JP2892698B2 - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JP2892698B2
JP2892698B2 JP1209662A JP20966289A JP2892698B2 JP 2892698 B2 JP2892698 B2 JP 2892698B2 JP 1209662 A JP1209662 A JP 1209662A JP 20966289 A JP20966289 A JP 20966289A JP 2892698 B2 JP2892698 B2 JP 2892698B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば医療の分野で用いられるレーザ装置
に関する。
[従来の技術] 従来、医療用レーザ装置は、ハンドピースのレーザ光
出射口を治療しようとする人体の患部に向けた後、レー
ザ装置に接続されたフットスイッチを踏むことにより、
レーザ光の出射を行って治療をしていた。しかしなが
ら、フットスイッチを使用する方式では、レーザ光の出
射の際、術者は患部から目を離すことができないことか
ら、あらかじめフットスイッチの位置を充分に確認して
おく必要があり、このために操作性が悪かった。
また、通常、術者は治療中ずっと立ちっぱなしであ
り、その上、フットスイッチを踏んだり、離したりする
作業をしなければならないので、疲労の度合がきわめて
大きかった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、これらのことを解決するため、例えば、特開
昭58−75566号公報で知られるレーザ装置のように、ハ
ンドピース部に電気スイッチを設け、そのハンドピース
を保持する手の指で電気スイッチを押すことにより、こ
れを電気信号としてレーザ装置に伝え、その装置本体内
にあるレーザ発振器でレーザ光を発振させる。そして、
光ファイバによりレーザ光をハンドピースに導き、ハン
ドピース先端のレーザ光出射口から出射するといったも
のがある。
しかし、この方式のレーザ装置においては、ハンドピ
ース、あるいはスイッチが押されたことを示す電気信号
をレーザ装置本体側へ伝送する信号線が必要であるが、
この信号線路には静電気などの電気的ノイズが加わり易
く、電気的ノイズが加わったときは、あたかもスイッチ
が押されたかのように動作し、誤ってレーザ光が出射さ
れてしまうなどの虞がある。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは、電気的ノイズによってレーザ光が誤
照射されることのない安全なレーザ装置を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記課題を解決するために本発明は、処置用レーザ光
発振部を制御するためのスイッチを、レーザ光出射用ハ
ンドピースに設けたレーザ装置において、光信号を発生
する光信号発生手段と、この光信号発生手段で発生する
光信号を伝送する導光手段と、上記光信号発生手段から
導光手段へ伝送する光信号をオン・オフするスイッチ
と、上記導光手段によって伝送される上記光信号によっ
て上記処置用レーザ光発振部を制御する制御手段とを具
備したものである。
スイッチの操作による処置用レーザ光発振部の制御は
光信号で行う。このため、その信号の伝送系は電気的ノ
イズで影響を受けない。したがって、電気的ノイズが加
わることによる、レーザ光の誤照射を防止することがで
きる。
[実施例] 第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示すも
のである。
この実施例において、レーザ装置本体1には、図示し
ない光センサを組み込んだスイッチ検知部2、処置用レ
ーザ光発振部3、ガイド光発振部4、および図示しない
が、レーザ装置本体1の各部に電力を供給する電源部な
どが組み込まれている。
ガイド光発振部4にはガイド光ファイバ5の基端が接
続されている。このガイド光ファイバ5の先端はハンド
ピース6内の光分岐器7の入力端子8に接続されてい
