JP2888243B2 - スチームアイロン - Google Patents
スチームアイロンInfo
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- JP2888243B2 JP2888243B2 JP63327565A JP32756588A JP2888243B2 JP 2888243 B2 JP2888243 B2 JP 2888243B2 JP 63327565 A JP63327565 A JP 63327565A JP 32756588 A JP32756588 A JP 32756588A JP 2888243 B2 JP2888243 B2 JP 2888243B2
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- water
- iron
- chamber
- vaporization
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Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、ベース下面からスチームを噴出させること
のできるスチームアイロンに関する。
のできるスチームアイロンに関する。
（従来の技術） 一般に、スチームアイロンはベース上面に導入室を有
する気化室が設けられ、ベースがヒータにより加熱され
るため、貯水タンクより気化室に滴下された水が気化し
スチームとなる。このスチームは気化導入室に導かれ、
気化導入室下面に設けられた蒸気通路を介してベース下
面の蒸気噴出孔より噴出するように構成されている。
する気化室が設けられ、ベースがヒータにより加熱され
るため、貯水タンクより気化室に滴下された水が気化し
スチームとなる。このスチームは気化導入室に導かれ、
気化導入室下面に設けられた蒸気通路を介してベース下
面の蒸気噴出孔より噴出するように構成されている。
ヒータはサーモスタットにより設定温度に保たれる
が、使用開始当初においてはヒータが設定温度に至って
もベース全体が完全に熱せられていないことがある。こ
の段階で気化室に水を滴下するとベースが急冷され水の
一部が気化されずに気化導入室に導かれるため蒸気噴出
孔から水が噴出することが多い。また、貯水タンクの水
が多量であると水圧で気化室への滴下量が多くなるた
め、上述同様にベースが冷され水の一部が気化されずに
気化導入室に導かれるため蒸気噴出孔から水が噴出する
ことがある。
が、使用開始当初においてはヒータが設定温度に至って
もベース全体が完全に熱せられていないことがある。こ
の段階で気化室に水を滴下するとベースが急冷され水の
一部が気化されずに気化導入室に導かれるため蒸気噴出
孔から水が噴出することが多い。また、貯水タンクの水
が多量であると水圧で気化室への滴下量が多くなるた
め、上述同様にベースが冷され水の一部が気化されずに
気化導入室に導かれるため蒸気噴出孔から水が噴出する
ことがある。
また、多年の使用により、ごみ・水あか等の異物が気
化室の蒸気発生面に堆積したり、供給水としてカルシウ
ム・マグネシウム等の無機塩類を多量に含有する水を使
用していると蒸発残留物が蓄積し、ヒータからの熱伝動
を低下させ蒸気の発生量に影響を及ぼしていた。
化室の蒸気発生面に堆積したり、供給水としてカルシウ
ム・マグネシウム等の無機塩類を多量に含有する水を使
用していると蒸発残留物が蓄積し、ヒータからの熱伝動
を低下させ蒸気の発生量に影響を及ぼしていた。
さらに、地下水や簡易水道の水を使用すると砂・ごみ
等の異物の混入があり、これらが蒸気噴出孔を目詰りさ
せていた。
等の異物の混入があり、これらが蒸気噴出孔を目詰りさ
せていた。
そこで従来、前述の蒸気噴出孔からの水の噴出に対し
てはバイメタルの弁で通路を遮断する方法であるが、こ
の場合熱応動速度に問題があった。また、コードレスア
イロンの場合にはベースの一部に収容室を設け、この収
容室に低融点金属を収容し、この低融点金属の凝固によ
る潜熱を利用する方法、蓄熱材を収容する収容室を設け
蓄熱材の融解・気化・転移潜熱を利用する方法等が知ら
れている。しかし、これらの方法は一般に蓄熱材等と気
化室の熱容量が異なるため昇温速度が使用開始時点では
異なるため、使用開始時の水の噴出を完全に防ぐことが
できなかった。また、独立した室（収容室）を設置する
ことにより熱が気化室に伝わりにくく、アイロンが冷え
てくると気化室内の蒸気が水となり一瞬にして水が蒸気
噴出孔から噴出する等の欠点や構造が複雑になる等の問
題点があった。
てはバイメタルの弁で通路を遮断する方法であるが、こ
の場合熱応動速度に問題があった。また、コードレスア
