JP2887547B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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Description
柔軟性、さらっと感及びしっとり感を与え、洗髪後長時
間にわたって、これらの効果が持続するヘアリンス、ヘ
アコンディショナー、ヘアトリートメント等の毛髪化粧
料に関する。
毛髪を保護するとともに感触を向上させ、且つエモリエ
ント効果を与える目的で、毛髪化粧料中に種々の油剤が
配合されている。この油剤のうち、ジメチルポリシロキ
サン重合体に代表されるシリコーン類は、高級アルコー
ル、グリセライド、流動パラフィン、エステル類等と比
較して、滑らかで潤滑性に優れ、サラッとした感触及び
毛髪に光沢を与えることが知られており、多くの毛髪化
粧料に使用されている(特開昭63−313714号公
報、特開平1−203314号公報等)。
湿効果が劣るため、しっとり感に欠け、また髪がパサつ
き、更に柔軟性を付与できないという欠点があった。
ン又はその誘導体に、保湿剤として1分子中に少なくと
も1個の長鎖分岐アルキル又はアルケニル基を有する非
イオン性両親媒性化合物を組み合せた毛髪化粧料が開発
されている(特開平4−69321号公報)。当該毛髪
化粧料は、通常の毛髪に対しては、ある程度の効果があ
るが、パーマやヘアダイ等で傷んだ髪に対しては、効果
の持続性が充分でなく、処理した1日後には、柔軟性、
しっとり感に欠ける髪となってしまうという欠点を有し
ていた。
から毛髪に適度な油分と水分を与えることができるた
め、広く用いられており、髪にしっとり感を与える。し
かし、従来のエマルジョン型化粧料は、しっとり感を付
与できても、さらっと感が得られず、更に柔軟化効果も
持続しないものであった。
は、平滑性、柔軟性、さらっと感及びしっとり感を毛髪
に付与し、この効果が持続する毛髪化粧料、特にエマル
ジョン型毛髪化粧料を提供することにある。
者らは鋭意研究を行なった結果、特定の高分子量シリコ
ーン、低分子量油剤、窒素原子を含有するシリコーン化
合物、非イオン性両親媒性化合物及びアルコール類を含
有する毛髪化粧料が、上記課題を解決した毛髪化粧料で
あることを見出し本発明を完成した。
(B)、(C)、(D)及び(E)を含有する毛髪化粧
料を提供するものである。 (A)下記一般式(1)で表わされる高分子量シリコー
ンの1種又は2種以上
いてもよいメチル基又はフェニル基を示すが、R1の全
部がフェニル基となる場合を除く。R2はメチル基又は
水酸基を示す。nは2,000〜20,000の整数を
示す)、(B)上記一般式(1)中、nが1〜500で
ある低分子量シリコーン、炭素数4〜30のイソパラフ
ィン系炭化水素及び次の一般式(2)で示される環状シ
リコーンから選ばれる1種又は2種以上
窒素原子を含有するシリコーン化合物、(D)1分子中
に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル又はアルケニル基
を有し、更に少なくとも3個の水酸基を有し、かつ25
℃の水系において液晶構造を形成する非イオン性両親媒
性化合物、(E)次の一般式(3)で表わされる化合物
トキシ基を示し、R5は単結合又は炭素数1〜3の飽和
若しくは不飽和の2価の炭化水素基を示す)を示し、Y
及びZは水素原子又は水酸基を示しp、q及びrは0〜
5の整数を示す。ただし、p=q=r=0でZ=Hの場
合、及びp=q=r=0でR3=HでかつZ=OHの場
合を除く〕。
コーンは、前記式(1)で表わされるもので、式中のn
が2,000〜20,000であるが、就中、nが2,
500〜8,000のジメチルポリシロキサンが特に好
ましい。
分子量シリコーンは、式中のnが1〜500であるが、
好ましいものはn=4〜200のジメチルポリシロキサ
ンである。
炭素水素としては、例えば、常圧における沸点が90〜
260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素を挙げ
ることができる。具体的に市販されているものとして
は、日本石油化学社で製造されている日石アイソゾール
300、400、日本油脂社製NAS−4、パールリー
ム4、出光石油化学社製IPソルベント1620、20
28等が挙げられる。炭素数4〜30のイソパラフィン
