JP2885683B2 - 給餌器 - Google Patents

給餌器

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JP2885683B2 JP8047336A JP4733696A JP2885683B2 JP 2885683 B2 JP2885683 B2 JP 2885683B2 JP 8047336 A JP8047336 A JP 8047336A JP 4733696 A JP4733696 A JP 4733696A JP 2885683 B2 JP2885683 B2 JP 2885683B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給餌器に関する。さ
らに詳しくは飼料の粒径または粘着性に関わらず、安定
した給餌を行なうことができる給餌器に関する。
【0002】
【従来の技術】魚介類の養殖を行なうばあい、人工ふ化
後の給餌は、初期はワムシなどの微生物を投与し、つい
で配合飼料による給餌に移行し、成魚、出荷に至るまで
続けられるのが一般的である。また、天然により採捕さ
れた稚魚(たとえば、アユなど)は、すぐ配合飼料によ
る餌付が始められる。
【0003】養殖の初期に給餌される配合飼料は、非常
に粒子が小さく(0.1〜0.2mm程度)、また稚魚
の採餌性も著しく低いため、長い時間をかけ、少しずつ
配合飼料に慣れるように根気よく作業しなければならな
い。
【0004】このような給餌作業は大変な労力を必要と
している。したがって、省力化または合理化などの理由
により、主に給餌器による自動的な給餌が行なわれてい
る。
【0005】従来より用いられる給餌器は、飼料を収容
するためのケース内部に、撹拌用の回転羽根を有し、ケ
ース底部または付近に開閉調整可能な開孔部を設けてお
り、該開孔部が餌料落下口を経由し、送風機などの拡散
機の一部に接続されたものが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、給餌される稚
魚用飼料は、高タンパク質であるため流動性がよくな
い。さらに、栄養剤または薬などを飼料に混ぜて投与す
ることも多く、このばあい、飼料に粘着性ができ、さら
には固形化するばあいがある。したがって、これらの理
由により、給餌量が非常に不安定な状態になることが多
い。しかしながら、従来の給餌器では、飼料の粘着性お
よび粒径などの変化に充分対応できないため、適正な給
餌を行なうことができない。たとえば、飼料が定量供給
できないため、飼料が外部に拡散しなかったり、または
出過ぎたりするばあいがある。飼料が出過ぎたばあい、
稚魚を収容する水槽底部に残留飼料が溜まり、さらには
残留飼料が腐敗することにより、水質悪化を起こすなど
の問題が生じる。以上のように飼料が定量供給できない
結果、稚魚の成長、または疫病の対応が不充分であるな
どの問題が多く発生している。さらに、給餌器本体の機
械的トラブルが発生することも多くある。
【0007】しかも、従来の初期用給餌器(すなわち、
養殖の初期段階における給餌のための給餌器)は、給餌
量が1時間当り50〜100g程度と非常に少量であ
る。そのため、落下口に設けられた調整板を開閉するこ
とによる給餌量調整のばあい、調整板により狭くされた
落下口内部の隙間より飼料を落下させている。しかし、
かかる狭い隙間のばあい、飼料の状態によっては目詰ま
りして落下しなくなり(とくに飼料に塊があるばあい、
または粘着性があるばあいなど)、給餌が不可能にな
る。また、スクリューや数種類の開孔などを用いた容積
式の給餌器も同様に給餌量が少ないため容積部が少なく
なり、粘着性のある餌が落下しなかったり、または容積
部に付着するなどして給餌量が変化することが多く、定
量性が確保しにくいなどの困難がある。
【0008】また、従来の給餌器では、給餌量を変化さ
せたいばあい、給餌器を停止させ、部品の取り付けや取
り外しを行なわなければいけないなどの使用上の問題も
ある。しかも、開閉式および容積式のいずれの給餌器に
ついても、機械的トラブルも多い。これは飼料の粒径が
