JP2888343B2 - 光ピックアップのレンズ光軸の調節方法 - Google Patents

光ピックアップのレンズ光軸の調節方法

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JP2888343B2 JP63046150A JP4615088A JP2888343B2 JP 2888343 B2 JP2888343 B2 JP 2888343B2 JP 63046150 A JP63046150 A JP 63046150A JP 4615088 A JP4615088 A JP 4615088A JP 2888343 B2 JP2888343 B2 JP 2888343B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録媒体に記録された情報を読取ったり、あ
るいは記録媒体に情報を書き込むための光ピックアップ
のレンズ光軸の調節方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の光ピックアップのレンズ光軸調整装置は例えば
特開昭59-223954号公報に説明されているものがある。
第2図(a),(b)はそれぞれ上記従来技術の分解斜
視図並びに部分断面図である。1は対物レンズ,2は対物
レンズを保持する対物レンズ駆動装置,3は光学ブロッ
ク,10は対物レンズ駆動装置2の基台底部に形成された
凸の球面,11は光学ブロックの上面に形成または固着さ
れた凹の球面,4a,4b,4c,4d,はコイルバネ,5a,5b,5c,5d
はネジ穴,6a,6b,6c,6dはネジである。凸の球面10が、凹
の球面に嵌め込まれて対物レンズ駆動装置2が球10,11
の中心で回転自在となるように光学ブロック3へ取り付
けられている。コイルバネ4c,4dはねじ穴5c,5dにねじ込
まれたねじ6c,6dによって圧縮され、一定の力で対物レ
ンズ駆動装置2を光学ブロック3側に引っ張っている。
コイルバネ4a,4bは一定圧力で対物レンズ駆動装置2を
押し上げている。
ここで対物レンズ1の光軸調整はネジ6a,6bを回すこ
とによって行なう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし上記の様な光ピックアップは、レンズ光軸の調
節時にはアクチュエーター全体を変位させる構造のため
大掛りなものとなる。また、製造工程においては、最終
工程まで進まないとレンズ光軸の調節作業を行うことが
できないので、この調節作業の結果、調節することがで
きずにレンズ周りに不良部品が発生した場合に、不良部
品はレンズ周りのみにもかかわらず光ピックアップ全体
が不良となってしまい、結局、無駄な作業や高額な不良
部品が発生するという欠点があった。
本発明の目的は、上記欠点を除去した光ピックアップ
のレンズ光軸の調節方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の請求項1に係る発明の光ピックアップの光軸
調節方法は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠
と、前記レンズ枠を固定するレンズホルダとを具備し、
前記レンズ枠と前記レンズホルダとの接触面の少なくと
も一方を球面状にした光ピックアップのレンズ光軸の調
節方法において、前記レンズホルダを前記レンズと前記
レンズ枠とを組み付けた状態で治具に固定し、前記レン
ズ枠を当該レンズホルダに対してレンズ光軸を傾ける方
向に調節動作をしたのちに前記レンズ枠と当該レンズホ
ルダとを固着することを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第1
図(a),(b)はそれぞれ本発明のレンズ光軸調節装
置を備えた光ピックアップを上面からみた図並びに側面
からみた図である。本発明のレンズ光軸調節の対象とな
るレンズ12はレンズ枠13に固定され、更にこのレンズ枠
13はレンズホルダ14に接着剤等で固着されている。この
レンズホルダ14の拡大図が第3図である。14-1はレンズ
ホルダ14の補強部で、この補強部14-1を挟むように2つ
の貫通した空間14-2が形成されている。この空間14-2に
は後述するトラッキングコイルが固定される4個溝14-3
が形成されている。またレンズホルダ14の側面にはこれ
も後述するフォーカスコイルが巻回固定される溝14-4が
形成されている。再び第1図に戻り、レンズホルダ14の