系炭化水素は1種でも2種以上を混合して用いても良
い。
ン化合物としては、例えば、次の如きものが挙げられ
る。 (C−1)アミノ変性シリコーン重合体 1分子中に少なくとも1個のアミノアルキル基を有する
オルガノシロキサンの重合体であるアミノ変性シリコー
ン重合体。このアミノ変性シリコーン重合体を形成する
オルガノシロキサン中には、アミノアルキル基以外の官
能基としてメチル基を含むものが一般に用いられるが、
その他、エチル基、プロピル基などのアルキル基;ビニ
ル基、アリル基などのアルケニル基;フェニル基、ナフ
チル基などのアリール基;シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基;ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、
オキシアルキレン基又はポリオキシアルキレン基なども
含むことができる。アミノ変性シリコーン重合体に含ま
れるアミノアルキル基の代表的な例は次に一般式(4)
又は(5)で示される。
炭化水素基を示し、a及びbは0〜6の整数を示し、X
-はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す〕
ン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、−CH
2CH(CH3)CH2−のようなアルキレン基、−(C
H2) 2−C6H4−のような、アルキレンアリーレン基が
挙げられるが、これらのうちアルキレン基、特にプロピ
レン基が好ましい。R8及びR9の1価の炭化水素基とし
てはメチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基、フ
ェニル基が挙げられる。またR8及びR9の双方が水素原
子または1価の炭化水素基であってもよいし、R8が水
素原子でありR9が1価炭化水素基であっても良い。更
に、a及びbの好ましい値はa=0、b=1である。ヒ
ドロキシアルキル基の代表的な例は次の一般式(6)で
示される。
的な例は次の一般式(7)で示される。
は0または1を示し、eは1〜100の整数を示し、d
は1〜5の整数を示す〕
基のうちで好ましいものはc=1、eが3〜70の整
数、dが2または3となるものである。ここで、dが2
または3のものがブロック状またはランダム状に結合し
ていてもよい。これは他のdの整数の組み合わせの場合
も同様である。代表的なアミノ変性シリコーン重合体は
次の一般式(8)又は(9)で表わされる。
を示し、R11はメチル基又は水素原子を示す。R12は前
記したアミノアルキル基(4)又は(5)を示し、R13
はヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、オキシアルキ
レン基、又はポリオキシアルキレン基を示し、f、g、
hは分子量に依存する整数を示す〕 これらのうち、特に好ましいアミノ変性シリコーン重合
体は次の一般式(10)で表わされるものである。
(4)又は(5)を示し、g、hは分子量に依存する整
数を示す〕 また、本発明におけるアミノ変性シリコーン重合体の代
表的なものは次の一般式(11)で表わされる、重合体
の平均分子量が約3,000〜100,000のもので
あり、これはアモジメチコーン(Amodimethi
cone)の名称でCTFA辞典(米国Cosmeti
c Ingredient Dictionary)第
3版中に記載されている。
00,000に依存する整数を示す〕
シリコーン重合体は、水性乳濁液の状態で用いることが
好ましい。この水性乳濁液は、例えば特公昭56−38
609号公報に記載されている方法に従って、環状ジオ
ルガノポリシロキサンとアミノアルキル基及びヒドロキ
シ基、ヒドロキシアルキル基、オキシアルキレン基又は
ポリオキシアルキレン基を有するオルガノジアルコキシ
シランとを第4級アンモニウム塩系界面活性剤及び水の
存在下に乳化重合することにより得られる。このような
水性乳濁液の市販品としてはSM8702C(トーレ・
シリコーン(株)製)やDC929(ダウ・コーニング
(株)製)等が挙げられる。
り、損傷部を保護する作用を有する。また、(A)成分
及び(B)成分と併用することで、毛髪表面に均一な皮
膜を形成するため、表面にさらっとした感触を与え、髪
の内部のうるおいを保持する。更に(C)成分のうち、