イロンの場合にはベースの一部に収容室を設け、この収
容室に低融点金属を収容し、この低融点金属の凝固によ
る潜熱を利用する方法、蓄熱材を収容する収容室を設け
蓄熱材の融解・気化・転移潜熱を利用する方法等が知ら
れている。しかし、これらの方法は一般に蓄熱材等と気
化室の熱容量が異なるため昇温速度が使用開始時点では
異なるため、使用開始時の水の噴出を完全に防ぐことが
できなかった。また、独立した室（収容室）を設置する
ことにより熱が気化室に伝わりにくく、アイロンが冷え
てくると気化室内の蒸気が水となり一瞬にして水が蒸気
噴出孔から噴出する等の欠点や構造が複雑になる等の問
題点があった。
（発明が解決しようとする課題） このように従来のスチームアイロンにおいては、砂・
ごみ等の異物の混入により蒸気噴出孔を目詰りさせた
り、蓄熱材等を収容する収容室を設けることで熱が気化
室に伝わりにくくなり気化室内の蒸気が水となって蒸気
噴出孔から噴出していた。
ごみ等の異物の混入により蒸気噴出孔を目詰りさせた
り、蓄熱材等を収容する収容室を設けることで熱が気化
室に伝わりにくくなり気化室内の蒸気が水となって蒸気
噴出孔から噴出していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構
成で蒸気噴出孔の目詰りや蒸気噴出孔からの水の噴出を
防止することのできるスチームアイロンを提供すること
を目的とする。
成で蒸気噴出孔の目詰りや蒸気噴出孔からの水の噴出を
防止することのできるスチームアイロンを提供すること
を目的とする。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明のスチームアイロン
は、加熱ヒータが埋設されたアイロンベースと、このア
イロンベースに設けられた水を蒸発させる気化室と、こ
の気化室に隣接して設けられ前記気化室で蒸発した蒸気
を貯える導入室と、この導入室を形成する前記アイロン
ベースの壁面に穿設された蒸気噴出孔と、この蒸気噴出
孔を覆って前記導入室に充填された、気化室で未蒸発の
水を霧化させる多孔質物体とを具備したことを要旨とす
る。
は、加熱ヒータが埋設されたアイロンベースと、このア
イロンベースに設けられた水を蒸発させる気化室と、こ
の気化室に隣接して設けられ前記気化室で蒸発した蒸気
を貯える導入室と、この導入室を形成する前記アイロン
ベースの壁面に穿設された蒸気噴出孔と、この蒸気噴出
孔を覆って前記導入室に充填された、気化室で未蒸発の
水を霧化させる多孔質物体とを具備したことを要旨とす
る。
（作用） 本発明に係るスチームアイロンにあっては、気化室で
気化しなかった水が気化導入室の蒸気噴出孔側に充填配
置した表面積の極めて大きい多孔質物体を通過する際
に、水が無数の細孔により分散化され霧化状態となり、
多量の水滴が一度に蒸気噴出孔から噴出されるのを抑制
すると同時に多孔質物体の濾過作用により異物・水あか
等の目詰りを防止することができる。
気化しなかった水が気化導入室の蒸気噴出孔側に充填配
置した表面積の極めて大きい多孔質物体を通過する際
に、水が無数の細孔により分散化され霧化状態となり、
多量の水滴が一度に蒸気噴出孔から噴出されるのを抑制
すると同時に多孔質物体の濾過作用により異物・水あか
等の目詰りを防止することができる。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第１図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの断面
図、第２図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの
気化室部分の平面図である。
第１図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの断面
図、第２図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの
気化室部分の平面図である。
図において、スチームアイロン本体1のアイロンベー
ス２は例えばアルミダイカストにより形成されており、
このベース２の内部に加熱ヒータ３が鋳込まれている。
また、アイロンベース２の上面には気化室４が設置され
ている。この気化室４は隔壁５を介して導入室６と隣接
している。この導入室６にはアイロンベース２の壁面に
穿設された蒸気噴出孔８が形成されている。
ス２は例えばアルミダイカストにより形成されており、
このベース２の内部に加熱ヒータ３が鋳込まれている。
また、アイロンベース２の上面には気化室４が設置され
ている。この気化室４は隔壁５を介して導入室６と隣接
している。この導入室６にはアイロンベース２の壁面に
