JP2884937B2 - プリント基板の保持装置 - Google Patents

プリント基板の保持装置

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JP2884937B2 JP22448792A JP22448792A JP2884937B2 JP 2884937 B2 JP2884937 B2 JP 2884937B2 JP 22448792 A JP22448792 A JP 22448792A JP 22448792 A JP22448792 A JP 22448792A JP 2884937 B2 JP2884937 B2 JP 2884937B2
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board
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正幸 先川原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器における回動
的に開閉可能なプリント基板の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のプリント基板の保持装置の
構成を示す斜視図である。図4において、L型(コネク
タのはめ込み方向と端子方向とが直交する)コネクタ1
はプリント基板2にはんだ付けによって固定される。パ
ネル3は筐体4にねじ9によって固定される。L型コネ
クタ1は結合部分をパネル3に穿たれた孔に通し、ねじ
10によってパネル3に固定される。さらにプリント基
板2は複数個のねじによって筐体4の底部に固定され
る。これがL型コネクタを有するプリント基板の保持装
置の従来からの構成と作用であった。
【0003】また、図5は別の従来のプリント基板の保
持装置の構成を示す斜視図である。図5において、筐体
4に2個の基板支持具5を固定して設け、基板支持具5
の上部にある円柱状突起をプリント基板2の橋縁部に穿
たれた丸孔に差し込み、他端の孔でねじ止めすることに
より固定する。プリント基板2を開くときはねじ止めを
外した後、ねじ孔のある側を持ち上げれば、基板支持具
5にプリント基板2が接しながら円弧状矢印の方向に回
動することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリント基板の保持装置では、L型コネクタ1をプ
リント基板2にはんだ付けで固定してからパネル3に固
定するため、L型コネクタ1が複数個ある場合は取り付
け面が揃わず、はんだ付けの部分に応力を生じるという
問題点を有していた。また、L型コネクタを有するプリ
ント基板ではコネクタの結合部分をパネルの孔に差し込
んでいるために、基板支持具を用いた回動方式は採れな
いという問題点を有していた。さらにまた、基板支持具
5を用いた回動可能なプリント基板の保持装置では、開
いた角度が90度未満ではプリント基板2が倒れてしま
い、開いた状態で保持できないという問題点を有してい
た。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るもので、複数個のL型コネクタを用いる場合にもはん
だ付け部に大きな応力を生じることなく、L型コネクタ
を有するプリント基板でも基板支持具を用いた回動可能
な支持方式が採れ、しかも点検等に便利な90度弱の角
度で保持できる優れたプリント基板の保持装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のプリント基板の保持装置は、プリント基板
を含む一体の組立部分を回動可能に保持する基板支持具
と前記プリント基板を含む一体の組立部分を開いた状態
で固定する手段の一部とを有する筐体と、コネクタを
取り付ける手段と前記プリント基板に結合する手段と前
記プリント基板を含む一体の組立部分を前記筐体から開
いた際前記筐体に設けた固定する手段の一部に連結する
手段とを有するコネクタ取付板とを備え、前記プリン
ト基板には前記基板支持具に接して回動軸方向に移動可
能とする誘導手段が形成されているものである。
【0007】
【作用】L型コネクタをまずコネクタ取付板に取り付け
てからプリント基板にはんだ付けし、その後パネルに取
り付けることにより、L型コネクタの位置が揃い、はん
だ付け部分に大きな応力を生じることはない。
【0008】プリント基板の端縁に設けた長孔または切
れ込みによって回動軸方向に移動できるため、プリント
基板と一体となったL型コネクタの結合部はパネルの孔
から脱出でき、プリント基板は回動可能となる。
【0009】プリント基板を筐体から開いた状態で、筐
体に設けた固定する手段の一部(例えば筐体底部に穿っ
たT字形の孔)に、コネクタ取付板に設けた連結する手
段(例えばコネクタ取付板端部の切れ込み)が連結して