アミノ変性シリコーンは(A)及び(B)成分のみなら
ず、(D)及び(E)成分との親和性が高く、このよう
な効果を更に高める作用を有する。
るアミノ変性シリコーン化合物は、常法に従って4級化
すれば、4級化アミノ変性シリコーン化合物が得られ、
これは、前記のアミノ変性シリコーンと同様の作用を示
す。
性両親媒性化合物は、室温(25℃)の水系において、
ラメラ状又は液晶構造を形成するものである。ここで液
晶構造の確認は、例えばザ・ジャーナル・オブ・セル・
バイオロジー(The Journal of Cel
l Biology)、第12巻、第207〜209頁
及び表面、第11巻、第10号、第579〜590頁に
記載の方法でX線回折及び示差走査熱量計(DSC)を
用いて行うことができる。このような性質を有する化合
物としては、例えば次に示す(D−1)〜(D−6)が
挙げられる。
るグリセリル化ポリオール類。 Ak(G) (12) 〔式中、Gはペンタエリスリトール、ソルビトール、マ
ルチトール、グルコース、フルクトース及びアルキルグ
リコシドから選ばれるポリオールよりk個の水酸基を除
いた残基を示し、Aは
岐アルキル基又はアルケニル基を示す)、kは1以上の
数であり前記ポリオール水酸基の総数を超えない数を示
す〕
るメチル分岐脂肪酸エステル。
数を示し、lとsの和は6〜20である〕
る分岐脂肪酸グリセロ糖脂質
中、Gで示されるアルキルグリコシドとしては、メチル
グルコシド、エチルグルコシド、プロピルグルコシド、
オクチルグルコシド、メチルマルトシド、エチルマルト
シド等が挙げられる。また、Bとしては、炭素数16〜
36、特に18〜24の分岐アルキル基が好ましい。か
かる分岐アルキル基Bとしては、次の一般式(15)
数を示し、xとyの和は6〜20である)、又は次の一
般式(16)
数を示し、αとβの和は4〜18である)で表わされる
基が好ましい。これらの分岐アルキル基の好ましい例と
しては、メチルペンタデシル基、メチルヘキサデシル
基、メチルヘプタデシル(イソステアリル)基、メチル
オクタデシル基、メチルベヘニル基、エチルヘキサデシ
ル基、エチルオクタデシル基、エチルベヘニル基、ブチ
ルドデシル基、ブチルヘキサデシル基、ブチルオクタデ
シル基、ヘキシルデシル基、ヘプチルウンデシル基、オ
クチルドデシル基、デシルドデシル基、デシルテトラデ
シル基、ドデシルヘキサデシル基、テトラデシルオクタ
デシル基等が挙げられる。また、一般式(12)中、k
は1又は2が特に好ましい。
は、例えば次式に従い、ポリオールと対応する分岐アル
キルグリシジルエーテルとを、塩基性触媒の存在下で反
応させることにより製造される。
示す〕
ルグリシジルエーテル(17)との反応モル比は、目的
とするグリセリル化ポリオール類のエーテル化度によっ
て適宜選択することができる。例えば、目的とするグリ
セリル化ポリオール類の1モル付加体含量の高いものを
得るには、通常1.2:1.0〜10.0:1.0の比
率でポリオールを過剰に使用すればよく、1モル付加体
の生成量及びポリオールの回収とを考慮すれば、1.
5:1.0〜5.0:1.0の比率が好ましい。また、
目的とするグリセリル化ポリオールの2モル付加体含量
の高いものを得るには、通常0.3:1.0〜1.1:
1.0の比率で分岐アルキルグリシジルエーテルを過剰
に使用すればよく、2モル付加体の生成量を考慮すれ
ば、0.4:1.0〜0.8:1.0の比率が好まし
い。
ールと分岐アルキルグリシジルエーテルの混合を助ける
目的で有機溶媒を使用するのが好ましい。かかる有機溶
媒としては、例えばジメチルスルホキシド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドン等が挙げられ、ポリオールに対して0.1〜10.
0倍量用いるのが好ましい。
反応触媒として知られている酸又は塩基性触媒を用いる
ことができるが、酸触媒を用いた場合、副反応として、
生成したグリセリル化ポリオール類のエーテル結合の分
解反応や水酸基の脱水反応が生じるため好ましくなく、
塩基性触媒を用いるのが好ましい。用いられる塩基性触
媒としては、特に限定されないが、反応性及び経済性の
点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラート、水素化ナトリウ
ム等が挙げられる。これら塩基性触媒は、ポリオールに
対して0.01〜20.0重量%、特に0.1〜10.
