JP2888003B2 - 音響特性検査装置 - Google Patents

音響特性検査装置

Info

Publication number
JP2888003B2
JP2888003B2 JP960392A JP960392A JP2888003B2 JP 2888003 B2 JP2888003 B2 JP 2888003B2 JP 960392 A JP960392 A JP 960392A JP 960392 A JP960392 A JP 960392A JP 2888003 B2 JP2888003 B2 JP 2888003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound insulation
insulation box
sound
signal
microphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP960392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05209778A (ja
Inventor
季晴 海老名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP960392A priority Critical patent/JP2888003B2/ja
Publication of JPH05209778A publication Critical patent/JPH05209778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2888003B2 publication Critical patent/JP2888003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響特性検査装置、特
に、遮音箱を用いた無線選択呼出受信機のブザー音や電
話機のリンガー音の音響特性検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音響特性検査装置は、外部の雑音
を遮断する遮音箱と、該遮音箱の中に設置され音を入力
し電気信号に変換出力する第1のマイクと、前記遮音箱
の外部に設置され音を入力し電気信号に変換出力する第
2のマイクと、前記遮音箱の外部に設置され前記第1の
マイクの出力する信号を入力し周波数分析を行い周波数
対電圧信号を出力する周波数解析部と、前記遮音箱の外
部に設置され前記第2のマイクの出力する信号を入力し
一定レベル以上の信号が入力されるとアラーム信号を出
力する判定部とを含んで構成される。
【0003】従来の音響特性検査装置について図面を参
照して詳細に説明する。図2は、従来の一例を示すブロ
ック図である。
【0004】遮音箱111は、内部に設置される被検査
物に対し外部の雑音を遮断するために設置される。第1
のマイク12は、遮音箱111の内部に設置され、遮音
箱111の内部に設置される被検査物の発生する音を電
気信号aに変換し出力する。第2のマイク13は、遮音
箱111の外部に設置され遮音箱111の外部の音を電
気信号eに変換し出力する。周波数解析部16は、遮音
箱111の外部に設置され、第1のマイク12の出力す
る電気信号aを入力し、周波数分析を行い、周波数対電
圧信号cを出力する。判定部21は、第2のマイク13
から入力する電気信号eが予め設定されるレベルを越え
たならばアラーム信号dを出力する。このアラームを発
生するレベルは、遮音箱111の外部の雑音が遮音箱1
11で遮音しきれずに検査に影響を与えるレベルに予め
設定されている。音響特性検査を行い、その最中にアラ
ームが発生したならば、その検査は無効とし、再度検査
を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音響特
性検査装置は、遮音箱の外部の雑音レベルの判定により
再検査を行うので、複数回の検査を行わなければ正しい
検査が行えない可能性があるので検査効率が悪く、この
ため検査コストが高価であるという欠点がある。また、
正しい検査を行うために遮音性の高い遮音箱を用いる必
要があり、遮音箱のコストが高価であるという欠点があ
る。さらに、遮音性の高い遮音箱は、その壁を厚くする
ために設置面積が大きかったり、鉛を用いて製造する必
要があるため重くなり設置する場所の耐荷重性等付帯設
備のコストが高価であるという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の音響特性検査装
置は、外部の雑音を遮断する遮音箱と、該遮音箱の中に
設置され音を入力し電気信号に変換出力する第1のマイ
クと、前記遮音箱の外部に設置され音を入力し電気信号
に変換出力する第2のマイクと、前記遮音箱の外部に設
置され前記第2のマイクの出力する信号を入力し遮音箱
の遮音特性に相当する補正を行った信号を出力するフィ
ルタと、前記遮音箱の外部に設置され前記第1のマイク
の出力する信号と該フィルタの出力する信号を入力し差
信号を出力する差動アンプと、前記遮音箱の外部に設置
され該差動アンプの出力する差信号を入力し周波数分析
を行い周波数対電圧信号を出力する周波数解析部とを含
んで構成される。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。
【0008】図1に示す音響特性検査装置は、遮音箱1
1と、第1のマイク12と、第2のマイク13と、フィ
ルタ14と、差動アンプ15と、周波数解析部16とを
含んで構成される。
【0009】まず、遮音箱11は、内部に設置される被
検査物に対し外部の雑音を遮断するために設置される。
第1のマイク12は、遮音箱11の内部に設置され、遮
音箱11の内部に設置される被検査物の発生する音を電
気信号aに変換し出力する。第2のマイク13は、遮音
箱11の外部に設置され遮音箱11の外部の音を電気信
号eに変換し出力する。フィルタ14は、遮音箱11の
外部に設置され、第2のマイク13の出力する電気信号
eを入力し遮音箱11の遮音特性に相当する補正を行い
電気信号fを出力する差動アンプ15は、遮音箱11の
外部に設置され、第1のマイク12の出力する電気信号
aとフィルタ14の出力する電気信号fを入力し、電気
信号aと電気信号fの差信号bを出力する。
【0010】差動アンプ15が出力する差信号bは、遮
音箱の中に設置される被検査物が発生する音だけを第1
のマイク12が電気信号に変換した信号に相当するが詳
細は後述する。周波数解析部16は、遮音箱11の外部
に設置され、差動アンプ15の出力する差信号bを入力
し、周波数分析を行い、周波数対電圧信号cを出力す
る。
【0011】次に差動アンプ15が出力する差信号bが
被検査物の発生する音だけを第1のマイク12が電気信
号に変換した信号に相当する理由を説明する。遮音箱1
1は、外部で発生する音のレベルを減衰させるが、その
減衰量は周波数特性を有する。遮音箱11の外部で発生
した音は、その周波数特性に応じた減衰を受け、遮音箱
11内部の第1のマイク12に到達する。第1のマイク
12は、被検査物の発生する音と減衰された外部の音を
入力し、電気信号aに変換出力する。
【0012】(電気信号a)=(被検査物の発生する音
を変換した電気信号)+(減衰された遮音箱外部の音を
変換した電気信号) 遮音箱11の外部に設置される第2のマイク13は、外
部で発生する音を入力し、電気信号eに変換出力する。
フィルタ14は、電気的に遮音箱11の減衰に相当する
周波数特性を有する。フィルタ14に入力された電気信
号は、その周波数特性により補正される。したがって、
フィルタ14が出力する電気信号fは、遮音箱11の外
部で発生した音を第1のマイク12が変換出力する電気
信号に相当する。
【0013】(電気信号f)=(減衰された遮音箱外部
の音を変換した電気信号) 差動アンプ15は、電気信号aと電気信号fを入力し、
その差信号bを出力する。したがって、差信号bは、被
検査物の発生する音だけを変換した電気信号が得られ
る。
【0014】 (差信号b)=(電気信号a)−(電気信号f) =(被検査物の発生する音を変換した電気信号)+(減
衰された遮音箱外部の音を変換した電気信号)−(減衰
された遮音箱外部の音を変換した電気信号) =(被検査物の発生する音を変換した電気信号)
【発明の効果】本発明の音響特性検査装置は、第2のマ
イクに対し遮音箱の減衰と同じ周波数特性を有するフィ
ルタを設け、さらに、第1のマイクの出力する電気信号
とフィルタの出力する電気信号の差信号を出力する差動
アンプを設けることにより、遮音箱の外部で雑音が発生
しても検査結果から削除できるので遮音箱の外部の雑音
発生に左右されずに音響特性検査が行え、再検査を行う
事がないので検査コストが安価であるという効果があ
る。また、遮音箱の外部の雑音を検査結果から削除でき
るので遮音箱の遮音性は低くてよく、遮音箱のコストが
安価であるという効果がある。さらに、遮音箱の遮音性
は低くてよいので、その壁は薄くてよく設置面積が少な
くてよいとともに軽量となるので設置する場所の耐荷重
性等付帯設備のコストも安価であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 遮音箱 12 第1のマイク 13 第2のマイク 14 フィルタ 15 差動アンプ 16 周波数解析部 21 判定部 a 電気信号 b 差信号 c 周波数対電圧信号 d アラーム信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の雑音を遮断する遮音箱と、該遮音
    箱の中に設置され音を入力し電気信号に変換出力する第
    1のマイクと、前記遮音箱の外部に設置され音を入力し
    電気信号に変換出力する第2のマイクと、前記遮音箱の
    外部に設置され前記第2のマイクの出力する信号を入力
    し遮音箱の遮音特性に相当する補正を行った信号を出力
    するフィルタと、前記遮音箱の外部に設置され前記第1
    のマイクの出力する信号と該フィルタの出力する信号を
    入力し差信号を出力する差動アンプと、前記遮音箱の外
    部に設置され該差動アンプの出力する差信号を入力し周
    波数分析を行い周波数対電圧信号を出力する周波数解析
    部とを含むことを特徴とする音響特性検査装置。
JP960392A 1992-01-23 1992-01-23 音響特性検査装置 Expired - Lifetime JP2888003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP960392A JP2888003B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 音響特性検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP960392A JP2888003B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 音響特性検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05209778A JPH05209778A (ja) 1993-08-20
JP2888003B2 true JP2888003B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=11724889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP960392A Expired - Lifetime JP2888003B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 音響特性検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2888003B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100274249B1 (ko) * 1998-04-11 2000-12-15 윤종용 에어컨 실내기의 소음 검사 장치
JP5780400B2 (ja) * 2011-10-17 2015-09-16 株式会社デンソー 検査システム
ITNA20130021A1 (it) * 2013-04-03 2014-10-04 Individuale Di Immacolata Cas Tellano Metodologia per l'acquisizione del rumore di un componente industriale tramite un box che isola la misura sia passivamente che attivamente da eventuali sorgenti esterne

