JP2884558B2 - 廃水処理方法及びその装置 - Google Patents
廃水処理方法及びその装置Info
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- JP2884558B2 JP2884558B2 JP3203426A JP20342691A JP2884558B2 JP 2884558 B2 JP2884558 B2 JP 2884558B2 JP 3203426 A JP3203426 A JP 3203426A JP 20342691 A JP20342691 A JP 20342691A JP 2884558 B2 JP2884558 B2 JP 2884558B2
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- treatment
- pellet
- wastewater treatment
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃水処理方法及び
その装置に係り、廃水中の有機物質及び無機物質を生物
学的に処理する廃水処理方法及びその装置に関する。
その装置に係り、廃水中の有機物質及び無機物質を生物
学的に処理する廃水処理方法及びその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】固定化微生物による廃水の処理方法は、
余剰汚泥発生量が少ない、高速処理が可能である、窒素
の除去が可能である等の利点を有するため注目されてい
る（角野ら著、「微生物固定化法による排水処理」、産
業用水調査会、昭和６３年６月発行）。
余剰汚泥発生量が少ない、高速処理が可能である、窒素
の除去が可能である等の利点を有するため注目されてい
る（角野ら著、「微生物固定化法による排水処理」、産
業用水調査会、昭和６３年６月発行）。
【０００３】この方法を実施する従来の装置は、一般に
固定化微生物ペレットを流動させる曝気槽と沈殿池から
成る。しかしながら、この装置では、廃水中に毒物が混
入し、ペレットの活性が全くなくなってしまった場合に
ペレットの処分が必要になり、その処分方法が問題とな
るという欠点があった。
固定化微生物ペレットを流動させる曝気槽と沈殿池から
成る。しかしながら、この装置では、廃水中に毒物が混
入し、ペレットの活性が全くなくなってしまった場合に
ペレットの処分が必要になり、その処分方法が問題とな
るという欠点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて成されたもので、廃棄処分が容易な固定化
微生物ペレットを用いた廃水処理方法及びその装置を提
供することを目的とする。
事情に鑑みて成されたもので、廃棄処分が容易な固定化
微生物ペレットを用いた廃水処理方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、微生物を高分子物質で包括固定した固定化
微生物ペレットを廃水に接触させて廃水を処理する廃水
処理方法において、前記固定化微生物ペレットの高分子
物質として酸化剤で可溶化される高分子物質を使用する
と共に、前記固定化微生物ペレットを処分する場合には
該固定化微生物ペレットを酸化剤で溶解処分することを
特徴とする。
するために、微生物を高分子物質で包括固定した固定化
微生物ペレットを廃水に接触させて廃水を処理する廃水
処理方法において、前記固定化微生物ペレットの高分子
物質として酸化剤で可溶化される高分子物質を使用する
と共に、前記固定化微生物ペレットを処分する場合には
該固定化微生物ペレットを酸化剤で溶解処分することを
特徴とする。
【０００６】また、本発明は前記目的を達成するため
に、微生物を高分子物質で包括固定した固定化微生物ペ
レットを廃水に接触させて廃水を処理する廃水処理装置
において、前記固定化微生物ペレットと前記廃水を接触
させる廃水処理槽と、前記廃水処理槽に併設され、前記
固定化微生物ペレットを酸化剤で溶解処分する溶解槽
と、から成ることを特徴とする。
に、微生物を高分子物質で包括固定した固定化微生物ペ
レットを廃水に接触させて廃水を処理する廃水処理装置
において、前記固定化微生物ペレットと前記廃水を接触
させる廃水処理槽と、前記廃水処理槽に併設され、前記
固定化微生物ペレットを酸化剤で溶解処分する溶解槽
と、から成ることを特徴とする。
【０００７】本発明において、酸化剤で可溶化される高
分子物質としては、例えば、ポリエチレングリコールジ
アクリレート若しくはジメタクリレート又はポリアクリ
ルアミドをＮ，Ｎ’−ジヒドロキシエチレンビスアクリ
ルアミド、ジアリル酒石酸ジアミドなどの架橋剤で架橋
して得られるゲルなどを使用することができる。
分子物質としては、例えば、ポリエチレングリコールジ
アクリレート若しくはジメタクリレート又はポリアクリ
ルアミドをＮ，Ｎ’−ジヒドロキシエチレンビスアクリ
ルアミド、ジアリル酒石酸ジアミドなどの架橋剤で架橋
