JP2885335B2 - 一方向クラッチのスプラグ保持装置 - Google Patents
一方向クラッチのスプラグ保持装置Info
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- JP2885335B2 JP2885335B2 JP6315640A JP31564094A JP2885335B2 JP 2885335 B2 JP2885335 B2 JP 2885335B2 JP 6315640 A JP6315640 A JP 6315640A JP 31564094 A JP31564094 A JP 31564094A JP 2885335 B2 JP2885335 B2 JP 2885335B2
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- retainer
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/069—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags
- F16D41/07—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
レースとの間に多数のスプラグを介装し、このスプラグ
の作動によりトルクを一方向に伝達するようにした一方
向クラッチに関し、特にそのスプラグ保持装置に関する
ものである。
1号公報、即ち、図5、図6に示すものがあった。図5
において、1はアウタレース、2はアウタレース1内に
同軸に嵌合させたインナレースであり、該アウタレース
1とインナレース2との間に多数のスプラグ3と、保持
孔5を周方向に所定ピッチで有する環状のリテーナ4と
を介装し、リテーナ4の各保持孔5にスプラグ3を嵌合
させて該スプラグ3を周方向に所定ピッチで配列する。
金材により連続した環状の主体4a内に長方形状の保持
孔5を周方向に等ピッチで形成し、各保持孔5間の横桟
6を幅方向中心部6aが半径方向外方に屈曲する山高に
形成するとともに、該幅方向中心部6aの外径をアウタ
レース1の内径よりも若干大径にしてなり、上記幅方向
中心部6aの外周面を、図5に示すように、アウタレー
ス1の内周面1aに摩擦係合させ、リテーナ4を介して
各スプラグ3をアウタレース1側に係止する。
テーナ4が連続した環状に形成されていたため、その径
が一定となり、アウタレース1の内径加工の誤差、ある
いはリテーナ4の加工誤差等により、アウタレース1に
対するリテーナ4の係合力にバラツキが発生し、スプラ
グ3の作動(応答性)が不安定になる欠点があった。ま
た、上記従来のリテーナ4は、環状にするために溶接等
の作業を要し、高価になる欠点があった。本発明は上記
欠点を解消した新規な一方向クラッチのスプラグ保持装
置を得ることを目的とする。
成するために以下の如く構成したものである。即ち、帯
状の主体にスプラグが嵌合する保持孔を長手方向に所定
ピッチで明けてなるリテーナを設け、該リテーナを環状
に湾曲させてアウタレースとインナレースとの間に介装
し、該リテーナの弾性復元力により前記帯状をなす主体
の幅方向両側から外周方向へ屈曲させて設けた取付けフ
ランジの外周をアウタレースの内周面に弾圧接触させ、
アウタレースとインナレースとの間に介装したスプラグ
を前記リテーナの各保持孔に嵌合させて周方向に配列す
る構成にしたものである。また、帯状の主体にスプラグ
が嵌合する保持孔を長手方向に所定ピッチで明けるとと
もに、前記主体の両端に厚さ方向に屈曲する脚部を形成
してなるリテーナを設け、該リテーナをその脚部が半径
方向内方に突出する如く環状に湾曲させてアウタレース
とインナレースとの間に介装し、該リテーナの弾性復元
力によりその外周をアウタレースの内周面に弾圧接触さ
せるとともに、前記脚部をインナレースの外周面に接近
させ、アウタレースとインナレースとの間に介装したス
プラグを前記リテーナの各保持孔に嵌合させて周方向に
配列する構成にしたものである。
る。図1は本発明の実施例を示す要部断面側面図、図2
はそのII-II断面図、図3は本発明によるリテーナの部
分斜視図である。図1および図2において、Aは一方向
クラッチであり、アウタレース10とインナレース13
との間に、多数のスプラグ14を介装し、各スプラグ1
4をリテーナ20により周方向に所定ピッチで保持す
る。
に、円筒状の主体の左端に半径方向外方に突出する取付
けフランジ10aを突出形成し、右端に半径方向内方に
突出する抜止めフランジ10bを形成してなり、上記取
付けフランジ10a部でボルト11により、二輪車用エ
ンジンのクランク軸に連結されたフライホイール等の回
転部材12の側面(右面)に締め付け固定する。また上
記インナレース13はスターターギヤのボスに固定さ
れ、上記アウタレース10内に同軸に嵌合させる。
ように、その内周側に周方向に延びる溝15を形成し、
この溝15にリターンスプリング16を嵌合させ、その
反力で上記各スプラグ14を図1の矢印(ア)方向、つ
まり係合方向に自転付勢する。上記リターンスプリング
16はコイルスプリングをリング状に湾曲させて各スプ
ラグ14の溝15の一端側(図1において右端)底部に
弾圧接触させる。
鋼板材をプレス機により打ち抜きおよび絞り加工して以
下の如く形成する。即ち、所定幅の細長い帯状の主体2
0aの幅方向中間部を長手方向に所定ピッチで打ち抜い
