JP2889531B2 - 差動歯車機構付車輪を備える搬送台車 - Google Patents

差動歯車機構付車輪を備える搬送台車

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾荷役の自動化
や工場内での物資搬送用に用いられ、操舵性能を向上化
するための差動歯車機構付車輪を備える搬送台車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種自動車の駆動車軸には差
動歯車機構が設けられ、方向変換時に左右の走行車輪間
で旋回径の違いによって生じる回転数差を吸収してい
る。港湾荷役の自動化、あるいは工場内の物資の搬送の
自動化等で、大型の自動走行搬送台車を採用する時に
は、輪荷重を低減するために、複数輪方式を採用する必
要がある。複数輪方式の駆動に関連する先行技術は、た
とえば特開昭59−140101や実公平1−4438
0などに開示されている。この先行技術では、2つの車
輪を同時に駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的な複数輪方式に
よる駆動では、旋回中心の両側での回転数差を吸収する
ことはできるけれでも、複数の駆動車輪間での取付け位
置差による旋回中心に対しての旋回径の違いに基づく回
転数差までは吸収することができない。駆動車輪でなけ
れば、内側と外側との車輪を独立に回転可能とし、回転
数差は容易に解消させることができる。しかしながら、
駆動車輪では取付け間隔に対応する回転数差によって車
輪と走行面との間に摩擦抵抗トルクが発生し、駆動トル
クが余分に必要となる。搬送台車の操舵装置は、余分な
摩擦抵抗分だけ大きな操舵力を必要とし、摩擦によって
車輪のタイヤなども摩耗が大きくなってしまう。複数輪
方式を採用するのは、輪荷重が大きいためであり、摩擦
抵抗分による余分な操舵力やタイヤの摩耗も大きくなる
と、操舵装置は大きな操舵力を発生し得る能力を有する
ものを搭載する必要が生じる。
【0004】すなわち、重量物を搬送する台車等におい
て、輪荷重を低下させるため、複数の車輪を同一車軸に
装着する場合には、次のような問題を生じる。 車軸を旋回させると、車輪の取付径差によって、車輪
の旋回半径差が生じ、 内外輪には、旋回時走行面で滑りを生じ、 旋回に要する操舵力は荷重を受けた車輪の接触面での
滑り抵抗分だけ、単一輪の場合に比較して多大な力を必
要とし、 とくにゴムタイヤを用いないソリッド車輪の場合、走
行面との滑りによって車輪走行面の摩耗が生じる。
【0005】本発明の目的は、複数輪方式で輪荷重を低
減させ、しかも車輪の取付け位置の違いに基づく回転数
差を吸収することができる差動歯車機構付車輪を備える
搬送台車を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、輪荷重を低減
するために複数輪方式を採用する搬送台車であって、ほ
ぼ鉛直な軸線まわりに旋回可能で、両側に駆動車軸が延
び、旋回時に、駆動車軸の軸線方向両側での回転数差を
吸収する車軸用差動歯車機構と、駆動車軸の軸線方向の
両側に取付けられ、駆動車軸によってそれぞれ直接駆動
される一対の第1駆動車輪と、駆動車軸の軸線方向の両
側に対を成して取付けられる第2駆動車輪と、各第2駆
動車輪と駆動車軸との間に介在され、第1駆動車輪との
旋回径の差に基づく回転数差を吸収するための車輪用差
動歯車機構とを含むことを特徴とする差動歯車機構付車
輪を備える搬送台車である。本発明に従えば、車軸用差
動歯車機構はほぼ鉛直な軸線まわりに旋回可能である。
車軸用差動歯車機構の両側に延びる駆動車軸の軸線方向
両側に取付けられ、直接駆動される一対の第1駆動車輪
は、車軸用差動歯車機構によって旋回時の回転数差が吸
収される。第2駆動車輪は、駆動車軸との間に第1駆動