して得られるゲルなどを使用することができる。
【０００８】固定化微生物は、公知の包括固定化法で製
造することができ、例えば、プレポリマー及び／又はモ
ノマー、架橋剤、重合開始剤などを、固定化すべき１種
以上の微生物、例えば、活性汚泥と混合し、重合反応及
び架橋反応を行い、必要に応じて適宜成形することによ
り製造することができる。
造することができ、例えば、プレポリマー及び／又はモ
ノマー、架橋剤、重合開始剤などを、固定化すべき１種
以上の微生物、例えば、活性汚泥と混合し、重合反応及
び架橋反応を行い、必要に応じて適宜成形することによ
り製造することができる。
【０００９】本発明に使用しうる酸化剤としては、高分
子物質を酸化し、可溶化できるものであれば、特に制限
はなく、例えば、過沃素酸、過沃素酸ナトリウム、硝
酸、過酸化水素、塩化第二鉄などが挙げられる。
子物質を酸化し、可溶化できるものであれば、特に制限
はなく、例えば、過沃素酸、過沃素酸ナトリウム、硝
酸、過酸化水素、塩化第二鉄などが挙げられる。
【００１０】次に、本発明の廃水処理方法及びその装置
を、図面に基づいて説明する。図１は、本発明の一実施
例を示す廃水処理装置の略示系統図である。
を、図面に基づいて説明する。図１は、本発明の一実施
例を示す廃水処理装置の略示系統図である。
【００１１】図１に示した装置は、主として廃水処理槽
１、ペレット溶解槽２、スラッジ処理装置３及び沈殿池
４から構成されている。廃水処理槽１には、廃水導入管
５と処理水排出管１０が配管されており、沈殿池４で汚
泥が固液分離された後、処理水配管６から処理水が放流
される。
１、ペレット溶解槽２、スラッジ処理装置３及び沈殿池
４から構成されている。廃水処理槽１には、廃水導入管
５と処理水排出管１０が配管されており、沈殿池４で汚
泥が固液分離された後、処理水配管６から処理水が放流
される。
【００１２】廃水処理槽１には、ペレット取り出し管７
が配管されており、処分するペレットはペレット溶解槽
２に導入され、酸化剤注入管９から酸化剤が注入され、
ペレットは溶解される。溶解したスラッジは、スラッジ
処理装置３で単独で処分するか又は沈殿池４から余剰汚
泥排出管８を経て排出される余剰汚泥とともに処分され
る。スラッジ処理装置３には、ベルトプレス型やフィル
タプレス型の脱水機、焼却装置などを用いることができ
る。
が配管されており、処分するペレットはペレット溶解槽
２に導入され、酸化剤注入管９から酸化剤が注入され、
ペレットは溶解される。溶解したスラッジは、スラッジ
処理装置３で単独で処分するか又は沈殿池４から余剰汚
泥排出管８を経て排出される余剰汚泥とともに処分され
る。スラッジ処理装置３には、ベルトプレス型やフィル
タプレス型の脱水機、焼却装置などを用いることができ
る。
【００１３】本発明の装置を用いて廃水の処理を行う場
合には、廃水処理槽１内に固定化微生物を充填してお
き、ここに廃水導入管５から廃水を導入し、廃水と固定
化微生物とを接触させる。この廃水処理が好気性処理で
ある場合には、曝気を行う。処理水は、処理水排出管１
０から沈殿池４に導入され、汚泥を固液分離した後、処
理水配管６から放流される。
合には、廃水処理槽１内に固定化微生物を充填してお
き、ここに廃水導入管５から廃水を導入し、廃水と固定
化微生物とを接触させる。この廃水処理が好気性処理で
ある場合には、曝気を行う。処理水は、処理水排出管１
０から沈殿池４に導入され、汚泥を固液分離した後、処
理水配管６から放流される。
【００１４】廃水に毒物が混入するなど、何らかの理由
で廃水処理槽１内の固定化微生物が全くあるいはほとん
ど活性を失った場合には、ペレット取り出し管７より固
定化微生物ペレットをペレット溶解槽２に導入し、酸化
剤注入管９から酸化剤を注入し、混合・攪拌を行ってペ
レットを可溶化する。こうしてペレットを溶解して得ら
れたスラッジは、スラッジ処理装置３で場合により余剰
汚泥とともに脱水、焼却などの方法で容易に処分するこ
とができる。
で廃水処理槽１内の固定化微生物が全くあるいはほとん
ど活性を失った場合には、ペレット取り出し管７より固
定化微生物ペレットをペレット溶解槽２に導入し、酸化
剤注入管９から酸化剤を注入し、混合・攪拌を行ってペ
レットを可溶化する。こうしてペレットを溶解して得ら
れたスラッジは、スラッジ処理装置３で場合により余剰
汚泥とともに脱水、焼却などの方法で容易に処分するこ
とができる。
【００１５】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
く説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【００１６】実施例１ポリエチレングリコールジアクリ
レート１８％、ジアリル酒石酸ジアミド１％、活性汚泥
２％、Ｎ，Ｎ’−テトラメチルエチレンジアミン０．５
％及び過硫酸カリウム０．２５％を混合し、反応させ、
固定化した３ｍｍ角立方体形ペレットを作成した。この