穿設された蒸気噴出孔８が形成されている。
前記導入室６には蒸気噴出孔８を覆って多孔質物体９
が充填配置されている。
が充填配置されている。
前記多孔質物体９は導入室６が温度が300℃近くに達
することがあるため、熱により変形・変質しない物質、
また、加熱ヒータ３からの熱の供給を受けるため熱伝導
の大きい物質、さらに、多孔率が高く三次元立体網状形
状で気孔が連続しておりミクロンオーダーの細孔が形成
できる物質としてNi,Ni−Cr,Ni−Cr−Al,Cu,Al,Fe等で
作られた発泡金属多孔体を使用する。
することがあるため、熱により変形・変質しない物質、
また、加熱ヒータ３からの熱の供給を受けるため熱伝導
の大きい物質、さらに、多孔率が高く三次元立体網状形
状で気孔が連続しておりミクロンオーダーの細孔が形成
できる物質としてNi,Ni−Cr,Ni−Cr−Al,Cu,Al,Fe等で
作られた発泡金属多孔体を使用する。
10は貯水タンクで、このタンク10内には蒸気発生用の
水11が貯水されている。12はスチームボタンで、このス
チームボタン12の操作により作動軸13が上下動して給水
孔14を開閉させタンク10内には蒸気発生用の水11を気化
室４へ滴下させるように構成されている。
水11が貯水されている。12はスチームボタンで、このス
チームボタン12の操作により作動軸13が上下動して給水
孔14を開閉させタンク10内には蒸気発生用の水11を気化
室４へ滴下させるように構成されている。
次に上述の実施例の動作について説明する。
まず、このスチームアイロン1を使用すべく、電源ス
イッチ（図示せず）を投入する。電源スイッチの投入に
よりアイロンベース２内部の加熱ヒータ３によりアイロ
ンベース２が加熱される。次にスチームを使用すべくス
チームボタン12を操作し、給水孔14を開きタンク10内の
蒸気発生用の水11を気化室４へ滴下させる。気化室４へ
滴下された水11はアイロンベース２の熱により気化しス
チームとなり、隔壁５を介して導入室６へ流れる。そし
てこのスチームはアイロンベース２の下面に形成された
蒸気噴出孔８から順次噴出するものである。しかし、気
化室４へ滴下された水11が全て気化されず、一部が水の
まま隔壁５を介して導入室６へ流れることがある。この
場合、気化されなかった水を導入室６の蒸気噴出孔８を
覆って充填配置された、熱により変形・変質せず、ま
た、熱伝導の大きく、さらに、多孔率が高く三次元立体
網状形状で気孔が連続しておりミクロンオーダーの細孔
が形成できる発泡金属多孔体からなる多孔質物体９を通
過させることによって、この発泡金属多孔体からなる多
孔質物体９のミクロンオーダーの細孔により気化されな
かった水を霧化させ、発泡金属多孔質物体９の熱で気化
させることで、アイロンベース２の下面に形成された蒸
気噴出孔８から多量の水（水滴）が不用意に噴出するの
を抑制すると共に発泡金属多孔質物体９の濾過作用によ
り水の中に含まれた異物・水あか等の目詰りを防止する
ことができる。
イッチ（図示せず）を投入する。電源スイッチの投入に
よりアイロンベース２内部の加熱ヒータ３によりアイロ
ンベース２が加熱される。次にスチームを使用すべくス
チームボタン12を操作し、給水孔14を開きタンク10内の
蒸気発生用の水11を気化室４へ滴下させる。気化室４へ
滴下された水11はアイロンベース２の熱により気化しス
チームとなり、隔壁５を介して導入室６へ流れる。そし
てこのスチームはアイロンベース２の下面に形成された
蒸気噴出孔８から順次噴出するものである。しかし、気
化室４へ滴下された水11が全て気化されず、一部が水の
まま隔壁５を介して導入室６へ流れることがある。この
場合、気化されなかった水を導入室６の蒸気噴出孔８を
覆って充填配置された、熱により変形・変質せず、ま
た、熱伝導の大きく、さらに、多孔率が高く三次元立体
網状形状で気孔が連続しておりミクロンオーダーの細孔
が形成できる発泡金属多孔体からなる多孔質物体９を通
過させることによって、この発泡金属多孔体からなる多
孔質物体９のミクロンオーダーの細孔により気化されな
かった水を霧化させ、発泡金属多孔質物体９の熱で気化
させることで、アイロンベース２の下面に形成された蒸
気噴出孔８から多量の水（水滴）が不用意に噴出するの
を抑制すると共に発泡金属多孔質物体９の濾過作用によ
り水の中に含まれた異物・水あか等の目詰りを防止する
ことができる。
上述の実施例ではNi,Ni−Cr,Ni−Cr−Al,Cu,Al,Fe等
で作られた発泡金属多孔質物体を使用したがこれに限る
ことなく、ステンレス，真鍮等の金属繊維で織られた織
布フィルターや、ステンレス,Ni,Al等の金属繊維のフェ
ルトを積層し焼結した不織布フィルター等であってもよ
