JP2887127B2 - 摩擦クラッチの操作、特に気体作用による操作のための操作装置 - Google Patents
摩擦クラッチの操作、特に気体作用による操作のための操作装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F15B13/04—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力車、特に有用
動力車(Nutz-Kraftfahrzeug)の動力伝達系列において
トランスミッションと内燃機関との間でケーシング・ベ
ル内に配置された摩擦クラッチのための操作装置に関す
るものであり、摩擦クラッチの操作のための摩擦クラッ
チに対してほぼ同軸に動かされる連動解除軸受装置と、
圧力媒体源に連通している制御弁によって目標ポジショ
ンをあらわす案内量及び連動解除軸受装置の軸方向ポジ
ションをあらわす実際量に依存して操作され得る、連動
解除軸受装置に作用する圧力媒体・パワーシリンダー装
置を有するポジショニングサーボ装置とを備える操作装
置に関する。
動力車(Nutz-Kraftfahrzeug)の動力伝達系列において
トランスミッションと内燃機関との間でケーシング・ベ
ル内に配置された摩擦クラッチのための操作装置に関す
るものであり、摩擦クラッチの操作のための摩擦クラッ
チに対してほぼ同軸に動かされる連動解除軸受装置と、
圧力媒体源に連通している制御弁によって目標ポジショ
ンをあらわす案内量及び連動解除軸受装置の軸方向ポジ
ションをあらわす実際量に依存して操作され得る、連動
解除軸受装置に作用する圧力媒体・パワーシリンダー装
置を有するポジショニングサーボ装置とを備える操作装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の操作装置は、例えばドイツ特許
第3321578号明細書により知られている。当該周
知の操作装置は、負圧サーボパワーアシスト(負圧サー
ボ力増幅器)をポジショニングサーボ装置として有す
る。負圧パワーブレーキ(負圧制動力増幅器)の種類に
組み立てられたサーボパワーアシストは、ニューマチッ
ク・パワーシリンダー(空気圧によるパワーシリンダ
ー)及び制御弁と統合されて構成されており、且つケー
シング・ベルの外側に配置されている。ニューマチック
・パワーシリンダーの二つの作業室は、軸方向に可動に
案内されたピストンと弾性的なダイアフラムとによって
互いから隔離されている。負圧室として構成された一方
の作業室は、内燃機関の吸入マニホールドシステム(吸
入管系)に接続されている。制御室として用いられる別
の作業室が、制御弁によって、負圧室と、あるいは圧力
補償開口部を介して大気と連通させられ得る。負圧サー
ボパワーアシストの操作は、制御弁の弁体にぶつかって
いる制御棒によって行われる。当該制御棒は、電動機に
より駆動されるカムによって軸方向に移動させられ得
る。制御棒の軸方向の移動により、ピストンが制御棒の
運動にパワー増幅されて追従するように、制御弁の切り
替えが行われる。ピストンの運動は、液圧的なマスター
シリンダー(Geberzylinder)を介してケーシング・ベル
の外側に配置されて当該マスターシリンダーと連通して
いるスレーブシリンダー(Nehmerzylinder)に作用する。
当該スレーブシリンダーは、連動解除軸受装置に付設さ
れた連動解除フォークに作用する。内燃機関が停止して
いる状態で、従って負圧が不足している状態でのクラッ
チの非常操作(Notbetaetigung)は、制御棒が制御弁の弁
体を介して直接ピストンに作用し得ることによって可能
である。
第3321578号明細書により知られている。当該周
知の操作装置は、負圧サーボパワーアシスト(負圧サー
ボ力増幅器)をポジショニングサーボ装置として有す
る。負圧パワーブレーキ(負圧制動力増幅器)の種類に
組み立てられたサーボパワーアシストは、ニューマチッ
ク・パワーシリンダー(空気圧によるパワーシリンダ
ー)及び制御弁と統合されて構成されており、且つケー
シング・ベルの外側に配置されている。ニューマチック
・パワーシリンダーの二つの作業室は、軸方向に可動に
案内されたピストンと弾性的なダイアフラムとによって
互いから隔離されている。負圧室として構成された一方
の作業室は、内燃機関の吸入マニホールドシステム(吸
入管系)に接続されている。制御室として用いられる別
の作業室が、制御弁によって、負圧室と、あるいは圧力
補償開口部を介して大気と連通させられ得る。負圧サー
ボパワーアシストの操作は、制御弁の弁体にぶつかって
いる制御棒によって行われる。当該制御棒は、電動機に
より駆動されるカムによって軸方向に移動させられ得
る。制御棒の軸方向の移動により、ピストンが制御棒の
運動にパワー増幅されて追従するように、制御弁の切り
替えが行われる。ピストンの運動は、液圧的なマスター
シリンダー(Geberzylinder)を介してケーシング・ベル
の外側に配置されて当該マスターシリンダーと連通して
いるスレーブシリンダー(Nehmerzylinder)に作用する。
当該スレーブシリンダーは、連動解除軸受装置に付設さ
れた連動解除フォークに作用する。内燃機関が停止して
いる状態で、従って負圧が不足している状態でのクラッ
チの非常操作(Notbetaetigung)は、制御棒が制御弁の弁
体を介して直接ピストンに作用し得ることによって可能
である。
【0003】制御弁は、弾性的な弁座と協働する弁体を
有する。弁座には連通チャンネル(連通路)が設けられ
ている。当該連通チャンネルを弁体によって閉鎖するた
めに弁体が弾性的な弁座に押しつけられないかぎり、当
該連通チャンネルによって制御室と周囲空気との連通が
行われる。別の連通チャンネルが制御室を負圧室と連通
させる。
有する。弁座には連通チャンネル(連通路)が設けられ
ている。当該連通チャンネルを弁体によって閉鎖するた
めに弁体が弾性的な弁座に押しつけられないかぎり、当
該連通チャンネルによって制御室と周囲空気との連通が
行われる。別の連通チャンネルが制御室を負圧室と連通
させる。
【0004】さらに、ニューマチック・パワーシリンダ
ーを圧力媒体・パワーシリンダー装置として有する初め
に述べた種類の操作装置が知られている。当該操作装置
は、ニューマチック・パワーシリンダー、液圧的なスレ
ーブシリンダー、及び制御弁を備える統合されたユニッ
トとしてケーシング・ベルに外側に取り付けられてい
る。ニューマチック・パワーシリンダーのピストンは、
液圧的なスレーブシリンダーのピストンを形成する棒エ
レメントに取り付けられており、且つ当該棒エレメント
はタペットと連結されている。当該タペットは、ケーシ
ング・ベル内部に達し、且つ連動解除軸受装置に付設さ
れた連動解除フォークに係合する。液圧的なスレーブシ
リンダーには、クラッチペダル操作可能なマスターシリ
ンダーと制御弁の制御導入部とが接続されている。制御
弁は、制御導入部に与えられている液圧に依存して、圧
縮スプリング装置によって定められた設定された液圧が
制御導入部に生じるように、ニューマチック・パワーシ
リンダーへの圧縮空気の供給を、また、ニューマチック
・パワーシリンダーからの空気の排出を制御する。その
際、当該液圧的なスレーブシリンダーは、棒エレメント
のポジションを、従って間接的に連動解除軸受装置のポ
ジションを検知する測定シリンダー(メスシリンダー、
Messzylinder)として用いられる。マスターシリンダー
の操作の際には、ニューマチック・パワーシリンダーへ
の圧縮空気の供給に基づく当該ニューマチック・パワー
シリンダーの操作力に加えて、測定シリンダーとして用
いられる液圧的なスレーブシリンダーを介して、力が直
接当該棒エレメントに、従って連動解除軸受装置に及ぼ
される。
ーを圧力媒体・パワーシリンダー装置として有する初め
に述べた種類の操作装置が知られている。当該操作装置
は、ニューマチック・パワーシリンダー、液圧的なスレ
ーブシリンダー、及び制御弁を備える統合されたユニッ
トとしてケーシング・ベルに外側に取り付けられてい
る。ニューマチック・パワーシリンダーのピストンは、
液圧的なスレーブシリンダーのピストンを形成する棒エ
レメントに取り付けられており、且つ当該棒エレメント
はタペットと連結されている。当該タペットは、ケーシ
ング・ベル内部に達し、且つ連動解除軸受装置に付設さ
れた連動解除フォークに係合する。液圧的なスレーブシ
リンダーには、クラッチペダル操作可能なマスターシリ
ンダーと制御弁の制御導入部とが接続されている。制御
弁は、制御導入部に与えられている液圧に依存して、圧
縮スプリング装置によって定められた設定された液圧が
制御導入部に生じるように、ニューマチック・パワーシ
リンダーへの圧縮空気の供給を、また、ニューマチック
・パワーシリンダーからの空気の排出を制御する。その
際、当該液圧的なスレーブシリンダーは、棒エレメント
のポジションを、従って間接的に連動解除軸受装置のポ
ジションを検知する測定シリンダー(メスシリンダー、
Messzylinder)として用いられる。マスターシリンダー
の操作の際には、ニューマチック・パワーシリンダーへ
の圧縮空気の供給に基づく当該ニューマチック・パワー
シリンダーの操作力に加えて、測定シリンダーとして用
いられる液圧的なスレーブシリンダーを介して、力が直
接当該棒エレメントに、従って連動解除軸受装置に及ぼ
される。
【0005】圧力媒体・パワーシリンダー装置がケーシ
ング・ベル内に配置されている、はじめに述べた種類の
操作装置を市場に出回らせることが念頭におかれる。可
能な変形は、圧力媒体・パワーシリンダー装置がクラッ
チ軸心に本質的に同軸の力を連動解除軸受装置に及ぼす
ように構成されていることを特徴とする。このために、
例えば、圧力媒体・パワーシリンダー装置がクラッチ軸
心に本質的に同心の圧力媒体・リングシリンダーを備え
ることが考慮に値する。
ング・ベル内に配置されている、はじめに述べた種類の
操作装置を市場に出回らせることが念頭におかれる。可
能な変形は、圧力媒体・パワーシリンダー装置がクラッ
チ軸心に本質的に同軸の力を連動解除軸受装置に及ぼす
ように構成されていることを特徴とする。このために、
例えば、圧力媒体・パワーシリンダー装置がクラッチ軸
心に本質的に同心の圧力媒体・リングシリンダーを備え
ることが考慮に値する。
【0006】このような装置では、原理的に、制御弁の
操作の際に力を連動解除軸受装置に及ぼす、測定シリン
ダーとして用いられる液圧的なスレーブシリンダーを有
する上述の種類の制御弁が利用されてもよいだろう。し
かし、これについては、クラッチ軸心に本質的に同軸の
力を連動解除軸受装置に及ぼすように構成された圧力媒
体・パワーシリンダー装置の場合に、測定シリンダーも
クラッチ軸心に本質的に同軸の力を連動解除軸受装置に
及ぼすように構成されていない限り、例えばクラッチ軸
心に本質的に同心の測定リングシリンダーとして構成さ
れていない限り、当該測定シリンダーによって傾倒モー
メントが連動解除軸受装置に及ぼされるということが不
都合であるだろう。そのような測定リングシリンダー
は、液圧的な測定シリンダーが密でない(漏れがある)
場合に測定シリンダーの交換が内燃機関からのケーシン
グ・ベルの取り外しを必要とするという不都合を有して
いるだろう。他方で、例えば圧力媒体・パワーシリンダ
ー装置のわきに配設された測定シリンダーを用いるなら
ば、そのとき連動解除軸受装置に及ぼされる傾倒モーメ
ントが、この傾倒モーメントを吸収するためにまたは補
償するために、相応に比較的高い機械的な経費の原因と
なる。
操作の際に力を連動解除軸受装置に及ぼす、測定シリン
ダーとして用いられる液圧的なスレーブシリンダーを有
する上述の種類の制御弁が利用されてもよいだろう。し
かし、これについては、クラッチ軸心に本質的に同軸の
力を連動解除軸受装置に及ぼすように構成された圧力媒
体・パワーシリンダー装置の場合に、測定シリンダーも
クラッチ軸心に本質的に同軸の力を連動解除軸受装置に
及ぼすように構成されていない限り、例えばクラッチ軸
心に本質的に同心の測定リングシリンダーとして構成さ
れていない限り、当該測定シリンダーによって傾倒モー
メントが連動解除軸受装置に及ぼされるということが不
都合であるだろう。そのような測定リングシリンダー
は、液圧的な測定シリンダーが密でない(漏れがある)
場合に測定シリンダーの交換が内燃機関からのケーシン
グ・ベルの取り外しを必要とするという不都合を有して
いるだろう。他方で、例えば圧力媒体・パワーシリンダ
ー装置のわきに配設された測定シリンダーを用いるなら
ば、そのとき連動解除軸受装置に及ぼされる傾倒モーメ
ントが、この傾倒モーメントを吸収するためにまたは補
償するために、相応に比較的高い機械的な経費の原因と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それに対して、本発明
の課題は、ケーシング・ベル内に配設された圧力媒体・
パワーシリンダー装置を有するはじめに述べた種類の操
作装置にして、(供給される圧力媒体による圧力媒体・
パワーシリンダー装置を介しての力を除いて)制御弁
(及び必要な場合に制御弁に付設される測定装置等)の
側から著しい力、特に傾倒力が連動解除軸受装置へ及ぼ
されない操作装置を提供することである。
の課題は、ケーシング・ベル内に配設された圧力媒体・
パワーシリンダー装置を有するはじめに述べた種類の操
作装置にして、(供給される圧力媒体による圧力媒体・
パワーシリンダー装置を介しての力を除いて)制御弁
(及び必要な場合に制御弁に付設される測定装置等)の
側から著しい力、特に傾倒力が連動解除軸受装置へ及ぼ
されない操作装置を提供することである。
【0008】本発明の別の課題は、はじめに述べた種類
の操作装置にして、(圧力媒体・パワーシリンダー装置
をケーシング・ベルの内側に配設するか外側に配設する
かにかかわらず)制御弁の、またこれに付設された構成
要素の簡単化された整備を可能にする操作装置を提供す
ることである。
の操作装置にして、(圧力媒体・パワーシリンダー装置
をケーシング・ベルの内側に配設するか外側に配設する
かにかかわらず)制御弁の、またこれに付設された構成
要素の簡単化された整備を可能にする操作装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの課題の少なくと
も一つを解決するために、本発明により、以下のこと、
すなわち、制御弁が圧力媒体・パワーシリンダー装置を
圧力媒体源と連通させている第一の制御状態と圧力媒体
・パワーシリンダー装置を圧力補償開口部と連通させて
いる第二の制御状態との間で調節可能な弁装置を備えて
おり、当該弁装置が実際量と案内量とに関連づけられた
差量に依存して当該両方の制御状態の間で切り替え可能
であり、その際、当該弁装置が、互いに対して相対的に
且つ弁ケーシングに対して相対的に運動可能な二つの弁
エレメントを備えており、且つ前記案内量が前記弁ケー
シングに対して相対的な当該両方の弁エレメントのうち
の第一の弁エレメントのポジションによって、前記実際
量が前記弁ケーシングに対して相対的な当該両方の弁エ
レメントのうちの第二の弁エレメントのポジションによ
ってあらわされており、且つ前記差量が互いに対して相
対的な前記両方の弁エレメントのポジションによってあ
らわされていることが提案される。
も一つを解決するために、本発明により、以下のこと、
すなわち、制御弁が圧力媒体・パワーシリンダー装置を
圧力媒体源と連通させている第一の制御状態と圧力媒体
・パワーシリンダー装置を圧力補償開口部と連通させて
いる第二の制御状態との間で調節可能な弁装置を備えて
おり、当該弁装置が実際量と案内量とに関連づけられた
差量に依存して当該両方の制御状態の間で切り替え可能
であり、その際、当該弁装置が、互いに対して相対的に
且つ弁ケーシングに対して相対的に運動可能な二つの弁
エレメントを備えており、且つ前記案内量が前記弁ケー
シングに対して相対的な当該両方の弁エレメントのうち
の第一の弁エレメントのポジションによって、前記実際
量が前記弁ケーシングに対して相対的な当該両方の弁エ
レメントのうちの第二の弁エレメントのポジションによ
ってあらわされており、且つ前記差量が互いに対して相
対的な前記両方の弁エレメントのポジションによってあ
らわされていることが提案される。
【0010】
【発明の実施の形態】二つの弁エレメント(それらのポ
ジションがそれぞれ制御弁の制御状態を決定する別々の
量をあらわす)を有する制御弁の本発明に係る構成は、
ポジショニングサーボ装置の「案内量側」("Fuehrungsg
roessen-Seite")の案内量の変化の際に、供給される圧
力媒体による圧力媒体・パワーシリンダー装置を介して
の力を除いて、著しく変動する力が連動解除軸受装置に
及ぼされないように、一方はポジショニングサーボ装置
の「実際量側」("Ist-Groessen-Seite")と他方はポジシ
ョニングサーボ装置の「案内量側」との間の接続解除
(相関をなくす、Entkopplung)を可能にする。そのと
き、ポジショニングサーボ装置の「案内量側」から、著
しい傾倒モーメントが連動解除軸受装置に及ぼされるこ
ともない。それによって、傾倒力を吸収するための、ま
た補償するための機械的な経費(コスト)をなくすこと
が可能であり、それによって本発明に係る操作装置はコ
スト安に製造可能である。
ジションがそれぞれ制御弁の制御状態を決定する別々の
量をあらわす)を有する制御弁の本発明に係る構成は、
ポジショニングサーボ装置の「案内量側」("Fuehrungsg
roessen-Seite")の案内量の変化の際に、供給される圧
力媒体による圧力媒体・パワーシリンダー装置を介して
の力を除いて、著しく変動する力が連動解除軸受装置に
及ぼされないように、一方はポジショニングサーボ装置
の「実際量側」("Ist-Groessen-Seite")と他方はポジシ
ョニングサーボ装置の「案内量側」との間の接続解除
(相関をなくす、Entkopplung)を可能にする。そのと
き、ポジショニングサーボ装置の「案内量側」から、著
しい傾倒モーメントが連動解除軸受装置に及ぼされるこ
ともない。それによって、傾倒力を吸収するための、ま
た補償するための機械的な経費(コスト)をなくすこと
が可能であり、それによって本発明に係る操作装置はコ
スト安に製造可能である。
【0011】実際量と案内量とがそれぞれ固有の弁エレ
メントのポジションによってあらわされているので、一
方では案内量供給装置ユニットへの及び他方では実際量
供給装置ユニットへの制御弁の複雑でない連結が可能で
ある。それによって、制御弁が、整備が容易なように、
例えば大きな経費なしに交換できるように形成され得
る。
メントのポジションによってあらわされているので、一
方では案内量供給装置ユニットへの及び他方では実際量
供給装置ユニットへの制御弁の複雑でない連結が可能で
ある。それによって、制御弁が、整備が容易なように、
例えば大きな経費なしに交換できるように形成され得
る。
【0012】前記弁装置が前記差量に依存して第三の制
御状態に調節可能であってよい。当該第三の制御状態で
は、圧力媒体・パワーシリンダー装置が有利には本質的
に圧力媒体をもらさないように(druckmitteldicht)閉ざ
されている。すなわち、同時に、圧力媒体源とも圧力補
償開口部とも連通されていない状況にある。そのとき、
当該第三の制御状態に、前記弁装置の決まった位置(状
態)が対応させられている(関連づけられている)。し
かし、当該第三の制御状態は、前記弁装置が第一の制御
状態に配された位置及び第二の制御状態に配された位置
を交互に占め、その結果、圧力媒体・パワーシリンダー
装置が圧力媒体をもらさないように閉じられていないこ
とによって特徴づけられてもよい。
御状態に調節可能であってよい。当該第三の制御状態で
は、圧力媒体・パワーシリンダー装置が有利には本質的
に圧力媒体をもらさないように(druckmitteldicht)閉ざ
されている。すなわち、同時に、圧力媒体源とも圧力補
償開口部とも連通されていない状況にある。そのとき、
当該第三の制御状態に、前記弁装置の決まった位置(状
態)が対応させられている(関連づけられている)。し
かし、当該第三の制御状態は、前記弁装置が第一の制御
状態に配された位置及び第二の制御状態に配された位置
を交互に占め、その結果、圧力媒体・パワーシリンダー
装置が圧力媒体をもらさないように閉じられていないこ
とによって特徴づけられてもよい。
【0013】制御弁が、案内量を与える案内信号を特に
クラッチペダル装置から受けるための第一の信号接続部
と、実際量を与える実際値信号を連動解除軸受装置に付
設されたトランスミッターエレメント装置(供給装置エ
レメント装置)から受けるための第二の信号接続部とを
有することが提案される。そのとき、好ましくは、案内
信号及び実際値信号が、それぞれ、それぞれの別の信号
から独立に前記両方の弁エレメントのうちの厳密に一つ
の弁エレメントに直接作用する、すなわち案内信号が第
一の弁エレメントに、実際値信号が第二の弁エレメント
に作用する。信号がそれぞれ厳密に一つの弁エレメント
に直接作用するということは、信号が中間構成要素を介
してそれぞれの弁エレメントに作用することを排除しな
い。つまり、「直接作用する」という概念は、「間接
的」な作用、特にポジショニングサーボ装置を介しての
第二の弁エレメントへの案内信号の「間接的」な作用と
の区別、すなわち、実際量が所与条件に対応して案内量
によって調整され且つそれに応じて実際量をあらわす第
二の弁エレメントのポジションも変化することが圧力媒
体・パワーシリンダー装置を用いての制御状態の間での
制御弁の相応の切り替えによって達成されるようなポジ
ショニングサーボ装置を介しての第二の弁エレメントへ
の案内信号の「間接的」な作用との区別のためだけに用
いられている。
クラッチペダル装置から受けるための第一の信号接続部
と、実際量を与える実際値信号を連動解除軸受装置に付
設されたトランスミッターエレメント装置(供給装置エ
レメント装置)から受けるための第二の信号接続部とを
有することが提案される。そのとき、好ましくは、案内
信号及び実際値信号が、それぞれ、それぞれの別の信号
から独立に前記両方の弁エレメントのうちの厳密に一つ
の弁エレメントに直接作用する、すなわち案内信号が第
一の弁エレメントに、実際値信号が第二の弁エレメント
に作用する。信号がそれぞれ厳密に一つの弁エレメント
に直接作用するということは、信号が中間構成要素を介
してそれぞれの弁エレメントに作用することを排除しな
い。つまり、「直接作用する」という概念は、「間接
的」な作用、特にポジショニングサーボ装置を介しての
第二の弁エレメントへの案内信号の「間接的」な作用と
の区別、すなわち、実際量が所与条件に対応して案内量
によって調整され且つそれに応じて実際量をあらわす第
二の弁エレメントのポジションも変化することが圧力媒
体・パワーシリンダー装置を用いての制御状態の間での
制御弁の相応の切り替えによって達成されるようなポジ
ショニングサーボ装置を介しての第二の弁エレメントへ
の案内信号の「間接的」な作用との区別のためだけに用
いられている。
【0014】前記実際値信号は、特に圧力、体積、力、
行程(距離)、角度、電流の強さ、あるいは電圧によっ
てあらわされる液圧的な、ニューマチックな(気体作用
による)、機械的な、あるいは電気的な信号であってよ
い。その際、第二の信号接続部には、必要な場合には、
実際値信号を実際量に変える変換器手段が付設される。
行程(距離)、角度、電流の強さ、あるいは電圧によっ
てあらわされる液圧的な、ニューマチックな(気体作用
による)、機械的な、あるいは電気的な信号であってよ
い。その際、第二の信号接続部には、必要な場合には、
実際値信号を実際量に変える変換器手段が付設される。
【0015】ポジショニングサーボ装置が連動解除軸受
装置のポジションを直接にあるいは間接に検知する機械
的に連結されたあるいは連結され得るトランスミッター
エレメント(供給装置エレメント、Geberelement)を有
する機械的なポジション調節装置を備えていることが提
案される。この関連においては、当該トランスミッター
エレメントが第二の弁エレメントに作用し、特にこれと
運動結合されている(連動させられている)あるいは運
動結合され得ることが有利である。第二の弁エレメント
は、場合によってはこれと統合されている連結エレメン
トを介して連動解除軸受装置あるいは圧力媒体・パワー
シリンダー装置の連動解除軸受装置側部分に好ましくは
本質的に固定連結されている(相対運動しないように連
結されている)、あるいは固定連結され得るとよい。し
かし、第二の弁エレメントが、これと好ましくは本質的
に固定連結されていて、場合によってはこれと統合され
ていて、連動解除軸受装置あるいは圧力媒体・パワーシ
リンダー装置の連動解除軸受装置側部分に向かってプレ
ストレスを与えられているかあるいはプレストレスを与
えられ得る連結エレメントを介して、これと連結されて
いる、あるいは連結され得ることも可能である。
装置のポジションを直接にあるいは間接に検知する機械
的に連結されたあるいは連結され得るトランスミッター
エレメント(供給装置エレメント、Geberelement)を有
する機械的なポジション調節装置を備えていることが提
案される。この関連においては、当該トランスミッター
エレメントが第二の弁エレメントに作用し、特にこれと
運動結合されている(連動させられている)あるいは運
動結合され得ることが有利である。第二の弁エレメント
は、場合によってはこれと統合されている連結エレメン
トを介して連動解除軸受装置あるいは圧力媒体・パワー
シリンダー装置の連動解除軸受装置側部分に好ましくは
本質的に固定連結されている(相対運動しないように連
結されている)、あるいは固定連結され得るとよい。し
かし、第二の弁エレメントが、これと好ましくは本質的
に固定連結されていて、場合によってはこれと統合され
ていて、連動解除軸受装置あるいは圧力媒体・パワーシ
リンダー装置の連動解除軸受装置側部分に向かってプレ
ストレスを与えられているかあるいはプレストレスを与
えられ得る連結エレメントを介して、これと連結されて
いる、あるいは連結され得ることも可能である。
【0016】案内信号としては、特に圧力、体積、力、
行程、角度、電流、電圧、あるいは光強度によってあら
わされる液圧的な、ニューマチックな(気体作用によ
る、空気圧による)、電気的な、あるいは光学的な信号
を考えるとよい。その際、第一の信号接続部には、場合
によっては、案内信号を案内量に変えるための変換器手
段が付設される。案内信号として、ニューマチックなあ
るいは液圧的な信号を用いることが好ましく、液圧的な
案内信号が最も好ましい。これに関連して、ニューマチ
ックなあるいは液圧的な案内信号の変換のための変換器
手段が特に弾性的なプレストレスを与えられたピストン
を備えていることが提案される。当該ピストンは、好ま
しくは第一の弁エレメントと連結されておりあるいは連
結可能であり、特にこれと統合されている。
行程、角度、電流、電圧、あるいは光強度によってあら
わされる液圧的な、ニューマチックな(気体作用によ
る、空気圧による)、電気的な、あるいは光学的な信号
を考えるとよい。その際、第一の信号接続部には、場合
によっては、案内信号を案内量に変えるための変換器手
段が付設される。案内信号として、ニューマチックなあ
るいは液圧的な信号を用いることが好ましく、液圧的な
案内信号が最も好ましい。これに関連して、ニューマチ
ックなあるいは液圧的な案内信号の変換のための変換器
手段が特に弾性的なプレストレスを与えられたピストン
を備えていることが提案される。当該ピストンは、好ま
しくは第一の弁エレメントと連結されておりあるいは連
結可能であり、特にこれと統合されている。
【0017】前記弁装置は、第一の弁エレメント及び第
二の弁エレメントに加えて、弁ケーシングに対して相対
的に運動可能な補助弁エレメントを備えていてよい。当
該補助弁エレメントは、前記制御状態のうちの少なくと
も一つを与えるために、第一の弁エレメントあるいは
(及び)第二の弁エレメントと協働する。
二の弁エレメントに加えて、弁ケーシングに対して相対
的に運動可能な補助弁エレメントを備えていてよい。当
該補助弁エレメントは、前記制御状態のうちの少なくと
も一つを与えるために、第一の弁エレメントあるいは
(及び)第二の弁エレメントと協働する。
【0018】補助弁エレメントは、好ましくは、第一の
弁エレメントに対応して配設された係合部分を有する。
当該係合部分には、第一の弁エレメントが、当該補助弁
エレメントの連行のために、あるいは(及び)制御弁内
の少なくとも一つの圧力媒体連通の遮断(一時的な遮
断)のために、特に圧力媒体・パワーシリンダー装置と
圧力補償開口部との間の圧力媒体連通の遮断(一時的な
遮断)のために係合する。
弁エレメントに対応して配設された係合部分を有する。
当該係合部分には、第一の弁エレメントが、当該補助弁
エレメントの連行のために、あるいは(及び)制御弁内
の少なくとも一つの圧力媒体連通の遮断(一時的な遮
断)のために、特に圧力媒体・パワーシリンダー装置と
圧力補償開口部との間の圧力媒体連通の遮断(一時的な
遮断)のために係合する。
【0019】補助弁エレメントは、さらに、第二の弁エ
レメントに対応して配設された係合部分を有することが
好ましい。当該係合部分には、第二の弁エレメントが、
当該補助弁エレメントの連行のために、あるいは(及
び)制御弁内の少なくとも一つの圧力媒体連通の遮断
(一時的な遮断)のために、特に圧力媒体源と圧力媒体
パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通の遮断(一
時的な遮断)のために、あるいは(及び)圧力媒体源と
圧力補償開口部との間の構造上場合によっては原理的に
可能である圧力媒体連通の閉鎖のために係合する。
レメントに対応して配設された係合部分を有することが
好ましい。当該係合部分には、第二の弁エレメントが、
当該補助弁エレメントの連行のために、あるいは(及
び)制御弁内の少なくとも一つの圧力媒体連通の遮断
(一時的な遮断)のために、特に圧力媒体源と圧力媒体
パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通の遮断(一
時的な遮断)のために、あるいは(及び)圧力媒体源と
圧力補償開口部との間の構造上場合によっては原理的に
可能である圧力媒体連通の閉鎖のために係合する。
【0020】補助弁エレメントが制御弁内の少なくとも
一つの、好ましくは複数の圧力媒体連通を作り出すまた
は(一時的に)遮断する際に寄与することによって、そ
れぞれの圧力媒体連通を作り出すために、または遮断す
るために満たされねばならない条件が、特に厳密に且つ
必要な場合にはその他の圧力媒体連通から独立に設定さ
れ得る。
一つの、好ましくは複数の圧力媒体連通を作り出すまた
は(一時的に)遮断する際に寄与することによって、そ
れぞれの圧力媒体連通を作り出すために、または遮断す
るために満たされねばならない条件が、特に厳密に且つ
必要な場合にはその他の圧力媒体連通から独立に設定さ
れ得る。