0重量%の範囲で用いるのが好ましい。
〜150℃で行われる。反応温度が50℃未満では反応
速度が遅く、200℃を超えると生成物が着色してしま
うので好ましくない。
存在すると分岐アルキルグリシジルエーテルのエポキシ
基は水と反応してグリセリルエーテルが副生するので、
有機溶媒にポリオールを溶解又は分散させ、加熱して乾
燥窒素ガスを吹き込んだり、減圧下で加熱脱水したりし
て水分を除去してから、分岐アルキルグリシジルエーテ
ルを加えて反応させるのが好ましい。
機酸又は硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸を加えて触媒を
中和し、次いで反応に用いた有機溶媒を除去する。有機
溶媒は、反応生成物の熱分解を避けるため、減圧下、通
常120℃以下の温度で除去するのが好ましい。
(12)は、通常、ポリオール1分子分岐アルキルグリ
シジルエーテル(17)が1分子付加した1モル付加
体、2分子付加した2モル付加体のほかにポリオール1
分子に3分子以上の分岐アルキルグリシジルエーテル
(17)が付加した多モル付加体の混合物として得られ
る。このようにして得られたグリセリル化ポリオール類
(12)は、通常これら1モル付加体、2モル付加体、
あるいは多モル付加体の混合物として使用されるが、性
能や製品への配合上の理由等で問題がある場合、シリカ
ゲルカラムや溶媒抽出等の公知の精製方法を用いて精製
することができる。グリセリル化ポリオール類(12)
には、目的とする1モル付加体、2モル付加体、あるい
は多モル付加体の他に、未反応のグリコシドが含有され
る場合がある。このような未反応グリコシドは、実用上
問題がなければ含有したまま使用することができるが、
問題がある場合には、例えば酢酸エチル、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム等の有
機溶媒を用いた2層の抽出溶媒系を用いる方法や、スミ
ス薄膜蒸留などの公知の精製方法により除去することが
できる。
一般式(13)においてlとsの和は6〜20である
が、化粧料素材としての性能の観点より好ましくは10
〜16、特に好ましくは14である。また、分岐メチル
基はアルキル主鎖の中心近くにあるものが特に好まし
い。
反応式に従って製造される。
し、R15は低級アルキル基を示す〕すなわち、メチル分
岐脂肪酸の低級アルキルエステル(18)にペンタエリ
スリトール(19)を反応せしめることにより目的化合
物(13)が製造される。
ルキルエステル(18)は、対応するカルボン酸を常法
によりエステル化することにより得られる。ここで対応
するカルボン酸のうち、工業的に得られるものは、通
常、アルキル基の合計炭素数及び分岐メチル基の位置が
一定の分布を持った混合物であり、例えばオレイン酸ダ
イマー製造時の副産物として得られるメチル分岐を有す
るイソステアリン酸は、合計炭素数が18(mとnの和
が14)のものを約75%以上含有し、残部合計炭素数
が14のもの、16のもの、20のものであり、分岐メ
チル基はアルキル主鎖のほぼ中央に位置している〔ジャ
ーナル・オブ・ザ・アメリカン・オイル・ケミスツ・ソ
サエティ(J.Amer.Oil Chem.So
c.)Vol.51,522,(1974)〕。
の低級アルキルエステル(18)とペンタエリスリトー
ル(19)の割合は、モル比で(18)/(19)=1
/1〜10/1であることが好ましい。
いが、メチル分岐脂肪酸の低級アルキルエステル(1
8)とペンタエリスリトール(19)の両者を溶解する
ものが好ましく、例えばジメチルホルムアミド等が好適
に使用される。
触媒が使用され、ソジウムメチラート等が好んで用いら
れる。触媒量は特に制限はないが、メチル分岐脂肪酸の
低級アルキルエステル(18)に対して0.1〜20モ
ル%の範囲で使用されるのが好ましい。本反応の反応温
度は60〜150℃の範囲より選択される。
は、常法、例えば溶媒留去、再結晶、クロマトグラフィ
ー等を単独又は組み合せて行うことができる。
す一般式(14)において、tとuは、化粧料素材とし
ての性能の観点より、前記l及びsと同じくその和が1
0〜16、特に14であるのが好ましく、vとwは、同
様の観点より、その和が6〜14、特に8〜12である
のが好ましい。
えば次の反応式に従って製造される。
1)を反応させることにより、化合物(14)が得られ
る。
は公知の方法、例えば単糖類又はオリゴ糖とグリセロー
ルモノハロヒドリンもしくは、グリセロールジハロヒド
リン又はエピハロヒドリンとの反応等により容易に製造
することができる。
ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物やアミン類等とを
適当な溶媒の存在下に反応させることにより製造するこ
とができる。なお、化合物(21)におけるMで示され
る陽イオン基としては例えばアルカリ金属、アンモニウ
ム基、アルキルアンモニウム基、トリアルカノールアミ
ン等が挙げられる。
(20)と化合物(21)を30〜150℃、好ましく
は70〜120℃の温度で反応させればよい。ここで用
いられる化合物(21)の使用量は通常化合物(20)
に対して、0.3〜3.0倍モル、特に好ましくは1.
