JP2886158B1 - 航空機前脚のシミー試験装置 - Google Patents

航空機前脚のシミー試験装置

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JP2886158B1
JP2886158B1 JP10113838A JP11383898A JP2886158B1 JP 2886158 B1 JP2886158 B1 JP 2886158B1 JP 10113838 A JP10113838 A JP 10113838A JP 11383898 A JP11383898 A JP 11383898A JP 2886158 B1 JP2886158 B1 JP 2886158B1
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torsion shaft
shimmy
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ballast
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隆志 誉田
久幸 永森
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

【要約】 【課題】 実機のシミーの発生を忠実に模擬することが
できるシミー試験装置を提供する。 【解決手段】 基台22には水平な軸線L1まわりに回
転ドラム37が回転駆動され、この基台22に立設され
るフレーム23,24には上部ウエイト31、中間ウエ
イト32および下部ウエイト33が上下に変位駆動さ
れ、下部ウエイト33の下方には前脚取付手段35が設
けられる。前脚取付手段35は、回転ドラム37の軸線
L1を含む鉛直仮想平面に垂直な方向に延びるねじり軸
87と、このねじり軸87の軸線L2に関する慣性モー
メントを調整する慣性モーメント調整手段97を有し、
航空機の前脚36が取付けられる。ねじり軸87のねじ
りモーメントおよび軸線まわりの慣性モーメントは調整
可能である。また前脚36には側方から外乱用アクチュ
エータ38によって外乱が与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪式着陸装置を
備える航空機の地上走行時に発生する前脚のシミーを模
擬することができる航空機前脚のシミー試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前輪式着陸装置の前脚の脚柱は、航空機
の前胴に固定されるストラットシリンダと、このストラ
ットシリンダに回動可能に挿入されるストラットピスト
ンとを有し、このストラットピストンの下端部には二股
となるフォークによって車輪が水平軸線まわりに回転自
在に軸支される。前記ストラットシリンダには、ストラ
ットピストンをその軸線まわりに回動するためのステア
リングアクチュエータが備えられ、このステアリングア
クチュエータはストラットシリンダとストラットピスト
ンとの間に介在されるトルクリンクを介してストラット
ピストンを回動させる。
【0003】このような前輪式着陸装置を備える航空機
が地上走行中にたとえば小石を踏むなどの外乱が作用し
たとき、これを契機として前脚の車輪は脚柱の軸線まわ
りに激しく首振り振動を起こす場合がある。このような
車輪の首振り振動は、シミーと呼ばれている。また、前
脚は機体の前胴に固定されているので、シミーによる振
動は前胴のねじり剛性に依存する。
【0004】このようなシミーによる不具合を防ぐため
にシミーの発生を忠実に再現して試験する必要がある。
しかしながら、シミーの再現およびシミー発生条件を変
更したシミーの試験を実機で行う場合には試験効率が悪
いといった問題を有する。また、シミーは前脚の脚機構
に存在する摩擦、がた、および油圧アクチュエータ特性
などに起因して発生するので非線形となり、計算機によ
ってシミーの発生を予測することは困難である。したが
って、シミーの発生条件を容易に変更し、再現すること
ができるシミー試験装置が従来から提案されている。
【0005】図10は、典型的な従来の航空機前脚のシ
ミー試験装置1を部分的に切欠いて示す斜視図である。
シミー試験装置1は図示しない基台とこの基台に軸支さ
れ、水平軸線まわりに回転駆動される回転ドラム3と、
H形鋼から成り、前記基台から立設される一対の支柱2
と、この支柱2に上下方向に変位自在に設けられる昇降
体4と架台5と航空機の前脚7と外乱用アクチュエータ
14とを含んで構成される。
【0006】昇降体4は、その中心部に前記回転ドラム
3の回転軸線を含む鉛直平面に垂直な前後方向に延びる
支持軸16を有し、支持軸16の下方には支持軸16に
沿って前後方向に延びるねじり軸6が、その軸線まわり