微細であるため、調整部または回転部の隙間に混入し、
故障の原因になっているためである。
【0009】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、稚魚期の配合飼料の状態にかかわら
ず、安定して定量の給餌量で確実に広範囲に散布でき、
さらに魚の状況に応じて誰でも簡単に給餌量の調整がで
き、しかも機械的トラブルが少ない初期用給餌器を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の給餌器は、
(a)飼料を収容するためのケースと、(b)該ケース
の下部に設けられ、外周部に落下口が開口されたケーシ
ングと、(c)当該ケーシングの底部に回動自在に取り
付けられた回転盤と、(d)前記ケーシングにおいて前
記落下口の上部に設けられた仕切部と、(e)前記仕切
部の下部に設けられた、前記回転盤の上に落下する飼料
を回転盤が回転するのに伴って前記落下口へ誘導するた
めの誘導板と、(f)前記回転盤を回転駆動するための
駆動手段とからなることを特徴としている。
【0011】また、前記仕切部の下部で、かつ前記回転
盤と仕切部との隙間において、当該隙間の高さを変更す
るためのゲートプレートが設けられてなるのが好まし
い。
【0012】さらに、前記回転盤が1時間当たり3〜6
0回転するのが好ましい。
【0013】前記回転盤の表面が粗面にされてなるのが
好ましい。
【0014】しかも、前記ケーシング上部にブリッジ防
止のための回転体が設けられ、かつ前記回転体の外周部
の少なくとも一部に前記ケーシング内部に先端部がのび
る撹拌棒が設けられ、当該撹拌棒の少なくとも先端部が
高さを変更することができるのが好ましい。
【0015】本発明によれば、ケースに投入された飼料
は、ケース下部のケーシング底部に取り付けられた回転
盤が回転するのに伴って誘導板により落下口へ誘導さ
れ、落下口を通して、回転盤の回転速度に比例して定量
的に外部へ飼料を落下させることができる。しかも、前
記落下口の上方は仕切部によって上下に仕切られている
ため、ケース内部の飼料が落下口に自然落下しないの
で、いかなる粒径または粘着性の飼料であっても回転盤
の回転速度に比例した定量供給を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の給餌器を詳細に説明する。図1は本発明の給餌器の
一実施例を示す断面説明図、図2は図1のケーシングお
よび駆動部の平面図、図3は図1のケーシング部分の斜
視説明図、図4は図1のケーシングを下から見た斜視説
明図、図5は図1の給餌器の右側面図、および図6は図
1の給餌器の左側面図である。
【0017】図1に示される給餌器は、飼料を入れるケ
ース1と、駆動機構が収納された駆動部2とからなって
いる。駆動部2の収納ボックス2aには、駆動用可変モ
ータ3、制御箱4、送風機5が内蔵されており、さらに
収納ボックス2aの側面には給餌量調整つまみ18が配
設されている(図6参照)。
【0018】飼料を入れるケース1の下部にはケーシン
グ7が設けられている。ケーシング7の底部には駆動用
可変モータ3の可変モータ軸3aにねじ8により固着さ
れた回転盤9が前記ケーシング7とほぼ同径の寸法で組
み込まれており、つまりケーシング7の底が回転するよ
うになっている。したがって、ケース1に投入された飼
料は、回転盤9に載って移動する構造になっている。こ
の回転盤9の表面は、飼料がスリップしないように粗面
(凹凸)になっている。回転盤7の下面は、モータベー
ス23の上に突設されたスライダ24によって摺動自在
に支持されるとともに、前記モータ3側へ飼料が侵入し
ないようにスポンジゴムなどからなるリング状のシール
部材25によってシールされている。
【0019】ケーシング7の外周部の一部に餌の落下口
10(出口)が設けられている。また、落下口10にケ
ース1の内部の飼料が自然落下しないように、かつ落下
口10の下流の部位に飼料の自重による荷重がかからな
いようにケーシング7の一部に扇状の仕切部11が設け
られている(図2〜3参照)。仕切部11は、回転盤9