る。この光分岐器7は第1の出力端子9aと第2の出力端
子9bを有している。すなわち、光分岐器7は第4図に示
すような構成で、その入力端子8から入った光を2つの
出力端子9a,9bに分岐させて出力する。また、第1の出
力端子9aはハンドピース6内で開口している。また、第
2の出力端子9bは光結合器10の第1の入力端子11aに接
続されている。光結合器10は第5図に示すように構成さ
れ、2つの入力端子11a,11bと1つの出力端子12を有
し、2つの入力端子11a,11bから入った光は、ともに1
つの出力端子12から出力されるようになっている。そし
て、光結合器10の出力端子12には、照射用ファイバ13が
接続されており、この照射用ファイバ13の終端(出射先
端)は、ハンドピース6の先端で外部に向いている。
一方、レーザ装置本体1内の処置用レーザ光発振部3
には処置用レーザファイバ14が接続されている。この処
置用レーザファイバ14はハンドピース6内の光結合器10
にある第2の入力端子11bに接続されている。
また、レーザ装置本体1内のスイッチ検知部2にはス
イッチ検知用ファイバ15が接続されている。このスイッ
チ検知用ファイバ15の終端は、上記ハンドピース6内に
位置している。このスイッチ検知用ファイバ15の終端部
付近の光軸と光分岐器7の第1の出力端子9aの光軸と
は、ハンドピース6内で交差するが対向しないように配
置されている。つまり、第1の出力端子9aから出射する
レーザ光はスイッチ検知用ファイバ15に直接入射しない
ようになっている。
ハンドピース6には押しボタン式のスイッチ16が備え
られている。このスイッチ16は操作杆16aを有してな
り、ハンドピース6内にある操作杆16aの部分にはミラ
ー17が取り付けられている。また、その操作杆16aはハ
ンドピース6内に設けられた支持部材18により、そのス
イッチ16の操作杆16aは一定方向にしか動かないように
規制される。さらに、スイッチ16の操作杆16aはスプリ
ング19により外側へ向けて付勢され、押し込まれても、
押し込む力をゆるめれば、そのスプリング19の付勢力に
より、押し込まれる前の位置に直ちに戻るようになって
いる。そして、このスイッチ16の操作杆16aは通常、第
1図で示す位置で待機し、このとき、ハンドピース6内
にあるミラー17はスイッチ検知用ファイバ15の終端(受
光端)から退避している。また、スイッチ16の操作杆16
aを押し込むと、通常、第5図で示す位置に進み、ミラ
ー17はスイッチ検知用ファイバ15の終端に対向するよう
になっている。すなわち、上記光信号発生手段から導光
手段としてのスイッチ検知用ファイバ15へ伝送する光信
号をオン・オフするスイッチ手段を構成している。
次に、以上のように構成された第1の実施例の動作を
説明する。レーザ装置本体1の電源を入れると、ガイド
光発振部4により可視域波長のガイド光が発射され、ガ
イド光ファイバ5を通ってハンドピース6内の光分岐器
7へ、その入力端子8から入射する。
光分岐器7の入力端子8から入った光はその2つの出
力端子9a,9bに分岐する。そして、第1の出力端子9aか
ら出たガイド光はハンドピース6内の空間へ出射する。
また、第2の出力端子9bから出たガイド光は、光結合器
10の第1の入力端子11aに入る。
光結合器10の2つの入力端子11a,11bから入る光は、
1つの出力端子12から出力するようになっているから、
そのガイド光は光結合器10の出力端子12から出て照射用
ファイバ13を通って、ハンドピース6の先端付近にある
その終端より外部の空間に向けて出射される。
一方、光分岐器7の第1の出力端子9aからハンドピー
ス6内の空間へ出射されたガイド光はスイッチ16の操作
杆16aに設けられたミラー17によってその進行方向が変
更される。しかし、第1図で示すようにスイッチ16を押
さない待機状態では、進行方向が変更された後のガイド
光の光軸とスイッチ検知用ファイバ15の、ハンドピース
6内終端部での軸とは一致しておらず、また、ハンドピ
ース6内の内壁は、つや消しなどの光に対して反射防止
処理が施されているので、スイッチ検知用ファイバ15側