に回転自在に長手方向両端部が支持軸16に支持され
る。このねじり軸6に前記架台5が吊下される。架台5
は、上端部がねじり軸6の長手方向両端部付近に、ねじ
り軸6の軸線まわりの角変位が阻止された状態で連結さ
れる。また、支持棒16とねじり軸6とにわたって一対
のねじり剛性調整部材15が介在される。このねじり剛
性調整部材15はそれぞれ上端部が支持棒16にその長
手方向に変位自在に連結され、下端部がねじり軸6にそ
の軸線方向に変位自在かつ軸線まわりの変位を阻止した
状態で連結される。
【0007】また架台5の下端部には航空機の前脚7が
取付けられる。前脚7は前述したように、ストラットシ
リンダ8およびストラットピストン9から成る脚柱1
3、ストラットピストン9の下端部のフォーク10、こ
のフォーク10に軸支される車輪11、ならびにストラ
ットシリンダ8とストラットピストン9との間に介在さ
れるトルクリンク12を有する。また、一方側の支柱2
には外乱用アクチュエータ14が設けられ、この外乱用
アクチュエータ14は先端部を脚柱13に当接させるこ
とによって前脚7に外乱を与える。
【0008】回転ドラム3を回転させると、この回転ド
ラムに当接する前脚7の車輪11が回転して地上走行が
模擬される。この状態で外乱用アクチュエータ14によ
って脚柱13に衝撃を与えると、この衝撃をきっかけと
してシミーが発生する。このとき脚柱13はねじり軸6
の軸線を角変位軸線として横方向に振動することにな
る。前脚7は航空機の前胴に固定されるので、シミー発
生時に前脚7は前胴、詳しくは前胴の主翼の取付部前端
から脚柱13の取付部までの前胴のねじり剛性に依存す
る振動で前脚7自身が振動することになる。
【0009】ねじり軸6は前脚7が取付けられる実機の
前胴に相当し、このねじり軸6に装着される一対のねじ
り剛性調整部材15を相互に近接および離反させて、ね
じり軸6のねじり剛性を実機の前胴のねじり剛性に等し
くなるように調整することによって、シミー試験装置1
で実機で発生したシミーを模擬することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のシミー試験装置
1では、前脚7が取付けられるねじり軸6は昇降体4、
支柱2を介して基台に剛に支持されるが、これに対して
実機では、シミーが発生したときに前脚7自身が振動す
るとともに、前脚が固定される前胴もその固有振動数で
振動することになる。このようにして前胴がその固有振
動数で振動すると、前脚の振動と共振して、前記シミー
による前脚の振動の振幅がさらに大きくなることがあ
る。しかしながら従来のシミー試験装置1では、ねじり
軸6が上記のように基台に剛に支持されているだけであ
るので、実機で発生したシミーを正確に模擬することが
できないという問題を有する。
【0011】またたとえば地上走行中にブレーキ操作を
することによって前脚に作用する荷重が変動する場合が
あり、この変動をきっかけとなってシミーが発生する場
合がある。しかしながら従来のシミー試験装置1では、
前脚に作用する荷重を変化できないため、上述のような
脚荷重の変動によるシミーの発生を忠実に模擬できない
といった問題を有する。
【0012】本発明の目的は、実機で発生したシミーを
忠実に再現して模擬することができる航空機前脚のシミ
ー試験装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、基台と、前記基台上で水平な回転軸線まわりに回転
駆動される回転ドラムと、前記回転ドラムを外囲するよ
うに基台に立設される複数の支柱と、前記各支柱に沿っ
て上下に昇降可能に設けられる昇降体と、前記昇降体に
取付けられ、回転ドラムの回転軸線を含む仮想鉛直平面
に垂直な軸線を有し、車輪が前記回転ドラムに上方から
当接可能に航空機前脚が取付けられ、実機の前胴剛性を
模擬したねじり軸と、基端部がねじり軸の軸線まわりの
角変位が阻止された状態でねじり軸に固定され、ねじり
軸から離反する方向に延びるアームと、アームに設けら
れるバラストとを有し、ねじり軸に取付けられるアーム
およびバラストによって実機の前胴慣性モーメントを模
擬することを特徴とする航空機前脚のシミー試験装置で
ある。
【0014】本発明に従えば、回転ドラムを回転駆動す
ることによって、この回転ドラムに当接する航空機前脚
の車輪が回転することになる。この航空機前脚にはねじ
り軸を介して昇降体から脚荷重が作用し、航空機前脚の
地上走行が模擬される。この状態で航空機前脚に衝撃を
与えるとシミーが発生する。このとき、前記ねじり軸は
回転ドラムの回転軸線を含む仮想鉛直面に垂直な軸線を
有するので、この軸線を角変位軸線として前脚は振動す
ることになる。このようにねじり振動するねじり軸のね
じり剛性は、前脚が固定される実機の前胴のねじり剛性
を模擬するように設計される。また、ねじり軸に取付け