プリント基板を固定することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1,図2および図3は本発明のプリント
基板の保持装置の一実施例の構成を示す斜視図である。
【0012】図1において、(a)はプリント基板を収
納した場合の斜視図、(b)は要部の拡大図である。図
2において、(a)はプリント基板を開いた場合の斜視
図、(b)は基板支持部の拡大図、(c)は筐体とコネ
クタ取付板の連結を示す拡大図である。図1,図2およ
び図3において、図4,図5と同一符号は名称および機
能が同一のものを表す。L型コネクタ1はコネクタ取付
板6にねじ7によって固定される。さらにコネクタ取付
板6はプリント基板2にねじ止めにより固定された上、
L型コネクタ1の端子はプリント基板2にはんだ付けさ
れる。2個の基板支持具5は筐体4の底部に固定されて
いる。図1に示すプリント基板2の収納状態ではプリン
ト基板2の端縁部に設けた長孔8に基板支持具5の上面
にある円柱状突起51が差し込まれており、基板支持具
5の上部の屈曲水平部がプリント基板2の上面を抑え、
外れるのを防止している。プリント基板2の反対側端縁
部の孔はねじ11によって筐体4に固定される。
【0013】プリント基板2を筐体4から開く場合は、
ねじ11を取り外し、プリント基板2をパネル3から離
す方向(図1(a)の矢印)に長孔の端まで移動すれ
ば、L型コネクタ1の結合部はパネル3の孔から抜ける
ので、プリント基板2を上方に起こせば図2(a)に示
すように基板支持具5の湾曲の内側にプリント基板2の
縁が接しながら開くことができる。開いた状態で図2
(c)に示すように、筐体4の底板のT字形孔41にコ
ネクタ取付板6の先端付近の切れ込み61をはめ込むよ
うにプリント基板2をパネル3に近づける方向に移動す
れば、プリント基板2を一定の角度に固定して保持する
ことができる。
【0014】なお、上記の長孔8と円柱状突起51とに
よって回動軸方向の移動範囲を規制する代わりに、図3
に示すように、プリント基板2の端縁に設けた方形の切
れ込み81を基板支持具5の湾曲の内側に接しながら移
動させても同様の効果を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、プリント基板を
含む一体の組立部分を回動可能に保持する基板支持具と
前記プリント基板を含む一体の組立部分を開いた状態で
固定する手段の一部とを有する筐体と、コネクタを取り
付ける手段と前記プリント基板に結合する手段と前記プ
リント基板を含む一体の組立部分を前記筐体から開いた
際前記筐体に設けた固定する手段の一部に連結する手段
とを有するコネクタ取付板とを備え、前記プリント基板
には前記基板支持具に接して回動軸方向に移動可能とす
る誘導手段が形成されていることにより、コネクタのは
んだ付け部分に大きな応力を生じることのない、またL
型コネクタ付きのプリント基板であっても回動的に開閉
可能な、さらにまたプリント基板を筐体から開いた状態
で固定することができる優れたプリント基板の保持装置
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例におけるプリント基板
の保持装置のプリント基板収納時の構成を示す斜視図 (b)同上の要部拡大斜視図
【図2】(a)同プリント基板開立時の構成を示す斜視
図 (b)同上の基板支持部の拡大斜視図 (c)同上の筐体とコネクタ取付板の連結を示す拡大斜
視図
【図3】基板支持部の他の例の拡大斜視図
【図4】従来のプリント基板の保持装置の構成を示す斜
視図
【図5】従来の別のプリント基板の保持装置の構成を示
す斜視図
【符号の説明】
1 コネクタ 2 プリント基板 4 筐体 5 基板支持具 6 コネクタ取付板 7 ねじ(コネクタを取り付ける手段) 8 長孔(回転軸方向に移動可能とする誘導手段) 41 T字形孔(固定する手段の一部) 61 切れ込み(固定する手段の一部に連結する手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板を含む一体の組立部分を回
    動可能に保持する基板支持具と前記プリント基板を含む
    一体の組立部分を開いた状態で固定する手段の一部とを
    有する筐体と、コネクタを取り付ける手段と前記プリン
    ト基板に結合する手段と前記プリント基板を含む一体の
    組立部分を前記筐体から開いた際前記筐体に設けた固定
    する手段の一部に連結する手段とを有するコネクタ取付
    板とを備え、前記プリント基板には前記基板支持具に接
    して回動軸方向に移動可能とする誘導手段が形成されて
    いるプリント基板の保持装置。
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JPH0677676A JPH0677676A (ja) 1994-03-18
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