【0021】プレストレス手段、特に第二の弁エレメン
トと補助弁エレメントとの間で作用するプレストレス手
段が設けられていることが提案される。特に圧力媒体連
通をクラッチが操作されない操作装置の基本状態におい
て閉鎖するために、当該プレストレス手段が補助弁エレ
メントに、補助弁エレメントの対応配設された係合部分
への第二の弁エレメントの係合のための方向へ、あるい
は(及び)補助弁エレメントの対応配設された係合部分
への第一の弁エレメントの係合のための方向へプレスト
レスを与えている。これらのプレストレス手段のプレス
トレスは、かろうじてもれのない状態(密封)を保証す
るために且つ同時にプレストレスによって場合によって
は発生する傾倒力を最小限に保つために、十分に大きく
選ぶ必要がある。第一の弁エレメント及び第二の弁エレ
メント及び場合によっては弁ケーシングが、互いに対し
て相対的に当該両方の弁エレメントの運動範囲を限定す
るために、及び場合によっては弁ケーシングに対して相
対的にそれらの弁エレメントのうちの少なくとも一つの
弁エレメントの運動範囲を限定するために、それぞれ少
なくとも一つのストッパー部分あるいはかみ合い部分を
有し得る。第一の及び第二の弁ケーシングの互いに対応
配設されたストッパー部分が互いに接触している状態
で、制御弁内の一つの圧力媒体連通、特に圧力媒体源と
圧力媒体・パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通
がつくりだされていることが好ましい。
トと補助弁エレメントとの間で作用するプレストレス手
段が設けられていることが提案される。特に圧力媒体連
通をクラッチが操作されない操作装置の基本状態におい
て閉鎖するために、当該プレストレス手段が補助弁エレ
メントに、補助弁エレメントの対応配設された係合部分
への第二の弁エレメントの係合のための方向へ、あるい
は(及び)補助弁エレメントの対応配設された係合部分
への第一の弁エレメントの係合のための方向へプレスト
レスを与えている。これらのプレストレス手段のプレス
トレスは、かろうじてもれのない状態(密封)を保証す
るために且つ同時にプレストレスによって場合によって
は発生する傾倒力を最小限に保つために、十分に大きく
選ぶ必要がある。第一の弁エレメント及び第二の弁エレ
メント及び場合によっては弁ケーシングが、互いに対し
て相対的に当該両方の弁エレメントの運動範囲を限定す
るために、及び場合によっては弁ケーシングに対して相
対的にそれらの弁エレメントのうちの少なくとも一つの
弁エレメントの運動範囲を限定するために、それぞれ少
なくとも一つのストッパー部分あるいはかみ合い部分を
有し得る。第一の及び第二の弁ケーシングの互いに対応
配設されたストッパー部分が互いに接触している状態
で、制御弁内の一つの圧力媒体連通、特に圧力媒体源と
圧力媒体・パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通
がつくりだされていることが好ましい。
【0022】さらに、特に圧力補償開口部を基本状態で
開いた状態に保つために、第一の弁エレメントと第二の
弁エレメントとの間で作用するプレストレス手段が設け
られていることが提案される。これらのプレストレス手
段のプレストレスは、発生する摩擦力にかろうじて打ち
勝つために且つ同時にこのプレストレスによって場合に
よっては生じる傾倒力を最小限に保つために、十分に大
きく選択する必要がある。第一の弁エレメントと第二の
弁エレメントとの間で作用するプレストレス手段のスト
レス(テンション)は、第一の及び第二の弁エレメント
の互いに対応配設されたストッパー部分が互いに接触し
ている状態で最大であることが好ましい。
開いた状態に保つために、第一の弁エレメントと第二の
弁エレメントとの間で作用するプレストレス手段が設け
られていることが提案される。これらのプレストレス手
段のプレストレスは、発生する摩擦力にかろうじて打ち
勝つために且つ同時にこのプレストレスによって場合に
よっては生じる傾倒力を最小限に保つために、十分に大
きく選択する必要がある。第一の弁エレメントと第二の
弁エレメントとの間で作用するプレストレス手段のスト
レス(テンション)は、第一の及び第二の弁エレメント
の互いに対応配設されたストッパー部分が互いに接触し
ている状態で最大であることが好ましい。
【0023】本発明に係る操作装置の有利な構成によ
り、前記エレメント(すなわち第一の弁エレメント及び
第二の弁エレメント)のうちの一方が、特に第二の弁エ
レメントが、制御エッジを形成する少なくとも一つの部
分を有する。当該部分は、もう一方の弁エレメントにお
ける及び弁ケーシングにおける少なくとも三つの圧力媒
体用開口部と、特に当該もう一方の弁エレメントにおけ
る一つの圧力媒体用開口部及び弁ケーシングにおける二
つの圧力媒体用開口部と協働し、それによって、一つの
方向における前記一方の弁エレメントの前記もう一方の
弁エレメントに対して相対的な運動の際に、前記両方の
弁エレメントの互いに対しての少なくとも一つの相対位
置において、前記圧力媒体用開口部のうちの少なくとも
一つ、特に前記もう一方の弁エレメントにおける前記圧
力媒体用開口部のところを少なくとも一つの制御エッジ
が通りすぎて移動することによって、制御弁内の第一の
圧力媒体連通、特に圧力媒体源と圧力媒体・パワーシリ
ンダー装置との間の圧力媒体連通が遮断され、あるいは
つくりだされ、及び、制御弁内の別の圧力媒体連通、特
に圧力補償開口部と圧力媒体・パワーシリンダー装置と
の間の圧力媒体連通がつくりだされ、あるいは遮断され
る。この構成では、好ましくは、第一の弁エレメントあ
るいは(及び)第二の弁エレメントと協働する、弁ケー
シングに対して相対的に運動可能な補助弁エレメントは
設けない。
り、前記エレメント(すなわち第一の弁エレメント及び
第二の弁エレメント)のうちの一方が、特に第二の弁エ
レメントが、制御エッジを形成する少なくとも一つの部
分を有する。当該部分は、もう一方の弁エレメントにお
ける及び弁ケーシングにおける少なくとも三つの圧力媒
体用開口部と、特に当該もう一方の弁エレメントにおけ
る一つの圧力媒体用開口部及び弁ケーシングにおける二
つの圧力媒体用開口部と協働し、それによって、一つの
方向における前記一方の弁エレメントの前記もう一方の
弁エレメントに対して相対的な運動の際に、前記両方の
弁エレメントの互いに対しての少なくとも一つの相対位
置において、前記圧力媒体用開口部のうちの少なくとも
一つ、特に前記もう一方の弁エレメントにおける前記圧
力媒体用開口部のところを少なくとも一つの制御エッジ
が通りすぎて移動することによって、制御弁内の第一の
圧力媒体連通、特に圧力媒体源と圧力媒体・パワーシリ
ンダー装置との間の圧力媒体連通が遮断され、あるいは
つくりだされ、及び、制御弁内の別の圧力媒体連通、特
に圧力補償開口部と圧力媒体・パワーシリンダー装置と
の間の圧力媒体連通がつくりだされ、あるいは遮断され
る。この構成では、好ましくは、第一の弁エレメントあ
るいは(及び)第二の弁エレメントと協働する、弁ケー
シングに対して相対的に運動可能な補助弁エレメントは
設けない。
【0024】前記弁エレメント(第一の弁エレメント及
び第二の弁エレメント)のうちの一方、特に第一の弁エ
レメントが、少なくとも一つのとりわけピン状のかみ合
い部分を有することが可能であり、当該かみ合い部分は
もう一方の弁エレメントの対応配設されたスリット状の
空所にかみ合う。その際、当該空所は、両方の端部で、
互いに対して相対的な両方の弁エレメントの運動範囲の
制限のために、ストッパーによって限定(画成)されて
いる。
び第二の弁エレメント)のうちの一方、特に第一の弁エ
レメントが、少なくとも一つのとりわけピン状のかみ合
い部分を有することが可能であり、当該かみ合い部分は
もう一方の弁エレメントの対応配設されたスリット状の
空所にかみ合う。その際、当該空所は、両方の端部で、
互いに対して相対的な両方の弁エレメントの運動範囲の
制限のために、ストッパーによって限定(画成)されて
いる。
【0025】特に有利なこととして、制御弁が(その他
の構造上の特徴的構成に依存せずに)、クラッチ操作の
ない、当該操作装置の基本状態において、圧力補償開口
部を圧力媒体・パワーシリンダー装置と連通させている
制御状態を占めることが提案される。ニューマチック・
パワーシリンダー装置として構成された圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置の場合に圧力補償開口部を介して大気
への当該シリンダー装置の通気(排気、換気)が行われ
ると、当該操作装置の基本状態において周囲圧力が当該
シリンダー装置内を支配する。その結果、外的影響(例
えば温度)に基づく当該シリンダー装置内での意図しな
い圧力変動が排除される。
の構造上の特徴的構成に依存せずに)、クラッチ操作の
ない、当該操作装置の基本状態において、圧力補償開口
部を圧力媒体・パワーシリンダー装置と連通させている
制御状態を占めることが提案される。ニューマチック・
パワーシリンダー装置として構成された圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置の場合に圧力補償開口部を介して大気
への当該シリンダー装置の通気(排気、換気)が行われ
ると、当該操作装置の基本状態において周囲圧力が当該
シリンダー装置内を支配する。その結果、外的影響(例
えば温度)に基づく当該シリンダー装置内での意図しな
い圧力変動が排除される。
【0026】第一の弁エレメント及び第二の弁エレメン
ト及び(設けられているならば)場合によっては補助弁
エレメントが弁ケーシングの空所に弁軸心に沿って移動
可能に装着されていることが可能である。その際、実際
量及び案内量がそれぞれの弁エレメントの軸方向ポジシ
ョンによってあらわされる。前記エレメント(第一の弁
エレメント、第二の弁エレメント、及び場合によっては
補助弁エレメント)のうちの少なくとも一つが、少なく
とも領域的に弁軸心に同軸のリングエレメントとして構
成されており、且つこれらの弁エレメントのうちの少な
くとも一つの別の弁エレメントを少なくとも領域的に半
径方向外側で取り囲むことが可能である。
ト及び(設けられているならば)場合によっては補助弁
エレメントが弁ケーシングの空所に弁軸心に沿って移動
可能に装着されていることが可能である。その際、実際
量及び案内量がそれぞれの弁エレメントの軸方向ポジシ
ョンによってあらわされる。前記エレメント(第一の弁
エレメント、第二の弁エレメント、及び場合によっては
補助弁エレメント)のうちの少なくとも一つが、少なく
とも領域的に弁軸心に同軸のリングエレメントとして構
成されており、且つこれらの弁エレメントのうちの少な
くとも一つの別の弁エレメントを少なくとも領域的に半
径方向外側で取り囲むことが可能である。
【0027】弁ケーシングの前記空所は、好ましくはリ
ング状空所である。当該リング状空所は、半径方向に間
隔をおいて同軸に延びるリングシリンダー状の壁部を有
し、且つ、弁ケーシングに関して固定している好ましく
はこれと一体的な弁軸心に同軸に延在する管エレメント
のまわりに広がっている。その際、当該管エレメント
が、その自由端の領域に、特に軸方向において開いた圧
力媒体貫流開口部を、制御弁内の少なくとも一つの圧力
媒体連通の一部として、特に圧力媒体パワーシリンダー
装置と圧力媒体源との間の圧力媒体連通あるいは(及
び)圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧力補償開口部
との間の圧力媒体連通の一部として有する。これに関連
して、第一の弁エレメントが、前記管エレメントを少な
くとも領域的に半径方向外側で取り囲むリング状部分を
有することが提案される。その際、少なくとも一つのリ
ング形状のパッキングエレメント(シールエレメント)
が当該リング状部分と前記管エレメントとの間でもれを
ふさぐように作用することが好ましい。
ング状空所である。当該リング状空所は、半径方向に間
隔をおいて同軸に延びるリングシリンダー状の壁部を有
し、且つ、弁ケーシングに関して固定している好ましく
はこれと一体的な弁軸心に同軸に延在する管エレメント
のまわりに広がっている。その際、当該管エレメント
が、その自由端の領域に、特に軸方向において開いた圧
力媒体貫流開口部を、制御弁内の少なくとも一つの圧力
媒体連通の一部として、特に圧力媒体パワーシリンダー
装置と圧力媒体源との間の圧力媒体連通あるいは(及
び)圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧力補償開口部
との間の圧力媒体連通の一部として有する。これに関連
して、第一の弁エレメントが、前記管エレメントを少な
くとも領域的に半径方向外側で取り囲むリング状部分を
有することが提案される。その際、少なくとも一つのリ
ング形状のパッキングエレメント(シールエレメント)
が当該リング状部分と前記管エレメントとの間でもれを
ふさぐように作用することが好ましい。
【0028】さらに、前記リング状空所の半径方向外側
のリングシリンダー状の壁部と第一の弁エレメント、特
に前記リング状部分との間で少なくとも一つのリング形
状のパッキングエレメントがもれをふさぐように作用す
ることが提案される。
のリングシリンダー状の壁部と第一の弁エレメント、特
に前記リング状部分との間で少なくとも一つのリング形
状のパッキングエレメントがもれをふさぐように作用す
ることが提案される。
【0029】第一の弁エレメントが軸方向に前記リング
状部分と境を接する管部分を有することが特に有利であ
る。当該管部分は、前記管エレメントを少なくとも領域
的に半径方向外側で取り囲む。その際、少なくとも一つ
のリング形状のパッキングエレメントが当該管部分と前
記管エレメントとの間でもれをふさぐように作用するこ
とが好ましい。
状部分と境を接する管部分を有することが特に有利であ
る。当該管部分は、前記管エレメントを少なくとも領域
的に半径方向外側で取り囲む。その際、少なくとも一つ
のリング形状のパッキングエレメントが当該管部分と前
記管エレメントとの間でもれをふさぐように作用するこ
とが好ましい。
【0030】リングエレメントとして構成された補助弁
エレメントは、第一の弁エレメント、特に前記管部分を
少なくとも領域的に半径方向外側で取り囲み得る。特に
有利なこととして、第一の弁エレメントが、前記管部分
と境を接して本質的に半径方向に広がって前記管エレメ
ントの自由端における圧力媒体貫流開口部を軸方向にお
いて覆うシール部を有することが提案される。当該シー
ル部によって、第一の弁エレメントは、補助弁エレメン
トの対応配設されたリング形状の且つ半径方向内側へ突
き出ている係合部分に、連行のためにあるいは(及び)
少なくとも一つの圧力媒体連通の遮断のために係合す
る。補助弁エレメントの当該係合部分は、圧力媒体貫流
開口部を半径方向において画成し得る。当該圧力媒体貫
流開口部は、制御弁内の一つの圧力媒体連通の一部であ
り、特に圧力補償開口部に対応して配設されている、あ
るいはこれと同一である。
エレメントは、第一の弁エレメント、特に前記管部分を
少なくとも領域的に半径方向外側で取り囲み得る。特に
有利なこととして、第一の弁エレメントが、前記管部分
と境を接して本質的に半径方向に広がって前記管エレメ
ントの自由端における圧力媒体貫流開口部を軸方向にお
いて覆うシール部を有することが提案される。当該シー
ル部によって、第一の弁エレメントは、補助弁エレメン
トの対応配設されたリング形状の且つ半径方向内側へ突
き出ている係合部分に、連行のためにあるいは(及び)
少なくとも一つの圧力媒体連通の遮断のために係合す
る。補助弁エレメントの当該係合部分は、圧力媒体貫流
開口部を半径方向において画成し得る。当該圧力媒体貫
流開口部は、制御弁内の一つの圧力媒体連通の一部であ
り、特に圧力補償開口部に対応して配設されている、あ
るいはこれと同一である。
【0031】前記シール部を有する第一の弁エレメント
の構成と関連して、第一の弁エレメントが、前記管部分
の、前記シール部に隣接する端部領域において、少なく
とも一つの特に半径方向において開いた圧力媒体貫流開
口部を制御弁内の少なくとも一つの圧力媒体連通の一部
として、とりわけ圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧
力媒体源との間の圧力媒体連通あるいは(及び)圧力媒
体・パワーシリンダー装置と圧力補償開口部との間の圧
力媒体連通の一部として有することが、特に有利であ
る。
の構成と関連して、第一の弁エレメントが、前記管部分
の、前記シール部に隣接する端部領域において、少なく
とも一つの特に半径方向において開いた圧力媒体貫流開
口部を制御弁内の少なくとも一つの圧力媒体連通の一部
として、とりわけ圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧
力媒体源との間の圧力媒体連通あるいは(及び)圧力媒
体・パワーシリンダー装置と圧力補償開口部との間の圧
力媒体連通の一部として有することが、特に有利であ
る。
【0032】リングエレメントとして形成された第二の
弁エレメントは、第一の弁エレメントあるいは(及び)
場合によっては補助弁エレメントを少なくとも領域的に
半径方向外側で取り囲み得る。第二の弁エレメントと補
助弁エレメントとの間では、少なくとも一つのリング形
状のパッキングエレメントがもれをふさぐように作用す
るとよい。
弁エレメントは、第一の弁エレメントあるいは(及び)
場合によっては補助弁エレメントを少なくとも領域的に
半径方向外側で取り囲み得る。第二の弁エレメントと補
助弁エレメントとの間では、少なくとも一つのリング形
状のパッキングエレメントがもれをふさぐように作用す
るとよい。
【0033】さらに、前記リング状空所の半径方向外側
のリングシリンダー状の壁部と第二の弁エレメントとの
間で少なくとも一つのリング形状のパッキングエレメン
トがもれをふさぐように作用するとよい。
のリングシリンダー状の壁部と第二の弁エレメントとの
間で少なくとも一つのリング形状のパッキングエレメン
トがもれをふさぐように作用するとよい。
【0034】半径方向に前記管部分と補助弁エレメント
との間にあるいは(及び)半径方向に第二の弁エレメン
トと弁ケーシングの、前記空所を半径方向外側に向かっ
て限定するリングシリンダー状の壁部との間にそれぞれ
の圧力媒体チャンネル(圧力媒体路、圧力媒体溝)、特
に圧力媒体リングチャンネルが形成されていることが提
案される。当該圧力媒体チャンネルは、制御弁内の一つ
の圧力媒体連通、特に圧力媒体源と圧力媒体・パワーシ
リンダー装置との間の圧力媒体連通の一部である。これ
に関連して、前記両方の圧力媒体チャンネルの間に、補
助弁エレメントの第二の弁エレメントに対応配設された
係合部分への第二の弁エレメントの係合によって遮断可
能な圧力媒体連通が設けられていることが有利である。
当該圧力媒体連通は、好ましくは、第二の弁エレメント
における少なくとも一つの半径方向において開いた圧力
媒体貫流開口部を、あるいは(及び)管部分、補助弁エ
レメント、ないしは第二の弁エレメントによって画成さ
れたリング室を備える。
との間にあるいは(及び)半径方向に第二の弁エレメン
トと弁ケーシングの、前記空所を半径方向外側に向かっ
て限定するリングシリンダー状の壁部との間にそれぞれ
の圧力媒体チャンネル(圧力媒体路、圧力媒体溝)、特
に圧力媒体リングチャンネルが形成されていることが提
案される。当該圧力媒体チャンネルは、制御弁内の一つ
の圧力媒体連通、特に圧力媒体源と圧力媒体・パワーシ
リンダー装置との間の圧力媒体連通の一部である。これ
に関連して、前記両方の圧力媒体チャンネルの間に、補
助弁エレメントの第二の弁エレメントに対応配設された
係合部分への第二の弁エレメントの係合によって遮断可
能な圧力媒体連通が設けられていることが有利である。
当該圧力媒体連通は、好ましくは、第二の弁エレメント
における少なくとも一つの半径方向において開いた圧力
媒体貫流開口部を、あるいは(及び)管部分、補助弁エ
レメント、ないしは第二の弁エレメントによって画成さ
れたリング室を備える。
【0035】制御弁への圧力媒体源あるいは(及び)案
内信号トランスミッター(案内信号供給装置)の連結に
関して、圧力媒体源と接続されている弁接続部、あるい
は(及び)案内信号供給装置と接続されている弁接続部
が、それぞれ、弁ケーシングにおける、前記空所に開口
していて特に半径方向に向けられた孔を備えていること
が提案される。案内信号供給装置と接続されている弁接
続部の当該孔は、好ましくは、前記空所を軸方向の一方
の側で閉ざしている空所底部の領域で前記空所に開口し
ている。その際、当該空所底部に、第一の弁エレメント
の、変換器手段のピストンとして用いられるリング状部
分が向きあって位置している。圧力媒体源と接続されて
いる弁接続部の前記孔は、好ましくは、軸方向において
開いた空所開口部と境を接している空所端部領域におい
て前記空所に開口している。
内信号トランスミッター(案内信号供給装置)の連結に
関して、圧力媒体源と接続されている弁接続部、あるい
は(及び)案内信号供給装置と接続されている弁接続部
が、それぞれ、弁ケーシングにおける、前記空所に開口
していて特に半径方向に向けられた孔を備えていること
が提案される。案内信号供給装置と接続されている弁接
続部の当該孔は、好ましくは、前記空所を軸方向の一方
の側で閉ざしている空所底部の領域で前記空所に開口し
ている。その際、当該空所底部に、第一の弁エレメント
の、変換器手段のピストンとして用いられるリング状部
分が向きあって位置している。圧力媒体源と接続されて
いる弁接続部の前記孔は、好ましくは、軸方向において
開いた空所開口部と境を接している空所端部領域におい
て前記空所に開口している。
【0036】制御弁への圧力媒体・パワーシリンダー装
置の連結に関して、特に有利なこととして、圧力媒体・
パワーシリンダー装置と連通させられた弁接続部が、前
記空所へ開口しており特に前記管エレメントを通って延
びている第一の孔を、並びに好ましくは、当該第一の孔
に接続しており且つ前記空所底部において延びる第二の
孔を備えていることが提案される。
置の連結に関して、特に有利なこととして、圧力媒体・
パワーシリンダー装置と連通させられた弁接続部が、前
記空所へ開口しており特に前記管エレメントを通って延
びている第一の孔を、並びに好ましくは、当該第一の孔
に接続しており且つ前記空所底部において延びる第二の
孔を備えていることが提案される。
【0037】本発明に係る操作装置の有利な変形では、
前記弁エレメントが、特に第一の弁エレメント及び第二
の弁エレメントが、弁ケーシングの空所に弁軸心のまわ
りで回転可能に装着されていることが可能である。その
際、実際量及び案内量はそれぞれの弁エレメントの回転
ポジションによってあらわされる。
前記弁エレメントが、特に第一の弁エレメント及び第二
の弁エレメントが、弁ケーシングの空所に弁軸心のまわ
りで回転可能に装着されていることが可能である。その
際、実際量及び案内量はそれぞれの弁エレメントの回転
ポジションによってあらわされる。
【0038】前記弁エレメント(第一の弁エレメント及
び第二の弁エレメント)のうちの一方、特に第二の弁エ
レメントは、弁軸心に同軸のリング状部分を有する。当
該リング状部分は、前記両方の弁エレメントのうちのも
う一方の弁エレメントを少なくとも領域的に半径方向外
側で取り囲む。これに関連して、前記一方の弁エレメン
トの、前記空所を画成する弁ケーシングの内周面によっ
て半径方向外側で取り囲まれているリング状部分が、周
方向に広がっており互いに対して周方向にずらされてお
り前記リング状部分のそれぞれの部分によって互いから
隔離されており且つ半径方向内側及び半径方向外側へ開
いている少なくとも二つのブレークスルーを有するこ
と、弁ケーシングに、前記空所に開口している特に半径
方向に向けられた少なくとも二つの孔が設けられてお
り、その際当該孔の開口部が周方向に互いに対してずら
されており且つ前記一方の弁エレメントの少なくとも一
つの回転位置で前記ブレークスルーのうちのそれぞれ一
つの別のブレークスルーを少なくとも部分的に覆うこ
と、及び、前記もう一方の弁エレメントにおいて少なく
とも一つの連通チャンネルが、特に貫通孔が設けられて
おり、特に当該貫通孔の両方の開口部が前記ブレークス
ルーのうちのそれぞれ一つの別のブレークスルーによっ
て少なくとも部分的に覆われていることによって、当該
貫通孔が互いに対しての両方の弁エレメントの少なくと
も一つの相対回転位置で前記ブレークスルーのうちの二
つに対して開いていることが特に有利である。
び第二の弁エレメント)のうちの一方、特に第二の弁エ
レメントは、弁軸心に同軸のリング状部分を有する。当
該リング状部分は、前記両方の弁エレメントのうちのも
う一方の弁エレメントを少なくとも領域的に半径方向外
側で取り囲む。これに関連して、前記一方の弁エレメン
トの、前記空所を画成する弁ケーシングの内周面によっ
て半径方向外側で取り囲まれているリング状部分が、周
方向に広がっており互いに対して周方向にずらされてお
り前記リング状部分のそれぞれの部分によって互いから
隔離されており且つ半径方向内側及び半径方向外側へ開
いている少なくとも二つのブレークスルーを有するこ
と、弁ケーシングに、前記空所に開口している特に半径
方向に向けられた少なくとも二つの孔が設けられてお
り、その際当該孔の開口部が周方向に互いに対してずら
されており且つ前記一方の弁エレメントの少なくとも一
つの回転位置で前記ブレークスルーのうちのそれぞれ一
つの別のブレークスルーを少なくとも部分的に覆うこ
と、及び、前記もう一方の弁エレメントにおいて少なく
とも一つの連通チャンネルが、特に貫通孔が設けられて
おり、特に当該貫通孔の両方の開口部が前記ブレークス
ルーのうちのそれぞれ一つの別のブレークスルーによっ
て少なくとも部分的に覆われていることによって、当該
貫通孔が互いに対しての両方の弁エレメントの少なくと
も一つの相対回転位置で前記ブレークスルーのうちの二
つに対して開いていることが特に有利である。
【0039】これに加えて、さらに、特に有利なことと
して、それぞれ厳密に三つの孔、それぞれ厳密に三つの
ブレークスルー、及び厳密に一つの連通チャンネル、特
に半径方向に延在する貫通孔が設けられていることが提
案される。その際、互いに対して相対的な及び弁ケーシ
ングに対して相対的な両方の弁エレメントの少なくとも
一つの回転位置領域において、これらの孔のうちの二
つ、これらのブレークスルーのうちの二つ、及びこの連
通チャンネルによって、圧力媒体源と圧力媒体・パワー
シリンダー装置との間の圧力媒体連通がつくりだされ、
且つ、互いに対して相対的な及び弁ケーシングに対して
相対的な両方の弁エレメントの少なくとも一つの別の回
転位置領域において、これらの孔のうちの二つ、これら
のブレークスルーのうちの二つ、及びこの連通チャンネ
ルによって、前記圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧
力補償開口部との間の圧力媒体連通がつくりだされる。
して、それぞれ厳密に三つの孔、それぞれ厳密に三つの
ブレークスルー、及び厳密に一つの連通チャンネル、特
に半径方向に延在する貫通孔が設けられていることが提
案される。その際、互いに対して相対的な及び弁ケーシ
ングに対して相対的な両方の弁エレメントの少なくとも
一つの回転位置領域において、これらの孔のうちの二
つ、これらのブレークスルーのうちの二つ、及びこの連
通チャンネルによって、圧力媒体源と圧力媒体・パワー
シリンダー装置との間の圧力媒体連通がつくりだされ、
且つ、互いに対して相対的な及び弁ケーシングに対して
相対的な両方の弁エレメントの少なくとも一つの別の回
転位置領域において、これらの孔のうちの二つ、これら
のブレークスルーのうちの二つ、及びこの連通チャンネ
ルによって、前記圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧
力補償開口部との間の圧力媒体連通がつくりだされる。
【0040】前記リング状部分の、前記ブレークスルー
を互いから分離している部分は、好ましくは、両方の弁
エレメントの互いに対しての少なくとも一つの相対回転
位置においてあるいは(及び)一方の弁エレメントの弁
ケーシングに対して相対的な少なくとも一つの回転位置
において少なくとも一つのチャンネル開口部、特にもう
一方の弁エレメントにおける貫通孔の開口部が、あるい
は(及び)弁ケーシングにおける前記孔の開口部のうち
の少なくとも一つが前記リング状部分の特に制御エッジ
を形成するそれぞれの部分によって閉鎖されるように、
ディメンジョニングされている(大きさを定められてい
る)。
を互いから分離している部分は、好ましくは、両方の弁
エレメントの互いに対しての少なくとも一つの相対回転
位置においてあるいは(及び)一方の弁エレメントの弁
ケーシングに対して相対的な少なくとも一つの回転位置
において少なくとも一つのチャンネル開口部、特にもう
一方の弁エレメントにおける貫通孔の開口部が、あるい
は(及び)弁ケーシングにおける前記孔の開口部のうち
の少なくとも一つが前記リング状部分の特に制御エッジ
を形成するそれぞれの部分によって閉鎖されるように、
ディメンジョニングされている(大きさを定められてい
る)。
【0041】最後に述べた措置によって、互いに対して
相対的な及び弁ケーシングに対して相対的な両方の弁エ
レメントの少なくとも一つの回転位置において圧力媒体
・パワーシリンダー装置と圧力媒体源との間の圧力媒体
連通も、圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧力補償開
口部との間の圧力媒体連通もつくりだされていない状況
が簡単な方法で達成され得る。それによって、前記弁ケ
ーシングに対して運動可能な付加的な補助弁エレメント
なしにも、第一の弁エレメントと第二の弁エレメントと
を用いて三つの制御弁状態、すなわち「圧力媒体源と圧
力媒体・パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通状
態」、「圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧力補償開
口部との間の圧力媒体連通状態」、及び「圧力媒体・パ
ワーシリンダー装置の本質的に圧力媒体を通さない(圧
力媒体をもらさない)接続状態」が実現され得る。
相対的な及び弁ケーシングに対して相対的な両方の弁エ
レメントの少なくとも一つの回転位置において圧力媒体
・パワーシリンダー装置と圧力媒体源との間の圧力媒体
連通も、圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧力補償開
口部との間の圧力媒体連通もつくりだされていない状況
が簡単な方法で達成され得る。それによって、前記弁ケ
ーシングに対して運動可能な付加的な補助弁エレメント
なしにも、第一の弁エレメントと第二の弁エレメントと
を用いて三つの制御弁状態、すなわち「圧力媒体源と圧