られるアームおよびバラストは、実機の前胴の慣性モー
メントを模擬するように設計される。
【0015】したがって、前胴のねじり剛性に依存する
脚自身の振動と、実機の慣性モーメントに依存する実機
前胴の振動との共振によって増幅されるシミーを再現す
ることができる。このように本試験装置では実機の振動
特性を忠実に模擬することができ、これによって実機で
発生したシミーを本試験装置で正確に再現することがで
きる。また、実機での試験に比べて容易に試験条件を変
更することができ、試験効率が向上される。
【0016】請求項2記載の本発明は、請求項1の構成
において、前記バラストはアームに着脱可能に、かつね
じり軸に近接および離反する方向に調整可能に取付けら
れることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、バラストの取付位置をね
じり軸に近接または離反する方向に調整することによっ
て、ねじり軸の軸線に関する慣性モーメントの大きさを
容易に調整することができる。このように簡単な構成
で、容易に慣性モーメントの大きさを調整することがで
きるので、固有振動数を実際に測定して、実機の固有振
動数に等しくなるようにバラストの取付位置を調整する
ことが可能となり、実機を忠実に模擬することができ
る。
【0018】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2の構成において、前記バラストは複数に分割可能であ
り、かつ分割されたバラストは任意の個数でアームに取
付けられることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、分割されたバラストを任
意に選んでアームに取付けられるバラストの重量を調整
することによって、ねじり軸の軸線まわりの慣性モーメ
ントを容易に調整することができる。したがって固有振
動数を実際に測定して、実機の固有振動数に等しくなる
ようにバラストの重量を調整することが可能となり、実
機を忠実に模擬することができる。
【0020】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の
いずれかの構成において、ねじり軸には、その軸線まわ
りの角変位が拘束されて昇降体へ取付けられる第1の拘
束部材、およびねじり軸の軸線まわりの角変位が拘束さ
れて前記航空機前脚が取付けられる第2の拘束部材が取
付けられ、第1の拘束部材および第2の拘束部材の間隔
は、ねじり軸の軸線方向に調整可能であることを特徴と
する。
【0021】本発明に従えば、第1の拘束部材と第2の
拘束部材との間隔を調整することによって、ねじり振動
するときにねじられるねじり軸の長さを調整することが
できる。すなわち、ねじり軸のねじり剛性を調整するこ
とができる。したがって、固有振動数を実際に測定し
て、実機の固有振動数に等しくなるようにねじり軸のね
じり剛性を調整することが可能となり、実機を忠実に模
擬することができる。
【0022】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
いずれかの構成において、前記昇降体を、鉛直方向に上
下に変位駆動する上下変位駆動手段を含むことを特徴と
する。
【0023】本発明に従えば、前記昇降体は上下変位駆
動手段によって上下に変位駆動することができるので、
昇降体を上下変位することによって航空機前脚に作用す
る脚荷重を変動させることができる。これによって、た
とえば実機において地上走行中にブレーキをかけるなど
して脚荷重が変動し、この脚荷重の変動をきっかけとし
てシミーが発生する場合があるが、このようなシミーの
発生も上下変位駆動手段によって容易に再現することが
できる。
【0024】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
いずれかの構成において、重量およびねじり軸との間の
距離が調整可能な第2のバラストが、前記アームとは異
なる位置で、ねじり軸に取付けられることを特徴とす
る。
【0025】本発明に従えば、ねじり軸には第2のバラ
ストが、アームに取付けられるバラストとは別途に取付
けられる。実機において前脚が固定される前胴は前述し
たように前胴に特有の固有振動数で振動するが、前胴に
は椅子または計器盤などの搭載機器が設けられており、
これらが前胴とは個別に振動し、この振動がシミーに影
響を及ぼす場合がある。このような前胴とは異なる固有
振動数で振動する椅子または計器盤なども第2のバラス
トによって再現することができ、これによって実機の振
動特性をさらに正確に模擬することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る航空機前脚のシミー試験装置21を部分的に切欠いて
