された商品の鮮度が除霜完了時に低下し
たり、蒸発器の冷却効率が低下したするほどの霜の量が
蒸発器外周に付着することはなくなり、かつ除霜が不要
な程度の僅かな霜が蒸発器外周に付着したときには除霜
を行わないので、ケース内を蒸発器で効率的に冷却して
電力の無駄な消費を防止できるとともに、ケース内に陳
列展示された商品の、除霜完了時の鮮度低下を防止でき
るいう効果が得られる。
ースの除霜装置の構成を示す、前方斜左上から見た要部
部分縦断面斜視図
知した温度変化の形態を示すグラフ
式ショーケースの内部構成を示す左側縦断面図
成を示す、前方斜左上から見た要部斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】商品を内部に陳列展示し外周面に開口する
ケース内に形成されこのケース内の空気を送風して通す
通風路内に蒸発器を備え、この蒸発器で冷却されながら
前記通風路内を通り冷気となって前記ケース内を循環す
る前記空気により前記商品を冷却する冷気循環式ショー
ケースであって、前記空気が前記蒸発器で冷却される過
程で前記蒸発器外周に付着する霜をヒータなどで加熱し
て融解除去する冷気循環式ショーケースの除霜装置にお
いて、前記通風路内に流入する前記空気を時間間隔を置
いて短時間加熱する加熱装置と、この加熱装置により加
熱された前記空気により引き起こされる、前記蒸発器よ
り下流側の前記通風路内の温度変化を検知しこの温度変
化の形態によっては前記蒸発器外周に付着する霜を融解
除去する前記ヒータなどを起動する検知装置とを具備し
たことを特徴とする冷気循環式ショーケースの除霜装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の冷気循環式ショーケースの
除霜装置において、加熱装置が通風路内に流入するケー
ス内の空気をこの空気より温度の高い、ケース外の空気
若しくは、ヒータにより加熱する加熱装置である冷気循
環式ショーケースの除霜装置。 - 【請求項3】請求項1記載の冷気循環式ショーケースの
除霜装置において、加熱装置が蒸発器外周に付着する霜
を加熱し融解除去するヒータなどを構成要素とする冷気
循環式ショーケースの除霜装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3記載の冷気循環式
ショーケースの除霜装置において、加熱装置が通風路内
に流入する空気の湿度を検出する湿度検知装置を備えた
冷気循環式ショーケースの除霜装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233496A JP2894380B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 冷気循環式ショーケースの除霜装置 |
KR1019920003163A KR930006417A (ko) | 1991-09-13 | 1992-02-28 | 냉기 순환식 쇼케이스의 제상장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233496A JP2894380B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 冷気循環式ショーケースの除霜装置 |
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JPH0571855A JPH0571855A (ja) | 1993-03-23 |
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ID=16955934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3233496A Expired - Lifetime JP2894380B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 冷気循環式ショーケースの除霜装置 |
Country Status (2)
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1992
- 1992-02-28 KR KR1019920003163A patent/KR930006417A/ko active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
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KR930006417A (ko) | 1993-04-21 |
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