い。また、上述の金属多孔質物体は長期間熱水に接触す
ると錆が発生することも考えられるため防錆処理をする
ことにより錆の発生を防ぐことができる。また、ふっ素
系ポリマでコーティングすることも可能である。
で作られた発泡金属多孔質物体を使用したがこれに限る
ことなく、ステンレス，真鍮等の金属繊維で織られた織
布フィルターや、ステンレス,Ni,Al等の金属繊維のフェ
ルトを積層し焼結した不織布フィルター等であってもよ
い。また、上述の金属多孔質物体は長期間熱水に接触す
ると錆が発生することも考えられるため防錆処理をする
ことにより錆の発生を防ぐことができる。また、ふっ素
系ポリマでコーティングすることも可能である。
次に本発明の他の実施例を第１図および第２図を用い
て説明する。
て説明する。
図において、スチームアイロン本体1のアイロンベー
ス２は例えばアルミダイカストにより形成されており、
このアイロンベース２の内部に加熱ヒータ３が鋳込まれ
ている。また、アイロンベース２の上面には気化室４が
設置されている。この気化室４は隔壁５を介して導入室
６と隣接している。この導入室６にはアイロンベース２
の壁面に穿設された蒸気噴出孔８が形成されている。
ス２は例えばアルミダイカストにより形成されており、
このアイロンベース２の内部に加熱ヒータ３が鋳込まれ
ている。また、アイロンベース２の上面には気化室４が
設置されている。この気化室４は隔壁５を介して導入室
６と隣接している。この導入室６にはアイロンベース２
の壁面に穿設された蒸気噴出孔８が形成されている。
前記導入室６の蒸気噴出孔８を覆って多孔質物体９が
充填配置されている。
充填配置されている。
前記多孔質物体９は導入室６が温度が300℃近くに達
することがあるため、熱により変形・変質せず、耐熱性
を有し、かつ撥水性を有し、さらにミクロンオーダーの
細孔が形成できる物質としてポリテトラフルオロエチレ
ンを使用する。また細孔の孔径としては１μｍ以下のも
のが水を霧化するのに適しているが、これに限定される
ものではない。
することがあるため、熱により変形・変質せず、耐熱性
を有し、かつ撥水性を有し、さらにミクロンオーダーの
細孔が形成できる物質としてポリテトラフルオロエチレ
ンを使用する。また細孔の孔径としては１μｍ以下のも
のが水を霧化するのに適しているが、これに限定される
ものではない。
10は貯水タンクで、このタンク10内には蒸気発生用の
水11が貯水されている。12はスチームボタンで、このス
チームボタン12の操作により作動軸13が上下動して給水
孔14を開閉させタンク10内には蒸気発生用の水11を気化
室４へ滴下させるように構成されている。
水11が貯水されている。12はスチームボタンで、このス
チームボタン12の操作により作動軸13が上下動して給水
孔14を開閉させタンク10内には蒸気発生用の水11を気化
室４へ滴下させるように構成されている。
次に上述の実施例の動作について説明する。
まず、このスチームアイロン1を使用すべく、電源ス
イッチ（図示せず）を投入する。電源スイッチの投入に
よりアイロンベース２内部の加熱ヒータ３によりアイロ
ンベース２が加熱される。次にスチームを使用すべくス
チームボタン12を操作し、給水孔14を開きタンク10内の
蒸気発生用の水11を気化室４へ滴下させる。気化室４へ
滴下された水11はアイロンベース２の熱により気化しス
チームとなり、隔壁５を介して導入室６へ流れる。そし
てこのスチームはアイロンベース２の下面に形成された
蒸気噴出孔８から順次噴出するものである。しかし、気
化室４へ滴下された水11が全て気化されず、一部が水の
まま隔壁５を介して導入室６へ流れることがある。この
場合、気化されなかった水を導入室６の蒸気噴出孔８側
に充填配置された、ポリテトラフルオロエチレンからな
る多孔質物体９を通過させることによって、このポリテ
トラフルオロエチレンからなる多孔質物体９のミクロン
オーダーの細孔により気化されなかった水を霧化させる
ことで、アイロンベース２の下面に形成された蒸気噴出
孔８から多量の水（水滴）が不用意に噴出するのを抑制
すると共に発泡金属多孔質物体９の濾過作用により水の
中に含まれた異物・水あか等の目詰りを防止することが
できる。
イッチ（図示せず）を投入する。電源スイッチの投入に
よりアイロンベース２内部の加熱ヒータ３によりアイロ
ンベース２が加熱される。次にスチームを使用すべくス
チームボタン12を操作し、給水孔14を開きタンク10内の
蒸気発生用の水11を気化室４へ滴下させる。気化室４へ
滴下された水11はアイロンベース２の熱により気化しス
チームとなり、隔壁５を介して導入室６へ流れる。そし
てこのスチームはアイロンベース２の下面に形成された