と一定の間隔(たとえば20mm程度)だけ上方に離間
して設けられている。
【0020】また、仕切部11と回転盤9とのあいだの
隙間において、仕切部11の下面に誘導板12が固着さ
れている。誘導板12は、特殊な耐摩耗性樹脂などから
なり、回転盤9に常に接触して用いられている。図2お
よび4に示されるように、誘導板12は、回転盤9の中
心部Oから外周部の落下口10へ向かう方向Aに対して
傾斜した放射線状(図2中のB)になるように配置され
ている。したがって、誘導板12の先端が常に一定圧力
で回転盤9と接触しておけば、前記回転盤9の上に落下
する飼料を回転盤9が回転するのに伴ってケーシング7
の外周部へかき寄せて飼料を落下口10に誘導させる働
き、および誘導板12が通過した直後の回転盤9の上に
飼料が残らないように拭き取る働きをしている。
【0021】さらに、図2および4に示されるように、
仕切部11の下面であって、誘導板12よりも回転方向
Cについて前方側(上流側)に板状のゲートプレート1
3が設けられている。ゲートプレート13はねじ26に
より仕切部11の下面に固着されており、ねじ26を締
めることにより異なる高さ(厚さ)のものに適宜交換で
きるようになっている。ゲートプレート13の高さを変
化させることにより、回転盤9の上に載った飼料の誘導
板12への流入量を調整し、おおよその給餌量の調整を
行なっている。たとえば、ゲートプレート13を仕切部
11に取り付け、ゲートプレート13の高さを変化させ
て回転盤9との間隔を半分にするとそれに比例して給餌
量もほぼ半分になる。したがって、高精度の給餌の調整
ができるようになる。
【0022】図1および2に示されるように、落下口1
0から落下した飼料は、駆動用可変モータ3が取り付け
てあるモータベース23の外周部の通孔14を通り、送
風機5の吐出部5aに落下し、そののち送風機用モータ
5fによってえられる風圧により散布口5bを通して外
部へ広範囲に散布される。また、送風機5の吸込口5c
には開閉板5dが設けられており、風量調整つまみ5e
を操作して該開閉板5dを回動することにより、風量を
容易に調整することができ、それにより、散布範囲の調
整を行なうことができる。
【0023】回転盤9を駆動する駆動用可変モータ3
は、広範囲に速度制御が可能なモータであり、減速部ギ
ヤヘッド3bとセットされ回転盤9の回転速度を任意に
変更することができる。回転盤9の回転速度を調整する
ことにより、回転盤9上における飼料の移動量およびか
き寄せ量を変化させ、その結果、最終的に落下口10を
通過する飼料の量、すなわち給餌量を変化させることが
できる。
【0024】前記回転盤9の回転速度と給餌量とは、正
確に比例関係にあるため、容易にしかも運転中いつでも
回転盤9の回転速度を調整することにより、魚の状態に
合わせて給餌量を微妙に調整することができる。
【0025】回転盤9の回転速度は、1時間当たり60
回転を著しく越えれば、回転盤上の飼料が回転盤と等速
に移動できず、給餌量が回転盤速度と比例せず、定量性
能が低下する。さらに回転盤や誘導板の摩耗も増加する
などの弊害が発生する。一方、1時間当たり3回転未満
であれば、低速にするための減速比の大きな特殊なギア
ヘッドを使用する必要があり、コストアップとなるなど
の問題がある。そのためこれらの問題が生じない範囲で
ある1時間当たり3〜60回転のあいだで可変速である
のが好ましい。このばあい、給餌量の調整が1〜20倍
までの広い範囲で調整することができる。
【0026】さらに、仕切部11に設けられたゲートプ
レート13の高さ調整によって給餌量の調整が可能であ
るため、前記回転盤9の回転速度およびゲートプレート
13の高さ調整を併用することにより、給餌量の最大調
整幅はさらに広い範囲で調整することができる。
【0027】また、図1〜3に示されるように、ケース
1内の飼料のブリッジ防止のため、回転盤9の回転軸9
aを延長し、該回転軸9aの先端に円錐盤15が取り付
けられることにより、円錐盤15がケーシング7の上面
に配設されている。円錐盤15が回転することにより、
ケース1内の飼料が撹拌されるためブリッジを防止する