車輪との旋回径の差に基づく回転数差を吸収する車輪用
差動歯車機構を有する。旋回時の回転数差は、駆動車軸
の軸線方向の両側でも、第1駆動車輪と第2駆動車輪と
の間でも吸収されるので、駆動車輪と走行面との間に回
転数差に基づく摩擦抵抗の増加が発生せず、操舵力の増
大や駆動車輪の摩耗の増大を避けることができる。
【0007】また本発明で前記第1駆動車輪は、旋回中
心に対して最内側に取付けられることを特徴とする。本
発明に従えば、駆動車軸によって直接回転駆動される第
1駆動車輪は旋回中心に対して最内側に取付けられるの
で、軸線方向の両側での回転数差が最も小さい状態で使
用させることができる。軸線方向の外方の駆動車輪は車
輪用差動歯車機構を介して駆動車軸から回転駆動される
ので、軸線方向両側で回転数差が大きくなっても十分に
吸収して摩擦抵抗の発生を防ぐことができる。
【0008】また本発明で前記車輪用差動歯車機構は、
前記駆動車軸に固定される駆動用外歯車と、駆動用外歯
車と噛合し、第2駆動車輪に取付けられる軸に対して回
転可能な中間用外歯車と、中間用外歯車と噛合し、第2
駆動車輪に固定される車輪用内歯車とを含むことを特徴
とする。本発明に従えば、車輪用差動歯車機構は第2駆
動車輪に取付けられる軸に対して回転可能な中間用外歯
車を介して、駆動車軸に固定される駆動用外歯車と第2
駆動車輪に固定される車輪用内歯車との間で回転駆動力
の伝達を行う。駆動用車軸と第2駆動車輪との回転数が
一致しているときには、中間用外歯車は軸に対して停止
し、駆動車軸と第2駆動車輪との間で回転数に差がある
ときには、回転数差を中間用外歯車の回転によって吸収
することができる。車輪用差動歯車機構が第2駆動車輪
自体に組込まれるので、車輪用差動歯車機構を小型に構
成することができ、搬送台車全体としても小型化するこ
とが可能である。
【0009】また本発明で前記第1駆動車輪は、前記駆
動車軸が挿通される車軸管に軸受を介して回転可能に取
付けられることを特徴とする。本発明に従えば、第1駆
動車輪に加わる走行面からの反力などは、駆動車軸が挿
通される車軸管に軸受を介して伝達されるので、駆動車
軸にかかる外力を軽減し、重量物の搬送時にも駆動車軸
に対して過大な荷重がかかることを防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態に
よる搬送台車の構成を示す。港湾荷役ではコンテナなど
を乗載する車体1には、駆動用原動機2が設けられ、油
圧ポンプ3を駆動して各種動力用の作動油の圧力を発生
させる。車体1の直進時の走行方向の前後には、車軸用
差動歯車機構4がそれぞれ設けられる。車軸用差動歯車
機構4には、走行用油圧モータ5から走行のための回転
駆動力が伝達される。車軸用差動歯車機構4は、ほぼ鉛
直に延びる軸線4a回りに旋回可能であり、操舵用油圧
モータ6からの回転駆動力によって軸線4a回りの旋回
変位が行われる。走行用油圧モータ5および操舵用油圧
モータ6は、油圧ポンプ3を含む油圧ユニットから供給
される作動油のエネルギで駆動される。
【0011】操舵用油圧モータ6の出力軸には、操舵用
駆動歯車7が設けられ、車体1に固定される台座8の外
周部に形成される旋回歯車9と噛合する。操舵用油圧モ
ータ6が回転駆動されると、操舵用油圧モータ6が取付
けられている車軸用差動歯車機構4が軸線4a回りに旋
回変位する。板ばね10は、車輪11が走行面10aか
ら受ける上下方向の段差などによる振動を吸収する。
【0012】図2は図1の一方の車輪11側の部分的な
平面図を示し、図3は図2の切断面線III−IIIか
ら見た断面図を簡略化してそれぞれ示す。図4は、図1
の一方の車輪11付近を拡大して示す。図5は、車輪を
駆動するための構成の半断面図を示す。これらの図を参
照して、車軸用差動歯車機構4の両側には、駆動車軸1
