JP2885047B2 - リフロー装置およびリフロー装置のヒータ立上げ方法 - Google Patents

リフロー装置およびリフロー装置のヒータ立上げ方法

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JP2885047B2
JP2885047B2 JP633194A JP633194A JP2885047B2 JP 2885047 B2 JP2885047 B2 JP 2885047B2 JP 633194 A JP633194 A JP 633194A JP 633194 A JP633194 A JP 633194A JP 2885047 B2 JP2885047 B2 JP 2885047B2
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heater
reflow
reflow device
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宏暢 高橋
雅文 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフロー装置および
フロー装置のヒータ立上げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、基板に面実装された電子部品を半
田づけする装置として、リフロー装置が広く用いられて
いる。このリフロー装置では、基板を所定プロファイル
にそって加熱するために、複数のヒータが設けられてい
る。そして、リフロー装置を立上げるにあたっては、リ
フロー装置の電源をオンにするのと同時に、各ヒータの
全部にいっせいに大きな電流を流すようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リフロー装
置が設置される工場のなかには、規定電流がそれほど大
きくないところもある。したがって、リフロー装置を立
上げる際に、規定電流を越える電流が消費され、工場の
電源がダウンするおそれがあるという問題点があった。
【0004】そこで本発明は、リフロー装置を立上げる
際の必要電流をできるだけ少なくすることができるリフ
ロー装置およびリフロー装置のヒータ立上げ方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明リフロー装置
は、炉体と、炉体の入口から出口にわたって電子部品が
搭載された基板を搬送するコンベアと、炉体内に設けら
れた複数のヒータと、各ヒータの立上げ時間を記憶する
記憶部と、各ヒータを駆動するヒータ駆動回路を制御す
る制御回路とを備え、立上げ時間をずらして各ヒータを
立上げることにより、立上げ時における各ヒータの合計
電流を少なくするようにした。 また本発明のリフロー装
置のヒータ立上げ方法は、各ヒータの立上げ時間をずら
して記憶部に記憶させ、制御回路により各ヒータを時間
をずらして立上げるように制御することにより、立上げ
時における各ヒータの合計電流を少なくするようにし
た。
【0006】
【作用】上記構成によれば、最初に立上げられたヒータ
について、ヒータ近傍が熱的な飽和に近づくと、所定温
度プロファイルに合う温度を保持するための平均電流が
減少する。このため、時間をずらしながら、各ヒータを
立上げて行くと、単に全部のヒータをいっせいに立上げ
た場合よりも、各ヒータに流す平均電流の合計を少なく
することができる。したがって、規定電流が少ない工場
などにおいても、電源のダウンという事態を回避するこ
とができる。
【0007】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。図1は本発明の一実施例におけるリフロー
装置の側面図である。図1中、1は炉体、2は炉体1の
入口、3は炉体1の出口である。炉体1の内部には仕切
壁4及び仕切壁5が設けられることにより、入口2側か
ら予熱ゾーン6、リフローゾーン7、冷却ゾーン8に分
割されている。また9は入口2から出口3にわたって設
けられ、かつ電子部品10が搭載された基板11を搬送
するコンベアである。
【0008】また、予熱ゾーン6には、予熱ゾーン6内
の零囲気温度を保つためのヒータ12、ヒータ12によ
り加熱された熱風を基板11に吹き付けるファン13、
ファン13を回転させるモータ14、予熱ゾーン6内の
零囲気温度を検出する温度センサ15が設けてある。同
様に、リフローゾーン7にはヒータ16、ファン17、
モータ18、温度センサ19が設けられ、冷却ゾーン8
にはヒータ20、ヒータ21、ファン22、モータ2
3、温度センサ24が設けてある。
【0009】図2は本発明の一実施例におけるリフロー
装置のブロック図である。25は各構成要素を制御し、
タイマ機能を併有するCPUなどの制御回路、26はオ
ぺレータが各ヒータ12、16、20、21の立上げ時
間など必要な情報を制御回路25に入力するためのキー
ボードなどの入力部、27はリフロー装置の動作状況な
どを表示するCRTなどの表示部、28は温度センサ1
5、温度センサ19、温度センサ24の出力を制御回路
25が認識できる温度情報にする温度検出回路、29は
制御回路25の指令に基づき、ヒータ12、ヒータ1
6、ヒータ20、ヒータ21に流す電流を制御すると共
に、ヒータ12、ヒータ16、ヒータ20、ヒータ21
の温度を検出して制御回路25に出力するヒータ駆動回
路である。
【0010】次に図3を参照しながら、ヒータ駆動回路
29について説明する。図3は本発明の一実施例におけ
るリフロー装置のヒータ駆動回路のブロック図である。
図3中、30はU相、V相、W相の三相交流の電源であ
る。ヒータ12、ヒータ16、ヒータ20、ヒータ21
は、これら3相うちの2相に順に、それぞれゲート制御
式半導体スイッチなどからなるスイッチ31、スイッチ
32、スイッチ33、スイッチ34を介して結線されて