ことができる。また、円錐盤15の外周部の回転軸9a
に対して対称の位置に2本のアーム16が設けられてい
る。前記アーム16は、ケーシング7の内径よりも若干
小さい軌道に沿って回転するようになっている。しか
も、アーム16には、コイルスプリングなどの適度な柔
軟性を有する弾性体からなる撹拌棒17が回転盤9へ向
かって下向きに配設されている。撹拌棒17は、その下
端が回転盤9の表面に接触する程度の長さを有してい
る。したがって、撹拌棒17が円錐盤15と回転盤9と
のあいだの飼料を撹拌し、ブリッジの発生を防止してい
る。しかも、撹拌棒17は、適度な柔軟性を有し、任意
に曲がることができるため、ケーシング7の仕切部11
を通過する際には、撹拌棒17が曲がりながら仕切部1
1を乗り越えるため、円錐盤15の回転を妨げない。さ
らに、仕切部11を通過したのち撹拌棒17が自己復元
力により元の状態に戻るときには、撹拌棒17の下端が
回転盤9に衝突し、この衝突時の衝撃が多大なブリッジ
防止効果を果たす。
【0028】また、この撹拌棒17は、回転盤9上の飼
料を回転盤9と等速に強制的に移動させうる機能もあ
る。さらに撹拌棒17の先端に平板などをセットすると
より効果的である。
【0029】撹拌棒17としてコイルスプリングを採用
するばあいには、コイルスプリング自体、ケーシング7
および回転盤9の磨耗を防ぐため、耐磨耗用のゴムでコ
イルスプリングを被覆するのが好ましい。
【0030】なお、本実施例では撹拌棒の例として、コ
イルスプリングなどからなる屈曲可能な棒状体を例にあ
げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、少なくとも先端部の高さが変更できるいかなる撹拌
棒を採用してもよい。たとえば、撹拌棒の他の例とし
て、多段入れ子式の複数の筒体などからなる上下にスラ
イド可能な撹拌棒などを用いてもよい。
【0031】前記円錐盤15および回転盤9を駆動する
ための駆動用可変モータ3は、収納ボックス2aに収納
され、しかも、円錐盤15、回転盤9および駆動用可変
モータ3が同一直線上に配置されている。
【0032】なお、本実施例ではケーシング7上部のブ
リッジ防止のための回転体として、円錐盤15を例にあ
げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、その他の種々のブリッジ防止のための回転体を採用
することができる。たとえば、従来から用いられている
プロペラまたは平板状の羽根などの回転体であってもよ
い。
【0033】また、収納ボックス2aの内部には、前記
駆動用可変モータ3の他にも当該モータを制御するため
の制御箱4、送風機用モータ5f、回転盤9の速度コン
トロール用ボリューム(図示せず)、タイマー(図示せ
ず)などの電気部品が内蔵され、しかも収納ボックス2
aの内部に雨水などが侵入しないように全閉に近い密閉
構造になっている。また、図5に示されるように、収納
ボックス2aの一方の側面2bには、前記回転盤9の回
転速度を変化させる給餌量調整用つまみ18、タイマつ
まみ19(運転、停止兼用)が配設されている。さら
に、図5に示されるように、側面2bには、透明または
半透明の防雨用カバー20が取り付けられており、前記
つまみ18、19などへ雨水があたり、このつまみ部か
ら雨水が侵入するのを防止することができる。また、図
6に示されるように、他方の側面2cには、送風機5の
風量調整つまみ5eが設けられている。
【0034】さらに、図1〜3に示されるように、前記
ケーシング7の落下口10周囲の壁面の一部に点検口2
1が形成されている。また、点検口21は開閉自在の蓋
22によって閉止されている。かかる点検口21によ
り、容易に餌の落下通路(すなわち、落下口10および
通孔14を通る通路)、誘導板12付近、およびゲート
プレート13の状況を目視により確認できるため、容易
でしかも綿密な点検を行なうことができる。また、点検
口21を通して落下通路などを容易に掃除することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、給餌量の調整が主とし