示す断面図であり、図2はシミー試験装置21の正面図
であり、図3はシミー試験装置21の側面図である。シ
ミー試験装置21は、基台22、フレーム23,24、
上部ウエイト31、中間ウエイト32、下部ウエイト3
3、前脚取付手段35、回転ドラム37および外乱用ア
クチュエータ38を含んで構成される。基台22上に
は、水平な回転軸線L1まわりに回転駆動する短円柱状
の回転ドラム37が設けられ、またこの基台22にはフ
レーム23,24が設けられる。
【0027】フレーム23,24は、回転ドラム37の
横方向(回転ドラム37の回転軸線に平行な方向)両側
に設けられ、各フレーム23,24はそれぞれ前後方向
に間隔をあけて鉛直に立設される一対の支柱29,30
を有する。各支柱29,30は回転ドラム37を外囲す
るように配置される。各支柱29,30は上下方向に間
隔をあける第1〜第4フレームサポート25〜28によ
って相互に連結されてフレーム23,24は構成され
る。このようなフレーム23,24は、支柱29同士お
よび支柱30同士がサポート52によって相互に連結さ
れる。また各フレーム23,24の上端部は一対の上部
フレーム50によって相互に連結される。
【0028】上部ウエイト31は上下方向に変位可能に
設けられ、フレーム23,24の外側部に固定される上
部シリンダ41によって上下に変位駆動される。
【0029】中間ウエイト32も上下に変位可能に設け
られ、前記上部ウエイト31の中央部に固定される中間
シリンダ42によって吊下されて上下方向に変位駆動さ
れる。
【0030】中間ウエイト32の下方に設けられる下部
ウエイト33も、上下方向に変位可能に支持され、フレ
ーム23,24の各支柱29,30の内側に固定される
4つの下部シリンダ43によって上下方向に変位駆動さ
れる。この下部ウエイト33が昇降体として機能し、下
部シリンダ43が上下変位駆動手段として機能する。
【0031】下部ウエイト33の下方には、前脚取付手
段35が設けられ、この前脚取付手段35には航空機の
前脚36が取付けられるとともにねじり軸87を支持す
る。ねじり軸87は、回転ドラム37の回転軸線L1を
含む仮想鉛直面に垂直な軸線L2を有し、ねじり軸87
の軸線L2に関する慣性モーメントの大きさを調整する
ことができる慣性モーメント調整手段97が取付けられ
る。
【0032】前脚36は、上端部が前脚取付手段35に
連結される脚柱85と、脚柱85の下端部に設けられる
フォーク83と、このフォーク83に回転ドラム37の
回転軸線L1に平行な回転軸線L3まわりに回転自在に
軸支される車輪84とを有し、この車輪84が回転ドラ
ム37の外周面に当接し、回転ドラム37を回転駆動す
ることによって航空機の地上走行が模擬される。
【0033】外乱用アクチュエータ38は、油圧シリン
ダ81を有し、一方のフレーム23に固定され、前脚3
6のフォークに当接して前脚36に外乱を与えることが
できる。
【0034】図4は、図2の切断面線IV−IVから見
た断面図である。外乱用アクチュエータの油圧シリンダ
81はフレーム23にシリンダ胴が固定され、横方向に
延び、ピストンロッドの先端部に先端金具82が取付け
られる。油圧シリンダ81のピストンロッドを伸長させ
ることによって先端金具82が前脚36のフォーク83
に当接する。このとき先端金具82は、車輪84の回転
軸線L3よりもやや前方に当接する。
【0035】図5は前脚取付手段35を示す正面図であ
り、図6は前脚取付手段35の側面図であり、図7は前
脚取付手段35の底面図である。前脚取付手段35は、
第1支持ブラケット91、第1の拘束部材であるスライ
ドブラケット90、第2の拘束部材であるセンターブラ
ケット89および第2支持ブラケット88とを含んで構
成される。ねじり軸87は下部ウエイト33の下方で、
回転ドラム37の回転軸線L1を含む鉛直仮想平面に垂
直に設けられ、前後方向前方側であるねじり軸87の前
端部87aに第1支持ブラケット91が、ねじり軸87
の軸線L2まわりに回転自在に装着され、上端部が下部
ウエイト33の底部に複数のボルトによって固定されて
ねじり軸87を支持する。またねじり軸87の後端部8
7bには第2支持ブラケット88がねじり軸87の軸線
L2まわりに回転自在に装着され、上端部が下部ウエイ
ト33の底部に複数のボルトによって固定されてねじり
軸87を支持する。
【0036】またスライドブラケット90は、ねじり軸
87に対してその軸線L2方向への変位が許容されかつ
軸線L2まわりの角変位が阻止された状態でねじり軸8
7に装着され、軸線L2方向について選択可能な位置で
上端部が下部ウエイト33に複数のボルトによって固定
される。このスライドブラケット88の取付位置により
ねじり軸87のねじり剛性が調整可能となる。このスラ
イドブラケット90と第2支持ブラケット88との間に