力媒体・パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通状
態」、「圧力媒体・パワーシリンダー装置と圧力補償開
口部との間の圧力媒体連通状態」、及び「圧力媒体・パ
ワーシリンダー装置の本質的に圧力媒体を通さない(圧
力媒体をもらさない)接続状態」が実現され得る。
【0042】弁ケーシングにおける前記の三つの孔の開
口部は、好ましくは、互いから等しい円周角で間隔をお
いて配置されており、好ましくはそれぞれ等しい大きさ
の円周角領域を覆っている。対応して、前記の一方の弁
エレメントのリング状部分における前記の三つのブレー
クスルーについて、これらがそれぞれ等しい大きさの円
周角領域を覆っており且つ互いから等しい円周角で間隔
をあけて配置されていることが有利である。前記の三つ
の孔の開口部及び対応して前記の三つのブレークスルー
が軸方向において本質的に互いに対してずれて位置して
いないことが好ましい。
口部は、好ましくは、互いから等しい円周角で間隔をお
いて配置されており、好ましくはそれぞれ等しい大きさ
の円周角領域を覆っている。対応して、前記の一方の弁
エレメントのリング状部分における前記の三つのブレー
クスルーについて、これらがそれぞれ等しい大きさの円
周角領域を覆っており且つ互いから等しい円周角で間隔
をあけて配置されていることが有利である。前記の三つ
の孔の開口部及び対応して前記の三つのブレークスルー
が軸方向において本質的に互いに対してずれて位置して
いないことが好ましい。
【0043】前記の三つの孔について、圧力補償開口部
に対応して配設された孔、圧力媒体源に対応して配設さ
れた孔、及び圧力媒体・パワーシリンダー装置に対応し
て配設された孔が、定められた回転方向において相前後
して連続して位置することが好ましい。その際、当該操
作装置の基本状態では、第一の弁エレメントの貫通孔の
開口部が、圧力補償開口部に対応配設された前記孔にほ
ぼ向き合って位置しており、第二の弁エレメントのリン
グ状部分の制御エッジを形成する部分は、当該回転方向
において、圧力補償開口部に対応して配設された前記孔
に対してずらされて位置しているが、しかしこれの近く
に隣接している。またその際、クラッチの操作のために
第一の弁エレメントが基本状態の回転位置に対して当該
回転方向において捻り(相対回転)可能であり、特に最
大でほぼ、貫通孔の開口部が圧力媒体源に対応配設され
た前記孔にほぼ向き合って位置する回転位置まで捻り可
能である。
に対応して配設された孔、圧力媒体源に対応して配設さ
れた孔、及び圧力媒体・パワーシリンダー装置に対応し
て配設された孔が、定められた回転方向において相前後
して連続して位置することが好ましい。その際、当該操
作装置の基本状態では、第一の弁エレメントの貫通孔の
開口部が、圧力補償開口部に対応配設された前記孔にほ
ぼ向き合って位置しており、第二の弁エレメントのリン
グ状部分の制御エッジを形成する部分は、当該回転方向
において、圧力補償開口部に対応して配設された前記孔
に対してずらされて位置しているが、しかしこれの近く
に隣接している。またその際、クラッチの操作のために
第一の弁エレメントが基本状態の回転位置に対して当該
回転方向において捻り(相対回転)可能であり、特に最
大でほぼ、貫通孔の開口部が圧力媒体源に対応配設され
た前記孔にほぼ向き合って位置する回転位置まで捻り可
能である。
【0044】前記弁エレメントを受容する空所は、連動
解除軸受装置の運動方向に対して好ましくは横向きに
(横切って)延びる貫通孔として弁ケーシングに形成さ
れている。当該貫通孔の一方の端部にて第一の弁エレメ
ントが到達可能であり(手がとどき)、特に突き出てお
り、且つ当該貫通孔の別の端部にて第二の弁エレメント
が到達可能であり、特に突き出ている。これに関連し
て、特に有利なこととして、第二の弁エレメントの、弁
ケーシングにおける当該貫通孔から突き出ている端部分
が、固定連結された湾曲体を連結エレメントとして担持
することが提案される。当該湾曲体は、連動解除軸受装
置にあるいは圧力媒体・パワーシリンダー装置の連動解
除軸受装置側部分に係合し、特に当該湾曲体及び弁ケー
シングに係合している弾性体手段、好ましくは前記端部
分のまわりに配置されたレッグ・スプリング(Schenkelf
eder)を備える弾性体手段によってこれに向かってプレ
ストレスを与えられている、あるいはこれと形状拘束的
に(例えば、当該湾曲体のかみ合い部分がかみ合うスロ
ット(長穴)を用いて)連結されている。その結果、当
該湾曲体が強制的に連行される。そのとき、連動解除軸
受装置の、または圧力媒体・パワーシリンダー装置の連
動解除軸受装置側部分の直線運動が、当該湾曲体によっ
て第二の弁エレメントの回転運動に変換され得る。
解除軸受装置の運動方向に対して好ましくは横向きに
(横切って)延びる貫通孔として弁ケーシングに形成さ
れている。当該貫通孔の一方の端部にて第一の弁エレメ
ントが到達可能であり(手がとどき)、特に突き出てお
り、且つ当該貫通孔の別の端部にて第二の弁エレメント
が到達可能であり、特に突き出ている。これに関連し
て、特に有利なこととして、第二の弁エレメントの、弁
ケーシングにおける当該貫通孔から突き出ている端部分
が、固定連結された湾曲体を連結エレメントとして担持
することが提案される。当該湾曲体は、連動解除軸受装
置にあるいは圧力媒体・パワーシリンダー装置の連動解
除軸受装置側部分に係合し、特に当該湾曲体及び弁ケー
シングに係合している弾性体手段、好ましくは前記端部
分のまわりに配置されたレッグ・スプリング(Schenkelf
eder)を備える弾性体手段によってこれに向かってプレ
ストレスを与えられている、あるいはこれと形状拘束的
に(例えば、当該湾曲体のかみ合い部分がかみ合うスロ
ット(長穴)を用いて)連結されている。その結果、当
該湾曲体が強制的に連行される。そのとき、連動解除軸
受装置の、または圧力媒体・パワーシリンダー装置の連
動解除軸受装置側部分の直線運動が、当該湾曲体によっ
て第二の弁エレメントの回転運動に変換され得る。
【0045】ニューマチックなあるいは液圧的な案内信
号の変換のための変換器手段が設けられているならば、
当該変換器手段の弾性的なプレストレス(スプリング・
プレストレス)を与えられたピストンが前記弁エレメン
トに対して別のシリンダー・ピストン装置の一部であっ
てよい。その際、当該ピストンは、好ましくは、本質的
に弁軸心に対して横向きに(横切って)延びる方向にお
いて可動であり、且つ、前記ピストンの直線運動が、第
一の弁エレメントに係合する連結装置、特にトグル・レ
バー装置によって第一の弁エレメントの回転運動に変換
され得る。
号の変換のための変換器手段が設けられているならば、
当該変換器手段の弾性的なプレストレス(スプリング・
プレストレス)を与えられたピストンが前記弁エレメン
トに対して別のシリンダー・ピストン装置の一部であっ
てよい。その際、当該ピストンは、好ましくは、本質的
に弁軸心に対して横向きに(横切って)延びる方向にお
いて可動であり、且つ、前記ピストンの直線運動が、第
一の弁エレメントに係合する連結装置、特にトグル・レ
バー装置によって第一の弁エレメントの回転運動に変換
され得る。
【0046】制御弁の高い信頼度(作動安定性)を達成
するために、弁ケーシングの、第一の弁エレメントの、
及び第二の弁エレメントの互いに当接している面部分が
密封面(シール面)あるいは(及び)すべり面(Dicht-
oder/und Gleitflaechen)として構成されていることが
可能であり、あるいは(及び)パッキングエレメントが
これらの間でもれをふさぐように作用することが可能で
ある。
するために、弁ケーシングの、第一の弁エレメントの、
及び第二の弁エレメントの互いに当接している面部分が
密封面(シール面)あるいは(及び)すべり面(Dicht-
oder/und Gleitflaechen)として構成されていることが
可能であり、あるいは(及び)パッキングエレメントが
これらの間でもれをふさぐように作用することが可能で
ある。
【0047】弁ケーシングの空所に弁軸心のまわりで回
転可能に装着された弁エレメントを有する前記変形に係
る制御弁の上述の構成は、弁ケーシングの空所に弁軸心
に沿って移動可能に装着された弁エレメントを有する制
御弁にも簡単に転用され得る。
転可能に装着された弁エレメントを有する前記変形に係
る制御弁の上述の構成は、弁ケーシングの空所に弁軸心
に沿って移動可能に装着された弁エレメントを有する制
御弁にも簡単に転用され得る。
【0048】一般的に、圧力媒体・パワーシリンダー装
置の連動解除方向と摩擦クラッチの連動解除方向とは互
いに対して任意の方向づけ(オリエンテーション)をも
ち得る。このことは、圧力媒体・パワーシリンダー装置
がケーシング・ベルの外側に配置されており且つ例えば
トランスミッション・ハウジングに取り付けられている
ときにだけ当てはまるのではない。しかし、特に、圧力
媒体・パワーシリンダー装置がケーシング・ベル内に配
置されている場合には、圧力媒体・パワーシリンダー装
置の連動解除方向と摩擦クラッチの連動解除方向とが互
いに対して本質的に平行であるとしばしば好都合であ
る。その際、クラッチ軸心及びパワーシリンダー装置軸
心が本質的に一致することが好ましい。
置の連動解除方向と摩擦クラッチの連動解除方向とは互
いに対して任意の方向づけ(オリエンテーション)をも
ち得る。このことは、圧力媒体・パワーシリンダー装置
がケーシング・ベルの外側に配置されており且つ例えば
トランスミッション・ハウジングに取り付けられている
ときにだけ当てはまるのではない。しかし、特に、圧力
媒体・パワーシリンダー装置がケーシング・ベル内に配
置されている場合には、圧力媒体・パワーシリンダー装
置の連動解除方向と摩擦クラッチの連動解除方向とが互
いに対して本質的に平行であるとしばしば好都合であ
る。その際、クラッチ軸心及びパワーシリンダー装置軸
心が本質的に一致することが好ましい。
【0049】弁軸心とパワーシリンダー装置軸心とは、
原理的に、互いに対して任意に方向づけられていてよ
く、共通の点をもつ必要はない。しかし、弁軸心とパワ
ーシリンダー装置軸心とが互いに本質的に平行である、
あるいは、両方の軸心に本質的に平行な平面へ投影した
状態で互いに対して本質的に直交していることが有利で
ある。
原理的に、互いに対して任意に方向づけられていてよ
く、共通の点をもつ必要はない。しかし、弁軸心とパワ
ーシリンダー装置軸心とが互いに本質的に平行である、
あるいは、両方の軸心に本質的に平行な平面へ投影した
状態で互いに対して本質的に直交していることが有利で
ある。
【0050】弁軸心に沿って移動可能な弁エレメントを
もつ場合も弁軸心のまわりで回転可能な弁エレメントを
もつ場合も、制御弁の、詳しくは弁装置の有利な構成及
び上述の装置は、それぞれ一つででも共同ででも、制御
弁がコンパクトに構成されており、高い機能信頼性をも
ち、且つコスト安に製造可能であることに貢献する。当
該制御弁は、完全にケーシング・ベル内に配置されてい
てよく、あるいは少なくとも部分的にケーシング・ベル
内に配置されていてもよく、且つ、内燃機関及びトラン
スミッションと接続されているケーシング・ベルの場合
に外部から手がとどく(到達可能である)、特に取り外
し可能であることが好ましい。そのとき、当該操作装置
は、一般にトランスミッション・ハウジングの一部分に
よって構成されるケーシング・ベルを内燃機関から取り
外す必要なしに、容易に整備可能であり、且つ必要な場
合には修理可能である。当該制御弁は、圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置と統合されて構成されていてよいが、
しかし、当該制御弁が別の構造ユニットとして圧力媒体
・パワーシリンダー装置に特に取り外し可能に取り付け
られていることが有利である。
もつ場合も弁軸心のまわりで回転可能な弁エレメントを
もつ場合も、制御弁の、詳しくは弁装置の有利な構成及
び上述の装置は、それぞれ一つででも共同ででも、制御
弁がコンパクトに構成されており、高い機能信頼性をも
ち、且つコスト安に製造可能であることに貢献する。当
該制御弁は、完全にケーシング・ベル内に配置されてい
てよく、あるいは少なくとも部分的にケーシング・ベル
内に配置されていてもよく、且つ、内燃機関及びトラン
スミッションと接続されているケーシング・ベルの場合
に外部から手がとどく(到達可能である)、特に取り外
し可能であることが好ましい。そのとき、当該操作装置
は、一般にトランスミッション・ハウジングの一部分に
よって構成されるケーシング・ベルを内燃機関から取り
外す必要なしに、容易に整備可能であり、且つ必要な場
合には修理可能である。当該制御弁は、圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置と統合されて構成されていてよいが、
しかし、当該制御弁が別の構造ユニットとして圧力媒体
・パワーシリンダー装置に特に取り外し可能に取り付け
られていることが有利である。
【0051】特に整備が非常に容易であることを顧慮し
て、特に有利であることとして、当該制御弁を備える制
御弁構造ユニットが圧力媒体・パワーシリンダー装置を
備えるパワーシリンダー構造ユニットに対してパワーシ
リンダー装置軸心に関しての半径方向においてずらされ
て位置しており且つパワーシリンダ−構造ユニットの半
径方向外側の部分に取り外し可能に取り付けられている
ことが提案される。これに関連して、制御弁構造ユニッ
トが、場合によってはこれらの両方の構造ユニットの間
で作用する固定手段あるいは(及び)連結手段、好まし
くは前記半径方向に本質的に対応する少なくとも一つの
半径方向から到達可能な(手がとどく)固定手段あるい
は(及び)連結手段の解除ののちに、パワーシリンダー
構造ユニットから本質的に当該半径方向に取り外し可能
であることが、特に有利である。これから生じる整備の
容易さは、ケーシング・ベルの内部に配置された制御弁
でもケーシング・ベルの外部に配置された制御弁でも効
果を発揮する。
て、特に有利であることとして、当該制御弁を備える制
御弁構造ユニットが圧力媒体・パワーシリンダー装置を
備えるパワーシリンダー構造ユニットに対してパワーシ
リンダー装置軸心に関しての半径方向においてずらされ
て位置しており且つパワーシリンダ−構造ユニットの半
径方向外側の部分に取り外し可能に取り付けられている
ことが提案される。これに関連して、制御弁構造ユニッ
トが、場合によってはこれらの両方の構造ユニットの間
で作用する固定手段あるいは(及び)連結手段、好まし
くは前記半径方向に本質的に対応する少なくとも一つの
半径方向から到達可能な(手がとどく)固定手段あるい
は(及び)連結手段の解除ののちに、パワーシリンダー
構造ユニットから本質的に当該半径方向に取り外し可能
であることが、特に有利である。これから生じる整備の
容易さは、ケーシング・ベルの内部に配置された制御弁
でもケーシング・ベルの外部に配置された制御弁でも効
果を発揮する。
【0052】圧力媒体としては、ニューマチックなある
いは液圧的な圧力媒体が考えられる。圧力媒体がニュー
マチックな圧力媒体であることが特に有利であり、その
際、圧力媒体源は、周囲圧力より高い圧力を供給する過
圧源であることが好ましい。
いは液圧的な圧力媒体が考えられる。圧力媒体がニュー
マチックな圧力媒体であることが特に有利であり、その
際、圧力媒体源は、周囲圧力より高い圧力を供給する過
圧源であることが好ましい。
【0053】
【実施例】以下に、本発明を、図に示された実施例をも
とにして詳細に説明する。図1には、動力車の駆動系
(動力伝達系列)において内燃機関とトランスミッショ
ン(伝動装置、ギア装置)との間でケーシング・ベル(G
ehaeuseglocke)12内に配置された摩擦クラッチ、この
例では押しつけられるクラッチのための本発明に係る操
作装置10が図式的に示されている。操作装置10は、
構造ユニット(パッケージユニット)として構成された
圧力媒体(押圧手段)パワーシリンダー装置(Druckmitt
el-Kraftzylinderanordnung)14、この例ではニューマ
チック・パワーシリンダー装置(気体により作用するパ
ワーシリンダー装置、Pneumatik-Kraftzylinderanordnu
ng)を備えている。当該圧力媒体・パワーシリンダー装
置は、以下では操作シリンダー構造ユニット(操作シリ
ンダー・パッケージユニット)とも呼ばれる。操作シリ
ンダー構造ユニット14は、圧力媒体リングシリンダ
ー、この例では、動かない本体部材20におけるリング
シリンダー状の空所18並びにニューマチック・リング
ピストンエレメント22によって形成されているニュー
マチック・リングシリンダー16を備えている。ニュー
マチック・リングピストンエレメント22は、弾性体手
段(スプリング手段)24によって不図示のクラッチの
方へ(図1では左へ向かって)プレストレスを与えられ
ており、且つ、ニューマチック・リングシリンダー16
のリングシリンダー室の密閉のためのパッキングリング
26を担持している。
とにして詳細に説明する。図1には、動力車の駆動系
(動力伝達系列)において内燃機関とトランスミッショ
ン(伝動装置、ギア装置)との間でケーシング・ベル(G
ehaeuseglocke)12内に配置された摩擦クラッチ、この
例では押しつけられるクラッチのための本発明に係る操
作装置10が図式的に示されている。操作装置10は、
構造ユニット(パッケージユニット)として構成された
圧力媒体(押圧手段)パワーシリンダー装置(Druckmitt
el-Kraftzylinderanordnung)14、この例ではニューマ
チック・パワーシリンダー装置(気体により作用するパ
ワーシリンダー装置、Pneumatik-Kraftzylinderanordnu
ng)を備えている。当該圧力媒体・パワーシリンダー装
置は、以下では操作シリンダー構造ユニット(操作シリ
ンダー・パッケージユニット)とも呼ばれる。操作シリ
ンダー構造ユニット14は、圧力媒体リングシリンダ
ー、この例では、動かない本体部材20におけるリング
シリンダー状の空所18並びにニューマチック・リング
ピストンエレメント22によって形成されているニュー
マチック・リングシリンダー16を備えている。ニュー
マチック・リングピストンエレメント22は、弾性体手
段(スプリング手段)24によって不図示のクラッチの
方へ(図1では左へ向かって)プレストレスを与えられ
ており、且つ、ニューマチック・リングシリンダー16
のリングシリンダー室の密閉のためのパッキングリング
26を担持している。
【0054】ニューマチック・リングシリンダー16及
びニューマチック・リングピストンエレメント22は、
クラッチ軸心Aに同軸に配置されている。本体部材20
は軸方向孔を有し、当該軸方向孔を通って、クラッチシ
ャフト(トランスミッション入力軸)28がクラッチ軸
心Aに同軸に延在する。
びニューマチック・リングピストンエレメント22は、
クラッチ軸心Aに同軸に配置されている。本体部材20
は軸方向孔を有し、当該軸方向孔を通って、クラッチシ
ャフト(トランスミッション入力軸)28がクラッチ軸
心Aに同軸に延在する。
【0055】ニューマチック・リングピストンエレメン
ト22のクラッチ側の端部における当該リングピストン
エレメントのリング状部分30が、連動解除軸受装置
(Ausruecklageranordnung)32の連動解除リング(リ
リース・リング、Ausrueckring)30を形成する。当該
連動解除軸受装置は、さらに、連動解除リング30に対
して捻り(相対回転)可能で且つクラッチと一緒に回転
する連動解除リング34と、両方の連動解除リング30
及び34の間の相対回転を可能にする球軸受け36とを
有する。当該連動解除軸受装置は、トランスミッション
と内燃機関との間の力の流れの遮断のためにクラッチを
連動解除する(リリースする)ために、操作装置の操作
の際に、周知の方法で、特にダイアフラムスプリング舌
状部を介してクラッチに作用する。
ト22のクラッチ側の端部における当該リングピストン
エレメントのリング状部分30が、連動解除軸受装置
(Ausruecklageranordnung)32の連動解除リング(リ
リース・リング、Ausrueckring)30を形成する。当該
連動解除軸受装置は、さらに、連動解除リング30に対
して捻り(相対回転)可能で且つクラッチと一緒に回転
する連動解除リング34と、両方の連動解除リング30
及び34の間の相対回転を可能にする球軸受け36とを
有する。当該連動解除軸受装置は、トランスミッション
と内燃機関との間の力の流れの遮断のためにクラッチを
連動解除する(リリースする)ために、操作装置の操作
の際に、周知の方法で、特にダイアフラムスプリング舌
状部を介してクラッチに作用する。
【0056】操作シリンダー構造ユニット14は、当該
操作シリンダー構造ユニットに解除可能に固定された
(固定を解除可能な)制御弁構造ユニット(制御弁パッ
ケージユニット)40を担持している。当該制御弁構造
ユニットは、図1に単に図式的に示されている制御弁4
2を備えている。制御弁構造ユニット40は、ケーシン
グ・ベル12における対応して配設された開口部44を
通って当該ベルの外面をこえて突き出るように、且つケ
ーシング・ベルが内燃機関及びトランスミッションと連
結されている場合には取り外し可能であるように、配置
されている。
操作シリンダー構造ユニットに解除可能に固定された
(固定を解除可能な)制御弁構造ユニット(制御弁パッ
ケージユニット)40を担持している。当該制御弁構造
ユニットは、図1に単に図式的に示されている制御弁4
2を備えている。制御弁構造ユニット40は、ケーシン
グ・ベル12における対応して配設された開口部44を
通って当該ベルの外面をこえて突き出るように、且つケ
ーシング・ベルが内燃機関及びトランスミッションと連
結されている場合には取り外し可能であるように、配置
されている。
【0057】制御弁42は、制御弁構造ユニット40の
内部における気体作用導管(気体導管)46を介して、
制御弁構造ユニットの、ケーシング・ベル12の外面を
越えて突き出ている部分における気体作用接続部48を
介して、及び別の気体作用導管50を介して気体作用源
(気体源、空気圧源)51と連通させられている。制御
弁42は、さらに、制御弁構造ユニット40の内部の導
管(配線)52を介して、制御弁構造ユニット40の、
ケーシング・ベル12の外面を越えて突き出ている部分
における接続部54を介して、及び別の導管(配線)5
6を介して案内信号供給装置ユニット(Fuehrungssignal
gebereinheit)60と接続されている。案内信号供給装
置ユニット60としては、ここでのケースでは、クラッ
チペダル62を備えるクラッチペダル装置60を考え
る。当該クラッチペダル装置は、案内信号(操作信号、
コントロール信号)を液圧的な信号の形で導管(配線)
56、接続部54、及び導管(配線)52を介して制御
弁42へ伝えるようにデザインされている(構成されて
いる)。それに応じて、導管(配線)52及び56とし
ては、液圧接続部として構成された接続部54を介して
連通させられている液圧導管を考える。
内部における気体作用導管(気体導管)46を介して、
制御弁構造ユニットの、ケーシング・ベル12の外面を
越えて突き出ている部分における気体作用接続部48を
介して、及び別の気体作用導管50を介して気体作用源
(気体源、空気圧源)51と連通させられている。制御
弁42は、さらに、制御弁構造ユニット40の内部の導
管(配線)52を介して、制御弁構造ユニット40の、
ケーシング・ベル12の外面を越えて突き出ている部分
における接続部54を介して、及び別の導管(配線)5
6を介して案内信号供給装置ユニット(Fuehrungssignal
gebereinheit)60と接続されている。案内信号供給装
置ユニット60としては、ここでのケースでは、クラッ
チペダル62を備えるクラッチペダル装置60を考え
る。当該クラッチペダル装置は、案内信号(操作信号、
コントロール信号)を液圧的な信号の形で導管(配線)
56、接続部54、及び導管(配線)52を介して制御
弁42へ伝えるようにデザインされている(構成されて
いる)。それに応じて、導管(配線)52及び56とし
ては、液圧接続部として構成された接続部54を介して
連通させられている液圧導管を考える。
【0058】制御弁42は、さらに、制御弁構造ユニッ
ト40の内部の気体作用導管64及び操作シリンダー構
造ユニット14の内部の気体作用導管66を介してニュ
ーマチック・リングシリンダー16のリングシリンダー
室と連通させられている。さらに、制御弁42は、制御
弁構造ユニット40の内部の気体作用導管68を介して
制御弁構造ユニットのクラッチ側の表面における圧力補
償開口部70と連通させられている。
ト40の内部の気体作用導管64及び操作シリンダー構
造ユニット14の内部の気体作用導管66を介してニュ
ーマチック・リングシリンダー16のリングシリンダー
室と連通させられている。さらに、制御弁42は、制御
弁構造ユニット40の内部の気体作用導管68を介して
制御弁構造ユニットのクラッチ側の表面における圧力補
償開口部70と連通させられている。
【0059】連動解除軸受装置32の瞬間の軸方向ポジ
ションは、制御弁構造ユニット40の内部の破線で示さ
れた連絡部(接続)76によって図式的に示されている
ように、機械的な連結エレメント(連接棒エレメント)
72及び74を介して行程(距離、Weg)をあらわす機械
的な実際値信号の形で制御弁42に供給される。このた
めに、制御弁構造ユニット40から突き出ている棒状の
連結エレメント74が、三つの弁エレメントを備える弁
装置の一つの弁エレメントと運動結合されている(連動
させられている)。当該弁装置の三つの弁エレメント
は、制御弁構造ユニット40においてクラッチ軸心Aに
平行に移動可能である。三つの弁エレメントのうちの第
一の弁エレメントは案内信号供給装置ユニット60に関
連して配設されている。第二の(すでに述べた)弁エレ
メントは連動解除軸受装置に関連して配設され且つ連結
エレメント72及び74を介してこれと軸方向運動に関
して運動結合されている。以下では補助弁エレメントと
呼ばれる第三の弁エレメントは、第一及び第二の弁エレ
メントと共同して制御弁42のさまざまな制御状態を実
現するために用いられる。制御弁42のより厳密な構造
については、図2〜図4に示す実施例を参照のこと。こ
の実施例の制御弁42aは、機能方法及び基本的な構造
に関して本質的に図1の制御弁42と合致する。しか
し、制御弁42としては、簡単に、二つだけの可動な、
特に相対回転可能な弁エレメントを備える制御弁を考え
てもよい。これについては、図5〜図9に示す実施例を
参照のこと。この実施例の制御弁42bは、連動解除軸
受装置への一つの弁エレメントの連結に関してのほんの
少しだけの変更によって図1の実施例の場合に使用され
得る。
ションは、制御弁構造ユニット40の内部の破線で示さ
れた連絡部(接続)76によって図式的に示されている
ように、機械的な連結エレメント(連接棒エレメント)
72及び74を介して行程(距離、Weg)をあらわす機械
的な実際値信号の形で制御弁42に供給される。このた
めに、制御弁構造ユニット40から突き出ている棒状の
連結エレメント74が、三つの弁エレメントを備える弁
装置の一つの弁エレメントと運動結合されている(連動
させられている)。当該弁装置の三つの弁エレメント
は、制御弁構造ユニット40においてクラッチ軸心Aに
平行に移動可能である。三つの弁エレメントのうちの第
一の弁エレメントは案内信号供給装置ユニット60に関
連して配設されている。第二の(すでに述べた)弁エレ
メントは連動解除軸受装置に関連して配設され且つ連結
エレメント72及び74を介してこれと軸方向運動に関
して運動結合されている。以下では補助弁エレメントと
呼ばれる第三の弁エレメントは、第一及び第二の弁エレ
メントと共同して制御弁42のさまざまな制御状態を実
現するために用いられる。制御弁42のより厳密な構造
については、図2〜図4に示す実施例を参照のこと。こ
の実施例の制御弁42aは、機能方法及び基本的な構造
に関して本質的に図1の制御弁42と合致する。しか
し、制御弁42としては、簡単に、二つだけの可動な、
特に相対回転可能な弁エレメントを備える制御弁を考え
てもよい。これについては、図5〜図9に示す実施例を
参照のこと。この実施例の制御弁42bは、連動解除軸
受装置への一つの弁エレメントの連結に関してのほんの
少しだけの変更によって図1の実施例の場合に使用され
得る。
【0060】制御弁42(あるいは42aまたは42
b)は、連動解除軸受装置32の目標軸方向ポジション
を設定する案内信号供給装置ユニット60から出力され
る案内信号と、連動解除軸受装置32の瞬間の軸方向ポ
ジションを知らせる実際値信号とに依存して、三つの制
御状態の間で切り替えをする。第一の制御状態では、制
御弁42を介して、ニューマチック・リングシリンダー
16と気体作用源51との間の気体作用連通(気体連
通)が作り出されている。その結果、ニューマチック・
リングシリンダーに気体作用源51から気体作用媒体
(空気圧媒体)、この例では圧縮空気が供給され、且つ
ニューマチック・リングピストンエレメント22が相応
に空所からクラッチの方向へはみ出す(押し出され
る)。制御弁42の第二の制御状態では、制御弁42を
介して、ニューマチック・リングシリンダー16と圧力
補償開口部70との間の気体作用連通が作り出されてい
る。その結果、はみ出したニューマチック・リングピス
トンエレメント22がクラッチ主弾性体(クラッチ・メ
インスプリング)、例えばダイアフラムスプリング等の
押圧力(圧縮力)によって再び空所18内へ引っ込めら
れる。その際、ニューマチック・リングシリンダー16
のリングシリンダー室内にある圧縮空気は圧力補償開口
部70から流れ出る。第三の制御状態では、ニューマチ
ック・リングシリンダー16のリングシリンダー室が本
質的に気体をもらさないように(気密に、pneumatikdic
ht)閉鎖されている。その結果、ニューマチック・リン
グピストンエレメント22がその瞬間の軸方向ポジショ
ンを保持する。
b)は、連動解除軸受装置32の目標軸方向ポジション
を設定する案内信号供給装置ユニット60から出力され
る案内信号と、連動解除軸受装置32の瞬間の軸方向ポ
ジションを知らせる実際値信号とに依存して、三つの制
御状態の間で切り替えをする。第一の制御状態では、制
御弁42を介して、ニューマチック・リングシリンダー
16と気体作用源51との間の気体作用連通(気体連
通)が作り出されている。その結果、ニューマチック・
リングシリンダーに気体作用源51から気体作用媒体
(空気圧媒体)、この例では圧縮空気が供給され、且つ
ニューマチック・リングピストンエレメント22が相応
に空所からクラッチの方向へはみ出す(押し出され
る)。制御弁42の第二の制御状態では、制御弁42を
介して、ニューマチック・リングシリンダー16と圧力
補償開口部70との間の気体作用連通が作り出されてい