に光が入射することはない。そのため、レーザ装置本体
1内のスイッチ検知部2へスイッチ検知用ファイバ15か
ら何の光も入射しないので、レーザ装置本体1では、ハ
ンドピース6のスイッチ16が操作されていないと判断
し、処置用レーザ光発振部3を動作させない。
ついで、スイッチ16の操作杆16aを押すと、ミラー17
は第3図で示すような状態の所まで移動する。
すなわち、ミラー17は、光分岐器7の第1の出力端子
9aからハンドピース6内の空間へ出射されたガイド光を
受けるとともにその進行方向を変更し、変更した後の光
軸と、スイッチ検知用ファイバ15の終端部での軸とが一
致する。このため、スイッチ検知用ファイバ15にガイド
光が入射し、レーザ装置本体1内のスイッチ検知部2に
導かれて、スイッチ検知部2内にある光センサがこれを
受光することによってスイッチ16が押されたことを検知
する。すると、スイッチ検知部2は処置用レーザ光発振
部3に信号を送り、この処置用レーザ光発振部3ではこ
れを受けると、処置用レーザ光を出射する。このように
して、上記導光手段としてのスイッチ検知用ファイバ15
によって伝送される上記光信号によって上記処置用レー
ザ発振部(処置用レーザ光発振部)3を制御する。な
お、この制御手段としては、スイッチ検知部2からの信
号によって処置用レーザ光発振部3に電力を供給して処
置用レーザを発振させるようにしてもよいし、また、処
置用レーザのシャッタを解放する事によって処置用レー
ザを出射するようにしてもよい。
出射された処置用レーザ光は処置用レーザファイバ14
を通って光結合器10の第2の入力端子11bに入り、第1
の入力端子11aから入ったガイド光とともに出力端子12
から出力され、照射用ファイバ13を通って、ハンドピー
ス6の先端付近にある終端から、外部空間へ向かって出
射され、患部に照射されて治療が行なわれる。
しかして、この実施例によれば、スイッチ16の操作杆
16aが押されたことの検知は光学的にガイド光をレーザ
装置本体1側へ戻すことで行なっており、ハンドピース
6内、およびハンドピース6とレーザ装置本体1との接
続ケーブルには一切電気的伝送手段を使用していないの
で、ハンドピース6、ならびに接続ケーブルに対する静
電気等のような電気的ノイズでレーザ装置が誤動作し誤
って処置用レーザを出射してしまう虞れがない。
また、スイッチ16の操作杆16aが押されたことを示す
検知信号に、通常は処置用レーザ光の照射位置を確認す
るために使用するガイド光を用いているために、その検
知信号用に特別な電源、光源を必要としない。
さらに、ガイド光発振部3やガイド光ファイバ5の不
具合によってガイド光が出射されないことがある場合、
スイッチ16を押してもスイッチ検知部2にガイド光が戻
らないので、ガイド光が出ていないためにハンドピース
6の先端がどちらを向いているかわからないにもかかわ
らず処置用レーザ光を出射してしまうなどの事故を防止
する効果もある。
第6図ないし第9図は本発明の第2の実施例を示すも
のである。
レーザ装置本体1には第1の実施例と同様の設備の他
に、スイッチ検知用光源20を特別に設けている。また、
処置用レーザ光発振部3の前にはハーフミラー21、ガイ
ド光発振部4の前にはミラー22が配設されている。スイ
ッチ検知光用光源20にはスイッチ検知光用送信ファイバ
23が接続され、また、スイッチ検知部2にはスイッチ検
知光用受信ファイバ24が接続されている。スイッチ検知
光用送信ファイバ23とスイッチ検知光用受信ファイバ24
の各終端部にはハンドピース6内において並んで同じ向
きに配置されている。そして、スイッチ検知光用光源20
とこれに接続されるスイッチ検知光用送信ファイバ23に
より光信号発生手段を構成し、スイッチ検知光用受信フ
ァイバ24はその光信号発生手段からの光信号を伝送する
導光手段を構成している。
一方、レーザ装置1内のハーフミラー21の前には処置
用レーザファイバ14が接続されている。この処置用レー
ザファイバ14はハンドピース6内を通ってその終端部が
外部に開口している。
また、第1の実施例と同様にハンドピース6にはスイ
ッチ16が設けられており、その操作杆16aは支持部材18