は、ねじり軸87の軸線L2方向およびねじり軸87の
軸線L2まわりの角変位が阻止された状態でセンターブ
ラケット89がねじり軸87に装着される。センターブ
ラケット89の下方には慣性モーメント調整手段97が
取付けられる。この慣性モーメント調整手段97を介し
て航空機の前脚36が取付けられる。
【0037】図8は、図5の切断面線VIII−VII
Iから見た断面図である。ねじり軸87は第2支持ブラ
ケット88、センターブラケット89およびスライドブ
ラケット90が装着される大径部137と、大径部13
7に連なる中径部138と、この中径部138に連な
り、第1支持ブラケット91が装着される小径部139
とを有する。大径部137にはセンターブラケット89
を固定するための平行キー116がはまるキー溝112
が一対形成されるとともに、スライドブラケット90を
固定するためのすべりキー115が嵌まり込むキー溝1
13が一対形成される。また、中径部138の一側部に
は複数のボルトによってシリンダホルダ100が取付け
られる。シリンダホルダ100には前脚36の脚出入れ
用のシリンダが角変位自在に取付けられる。
【0038】第2支持ブラケット88はメタルブッシュ
106を介して回転自在にねじり軸87の大径部137
の先端部に装着される。同様に第1支持ブラケット91
は、ねじり軸87の小径部139にメタルブッシュ10
5を介して回転自在に装着される。このメタルブッシュ
105および第1支持ブラケット91は、ねじり軸87
の後端面にボルト154によって固定されるエンドプレ
ート117によって抜止めされる。
【0039】すべりキー115は、ねじり軸87にボル
トによって固定される。スライドブラケット90には前
記すべりキーが嵌まり込むキー溝143が形成され、こ
れによってスライドブラケット90はねじり軸87に対
してその軸線L2方向に変位が許容された状態で、軸線
L2まわりの角変位が阻止されてねじり軸87に取付け
られる。
【0040】センターブラケット89には、平行キー1
16が嵌まり込むキー溝144が形成され、一対の平行
キー116を介してセンターブラケット89はねじり軸
87の軸線L2まわりの角変位が阻止された状態でねじ
り軸87に取付けられる。また、センターブラケット8
9の前方にはロックホルダ120が設けられる。
【0041】ロックホルダ120は、半割れ状の部材が
一対のボルトによってねじり軸87の大径部137に挟
持して固定される。このロックホルダ120には、ねじ
り軸87の軸線L2に平行な4つの挿通孔が形成され、
この挿通孔を介してボルト124が挿通され、各ボルト
124の先端部はセンターブラケット89に螺着され
る。また、各ボルト124にはそれぞれ一対のナット1
55が設けられ、このナット155によってセンターブ
ラケット89とロックホルダ120とが相互に近接/離
反変位が阻止された状態で強固に連結される。このよう
なロックホルダ120によって、センターブラケット8
9は、ねじり軸87の軸線L2方向への変位が阻止され
る。
【0042】慣性モーメント調整手段97は、図5に示
されるようにトラニオンホルダ92、アーム93,94
およびバラスト95,96とを含んで構成される。トラ
ニオンホルダ92は断面が略コ字状であり、センターブ
ラケット89の下方にボルトによって固定される。この
トラニオンホルダ92に、前脚36の脚柱95の上端部
に設けられるトラニオンが角変位自在に取付けられる。
また前脚36の脚出入れ用シリンダは、シリンダホルダ
100に取付けられ、これらのホルダ92,100によ
って前脚36は支持される。
【0043】トラニオンホルダ92の横方向両側部には
それぞれアーム93,94の基端部がボルトによって固
定される。各アーム93,94の先端部近傍にはそれぞ
れバラスト95,96が乗載される。また、アーム9
3,94の基端部近傍にはそれぞれ揺動ストッパ10
1,102が立設される。揺動ストッパ101,102
の上端部は前脚取付手段35が固定される下部ウエイト
33の底面に臨んで配置され、各揺動ストッパ101,
102の上端部にはそれぞれウレタンゴムから成るクッ
ション156が設けられる。このような揺動ストッパ1
01,102によって慣性モーメント調整手段97がね
じり軸37まわりに大きく揺動したときに上端部に設け
られるクッション156が下部ウエイト33の底面に当
接して緩衝し、慣性モーメント調整手段97が大きく揺
動することを防ぐ。
【0044】バラスト95,96をアーム93,94に
取付ける場合には、アーム93,94の下方からアーム
93,94の長手方向に延びる一対の長孔132(図7
参照)を介して下方からボルトをバラスト95,96の
ねじ孔に螺着させて着脱可能に固定する。長孔132は
アーム93,94の横方向に延びるので、バラスト9
5,96の横方向の取付位置を容易に調整することがで