る。その結果、はみ出したニューマチック・リングピス
トンエレメント22がクラッチ主弾性体(クラッチ・メ
インスプリング)、例えばダイアフラムスプリング等の
押圧力(圧縮力)によって再び空所18内へ引っ込めら
れる。その際、ニューマチック・リングシリンダー16
のリングシリンダー室内にある圧縮空気は圧力補償開口
部70から流れ出る。第三の制御状態では、ニューマチ
ック・リングシリンダー16のリングシリンダー室が本
質的に気体をもらさないように(気密に、pneumatikdic
ht)閉鎖されている。その結果、ニューマチック・リン
グピストンエレメント22がその瞬間の軸方向ポジショ
ンを保持する。
【0061】制御弁42は、その弁エレメントと、ニュ
ーマチック・パワーシリンダー装置14と、実際値信号
のための供給装置エレメントである連結エレメント72
と、連結エレメント74と一緒に、機械的なポジション
調節装置を形成する。当該ポジション調節装置は、前記
三つの制御状態の間の相応の切り替えによって、連動解
除軸受装置32の軸方向ポジションを案内信号供給装置
ユニット60からの案内信号によって示される目標ポジ
ションに調整する。このために、連動解除軸受装置32
の瞬間のポジションが実際量として第二の弁エレメント
のポジションによってあらわされ、且つ連動解除軸受装
置の目標ポジションが案内量として第一の弁エレメンの
ポジションによってあらわされる。実際量及び案内量に
は、互いに対して相対的に第一及び第二の弁エレメント
のポジションによって(すなわち、第一及び第二の弁エ
レメントの互いに対して相対的なポジションによって)
あらわされており且つ連動解除軸受装置32の実際の軸
方向ポジションが目標ポジションに合致すると値ゼロを
とる差量(相違量)が関連づけられている。
ーマチック・パワーシリンダー装置14と、実際値信号
のための供給装置エレメントである連結エレメント72
と、連結エレメント74と一緒に、機械的なポジション
調節装置を形成する。当該ポジション調節装置は、前記
三つの制御状態の間の相応の切り替えによって、連動解
除軸受装置32の軸方向ポジションを案内信号供給装置
ユニット60からの案内信号によって示される目標ポジ
ションに調整する。このために、連動解除軸受装置32
の瞬間のポジションが実際量として第二の弁エレメント
のポジションによってあらわされ、且つ連動解除軸受装
置の目標ポジションが案内量として第一の弁エレメンの
ポジションによってあらわされる。実際量及び案内量に
は、互いに対して相対的に第一及び第二の弁エレメント
のポジションによって(すなわち、第一及び第二の弁エ
レメントの互いに対して相対的なポジションによって)
あらわされており且つ連動解除軸受装置32の実際の軸
方向ポジションが目標ポジションに合致すると値ゼロを
とる差量(相違量)が関連づけられている。
【0062】以下では、本発明に係る操作装置または本
発明に係る操作装置の個別の構成要素の二つの別の実施
例を説明する。その際、それぞれの実施例を記述する場
合に、同じ作用をするまたは類似した構成要素に対して
前にすでに述べられた一つまたは複数の実施例と同一の
符号が用いられる。その際、それぞれすでに記述された
一つまたは複数の実施形態との相違点にだけふれる。そ
の他の点でははっきりと他の一つまたは複数の実施形態
の先の記載を引き合いに出す。実施形態の区別のため
に、以下に記載される両方の実施形態の符号は、図2〜
図4の実施形態についてはaを、図5〜図9の実施形態
についてはbを添えて示される。
発明に係る操作装置の個別の構成要素の二つの別の実施
例を説明する。その際、それぞれの実施例を記述する場
合に、同じ作用をするまたは類似した構成要素に対して
前にすでに述べられた一つまたは複数の実施例と同一の
符号が用いられる。その際、それぞれすでに記述された
一つまたは複数の実施形態との相違点にだけふれる。そ
の他の点でははっきりと他の一つまたは複数の実施形態
の先の記載を引き合いに出す。実施形態の区別のため
に、以下に記載される両方の実施形態の符号は、図2〜
図4の実施形態についてはaを、図5〜図9の実施形態
についてはbを添えて示される。
【0063】図2は、本発明に係る操作装置の操作シリ
ンダー構造ユニット14aを示す。当該操作シリンダー
構造ユニットは、同様に、ニューマチック・リングピス
トンエレメント22aを備えるニューマチック・リング
シリンダー16aを備える。ニューマチック・リングシ
リンダー16aのシリンダー室は、ニューマチック・リ
ングピストンエレメント22aと操作シリンダー構造ユ
ニット14aの本体部材20aとの間で効力を生じる少
なくとも一つのパッキングリング27aによって密閉さ
れている。操作シリンダー構造ユニット14aには、制
御弁構造ユニット40aが取り外し可能にフランジを介
して接合されている。制御弁構造ユニット40aは、弁
ケーシング90aを備える制御弁42aを有する。当該
弁ケーシングには、図1の実施例の場合のように三つの
弁エレメント、すなわち第一の弁エレメント92a、第
二の弁エレメント94a、及び第三のあるいは補助弁エ
レメント96aがクラッチ軸心Aに平行な弁軸心Bに沿
って弁ケーシング90aのリング状空所98aに移動可
能に装着されている。制御弁42aは、気体作用接続部
48aを有する。当該気体作用接続部には、気体作用源
51aが気体作用導管50aを介して接続されている。
さらに、当該制御弁は液圧接続部54aを有する。当該
液圧接続部には、クラッチペダル装置60aが液圧導管
56aを介して接続されている。
ンダー構造ユニット14aを示す。当該操作シリンダー
構造ユニットは、同様に、ニューマチック・リングピス
トンエレメント22aを備えるニューマチック・リング
シリンダー16aを備える。ニューマチック・リングシ
リンダー16aのシリンダー室は、ニューマチック・リ
ングピストンエレメント22aと操作シリンダー構造ユ
ニット14aの本体部材20aとの間で効力を生じる少
なくとも一つのパッキングリング27aによって密閉さ
れている。操作シリンダー構造ユニット14aには、制
御弁構造ユニット40aが取り外し可能にフランジを介
して接合されている。制御弁構造ユニット40aは、弁
ケーシング90aを備える制御弁42aを有する。当該
弁ケーシングには、図1の実施例の場合のように三つの
弁エレメント、すなわち第一の弁エレメント92a、第
二の弁エレメント94a、及び第三のあるいは補助弁エ
レメント96aがクラッチ軸心Aに平行な弁軸心Bに沿
って弁ケーシング90aのリング状空所98aに移動可
能に装着されている。制御弁42aは、気体作用接続部
48aを有する。当該気体作用接続部には、気体作用源
51aが気体作用導管50aを介して接続されている。
さらに、当該制御弁は液圧接続部54aを有する。当該
液圧接続部には、クラッチペダル装置60aが液圧導管
56aを介して接続されている。
【0064】液圧接続部54aは、リング状空所98a
をクラッチから遠い側で画成(限定)している空所底部
102aの領域においてリング状空所98aに開口して
いる孔100aを備える。気体作用接続部48aは、リ
ング状空所98aの、クラッチに向かって開いているク
ラッチ側の端部領域においてこのリング状空所に開口し
ている孔104aを有する。
をクラッチから遠い側で画成(限定)している空所底部
102aの領域においてリング状空所98aに開口して
いる孔100aを備える。気体作用接続部48aは、リ
ング状空所98aの、クラッチに向かって開いているク
ラッチ側の端部領域においてこのリング状空所に開口し
ている孔104aを有する。
【0065】弁ケーシング90aの、半径方向に間隔を
あけて同軸に伸びているリングシリンダー状の複数の壁
部によって半径方向外側へ向かって及び半径方向内側へ
向かって画成(限定)されているリング状空所98a
は、弁ケーシング90aと一体的な、弁軸心Bに同軸
な、且つ空所底部102aからクラッチの方向へ広がっ
ている管エレメント106aのまわりに広がっている。
管エレメント106aは、残りの弁ケーシング90aほ
どはクラッチの方へ長く延びていない。その結果、リン
グ状空所98aのうちの、厳密にリングシリンダー状の
空所部分、つまり半径方向内側へ向かって及び半径方向
外側へ向かって限定された空所部分に、クラッチの方
へ、シリンダー状の、半径方向外側に向かっては限定さ
れており、しかし半径方向内側へは限定されていない空
所部分が接続する。当該空所部分は、便宜上、リング状
空所と呼ばれる空所98aの一部と解釈される。
あけて同軸に伸びているリングシリンダー状の複数の壁
部によって半径方向外側へ向かって及び半径方向内側へ
向かって画成(限定)されているリング状空所98a
は、弁ケーシング90aと一体的な、弁軸心Bに同軸
な、且つ空所底部102aからクラッチの方向へ広がっ
ている管エレメント106aのまわりに広がっている。
管エレメント106aは、残りの弁ケーシング90aほ
どはクラッチの方へ長く延びていない。その結果、リン
グ状空所98aのうちの、厳密にリングシリンダー状の
空所部分、つまり半径方向内側へ向かって及び半径方向
外側へ向かって限定された空所部分に、クラッチの方
へ、シリンダー状の、半径方向外側に向かっては限定さ
れており、しかし半径方向内側へは限定されていない空
所部分が接続する。当該空所部分は、便宜上、リング状
空所と呼ばれる空所98aの一部と解釈される。
【0066】管エレメント106aを通って軸方向孔1
08aが延在する。当該軸方向孔は、クラッチへ向かう
方向に、従ってリング状空所98aに対して開いてい
る。当該孔108aには、前記空所底部における孔11
0aが接続し、これに、操作シリンダー構造ユニット1
4aのニューマチック・リングシリンダー16aのシリ
ンダー内室へ開口する、操作シリンダー構造ユニット1
4aにおける孔112aが接続する。上述の複数の孔に
よって、リング状空所98aとニューマチック・リング
シリンダー16aのシリンダー室との間の気体作用連通
が作り出され得る。
08aが延在する。当該軸方向孔は、クラッチへ向かう
方向に、従ってリング状空所98aに対して開いてい
る。当該孔108aには、前記空所底部における孔11
0aが接続し、これに、操作シリンダー構造ユニット1
4aのニューマチック・リングシリンダー16aのシリ
ンダー内室へ開口する、操作シリンダー構造ユニット1
4aにおける孔112aが接続する。上述の複数の孔に
よって、リング状空所98aとニューマチック・リング
シリンダー16aのシリンダー室との間の気体作用連通
が作り出され得る。
【0067】リング状空所98aの厳密にリングシリン
ダー状の部分と第一の弁エレメント92aとが、液圧的
なスレーブシリンダー(Nehmerzylinder)を形成する。こ
のために、第一の弁エレメント92aのクラッチから遠
いほうの端部分がリングシリンダー状の液圧ピストン部
114aとして構成されている。液圧ピストン部114
aは、二つのパッキングリング116a及び118aに
よってリング状空所98aの厳密にリングシリンダー状
の部分において移動可能にシールされて(もれをふさが
れて)案内されている。
ダー状の部分と第一の弁エレメント92aとが、液圧的
なスレーブシリンダー(Nehmerzylinder)を形成する。こ
のために、第一の弁エレメント92aのクラッチから遠
いほうの端部分がリングシリンダー状の液圧ピストン部
114aとして構成されている。液圧ピストン部114
aは、二つのパッキングリング116a及び118aに
よってリング状空所98aの厳密にリングシリンダー状
の部分において移動可能にシールされて(もれをふさが
れて)案内されている。
【0068】クラッチペダル装置60aの操作の際に
は、第一の弁エレメント92aが、前記の液圧的なスレ
ーブシリンダーのシリンダー室へ流れ込み且つ液圧ピス
トン部114aに作用する液圧媒体、特に液圧オイルに
基づいて、図3aに対応する軸方向位置から出発してク
ラッチの方へ移動させられる。その際、前記第一の弁エ
レメントのそのとき生じている軸方向ポジションが図2
〜図4には示されていない連動解除軸受装置の目標ポジ
ション、従って案内量(コントロール・インプット、コ
マンド信号、Fuehrungsgroesse)を示す。
は、第一の弁エレメント92aが、前記の液圧的なスレ
ーブシリンダーのシリンダー室へ流れ込み且つ液圧ピス
トン部114aに作用する液圧媒体、特に液圧オイルに
基づいて、図3aに対応する軸方向位置から出発してク
ラッチの方へ移動させられる。その際、前記第一の弁エ
レメントのそのとき生じている軸方向ポジションが図2
〜図4には示されていない連動解除軸受装置の目標ポジ
ション、従って案内量(コントロール・インプット、コ
マンド信号、Fuehrungsgroesse)を示す。
【0069】第一の弁エレメント92aは、液圧ピスト
ン部114aにクラッチへ向かう方向に接続している管
部分120aを有する。当該管部分は、管エレメント1
06aを半径方向外側で取り囲み、管エレメント106
aのリング状溝におけるパッキングリング122aによ
って当該管エレメントのクラッチ側の端部の近くで管エ
レメント106aにシールされて(密封に)案内されて
いる。図3aに示された第一の弁エレメント92aの、
クラッチから最も遠いポジション(液圧ピストン部11
4aが空所底部102aに打ち当たり、あるいはこれに
直接隣接している)では、管部分120aが管エレメン
ト106aを越えてほんの少しだけクラッチの方へ突き
出ている。そのとき、管部分120aは、半径方向に延
在しており且つ管部分120aの内室を、従って管エレ
メント106aを軸線の方向において覆っている端部分
124aにおいて終わる。当該端部分は、以下では、そ
のさらに詳細に説明される機能に基づいてシール部(閉
鎖部)124aと呼ばれる。管部分120aの、図3a
の位置で管エレメント106aを越えて突き出ている部
分には、半径方向に延在する四つの孔126aが設けら
れている。当該孔は、管部分120aの内部と管部分1
20aの半径方向外側のリング状空所98aの領域との
間の連通を作り出し、それによってニューマチック・リ
ングシリンダー16aのシリンダー室と管部分120a
の半径方向外側の上述のリング状空所部分との間の連通
を作り出す(この考察の場合には、第二の弁エレメント
94a及び補助弁エレメント96aは、まだ考慮にいれ
られていない)。
ン部114aにクラッチへ向かう方向に接続している管
部分120aを有する。当該管部分は、管エレメント1
06aを半径方向外側で取り囲み、管エレメント106
aのリング状溝におけるパッキングリング122aによ
って当該管エレメントのクラッチ側の端部の近くで管エ
レメント106aにシールされて(密封に)案内されて
いる。図3aに示された第一の弁エレメント92aの、
クラッチから最も遠いポジション(液圧ピストン部11
4aが空所底部102aに打ち当たり、あるいはこれに
直接隣接している)では、管部分120aが管エレメン
ト106aを越えてほんの少しだけクラッチの方へ突き
出ている。そのとき、管部分120aは、半径方向に延
在しており且つ管部分120aの内室を、従って管エレ
メント106aを軸線の方向において覆っている端部分
124aにおいて終わる。当該端部分は、以下では、そ
のさらに詳細に説明される機能に基づいてシール部(閉
鎖部)124aと呼ばれる。管部分120aの、図3a
の位置で管エレメント106aを越えて突き出ている部
分には、半径方向に延在する四つの孔126aが設けら
れている。当該孔は、管部分120aの内部と管部分1
20aの半径方向外側のリング状空所98aの領域との
間の連通を作り出し、それによってニューマチック・リ
ングシリンダー16aのシリンダー室と管部分120a
の半径方向外側の上述のリング状空所部分との間の連通
を作り出す(この考察の場合には、第二の弁エレメント
94a及び補助弁エレメント96aは、まだ考慮にいれ
られていない)。
【0070】同様にリング形状に構成される第二の弁エ
レメント94aは、リング形状の第一の弁エレメント9
2aの管部分120aを半径方向外側で取り囲む。クラ
ッチから遠いほうのリング形状の端部分128aがスト
ッパー部分として用いられる。当該端部分には、第一の
弁エレメント92aが液圧ピストン部114aのクラッ
チに近いほうの側によって、クラッチペダル操作の結果
としてぶつかり得る(図4a及び図4b参照)。それに
よって、クラッチの方への第一の弁エレメント92aの
軸方向移動範囲の、第二の弁エレメント94aの軸方向
ポジションとともに変動する限界が、到達された状態に
なる。端部分128aは、リング形凹所にパッキングリ
ング130aを担持している。当該パッキングリングに
よって、端部分128aがリング状空所98aの半径方
向外側のリング状壁に気密にシールされて(気体のもれ
をふさがれて)移動可能に案内されている。第二の弁エ
レメント94aの端部分128aと第一の弁エレメント
の液圧ピストン部114aとの間には、第一の弁エレメ
ント92aの管部分120aのまわりに延在するコイル
圧縮スプリング(Schraubendruckfeder)132aが設け
られている。当該コイル圧縮スプリングは、図3aに対
応する弁エレメントの位置で、すなわち端部分128a
と液圧ピストン部114aとが互いにぶつかっていない
位置の場合に圧力負荷をかけられており、また液圧ピス
トン部114aが端部分128aにぶつかっている場合
にはそれだけいっそう大きな圧力負荷をかけられてい
る。従って、圧縮スプリング132aには、図3aの間
隔に比べて、また図3b及び図4a及び図4bの間隔に
比べてはなおのこと液圧ピストン114aと端部分12
8aとの間の軸方向間隔を増大させるという効力があ
る。
レメント94aは、リング形状の第一の弁エレメント9
2aの管部分120aを半径方向外側で取り囲む。クラ
ッチから遠いほうのリング形状の端部分128aがスト
ッパー部分として用いられる。当該端部分には、第一の
弁エレメント92aが液圧ピストン部114aのクラッ
チに近いほうの側によって、クラッチペダル操作の結果
としてぶつかり得る(図4a及び図4b参照)。それに
よって、クラッチの方への第一の弁エレメント92aの
軸方向移動範囲の、第二の弁エレメント94aの軸方向
ポジションとともに変動する限界が、到達された状態に
なる。端部分128aは、リング形凹所にパッキングリ
ング130aを担持している。当該パッキングリングに
よって、端部分128aがリング状空所98aの半径方
向外側のリング状壁に気密にシールされて(気体のもれ
をふさがれて)移動可能に案内されている。第二の弁エ
レメント94aの端部分128aと第一の弁エレメント
の液圧ピストン部114aとの間には、第一の弁エレメ
ント92aの管部分120aのまわりに延在するコイル
圧縮スプリング(Schraubendruckfeder)132aが設け
られている。当該コイル圧縮スプリングは、図3aに対
応する弁エレメントの位置で、すなわち端部分128a
と液圧ピストン部114aとが互いにぶつかっていない
位置の場合に圧力負荷をかけられており、また液圧ピス
トン部114aが端部分128aにぶつかっている場合
にはそれだけいっそう大きな圧力負荷をかけられてい
る。従って、圧縮スプリング132aには、図3aの間
隔に比べて、また図3b及び図4a及び図4bの間隔に
比べてはなおのこと液圧ピストン114aと端部分12
8aとの間の軸方向間隔を増大させるという効力があ
る。
【0071】第二の弁エレメント94aの端部分128
aには、クラッチの方へ、第二の弁エレメント94aの
リング形状あるいは管形状の部分134aが接続してい
る。当該部分は、制御弁の内部での圧縮空気ガイドに寄
与するという以下で明らかになる機能に基づいて、以下
ではガイド部134aと呼ばれる。ガイド部134a
は、図3aに対応する第二の弁エレメント94aのポジ
ションにおいて、すなわち第二の弁エレメントがクラッ
チから最も離れた位置を占める(従ってリング状空所9
8a内に最大に沈められている)ポジションにおいて、
本質的でなくリング状空所98aから弁ケーシング90
aを越えてクラッチの方へ突き出ている。
aには、クラッチの方へ、第二の弁エレメント94aの
リング形状あるいは管形状の部分134aが接続してい
る。当該部分は、制御弁の内部での圧縮空気ガイドに寄
与するという以下で明らかになる機能に基づいて、以下
ではガイド部134aと呼ばれる。ガイド部134a
は、図3aに対応する第二の弁エレメント94aのポジ
ションにおいて、すなわち第二の弁エレメントがクラッ
チから最も離れた位置を占める(従ってリング状空所9
8a内に最大に沈められている)ポジションにおいて、
本質的でなくリング状空所98aから弁ケーシング90
aを越えてクラッチの方へ突き出ている。
【0072】弁ケーシング90aの、リング状空所98
aを半径方向外側に向かって限定するリング状壁部に
は、パッキングリング136aのためのリング形凹所が
設けられている。当該リング形凹所は、従ってパッキン
グリング136aは、気体作用媒体供給に用いられる孔
104aに対してクラッチの方へずれて位置する。パッ
キングリング136aには、前記ガイド部を気密にリン
グ状空所98a内で案内する効力がある。ガイド部13
4aの半径方向外側の周囲と弁ケーシング90aの、リ
ング状空所98aを半径方向外側に向かって限定するリ
ング壁部との間に、ある程度の少なくない半径方向間隔
があるので、上述の半径方向外側の半径方向周囲面13
4aと弁ケーシング90aの上述のリング壁部との間に
リング室140aが形成されている。当該リング室は、
軸方向にクラッチへ向かう方向でパッキングリング13
6aによって(図3b参照)及び軸方向に空所底部10
2aへ向かう方向でパッキングリング130a(図3b
参照)によって画成されている。前記孔104aは、第
二の弁エレメント94aの移動可能性に基づいてその軸
線方向の広がりについて可変なこのリング室140aに
開口する。
aを半径方向外側に向かって限定するリング状壁部に
は、パッキングリング136aのためのリング形凹所が
設けられている。当該リング形凹所は、従ってパッキン
グリング136aは、気体作用媒体供給に用いられる孔
104aに対してクラッチの方へずれて位置する。パッ
キングリング136aには、前記ガイド部を気密にリン
グ状空所98a内で案内する効力がある。ガイド部13
4aの半径方向外側の周囲と弁ケーシング90aの、リ
ング状空所98aを半径方向外側に向かって限定するリ
ング壁部との間に、ある程度の少なくない半径方向間隔
があるので、上述の半径方向外側の半径方向周囲面13
4aと弁ケーシング90aの上述のリング壁部との間に
リング室140aが形成されている。当該リング室は、
軸方向にクラッチへ向かう方向でパッキングリング13
6aによって(図3b参照)及び軸方向に空所底部10
2aへ向かう方向でパッキングリング130a(図3b
参照)によって画成されている。前記孔104aは、第
二の弁エレメント94aの移動可能性に基づいてその軸
線方向の広がりについて可変なこのリング室140aに
開口する。
【0073】第二の弁エレメントのガイド部134aに
は、端部分128aへの移行領域に、しかしなおパッキ
ングリング130aのクラッチ側に、上述のリング室1
40aに開口している複数の貫通孔138aが設けられ
ている。当該貫通孔は、リング室140aとガイド部1
34aの半径方向内側の且つ端部分128aの軸方向ク
ラッチ側のリング状空所98aの領域との間の連通を作
り出す。図3及び図4では、二つのこのような貫通孔1
38aを見ることができる。補助弁エレメント96aが
考慮に入れられない限りにおいて、これらの貫通孔13
8aを介して、気体作用源51aとニューマチック・リ
ングシリンダー16aのシリンダー室との間の連通があ
る。すなわち、気体作用導管50a、気体作用接続部4
8a、孔104a、リング状空所98a内で第二の弁エ
レメント94aと弁ケーシング90aとの間に形成され
たリング室140a、貫通孔138a、第一の弁エレメ
ントの管部分120aにおける孔126a、管エレメン
ト106aにおける孔108a、弁ケーシング90aの
空所底部102aにおける孔110a、並びに操作シリ
ンダー構造ユニット14aにおける孔112aを介して
連通させられている。リング状空所98aが、クラッチ
へ向かう方向に開いているので、補助弁エレメント96
aが存在しなかったならば、同時に恒常的にニューマチ
ック・リングシリンダー16aのシリンダー室と周囲環
境との間の連通、及びそれに応じて気体作用源51aと
周囲環境との間の連通もあることになり、その結果、恒
常的に圧縮空気が流れ出ることになるだろう。以下にお
いて詳細に説明される補助弁エレメント96aは、気体
作用源51aと周囲環境との間のこのような望ましくな
い気体作用連通を妨げる。また、それは、第一の弁エレ
メント92a及び第二の弁エレメント94aと協力して
図1の実施例との関連ですでに述べた制御弁の三つの制
御状態の間の切り替えを実現する。その結果、ニューマ
チック・リングシリンダー16aのシリンダー室が気体
作用源51aと連通させられている(第一の制御状態)
か、周囲環境と連通させられている(第二の制御状態)
か、あるいは気体をもらさないように閉鎖されている
(第三の制御状態)。
は、端部分128aへの移行領域に、しかしなおパッキ
ングリング130aのクラッチ側に、上述のリング室1
40aに開口している複数の貫通孔138aが設けられ
ている。当該貫通孔は、リング室140aとガイド部1
34aの半径方向内側の且つ端部分128aの軸方向ク
ラッチ側のリング状空所98aの領域との間の連通を作
り出す。図3及び図4では、二つのこのような貫通孔1
38aを見ることができる。補助弁エレメント96aが
考慮に入れられない限りにおいて、これらの貫通孔13
8aを介して、気体作用源51aとニューマチック・リ
ングシリンダー16aのシリンダー室との間の連通があ
る。すなわち、気体作用導管50a、気体作用接続部4
8a、孔104a、リング状空所98a内で第二の弁エ
レメント94aと弁ケーシング90aとの間に形成され
たリング室140a、貫通孔138a、第一の弁エレメ
ントの管部分120aにおける孔126a、管エレメン
ト106aにおける孔108a、弁ケーシング90aの
空所底部102aにおける孔110a、並びに操作シリ
ンダー構造ユニット14aにおける孔112aを介して
連通させられている。リング状空所98aが、クラッチ
へ向かう方向に開いているので、補助弁エレメント96
aが存在しなかったならば、同時に恒常的にニューマチ
ック・リングシリンダー16aのシリンダー室と周囲環
境との間の連通、及びそれに応じて気体作用源51aと
周囲環境との間の連通もあることになり、その結果、恒
常的に圧縮空気が流れ出ることになるだろう。以下にお
いて詳細に説明される補助弁エレメント96aは、気体
作用源51aと周囲環境との間のこのような望ましくな
い気体作用連通を妨げる。また、それは、第一の弁エレ
メント92a及び第二の弁エレメント94aと協力して
図1の実施例との関連ですでに述べた制御弁の三つの制
御状態の間の切り替えを実現する。その結果、ニューマ
チック・リングシリンダー16aのシリンダー室が気体
作用源51aと連通させられている(第一の制御状態)
か、周囲環境と連通させられている(第二の制御状態)
か、あるいは気体をもらさないように閉鎖されている
(第三の制御状態)。
【0074】同様にリングエレメントとして構成された
補助弁エレメント96aは、半径方向に第二の弁エレメ
ントのガイド部134aと第一の弁エレメントの管部分
120aとの間に配置されている。軸方向において、当
該補助弁エレメントは、クラッチの方へ第一の弁エレメ
ント92aのシール部124aを越えて広がり、これの
クラッチ側の端部に、半径方向内側に向かって張り出し
ているリング形状の係合部分142aを有する。当該係
合部分は第一の弁エレメントに対応して配設されてお
り、クラッチ操作の場合にクラッチの方への第一の弁エ
レメントの軸方向移動の結果として当該係合部分に第一
の弁エレメント92aがそのシール部124aによって
係合し、これによって補助弁エレメント96aを連行す
る。その際、シール部124aと係合部分142aとの
このとき互いに当接する領域は、気体をもらさない密封
係合(Dichteingriff)状態にある。
補助弁エレメント96aは、半径方向に第二の弁エレメ
ントのガイド部134aと第一の弁エレメントの管部分
120aとの間に配置されている。軸方向において、当
該補助弁エレメントは、クラッチの方へ第一の弁エレメ
ント92aのシール部124aを越えて広がり、これの
クラッチ側の端部に、半径方向内側に向かって張り出し
ているリング形状の係合部分142aを有する。当該係
合部分は第一の弁エレメントに対応して配設されてお
り、クラッチ操作の場合にクラッチの方への第一の弁エ
レメントの軸方向移動の結果として当該係合部分に第一
の弁エレメント92aがそのシール部124aによって
係合し、これによって補助弁エレメント96aを連行す
る。その際、シール部124aと係合部分142aとの
このとき互いに当接する領域は、気体をもらさない密封
係合(Dichteingriff)状態にある。
【0075】前記補助弁エレメント96aは、第一の弁
エレメントに対応して配設された係合部分142aと逆
側の端部、つまりクラッチから遠いほうの端部に、今度
は第二の弁エレメント94aに対応して配設された別の
係合部分144aを有する。当該係合部分144aは、
同様にリング形状に形成されている。補助弁エレメント
96aの、係合部分144aに隣接したリング状軸つば
部(Ringbund)と第二の弁エレメント94aにおいてその
クラッチ側の端部に固定された(例えば、ねじ込まれ
た、あるいは挟んで締め付けられた)リング部146a
との間には、補助弁96aを取り巻く圧縮コイルスプリ
ング148aが挟み込まれている。当該圧縮コイルスプ
リングによって、補助弁エレメント96aは、補助弁エ
レメント96aの、第二の弁エレメントに対応して配設
された係合部分144aと第二の弁エレメント94aの
端部分128aのクラッチ側の側部とがぶつかって係合
する方向にプレストレスを与えられている。第一の弁エ
レメント92aのシール部124aが補助弁エレメント
の第一の弁エレメントに対応配設された係合部分142
aにぶつかり、当該補助弁エレメントが圧縮スプリング
(圧縮ばね)148aの力に抗して第二の弁エレメント
94aに対してクラッチの方へ移動させられない限り、
圧縮スプリング148aの作用に基づいて、補助弁エレ
メントの係合部分144aと第二の弁エレメントの端部
分128aとの間の係合が作り出されている。その際、
係合部分144aと端部分128aとの互いに当接する
領域が気体をもらさない密封係合状態にある。
エレメントに対応して配設された係合部分142aと逆
側の端部、つまりクラッチから遠いほうの端部に、今度
は第二の弁エレメント94aに対応して配設された別の
係合部分144aを有する。当該係合部分144aは、
同様にリング形状に形成されている。補助弁エレメント