によって一定方向にしか動かないようになっている。さ
らに、スイッチ16の操作杆16aは押し込まれても、押し
込む力をゆるめれば、スプリング19の働きによって、元
の位置に戻るようになっている。
第1の実施例と大きく異なるところは、光信号をオン
・オフするスイッチ手段である。つまり、スイッチ16の
操作杆16aにおけるハンドピース6内にある部分に、第
1のミラー25と第2のミラー26とが互いにその面が90°
の角度をなすように配設したことである。そして、スイ
ッチ16の操作杆16aを押してない第6図で示す状態のと
きには、スイッチ検知光用送信ファイバ23の終端から軸
方向に伸ばした延長線上に第1のミラー25があり、この
延長線とその第1のミラー25の面とのなす角が45°をな
している。また、このときスイッチ検知光用受信ファイ
バ24の終端から軸方向に伸ばした延長線上には第1のミ
ラー25、第2のミラー26のいずれの面も位置しない構成
になっている。
次に、このように構成された本発明の第2の実施例の
動作を説明する。
レーザ装置本体1内のガイド光発振部4から出射され
たガイド光は、ガイド光発振部4の前にあるミラー22で
反射し、さらに、処置用レーザ光発振部3の前にあるハ
ーフミラー21で反射して処置用レーザファイバ14に入射
する。そして、処置用レーザファイバ14を通ってハンド
ピース6の先端部付近にある終端部まで導びかれ、外部
へ出射する。
スイッチ16を押していない状態のとき、スイッチ検知
光用光源20から発生されるスイッチ検知光は、可視光で
も、そうでなくてもよいが、スイッチ検知光用送信ファ
イバ23を通ってハンドピース6に導かれ、ハンドピース
6内の終端からハンドピース6の内部の空間に出射され
る。
出射されたスイッチ検知光は、スイッチ6のハンドピ
ース6の内部に設けられた第1のミラー25に入射角45°
で入射し、反射角45°で反射し、第2のミラー26に同じ
く入射角45°で入射し、反射角45°で反射する。しか
し、第2のミラー26の前には、スイッチ検知光用受信フ
ァイバ24の終端部がない。また、ハンドピース6の内壁
は反射防止処理が施されているため、スイッチ検知光用
受信ファイバ24へはスイッチ検知光が入射することがな
く、したがって、レーザ装置本体1内のスイッチ検知部
2にスイッチ検知光が入射しないので、レーザ装置本体
1では、ハンドピース6のスイッチ16が押されていない
ものと判断して処置用レーザ光を出射しないようにす
る。
一方、第8図で示すようにスイッチ16の操作杆16aを
押すと、スイッチ検知光用送信ファイバ23の終端から軸
方向に延ばした延長線上に第2のミラー26が位置し、ま
た、スイッチ検知光用受信ファイバ24の終端から軸方向
に延ばした延長線上に第1のミラー25が位置するように
なる。
したがって、レーザ装置本体1内のスイッチ検知光用
光源20から出射し、スイッチ検知光用送信ファイバ23を
通ってハンドピース6内の空間に出射されたスイッチ検
知光は、第2のミラー26に入射角45°で入射して反射角
45°で反射し、第1のミラー25に入射角45°で入射して
反射角45°で反射する。この第1のミラー25で反射した
スイッチ検知光の光軸と、スイッチ検知光用受信ファイ
バ24の終端から軸方向に延ばした延長線とが一致するた
め、スイッチ検知光がスイッチ検知光用受信ファイバ24
に入射し、スイッチ検知光用受信ファイバ24を通ってレ
ーザ装置本体1内のスイッチ検知部2にスイッチ検知光
が入射する。これによりスイッチ16の操作杆16aが押さ
れたことを検知する。すると、スイッチ検知部2は処置
用レーザ光発振部3に信号を送り、処置用レーザ光を出
射するように制御する動作を行う。
出射された処置用レーザ光は、処置用レーザ光発振部
3の前にあるハーフミラー21を透過した後、ガイド光と
ともに処置用レーザファイバ14に入射する。処置用レー
ザファイバ14に入射した処置用レーザ光は処置用レーザ
ファイバ14を通ってハンドピース6に導かれ、ハンドピ
ース6の先端付近にある処置用レーザファイバ14の終端
から外部に向かって出射され、患部に照射されて治療が
行なわれる。