きる。このようにしてボルトによってバラスト95,9
6を取付けた後、バラスト固定手段119(図5参照)
によって確実にバラスト95,96を固定する。
【0045】バラスト固定手段119は、アーム93,
94の先端部および基端部にボルトによってアーム9
3,94に固定されるブロックナット133と、このブ
ロックナット133に横方向に挿通される調整用押しボ
ルト134と、この調整用押しボルト134の先端部に
それぞれ設けられる調整用スペーサ135とを有し、バ
ラスト95,96はそれぞれ横方向両側から調整用スペ
ーサ135を介して調整用押しボルト134によって押
付けられて固定される。各調整用押しボルト134を螺
進または螺退させることによって、各バラスト95,9
6の横方向の位置を調整することができる。このように
してバラスト95,96をねじり軸87の軸線L2に関
して対称に相互に近接および離反する方向に取付位置を
調整することによって、ねじり軸87の軸線L2に関す
るねじりモーメントを調整することができる。
【0046】また、バラスト95,96は複数に分割可
能であり、分割されたバラストを任意の個数でアーム9
3,94に取付けてバラスト95,96の重量を調整す
ることによっても、ねじり軸87の軸線まわりの慣性モ
ーメントを容易に調整することができる。
【0047】図9は、慣性モーメント調整手段97の第
1支持ブラケット91、スライドブラケット90および
第2支持ブラケット88が固定される下部ウエイト33
の底面図である。下部ウエイト33の底部には、前端部
34aに第1支持ブラケット91を固定するためのねじ
孔149が形成され、後端部34bには第2支持ブラケ
ット88を取付けるためのねじ孔148が形成され、中
間部にはスライドブラケット90を取付けるためのねじ
孔150が形成される。ねじ孔150は、前後方向に沿
って複数形成され、スライドブラケット90の取付位置
を前後方向に調整することができる。このようにスライ
ドブラケット90の取付位置を調整することによって、
図8に示すスライドブラケット90とセンターブラケッ
ト89との間隔W1を調整することができる。これによ
って、ねじり軸87のねじり剛性を容易に調整すること
ができる。たとえば、前記間隔W1を小さくすることに
よって、ねじり剛性を大きくすることができ、間隔W1
を大きくすることによってねじり剛性を小さくすること
ができる。
【0048】また、図8に示されるように、ねじり軸8
7の後端部87bには、第2の慣性モーメント調整手段
98が設けられる。第2の慣性モーメント調整手段98
はバラストホルダ99、バラストシャフト107および
1または複数の第2のバラスト108を含んで構成され
る。バラストホルダ99は短円柱状であり、ねじり軸8
7の後端面104に形成される凹所111に嵌まり込
み、2本のボルトによってねじり軸87の軸線L2まわ
りの回転が阻止された状態でねじり軸87に取付けられ
る。
【0049】このバラストホルダ99には、自然状態で
鉛直上下方向に挿通する挿通孔136が形成され、この
挿通孔136にバラストシャフト107が挿通される。
バラストシャフト107には1または複数の第2のバラ
スト108が挿通され、バラストシャフト107の下端
部に螺着されるナット109によって係止される。また
バラストシャフト107の上端部にもナット109が螺
着されてこの上端部のナット109によってバラストシ
ャフト107はバラストホルダ99に係止されることに
なる。バラストシャフト107に挿通される第2のバラ
スト108の数、または第2のバラスト108の係止位
置を調整することによって、ねじり軸87に作用する慣
性モーメントを調整することができる。また、バラスト
ウエイト108とバラストホルダ99との間のバラスト
シャフト107にスペーサが介在され、このスペーサに
よって振動にかかわらずバラストウエイト108を定位
置に保つことができる。
【0050】次にシミー試験装置21の試験方法につい
て説明する。シミー試験装置21は、予め測定された実
機の前脚の固有振動数および前胴の固有振動数に等しく
なるように、慣性モーメントおよびねじり剛性の調整を
行う必要がある。前脚36の固有振動数が予め測定した
実機の前脚の固有振動数に等しくなるように、スライド
ブラケット90の取付位置を調整する。
【0051】また同様にねじり軸87の固有振動数が予
め測定した実機での前胴の固有振動数に等しくなるよう
に、慣性モーメント調整手段97によって慣性モーメン
トを調整する。また、実機では前脚に作用する振動は前
胴だけでなく、前胴に設けられる椅子または計器盤など
が個別に振動し、この振動がシミーの発生に影響を及ぼ
す。このような搭載機器の固有振動数は、第2の慣性モ
ーメント調整手段98によって行う。このようにしてシ
ミー試験装置21では実機での振動特性を忠実に模擬す