2が延びる。車軸用差動歯車機構4は、ほぼ鉛直な軸線
4a回りに旋回可能であり、駆動車軸12の軸線12a
の方向に沿って、旋回半径の最内側には駆動車軸12に
よって直接回転駆動される第1駆動車輪11aがそれぞ
れ取付けられる。駆動車軸12の外側には、第2駆動車
輪11bがスリーブ13を介して取付けられる。
【0013】第2駆動車輪11bは、車輪枠14の外周
に嵌合して固定される。スリーブ13の外周には、駆動
用外歯車15が固定され、図6で後述するキー13bが
挿入されて回転駆動軸12と駆動用外歯車15との間の
回り止めが行われる。駆動用外歯車15は、中間用外歯
車16を介して車輪用内歯車17に噛合する。駆動用外
歯車15、中間用外歯車16および車輪用内歯車17
は、車輪枠14および車輪板18によって外囲される空
間内に収納される。車輪板18は、ボルトによって車輪
枠14に固定される。車輪枠14および車輪板18は、
軸受19を介してスリーブ13に回転可能に取付けられ
る。中間用外歯車16は、軸受20によって車輪枠14
および車輪板18に対して、駆動車軸12に平行な軸線
回りに回転可能に支持される。軸受19は固定ナット2
1と駆動用外歯車15の端面とで内輪側がスリーブ13
に固定される。外輪側は、車輪枠14および車輪板18
のハウジング部で固定される。中間用外歯車16と車輪
用内歯車17との相対的な位置は、スペーサ22によっ
て調整され、位置決めが最終的に行われた後では車輪板
18によって固定される。スリーブ13の端面は、シー
ルハウジング23をボルトで車輪枠14および車輪板1
8に固定し、エンドプレート24をボルトでシールハウ
ジング23に固定し、スリーブ13の端面のエンドプレ
ート25をボルトで固定し、車輪枠14および車輪板1
8の端面のエンドプレート26をボルトで固定して形成
される空間内に、シール27を収納して封止される。
【0014】第1駆動車輪11aは、車輪枠28に嵌合
され、ボルト11cによって固定される。駆動車軸12
の外周側にはスリーブ29が取付けられ、スリーブ29
よりも軸線12a方向外周側に固定されるエンドプレー
ト30によって駆動車軸12の回転駆動力が車輪枠28
に伝達される。車輪枠28とスリーブ29との間には、
軸受31が設けられる。軸受31は、エンドプレート3
0およびエンドプレート32によって、車輪枠28およ
びスリーブ29に対して内外輪をそれぞれ固定される。
軸受31は、駆動車軸12の軸線12a方向の旋回中心
部寄りで、エンドプレート33およびシールスリーブ3
4によって固定される。シールハウジング35内には、
シール36が収納され、ボルトでエンドプレート33に
固定される。シール36は、シールスリーブ34と摺動
接触し、軸受31を外部の雰囲気から保護する。
【0015】第1駆動車輪11aよりも駆動車軸12の
軸線12a方向内方寄りには、ブレーキハウジング37
が配置される。ブレーキハウジング37内にはブレーキ
38が格納され、車輪枠28に固定されたブレーキシュ
ー39と接触して、制動することができる。車輪枠28
を制動することによって、駆動車軸12の駆動力を制動
することができる。スリーブ29から第1駆動車輪11
aまでの構成部分は、予め一体的に組立てておき、車軸
用差動歯車機構4に取付けることができる。
【0016】駆動車軸12から第1駆動車輪11aへの
動力伝達は、駆動車軸12からエンドプレート30、車
輪枠28をそれぞれ介して行われる。スリーブ29が固
定されているけれども、軸受31が設けられているの
で、車輪枠28とスリーブ29との間の滑りは可能であ
る。
【0017】図2に示すように、操舵用油圧モータ6に
よって矢印R方向に旋回軸線4a回りの回転動力が与え
られると、車輪取付径の2RWiと2RWoとの差によ
って、外輪側すなわち第2駆動車輪11b側は内輪側で