この実施例によれば、ハンドピース6内に電気的手段
を使用していないので、電気的ノイズに対して強いこと
はいうまでもないが、さらに第1の実施例で必要だった
光分岐器や光結合器を必要としない。このため、ハンド
ピース6内の構造を簡単にすることができ、したがっ
て、そのハンドピース6の軽量化が図れるとともに、価
格の低下を図ることができる。
また、この第2の実施例ではレーザ装置本体1内にス
イッチ検知光用光源20を設けたが、第9図で示すよう
に、ガイド光をファイバ検知光と兼用させるようにして
もよい。すなわち、ガイド光発振部4の前に第1のハー
フミラー21aを、また、処置用レーザ駆動部3の前に、
第2のハーフミラー21bを置く。また、第1のハーフミ
ラー21aをはさんでガイド光発振部4の反対側にスイッ
チ検知光用送信ファイバ23があり、第2のハーフミラー
21bを挟んで処置用レーザ光発振部13の反対側に処置用
レーザファイバ14がある。
このような構成では、ガイド光はガイド光発振部4を
出射し、第1のハーフミラー21aで一部が反射して第2
のハーフミラー21bに入射し、ここで再び反射して処置
用レーザファイバ14に入射する。また、第1のハーフミ
ラー21aを透過したガイド光はスイッチ検知光としてス
イッチ検知光用送信ファイバ23に入射する。ハンドピー
ス6の部分での動作は第6図ないし第8図での説明と同
様である。
スイッチ16が押されたことを検知した場合、処置用レ
ーザ光発振部3から出射した処置用レーザ光は、第2の
ハーフミラー21bを透過して、ガイド光とともに処置用
レーザファイバ14に入射する。
このような構成にすれば、レーザ装置本体1内にスイ
ッチ検知光を発振(発生)させるための特別な光源を必
要としないので、レーザ装置本体1の構成を簡単にで
き、価格の低下を図ることができる。
第10図ないし第15図は本発明の第3の実施例を示すも
のである。
光発生手段としてのスイッチ検知光用光源20は光ファ
イバ20aで光アイソレータ27の入力端子28と接続されて
いる。光アイソレータ27は第14図に示すように、入力端
子28から入射した光はそのまま出力端子29から出射され
るが、出力端子29に入射した光は入力端子28へは出てこ
ないようになっている。
光アイソレータ27の出力端子29は、双方向性光結合器
30の第1の入出力端子31aに接続されている。この双方
向性光結合器30の第2の入出力端子31bはスイッチ検知
器2に接続されている。
双方向性光結合器30は第15図で示すように、第1、お
よび第2の入出力端子31a,31bから入射した光はともに
第3の入出力端子31cから出射される。また、第3の入
出力端子31cから入射した光は、第1および第2の入出
力端子31a,31bに分岐して出射される。さらに、双方向
性光結合器30の第3の入出力端子31cにはスイッチ検知
用ファイバ15が接続され、また、このスイッチ検知用フ
ァイバ15はハンドピース6内で終端している。
なお、処置用レーザ光発振部3、ガイド光発振部4、
ハーフミラー21、ミラー22,処置用レーザファイバ14に
おけるレーザ装置本体1およびハンドピース6での位置
関係等は、上述した第2の実施例における説明で述べた
ものと同様である。
スイッチ16の操作杆16aの、そのハンドピース6内に
位置する部分にはミラー17が取り付けられている。そし
て、上記第1および第2の実施例のものと同様に支持部
材18によって一定方向にしか動かないようになってい
る。
しかして、この実施例において、ガイド光はスイッチ
6の状態に関係なく、ガイド光発振部4から出射し、ミ
ラー22、およびハーフミラー21によって反射して処置用
レーザファイバ14に入射して、ハンドピース6の先端付
近にある処置用レーザファイバ14の終端部から外部に出
射する。
一方、スイッチ検知光はスイッチ検知光用光源20から
出射する。この場合、スイッチ検知光は可視光であって
も良いし、そうでなくても良い。スイッチ検知光は光ア
イソレータ27の入力端子28から入り、出力端子29から出
て、双方向性光結合器30の第1の入出力端子31aから入
射し、第3の入出力端子31から出てスイッチ検知光ファ