96aの、係合部分144aに隣接したリング状軸つば
部(Ringbund)と第二の弁エレメント94aにおいてその
クラッチ側の端部に固定された(例えば、ねじ込まれ
た、あるいは挟んで締め付けられた)リング部146a
との間には、補助弁96aを取り巻く圧縮コイルスプリ
ング148aが挟み込まれている。当該圧縮コイルスプ
リングによって、補助弁エレメント96aは、補助弁エ
レメント96aの、第二の弁エレメントに対応して配設
された係合部分144aと第二の弁エレメント94aの
端部分128aのクラッチ側の側部とがぶつかって係合
する方向にプレストレスを与えられている。第一の弁エ
レメント92aのシール部124aが補助弁エレメント
の第一の弁エレメントに対応配設された係合部分142
aにぶつかり、当該補助弁エレメントが圧縮スプリング
(圧縮ばね)148aの力に抗して第二の弁エレメント
94aに対してクラッチの方へ移動させられない限り、
圧縮スプリング148aの作用に基づいて、補助弁エレ
メントの係合部分144aと第二の弁エレメントの端部
分128aとの間の係合が作り出されている。その際、
係合部分144aと端部分128aとの互いに当接する
領域が気体をもらさない密封係合状態にある。
【0076】第二の弁エレメント94aにおけるリング
部146aは、リング状溝にパッキングリング150a
を担持している。当該パッキングリングによって、補助
弁エレメント96aが第二の弁エレメント94aに気体
をもらさないように移動可能に案内されている。リング
部146aと第二の弁エレメント94aとの間の係合も
気密であり、その結果、第一の弁エレメント92aのシ
ール部124aが補助弁エレメント96aのそれに対応
して配設された係合部分142aに係合している場合
に、第一の弁エレメント92aの管部分120aと補助
弁エレメント96aとによって画成されたリング室15
2aが周囲環境に対して気体をもらさないように閉鎖さ
れている。補助弁エレメント96aの、第一の弁エレメ
ントに対応配設された係合部分142aと、第一の弁エ
レメントのシール部124aとが、互いと係合していな
いならば、係合部分142aによって画成されたリング
状開口部154aによって、上述のリング室152aと
周囲環境との間の連通が作りだされている。このリング
状開口部154aは、制御弁42aの圧力補償開口部7
0aを形成する。
部146aは、リング状溝にパッキングリング150a
を担持している。当該パッキングリングによって、補助
弁エレメント96aが第二の弁エレメント94aに気体
をもらさないように移動可能に案内されている。リング
部146aと第二の弁エレメント94aとの間の係合も
気密であり、その結果、第一の弁エレメント92aのシ
ール部124aが補助弁エレメント96aのそれに対応
して配設された係合部分142aに係合している場合
に、第一の弁エレメント92aの管部分120aと補助
弁エレメント96aとによって画成されたリング室15
2aが周囲環境に対して気体をもらさないように閉鎖さ
れている。補助弁エレメント96aの、第一の弁エレメ
ントに対応配設された係合部分142aと、第一の弁エ
レメントのシール部124aとが、互いと係合していな
いならば、係合部分142aによって画成されたリング
状開口部154aによって、上述のリング室152aと
周囲環境との間の連通が作りだされている。このリング
状開口部154aは、制御弁42aの圧力補償開口部7
0aを形成する。
【0077】補助弁エレメント96aと第一の弁エレメ
ント92aの管部分120aとの間のリング室152a
は、恒常的に、孔126a及び孔108a、110a、
及び112aを介してニューマチック・リングシリンダ
ー16aのシリンダー室と連通状態にある。このリング
室152aは、孔138a、第二の弁エレメント94a
と弁ケーシング90aとの間のリング室140a、及び
気体作用接続部104a、48a、50aを介して気体
作用源51aとも連通状態にあるかどうかは、第二の弁
エレメント94aに対して相対的な補助弁エレメント9
6aのポジションに依存する。補助弁エレメント96a
の、第二の弁エレメント94aに対応配設された係合部
分144aが第二の弁エレメント94aの端部分128
aと係合状態にない(第一の弁エレメント92aのシー
ル部124aがそれに対応して配設された補助弁エレメ
ント96aの係合部分142aに係合し且つ補助弁エレ
メント96aを圧縮スプリング148aの力に抗してク
ラッチの方へ連行するときだけがそうである)ならば、
リング室152aが、従ってニューマチック・リングシ
リンダー16aのシリンダー室が気体作用源51aと気
体作用連通状態にある(図4a及び図4b)。それとは
逆に係合部分144aと第二の弁エレメント94aの端
部分128aとが係合状態にあるならば、気体作用源5
1aとニューマチック・リングシリンダー16aのシリ
ンダー室との間の気体作用連通が遮断されており、且つ
ニューマチック・リングシリンダー16aのシリンダー
室が気体をもらさないように閉鎖されている(同時に第
一の弁エレメント92aのシール部124aが補助弁エ
レメント96aの対応配設された係合部分142aに係
合しているときがそうである:図3b)か、あるいは、
リング室152aが、従ってニューマチック・リングシ
リンダー16aのシリンダー室が圧力補償開口部70a
を介して周囲環境と連通状態にある(第一の弁エレメン
ト92aのシール部124aが補助弁エレメント96a
の対応配設された係合部分142aに係合していないと
きがそうである:図3a参照)。
ント92aの管部分120aとの間のリング室152a
は、恒常的に、孔126a及び孔108a、110a、
及び112aを介してニューマチック・リングシリンダ
ー16aのシリンダー室と連通状態にある。このリング
室152aは、孔138a、第二の弁エレメント94a
と弁ケーシング90aとの間のリング室140a、及び
気体作用接続部104a、48a、50aを介して気体
作用源51aとも連通状態にあるかどうかは、第二の弁
エレメント94aに対して相対的な補助弁エレメント9
6aのポジションに依存する。補助弁エレメント96a
の、第二の弁エレメント94aに対応配設された係合部
分144aが第二の弁エレメント94aの端部分128
aと係合状態にない(第一の弁エレメント92aのシー
ル部124aがそれに対応して配設された補助弁エレメ
ント96aの係合部分142aに係合し且つ補助弁エレ
メント96aを圧縮スプリング148aの力に抗してク
ラッチの方へ連行するときだけがそうである)ならば、
リング室152aが、従ってニューマチック・リングシ
リンダー16aのシリンダー室が気体作用源51aと気
体作用連通状態にある(図4a及び図4b)。それとは
逆に係合部分144aと第二の弁エレメント94aの端
部分128aとが係合状態にあるならば、気体作用源5
1aとニューマチック・リングシリンダー16aのシリ
ンダー室との間の気体作用連通が遮断されており、且つ
ニューマチック・リングシリンダー16aのシリンダー
室が気体をもらさないように閉鎖されている(同時に第
一の弁エレメント92aのシール部124aが補助弁エ
レメント96aの対応配設された係合部分142aに係
合しているときがそうである:図3b)か、あるいは、
リング室152aが、従ってニューマチック・リングシ
リンダー16aのシリンダー室が圧力補償開口部70a
を介して周囲環境と連通状態にある(第一の弁エレメン
ト92aのシール部124aが補助弁エレメント96a
の対応配設された係合部分142aに係合していないと
きがそうである:図3a参照)。
【0078】制御弁42aの機能方法に関して、第二の
弁エレメント94aがその軸方向ポジションによって
(ここでは不図示の)連動解除軸受装置の軸方向ポジシ
ョンをあらわすことが重要である。このために、第二の
弁エレメント94aは、第二の弁エレメント94aと一
体的なフォーク状の(二またの)連結部分160aによ
って遊びなしに、ニューマチック・リングピストンエレ
メント22aの、クラッチ側のフランジ状の端部分16
2aと連結させられている。その結果、第二の弁エレメ
ント94aとニューマチック・リングピストンエレメン
ト22aとが軸方向に固定されて(すなわち相対的に動
かないように)運動結合させられている。それとは逆
に、第一の弁エレメント92aの軸方向ポジションは、
前記連動解除軸受装置の軸方向の目標ポジションをあら
わす。前記連動解除軸受装置の実際ポジションと前記連
動解除軸受装置の目標ポジションとには、第一の弁エレ
メント92aと第二の弁エレメント94aとの互いに対
しての相対的なポジションによってあらわされている差
量が関連づけられている。クラッチの連動解除の際に
(すなわち、クラッチをきる際に)前記連動解除軸受装
置の実際ポジションが目標ポジションに合致するなら
ば、第一の弁エレメント92aと第二の弁エレメント9
4aとが互いに対しての指定された相対ポジションを占
める。すなわち、同時に補助弁エレメント96aの係合
部分142aと第一の弁エレメント92aのシール部1
24aとの、及び補助弁エレメント96aの係合部分1
44aと第二の弁エレメント94aの端部分128aと
の間の係合が作り出されている相対ポジションを占め
る。その結果、ニューマチック・リングシリンダー16
aのシリンダー室が気体をもらさないように閉鎖されて
いる(図3b参照)。
弁エレメント94aがその軸方向ポジションによって
(ここでは不図示の)連動解除軸受装置の軸方向ポジシ
ョンをあらわすことが重要である。このために、第二の
弁エレメント94aは、第二の弁エレメント94aと一
体的なフォーク状の(二またの)連結部分160aによ
って遊びなしに、ニューマチック・リングピストンエレ
メント22aの、クラッチ側のフランジ状の端部分16
2aと連結させられている。その結果、第二の弁エレメ
ント94aとニューマチック・リングピストンエレメン
ト22aとが軸方向に固定されて(すなわち相対的に動
かないように)運動結合させられている。それとは逆
に、第一の弁エレメント92aの軸方向ポジションは、
前記連動解除軸受装置の軸方向の目標ポジションをあら
わす。前記連動解除軸受装置の実際ポジションと前記連
動解除軸受装置の目標ポジションとには、第一の弁エレ
メント92aと第二の弁エレメント94aとの互いに対
しての相対的なポジションによってあらわされている差
量が関連づけられている。クラッチの連動解除の際に
(すなわち、クラッチをきる際に)前記連動解除軸受装
置の実際ポジションが目標ポジションに合致するなら
ば、第一の弁エレメント92aと第二の弁エレメント9
4aとが互いに対しての指定された相対ポジションを占
める。すなわち、同時に補助弁エレメント96aの係合
部分142aと第一の弁エレメント92aのシール部1
24aとの、及び補助弁エレメント96aの係合部分1
44aと第二の弁エレメント94aの端部分128aと
の間の係合が作り出されている相対ポジションを占め
る。その結果、ニューマチック・リングシリンダー16
aのシリンダー室が気体をもらさないように閉鎖されて
いる(図3b参照)。
【0079】制御弁42aの機能方法は、クラッチ操作
中の制御状態の連続を観察すると最も明らかになる。ク
ラッチペダル装置60aが操作されない基本状態では、
当該制御弁は、図3aに示された状態を占める。この基
本状態では、ニューマチック・リングシリンダー16a
のシリンダー室が圧力補償開口部70aを介して周囲環
境と連通状態にある。その結果、当該シリンダー室を周
囲環境圧力(Umgebungsdruck)が支配する。従って、そう
でなければ当該シリンダー室内の意図しない圧力変動を
もたらしたであろう外的影響(例えば温度)が問題にな
らない。密封ピストン(シールピストン、Dichtkolbe
n)とも呼ばれ得る補助弁エレメント96aの係合部分
144aが連動解除行程ユニット(Ausrueckwegeinheit)
とも呼ばれ得る第二の弁エレメント94aの端部分12
8aと係合状態にあるので、気体作用源51aの圧縮空
気が抑止される。
中の制御状態の連続を観察すると最も明らかになる。ク
ラッチペダル装置60aが操作されない基本状態では、
当該制御弁は、図3aに示された状態を占める。この基
本状態では、ニューマチック・リングシリンダー16a
のシリンダー室が圧力補償開口部70aを介して周囲環
境と連通状態にある。その結果、当該シリンダー室を周
囲環境圧力(Umgebungsdruck)が支配する。従って、そう
でなければ当該シリンダー室内の意図しない圧力変動を
もたらしたであろう外的影響(例えば温度)が問題にな
らない。密封ピストン(シールピストン、Dichtkolbe
n)とも呼ばれ得る補助弁エレメント96aの係合部分
144aが連動解除行程ユニット(Ausrueckwegeinheit)
とも呼ばれ得る第二の弁エレメント94aの端部分12
8aと係合状態にあるので、気体作用源51aの圧縮空
気が抑止される。
【0080】運転者によってペダル62aが操作される
と、ペダル行程ユニット(Pedalwegeinheit)とも呼ばれ
得る第一の弁エレメント92aがクラッチの方へ(図で
は左側へ)移動させられる。その際、第一の弁エレメン
ト92aが補助弁エレメント96aを第二の弁エレメン
ト94aに対して連行することによって、従って圧縮ス
プリング148aの力に抗して補助弁エレメントの係合
部分144aを第二の弁エレメント94aの端部分12
8aから取り去って(離れさせて)クラッチの方へ移動
する(図4a)ことによって気体作用源51aとニュー
マチック・リングシリンダー16aのシリンダー室との
間の気体作用連通が作り出される前に、まず第一に、補
助弁エレメントの係合部分142aと第一の弁エレメン
ト92aのシール部124aとの間の係合が作り出され
る、つまり、圧力補償開口部70aを介してのニューマ
チック・リングシリンダー16aのシリンダー室の排気
(換気)が閉じられる(図3b)。図4aの状態で、圧
縮空気が気体作用源51aからニューマチック・リング
シリンダー16aのシリンダー室へ流れ得る。その結
果、ニューマチック・リングピストンエレメント22a
がダイアフラムスプリングの力に抗してクラッチの方へ
移動する。その際、ニューマチック・リングピストンエ
レメント22aは、第二の弁エレメント94aを連結部
分160aによってクラッチの方へ連行する。その結
果、第二の弁エレメント94aも、第一の弁エレメント
92aによって設定された行程をたどる(図4b)。そ
れからペダル62aが引き続いて操作されないと、第二
の弁エレメント94aが最終的に次のような軸方向ポジ
ションに到達する。すなわち、当該軸方向ポジションで
は、第一の弁エレメント92aのシール部124aも補
助弁エレメント96aの対応配設された係合部分142
aに係合し、第二の弁エレメントの端部分128aも補
助弁エレメント96aの対応配設された係合部分144
aに係合し、その結果、ニューマチック・リングシリン
ダー16aのシリンダー室が気体をもらさないように閉
鎖されている。そのとき、ニューマチック・リングピス
トンエレメントへのダイアフラムスプリング力とニュー
マチック・リングシリンダー16aのシリンダー室内の
圧縮空気によってニューマチック・リングピストンエレ
メントに及ぼされる力との間の力平衡が支配する。その
結果、ニューマチック・リングピストンエレメント22
aは、従って前記連動解除軸受装置は到達された軸方向
ポジションにおいて保持される(図3b参照)。
と、ペダル行程ユニット(Pedalwegeinheit)とも呼ばれ
得る第一の弁エレメント92aがクラッチの方へ(図で
は左側へ)移動させられる。その際、第一の弁エレメン
ト92aが補助弁エレメント96aを第二の弁エレメン
ト94aに対して連行することによって、従って圧縮ス
プリング148aの力に抗して補助弁エレメントの係合
部分144aを第二の弁エレメント94aの端部分12
8aから取り去って(離れさせて)クラッチの方へ移動
する(図4a)ことによって気体作用源51aとニュー
マチック・リングシリンダー16aのシリンダー室との
間の気体作用連通が作り出される前に、まず第一に、補
助弁エレメントの係合部分142aと第一の弁エレメン
ト92aのシール部124aとの間の係合が作り出され
る、つまり、圧力補償開口部70aを介してのニューマ
チック・リングシリンダー16aのシリンダー室の排気
(換気)が閉じられる(図3b)。図4aの状態で、圧
縮空気が気体作用源51aからニューマチック・リング
シリンダー16aのシリンダー室へ流れ得る。その結
果、ニューマチック・リングピストンエレメント22a
がダイアフラムスプリングの力に抗してクラッチの方へ
移動する。その際、ニューマチック・リングピストンエ
レメント22aは、第二の弁エレメント94aを連結部
分160aによってクラッチの方へ連行する。その結
果、第二の弁エレメント94aも、第一の弁エレメント
92aによって設定された行程をたどる(図4b)。そ
れからペダル62aが引き続いて操作されないと、第二
の弁エレメント94aが最終的に次のような軸方向ポジ
ションに到達する。すなわち、当該軸方向ポジションで
は、第一の弁エレメント92aのシール部124aも補
助弁エレメント96aの対応配設された係合部分142
aに係合し、第二の弁エレメントの端部分128aも補
助弁エレメント96aの対応配設された係合部分144
aに係合し、その結果、ニューマチック・リングシリン
ダー16aのシリンダー室が気体をもらさないように閉
鎖されている。そのとき、ニューマチック・リングピス
トンエレメントへのダイアフラムスプリング力とニュー
マチック・リングシリンダー16aのシリンダー室内の
圧縮空気によってニューマチック・リングピストンエレ
メントに及ぼされる力との間の力平衡が支配する。その
結果、ニューマチック・リングピストンエレメント22
aは、従って前記連動解除軸受装置は到達された軸方向
ポジションにおいて保持される(図3b参照)。
【0081】クラッチペダル62aが部分的にあるいは
完全に解放される(リリースされる)と、第一の弁エレ
メント92aと第二の弁エレメント94aとの間で作用
する圧縮スプリング132aが第一の弁エレメント92
aを第二の弁エレメント94aに対して空所底部102
aの方へずらし得る。その結果、第一の弁エレメント9
2aのシール部124aと補助弁エレメント96aの対
応配設された係合部分142aとの間の係合が解消され
た状態になり、(クラッチペダル62aが部分的に解放
されただけの場合には)この係合が再びつくりだされる
まで、あるいは、(クラッチペダル62aが完全に解放
された場合には)再び図3aの基本状態が達成されるま
で、ニューマチック・リングシリンダー16aのシリン
ダー室が圧力補償開口部70aを介して排気される。な
ぜならば、この状況ではクラッチのダイアフラムスプリ
ングが当該シリンダー室の排気に基づいてニューマチッ
ク・リングピストンエレメント22aを、従って第二の
弁エレメント94aをクラッチから離れてトランスミッ
ション(伝動装置、Getriebe)の方へ移動させ得るから
である。
完全に解放される(リリースされる)と、第一の弁エレ
メント92aと第二の弁エレメント94aとの間で作用
する圧縮スプリング132aが第一の弁エレメント92
aを第二の弁エレメント94aに対して空所底部102
aの方へずらし得る。その結果、第一の弁エレメント9
2aのシール部124aと補助弁エレメント96aの対
応配設された係合部分142aとの間の係合が解消され
た状態になり、(クラッチペダル62aが部分的に解放
されただけの場合には)この係合が再びつくりだされる
まで、あるいは、(クラッチペダル62aが完全に解放
された場合には)再び図3aの基本状態が達成されるま
で、ニューマチック・リングシリンダー16aのシリン
ダー室が圧力補償開口部70aを介して排気される。な
ぜならば、この状況ではクラッチのダイアフラムスプリ
ングが当該シリンダー室の排気に基づいてニューマチッ
ク・リングピストンエレメント22aを、従って第二の
弁エレメント94aをクラッチから離れてトランスミッ
ション(伝動装置、Getriebe)の方へ移動させ得るから
である。
【0082】制御弁の複数の弁エレメントが第二の弁エ
レメントの軸方向の移動ポジションにより連動解除軸受
装置またはニューマチック・リングピストンエレメント
の軸方向の実際ポジションをあらわすために且つ第一の
弁エレメントの軸方向の移動ポジションにより連動解除
軸受装置またはニューマチック・リングピストンエレメ
ントの軸方向の目標ポジションを表すために弁軸心に沿
って移動させられ得る図1〜図4に示す実施例とは対照
的に、図5〜図9の実施例では、第二の弁エレメント9
4bの回転状態(回転位置)により連動解除軸受装置ま
たはニューマチック・リングピストンエレメント22b
の軸方向の実際ポジションをあらわすために且つ第一の
弁エレメント92bの回転状態(回転位置)によって連
動解除軸受装置またはニューマチック・リングピストン
エレメント22bの目標ポジションをあらわすために第
一の弁エレメント92b及び第二の弁エレメント94b
が弁軸心B′のまわりで相対回転(捻り)可能である。
レメントの軸方向の移動ポジションにより連動解除軸受
装置またはニューマチック・リングピストンエレメント
の軸方向の実際ポジションをあらわすために且つ第一の
弁エレメントの軸方向の移動ポジションにより連動解除
軸受装置またはニューマチック・リングピストンエレメ
ントの軸方向の目標ポジションを表すために弁軸心に沿
って移動させられ得る図1〜図4に示す実施例とは対照
的に、図5〜図9の実施例では、第二の弁エレメント9
4bの回転状態(回転位置)により連動解除軸受装置ま
たはニューマチック・リングピストンエレメント22b
の軸方向の実際ポジションをあらわすために且つ第一の
弁エレメント92bの回転状態(回転位置)によって連
動解除軸受装置またはニューマチック・リングピストン
エレメント22bの目標ポジションをあらわすために第
一の弁エレメント92b及び第二の弁エレメント94b
が弁軸心B′のまわりで相対回転(捻り)可能である。
【0083】弁ケーシング90bは、円シリンダー形
(円筒形、円柱形)の貫通孔180bを有する。当該貫
通孔は、弁軸心B′に同軸に弁ケーシング90bを横切
って延在しており、両方の側に向かって開いており、且
つ両方の弁エレメント、すなわち第一の弁エレメント9
2b及び第二の弁エレメント94bを収容する。第三の
あるいは補助弁エレメントは、この実施例では設けられ
ていない。その結果、制御弁の制御状態は第一の弁エレ
メント92bと第二の弁エレメント94bとだけによっ
て実現される。
(円筒形、円柱形)の貫通孔180bを有する。当該貫
通孔は、弁軸心B′に同軸に弁ケーシング90bを横切
って延在しており、両方の側に向かって開いており、且
つ両方の弁エレメント、すなわち第一の弁エレメント9
2b及び第二の弁エレメント94bを収容する。第三の
あるいは補助弁エレメントは、この実施例では設けられ
ていない。その結果、制御弁の制御状態は第一の弁エレ
メント92bと第二の弁エレメント94bとだけによっ
て実現される。
【0084】貫通孔180bには、弁軸心B′に直交す
る共通の平面に位置する三つの半径方向孔(放射方向
孔)182b、184b、及び186bが開口してい
る。その際、半径方向孔182bと半径方向孔184b
との間、半径方向孔184bと半径方向孔186bとの
間、及び半径方向孔186bと半径方向孔182bとの
間には、それぞれ弁軸心B′に関して等しい円周角間隔
がある。そして、当該三つの半径方向孔は、それぞれ、
等しい大きさの円周角領域を覆っている。図8に示す図
では、当該三つの半径方向孔は、貫通孔180bの周囲
に沿って時計回りに182b、184b、及び186b
の順に相前後して連続して位置する。
る共通の平面に位置する三つの半径方向孔(放射方向
孔)182b、184b、及び186bが開口してい
る。その際、半径方向孔182bと半径方向孔184b
との間、半径方向孔184bと半径方向孔186bとの
間、及び半径方向孔186bと半径方向孔182bとの
間には、それぞれ弁軸心B′に関して等しい円周角間隔
がある。そして、当該三つの半径方向孔は、それぞれ、
等しい大きさの円周角領域を覆っている。図8に示す図
では、当該三つの半径方向孔は、貫通孔180bの周囲
に沿って時計回りに182b、184b、及び186b
の順に相前後して連続して位置する。
【0085】半径方向孔182bは、貫通孔180bの
内室と周囲環境との間の連通を作り出し、制御弁の圧力
補償開口部70bとして用いられる。半径方向孔184
bは、気体作用接続部48bの一部であり、それによっ
て気体作用導管50bを介して貫通孔180bの内室と
気体作用源51bとの間の気体作用連通(気体連通)を
作り出す。半径方向孔186bには、操作シリンダー構
造ユニット14bの本体部材20bにおける孔188b
が接続する。それを介して、貫通孔180bの内室とニ
ューマチック・リングシリンダー16bのシリンダー室
との間の連通が作り出されている(図8参照)。(第一
の弁エレメント92bは、これらの考察の際には、まだ
考慮にいれられていない。)交差する孔190bと19
2bとは、本体部材20bの外側に対して、押し込まれ
たシール球(閉鎖球)194bによって閉鎖(密封)さ
れている。
内室と周囲環境との間の連通を作り出し、制御弁の圧力
補償開口部70bとして用いられる。半径方向孔184
bは、気体作用接続部48bの一部であり、それによっ
て気体作用導管50bを介して貫通孔180bの内室と
気体作用源51bとの間の気体作用連通(気体連通)を
作り出す。半径方向孔186bには、操作シリンダー構
造ユニット14bの本体部材20bにおける孔188b
が接続する。それを介して、貫通孔180bの内室とニ
ューマチック・リングシリンダー16bのシリンダー室
との間の連通が作り出されている(図8参照)。(第一
の弁エレメント92bは、これらの考察の際には、まだ
考慮にいれられていない。)交差する孔190bと19
2bとは、本体部材20bの外側に対して、押し込まれ
たシール球(閉鎖球)194bによって閉鎖(密封)さ
れている。
【0086】第一の弁エレメント92bは、貫通孔18
0bに収容された、弁軸心B′に同軸の円シリンダー形
の主要部198bを有する。当該主要部には、同様に弁
軸心B′に同軸の円シリンダー形の且つ貫通孔180b
から一方の側(図7において左側)に突き出た、第一の
弁エレメント92bのピン部(ジャーナル部、Zapfenab
schnitt)200bが接続する。主要部198bは、弁
軸心B′に対して半径方向(放射方向)に向けられた貫
通孔202bを有する。当該貫通孔202bは、半径方
向孔182b、184b、及び186bと同一の、弁軸
心B′に対して垂直な平面に位置する。
0bに収容された、弁軸心B′に同軸の円シリンダー形
の主要部198bを有する。当該主要部には、同様に弁
軸心B′に同軸の円シリンダー形の且つ貫通孔180b
から一方の側(図7において左側)に突き出た、第一の
弁エレメント92bのピン部(ジャーナル部、Zapfenab
schnitt)200bが接続する。主要部198bは、弁
軸心B′に対して半径方向(放射方向)に向けられた貫
通孔202bを有する。当該貫通孔202bは、半径方
向孔182b、184b、及び186bと同一の、弁軸
心B′に対して垂直な平面に位置する。
【0087】貫通孔180b内の第一の弁エレメント9
2bの主要部198bは、主要部198bと貫通孔18
0bの内周面との間の残っているリング室を満たしてい
る(埋めている)第二の弁エレメント94bの、弁軸心
B′に同軸の円シリンダー形のリング状部分204bに
よってまわりを囲まれている。リング状部分204bに
は、貫通孔180bの、ピン部200bと反対側の端部
への方向に、なお貫通孔180b内に配置された、且つ
半径がこれにほぼ対応する、第二の弁エレメント94b
の円形の壁部分が接続する。当該壁部分には、これもま
た同様に、貫通孔180bから突き出ている、弁軸心
B′に同軸の円シリンダー形のピン部(ジャーナル部)
208bが接続する。つまり、貫通孔180bの一方の
側では、第一の弁エレメントのピン部200bが突き出
ており、貫通孔180bの別の側では、第二の弁エレメ
ントのピン部208bが突き出ている。
2bの主要部198bは、主要部198bと貫通孔18
0bの内周面との間の残っているリング室を満たしてい
る(埋めている)第二の弁エレメント94bの、弁軸心
B′に同軸の円シリンダー形のリング状部分204bに
よってまわりを囲まれている。リング状部分204bに
は、貫通孔180bの、ピン部200bと反対側の端部
への方向に、なお貫通孔180b内に配置された、且つ
半径がこれにほぼ対応する、第二の弁エレメント94b
の円形の壁部分が接続する。当該壁部分には、これもま
た同様に、貫通孔180bから突き出ている、弁軸心
B′に同軸の円シリンダー形のピン部(ジャーナル部)
208bが接続する。つまり、貫通孔180bの一方の
側では、第一の弁エレメントのピン部200bが突き出
ており、貫通孔180bの別の側では、第二の弁エレメ
ントのピン部208bが突き出ている。
【0088】第二の弁エレメントのリング状部分204
bは、スロット状(長穴状)の、スリットあるいはブレ
ークスルー(開口、Durchbrueche)と呼ぶことのできる
三つの貫通空所210b、212b、及び214bを有
する。当該貫通空所は、それぞれ、弁軸心B′に関して
円周方向に広がっており、半径方向孔182b、184
b、及び186b及び貫通孔202bと同一の、弁軸心
B′に対して直交する平面に位置する。以下ではブレー
クスルーと呼ばれる三つの貫通空所210b、212
b、及び214bは、それぞれ、等しい大きさの円周角
を覆い、且つブレークスルー210bとブレークスルー
212bとの間、ブレークスルー212bとブレークス
ルー214bとの間、及びブレークスルー214bとブ
レークスルー210bとの間の円周角間隔が同じ大きさ
である。当該ブレークスルーによって覆われる円周角は
ほぼ95°であり、他方これらのブレークスルーの間の
間隔円周角はほぼ25°である。半径方向孔182b、
184b、186b、貫通孔202b、並びにブレーク
スルー210b、212b、及び214bは、図7にお
いてよくわかるように、軸方向においてそれぞれ制御弁
の同一の軸方向領域に広がっている。
bは、スロット状(長穴状)の、スリットあるいはブレ
ークスルー(開口、Durchbrueche)と呼ぶことのできる
三つの貫通空所210b、212b、及び214bを有
する。当該貫通空所は、それぞれ、弁軸心B′に関して
円周方向に広がっており、半径方向孔182b、184
b、及び186b及び貫通孔202bと同一の、弁軸心
B′に対して直交する平面に位置する。以下ではブレー
クスルーと呼ばれる三つの貫通空所210b、212
b、及び214bは、それぞれ、等しい大きさの円周角
を覆い、且つブレークスルー210bとブレークスルー
212bとの間、ブレークスルー212bとブレークス