ある第1駆動車輪11a側に比べ、増速を必要とするけ
れども、後述する車輪用差動歯車機構40によって、 第2駆動歯車11bは外力によって回転が変更されて
も、駆動車軸12の回転に関係なく、外力の回転方向に
容易に回転することが可能なため、 操舵時において内外輪がともに滑ることなく旋回が可
能であり、 通常走行時には、内外輪ともに駆動車軸12によって
回転力を得られるので通常走行が可能となる。
【0018】図6および図7は、第2駆動車輪11bに
一体的に取付けられる車輪用差動歯車機構40の構成を
示す。図6は図5の切断面線VI−VIから見た断面
図、図7は一部を切欠いて示す図5の右側面図をそれぞ
れ示す。駆動車軸12とスリーブ13との間にはキー1
3aが挿入され、スリーブ13と駆動用外歯車15との
間にはキー13bが挿入され、回り止めされる。駆動車
軸12から第2駆動車輪11bへの動力伝達は、駆動用
外歯車15、中間用外歯車16がそれぞれ回転しない状
態で行われ、さらに車輪用内歯車17あるいは車輪枠1
4および車輪板18を介して行われる。第2駆動車輪1
1bが外力によって、駆動車軸12から伝達される回転
駆動力を超える回転力を受ける場合は、回転力が第2駆
動車輪11bに伝達され、車輪用内歯車17あるいは車
輪枠14および車輪板18は、中間用外歯車16を介し
て駆動用外歯車15まわりに回転する。車輪枠14およ
び車輪板18は、軸受19によってスリーブ13との間
で滑りが可能であるので、駆動車軸12に対しても滑る
ことができ、駆動車軸12の回転に関係なく第2駆動車
輪11bは回転することができる。
【0019】以上説明した実施形態の車輪用差動歯車機
構40では、中間用外歯車16を1個用いているけれで
も、重量バランスを取るためなどのために複数個採用す
ることもできる。また、第1駆動車輪11aは、車軸用
差動歯車機構4に固定される車軸管41に軸受31を介
して装着して、エンドプレート30によって駆動車軸1
2の回転力を伝達しているけれども、軸受31を省略し
て、駆動車軸12に直接固着し、駆動車軸12の回転力
を直接伝達することもできる。
【0020】また、駆動車軸12に第1駆動車輪11a
および第2駆動車輪11bの2個の駆動車輪を装着して
いるけれども3個以上の駆動車輪を装着することもでき
る。3個以上の場合でも、最内側の駆動車輪を駆動車軸
12によって直接回転駆動し、外側の駆動車輪を車輪用
差動歯車軌溝40を介して回転駆動すれば、取付け位置
の差に基づく回転数差を吸収することができる。また、
駆動源として駆動用原動機2を用い、油圧ポンプ3を回
転駆動して、油圧機器によって走行や操舵を行っている
けれども、駆動源として電動機を用いることもできる。
また、車体1の直進方向の前後を両方とも駆動して前輪
駆動および前輪操舵を行っているけれども、一方のみの
走行駆動および操舵を行うようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ほぼ鉛直
な軸線まわりに旋回可能な車軸用差動歯車機構の両側に
延びる駆動車軸の軸線方向両側には、複数の駆動車輪が
それぞれ取付けられる。駆動車軸によって直接回転駆動
される第1駆動車輪は、車軸用差動歯車機構によって方
向変換時の回転数差が吸収される。第2駆動車輪は、駆
動車軸との間に車輪用差動歯車機構が介在されるので、
第2駆動車輪に加わる回転外力によって駆動車軸の回転
に関係なく、容易に回転させることができる。これによ
って、第1駆動車輪と第2駆動車輪との間の取付位置の
差による旋回時の走行面に対する滑りがなく、旋回に要
する操舵力も小さくてよく、操舵用駆動機構の小型化も
可能となる。また走行面に対する滑り摩擦も少なくなる
ので、タイヤなどの摩耗も低減させることができる。
【0022】また本発明によれば、駆動車軸によって直