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05209778A (ja) 1993-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2739835B2 (ja) 音声会議装置
US6868158B2 (en) Echo processing apparatus
US6611601B2 (en) Echo sound signal suppressing apparatus
US6320968B1 (en) Adaptive noise rejection system and method
JP2795302B2 (ja) ノイズ消去電話受話器
EP1343352A1 (en) Microphone-speaker apparatus
JP2888003B2 (ja) 音響特性検査装置
JPH06202669A (ja) 能動消音装置
US6266410B1 (en) Speakerphone and microphone case for the same
EP1074168B1 (en) Telephone with means for anhancing the low-frequency response
JPH0937380A (ja) 騒音制御型ヘッドセット
JPH08223274A (ja) ハンズフリー通話装置
US7734034B1 (en) Remote party speaker phone detection
JPH05119794A (ja) 収音装置
JPH08320356A (ja) 部分放電検出装置
JPH068842B2 (ja) 電気機器の部分放電検出方法
JPH08223275A (ja) ハンズフリー通話装置
JPH05209779A (ja) 音質検査装置
EP0555787A2 (en) Combined active deresonator and ambience generator
JP3329909B2 (ja) 部分放電検出装置
JPH07281674A (ja) 防音室の消音装置
KR100263745B1 (ko) 차량용 전자식 소음 감쇄방법
US7596230B2 (en) Method for detection of ultrasound in a listening device with two or more microphones, and listening device with two or more microphones
CN117255287A (zh) 串音消除方法及串音消除的播放系统
JPH08305372A (ja) 遮音装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990119