側面には4個の突起14-5が形成されており、各突起14-5
にはそれぞれレンズホルダ14を基台15に対し可動自在に
支持するための4本の弾性ワイヤ16の一端が固定されて
いる。一方各弾性ワイヤ16の他端は共振吸収のためのゴ
ム部材17を介して基台15上に設置された基板18に固定さ
れている。レンズホルダ14の2つの各空間14-2には2個
の方形状に巻回されたトラッキングコイル19がそれぞれ
溝14-3にはめ込まれた状態で接着剤等で固定されてい
る。一方レンズホルダ14の側面に形成された溝14-4にフ
ォーカスコイル20が巻回されている。
上記トラッキングコイル19とフォーカスコイル20に対
向するように空隙を介して4つの永久磁石21が配されて
いて、これら各永久磁石21はそれぞれ基台15に設置され
た2個の外ヨーク22に固定されている。また同様に基台
15に設置された2つの内ヨーク23がそれぞれレンズホル
ダ14の2つの空間14-2にレンズホルダ14とトラッキング
コイル19の各部材に対し空隙を介して配されている。こ
の内ヨーク23と外ヨーク22は第4図で示すビス37によっ
て一体的に固定されていて永久磁石21,内ヨーク23,外ヨ
ーク22で4個の磁気回路が形成されている。
次に光学系について説明する。24は読取用レーザでコ
リメータレンズ25の焦点位置よりレンズ光軸方向に少し
ずらして配されている。読取用レーザ24より放射された
発散光束はコリメータレンズ25により平行光束となり、
その後拡散板26に入射する。拡散板26は点光源を面光源
にするためのものである。
拡散板26を出射した光束40はハーフミラー27を通過後
ハーフプリズム28で光束を90度折り曲げられその後直角
プリズム29で反射されレンズ12に入射する。レンズ12は
トラック状に情報が記録されたレーザカード30上にレー
ザ光束を収束させる。このレーザカード30からの反射光
はもとの光路をたどり、ハーフプリズム28を突き抜けた
後集光レンズ31を経てフォトダイオードで構成される光
検出器32に、レーザカード30上の像が結像される。ハー
フミラー27を読取用レーザ24側からみた拡大図が第5図
(a)である。ハーフミラー27は両側から、挾むように
遮光部33が形成されており、このハーフミラー27はベー
ス15とバイモルフ34で結合されている。一方第5図
(b)は第5図(a)の裏側を示した図である。バイモ
ルフ34の表面には開口50を挟んで2個の電極35-1,35-2
が固定され、その裏側には電極35-3が固定されている。
また第5図(a)の遮光部33の裏側は全反射ミラー38′
が配されている。
一方書込用レーザ38から放射された光束はコリメータ
レンズ39で平行光束41となりその後ハーフミラー27と全
反射ミラー38′とで光軸をほぼ90度折り曲げられる。ハ
ーフミラー27の両側に配された全反射ミラー38′は書込
用レーザ38から放射される光量の損失を防ぐためのもの
である。
このハーフミラー27と全反射ミラー38′とで反射され
た光束は前述の読取用レーザ24から放射された光路とほ
ぼ同じ光路をたどりレーザカード30に達し、所望の記録
を行なう。
次にトラッキング駆動,フオーカシング駆動並びにビ
ームスポットの移動調節について説明する。
トラッキング誤差信号に応じた制御電流をトラッキン
グコイル19に通電することによりレンズ12がX方向に移
動しトラッキング駆動が行なわれる。またフォーカス誤
差信号に応じた制御電流をフォーカスコイル20に通電す
ることによりレンズ12がY方向に移動しフォーカス駆動
が行なわれる。
フォーカス信号検出の際、検出感度を向上させるため
に、遮光部33に短形状の2つの突起部42を設け回折の影
響を小にしてある。
本光ピックアップは読取用レーザ24と書込用レーザ38
とにより読取と書込みを行なうために、レーザカード30
上において両ビームスポット間に所定間隔を保つことが
必要となる。このために電極35-1と電極35-3,電極35-2
と電極35-3の2つの電極間に電圧を与える。2つの電極
間に異なる電圧を加えればバイモルフ34は電圧差に応じ
て捩れ、それに伴ないハーフミラー27と全反射ミラー33
は傾く。この結果レーザカード30上での書込みビームス
ポットがほぼZ方向に変位する。一方同じ電圧を加えれ
ばバイモルフ34は捩れ無しに変形し書込みビームスポッ
トはX方向に変位する。
次にレンズ12の光軸調節について説明する。第6図
(a)はレンズ12がレンズホルダ14に固定された状態の
部分断面図である。レンズ枠13の外側面は凸球面43が形