イバ15に入射してハンドピース6に導かれ、スイッチ検
知光用ファイバ15の終端部からハンドピース6内の空間
に出射される。
ハンドピース6のスイッチ16の操作杆16aを押してい
ない状態ではミラー17の面とハンドピース6内で出射さ
れたスイッチ検知光の光軸とは直交しておらず、また、
ハンドピース6の内壁は反射防止処理が施されているの
で、スイッチ検知用ファイバ15の終端から再びスイッチ
検知光が入射してレーザ装置本体1の方向に導かれるこ
とがないので、これで、レーザ装置本体1ではスイッチ
16が押されていないと判断して処置用レーザ光を出射し
ない。
スイッチ16が押されたときには、第12図に示すように
スイッチ検知光用ファイバ15の終端から出射されたスイ
ッチ検知光は、スイッチ16に設けられているミラー17の
面に入射角90°で入射するので、反射角90°で反射し、
すなわち、スイッチ検知光ファイバ15からミラー17に入
射した光軸と全く同じ光軸を通って再びスイッチ検知用
ファイバ15の終端から入射し、レーザ装置本体1の方に
戻ってくる。戻ってきたスイチ検知光は、双方向性光結
合器30の第3入出力端子31cから入射し、第1および第
2入出力端子31a,31bに分岐されて出射する。
第1の入出力端子31aから出射したスイッチ検知光
は、光アイソレータ27の出力端子29に入射するが、光ア
イソレータ27は、第14図で説明したように、出力端子29
から入射した光は入力端子28へは出射しないようになっ
ているため、スイッチ検知光用光源20の出射端に光が入
射することが原因となってスイッチ検知光用光源20が破
壊されるというような事故を防ぐことができる。
双方向性光結合器30の第2の入出力端子から出射した
スイッチ検知光はスイッチ検知部2に入射する。する
と、スイッチ検知部2から処置用レーザ光発振部3は処
置用レーザ光を出射する。出射した処置用レーザ光は、
ハーフミラー21を透過してガイド光とともに処置用レー
ザファイバ14に入射され、ハンドピース6の先端付近に
ある処置用レーザファイバ14の終端部から外部に向かっ
て出射され、患部に照射されて治療が行なわれる。
この実施例では、ハンドピース6に接続される光ファ
イバはスイッチ検知用ファイバと処置用レーザファイバ
の2本だけなので、ハンドピース6の、より一層の小型
化・軽量化が図れる。また、スイッチ16の操作杆16aに
ミラー17を取り付ける部分の形状は第1の実施例や第2
の実施例のように特別な加工を施す必要がないので、簡
単に安価に製造できる。
また、上記実施例ではレーザ装置本体1内にスイッチ
検知光用光源20を設けたが、第13図で示すように、ガイ
ド光をファイバ検知光と兼用させるようにしてもよい。
すなわち、ガイド光発振部4の前に第1のハーフミラー
21aを、また、処置用レーザ光発振部3の前に第2のハ
ーフミラー21bを置く。また、第1のハーフミラー21aを
挟んでガイド光発振部4の反対側にスイッチ検知用ファ
イバ15があり、第2のハーフミラー21bを挟んで処置用
レーザ光発振部3の反対側に処置用レーザファイバ14が
ある。
このような構成では、ガイド光はガイド光発振部4を
出射し、第1のハーフミラー21aで一部が反射して第2
のハーフミラー21bに入射し、ここで、再び反射して処
置用レーザファイバ14に入射する。また、第1のハーフ
ミラー21aを透過したガイド光はスイッチ検知光とし
て、スイッチ検知用ファイバ15に入射する。ハンドピー
ス部での動作は第10ないし第12図での説明と同様であ
る。
スイッチ16の操作杆16aが押されたことを検知した場
合、処置用レーザ光発振部3から出射した処置用レーザ
光は第2のハーフミラー21bを透過して、ガイド光とと
もに処置用レーザフィバ14に入射する。
上記のような構成にすれば、レーザ装置本体1内にス
イッチ検知光を発生させるための特別な光源を必要とし
ないので、レーザ装置本体1の構成を簡単にでき、価格
の低下を図ることができる。
第16図ないし第19図は本発明の第4の実施例を示すも
のである。
第16図で示すレーザ装置本体1は、スイッチ検知部
2、処置用レーザ光発振部3、ガイド光発振部4等から