ルー214bとの間、及びブレークスルー214bとブ
レークスルー210bとの間の円周角間隔が同じ大きさ
である。当該ブレークスルーによって覆われる円周角は
ほぼ95°であり、他方これらのブレークスルーの間の
間隔円周角はほぼ25°である。半径方向孔182b、
184b、186b、貫通孔202b、並びにブレーク
スルー210b、212b、及び214bは、図7にお
いてよくわかるように、軸方向においてそれぞれ制御弁
の同一の軸方向領域に広がっている。
【0089】第二の弁エレメント94bのリング状部分
204bの外周面において、ブレークスルー210b、
212b、214bの両側にパッキングリング216b
があり、第一の弁エレメント92bの主要部198bに
は、貫通孔202bに対してピン部200bの方へずれ
て位置するパッキングリング218bが設けられてい
る。これらのパッキングリング216b及び218b
は、半径方向孔182b、184b、及び186b、貫
通孔202b、並びにブレークスルー210b、212
b、及び214bを備えている、貫通孔180bの、パ
ッキングリング216bの間の軸方向領域を、貫通孔1
80bの両方の開いた端部に対して気体をもらさないよ
うに密閉することに用いられる。さらに、図7において
認識できるが符号は付されていない、第二の弁エレメン
ト94bを貫通孔180bに、第一の弁エレメント92
bをその主要部198bによって第二の弁エレメント9
4bのリング状部分204bの内部に固定する止め輪
(スナップリング、Sprengringe)が設けられている。
204bの外周面において、ブレークスルー210b、
212b、214bの両側にパッキングリング216b
があり、第一の弁エレメント92bの主要部198bに
は、貫通孔202bに対してピン部200bの方へずれ
て位置するパッキングリング218bが設けられてい
る。これらのパッキングリング216b及び218b
は、半径方向孔182b、184b、及び186b、貫
通孔202b、並びにブレークスルー210b、212
b、及び214bを備えている、貫通孔180bの、パ
ッキングリング216bの間の軸方向領域を、貫通孔1
80bの両方の開いた端部に対して気体をもらさないよ
うに密閉することに用いられる。さらに、図7において
認識できるが符号は付されていない、第二の弁エレメン
ト94bを貫通孔180bに、第一の弁エレメント92
bをその主要部198bによって第二の弁エレメント9
4bのリング状部分204bの内部に固定する止め輪
(スナップリング、Sprengringe)が設けられている。
【0090】両方の弁エレメント92b及び94bは、
限定的にだけ互いに対して捻り可能(相対回転可能)で
ある。なぜならば、第一の弁エレメント92bの主要部
198bのピン部200bとは反対の側の軸方向の端面
に弁軸心B′に対して半径方向にずれて位置する二つの
ピン220bが設けられているからである。当該ピン2
20bは、第二の弁エレメント94bの壁部分206b
におけるそれぞれ円弧に沿って延在する空所222bに
係合する(図7及び図9参照)。空所222bのディメ
ンジョニング(寸法)に基づいて、両方の弁エレメント
の相対的な捻り可能性(相対回転可能性)がほぼ75°
〜80°の角度範囲にわたって可能にされる。
限定的にだけ互いに対して捻り可能(相対回転可能)で
ある。なぜならば、第一の弁エレメント92bの主要部
198bのピン部200bとは反対の側の軸方向の端面
に弁軸心B′に対して半径方向にずれて位置する二つの
ピン220bが設けられているからである。当該ピン2
20bは、第二の弁エレメント94bの壁部分206b
におけるそれぞれ円弧に沿って延在する空所222bに
係合する(図7及び図9参照)。空所222bのディメ
ンジョニング(寸法)に基づいて、両方の弁エレメント
の相対的な捻り可能性(相対回転可能性)がほぼ75°
〜80°の角度範囲にわたって可能にされる。
【0091】両方の弁エレメント92b及び94bは、
ブレークスルー210b、212b、及び214bを有
して、貫通孔202b、ピン220b、及び空所222
bを有して、貫通孔202bが両方の弁エレメントのあ
らゆる可能な相対回転位置においてその一方の側でブレ
ークスルー214bと連通状態にあり且つそのもう一方
の側でブレークスルー210bと、あるいはブレークス
ルー212bと連通状態にあるか、または両方のブレー
クスルー210b及び212bの間のシール部兼制御部
を形成する部分224bによって気体をもらさないよう
に閉鎖されているように、相関して構成されている。そ
の際、ブレークスルー210bは恒常的に圧力補償開口
部70bと連通状態にあり、ブレークスルー212bは
孔184bを介して恒常的に気体作用源51bと連通状
態にあり、ブレークスルー214bは孔186bを介し
て恒常的にニューマチック・リングシリンダー16bの
シリンダー室と連通状態にある。
ブレークスルー210b、212b、及び214bを有
して、貫通孔202b、ピン220b、及び空所222
bを有して、貫通孔202bが両方の弁エレメントのあ
らゆる可能な相対回転位置においてその一方の側でブレ
ークスルー214bと連通状態にあり且つそのもう一方
の側でブレークスルー210bと、あるいはブレークス
ルー212bと連通状態にあるか、または両方のブレー
クスルー210b及び212bの間のシール部兼制御部
を形成する部分224bによって気体をもらさないよう
に閉鎖されているように、相関して構成されている。そ
の際、ブレークスルー210bは恒常的に圧力補償開口
部70bと連通状態にあり、ブレークスルー212bは
孔184bを介して恒常的に気体作用源51bと連通状
態にあり、ブレークスルー214bは孔186bを介し
て恒常的にニューマチック・リングシリンダー16bの
シリンダー室と連通状態にある。
【0092】第二の弁エレメント94bは、ニューマチ
ック・リングピストンエレメント22bの、従って前記
連動解除軸受装置の(クラッチ軸心に関しての)それぞ
れの軸方向位置に第二の弁エレメント94bの厳密に一
つの回転状態(回転位置)が関連づけられているよう
に、ニューマチック・リングピストンエレメント22b
と運動結合されている(連動させられている)。このた
めに、第二の弁エレメント94bのピン部208bに湾
曲体226bが回転固定に(すなわち、相対回転しない
ように)取り付けられている。当該湾曲体は、ピン部2
08bを取り囲み且つ当該湾曲体226bに及び弁ケー
シング90bに係合する(図5及び図7参照)コイルス
プリングによって、ニューマチック・リングピストンエ
レメント22bのフランジ状の端部分162bの方へプ
レストレスを与えられている。その際、湾曲体226b
は、端部分162bのクラッチから遠いほうの側に係合
する。
ック・リングピストンエレメント22bの、従って前記
連動解除軸受装置の(クラッチ軸心に関しての)それぞ
れの軸方向位置に第二の弁エレメント94bの厳密に一
つの回転状態(回転位置)が関連づけられているよう
に、ニューマチック・リングピストンエレメント22b
と運動結合されている(連動させられている)。このた
めに、第二の弁エレメント94bのピン部208bに湾
曲体226bが回転固定に(すなわち、相対回転しない
ように)取り付けられている。当該湾曲体は、ピン部2
08bを取り囲み且つ当該湾曲体226bに及び弁ケー
シング90bに係合する(図5及び図7参照)コイルス
プリングによって、ニューマチック・リングピストンエ
レメント22bのフランジ状の端部分162bの方へプ
レストレスを与えられている。その際、湾曲体226b
は、端部分162bのクラッチから遠いほうの側に係合
する。
【0093】ピン部200bには、レバー230bが回
転固定に取り付けられている。当該レバーは、シリンダ
−・ピストン装置234bのピストン棒232bととも
に、二つの部分からなるトグル・レバー(ベルクランク
・レバー)を形成する。シリンダー・ピストン装置23
4bとしては、接続部54b及び液圧導管56bを介し
てクラッチペダル装置60bと連通させられている液圧
的なスレーブシリンダーを考える。ピストン棒232b
に付属しているピストン236bは、コイル圧縮スプリ
ング238bによって液圧的なスレーブシリンダー23
4bのシリンダー室を縮小する向きにプレストレスを与
えられている。
転固定に取り付けられている。当該レバーは、シリンダ
−・ピストン装置234bのピストン棒232bととも
に、二つの部分からなるトグル・レバー(ベルクランク
・レバー)を形成する。シリンダー・ピストン装置23
4bとしては、接続部54b及び液圧導管56bを介し
てクラッチペダル装置60bと連通させられている液圧
的なスレーブシリンダーを考える。ピストン棒232b
に付属しているピストン236bは、コイル圧縮スプリ
ング238bによって液圧的なスレーブシリンダー23
4bのシリンダー室を縮小する向きにプレストレスを与
えられている。
【0094】液圧的なスレーブシリンダー234bは、
弁ケーシング90bとともに構造ユニット(パッケージ
ユニット)として構成されている。レバー230bとピ
ストン棒232bとを備えるトグル・レバー装置は、ピ
ストン236bの変位運動を第一の弁エレメント92b
の回転運動に変換するために用いられる。ピストン23
6bのそれぞれの変位位置に、第一の弁エレメント92
bの厳密に一つの回転状態(回転位置)が対応させられ
ている。
弁ケーシング90bとともに構造ユニット(パッケージ
ユニット)として構成されている。レバー230bとピ
ストン棒232bとを備えるトグル・レバー装置は、ピ
ストン236bの変位運動を第一の弁エレメント92b
の回転運動に変換するために用いられる。ピストン23
6bのそれぞれの変位位置に、第一の弁エレメント92
bの厳密に一つの回転状態(回転位置)が対応させられ
ている。
【0095】クラッチペダル装置60bのクラッチペダ
ル62bが押されておらず且つニューマチック・リング
ピストンエレメント22bが連動を解除されていない、
従ってクラッチから最も遠い軸方向ポジションを占めて
いる、制御弁の基本状態(基本位置)では、第一の弁エ
レメント92bの主要部198bにおける貫通孔202
bの、ブレークスルー214bとは反対側の開口部が、
ほぼ圧力補償開口部70bに向かい合って配置されてお
り、シール部兼制御部224bが圧力補償開口部70b
に対して、図8に関して時計回りにいくらか孔184b
の方へずれて位置している。貫通孔202bのもう一方
の開口部は、ブレークスルー214bに向き合ってお
り、従って第二の弁エレメント94bのリング状部分2
04bの、ブレークスルー214bをブレークスルー2
12bから分離する部分240bによって閉鎖されてい
ない。それによって、上述の基本状態では、ニューマチ
ック・リングシリンダー16bのシリンダー室と圧力補
償開口部70bとの間の、すなわち孔192b、190
b、186b、ブレークスルー214b、貫通孔202
b、及びブレークスルー210bを介しての恒常的な排
気連通(換気連通)がある。その際、気体作用源51b
の圧縮空気は、シール兼制御部224b及び第二の弁レ
メント94bのリング状部分204bの部分240bに
よって抑止される。
ル62bが押されておらず且つニューマチック・リング
ピストンエレメント22bが連動を解除されていない、
従ってクラッチから最も遠い軸方向ポジションを占めて
いる、制御弁の基本状態(基本位置)では、第一の弁エ
レメント92bの主要部198bにおける貫通孔202
bの、ブレークスルー214bとは反対側の開口部が、
ほぼ圧力補償開口部70bに向かい合って配置されてお
り、シール部兼制御部224bが圧力補償開口部70b
に対して、図8に関して時計回りにいくらか孔184b
の方へずれて位置している。貫通孔202bのもう一方
の開口部は、ブレークスルー214bに向き合ってお
り、従って第二の弁エレメント94bのリング状部分2
04bの、ブレークスルー214bをブレークスルー2
12bから分離する部分240bによって閉鎖されてい
ない。それによって、上述の基本状態では、ニューマチ
ック・リングシリンダー16bのシリンダー室と圧力補
償開口部70bとの間の、すなわち孔192b、190
b、186b、ブレークスルー214b、貫通孔202
b、及びブレークスルー210bを介しての恒常的な排
気連通(換気連通)がある。その際、気体作用源51b
の圧縮空気は、シール兼制御部224b及び第二の弁レ
メント94bのリング状部分204bの部分240bに
よって抑止される。
【0096】運転者によってクラッチペダル62bが操
作されると、貫通孔202bのこれまで排気開口部70
bにほぼ向き合っていた開口部を有する(ペダル行程ユ
ニットと呼ぶこともできる)第一の弁エレメント92b
が、圧縮空気流入口を形成する孔184bの方へ捻られ
る。その際、ブレークスルー210bとブレークスルー
212bとの間の、制御エッジを形成するシール部兼制
御部224bを通過することにより、まず第一に、シー
ル部兼制御部224bが貫通孔202bを閉鎖すること
によって排気が閉じられ、その後、ニューマチック・リ
ングシリンダー16bのシリンダー室と気体作用源51
bとの間の、すなわち孔184b、ブレークスルー21
2b、貫通孔202b、及び孔186b、188b、1
90b、及び192bを介しての通風連通が作り出され
る。圧縮空気がシリンダー室に流れ込むと、ニューマチ
ック・リングピストンエレメント22bが前記ダイアフ
ラムスプリングの力に抗してクラッチの方へ動く。その
際、(連動解除行程ユニットと呼ぶことのできる)第二
の弁エレメントが第一の弁エレメントによって設定され
た回転角に応じる。ニューマチック・リングシリンダー
16bのシリンダー室への圧縮空気の供給中、供給され
た圧縮空気の、圧力補償開口部70bからの流出が、シ
ール部兼制御部224bと、第二の弁エレメント94b
のリング部204bの、ブレークスルー214bをブレ
ークスルー210bから分離している部分とによって妨
げられる。
作されると、貫通孔202bのこれまで排気開口部70
bにほぼ向き合っていた開口部を有する(ペダル行程ユ
ニットと呼ぶこともできる)第一の弁エレメント92b
が、圧縮空気流入口を形成する孔184bの方へ捻られ
る。その際、ブレークスルー210bとブレークスルー
212bとの間の、制御エッジを形成するシール部兼制
御部224bを通過することにより、まず第一に、シー
ル部兼制御部224bが貫通孔202bを閉鎖すること
によって排気が閉じられ、その後、ニューマチック・リ
ングシリンダー16bのシリンダー室と気体作用源51
bとの間の、すなわち孔184b、ブレークスルー21
2b、貫通孔202b、及び孔186b、188b、1
90b、及び192bを介しての通風連通が作り出され
る。圧縮空気がシリンダー室に流れ込むと、ニューマチ
ック・リングピストンエレメント22bが前記ダイアフ
ラムスプリングの力に抗してクラッチの方へ動く。その
際、(連動解除行程ユニットと呼ぶことのできる)第二
の弁エレメントが第一の弁エレメントによって設定され
た回転角に応じる。ニューマチック・リングシリンダー
16bのシリンダー室への圧縮空気の供給中、供給され
た圧縮空気の、圧力補償開口部70bからの流出が、シ
ール部兼制御部224bと、第二の弁エレメント94b
のリング部204bの、ブレークスルー214bをブレ
ークスルー210bから分離している部分とによって妨
げられる。
【0097】クラッチペダルが到達した操作位置におい
て保持されるならば、シール部兼制御部224bが第一
の弁エレメントによって設定された回転角の達成の際に
再び第一の弁エレメント92bの主要部198bにおけ
る貫通孔202bを閉鎖する。その結果、圧縮空気供給
が遮断され、ニューマチック・リングシリンダー16b
のシリンダー室と圧力補償開口部70bとの間の排気連
通も作り出されていない状態になる。そのとき、ダイア
フラムスプリングによってニューマチック・リングピス
トンエレメント22bに及ぼされる力とニューマチック
・リングシリンダー16bのシリンダー室内の圧縮空気
によってニューマチック・リングピストンエレメント2
2bに及ぼされる力との間の力の平衡(均衡)が支配す
る。
て保持されるならば、シール部兼制御部224bが第一
の弁エレメントによって設定された回転角の達成の際に
再び第一の弁エレメント92bの主要部198bにおけ
る貫通孔202bを閉鎖する。その結果、圧縮空気供給
が遮断され、ニューマチック・リングシリンダー16b
のシリンダー室と圧力補償開口部70bとの間の排気連
通も作り出されていない状態になる。そのとき、ダイア
フラムスプリングによってニューマチック・リングピス
トンエレメント22bに及ぼされる力とニューマチック
・リングシリンダー16bのシリンダー室内の圧縮空気
によってニューマチック・リングピストンエレメント2
2bに及ぼされる力との間の力の平衡(均衡)が支配す
る。
【0098】クラッチペダル62bが再び解放される
と、第一の弁エレメント92bが、スプリング(ばね)
238bによりピストン236bへ及ぼされる弾性力
(ばね力)に基づいて、逆方向に捻られる。その結果、
再び圧力補償開口部70bとニューマチック・リングシ
リンダー16bのシリンダー室との間の排気連通が作り
出された状態になり、且つ、第二の弁エレメント94b
の相応の捻り(相対回転)のもとで、ニューマチック・
リングピストンエレメント22bがダイアフラムスプリ
ングの力によって、トランスミッション(伝動装置)の
方へクラッチから離れるようにずらされる(押し動かさ
れる)。
と、第一の弁エレメント92bが、スプリング(ばね)
238bによりピストン236bへ及ぼされる弾性力
(ばね力)に基づいて、逆方向に捻られる。その結果、
再び圧力補償開口部70bとニューマチック・リングシ
リンダー16bのシリンダー室との間の排気連通が作り
出された状態になり、且つ、第二の弁エレメント94b
の相応の捻り(相対回転)のもとで、ニューマチック・
リングピストンエレメント22bがダイアフラムスプリ
ングの力によって、トランスミッション(伝動装置)の
方へクラッチから離れるようにずらされる(押し動かさ
れる)。
【0099】上記の説明から明らかなように、図5〜図
9に関連して記述された上記の実施例の場合には、ニュ
ーマチック・リングピストンエレメント22bの、従っ
て前記連動解除軸受装置の目標ポジションと、ニューマ
チック・リングピストンエレメント22bの、従って前
記連動解除軸受装置の瞬間的な実際ポジションとは、第
一の弁エレメント92bのまたは第二の弁エレメント9
4bの回転状態(回転位置)によってあらわされる。つ
まり、第一の弁エレメントは、その回転位置によって案
内量をあらわし、第二の弁エレメントはその回転位置に
よって実際量をあらわす。当該実際量に基づいて、制御
弁が、図1との関連で一般的に述べられた制御状態の間
で切り替える。その際、案内量及び実際量に、両方の弁
エレメントの互いに対しての相対回転位置によってあら
わされている差量が関連づけられ得る。
9に関連して記述された上記の実施例の場合には、ニュ
ーマチック・リングピストンエレメント22bの、従っ
て前記連動解除軸受装置の目標ポジションと、ニューマ
チック・リングピストンエレメント22bの、従って前
記連動解除軸受装置の瞬間的な実際ポジションとは、第
一の弁エレメント92bのまたは第二の弁エレメント9
4bの回転状態(回転位置)によってあらわされる。つ
まり、第一の弁エレメントは、その回転位置によって案
内量をあらわし、第二の弁エレメントはその回転位置に
よって実際量をあらわす。当該実際量に基づいて、制御
弁が、図1との関連で一般的に述べられた制御状態の間
で切り替える。その際、案内量及び実際量に、両方の弁
エレメントの互いに対しての相対回転位置によってあら
わされている差量が関連づけられ得る。
【0100】制御弁内での圧力媒体連通の閉鎖または開
放によって制御状態を実現するために、回転位置によっ
て案内量、実際量、及び差量をあらわす捻り可能な(相
対回転可能な)複数の弁エレメントを有する場合も、第
一の弁エレメント及び第二の弁エレメントと協働する特
に同様に捻り可能な補助弁エレメントとともに働かされ
得るだろうことが有意義であると心にとめておくべきで
あろう。逆に、案内量、実際量、及び差量をあらわすた
めに弁軸心に沿って移動させられ得る複数の弁エレメン
トを有する制御弁の場合も二つの弁エレメントだけによ
って働かされてもよい。つまり、両方の弁エレメントの
うちの一方が、二つの選択可能な圧力媒体連通の間で切
り替えるまたは両方の圧力媒体連通に共通の圧力媒体経
路を閉鎖する制御エッジを有して構成されていることに
よって、弁軸心に沿って移動可能な付加的な補助弁エレ
メントを設ける必要がない。
放によって制御状態を実現するために、回転位置によっ
て案内量、実際量、及び差量をあらわす捻り可能な(相
対回転可能な)複数の弁エレメントを有する場合も、第
一の弁エレメント及び第二の弁エレメントと協働する特
に同様に捻り可能な補助弁エレメントとともに働かされ
得るだろうことが有意義であると心にとめておくべきで
あろう。逆に、案内量、実際量、及び差量をあらわすた
めに弁軸心に沿って移動させられ得る複数の弁エレメン
トを有する制御弁の場合も二つの弁エレメントだけによ
って働かされてもよい。つまり、両方の弁エレメントの
うちの一方が、二つの選択可能な圧力媒体連通の間で切
り替えるまたは両方の圧力媒体連通に共通の圧力媒体経
路を閉鎖する制御エッジを有して構成されていることに
よって、弁軸心に沿って移動可能な付加的な補助弁エレ
メントを設ける必要がない。
【0101】回転可能に配置されており且つ回転位置に
よって上述の量を表わす複数の弁エレメントを有する制
御弁の機能原理の、移動可能に配置されており且つ移動
位置によって上述の量を表わす複数の弁エレメントを有
する制御弁への転用可能性(またはその逆の転用可能
性)は、図5〜図9の実施例を以下に記載される図10
及び図11の実施例と対比すると特に明らかになる。図
10及び図11の実施例では、広範囲に、図5〜図9の
実施例の場合と同一の符号が使用される。その際、区別
するために、図10及び図11の実施例についての符号
は文字「c」によって特徴づけられている。図10及び
図11の実施例に関しては、はっきりと、図5〜図9の
実施例の前述の説明が引き合いに出される。両方の実施
例の間の相違点だけが説明される。
よって上述の量を表わす複数の弁エレメントを有する制
御弁の機能原理の、移動可能に配置されており且つ移動
位置によって上述の量を表わす複数の弁エレメントを有
する制御弁への転用可能性(またはその逆の転用可能
性)は、図5〜図9の実施例を以下に記載される図10
及び図11の実施例と対比すると特に明らかになる。図
10及び図11の実施例では、広範囲に、図5〜図9の
実施例の場合と同一の符号が使用される。その際、区別
するために、図10及び図11の実施例についての符号
は文字「c」によって特徴づけられている。図10及び
図11の実施例に関しては、はっきりと、図5〜図9の
実施例の前述の説明が引き合いに出される。両方の実施
例の間の相違点だけが説明される。
【0102】制御弁42cは、制御弁42bと全く同様
に、弁ケーシング90cに配置された二つの弁エレメン
ト、すなわち第一の弁エレメント92c及び第二の弁エ
レメント94cを有する。図5〜図9の実施例とは対照
的に、これらの弁エレメントは、弁軸心B″に沿って移
動可能であり、且つ移動位置あるいは軸方向位置によっ
て案内量、実際量、及び差量を表わす。これについて
は、図2〜図4の実施例を参照することができる。
に、弁ケーシング90cに配置された二つの弁エレメン
ト、すなわち第一の弁エレメント92c及び第二の弁エ
レメント94cを有する。図5〜図9の実施例とは対照
的に、これらの弁エレメントは、弁軸心B″に沿って移
動可能であり、且つ移動位置あるいは軸方向位置によっ
て案内量、実際量、及び差量を表わす。これについて
は、図2〜図4の実施例を参照することができる。
【0103】図5〜図9の制御弁と図10及び図11の
制御弁とが酷似していることは、軸方向における構成に
関しての図10及び図11の制御弁が、周方向またはロ
−テーション方向における構成に関しての図5〜図9の
制御弁のいわば「展開図」("Abwicklung")に本質的に対
応することからわかる。したがって、弁エレメント92
c及び94cのそれぞれの軸方向ポジションに、弁エレ
メント92b及び94bの対応するローテーション位置
が関連づけられ得る。
制御弁とが酷似していることは、軸方向における構成に
関しての図10及び図11の制御弁が、周方向またはロ
−テーション方向における構成に関しての図5〜図9の
制御弁のいわば「展開図」("Abwicklung")に本質的に対
応することからわかる。したがって、弁エレメント92
c及び94cのそれぞれの軸方向ポジションに、弁エレ
メント92b及び94bの対応するローテーション位置
が関連づけられ得る。
【0104】弁体90cは、弁軸心B″に同軸の円シリ
ンダー状の空所180cを有する。当該空所に、第二の
弁エレメント94cが弁軸心B″に沿って移動可能に収
容されている。第二の弁エレメント94cは、同様に弁
軸心B″に同軸の円シリンダー状の空所300cを有す
る。当該空所には、制御部302cを有する第一の弁エ
レメント92cが弁軸心B″に沿って移動可能に配置さ
れている。第一の弁エレメント92cは、弁ケーシング
90cから突き出ていて案内量を受け入れる(測る、記
録する)部分200cを有する。第二の弁エレメント9
4cは、逆の側で弁ケーシング90cから突き出ていて
実際量を受け入れる部分208cを有する。
ンダー状の空所180cを有する。当該空所に、第二の
弁エレメント94cが弁軸心B″に沿って移動可能に収
容されている。第二の弁エレメント94cは、同様に弁
軸心B″に同軸の円シリンダー状の空所300cを有す
る。当該空所には、制御部302cを有する第一の弁エ
レメント92cが弁軸心B″に沿って移動可能に配置さ
れている。第一の弁エレメント92cは、弁ケーシング
90cから突き出ていて案内量を受け入れる(測る、記
録する)部分200cを有する。第二の弁エレメント9
4cは、逆の側で弁ケーシング90cから突き出ていて
実際量を受け入れる部分208cを有する。
【0105】弁ケーシング90cは、軸方向(弁軸心
B″の方向)において互いに対してずらされて位置する
三つの孔182c、186c、及び184cを有する。
これらの孔は、この順番で部分200cから部分208
cへの方向に相前後して続いて位置する。孔182cと
孔186cとの間の軸方向の間隔は、孔186cと孔1
84cとの間の軸方向の間隔に等しい。これらの孔は、
弁軸心B″に関して半径方向(放射方向)に向けられて
おり、且つ弁ケーシング90cの空所180cに開口し
ている。孔182c、184c、186cは、周方向に
も互いに対してずれて位置している。しかし、このこと
は、制御弁の機能に関してさらに重要ではなく、制御弁
を軸方向において短い構造に構成するためにだけ役に立
つ。
B″の方向)において互いに対してずらされて位置する
三つの孔182c、186c、及び184cを有する。
これらの孔は、この順番で部分200cから部分208
cへの方向に相前後して続いて位置する。孔182cと
孔186cとの間の軸方向の間隔は、孔186cと孔1
84cとの間の軸方向の間隔に等しい。これらの孔は、
弁軸心B″に関して半径方向(放射方向)に向けられて
おり、且つ弁ケーシング90cの空所180cに開口し
ている。孔182c、184c、186cは、周方向に
も互いに対してずれて位置している。しかし、このこと
は、制御弁の機能に関してさらに重要ではなく、制御弁
を軸方向において短い構造に構成するためにだけ役に立
つ。
【0106】第二の弁エレメント94cは、軸方向(弁
軸心B″の方向)において互いに対してずらされて位置
する三つのブレークスルー210c、214c、及び2
12cを有する。その際、これらのブレークスルーは、
部分200cから部分208cへの方向において言及さ
れた順番で相前後して続いて位置する。上述のブレーク
スルーのそれぞれは、軸方向に広がる縦長の空所とさら
に半径方向内側に位置して前記空所の軸方向中心に設け
られた孔とによって形成されている。その結果、当該縦
長の空所と当該孔とによって第二の弁エレメント94c
の外室とそれに設けられた空所300cとの間の連通が
作り出され得る。第二の弁エレメント94cのそれぞれ
の軸方向位置において、ブレークスルー210cが孔1
82cへ、ブレークスルー214cが孔186cへ、及
びブレークスルー212cが孔184cへ開いている。
なぜならば、該当するブレークスルーのそれぞれの縦長
の空所が弁ケーシングにおける該当する孔を半径方向内
側で覆うからである。それによって、第一の弁エレメン
ト92cを考慮に入れなければ、常に、孔182c、1
86c、及び184cと第二の弁エレメント94cの内
部における空所300cとの間の連通が、従ってそれら
の孔の互いの間での連通がある。
軸心B″の方向)において互いに対してずらされて位置
する三つのブレークスルー210c、214c、及び2
12cを有する。その際、これらのブレークスルーは、
部分200cから部分208cへの方向において言及さ
れた順番で相前後して続いて位置する。上述のブレーク
スルーのそれぞれは、軸方向に広がる縦長の空所とさら
に半径方向内側に位置して前記空所の軸方向中心に設け
られた孔とによって形成されている。その結果、当該縦
長の空所と当該孔とによって第二の弁エレメント94c
の外室とそれに設けられた空所300cとの間の連通が
作り出され得る。第二の弁エレメント94cのそれぞれ
の軸方向位置において、ブレークスルー210cが孔1
82cへ、ブレークスルー214cが孔186cへ、及
びブレークスルー212cが孔184cへ開いている。
なぜならば、該当するブレークスルーのそれぞれの縦長
の空所が弁ケーシングにおける該当する孔を半径方向内
側で覆うからである。それによって、第一の弁エレメン
ト92cを考慮に入れなければ、常に、孔182c、1
86c、及び184cと第二の弁エレメント94cの内
部における空所300cとの間の連通が、従ってそれら
の孔の互いの間での連通がある。
【0107】第一の弁エレメント92cの制御部302
cは、孔182c、186c、及び184cの互いの間
の連通を両方の弁エレメントの軸方向の相対位置に依存
して開くために及び閉じるために用いられる。このため
に、制御部302cがそれぞれ制御エッジを形成する二
つのシール部306c及び308cを有する。これらの
シール部は、それらがそれぞれのブレークスルー210
cまたは212cの半径方向内側の孔を覆っている限り
は、これらを第二の弁エレメント94cにおける空所3
00cに対して閉鎖する。
cは、孔182c、186c、及び184cの互いの間
の連通を両方の弁エレメントの軸方向の相対位置に依存
して開くために及び閉じるために用いられる。このため
に、制御部302cがそれぞれ制御エッジを形成する二
つのシール部306c及び308cを有する。これらの