0〜2.0倍モルである。また、化合物(21)のMが
水素原子の場合はアルカリ性物質共存下に反応を行う。
アルカリ性物質としては例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物やアルカリ金属
アルコラート、アルキルアミンハイドロオキサイドなど
が挙げられる。
(20)と化合物(21)の混合を助長せしめ、反応を
円滑に進行せしめる目的で極性溶媒を用いることができ
る。ここで用いられる極性溶媒としてはジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシ
ド、N−メチルピロリドン、ピリジン、水等から選ばれ
る少なくとも1種以上である。また極性溶媒の使用量は
適宜選べばよい。また本反応を実施するにあたって、必
要により本反応を進行せしめる目的で相間移動触媒を用
いることができる。ここで用いられる相間移動触媒の使
用量は適宜選べばよいが通常化合物(21)に対して
0.1〜10モル%である。また、ここで用いられる相
間移動触媒としては例えばテトラエチルアンモニウムブ
ロマイド、テトラプロピルアンモニウムブロマイド、テ
トラブチルアンモニウムブロマイド、テトラヘプチルア
ンモニウムブロマイド、テトラヘキシルアンモニウムブ
ロマイド、N,N,N−トリメチル−N−オクチルアン
モニウムクロライド、N,N,N−トリメチル−N−デ
シルアンモニウムクロライド、N,N,N−トリメチル
−N−ドデシルアンモニウムクロライド、N,N,N−
トリメチル−N−ヘキサデシルアンモニウムクロライ
ド、N,N,N−トリメチル−N−オクタデシルアンモ
ニウムクロライド、N,N−ジメチル−N,N−ジヘキ
サデシルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−
N,N−ジオクタデシルアンモニウムクロライド等のテ
トラアルキルアンモニウムクロライドを挙げることがで
きる。
グリセロ糖脂質(14)の他、通常副生成物としての無
機塩、未反応の化合物(20)又は(21)などが含ま
れている。従って、使用目的によっては反応生成物をそ
のまま用いることも可能であるが、さらに高純度品が必
要とされる場合には、例えば分配クロマトグラフィーや
吸着クロマトグラフィー、溶媒分別法、再結晶法などの
公知の方法により適宜精製して使用すればよい。
るトリメチロール誘導体
のアルキル又はアルケニル基を示す) (D−4)のうち、次の一般式(23)で表わされるト
リメチロール誘導体が好ましい。
数を示し、γとδの和は9〜19である)で表わされる
トリメチロールが好ましい。さらに、一般式(23)中
のγとδの和が11〜15のものが好ましく、特にγと
δの和が13のトリメチロールイソヘプタデカンが好ま
しい。また、分岐メチル基はアルキル主鎖の中心近くに
あることが好ましい。
−283235号公報記載の方法により製造することが
できる。
るトリメチロール誘導体
のアルキル基又はアルケニル基を示す)
ち、式中のR17が次の一般式(25)及び(26)で表
わされる基であるものが好ましい。
数を示し、ε及びζの和は8〜24であり、R18及びR
19はそれぞれ炭素数2〜12のアルキル基を示す)
13〜19の分岐鎖のアルキル基が挙げられ、更に好ま
しいR17としては一般式(25)中、εとζの和が10
〜16のものが挙げられるが、最も好ましいものはεと
ζの和が14のイソステアリル基である。
ル誘導体は、例えば次の反応式に従って製造される。
岐脂肪酸(27)にトリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタン(28)を反応せしめて化合物(29)となし、
これを加水分解することにより化合物(24)が製造さ
れる。
うち、工業的に得られるものは、通常、アルキル基の合
計炭素数及び分岐メチル基の位置が一定の分布を持った
混合物であり、例えばオレイン酸ダイマー製造時の副産
物として得られるメチル分岐を有するイソステアリン酸
は、合計炭素数が18(εとζの和が14)のものを約
75%以上含有し、残部合計炭素数が14のもの、16
のもの、20のものであり、分岐メチル基はアルキル主
鎖のほぼ中央に位置している〔ジャーナル・オブ・アメ
リカン・オイル・ケミカル・ソサエティ(J.Ame
r.Oil Chem.Soc.)Vol.51,52
2,(1974);同Vol.56,823A,(19
79)〕。
7)とトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(2
8)との反応はオキサゾリン化反応であり、これらをほ
ぼ等モル用いて行うのが好ましい。この反応は無溶媒あ
るいはキシレン、メシチレン、キュメン、ヘキサン、デ
カンなどの不活性溶媒中で、100〜250℃、特に1
30〜220℃、更に150〜200℃の温度にて生成
する水を除去しながら行うのが好ましい。温度が低いと
反応が進行せず、高いと着色が激しく副反応が生じる。
また窒素雰囲気下でも空気雰囲気下でもよい。反応時間
は種々の条件によって変りうるが通常1〜24時間が好
ましい。
は、炭素数1〜6の低級アルコールと水との混合溶媒中
で行うのが好ましい。直鎖のアルキル基を有するオキサ
ゾリンの加水分解を水のみを溶媒として行う方法は、米
国特許第2,877,242号に開示されている。しか
しながら、この方法ではオキサゾリンに対して約20重
量倍という大過剰の水が必要であり、水の量が少ないと
反応収率が低いという問題があった。本発明によれば、
上記混合溶媒を使用することにより、少ない溶媒量で高
収率にてオキサゾリンの加水分解が可能となる。低級ア
ルコールと水との比率は体積比で1:10〜10:1、
特に2:5〜5:2、更に1:2〜2:1が好ましい。
この範囲を超える時には系内の水が少なくなり、下まわ
る時には系内の不均一性のために加水分解が遅くなる。