なる。
スイッチ検知部2にはスイッチ検知用ファイバ15が接
続され、スイッチ検知用ファイバ15の他端はハンドピー
ス6内にある。
処置用レーザ光発振部3の出射側にはハーフミラー21
が置かれており、ハーフミラー21を挟んで処置用レーザ
光発振部3の反対側には処置用レーザファイバ14があ
る。また、ガイド光発振部4の出射側にはミラー22が設
置されている。処置用レーザファイバ14はハンドピース
6の先端付近で終端し、外部に開口している。
ハンドピース6にはスイッチ16が設けられており、そ
の操作杆16aは前述した実施例と同様に支持部材18によ
って一定方向にしか動かないように規制されているとと
もに、スプリング19によって第16図で示す待機位置に付
勢されている。
ハンドピース6内部に位置する操作杆16aの部分に
は、透光用スリット部32とその下に位置して遮蔽部33が
設けられている。
さらに、ハンドピース6の内部には基板35が固定され
ており、その上には接点部34、LED36、抵抗37、電池38
等があり、これらは第18図で示すように互いに接続され
ている。上記LED36は光信号発生手段を構成し、上記操
作杆16aの透光用スリット部32と遮蔽部33の移動範囲に
おける背面側に設置されている。そして、操作杆16aを
間にして上記スイッチ検知用ファイバ15の終端面に対向
している。しかして、スイッチ16の操作杆16aが待機位
置にあるときには遮蔽部33がLED36とスイッチ検知用フ
ァイバ15との間に介在し、点灯するLED36の光はスイッ
チ検知用ファイバ15に入射しないようになっている。ま
た、スイッチ16の操作杆16aを押し込むと、遮蔽部33が
下がり、代わりに透光用スリット部32がそのLED36とス
イッチ検知用ファイバ15との間に介在し、点灯するLED3
6の光はスイッチ検知用ファイバ15に入射するようにな
っている。
また、上記接点部34は操作杆16aの押込み方向側に位
置して設けられ、スイッチ16の操作杆16aを押していな
い状態では開放しており、操作杆16aを押し込むと、そ
の操作杆16aにより閉成するようになっている。
次に、この第4の実施例の動作を説明する。まず、ガ
イド光は、ガイド光発振部4から出射してミラー22で反
射し、ハーフミラー21で再び反射して処置用レーザファ
イバ14に入射する。そして、ハンドピース6に導かれ、
その先端付近にある終端部から外部に向けて出射され
る。
スイッチ16の操作杆16aを押していない状態では、第1
8図のように接点部34が開いているので、LED36は発光せ
ず、したがって、ハンドピース6内にあるスイッチ検知
用ファイバ15の終端部から何等の光も入射しないので、
スイッチ検知部2には何等の光も導かれない。そこで、
レーザ装置本体1のスイッチ検知部2ではスイッチ16が
操作されなかったものとみなし、処置用レーザ光発振部
3の出射動作を行わせない。
一方、第19図で示すように、スイッチ16の操作杆16a
を押し込むと、その操作杆16aの底部端が基板35にある
接点部34を押し、その接点部34を閉成する。このため、
第18図で示す電気回路が閉路し、LED36が発光する。こ
のとき、LED36の出射側とスイッチ検知用ファイバ15の
終端との間には透光用スリット部32が位置する。このた
め、LED36から出射した光はそのスリット部32を通過し
てスイッチ検知用ファイバ15に入射し、レーザ装置本体
1側にあるスイッチ検知部2まで導かれる。
スイッチ検知部2はこれを受けると、処置用レーザ光
発振部3に信号を送り、処置用レーザ光発振部3はこの
信号を受けると、処置用レーザ光を出射する。
そして、処置用レーザ光は、ハーフミラー21を透過
し、ガイド光とともに処置用レーザファイバ14に入射
し、ハンドピース6に導かれ、その先端付近にある処置
用レーザファイバ14の終端部から外部に向けて出射し、
患部に照射されて治療が行なわれる。
しかして、この第4の実施例によれば、スイッチ16を
押していなければ、基板35上の接点部34が開いたままな
ので、LED36が点灯することがなく、スイッチ検知用フ
ァイバ15に光が入射することがない。また、この間、電