ペレット２００ｍｌを２リットルの廃水処理槽１に入
れ、曝気攪拌し、ＢＯＤ１４５〜２６０ｍｌ／ｌの廃水
を滞留時間６時間で流した結果、ＢＯＤ除去率８６％以
上を達成することができた。
レート１８％、ジアリル酒石酸ジアミド１％、活性汚泥
２％、Ｎ，Ｎ’−テトラメチルエチレンジアミン０．５
％及び過硫酸カリウム０．２５％を混合し、反応させ、
固定化した３ｍｍ角立方体形ペレットを作成した。この
ペレット２００ｍｌを２リットルの廃水処理槽１に入
れ、曝気攪拌し、ＢＯＤ１４５〜２６０ｍｌ／ｌの廃水
を滞留時間６時間で流した結果、ＢＯＤ除去率８６％以
上を達成することができた。
【００１７】上記の処理に用いたペレット１０ｍｌに２
％過沃素酸を添加し、３０分攪拌したところ、ペレット
は容易に溶解され、スラッジ化した。
％過沃素酸を添加し、３０分攪拌したところ、ペレット
は容易に溶解され、スラッジ化した。
【００１８】
【発明の効果】本発明の廃水処理方法及びその装置によ
れば、微生物を包括固定する高分子物質が酸化剤で可溶
化される高分子物質なので、単に余剰汚泥の発生量を少
なく且つ高速処理を行うことができるだけでなく、例え
は廃水中に毒物が混入して固定化微生物の活性がなくな
って処分する場合にも酸化剤で可溶化することにより簡
単に処理することができる。
れば、微生物を包括固定する高分子物質が酸化剤で可溶
化される高分子物質なので、単に余剰汚泥の発生量を少
なく且つ高速処理を行うことができるだけでなく、例え
は廃水中に毒物が混入して固定化微生物の活性がなくな
って処分する場合にも酸化剤で可溶化することにより簡
単に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す廃水処理装置の系統図
である。
である。
１…廃水処理槽 ２…ペレット溶解槽 ３…スラッジ処理装置 ４…沈殿池 ９…酸化剤注入管
Claims (2)
- 【請求項１】微生物を高分子物質で包括固定した固定化
微生物ペレットを廃水に接触させて廃水を処理する廃水
処理方法において、 前記固定化微生物ペレットの高分子物質として酸化剤で
可溶化される高分子物質を使用すると共に、前記固定化
微生物ペレットを処分する場合には該固定化微生物ペレ
ットを酸化剤で溶解処分することを特徴とする廃水処理
方法。 - 【請求項２】微生物を高分子物質で包括固定した固定化
微生物ペレットを廃水に接触させて廃水を処理する廃水
処理装置において、 前記固定化微生物ペレットと前記廃水を接触させる廃水
処理槽と、 前記廃水処理槽に併設され、前記固定化微生物ペレット
を酸化剤で溶解処分する溶解槽と、 から成ることを特徴とする廃水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203426A JP2884558B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 廃水処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203426A JP2884558B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 廃水処理方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0523684A JPH0523684A (ja) | 1993-02-02 |
| JP2884558B2 true JP2884558B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=16473888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203426A Expired - Lifetime JP2884558B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 廃水処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884558B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08256773A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-08 | Bio Material:Kk | 微生物固定化用担体及びその微生物固定化用担体を用いた液体中の窒素化合物の変換方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3203426A patent/JP2884558B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0523684A (ja) | 1993-02-02 |
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