ることができる。
【0052】上部シリンダ41によって上部ウエイト3
1を引上げた状態で下部シリンダ43によって下部ウエ
イト33を引上げたとき、前脚36が引上げられた状態
になる。この状態で下部シリンダ43によって下部ウエ
イト33を降下させると前脚36が回転駆動する回転ド
ラム37に当接して下部ウエイト33からの荷重が前脚
36に脚荷重として作用し、航空機の地上走行が模擬さ
れる。この状態から上部シリンダ43によって上部ウエ
イト31を降下させて上部ウエイト31を下部ウエイト
33に乗載すると、上部ウエイト31がさらに脚荷重と
して作用する。
【0053】この状態で外乱用アクチュエータ14によ
って先端金具82で前脚36のフォーク83に衝撃を与
える。このとき、先端金具82は車輪84の回転軸線L
3よりもやや前方に当接するので、これによって車輪8
4は脚柱85まわりにわずかに角変位し、これをきっか
けにしてシミーが発生する。
【0054】また、航空機の地上走行時には翼による浮
力によって前脚に作用する脚荷重が変動するが、このよ
うな脚荷重の変動もたとえば上部シリンダ41または下
部シリンダ43によって上部ウエイト31および下部ウ
エイト33を上下に変位駆動することによって前脚36
に作用する脚荷重を容易に変動させることができる。
【0055】さらに、地上走行時においてブレーキをか
けるなどした場合には急激に脚荷重が大きくなるが、シ
ミー試験装置21では、たとえば中間シリンダ42によ
って中間ウエイト32を下部ウエイト33上に乗載する
ことによって、急激な脚荷重の変動を再現することがで
きる。
【0056】このようにシミー試験装置21では前脚3
6に変動して作用する脚荷重を正確に再現することがで
きる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、回転ド
ラムを回転駆動することによって、この回転ドラムに当
接する航空機前脚の車輪が回転することになる。この航
空機前脚にはねじり軸を介して昇降体から脚荷重が作用
し、航空機前脚の地上走行が模擬される。この状態で航
空機前脚に衝撃を与えるとシミーが発生する。このと
き、前記ねじり軸は回転ドラムの回転軸線を含む仮想鉛
直面に垂直な軸線を有するので、この軸線を角変位軸線
として前脚は振動することになる。このようにねじり振
動するねじり軸のねじり剛性は、前脚が固定される実機
の前胴のねじり剛性を模擬するように設計される。ま
た、ねじり軸に取付けられるアームおよびバラストは、
実機の前胴の慣性モーメントを模擬するように設計され
る。
【0058】したがって、前胴のねじり剛性に依存する
脚自身の振動と、実機の慣性モーメントに依存する実機
前胴の振動との共振によって増幅されるシミーを再現す
ることができる。このように本試験装置では実機の振動
特性を忠実に模擬することができ、これによって実機で
発生したシミーを本試験装置で正確に再現することがで
きる。また、実機での試験に比べて容易に試験条件を変
更することができ、試験効率が向上される。
【0059】請求項2記載の本発明によれば、バラスト
の取付位置をねじり軸に近接または離反する方向に調整
することによって、ねじり軸の軸線に関する慣性モーメ
ントの大きさを容易に調整することができる。このよう
に簡単な構成で、容易に慣性モーメントの大きさを調整
することができるので、固有振動数を実際に測定して、
実機の固有振動数に等しくなるようにバラストの取付位
置を調整することが可能となり、実機を忠実に模擬する
ことができる。
【0060】請求項3記載の本発明によれば、分割され
たバラストを任意に選んでアームに取付けられるバラス
トの重量を調整することによって、ねじり軸の軸線まわ
りの慣性モーメントを容易に調整することができる。し
たがって固有振動数を実際に測定して、実機の固有振動
数に等しくなるようにバラストの重量を調整することが
可能となり、実機を忠実に模擬することができる。
【0061】請求項4記載の本発明によれば、第1の拘
束部材と第2の拘束部材との間隔を調整することによっ
て、ねじり振動するときにねじられるねじり軸の長さを
調整することができる。すなわち、ねじり軸のねじり剛
性を調整することができる。したがって、固有振動数を
実際に測定して、実機の固有振動数に等しくなるように
ねじり軸のねじり剛性を調整することが可能となり、実
機を忠実に模擬することができる。
【0062】請求項5記載の本発明によれば、前記昇降
体は上下変位駆動手段によって上下に変位駆動すること
ができるので、昇降体を上下変位することによって航空
機前脚に作用する脚荷重を変動させることができる。こ
れによって、たとえば実機において地上走行中にブレー
キをかけるなどして脚荷重が変動し、この脚荷重の変動
をきっかけとしてシミーが発生する場合があるが、この