蒸気噴出孔８から順次噴出するものである。しかし、気
化室４へ滴下された水11が全て気化されず、一部が水の
まま隔壁５を介して導入室６へ流れることがある。この
場合、気化されなかった水を導入室６の蒸気噴出孔８側
に充填配置された、ポリテトラフルオロエチレンからな
る多孔質物体９を通過させることによって、このポリテ
トラフルオロエチレンからなる多孔質物体９のミクロン
オーダーの細孔により気化されなかった水を霧化させる
ことで、アイロンベース２の下面に形成された蒸気噴出
孔８から多量の水（水滴）が不用意に噴出するのを抑制
すると共に発泡金属多孔質物体９の濾過作用により水の
中に含まれた異物・水あか等の目詰りを防止することが
できる。
本実施例は通常用いられる通電型のスチームアイロン
について記述したがこれに限られることなくコードレス
のスチームアイロンについても適用できることはもちろ
んである。
について記述したがこれに限られることなくコードレス
のスチームアイロンについても適用できることはもちろ
んである。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、気化室で気化し
なかった水が気化導入室の蒸気噴出孔側に充填配置した
表面積の極めて大きい多孔質物体を通過する際に、水が
無数の細孔により分散化され霧化状態となり、多量の水
滴が不用意に蒸気噴出孔から噴出されるのを抑制すると
同時に多孔体物質の濾過作用により異物・水あか等の目
詰りを防止することができる。
なかった水が気化導入室の蒸気噴出孔側に充填配置した
表面積の極めて大きい多孔質物体を通過する際に、水が
無数の細孔により分散化され霧化状態となり、多量の水
滴が不用意に蒸気噴出孔から噴出されるのを抑制すると
同時に多孔体物質の濾過作用により異物・水あか等の目
詰りを防止することができる。
第１図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの断面
図、第２図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの
気化室部分の平面図である。1 …スチームアイロン本体、２…ベース ３…ヒータ、４…気化室 ５…隔壁、６…導入室 ８…蒸気噴出孔、９…多孔質物体 10…貯水タンク、11…水 12…スチームボタン、13…作動軸 14…給水孔
図、第２図は本発明の実施例に係るスチームアイロンの
気化室部分の平面図である。1 …スチームアイロン本体、２…ベース ３…ヒータ、４…気化室 ５…隔壁、６…導入室 ８…蒸気噴出孔、９…多孔質物体 10…貯水タンク、11…水 12…スチームボタン、13…作動軸 14…給水孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−122494（ＪＰ，Ｕ)
Claims (3)
- 【請求項１】加熱ヒータが埋設されたアイロンベース
と、 このアイロンベースに設けられた水を蒸発させる気化室
と、 この気化室に隣接して設けられ前記気化室で蒸発した蒸
気を貯える導入室と、 この導入室を形成する前記アイロンベースの壁面に穿設
された蒸気噴出孔と、 この蒸気噴出孔を覆って前記導入室に充填された、前記
気化室で未蒸発の水を霧化させる多孔質物体とを具備し
てなることを特徴とするスチームアイロン。 - 【請求項２】前記多孔質物体に発泡金属を用い、この発
砲金属に防錆処理をしたことを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載のスチームアイロン。 - 【請求項３】前記多孔質物体にポリテトラフルオロエチ
レンを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載のスチームアイロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63327565A JP2888243B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | スチームアイロン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63327565A JP2888243B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | スチームアイロン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02172500A JPH02172500A (ja) | 1990-07-04 |