シール部は、それらがそれぞれのブレークスルー210
cまたは212cの半径方向内側の孔を覆っている限り
は、これらを第二の弁エレメント94cにおける空所3
00cに対して閉鎖する。
【0108】両方のシール部306cと308cとの間
に、第一の弁エレメント92cの制御部302cがリン
グチャンネル(リング状溝)202cを形成する半径方
向外側に開いたリング状の空所を有する。当該リングチ
ャンネル202cは、両方の弁エレメントの互いに対し
てのあらゆる軸方向の相対位置において少なくともブレ
ークスルー214cへ、従って圧力媒体・パワーシリン
ダー装置へ通じる孔186cへ開いている。
に、第一の弁エレメント92cの制御部302cがリン
グチャンネル(リング状溝)202cを形成する半径方
向外側に開いたリング状の空所を有する。当該リングチ
ャンネル202cは、両方の弁エレメントの互いに対し
てのあらゆる軸方向の相対位置において少なくともブレ
ークスルー214cへ、従って圧力媒体・パワーシリン
ダー装置へ通じる孔186cへ開いている。
【0109】両方の弁エレメントの互いに対しての軸方
向の相対位置に応じて、リングチャンネル202cは、
ブレークスルー214cに向かってだけ、従って孔18
6cに向かってだけ開いているか、あるいは付加的にブ
レークスルー212cへ、従って圧力媒体供給部へ通じ
ている孔184cへも、あるいはブレークスルー210
cへ、従って圧力補償開口部70cとして用いられる孔
182cへも開いている。
向の相対位置に応じて、リングチャンネル202cは、
ブレークスルー214cに向かってだけ、従って孔18
6cに向かってだけ開いているか、あるいは付加的にブ
レークスルー212cへ、従って圧力媒体供給部へ通じ
ている孔184cへも、あるいはブレークスルー210
cへ、従って圧力補償開口部70cとして用いられる孔
182cへも開いている。
【0110】クラッチが連動解除されていない、制御弁
の図11aに示された基本状態では、リングチャンネル
202cを介しての孔186cと孔182cとの間の排
気連通がある。第一の弁エレメント94cが、例えばク
ラッチペダル操作に基づいて増大する案内量に対応して
図11の図で左側へ移動させられると、ブレークスルー
212c、214c及びリングチャンネル202cを介
しての制御弁ケーシング90cにおける孔186cと孔
184cとの間の圧力媒体連通が作り出された状態にな
りパワーシリンダー装置に圧力媒体が供給されるまで、
基本状態でブレークスルー212cの半径方向内側の孔
を閉鎖していたシール部308cがこの半径方向内側の
孔を通り過ぎて動く前に、まず第一にブレークスルー2
10cの半径方向内側の孔がシール部306cによって
閉鎖される。図11bには、制御弁が最大のクラッチ操
作の状態で示されている。この状態では、孔184cと
孔186cとの間のそのような圧力媒体連通が作り出さ
れている。
の図11aに示された基本状態では、リングチャンネル
202cを介しての孔186cと孔182cとの間の排
気連通がある。第一の弁エレメント94cが、例えばク
ラッチペダル操作に基づいて増大する案内量に対応して
図11の図で左側へ移動させられると、ブレークスルー
212c、214c及びリングチャンネル202cを介
しての制御弁ケーシング90cにおける孔186cと孔
184cとの間の圧力媒体連通が作り出された状態にな
りパワーシリンダー装置に圧力媒体が供給されるまで、
基本状態でブレークスルー212cの半径方向内側の孔
を閉鎖していたシール部308cがこの半径方向内側の
孔を通り過ぎて動く前に、まず第一にブレークスルー2
10cの半径方向内側の孔がシール部306cによって
閉鎖される。図11bには、制御弁が最大のクラッチ操
作の状態で示されている。この状態では、孔184cと
孔186cとの間のそのような圧力媒体連通が作り出さ
れている。
【0111】最大でないクラッチ操作の場合には、実際
量が案内量と等しいときに、両方の弁エレメントが互い
に対しての以下のような軸方向の相対位置を占める。す
なわち、シール部306cがブレークスルー210cの
半径方向内側の孔を閉鎖し、且つシール部308cがブ
レークスルー212cの半径方向内側の孔を閉鎖する相
対位置である。その結果、一方は圧力媒体・パワーシリ
ンダー装置と他方は圧力補償開口部70cとの間にも圧
力媒体供給部へ通じている孔184cとの間にも圧力媒
体連通がない(すなわち、圧力媒体・パワーシリンダー
装置と圧力補償開口部70cとの間も、圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置と孔184cとの間も連通状態にな
い)。
量が案内量と等しいときに、両方の弁エレメントが互い
に対しての以下のような軸方向の相対位置を占める。す
なわち、シール部306cがブレークスルー210cの
半径方向内側の孔を閉鎖し、且つシール部308cがブ
レークスルー212cの半径方向内側の孔を閉鎖する相
対位置である。その結果、一方は圧力媒体・パワーシリ
ンダー装置と他方は圧力補償開口部70cとの間にも圧
力媒体供給部へ通じている孔184cとの間にも圧力媒
体連通がない(すなわち、圧力媒体・パワーシリンダー
装置と圧力補償開口部70cとの間も、圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置と孔184cとの間も連通状態にな
い)。
【0112】弁ケーシング90cにおける及び第二の弁
エレメント94cにおける言及された孔及びブレークス
ルーを別として、弁ケーシング及び両方の弁エレメント
92c及び94cは本質的に弁軸心B″に対してローテ
ーション対称(回転対称)に構成されている。ただし、
ローテーション対称を破る(durchbrechend)図に示され
ていない回転位置固定手段が設けられている。当該回転
位置固定手段が、第二の弁エレメント94cと弁ケーシ
ング90cとの間の相対的な回転を不可能にしている。
その結果、ブレークスルー210cが孔182cへ、ブ
レークスルー214cが孔186cへ、及びブレークス
ルー212cが孔184cへ開いていることが、常に保
証されている。制御弁を軸方向において短く保つため
に、孔182c、186c、及び184cが、またそれ
に応じてブレークスルー210c、214c、及び21
2cも、すでに述べたように、軸方向におけるそれらの
相互のずれに加えて、(弁軸心B″に関して)周方向に
も互いに対してずらされている。原理的に、孔182c
〜186cを、また対応してブレークスルー210c〜
214cを、ブレークスルーの軸方向に広がっている縦
長の空所がもはや弁軸心B″への投影において覆わない
(重なり合わない)ように軸方向に「引き延ばして」("
auseinanderziehen")もよい。その結果、当該縦長の空
所の代わりにリングチャンネル202cの方式での複数
のリングチャンネルが第二の弁エレメント94cの外周
に設けられていてもよい。第一の弁エレメントについて
も(すでに図10及び図11の実施例でも)そうである
ように、この場合には、第二の弁エレメント94cが弁
ケーシング90cに対して相対的に任意の回転位置(回
転状態)を占めてよい。
エレメント94cにおける言及された孔及びブレークス
ルーを別として、弁ケーシング及び両方の弁エレメント
92c及び94cは本質的に弁軸心B″に対してローテ
ーション対称(回転対称)に構成されている。ただし、
ローテーション対称を破る(durchbrechend)図に示され
ていない回転位置固定手段が設けられている。当該回転
位置固定手段が、第二の弁エレメント94cと弁ケーシ
ング90cとの間の相対的な回転を不可能にしている。
その結果、ブレークスルー210cが孔182cへ、ブ
レークスルー214cが孔186cへ、及びブレークス
ルー212cが孔184cへ開いていることが、常に保
証されている。制御弁を軸方向において短く保つため
に、孔182c、186c、及び184cが、またそれ
に応じてブレークスルー210c、214c、及び21
2cも、すでに述べたように、軸方向におけるそれらの
相互のずれに加えて、(弁軸心B″に関して)周方向に
も互いに対してずらされている。原理的に、孔182c
〜186cを、また対応してブレークスルー210c〜
214cを、ブレークスルーの軸方向に広がっている縦
長の空所がもはや弁軸心B″への投影において覆わない
(重なり合わない)ように軸方向に「引き延ばして」("
auseinanderziehen")もよい。その結果、当該縦長の空
所の代わりにリングチャンネル202cの方式での複数
のリングチャンネルが第二の弁エレメント94cの外周
に設けられていてもよい。第一の弁エレメントについて
も(すでに図10及び図11の実施例でも)そうである
ように、この場合には、第二の弁エレメント94cが弁
ケーシング90cに対して相対的に任意の回転位置(回
転状態)を占めてよい。
【0113】要約すると、本発明は、動力車の動力伝達
系列において内燃機関とトランスミッションとの間でケ
ーシング・ベル内に配置された摩擦クラッチのための操
作装置に関する。当該操作装置は、連動解除軸受装置
と、当該連動解除軸受装置のための、圧力媒体・パワー
シリンダー装置を有するポジショニングサーボ装置(Pos
itionierservoanordnung)とを備えている。その際、当
該ポジショニング・サーボ装置は、圧力媒体源と連通さ
せられた制御弁を有する。当該制御弁は、前記連動解除
軸受装置の軸方向ポジションを表わす実際量と前記連動
解除軸受装置の目標ポジションを表わす案内量とに依存
して少なくとも二つの制御状態の間で切り替えられ得る
弁装置を備えている。第一の制御状態では、圧力媒体・
パワーシリンダー装置と圧力媒体源との間の圧力媒体連
通状態にある。第二の制御状態では、圧力媒体・パワー
シリンダー装置と圧力補償開口部との間の圧力媒体連通
状態にある。前記弁装置は、互いに対して相対的に且つ
弁ケーシングに対して相対的に動き得る二つの弁エレメ
ントを備えている。その際、弁ケーシングに対して相対
的に、前記案内量は、当該両方の弁エレメントのうちの
第一の弁エレメントのポジションによって、また、前記
実際量は、当該両方の弁エレメントのうちの第二の弁エ
レメントのポジションによってあらわされている。実際
量及び案内量に関連づけられた差量が互いに対して相対
的な当該両方の弁エレメントのポジションによってあら
わされている。
系列において内燃機関とトランスミッションとの間でケ
ーシング・ベル内に配置された摩擦クラッチのための操
作装置に関する。当該操作装置は、連動解除軸受装置
と、当該連動解除軸受装置のための、圧力媒体・パワー
シリンダー装置を有するポジショニングサーボ装置(Pos
itionierservoanordnung)とを備えている。その際、当
該ポジショニング・サーボ装置は、圧力媒体源と連通さ
せられた制御弁を有する。当該制御弁は、前記連動解除
軸受装置の軸方向ポジションを表わす実際量と前記連動
解除軸受装置の目標ポジションを表わす案内量とに依存
して少なくとも二つの制御状態の間で切り替えられ得る
弁装置を備えている。第一の制御状態では、圧力媒体・
パワーシリンダー装置と圧力媒体源との間の圧力媒体連
通状態にある。第二の制御状態では、圧力媒体・パワー
シリンダー装置と圧力補償開口部との間の圧力媒体連通
状態にある。前記弁装置は、互いに対して相対的に且つ
弁ケーシングに対して相対的に動き得る二つの弁エレメ
ントを備えている。その際、弁ケーシングに対して相対
的に、前記案内量は、当該両方の弁エレメントのうちの
第一の弁エレメントのポジションによって、また、前記
実際量は、当該両方の弁エレメントのうちの第二の弁エ
レメントのポジションによってあらわされている。実際
量及び案内量に関連づけられた差量が互いに対して相対
的な当該両方の弁エレメントのポジションによってあら
わされている。
【図1】圧力媒体・リングシリンダー、特にニューマチ
ック・リングシリンダーの形での圧力媒体・パワーシリ
ンダー装置を有する本発明に係る操作装置の図式的な且
つ部分的に断面図で示された図である。
ック・リングシリンダーの形での圧力媒体・パワーシリ
ンダー装置を有する本発明に係る操作装置の図式的な且
つ部分的に断面図で示された図である。
【図2】ほんの少しだけの変形を除いて図1に示す操作
装置と一致する本発明に係る別の操作装置の、フランジ
を介して接合された制御弁を有する圧力媒体・パワーシ
リンダー装置の部分的に断面図で示された斜視図であ
る。
装置と一致する本発明に係る別の操作装置の、フランジ
を介して接合された制御弁を有する圧力媒体・パワーシ
リンダー装置の部分的に断面図で示された斜視図であ
る。
【図3】図2に示す制御弁を有する圧力媒体・パワーシ
リンダー装置の圧力媒体・リングシリンダー、特にニュ
ーマチック・リングシリンダーの一部と制御弁との断面
図である。(a)では、制御弁と圧力媒体パワーシリン
ダー装置とが、クラッチ操作していない、当該操作装置
の基本状態で示されている。(b)では、クラッチの連
動解除のための当該操作装置の操作中における制御弁及
び圧力媒体・パワーシリンダー装置の異なる位置及び状
態の連続のうちの一つが示されている。
リンダー装置の圧力媒体・リングシリンダー、特にニュ
ーマチック・リングシリンダーの一部と制御弁との断面
図である。(a)では、制御弁と圧力媒体パワーシリン
ダー装置とが、クラッチ操作していない、当該操作装置
の基本状態で示されている。(b)では、クラッチの連
動解除のための当該操作装置の操作中における制御弁及
び圧力媒体・パワーシリンダー装置の異なる位置及び状
態の連続のうちの一つが示されている。
【図4】図2に示す制御弁を有する圧力媒体・パワーシ
リンダー装置の圧力媒体・リングシリンダー、特にニュ
ーマチック・リングシリンダーの一部と制御弁との断面
図である。(a)、(b)には、クラッチの連動解除の
ための当該操作装置の操作中における制御弁及び圧力媒
体・パワーシリンダー装置の異なる位置及び状態の連続
のうちの図3(b)に続く図が示されている。
リンダー装置の圧力媒体・リングシリンダー、特にニュ
ーマチック・リングシリンダーの一部と制御弁との断面
図である。(a)、(b)には、クラッチの連動解除の
ための当該操作装置の操作中における制御弁及び圧力媒
体・パワーシリンダー装置の異なる位置及び状態の連続
のうちの図3(b)に続く図が示されている。
【図5】本発明に係る操作装置についての別の実施例の
フランジを介して接合された制御弁を有する圧力媒体・
パワーシリンダー装置の斜視図である。
フランジを介して接合された制御弁を有する圧力媒体・
パワーシリンダー装置の斜視図である。
【図6】図5に示す制御弁及び圧力媒体・パワーシリン
ダー装置の一部を別の方向から見た斜視図であり、部分
的に断面図で示されている。
ダー装置の一部を別の方向から見た斜視図であり、部分
的に断面図で示されている。
【図7】図5に示す圧力媒体・パワーシリンダー装置の
圧力媒体・リングシリンダー、特にニューマチック・リ
ングシリンダーの一部及び制御弁の、図8における線VI
I-VIIによる断面図である
圧力媒体・リングシリンダー、特にニューマチック・リ
ングシリンダーの一部及び制御弁の、図8における線VI
I-VIIによる断面図である
【図8】図5に示す圧力媒体・パワーシリンダー装置の
一部及び制御弁の、図7における線VIII-VIIIによる断
面図である。
一部及び制御弁の、図7における線VIII-VIIIによる断
面図である。
【図9】図5に示す制御弁の、図7における線IX-IXに
よる断面図である。
よる断面図である。
【図10】基本的な機能方法に関して図5〜図7に示す
実施例の制御弁と一致する、本発明に係る制御弁につい
ての別の実施例の部分的に断面図で示された斜視図であ
る。
実施例の制御弁と一致する、本発明に係る制御弁につい
ての別の実施例の部分的に断面図で示された斜視図であ
る。
【図11】(a)は、クラッチ操作なしの基本状態位置
における、図10に示す制御弁の、そこで示された断面
図に対応する部分だけについての断面図である。(b)
は、クラッチ操作のための操作位置での断面図である。
における、図10に示す制御弁の、そこで示された断面
図に対応する部分だけについての断面図である。(b)
は、クラッチ操作のための操作位置での断面図である。
10、10b 操作装置 12 ケーシング・ベル 14,14a、14b 操作シリンダー構造ユニット 16 ニューマチック・リングシリンダー 32 連動解除軸受装置 40 制御弁構造ユニット 42、42a、42b、42c 制御弁 48a 気体作用接続部 51、51a、51b 気体作用源 54 接続部 54a 液圧接続部 60、60a クラッチペダル装置 64 気体作用導管 70、70a、70b、70c 圧力補償開口部 72 連結エレメント 74 連結エレメント 76 連絡部 90a、90b、90c 弁ケーシング 92a、92b、92c 第一の弁エレメント 94a、94b、94c 第二の弁エレメント 96a 補助弁エレメント 98a リング状空所 100a 孔 102a 空所底部 104a 孔 106a 管エレメント 108a 軸方向孔 110a 孔 114a 液圧ピストン部 116a リング形状のパッキング 118a パッキングエレメント 120a 管部分 122a パッキングエレメント 124a シール部 126a 孔 128a 第二の弁エレメントの端部分 132a コイル圧縮スプリング 138a 貫通孔 140a リング室 142a 係合部分 144a 係合部分 148a 圧縮コイルスプリング 150a パッキングリング 152a リング室 154a リング状開口部 160a 連結部分 162a、162b フランジ状の端部分 180b 貫通孔 180c 空所 182b、182c 半径方向孔 184b、184c 半径方向孔 186b、186c 半径方向孔 202b 貫通孔 202c リングチャンネル 204b 第二の弁エレメントのリング状部分 206b 第二の弁エレメントの壁部分 208b ピン部 210b、210c ブレークスルー(貫通空所) 212b、212c ブレークスルー(貫通空所) 214b、214c ブレークスルー(貫通空所) 216b パッキングエレメント 218b パッキングエレメント 220b ピン 222b 空所 224b シール部兼制御部 226b 湾曲体 230b レバー 232b ピストン棒 234b シリンダー・ピストン装置 236b ピストン 238b コイル圧縮スプリング 306c シール部 308c シール部 A クラッチ軸心、パワーシリンダー装置軸心 B、B′、B″ 弁軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イェルク ヴィラート ドイツ連邦共和国 デー・97422 シュ ヴァインフルト グロイルシュトラーセ 6 (72)発明者 トーマス オットー ドイツ連邦共和国 デー・97469 ゴッ ホスハイム アム ゼッツェン 104 (56)参考文献 特開 平5−60149(JP,A) 特開 昭58−118331(JP,A) 特開 平2−189232(JP,A) 特開 平1−295030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 25/08
Claims (67)
- 【請求項1】 動力車、特に有用動力車の動力伝達系列
にて内燃機関とトランスミッションとの間でケーシング
・ベル(12)に配置された摩擦クラッチのための操作
装置(10)であって、 当該摩擦クラッチの操作のための本質的に当該摩擦クラ
ッチと同軸に動かされる連動解除軸受装置(32)、及
び、 当該連動解除軸受装置(32)に作用する圧力媒体・パ
ワーシリンダー装置(14)であり、圧力媒体源(5
1)と連通させられた制御弁(42)によって、目標ポ
ジションをあらわす案内量と当該連動解除軸受装置(3
2)の軸方向のポジションをあらわす実際量とに依存し
て操作され得る圧力媒体・パワーシリンダー装置(1
4)を有しているポジショニングサーボ装置を備えてい
る操作装置(10)にして、 特にクラッチ軸心に対して本質的に同心的な圧力媒体・
リングシリンダー(16)を備える前記圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置(14)が、前記ケーシング・ベル
(12)内に配置されており、好ましくはクラッチ軸心
(A)に対して本質的に同軸の力を前記連動解除軸受装
置(32)に及ぼすように構成されている、 前記制御弁(42)が、前記圧力媒体・パワーシリンダ
ー装置(14)を前記圧力媒体源(51)に連通させて
いる第一の制御状態と、前記圧力媒体・パワーシリンダ
ー装置(14)を圧力補償開口部(70)に連通させて
いる第二の制御状態との間で調節可能な弁装置を備えて
おり、当該弁装置が前記実際量と前記案内量とに関連づ
けられた差量に依存して前記両方の制御状態の間で切り
替え可能である、 前記弁装置が、互いに対して相対的に且つ弁ケーシング
に対して相対的に運動可能な二つの弁エレメント(92
a、94a、96a;92b、94b)を備えており、
且つ、前記案内量が当該両方の弁エレメントのうちの第
一の弁エレメント(92a;92b)のポジションによ
って、前記実際量が当該両方の弁エレメントのうちの第
二の弁エレメント(94a;94b)のポジションによ
って前記弁ケーシング(40;90a;90b)に対し
て相対的にあらわされており、且つ、前記差量が当該両
方の弁エレメント(92a、94a;92b、94b)
のポジションによって互いに対して相対的にあらわされ
ている、前記弁装置が前記差量に依存して第三の制御状態へ調節
可能であり、当該第三の制御状態において前記圧力媒体
・パワーシリンダー装置が本質的に圧力媒体をもらさな
いように閉じられている 前記の操作装置。 - 【請求項2】 動力車、特に有用動力車の動力伝達系列
において内燃機関とトランスミッションとの間でケーシ
ング・ベル(12)に配置された摩擦クラッチのための
操作装置(10)であって、 当該摩擦クラッチの操作のための本質的に当該摩擦クラ
ッチと同軸に動かされる連動解除軸受装置(32)、及
び、 当該連動解除軸受装置(32)に作用する圧力媒体・パ
ワーシリンダー装置(14)であり、圧力媒体源(5
1)と連通させられた制御弁(42)によって、目標ポ
ジションをあらわす案内量と当該連動解除軸受装置(3
2)の軸方向のポジションをあらわす実際量とに依存し
て操作され得る圧力媒体・パワーシリンダー装置(1
4)を有しているポジショニングサーボ装置を備えてい
る操作装置(10)にして、 前記制御弁(42)が、前記圧力媒体・パワーシリンダ
ー装置(14)を圧力媒体源(51)に連通させている
第一の制御状態と、前記圧力媒体・パワーシリンダー装
置(14)を圧力補償開口部(70)に連通させている
第二の制御状態との間で調節可能な弁装置を備えてお
り、当該弁装置が前記実際量と前記案内量とに関連づけ
られた差量に依存して前記両方の制御状態の間で切り替
え可能である、 前記弁装置が、互いに対して相対的に且つ弁ケーシング
に対して相対的に運動可能な二つの弁エレメント(92
a、94a、96a;92b、94b)を備え、且つ、
前記案内量が当該両方の弁エレメントのうちの第一の弁
エレメント(92a;92b)のポジションによって、
前記実際量が当該両方の弁エレメントのうちの第二の弁
エレメント(94a;94b)のポジションによって前
記弁ケーシング(40;90a;90b)に対して相対
的にあらわされており、且つ、前記差量が前記両方の弁
エレメント(92a、94a;92b、94b)のポジ
ションによって互いに対して相対的にあらわされてい
る、前記弁装置が前記差量に依存して第三の制御状態へ調節
可能であり、当該第三の制御状態において前記圧力媒体
・パワーシリンダー装置が本質的に圧力媒体をもらさな
いように閉じられている 前記の操作装置。 - 【請求項3】 前記制御弁(42)が、特にクラッチペ
ダル装置(60)から前記案内量を与える案内信号を受
け取るための第一の信号接続部(54)と、前記連動解
除軸受装置(32)に付設されたトランスミッターエレ
メント装置(72)から前記実際量を与える実際値信号
を受け取るための第二の信号接続部(76)とを有する
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の操
作装置。 - 【請求項4】 前記案内信号及び前記実際値信号が、そ
れぞれ、それぞれもう一方の信号から独立に前記両方の
弁エレメントのうちの厳密に一つの弁エレメントに直接
作用する、前記案内信号が前記第一の弁エレメント(9
2a;92b)に直接作用し、前記実際値信号が前記第
二の弁エレメント(94a;94b)に直接作用するこ
とを特徴とする、請求項3に記載の操作装置。 - 【請求項5】 前記実際値信号が、特に圧力、体積、
力、行程、角度、電流の強さ、あるいは電圧によってあ
らわされる液圧的な、気体作用による、機械的な、ある
いは電気的な信号であり、必要な場合には前記第二の信
号接続部(76)に前記実際値信号を前記実際量に変え
るための変換器手段が付設されていることを特徴とす
る、請求項3または請求項4に記載の操作装置。 - 【請求項6】 前記ポジショニングサーボ装置が、前記
連動解除軸受装置(32)のポジションを直接あるいは
間接に検知する機械的に連結されたあるいは連結され得
るトランスミッターエレメント(72)を有する機械的
なポジション調節手段(42、64、16、72、7
4)を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のい
ずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項7】 前記トランスミッターエレメント(7
2;160a;226b)が前記第二の弁エレメント
(94a;94b)に作用し、特にこれと運動結合され
ている、あるいは運動結合され得ることを特徴とする、
請求項6に記載の操作装置。 - 【請求項8】 前記第二の弁エレメント(94a)が、
必要な場合にはこれと統合されている連結エレメント
(160a)を介して、前記連動解除軸受装置あるいは
前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14a)の連動
解除軸受装置側部分(162a)と好ましくは本質的に
固定連結されている、あるいは固定連結され得ることを
特徴とする、請求項7に記載の操作装置。 - 【請求項9】 前記第二の弁エレメント(94b)が、
これと好ましくは本質的に固定連結されており必要な場
合にはこれと統合されて前記連動解除軸受装置あるいは
前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14b)の連動
解除軸受装置側部分(162b)に向かってプレストレ
スを与えられているあるいはプレストレスを与えられ得
る連結エレメント(226b)を介して、前記連動解除
軸受装置あるいは前記圧力媒体・パワーシリンダー装置
(14b)の連動解除軸受装置側部分(162b)と連
結されている、あるいは連結され得ることを特徴とす
る、請求項7に記載の操作装置。 - 【請求項10】 前記案内信号が、特に圧力、体積、
力、行程、角度、電流、電圧、あるいは光強度によって
あらわされる液圧的な、気体作用による、電気的な、あ
るいは光学的な信号であり、必要な場合には前記第一の
信号接続部(54)に前記案内信号を前記案内量に変え
るための変換器手段(114a、234b)が付設され
ていることを特徴とする、請求項3〜9のいずれか一項
に記載の操作装置。 - 【請求項11】 気体作用によるあるいは液圧的な案内
信号の変換のための前記変換器手段が特に弾性的なプレ
ストレスを与えられたピストン(114a;236b)
を備えており、当該ピストンが好ましくは前記第一の弁
エレメント(92a;92b)と連結されている、ある
いは連結され得る、特にこれと統合されていることを特
徴とする、請求項10に記載の操作装置。 - 【請求項12】 前記弁装置が、前記弁ケーシング(9
0a)に対して相対的に運動可能な補助弁エレメント
(96a)を備えており、前記制御状態のうちの少なく
とも一つを与えるために、当該補助弁エレメントが前記
第一の弁エレメント(92a)あるいは(及び)第二の
弁エレメント(94a)と協働することを特徴とする、
請求項1〜11のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項13】 前記補助弁エレメント(96a)が前
記第一の弁エレメント(92a)に対応して配設された
係合部分(142a)を有しており、前記補助弁エレメ
ント(96a)の連行のためにあるいは(及び)前記制
御弁(42a)内での少なくとも一つの圧力媒体連通を
遮断するために、特に前記圧力媒体・パワーシリンダー
装置(14a)と前記圧力補償開口部(70a)との間
の圧力媒体連通を遮断するために、当該係合部分(14
2a)に前記第一の弁エレメント(92a)が係合する
ことを特徴とする、請求項12に記載の操作装置。 - 【請求項14】 前記補助弁エレメント(96a)が、
前記第二の弁エレメント(94a)に対応して配設され
た係合部分(144a)を有しており、前記補助弁エレ
メント(96a)の連行のために、あるいは(及び)前
記制御弁(42a)内での少なくとも一つの圧力媒体連
通を遮断するために、特に前記圧力媒体源(51a)と
前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14a)との間
の圧力媒体連通を遮断するために、あるいは(及び)前
記圧力媒体源(51a)と前記圧力補償開口部(70
a)との間の構造上、必要な場合には原理的に可能な圧
力媒体連通の閉鎖のために、当該係合部分(144a)
に前記第二の弁エレメント(94a)が係合することを
特徴とする、請求項12または請求項13に記載の操作
装置。 - 【請求項15】 プレストレス手段、特に前記第二の弁
エレメント(94a)と前記補助弁エレメント(96
a)との間で効力を生じるプレストレス手段(148
a)が設けられており、前記第二の弁エレメント(94
a)が前記補助弁エレメントの対応配設された係合部分
(144a)に係合する方向へあるいは(及び)前記第
一の弁エレメント(92a)が前記補助弁エレメント
(96a)の対応配設された係合部分(142a)に係
合する方向へ、当該プレストレス手段が前記補助弁エレ
メント(96a)にプレストレスを与えることを特徴と
する、請求項12〜14のいずれか一項に記載の操作装
置。 - 【請求項16】 前記第一の弁エレメント(92a)及
び前記第二の弁エレメント(94a)及び必要な場合に
は前記弁ケーシング(90a)が、これらの両方の弁エ
レメントの運動範囲を互いに対して相対的に制限するた
めに及び必要な場合にはこれらの弁エレメントの少なく
とも一方の弁エレメント(92a)の運動範囲を前記弁
ケーシング(90a)に対して相対的に制限するため
に、それぞれ少なくとも一つのストッパー部分あるいは