接回転駆動される第1駆動車輪は、旋回中心に対して最
内側に取付けられるので、車軸用差動歯車機構のみによ
って吸収する回転数差を小さくし、旋回中心に対して外
側の第2駆動車輪では車輪用差動歯車機構も用いて大き
な回転数差を吸収することができる。
【0023】また本発明によれば、第2駆動車輪に中間
用外歯車を回転可能に支持するので、車輪用差動歯車機
構を第2駆動車輪に対して一体的に組込むことができ、
重量物を運搬可能な搬送台車を小型に構成することがで
きる。
【0024】また本発明によれば、複数の駆動車輪のう
ち第1駆動車輪にかかる走行面からの反力を、駆動車軸
が挿通される車軸管で受けることができるので、駆動車
軸には大きな荷重がかからず、駆動車軸の軽量化や耐久
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による搬送台車の正面図
である。
【図2】図1の車軸用差動歯車機構4に関連する部分を
簡略化して示す平面図である。
【図3】図2の切断面線III−IIIから見た断面
を、簡略化して示す断面図である。
【図4】図1の車軸用差動歯車機構4に関連する部分を
拡大して示す正面図である。
【図5】図1の車輪を駆動するための構成の半断面図で
ある。
【図6】図5の切断面線VI−VIから見た断面図であ
る。
【図7】図5の右側方から見た状態を部分的に切欠いて
示す右側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 駆動用原動機3 3 油圧ポンプ 4 車軸用差動歯車機構 5 走行用油圧モータ 6 操舵用油圧モータ 7 操舵用駆動歯車 8 台座 9 旋回歯車 11 車輪 11a 第1駆動車輪 11b 第2駆動車輪 12 駆動車軸 14 車輪枠 15 駆動用外歯車 16 中間用外歯車 17 車輪用内歯車 18 車輪板 19,20,31 軸受 40 車輪用差動歯車機構 41 車軸管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪荷重を低減するために複数輪方式を採
    用する搬送台車であって、 ほぼ鉛直な軸線まわりに旋回可能で、両側に駆動車軸が
    延び、旋回時に、駆動車軸の軸線方向両側での回転数差
    を吸収する車軸用差動歯車機構と、 駆動車軸の軸線方向の両側に取付けられ、駆動車軸によ
    ってそれぞれ直接駆動される一対の第1駆動車輪と、 駆動車軸の軸線方向の両側に対を成して取付けられる第
    2駆動車輪と、 各第2駆動車輪と駆動車軸との間に介在され、第1駆動
    車輪との旋回径の差に基づく回転数差を吸収するための
    車輪用差動歯車機構とを含むことを特徴とする差動歯車
    機構付車輪を備える搬送台車。
  2. 【請求項2】 前記第1駆動車輪は、旋回中心に対して
    最内側に取付けられることを特徴とする請求項1記載の
    差動歯車機構付車輪を備える搬送台車。
  3. 【請求項3】 前記車輪用差動歯車機構は、前記駆動車
    軸に固定される駆動用外歯車と、 駆動用外歯車と噛合し、第2駆動車輪に取付けられる軸
    に対して回転可能な中間用外歯車と、 中間用外歯車と噛合し、第2駆動車輪に固定される車輪
    用内歯車とを含むことを特徴とする請求項1または2記
    載の差動歯車機構付車輪を備える搬送台車。
  4. 【請求項4】 前記第1駆動車輪は、前記駆動車軸が挿
    通される車軸管に軸受を介して回転可能に取付けられる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の差動
    歯車機構付車輪を備える搬送台車。
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