池38の消耗を防ぐことができる。例え何等の異常によっ
て接点部34が閉じたままになるなど、LED36が常時点灯
した状態になってしまっても、スイッチ16を押していな
い限りは、スイッチ16の遮蔽部33がLED36の光を遮断し
てスイッチ検知用ファイバ15に光が入射することがな
い。
このとき、ハンドピース6の外側に、可視光発光のLE
Dをハンドピース内部のLED36とは別々に設けておき、内
部のLED36が点灯したとき、外部のLEDが点灯するように
しておけば、スイッチ16を押していない時、外部のLED
が点灯することで、故障が生じたことをいち早く察知す
ることができる。
また、電池38が消耗したり、LED36の回路が電気的ノ
イズ、あるいは機械的な衝撃などで故障してしまった時
には、スイッチ16を押してもLED36が点灯しないので、
やはりスイチ検知用ファイバ15に光が入射することがな
いので、処置用レーザ光が出射されることがない。
このようにハンドピース6の部分に何等かの異常が生
じても、スイッチ16を押さない限り、あるいは場合によ
ってはスイッチ16を押しても処置用レーザ光が出射され
ないようになっているので、スイッチ16を押さないにも
かかわらず処置用レーザ光が出射されてしまうなどの誤
動作を防ぐことができる。
なお、本発明は上記各実施例のものに限定されるもの
ではない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、スイッチを設け
たハンドピースとレーザ装置本体側を導光手段で接続
し、その導光手段を通じて伝送する光信号で処置用レー
ザ光発振部を制御するようにしたから、静電気などの電
気的ノイズが加わることによる誤動作を回避できる。つ
まり、電気的ノイズによってレーザ光が誤照射されるこ
とのない安全なレーザ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図はその全体的な概略的な構成を示す図、第2図は第
1図中A−A線に沿う断面図、第3図はハンドピース部
の一部の概略的な構成を示す図、第4図は光分岐器の構
成図、第5図は光結合器の構成図である。第6図ないし
第9図は本発明の第2の実施例を示し、第6図はその全
体的な概略図な構成を示す図、第7図は第6図中A−A
線に沿う断面図、第8図はハンドピース部の一部の概略
的な構成を示す図、第9図はレーザ装置本体側部分にお
ける変形例を示す図である。第10図ないし第15図は本発
明の第3の実施例を示し、第10図はその全体的な概略的
な構成を示す図、第11図は第10図中A−A線に沿う断面
図、第12図はハンドピース部の一部の概略的な構成を示
す図、第13図はレーザ装置本体側部分における変形例を
示す図、第14図は光アイソレータの構成図、第15図は光
結合器の構成図である。第16図ないし第19図は本発明の
第4の実施例を示し、第16図はその全体的な概略的な構
成を示す図、第17図は第16図中A−A線に沿う断面図、
第18図はそのハンドピース部の電気回路図、第19図はハ
ンドピース部の一部の概略的な構成を示す図である。 1…レーザ装置本体、2…スイッチ検知部、3…処置用
レーザ光発振部、4…ガイド光発振部、7…光分岐器、
10…光結合器、15…スイッチ検知用ファイバ、16…スイ
ッチ、17…ミラー、20…スイッチ検知光用光源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処置用レーザ光発振部を制御するためのス
    イッチを、レーザ光出射用ハンドピースに設けたレーザ
    装置において、光信号を発生する光信号発生手段と、こ
    の光信号発生手段で発生する光信号を伝送する導光手段
    と、上記光信号発生手段から導光手段へ伝送する光信号
    をオン・オフするスイッチと、上記導光手段によって伝
    送される上記光信号によって上記処置用レーザ光発振部
    を制御する制御手段とを具備したことを特徴とするレー
    ザ装置。
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