かみ合い部分(102a、114a、128a)を有す
ることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に
記載の操作装置。 - 【請求項17】 前記第一の弁エレメント(92a)の
及び前記第二の弁エレメント(94a)の互いに対応し
て配設されたストッパー部分(114a、128a)が
互いに接触している場合に、前記制御弁(42a)内の
圧力媒体連通が、特に前記圧力媒体源(51a)と前記
圧力媒体・パワーシリンダー装置(14a)との間の圧
力媒体連通がつくりだされていることを特徴とする、請
求項16に記載の操作装置。 - 【請求項18】 前記第一の弁エレメント(92a)と
前記第二の弁エレメント(94a)との間で効力を生じ
るプレストレス手段(132a)が設けられていること
を特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の
操作装置。 - 【請求項19】 前記第一の弁エレメント(92a)と
前記第二の弁エレメント(94a)との間で効力を生じ
るプレストレス手段(132a)のストレスが、前記第
一の弁エレメント(92a)の及び前記第二の弁エレメ
ント(94a)の互いに対応して配設されたストッパー
部分(114a、128a)が互いに接触している場合
に最大であることを特徴とする、請求項18に記載の操
作装置。 - 【請求項20】 前記弁エレメント、すなわち第一の弁
エレメント(92b;92c)及び第二の弁エレメント
(94b;94c)、のうちの一方の弁エレメント(9
4b;92c)、特に第二の弁エレメント(94b)
が、制御エッジを形成する少なくとも一つの部分(22
4b;306c、308c)を有し、当該部分が前記の
別の弁エレメント(92b;94c)における及び前記
弁ケーシング(90b;90c)における少なくとも三
つの圧力媒体用開口部(70b、184b、202b;
210c、212c、214c)と、特に前記の別の弁
エレメント(92b)における圧力媒体用開口部(20
2b)及び前記弁ケーシングにおける二つの圧力媒体用
開口部(70b、184b)と協働して、一つの方向に
おいて前記の一方の弁エレメントが前記の別の弁エレメ
ントに対して相対的に運動する際に前記両方の弁エレメ
ント(92b、94b;92c、94c)の互いに対す
る少なくとも一つの相対位置において少なくとも一つの
制御エッジ(224b;306c、308c)が前記圧
力媒体用開口部のうちの少なくとも一つ、特に前記の別
の弁エレメント(92b)における前記圧力媒体用開口
部(202b)のところを通りすぎて移動することによ
って前記制御弁内の第一の圧力媒体連通、特に前記圧力
媒体源(51b)と前記圧力媒体・パワーシリンダー装
置(14b)との間の圧力媒体連通を遮断する、あるい
は作り出す、また、制御弁(42b;42c)内の別の
圧力媒体連通、特に前記圧力補償開口部(70b;70
c)と前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14b)
との間の圧力媒体連通を作り出すまたは遮断することを
特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載の操
作装置。 - 【請求項21】 前記弁エレメント、すなわち前記第一
の弁エレメント(92b)及び前記第二の弁エレメント
(94b)のうちの一つ、特に前記第一の弁エレメント
(92b)が、少なくとも一つの特にピン状のかみ合い
部分(220b)を有し、当該かみ合い部分が前記の別
の弁エレメント(94b)の対応して配設されたスリッ
ト状の空所(222b)にかみ合い、前記両方の弁エレ
メント(92b,94b)の運動範囲を互いに対して制
限するために当該空所(222b)が両方の端部でスト
ッパーによって限定されていることを特徴とする、請求
項1〜20のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項22】 前記制御弁(42)が、クラッチ操作
なしの、当該操作装置の基本状態で、前記圧力補償開口
部(70)を前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(1
4)と連通させている制御状態を占めることを特徴とす
る、請求項1〜21のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項23】 前記第一の弁エレメント(92a)及
び前記第二の弁エレメント(94a)及び必要な場合に
は補助弁エレメント(96a)が前記弁ケーシング(9
0a)の空所(98a)に弁軸心(B)に沿って移動可
能に装着されており、前記実際量及び前記案内量がそれ
ぞれの弁エレメント(92a;94a)の軸方向ポジシ
ョンによってあらわされていることを特徴とする、請求
項1〜22のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項24】 前記弁エレメントのうちの、すなわち
第一の弁エレメント(92a)と第二の弁エレメント
(94a)と必要な場合には補助弁エレメント(96
a)とのうちの、少なくとも一つの弁エレメント(94
a;94a、96a)が少なくとも領域的に前記弁軸心
に同軸のリングエレメントとして構成されており、且つ
これらの弁エレメントのうちの少なくとも一つの別の弁
エレメント(92a、96a;92a)を少なくとも領
域的に半径方向外側で取り囲んでいることを特徴とす
る、請求項23に記載の操作装置。 - 【請求項25】 前記空所がリング状空所(98a)で
あり、当該リング状空所が、半径方向に間隔をあけて同
軸に延びているリングシリンダー状の壁部を有し、且つ
前記弁ケーシング(90a)に関して固定した好ましく
はこれと一体的な前記弁軸心(B)に同軸に延在する管
エレメント(106a)のまわりに広がっており、当該
管エレメントがその自由端の領域に、特に軸方向に開い
た圧力媒体貫流開口部(108a)を前記制御弁(42
a)内の少なくとも一つの圧力媒体連通の一部として、
特に前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14a)と
前記圧力媒体源(51a)との間の圧力媒体連通あるい
は(及び)前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14
a)と前記圧力補償開口部(70a)との間の圧力媒体
連通の一部として有することを特徴とする、請求項23
または請求項24に記載の操作装置。 - 【請求項26】 前記第一の弁エレメント(92a)が
リング状部分(114a)を有し、当該リング状部分が
前記管エレメント(106a)を少なくとも領域的に半
径方向外側で取り囲んでおり、好ましくは少なくとも一
つのリング形状のパッキングエレメント(118a)が
前記リング状部分(114a)と前記管エレメント(1
06a)との間でもれをふさぐように効力を生じること
を特徴とする、請求項25に記載の操作装置。 - 【請求項27】 前記リング状空所(98a)の半径方
向外側のリングシリンダー状の壁部と前記第一の弁エレ
メント(92a)、特に前記リング状部分(114a)
との間で少なくとも一つのリング形状のパッキングエレ
メント(116a)がもれをふさぐように効力を生じる
ことを特徴とする、請求項25または請求項26に記載
の操作装置。 - 【請求項28】 前記第一の弁エレメント(92a)が
前記リング状部分に軸方向に境を接する管部分(120
a)を有し、当該管部分が前記管エレメント(106
a)を少なくとも領域的に半径方向外側で取り囲んでお
り、好ましくは少なくとも一つのリング形状のパッキン
グエレメント(122a)が前記管部分(120a)と
前記管エレメント(106a)との間でもれをふさぐよ
うに効力を生じることを特徴とする、請求項26または
請求項27に記載の操作装置。 - 【請求項29】 リングエレメントとして構成された前
記補助弁エレメント(96a)が前記第一の弁エレメン
ト(92a)、特に前記管部分(120a)を少なくと
も領域的に半径方向外側で取り囲んでいることを特徴と
する、請求項23〜28のいずれか一項に記載の操作装
置。 - 【請求項30】 前記第一の弁エレメント(92a)
が、前記管部分(120a)に境を接して本質的に半径
方向に延在して前記圧力媒体貫流開口部(108a)を
前記管エレメント(106a)の自由端で軸方向におい
て覆うシール部(124a)を有しており、当該シール
部によって前記第一の弁エレメント(92a)が、前記
補助弁エレメント(96a)の対応して配設されたリン
グ形状の且つ半径方向内側へ突き出ている係合部分(1
42a)に、連行のためにあるいは(及び)前記の少な
くとも一つの圧力媒体連通の遮断のために係合すること
を特徴とする、請求項29に記載の操作装置。 - 【請求項31】 前記補助弁エレメント(96a)の前
記係合部分(142a)が、圧力媒体貫流開口部(15
4a)を半径方向において限定しており、当該圧力媒体
貫流開口部が前記制御弁(42a)内の圧力媒体連通の
一部であり、特に前記圧力補償開口部(70a)に対応
して配設されているかあるいはこれと同一であることを
特徴とする、請求項30に記載の操作装置。 - 【請求項32】 前記第一の弁エレメント(92a)
が、前記管部分(120a)の、前記シール部(124
a)に隣接する端部領域に、少なくとも一つの特に半径
方向に開いた圧力媒体貫流開口部(126a)を前記制
御弁内の少なくとも一つの圧力媒体連通の一部として、
特に前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14a)と
前記圧力媒体源(51a)との間の圧力媒体連通あるい
は(及び)前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14
a)と前記圧力補償開口部(70a)との間の圧力媒体
連通の一部として有することを特徴とする、請求項30
または請求項31に記載の操作装置。 - 【請求項33】 リングエレメントとして構成された前
記第二の弁エレメント(94a)が前記第一の弁エレメ
ント(92a)あるいは(及び)必要な場合には前記補
助弁エレメント(96a)を少なくとも領域的に半径方
向外側で取り囲んでいることを特徴とする、請求項24
〜32のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項34】 前記第二の弁エレメント(94a)と
前記補助弁エレメント(96a)との間で、少なくとも
一つのリング形状のパッキングエレメント(150a)
がもれをふさぐように効力を生じることを特徴とする、
請求項33に記載の操作装置。 - 【請求項35】 前記リング状空所(98a)の前記半
径方向外側のリングシリンダー状の壁部と前記第二の弁
エレメント(94a)との間で少なくとも一つのリング
形状のパッキングエレメント(150a)がもれをふさ
ぐように効力を生じることを特徴とする、請求項25〜
34のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項36】 半径方向に前記管部分(120a)と
前記補助弁エレメント(96a)との間に、あるいは
(及び)半径方向に前記第二の弁エレメント(94a)
と前記弁ケーシング(90a)の、前記空所(98a)
を半径方向外側へ向かって限定するリングシリンダー状
の壁部との間に、それぞれの圧力媒体チャンネル、特に
圧力媒体リングチャンネル(140a、152a)が形
成されており、当該圧力媒体チャンネルが前記制御弁
(42a)内の圧力媒体連通の一部、特に前記圧力媒体
源(51a)と前記圧力媒体・パワーシリンダー装置
(14a)との間の圧力媒体連通の一部であることを特
徴とする、請求項23〜35のいずれか一項に記載の操
作装置。 - 【請求項37】 前記両方の圧力媒体チャンネル(14
0、152a)の間に、前記第二の弁エレメント(94
a)が前記補助弁エレメント(96a)のこれに対応し
て配設された係合部分(144a)に係合することによ
って遮断可能な圧力媒体連通が設けられており、当該圧
力媒体連通が、好ましくは前記第二の弁エレメント(9
4a)における少なくとも一つの半径方向に開いた圧力
媒体貫流開口部(138a)あるいは(及び)前記管部
分(120a)、前記補助弁エレメント(96a)、ま
たは前記第二の弁エレメント(94a)によって画成さ
れたリング室を備えていることを特徴とする、請求項3
6に記載の操作装置。 - 【請求項38】 前記圧力媒体源(51a)と接続され
ている弁接続部(48a)あるいは(及び)案内信号供
給装置(60a)と接続されている弁接続部(54a)
が、それぞれ、弁ケーシング(90a)における前記空
所(98a)に開口する特に半径方向に向けられた孔
(104a;100a)を備えることを特徴とする、請
求項23〜37のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項39】 前記案内信号供給装置(60a)と接
続されている弁接続部(54a)の孔(100a)が、
前記空所(98a)を軸方向の側で閉鎖する空所底部
(102a)の領域にて前記空所に開口しており、当該
空所底部に前記変換器手段のピストンとして用いられる
前記第一の弁エレメント(92a)のリング状部分(1
14a)が向き合って位置していること、あるいは(及
び)、前記圧力媒体源(51a)と接続されている弁接
続部(48a)の前記孔(104a)が軸方向に開いた
空所開口部に境を接する空所端部領域にて前記空所(9
8a)に開口していることを特徴とする、請求項38に
記載の操作装置。 - 【請求項40】 前記圧力媒体・パワーシリンダー装置
(14a)と接続されている弁接続部が、前記空所(9
8a)に開口する特に前記管エレメント(106a)を
通って延びる第一の孔(108a)、並びに好ましく
は、前記第一の孔(108a)に接続し且つ前記空所底
部(102a)にて延在する第二の孔(110a)を備
えることを特徴とする、請求項23〜39のいずれか一
項に記載の操作装置。 - 【請求項41】 前記第一の弁エレメント(92b)及
び前記第二の弁エレメント(94b)が、前記弁ケーシ
ング(90b)の空所(180b)に弁軸心(B′)の
まわりで相対回転可能に装着されており、前記実際量及
び前記案内量が前記のそれぞれの弁エレメント(92
b;94b)の回転ポジションによってあらわされてい
ることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に
記載の操作装置。 - 【請求項42】 前記弁エレメントのうちの、すなわち
第一の弁エレメント(92b)及び第二の弁エレメント
(94b)のうちの一方、特に前記第二の弁エレメント
(94b)が、前記弁軸心(B′)に同軸のリング状部
分(204b)を有し、当該リング状部分が前記両方の
弁エレメントのうちの別の弁エレメント(92b)を少
なくとも領域的に半径方向外側で取り囲んでいることを
特徴とする、請求項41に記載の操作装置。 - 【請求項43】 前記空所(180b)を画成する前記
弁ケーシング(90b)の内周面によって半径方向外側
で取り囲まれている前記の一方の弁エレメント(94
b)のリング状部分(204b)が、周方向に広がって
いて周方向に互いに対してずらされていて前記リング状
部分(204b)のそれぞれの部分(224b;240
b;242b)によって互いから分離されていて半径方
向内側及び半径方向外側へ開いている少なくとも二つの
ブレークスルー(210b、212b、214b)を有
すること、 前記弁ケーシング(90b)に前記空所(180b)に
開口している特に半径方向に向けられた少なくとも二つ
の孔(182b、184b、186b)が設けられてお
り、これらの孔の開口部が周方向に互いに対してずらさ
れており且つ前記の一方の弁エレメント(94b)の少
なくとも一つの回転位置で前記ブレークスルーのうちの
それぞれ一つの別のブレークスルーを少なくとも部分的
に覆うこと、及び 前記の別の弁エレメント(92b)に少なくとも一つの
連通チャンネル、特に貫通孔(202b)が設けられて
おり、当該連通チャンネルが前記両方の弁エレメント
(92b、94b)の互いに対する少なくとも一つの相
対回転位置で、特に前記貫通孔(202b)の両方の開
口部が前記ブレークスルーのうちのそれぞれ一つの別の
ブレークスルーによって少なくとも部分的に覆われてい
ることによって、前記ブレークスルーのうちの二つのブ
レークスルーへ開いていることを特徴とする、請求項4
2に記載の操作装置。 - 【請求項44】 それぞれ厳密に三つの孔(182b、
184b、186b)、それぞれ厳密に三つのブレーク
スルー(210b、212b、214b)、及び厳密に
一つの連通チャンネル、特に半径方向に延在する貫通孔
(202b)が設けられており、互いに対して相対的に
及び前記弁ケーシング(90b)に対して相対的に前記
両方の弁エレメント(92b、94b)の少なくとも一
つの回転位置領域でこれらの孔のうちの二つの孔(18
4b、186b)、これらのブレークスルーのうちの二
つのブレークスルー(212b、214b)、及びこの
連通チャンネル(202b)を介して前記圧力媒体源
(51b)と前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(1
4b)との間の圧力媒体連通がつくりだされており、且
つ互いに対して相対的に及び前記弁ケーシング(90
b)に対して相対的に前記両方の弁エレメント(92
b、94b)の少なくとも一つの別の回転位置領域でこ
れらの孔のうちの二つの孔(182b、186b)、こ
れらのブレークスルーのうちの二つのブレークスルー
(210b、214b)、及びこの連通チャンネル(2
02b)を介して前記圧力媒体・パワーシリンダー装置
(14b)と前記圧力補償開口部(70b)との間の圧
力媒体連通がつくりだされていることを特徴とする、請
求項43に記載の操作装置。 - 【請求項45】 前記リング状部分(204b)の、前
記ブレークスルー(210b、212b、214b)を
互いから分離する部分(224b、240b、242
b)が以下のように寸法を定められている、すなわち前
記両方の弁エレメント(92b、94b)の互いに対し
ての少なくとも一つの相対回転位置にてあるいは(及
び)前記弁ケーシング(90b)に対して相対的な前記
の一方の弁エレメント(94b)の少なくとも一つの回
転位置にて前記連通チャンネルの少なくとも一つのチャ
ンネル開口部、特に前記の別の弁エレメント(92b)
における前記貫通孔(202b)の開口部あるいは(及
び)前記弁ケーシング(90b)における前記孔の開口
部のうちの少なくとも一つが前記リング状部分(204
b)のそれぞれの特に制御エッジを形成する部分(22
4b)によって閉鎖されるように寸法を定められている
ことを特徴とする、請求項43または請求項44に記載
の操作装置。 - 【請求項46】 互いに対して相対的に且つ前記弁ケー
シング(90b)に対して相対的に前記両方の弁エレメ
ント(92b、94b)の少なくとも一つの回転位置
で、前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14b)と
前記圧力媒体源(51b)との間の圧力媒体連通も、前
記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14b)と前記圧
力補償開口部(70b)との間の圧力媒体連通もつくり
だされていない状態になることを特徴とする、請求項4
5に記載の操作装置。 - 【請求項47】 前記三つの孔(182b、184b、
186b)の好ましくは軸方向にて本質的に互いに対し
てずれていない開口部が同一の円周角で互いから間隔を
あけて配置されており、且つ好ましくはそれぞれ等しい
大きさの円周角領域を覆っていることを特徴とする、請
求項44〜46のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項48】 好ましくは軸方向に本質的に互いに対
してずれていない前記三つのブレークスルー(210
b、212b、214b)が、それぞれ等しい大きさの
円周角領域を覆い、且つ互いから同一の円周角で間隔を
あけて配置されていることを特徴とする、請求項44〜
47のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項49】 前記三つの孔のうちの前記圧力補償開
口部(70b)に対応して配設された孔(182b)、
前記圧力媒体源(51b)に対応して配設された孔(1
84b)、及び前記圧力媒体・パワーシリンダー装置
(14b)に対応して配設された孔(186b)が定め
られた回転方向にて相前後して位置している、 当該操作装置(10b)の基本状態で前記第一の弁エレ
メント(92b)における前記貫通孔(202b)の一
つの開口部が前記圧力補償開口部(70b)に対応して
配設された孔(182b)にほぼ向き合って位置し、前
記第二の弁エレメント(94b)の前記リング状部分
(204b)の制御エッジを形成する部分(224b)
が前記回転方向にて前記圧力補償開口部(70b)に対
応して配設された孔(182b)に対してずらされて、
しかしこれの近くに隣接している、 クラッチの操作のために前記第一の弁エレメント(92
b)が前記基本状態の回転位置に比べて前記回転方向に
て回転させられることが可能であり、特に最大でほぼ、
前記貫通孔(202b)の前記開口部が前記圧力媒体源
(51b)に対応して配設された孔(184b)にほぼ
向き合って位置する回転位置まで回転させられ得ること
を特徴とする、請求項47または請求項48に記載の操
作装置。 - 【請求項50】 前記空所が前記連動解除軸受装置の運
動方向に対して好ましくは横向きに延びている貫通孔
(180b)として前記弁ケーシング(90b)に形成
されており、当該貫通孔の一方の端部で前記第一の弁エ
レメント(92b)が到達可能である、特に突き出てい
る、且つ当該貫通孔の別の端部で前記第二の弁エレメン
ト(94b)が到達可能である、特に突き出ていること
を特徴とする、請求項41〜49のいずれか一項に記載
の操作装置。 - 【請求項51】 前記弁ケーシング(90b)における
前記貫通孔(180b)から突き出ている前記第二の弁
エレメント(94b)の端部分(208b)が固定連結
された湾曲体(226b)を連結エレメントとして担持
しており、当該湾曲体が前記連動解除軸受装置あるいは
前記圧力媒体・パワーシリンダー装置(14b)の連動
解除軸受装置側部分(162b)に係合し、特に当該湾
曲体(226b)及び前記弁ケーシング(90b)に係
合する弾性体手段(228b)によって、好ましくは前
記端部分(208b)のまわりに配置されたレッグ・ス
プリング(228b)を備える弾性体手段によって、こ
れに向かってプレストレスを与えられており、前記連動
解除軸受装置または前記圧力媒体・パワーシリンダー装
置(14b)の連動解除軸受装置側部分(162b)の
直線運動が当該湾曲体(226b)により前記第二の弁
エレメント(94b)の回転運動に変換され得ることを
特徴とする、請求項50に記載の操作装置。 - 【請求項52】 前記変換器手段の弾性的なプレストレ
スを与えられたピストン(236b)が前記弁エレメン
ト(92b、94b)に対して別にされたシリンダー・
ピストン装置(234b)の一部であり、前記ピストン
(236b)が好ましくは本質的に前記弁軸心(B′)
を横切って延びる方向に運動可能であり、且つ前記ピス
トン(236b)の直線運動が、前記第一の弁エレメン
ト(92b)に係合している方向転換装置、特にトグル
・レバー装置(230b、232b)によって前記第一
の弁エレメント(92b)の回転運動に変換され得るこ
とを特徴とする、請求項50または請求項51に記載の
操作装置。 - 【請求項53】 前記弁ケーシング(90b)の、前記
第一の弁エレメント(92b)の、及び前記第二の弁エ
レメント(94b)の互いに当接する面部分が密封面と
してあるいは(及び)すべり面として形成されており、
あるいは(及び)パッキングエレメント(216b、2
18b)がこれらの間でもれをふさぐように効力を生じ
ることを特徴とする、請求項41〜請求項52のいずれ
か一項に記載の操作装置。 - 【請求項54】 前記第一の弁エレメント(92c)及
び前記第二の弁エレメント(94c)のほかには別の弁
エレメントが前記弁ケーシング(90c)の前記空所
(180c)に弁軸心(B″)に沿って移動可能に装着
されていないことを特徴とする、請求項23及び請求項
24のいずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項55】 前記エレメントのうちの、すなわち第
一の弁エレメント(92c)及び第二の弁エレメント
(94c)のうちの一方、特に前記第二の弁エレメント
(94c)が、前記弁軸心(B″)に同軸のリング状部
分(204c)を有し、当該リング状部分が前記両方の
弁エレメントのうちの別の弁エレメント(92c)を少
なくとも領域的に外側で取り囲んでいることを特徴とす
る、請求項54に記載の操作装置。 - 【請求項56】 前記一方の弁エレメント(94c)
の、前記空所(180c)を画成する前記弁ケーシング
(90c)の内面によって外側を取り囲まれたリング状
部分(204c)が、軸方向に広がっていて、軸方向に
て互いに対してずらされていて、前記リング状部分(2
04c)のそれぞれの部分によって互いから隔離されて
いて、且つ内側及び外側に向かって開いている少なくと
も二つのブレークスルー(210b、212b、214
b)を有すること、 前記弁ケーシング(90c)に、前記空所(180c)
に開口する少なくとも二つの孔(182c、184c、
186c)が設けられており、これらの孔の開口部が軸
方向にて互いに対してずらされており、且つ前記一方の
弁エレメント(94c)の少なくとも一つの軸方向位置
にて前記ブレークスルーのうちのそれぞれ一つの別のブ
レークスルーを少なくとも部分的に覆っていること、及
び 前記の別の弁エレメント(92c)に、少なくとも一つ
の連通チャンネル(202c)が設けられており、当該
チャンネルが前記両方の弁エレメント(92c、94
c)の少なくとも一つの相対軸方向位置で前記ブレーク
スルーのうちの二つへ開いていることを特徴とする、請
求項55に記載の操作装置。 - 【請求項57】 それぞれ厳密に三つの孔(182c、
184c、186c)、それぞれ厳密に三つのブレーク
スルー(210c、212c、214c)、及び厳密に
一つの特に前記の別の弁エレメント(92c)の外面に
沿って延在する連通チャンネル(202c)が設けられ
ており、互いに対して相対的な且つ前記弁ケーシング
(90c)に対して相対的な前記両方の弁エレメント
(92c、94c)の少なくとも一つの軸方向位置領域
でこれらの孔のうちの二つの孔(184c、186
c)、これらのブレークスルーのうちの二つのブレーク
スルー(212c、214c)、及びこの連通チャンネ
ル(202c)によって、前記圧力媒体源と前記圧力媒
体・パワーシリンダー装置との間の圧力媒体連通がつく
りだされており、また、互いに対して相対的な且つ前記
弁ケーシング(90c)に対して相対的な前記両方の弁
エレメント(92c、94c)の少なくとも一つの別の
軸方向位置領域でこれらの孔のうちの二つの孔(182
c、186c)、これらのブレークスルーのうちの二つ
のブレークスルー(210c、214c)、及びこの連
通チャンネル(202c)によって前記圧力媒体・パワ
ーシリンダー装置と前記圧力補償開口部(70c)との
間の圧力媒体連通がつくりだされていることを特徴とす
る、請求項56に記載の操作装置。 - 【請求項58】 互いに対して相対的な且つ前記弁ケー
シング(90c)に対して相対的な前記両方の弁エレメ
ント(92c、94c)の少なくとも一つの軸方向位置
で、前記圧力媒体・パワーシリンダー装置と前記圧力媒
体源との間の圧力媒体連通も、前記圧力媒体・パワーシ
リンダー装置と前記圧力補償開口部(70c)との間の
圧力媒体連通もつくりだされていない状態になることを
特徴とする、請求項56または請求項57に記載の操作
装置。 - 【請求項59】 前記制御弁(42)が、前記ケーシン
グ・ベル(12)内に配置されているが、しかし内燃機
関及びトランスミッションと連結されたケーシング・ベ
ル(12)の場合には外側から到達可能であり、特に取
り外し可能であることを特徴とする、請求項1〜58の
いずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項60】 前記圧力媒体・パワーシリンダー装置
(14)の連動解除方向及び前記摩擦クラッチの連動解
除方向が互いに本質的に平行であり、好ましくはクラッ
チ軸心(A)とパワーシリンダー装置軸心(A)とが本
質的に一致することを特徴とする、請求項1〜59のい
ずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項61】 弁軸心(B;B′)とパワーシリンダ
ー装置軸心(A)とが点を共通にもたないことを特徴と
する、請求項1〜60のいずれか一項に記載の操作装
置。 - 【請求項62】 弁軸心(B)とパワーシリンダー装置
軸心(A)とが互いに本質的に平行であることを特徴と
する、請求項61に記載の操作装置。 - 【請求項63】 弁軸心(B′)とパワーシリンダー装
置軸心(A)とが両方の軸心に本質的に平行な平面上へ
の投影において互いに本質的に垂直であることを特徴と
する、請求項61に記載の操作装置。 - 【請求項64】 前記制御弁(42)が前記圧力媒体・
パワーシリンダー装置(14)に特に取り外し可能に取
り付けられていることを特徴とする、請求項1〜63の
いずれか一項に記載の操作装置。 - 【請求項65】 前記制御弁(42)を備える制御弁構
造ユニット(40)が前記圧力媒体・パワーシリンダー
装置(14)を備えるパワーシリンダー構造ユニット
(14)に対して、パワーシリンダー装置軸心(A)に
関して半径方向にずらされて位置しており、且つ前記パ
ワーシリンダー構造ユニット(14)の半径方向外側の
部分に取り外し可能に取り付けられていることを特徴と
する、請求項64に記載の操作装置。 - 【請求項66】 前記制御弁構造ユニット(40)が、
必要な場合には前記両方の構造ユニットの間で効力を生
じる、好ましくは、前記半径方向に本質的に対応する少
なくとも一つの半径方向から到達可能である固定あるい
は(及び)連結手段の解除の後に、前記パワーシリンダ
ー構造ユニット(14)から本質的に前記半径方向に取
り外し可能であることを特徴とする、請求項65に記載
の操作装置。 - 【請求項67】 前記圧力媒体が気体作用による圧力媒
体であることを特徴とする、請求項1〜66のいずれか
一項に記載の操作装置。
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