JP2892712B2 - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JP2892712B2 JP2892712B2 JP28163789A JP28163789A JP2892712B2 JP 2892712 B2 JP2892712 B2 JP 2892712B2 JP 28163789 A JP28163789 A JP 28163789A JP 28163789 A JP28163789 A JP 28163789A JP 2892712 B2 JP2892712 B2 JP 2892712B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection yoke
- coil
- deflection
- unnecessary radiation
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオデイスプレイセツトに使用される偏向
ヨークに係り、特にデイスプレイセツト内部の部品配置
の違いによる不要輻射レベルの調整手段に関する。
ヨークに係り、特にデイスプレイセツト内部の部品配置
の違いによる不要輻射レベルの調整手段に関する。
〔従来の技術〕 ビデオデイスプレイ装置における不要輻射の発生源と
しては偏向ヨーク、フライバツクトランスおよびその他
のコイル類があるが、その中でも主となる発生源は偏向
ヨークである。偏向ヨークから発生する不要輻射は水平
帰線期間中に水平偏向コイルに流れる鋸歯波状電流によ
る誘導磁界である。
しては偏向ヨーク、フライバツクトランスおよびその他
のコイル類があるが、その中でも主となる発生源は偏向
ヨークである。偏向ヨークから発生する不要輻射は水平
帰線期間中に水平偏向コイルに流れる鋸歯波状電流によ
る誘導磁界である。
そして、偏向ヨークが発生する不要輻射を防止する技
術が従来より種々提案されている。
術が従来より種々提案されている。
又、単に不要輻射対策のみならず、デイスプレイセツ
ト内部の部品配置の違いによる不要輻射レベルの調整に
関する技術も種々提案されている。
ト内部の部品配置の違いによる不要輻射レベルの調整に
関する技術も種々提案されている。
例えば、特開昭63−65944号公報に記載される様に、
コイルを巻回するボビンと偏向ヨークのボビンに互いに
嵌合固定する手段を介して偏向ヨークに固定することに
よつて不要輻射レベルを調整する技術が提案されてい
る。
コイルを巻回するボビンと偏向ヨークのボビンに互いに
嵌合固定する手段を介して偏向ヨークに固定することに
よつて不要輻射レベルを調整する技術が提案されてい
る。
上記従来技術は不要輻射対策を施した偏向ヨーク単体
での不要輻射レベルについて述べられており、デイスプ
レイセツトに組み込んだ状態でのデイスプレイセツト内
に設置される部品等の不要輻射、あるいは磁気遮蔽物に
より発生する不均衡な不要輻射については配慮されてい
なかつた。
での不要輻射レベルについて述べられており、デイスプ
レイセツトに組み込んだ状態でのデイスプレイセツト内
に設置される部品等の不要輻射、あるいは磁気遮蔽物に
より発生する不均衡な不要輻射については配慮されてい
なかつた。
従つて、デイスプレイセツトによる影響が微細な場合
であつても、キヤンセルコイルを固定するホルダー又は
それに付随するセパレータの構造を、デイスプレイセツ
ト毎に変更しなければならず実際上困難であるという問
題がある。
であつても、キヤンセルコイルを固定するホルダー又は
それに付随するセパレータの構造を、デイスプレイセツ
ト毎に変更しなければならず実際上困難であるという問
題がある。
本発明の目的は、同一形状の偏向ヨークで、形態の異
なるデイスプレイセツトと組み合わせた場合でも、ホル
ダーなどの部品を変更することなく、簡便に良好な不要
輻射レベルを得ることにある。
なるデイスプレイセツトと組み合わせた場合でも、ホル
ダーなどの部品を変更することなく、簡便に良好な不要
輻射レベルを得ることにある。
上記目的は、偏向ヨークに取付けられたキヤンセルコ
イルを固定するホルダー部およびケースからなるキヤン
セルコイル保持体と、キヤンセルコイルから放射される
磁束の角度が偏向ヨークZ軸に対して任意に変えられ、
その位置で固定できる構造にすることにより達成され
る。
イルを固定するホルダー部およびケースからなるキヤン
セルコイル保持体と、キヤンセルコイルから放射される
磁束の角度が偏向ヨークZ軸に対して任意に変えられ、
その位置で固定できる構造にすることにより達成され
る。
キヤンセルコイルから放射される磁束は、偏向ヨーク
の水平偏向コイルから放出される磁束を打消す方向に合
わせるが、デイスプレイセツトに組み込むことによりデ
イスプレイセツト内の不要輻射を発生させるコイル類の
部品又は磁気遮蔽物などの影響により、キヤンセルコイ
ルあるいは水平偏向コイルが放出する磁束の磁界分布が
乱され、互いに打消し合つている均衡がくずれ不要輻射
レベルが悪化する。これを偏向ヨークのZ軸に対してキ
ヤンセルコイルの取付け角度を調節することによつて、
キヤンセルコイルが放射する磁束と、水平偏向コイルが
放出する磁束が互いに打消し合う位置に合わせる事がで
き、不要輻射レベルの低減を図ることができる。
の水平偏向コイルから放出される磁束を打消す方向に合
わせるが、デイスプレイセツトに組み込むことによりデ
イスプレイセツト内の不要輻射を発生させるコイル類の
部品又は磁気遮蔽物などの影響により、キヤンセルコイ
ルあるいは水平偏向コイルが放出する磁束の磁界分布が