ようなシミーの発生も上下変位駆動手段によって容易に
再現することができる。
【0063】請求項6記載の本発明によれば、ねじり軸
には第2のバラストが、アームに取付けられるバラスト
とは別途に取付けられる。実機において前脚が固定され
る前胴は前述したように前胴に特有の固有振動数で振動
するが、前胴には椅子または計器盤などの搭載機器が設
けられており、これらが前胴とは個別に振動し、この振
動がシミーに影響を及ぼす場合がある。このような前胴
とは異なる固有振動数で振動する椅子または計器盤など
も第2のバラストによって再現することができ、これに
よって実機の振動特性をさらに正確に模擬することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるシミー試験装置2
1を部分的に切欠いて示す断面図である。
【図2】シミー試験装置21の正面図である。
【図3】シミー試験装置21の側面図である。
【図4】図2の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】前脚取付手段35を示す正面図である。
【図6】前脚取付手段35の側面図である。
【図7】前脚取付手段35の底面図である。
【図8】図5の切断面線VIII−VIIIから見た断
面図である。
【図9】下部ウエイト33の底面図である。
【図10】従来のシミー試験装置1を部分的に切欠いて
示す斜視図である。
【符号の説明】 21 シミー試験装置 22 基台 29,30 支柱 31 上部ウエイト 32 中間ウエイト 33 下部ウエイト 35 前脚取付手段 36 前脚 37 回転ドラム 38 外乱用アクチュエータ 41 上部シリンダ 42 中間シリンダ 43 下部シリンダ 84 車輪 87 ねじり軸 93,94 アーム 97 慣性モーメント調整手段 98 第2の慣性モーメント調整手段 95,96 バラスト 108 第2のバラスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B64F 5/00 B64C 25/50

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 前記基台上で水平な回転軸線まわりに回転駆動される回
    転ドラムと、 前記回転ドラムを外囲するように基台に立設される複数
    の支柱と、 前記各支柱に沿って上下に昇降可能に設けられる昇降体
    と、 前記昇降体に取付けられ、回転ドラムの回転軸線を含む
    仮想鉛直平面に垂直な軸線を有し、車輪が前記回転ドラ
    ムに上方から当接可能に航空機前脚が取付けられ、実機
    の前胴剛性を模擬したねじり軸と、 基端部がねじり軸の軸線まわりの角変位が阻止された状
    態でねじり軸に固定され、ねじり軸から離反する方向に
    延びるアームと、 アームに設けられるバラストとを有し、ねじり軸に取付
    けられるアームおよびバラストによって実機の前胴慣性
    モーメントを模擬することを特徴とする航空機前脚のシ
    ミー試験装置。
  2. 【請求項2】 前記バラストはアームに着脱可能に、か
    つねじり軸に近接および離反する方向に調整可能に取付
    けられることを特徴とする請求項1記載の航空機前脚の
    シミー試験装置。
  3. 【請求項3】 前記バラストは複数に分割可能であり、
    かつ分割されたバラストは任意の個数でアームに取付け
    られることを特徴とする請求項1または2記載の航空機
    前脚のシミー試験装置。
  4. 【請求項4】 ねじり軸には、その軸線まわりの角変位
    が拘束されて昇降体へ取付けられる第1の拘束部材、お
    よびねじり軸の軸線まわりの角変位が拘束されて前記航
    空機前脚が取付けられる第2の拘束部材が取付けられ、
    第1の拘束部材および第2の拘束部材の間隔は、ねじり
    軸の軸線方向に調整可能であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の航空機前脚のシミー試験装
    置。
  5. 【請求項5】 前記昇降体を、鉛直方向に上下に変位駆
    動する上下変位駆動手段を含むことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の航空機前脚のシミー試験装
    置。
  6. 【請求項6】 重量およびねじり軸との間の距離が調整
    可能な第2のバラストが、前記アームとは異なる位置
    で、ねじり軸に取付けられることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の航空機前脚のシミー試験装置。
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