てスプラグ14が嵌合する長方形状の保持孔21を長手
方向に所定ピッチで形成し、主体20aの両端を下方に
屈曲して脚部22を、また主体20aの幅方向両側を上
方に屈曲してフランジ23をそれぞれ形成し、次いで脚
部22が半径方向内方に突出する如く上記主体20aを
環状に湾曲させる。
にスプラグ14を嵌合してスプラグユニットを構成し、
これを図1、図2に示すように、アウタレース10とイ
ンナレース13との間に介装し、該リテーナ20の弾性
復元力によりそのフランジ23の外周をアウタレース1
0の内周面10cに弾圧接触させるとともに、上記脚部
22の軸心側端部をインナレース13の外周面13aに
接近させる。
状のものを環状に湾曲させるとともにその両端を開放さ
せたので、弾性変形による径の補正量が大きくなり、ア
ウタレース10の内径が加工誤差等により変化しても、
上記リテーナ20は、略均一の力でアウタレース10の
内周面10cに摩擦係合し、スプラグ14の作動が安定
することになる。また、上記リテーナ20は、単に環状
に湾曲させるのみであるため、従来のように溶接等の作
業が不要となり、安価に得ることができる。また、リテ
ーナ20の開放端部に、軸心方向に屈曲してインナレー
ス13の外周面13aに接近する脚部22を設けるよう
にしたので、上記開放端部が振動、衝撃等で不用意に軸
心方向に変形しなくなり、スプラグ14を安定して保持
することになる。
は、リテーナを環状に湾曲させるとともに、その両端を
開放するようにしたので、構造が簡単となり安価にな
る。しかも上記リテーナは、弾性変形による径の補正量
が大きく、アウタレースの内径の変化に左右されること
なく略一定の力で該アウタレースに摩擦係合するので、
スプラグの作動が安定することになる等の効果を奏す
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 帯状の主体にスプラグが嵌合する保持孔
を長手方向に所定ピッチで明けてなるリテーナを設け、
該リテーナを環状に湾曲させてアウタレースとインナレ
ースとの間に介装し、該リテーナの弾性復元力により前
記帯状をなす主体の幅方向両側を外周方向へ屈曲させて
設けた取付けフランジの外周をアウタレースの内周面に
弾圧接触させ、アウタレースとインナレースとの間に介
装したスプラグを前記リテーナの各保持孔に嵌合させて
周方向に配列したことを特徴とする一方向クラッチのス
プラグ保持装置。 - 【請求項2】 帯状の主体にスプラグが嵌合する保持孔
を長手方向に所定ピッチで明けるとともに、前記主体の
両端に厚さ方向に屈曲する脚部を形成してなるリテーナ
を設け、該リテーナをその脚部が半径方向内方に突出す
る如く環状に湾曲させてアウタレースとインナレースと
の間に介装し、該リテーナの弾性復元力によりその外周
をアウタレースの内周面に弾圧接触させるとともに、前
記脚部をインナレースの外周面に接近させ、アウタレー
スとインナレースとの間に介装したスプラグを前記リテ
ーナの各保持孔に嵌合させて周方向に配列したことを特
徴とする一方向クラッチのスプラグ保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6315640A JP2885335B2 (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 一方向クラッチのスプラグ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6315640A JP2885335B2 (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 一方向クラッチのスプラグ保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145079A JPH08145079A (ja) | 1996-06-04 |
JP2885335B2 true JP2885335B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=18067804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6315640A Expired - Fee Related JP2885335B2 (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 一方向クラッチのスプラグ保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885335B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177509A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Jtekt Corp | 動力伝達装置 |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP6315640A patent/JP2885335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08145079A (ja) | 1996-06-04 |
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