いる。35は、制御回路25の指令に応じてスイッチ3
1、スイッチ32、スイッチ33、スイッチ34にオン
/オフ信号を出力するスイッチ駆動回路である。また3
6はヒータ12、ヒータ16、ヒータ20、ヒータ21
の温度を検出して制御回路25に出力するヒータ温度検
出回路である。
【0011】次に図4を参照しながら、単一のヒータに
おける温度・電流の変化について説明する。図4におい
て横軸は立上げ時からの時間、縦軸は温度(曲線)ない
しヒータの平均電流(破線)であり、方形波はスイッチ
のオンオフ信号(アクティブがオン、ノンアクティブが
オフ)である。さて常温からの立上げ直後は温度が目標
温度よりもずっと低いので、スイッチはずっとオンのま
まであり、方形波の幅は広くなっている。これにより温
度が急激に上昇する。そして、時間t1にて温度が目標
温度に達するかまたはこれをわずかに越えるとヒータの
近傍は熱的に飽和し、制御回路25からヒータ駆動回路
29が指令を受けスイッチをオフにする。そして時間t
1以後では、時間t1までのように温度を急上昇させる
必要はなく、温度を維持できればよいので、次第に方形
波の幅が狭くなり、スイッチがオフになっている時間が
増える。したがって、時間t1以後ヒータに流れる平均
電流が低減してゆく。
【0012】次に図5を参照しながら、本実施例のリフ
ロー装置のヒータ立上げ方法による平均電流の変化につ
いて説明する。ここでi1はヒータ12の平均電流、i
2はヒータ16の平均電流、i3はヒータ20の平均電
流、i4はヒータ21の平均電流である。上述したよう
に、単一のヒータについてヒータの近傍が熱的に飽和す
るとこのヒータの平均電流は低減してゆく。そこで本実
施例のリフロー装置のヒータ立上げ方法では、ヒータ1
2の平均電流i1が低減してからヒータ16を立上げ、
ヒータ16の平均電流i2が低減してからヒータ20を
立上げ、ヒータ20の平均電流i3が低減してからヒー
タ21を立上げるようにしている。このため、ヒータ1
2、16、20、21の合計電流Zはヒータ12の平均
電流i1、ヒータ16の平均電流i2、ヒータ20の平
均電流i3及びヒータ21の平均電流i4のそれぞれの
ピーク値の和よりも小さくなる。したがって比較的小さ
な規定電流imaxをヒータ12、16、20、21の
合計電流Zが上回ることはなく、電源のダウンなどの事
態を回避することができる。
【0013】図6は本発明の一実施例におけるリフロー
装置の加熱条件の設定用表示例図である。図6に示すよ
うなユーザインターフェイスを表示部27に表示し、利
用者が入力部26からキー入力し、カーソル37を希望
する条件に合わせて設定を行えるようになっている。な
お図6において、斜線部は選択された項目を示す。この
場合ヒータ16はヒータ12が立上げを開始してから、
5分後に立上げを開始するように設定されており、同様
にヒータ20は10分後、ヒータ21は15分後に立上
げを開始するように設定されている。この加熱条件の設
定値は制御回路25の記憶部に記憶される。また、ヒー
タの近傍が熱的に飽和する時間(次のヒータの立上げ時
間)として設定すべき標準的な値は、あらかじめ実験に
より求めておくとよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、炉体内に複数のヒータが配設
されたリフロー装置を立上げるにあたり、各ヒータの立
上げ時間をずらすようにしているので、各ヒータに流す
平均電流の合計を少なくして、規定電流が少ない工場な
どにおいても、電源のダウンという事態を回避するでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるリフロー装置の側面
【図2】本発明の一実施例におけるリフロー装置のブロ
ック図
【図3】本発明の一実施例におけるリフロー装置のヒー
タ駆動回路のブロック図
【図4】本発明の一実施例におけるリフロー装置の単一
のヒータに流す平均電流の時間的経過を示すグラフ
【図5】本発明の一実施例におけるリフロー装置の全ヒ
ータに流す平均電流の時間的経過を示すグラフ
【図6】本発明の一実施例におけるリフロー装置の加熱
条件の設定用表示例図
【符号の説明】
12 ヒータ 16 ヒータ 20 ヒータ 21 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/34 B23K 1/008,3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体と、炉体の入口から出口にわたって電
    子部品が搭載された基板を搬送するコンベアと、炉体内
    に設けられた複数のヒータと、各ヒータの立上げ時間を
    記憶する記憶部と、各ヒータを駆動するヒータ駆動回路
    を制御する制御回路とを備え、立上げ時間をずらして各
    ヒータを立上げることにより、立上げ時における各ヒー
    タの合計電流を少なくするようにしたことを特徴とする
    リフロー装置。
  2. 【請求項2】電子部品が搭載された基板をコンベアによ
    り炉体の入口から出口にわたって搬送しながら、炉体に
    設けられた複数のヒータにより加熱された熱風を基板に
    吹き付けるようにしたリフロー装置において、各ヒータ
    の立上げ時間をずらして記憶部に記憶させ、制御回路に
    より各ヒータを時間をずらして立上げるように制御する
    ことにより、立上げ時における各ヒータの合計電流を少
    なくすることを特徴とするリフロー装置のヒータ立上げ
    方法。
  3. 【請求項3】前記ヒータの立上げ時間として設定すべき
    標準的な値は、あらかじめ実験により求めておくことを
    特徴とする請求項2記載のリフロー装置のヒータ立上げ
    方法。
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