また、この混合溶媒の化合物(29)に対する比率は重
量比で0.1:1〜1:20:1が好ましい。この範囲
を超える時には生産性が悪く現実的でなく、下まわる時
には加水分解反応が遅くなる。ここで用いられる低級ア
ルコールとしては例えば、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、プロパノール、ブタノール、イソブタ
ノール、sec−ブタノール、t−ブタノール、アミル
アルコール、t−アミルアルコール、ネオペンチルアル
コール、ヘキシルアルコールなどが挙げられる。
もよく50〜150℃、特に60〜130℃、更に70
〜120℃の温度にて行うのが好ましい。温度が低いと
反応が実質上進行せず、高いと着色が激しく副反応が生
じる。反応時間は反応温度等によって異なるが通常1〜
30時間が好ましい。また、この加水分解反応には、ア
ルカリ性物質又は酸性物質を共存させてもよい。
には、常法、例えば溶媒留去、再結晶、クロマトグラフ
ィー等を単独又は組み合せて行うことができる。
るテルペンアルコール類
如く広い温度範囲でラメラ状液晶構造を保持するサーモ
トロピック液晶であり、水を混合するとほとんど均一に
ラメラ状液晶として分散する等の化粧料素材として良好
な性質を有する。また、D−6は水系において逆ミドル
の液晶を形成する。これらのうち、好ましくはラメラ状
の液晶を形成する(D−1)〜(D−5)である。
般式(3)で表わされるものであるが、具体的には例え
ば、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、イソプレングリコール、ソルビトール、ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、イソプロピルアルコール、エチ
ルアルコール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエ
タノール等が挙げられ、就中、グリセリン、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル
が特に好ましい。
る事で配合が容易となりまた、(A)成分を毛髪に均一
に付着しやすくする。このため、(B)成分は(A)成
分に対し、1〜50重量倍使用するのが好ましい。ま
た、(A)成分と(B)成分の合計の配合量は本発明組
成物中、0.1〜10重量%が好ましい。
わせて用いることができ、本発明化粧料中に、通常0.
01〜20重量%(以下、単に%で示す)、特に0.0
5〜5%配合するのが好ましい。D成分は1種又は2種
以上を組み合せて用いることができ、本発明化粧料中に
通常0.01〜20%、特に0.1〜10%配合するの
が好ましい。(E)成分は、1種又は2種以上を組み合
せて用いることができ、本発明化粧料中に0.1〜90
%、特に0.5〜50%配合するのが好ましい。
他、更にカチオン性界面活性剤〔(F)成分〕及び/又
は油脂類を〔(G)成分〕を配合せしめ、本発明の効果
を高めることができる。
は、例えば、次の一般式(31)又は(32)で表わさ
れる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
ち、少なくとも1個は総炭素数8〜28の、アルコキシ
ル基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又は
アルケノイルアミノ基で置換されていてもよいアルキル
基又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数
1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。
R 24は炭素数2〜3のアルキレン基を示し、X2 -及びX
3 -はハロゲンイオン又は有機アニオンを示し、θ及び
θ′は1〜20の整数を示し、R25及びR26のうち少な
くとも1個は総炭素数8〜28の、アルコキシル基、ア
ルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノ
イルアミノ基で置換されていてもよいアルキル基又はア
ルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5の
アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す) 斯かるカチオン性界面活性剤の中でも一般式(31)で
表わされる第4級アンモニウム塩が好ましく、特に好ま
しいものとして、例えば次の一般式(33)〜(35)
で表わされる分岐第4級アンモニウム塩が挙げられる。
ンモニウム塩は、例えば通常炭素数8〜16のオキソア
ルコールを原料として合成されるものであり、その例と
しては、オキソアルコールから導かれるアルキル基を有
するジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメ
チルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチ
ルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
が、通常10〜100%のものが用いられるが、特に1
0〜50%のものが好ましい。また、R27の合計炭素数
が8〜16のものが用いられるが、一定の分布を持った
ものが好ましく、特に以下に示す分布を有するものが好
ましい。 C8〜C11:5%以下 C12 :10〜35% C13 :15〜40% C14 :20〜45% C15 :5〜30% C16 :5%以下 斯かる分岐第4級アンモニウム塩(33)の具体例とし
ては、炭素数8〜16で分岐率10〜50%のアルキル
基を有するジアルキルジメチルアンモニウムクロリドが
挙げられる。また、一般式(34)で表わされる分岐第