成されている。一方レンズホルダ14には凸球面43に対応
する凹状球面44が形成されている。この結果レンズ枠13
は光ピックアップの所定基準光軸O(第7図参照)の回
りを自在に回動できる。レンズホルダ14とレンズ枠13は
接着剤47で結合される。
第6図(b)は第6図(a)のレンズホルダ14の凹状
球面44のかわりに角部48によりレンズ枠13を支持するも
のである。この場合角部48はレンズ枠13の食い込み防止
のために面取りが施こされている。かかる構造であると
第6図(a)に比較し構造が簡単になる利点がある。第
6図(c)は第6図(a)のレンズホルダ14側の凹状球
面44を残しレンズ枠13を円筒状にし、面取りが施こされ
たレンズ枠13の底面角部49で凹状球面49と接するように
したものである。
次にレンズ12の光軸調節の作業手順について説明す
る。
まずレンズ枠13がまだレンズホルダ14にはめ込まれて
いない状態(ただし弾性ワイヤ16等他の部材はすべてレ
ンズホルダ14に固定されている)でのレンズホルダ14を
所定位置で固定させる。この固定は第7図(a)の様に
レンズホルダ14の上面と底面に形成された2つの突起46
を治具45で挟み込むことにより行なう。第7図(a)は
第6図(a)のレンズ枠、レンズホルダの構造を使用し
たものである。次に予めレンズ12が接着剤等で固着され
たレンズ枠13の凸状球面43をレンズホルダ14の凹状球面
44上に載置する。この段階ではレンズ12の光軸Aは所望
の光軸Oと一致していない。そこでレンズ枠13を回動さ
せて軸Aを軸Oに一致させる。軸Aが軸Oに一致したら
その状態で接着剤47によりレンズ枠13をレンズホルダ14
に固着させる。その後治具45を取りはずしレンズ12の光
軸調節を完了させる。第7図(b)は第7図(a)の治
具45と突起46の接触部分の凹凸の関係を逆にしたもので
ある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、レンズホルダとレンズ枠との調節で
レンズの光軸調節が行えるので、光ピックアップが小型
になる。
また光ピックアップの製造工程において、レンズと、
レンズ枠と、レンズホルダとを組み付けた、いわゆる部
組品の状態で、レンズ光軸の調節作業を完了することが
できるので、従来のように最終の工程において調節作業
を行って不良品が発生する場合よりも、不良による無駄
な作業の発生および不良部品の発生を少なくすることが
でき、効率的に光ピックアップを製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレンズ光軸調節装置を備えた光ピック
アップの全体図,第2図は従来のレンズ光軸調節装置を
示す図,第3図は本発明のレンズホルダ14を説明するた
めの全体斜視図,第4図はレンズ12の電磁駆動手段と光
学系の相互関係を示す斜視図,第5図はビームスポット
をバイモルフで移動させる装置の図,第6図はレンズ12
の光軸調節におけるレンズホルダ14を固定する態様を説
明するための図,第7図はレンズホルダ14を治具45で固
定する態様を示す図である。 12……レンズ、13……レンズ枠 14……レンズホルダ、16……弾性ワイヤ 19……トラッキングコイル 20……フォーカスコイル 21……永久磁石、22……外ヨーク 23……内ヨーク 24……読取用レーザ 30……レーザカード、32……光検出器 38……書込用レーザ、43……凸状球面 44……凹状球面、45……治具 47……接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズと、 前記レンズを保持するレンズ枠と、 前記レンズ枠を固定するレンズホルダとを具備し、 前記レンズ枠と前記レンズホルダとの接触面の少なくと
    も一方を球面状にした光ピックアップのレンズ光軸の調
    節方法において、 前記レンズホルダを前記レンズと前記レンズ枠とを組み
    付けた状態で治具に固定し、前記レンズ枠を当該レンズ
    ホルダに対してレンズ光軸を傾ける方向に調節動作をし
    たのちに前記レンズ枠と当該レンズホルダとを固着する
    ことを特徴とする光ピックアップのレンズ光軸の調節方
    法。
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JPS638710U (ja) * 1986-07-02 1988-01-21

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