乱され、互いに打消し合つている均衡がくずれ不要輻射
レベルが悪化する。これを偏向ヨークのZ軸に対してキ
ヤンセルコイルの取付け角度を調節することによつて、
キヤンセルコイルが放射する磁束と、水平偏向コイルが
放出する磁束が互いに打消し合う位置に合わせる事がで
き、不要輻射レベルの低減を図ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に従つて説明する。
第1図は本発明に係る偏向ヨークの概略側面図を示
し、第2図は概略正面図である。
し、第2図は概略正面図である。
図において、1,1′は水平偏向コイル、2,2′は垂直偏
向コイル、3,3′は水平,垂直偏向コイルを固定するた
めのセパレータである。キヤンセルコイル5,5′はケー
ス4,4′に組み込まれており、そのケース4,4′は支点a,
a′を中心にして偏向ヨークのZ軸に対して、角度θ1,
θ2が変わるようにホルダー6,6′の溝部b,b′内を移動
する。これにより不要輻射レベルを最良に合わせた後、
ネジ加工を施した固定ビス7,7′でホルダー6,6′とケー
ス4,4′を締付け固定する。
向コイル、3,3′は水平,垂直偏向コイルを固定するた
めのセパレータである。キヤンセルコイル5,5′はケー
ス4,4′に組み込まれており、そのケース4,4′は支点a,
a′を中心にして偏向ヨークのZ軸に対して、角度θ1,
θ2が変わるようにホルダー6,6′の溝部b,b′内を移動
する。これにより不要輻射レベルを最良に合わせた後、
ネジ加工を施した固定ビス7,7′でホルダー6,6′とケー
ス4,4′を締付け固定する。
本実施例によればキヤンセルコイル5,5′の取付け角
度θ1,θ2を変えることができ、又、θ1,θ2を各々異
なる角度で取付けできるので、不要輻射レベルの調整を
簡便に行うことができる。
度θ1,θ2を変えることができ、又、θ1,θ2を各々異
なる角度で取付けできるので、不要輻射レベルの調整を
簡便に行うことができる。
尚、本実施例は1例であり、支点a,a′は本図に示す
位置のみならずあらゆる点に設定しても良い。
位置のみならずあらゆる点に設定しても良い。
本発明によれば、キヤンセルコイルを偏向ヨークZ軸
に対する取付け角度を変えることにより、不要輻射レベ
ルの不均衡な場合について簡便に調整し設定できるの
で、同一形式の偏向ヨークを異なるデイスプレイセツト
に組み込んだ場合でも良好な不要輻射レベルを得ること
ができる。
に対する取付け角度を変えることにより、不要輻射レベ
ルの不均衡な場合について簡便に調整し設定できるの
で、同一形式の偏向ヨークを異なるデイスプレイセツト
に組み込んだ場合でも良好な不要輻射レベルを得ること
ができる。
第1図は本発明の一実施例の偏向ヨークの概略側面図、
第2図は同、概略正面図である。 1,1′……水平偏向コイル 2,2′……垂直偏向コイル 3,3′……セパレータ 4,4′……ケース 5,5′……キヤンセルコイル 6,6′……ホルダー 7,7′……固定ビス
第2図は同、概略正面図である。 1,1′……水平偏向コイル 2,2′……垂直偏向コイル 3,3′……セパレータ 4,4′……ケース 5,5′……キヤンセルコイル 6,6′……ホルダー 7,7′……固定ビス
Claims (1)
- 【請求項1】一対の水平偏向コイルと、一対の垂直偏向
コイルと、水平偏向コイルに直列又は並列に接続され不
要輻射を低減する為のキヤンセルコイルとから成る偏向
ヨークにおいて、キヤンセルコイルから放射される磁束
の角度を偏向ヨークZ軸に対して可変でき、かつ、その
位置でキヤンセルコイルを固定できるように保持体自体
を揺動固定自在な構造としたキヤンセルコイル保持体を
有することを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28163789A JP2892712B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28163789A JP2892712B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03145042A JPH03145042A (ja) | 1991-06-20 |
JP2892712B2 true JP2892712B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=17641888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28163789A Expired - Lifetime JP2892712B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892712B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR920001582Y1 (ko) * | 1989-12-23 | 1992-03-05 | 삼성전관 주식회사 | 편향요크 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP28163789A patent/JP2892712B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03145042A (ja) | 1991-06-20 |
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