4級アンモニウム塩は通常、炭素数8〜28のゲルベア
ルコール
示す)を原料として合成されるものである。この分岐第
4級アンモニウム塩の好ましい例としては、ゲルベアル
コールから導かれるアルキル基を有するアルキルトリメ
チルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアル
キルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキ
ルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。更に
これらのうちで特に好ましい具体例としては、2−デシ
ルテトラデシルトリメチルアンモニウムクロリド、2−
ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ジ−2−ヘキシルデシルジメチルアンモニウムクロ
リド、ジ−2−オクチルドデシルジメチルアンモニウム
クロリド等を挙げることができる。一般式(35)で表
わされるメチル分岐第4級アンモニウム塩としては、λ
とμの和が15となるものが挙げられる。
3)、(34)及び(35)で表わされる第4級アンモ
ニウム塩の対イオンであるX2 -からX6 -の具体例として
は、塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン;メトサル
フェート、エトサルフェート、メトフォスフェート、エ
トフォスフェート等の有機アニオンが挙げられる。
ル第4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤は、単
独で用いても2種以上の混合物として用いてもよく、そ
の配合量は組成物中0.1〜20.0%、特に0.5〜
15.0%が好ましい。配合量が0.1%より少ないと
配合の意味がなく、20.0%を超えるとべたついて感
触が悪化するため好ましくない。
ば直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有す
る高級アルコール類;流動パラフィン、ワセリン、固型
パラフィン等の炭化水素類;液状ラノリン、ラノリン脂
肪酸等のラノリン誘導体;高級脂肪酸エステル類、高級
脂肪酸類、アルキル基又はアルケニル基を有する長鎖ア
ミドアミン等の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油等の
動植物性油脂類等が挙げられる。これらのうち炭素数1
4〜26の高級アルコール又はメチルポリシロキサンと
相容性のあるエステルが好ましい。具体的には、高級ア
ルコールとしてセチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコールが挙げられる。また、メチルポ
リシロキサンと相容性のあるエステルとしてはラウリン
酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソトリデシル等が挙
げられる。
を向上させるために、前記した(A)〜(C)のシリコ
ーン化合物以外に、ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコ
ール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコー
ン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコ
ーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキ
ル変性シリコーン等のシリコーン誘導体の1種又は2種
以上を配合することができる。斯かるシリコーン誘導体
は、それぞれ単独であっても、また特公昭56−386
09号公報等に記載の方法に従って乳化重合されたラテ
ックス組成物であってもよい。また、本発明の毛髪化粧
料には、必要に応じて、通常化粧料、医薬品、食品等に
使用される成分、例えば、抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン
類等の薬効剤;パラベン等の防腐剤;パーフルオロポリ
エーテル、水溶性高分子等の増粘剤;染料および顔料等
の着色剤;カチオン性ポリマー等のコンディショニング
剤;グリコールエステル等のパール化剤;
ー;各種調合香料;その他、ENCYCLOPEDIA
OF CONDITIONING RINSE IN
GREDIENTS〔エンサイクロペディア・オブ・コ
ンディショニング・リンス・イングレディエンツ(MI
CELLE PRESS 1987年)〕に収載されて
いる成分等を本発明の効果を損なわない範囲において適
宜配合することができる。本発明の毛髪化粧料は、特に
エマルジョン型毛髪化粧料に関するものであるから、実
施例から明らかなように、エマルジョンを形成するに必
要な水を適宜配合して製造することができ、例えばヘア
リンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、
ヘアクリーム、スタイリングローション、スタイリング
ムース、コンディショニングムース、ヘアスプレー等と
して適用することができる。
(E)成分が毛髪内部に吸着し、更に(D)成分も毛髪
に吸着することにより、相乗的に保湿、柔軟化効果が高
められる。また、(A)、(B)及び(C)成分が毛髪
表面に均一にコートするため、平滑性を付与できる。ま
た、毛髪内部の水分を閉塞し、保湿効果及び柔軟化効果
を持続させ、更に保湿剤を多量に使用しなくとも柔軟化
効果に優れるため、べたつきを抑えられる。また(C)
成分は、(A)、(B)成分と(D)、(E)成分との
親和性を高め、これらの成分の効果を高めることがで
き、更に毛髪の損傷部に親和性を持ち、これを保護す
る。従って、本発明の毛髪化粧料は、毛髪に平滑性、柔