て回転盤の回転数の制御によるため、回転数と給餌量と
が比例するため定量性にすぐれている。しかも、だれで
も運転中でも容易に給餌量を変更することができるた
め、使用が容易であるとともに飼料のムダが少ない。し
かも、微量な給餌でも飼料の落下通路などを狭くするこ
となく、定量の給餌を行なうことができる。したがっ
て、通路内などの飼料の目詰まりなどのトラブルが生じ
ない。
【0036】また、本発明の給餌器は、飼料の落下通路
などが広く、しかも飼料を誘導板でかき寄せる方式を採
用するため、飼料の移動は自然落下ではなく、強制移動
によって行なう。そのため、粘着性のある飼料または多
少の固まりがある飼料でも安定した給餌を行なうことが
できる。たとえば、性能試験によれば、含水率30%の
飼料でも給餌可能である。また、ゲートプレートなしの
ばあい、粒径が0.1〜12.0mmまでの飼料を使用
できるので、多少の固まりがあっても適宜対応すること
ができる。さらに、ゲートプレートを取り付ければ、給
餌量の調整範囲をさらに拡大することができ、種々の使
用状況により好適に対応することができる。
【0037】しかも、養殖用のビニールハウス内の湿気
または雨水などが飼料に混入したとき、または屋外使用
のばあい飼料をケース内に投入する際に雨水が入るなど
の状況において、飼料に含まれる水分が変化したときで
あっても、給餌量は回転盤の回転速度に比例するため、
安定した定量給餌を行なうことができる。
【0038】さらに、ケーシング上部にブリッジ防止の
ための回転体が設けられ、かつ前記回転体の外周部の少
なくとも一部に前記ケーシング内部に先端部がのびる撹
拌棒が設けられ、当該撹拌棒の少なくとも先端部が高さ
を変更することができるようにすれば、ケース内部、お
よびケーシング内の円錐盤と回転盤とのあいだの間隙に
おいてブリッジの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の給餌器の一実施例を示す断面説
明図である。
【図2】図1のケーシングおよび駆動部の平面図であ
る。
【図3】図3は図1のケーシング部分の斜視説明図であ
る。
【図4】図4は図1のケーシングを下から見た斜視説明
図である。
【図5】図1の給餌器の右側面図である。
【図6】図1の給餌器の左側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 駆動部 3 駆動用可変モータ 7 ケーシング 9 回転盤 10 落下口 11 仕切部 12 誘導板

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)飼料を収容するためのケースと、
    (b)該ケースの下部に設けられ、外周部に落下口が開
    口されたケーシングと、(c)当該ケーシングの底部に
    回動自在に取り付けられた回転盤と、(d)前記ケーシ
    ングにおいて前記落下口の上部に設けられた仕切部と、
    (e)前記仕切部の下部に設けられた、前記回転盤の上
    に落下する飼料を回転盤が回転するのに伴って前記落下
    口へ誘導するための誘導板と、(f)前記回転盤を回転
    駆動するための駆動手段とからなることを特徴とする給
    餌器。
  2. 【請求項2】 前記仕切部の下部で、かつ前記回転盤と
    仕切部との隙間において、当該隙間の高さを変更するた
    めのゲートプレートが設けられてなる請求項1記載の給
    餌器。
  3. 【請求項3】 前記回転盤が1時間当たり3〜60回転
    する請求項1記載の給餌器。
  4. 【請求項4】 前記回転盤の表面が粗面にされてなる請
    求項1記載の給餌器。
  5. 【請求項5】 前記ケーシング上部にブリッジ防止のた
    めの回転体が設けられ、かつ前記回転体の外周部の少な
    くとも一部に前記ケーシング内部に先端部がのびる撹拌
    棒が設けられ、当該撹拌棒の少なくとも先端部が高さを
    変更することができる請求項1記載の給餌器。
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