| JP2888243B2 true JP2888243B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18200486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63327565A Expired - Fee Related JP2888243B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | スチームアイロン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2888243B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010109989A1 (ja) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 三菱電機株式会社 | 静電霧化装置及び機器及び空気調和機及び冷蔵庫 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10014815A1 (de) * | 2000-03-27 | 2001-10-11 | Rowenta Werke Gmbh | Physikochemische Kesselsteinverhütungsvorrichtung mit einem flockenverhindernden Gitter für Dampfbügeleisen |
| CN100567617C (zh) * | 2004-12-22 | 2009-12-09 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 具有提供带电蒸汽输出的装置的蒸汽熨烫设备、熨烫板和熨烫系统 |
| US8141279B2 (en) * | 2004-12-22 | 2012-03-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Steam ironing device, ironing board and ironing system, with means for providing an electrically charged steam output |
| JP2007029330A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Sankosha Engineering:Kk | 衣服仕上げ機 |
| EP2251482A1 (en) * | 2009-05-14 | 2010-11-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Steam discharge unit for use in a soleplate of a steam iron |
| FR2979924B1 (fr) * | 2011-09-09 | 2013-10-11 | Seb Sa | Appareil electromenager comportant un circuit de distribution de vapeur |
| CN110468571B (zh) * | 2019-09-11 | 2024-01-26 | 张进功 | 一种熨斗用蒸汽发生装置及其应用的熨斗 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53122494U (ja) * | 1977-03-01 | 1978-09-29 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP63327565A patent/JP2888243B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010109989A1 (ja) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 三菱電機株式会社 | 静電霧化装置及び機器及び空気調和機及び冷蔵庫 |
| JP2011174700A (ja) * | 2009-03-27 | 2011-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
| JP2011174699A (ja) * | 2009-03-27 | 2011-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
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