軟性、さらっと感及びしっとり感を付与し、しかもこれ
らの効果が持続する優れた毛髪化粧料である。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
00g及び水酸化ナトリウム1gを500mlフラスコに
入れ、105℃に加熱して溶解し、乾燥窒素ガスを吹き
込み、水及びジメチルスルホキシドを約20g留出させ
て反応系中の水分を除去した。これにイソステアリルグ
リシジルエーテル39gを1時間かけて滴下した後、1
05℃で4時間撹拌しながら反応させた。反応終了後、
反応混合物に酢酸1.5gを加えて触媒を中和し、減圧
下、ジメチルスルホキシドを80℃で完全に蒸留除去
し、その残留物に99%エタノールを加えて析出した未
反応ペンタエリスリトールを濾別した。得られた濾液
を、減圧下でエタノールを留去した後、残渣に水500
ml及び酢酸エチル500mlを加えて酢酸エチル抽出を行
い、酢酸エチル可溶性画分より溶媒を留去して淡黄色の
ペンタエリスリトール・イソステアリルグリシジルエー
テルの付加体の粗精製物63gを得た。この粗精製物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い、アセト
ン:ヘキサン=2:1の溶出溶媒で分離精製を行うと、
目的とするペンタエリスリトール・イソステアリルグリ
シジルエーテルの1モル付加体が溶出し、その溶出画分
を集めて溶媒を留去して、目的とするペンタエリスリト
ール・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加
体16g(収率30%)を得た。 水酸基価482(計算値486) NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.95(1H,m,-OCH2-CHOH-CH2O-),3.67(6H,s,-C(CH2 OH)3),
3.46(8H,m,-OCH2-),1.30〜1.59(29H,b,-CH2-,-CH-),0.8
8(6H,m,-CH3), IR(液膜)cm-1:νO-H(-OH)3200〜3400; νO-H(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3)2850,2920; νO-H(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3)1375,1460; νC-O(-C-O-)1110,1035,1010
し、これを下記試験方法により試験した。結果を表1に
示す。
度に加熱、溶解又は分散せしめた(A)〜(H)の混合
物を加え、撹拌して乳化させた後、更に撹拌しながら、
室温まで冷却し、ヘアリンス剤を得た。
の毛髪束20g(長さ15cm)をロットに巻き市販のパ
ーマ剤でパーマ処理を行なった。この毛髪束に2gの毛
髪化粧料を均一に塗布し、次いで30秒間流水ですすぎ
洗いをした。これをタオルを用いて乾燥した後、さらに
ドライヤーで乾燥した。この時点で毛髪の状態の評価を
行なった。その後、毛髪束を恒温室(温度25℃、相対
湿度50%)に24時間放置し、再び毛髪の評価を行な
った。
これを実施例1と同様に評価した。結果を表2に示す。 調製法:70℃まで加熱した精製水、防腐剤、色素の混
合物に同温度まで加熱溶解分散した混合物を加え、撹拌
して乳化させた後、撹拌しながら45℃まで冷却し香料
を加えて、さらに撹拌しながら室温まで冷却して、目的
とする組成物を得た。
れ、さらさら感、しっとり感が良好でありまた効果の持
続性に優れていた。
(ドバノール23とドバノール45との等量混合物、三
菱油化社製)に由来する分岐第4級アンモニウム塩で、
その分岐率は20%である。
物は平滑性に優れ、パサつきのない、しっとり、さらさ
らした良好な感触を示した。
通り性、平滑性に優れ、パサつきがなく、しっとり感、
さらっと感も良好であった。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)、(C)、
(D)及び(E)を含有する毛髪化粧料。 (A)下記一般式(1)で表わされる高分子量シリコー
ンの1種又は2種以上、 【化1】 (式中、R1はそれぞれ同一又は異なっていてもよいメ
チル基又はフェニル基を示すが、R1の全部がフェニル
基となる場合を除く。R2はメチル基又は水酸基を示
す。nは2,000〜20,000の整数を示す)、 (B)上記一般式(1)中、nが1〜500である低分
子量シリコーン、炭素数4〜30のイソパラフィン系炭
化水素及び次の一般式(2)で示される環状シリコーン
から選ばれる1種又は2種以上 【化2】 (式中、mは3〜7の数を示す)、 (C)窒素原子を含有するシリコーン化合物、 (D)1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル又
はアルケニル基を有し、更に少なくとも3個の水酸基を
有し、かつ25℃の水系において液晶構造を形成する非
イオン性両親媒性化合物、 (E)次の一般式(3)で表わされる化合物 【化3】 (ここでR4は水素原子、メチル基又はメトキシ基を示
し、R5は単結合又は炭素数1〜3の飽和若しくは不飽
和の2価の炭化水素基を示す)を示し、Y及びZは水素
原子又は水酸基を示しp、q及びrは0〜5の整数を示
す。ただし、p=q=r=0でZ=Hの場合、及びp=
q=r=0でR3=HでかつZ=OHの場合を除く〕。 - 【請求項2】 (C)成分がアミノ変性シリコーン化合
物及び/又は四級化シリコーン化合物である請求項1記
載の毛髪化粧料。 - 【請求項3】 更にカチオン性界面活性剤及び/又は油
脂類を含有する請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
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