JP2883839B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
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- JP2883839B2 JP2883839B2 JP25106795A JP25106795A JP2883839B2 JP 2883839 B2 JP2883839 B2 JP 2883839B2 JP 25106795 A JP25106795 A JP 25106795A JP 25106795 A JP25106795 A JP 25106795A JP 2883839 B2 JP2883839 B2 JP 2883839B2
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- antenna
- antenna device
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- Details Of Aerials (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動通信に
おける基地局に用いられるもので、屋内天井等に取り付
けられるダイバーシティ用のアンテナ装置に関する。
おける基地局に用いられるもので、屋内天井等に取り付
けられるダイバーシティ用のアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信は、ディジタル方式への
移行に伴って、通信品質の向上のためダイバーシティ受
信が一般的となっている。また、屋内等においては、電
波反射体が多いためにフェージングの発生を余儀なくさ
れ、ダイバーシティ受信の必要性がさらに高いものとな
っている。
移行に伴って、通信品質の向上のためダイバーシティ受
信が一般的となっている。また、屋内等においては、電
波反射体が多いためにフェージングの発生を余儀なくさ
れ、ダイバーシティ受信の必要性がさらに高いものとな
っている。
【0003】通常、屋内等に設置される移動通信におけ
る基地局アンテナは、屋内天井等に数基1組でアンテナ
間隔0.5λ〜数λ程度をもって設置され、ダイバーシ
ティ受信を伴って良好に動作している。
る基地局アンテナは、屋内天井等に数基1組でアンテナ
間隔0.5λ〜数λ程度をもって設置され、ダイバーシ
ティ受信を伴って良好に動作している。
【0004】しかし、従来の基地局に用いられるアンテ
ナ装置は、その形状、大きさ等により、美観を損なう場
合があることから、設置場所についても制約を受けるこ
とが多い。従って、必ずしも理想的な環境に設置されて
はいなかった。
ナ装置は、その形状、大きさ等により、美観を損なう場
合があることから、設置場所についても制約を受けるこ
とが多い。従って、必ずしも理想的な環境に設置されて
はいなかった。
【0005】図6は従来の垂直偏波水平面無指向性ダイ
バーシティアンテナの構成を示している。図6に示すよ
うに、天井裏骨材1等より吊りボルト2を下げ、取り付
け金具3を介してアンテナ4a,4bを固定している。
アンテナ4a,4bには、給電ケーブル5を介して給電
する。
バーシティアンテナの構成を示している。図6に示すよ
うに、天井裏骨材1等より吊りボルト2を下げ、取り付
け金具3を介してアンテナ4a,4bを固定している。
アンテナ4a,4bには、給電ケーブル5を介して給電
する。
【0006】各アンテナ4a,4bは、垂直モノポール
アンテナやスリーブアンテナで構成される。アンテナ4
a,4bは、天井面から突出しており、そのアンテナ高
が、垂直モノポールで0.4λ程度、スリーブアンテナ
で0.7λ程度となる。従って、美観上好ましいとは言
えなかった。
アンテナやスリーブアンテナで構成される。アンテナ4
a,4bは、天井面から突出しており、そのアンテナ高
が、垂直モノポールで0.4λ程度、スリーブアンテナ
で0.7λ程度となる。従って、美観上好ましいとは言
えなかった。
【0007】また、図6に示す構造のアンテナ装置で
は、取り付け工事において、各アンテナ4a,4bのそ
れぞれについて作業を行なう必要があり、かつ取付け場
所に応じて天井裏骨材1の吊りボルト2を下げる位置を
探す手間や、吊りボルト2の長さを決めるなど、施工方
法をその都度考える必要があり非常に効率が悪い。
は、取り付け工事において、各アンテナ4a,4bのそ
れぞれについて作業を行なう必要があり、かつ取付け場
所に応じて天井裏骨材1の吊りボルト2を下げる位置を
探す手間や、吊りボルト2の長さを決めるなど、施工方
法をその都度考える必要があり非常に効率が悪い。
【0008】さらに、屋内等においては、電波反射体が
多いために、反射による偏波の回転により、垂直偏波成
分と水平偏波成分が混在した電波伝搬となる。従って、
垂直偏波アンテナのみでは、必ずしも十分な受信ができ
るとはいえなかった。
多いために、反射による偏波の回転により、垂直偏波成
分と水平偏波成分が混在した電波伝搬となる。従って、
垂直偏波アンテナのみでは、必ずしも十分な受信ができ
るとはいえなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の移動
通信の基地局に用いられるアンテナ装置、特に屋内等に
おいて用いられる垂直偏波水平面無指向性ダイバーシテ
ィアンテナによれば、取付け面からアンテナ素子(アン
テナ4a,4b)が突出した形状となっているため美観
を損ねていた。
通信の基地局に用いられるアンテナ装置、特に屋内等に
おいて用いられる垂直偏波水平面無指向性ダイバーシテ
ィアンテナによれば、取付け面からアンテナ素子(アン
テナ4a,4b)が突出した形状となっているため美観
を損ねていた。
【0010】また、アンテナ装置を取付ける際には、取
付け場所に制約があり、また作業負担が大きかった。
付け場所に制約があり、また作業負担が大きかった。
【0011】さらに、垂直モノポールアンテナやスリー
ブアンテナで構成されているため、垂直偏波成分と水平
偏波成分が混在した電波伝搬の環境においては、十分な
受信ができない場合があった。
ブアンテナで構成されているため、垂直偏波成分と水平
偏波成分が混在した電波伝搬の環境においては、十分な
受信ができない場合があった。
【0012】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、美観を損ねず、かつ取付けが容易な、電波
反射体が多い場所でも高い通信品質を得ることが可能な
アンテナ装置を提供することを目的とする。
れたもので、美観を損ねず、かつ取付けが容易な、電波
反射体が多い場所でも高い通信品質を得ることが可能な
アンテナ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、アース板と、
前記アース板の一方の面上に、所定の間隔をもって、そ
れぞれ先端が90°異なる方向に向けて配置されたダイ
バーシティアンテナとして用いる複数基の逆L状モノポ
ールアンテナと、前記アース板に配置された前記逆L状
モノポールアンテナを収納する絶縁カバーと、前記アー
ス板の他方の面上に設けられた、アンテナ取り付け対象
物に予め固定された取付け具と嵌合させることで取付け
位置に固定可能な取付けアダプタとを具備したことを特
徴とする。
前記アース板の一方の面上に、所定の間隔をもって、そ
れぞれ先端が90°異なる方向に向けて配置されたダイ
バーシティアンテナとして用いる複数基の逆L状モノポ
ールアンテナと、前記アース板に配置された前記逆L状
モノポールアンテナを収納する絶縁カバーと、前記アー
ス板の他方の面上に設けられた、アンテナ取り付け対象
物に予め固定された取付け具と嵌合させることで取付け
位置に固定可能な取付けアダプタとを具備したことを特
徴とする。
【0014】このような構成によれば、複数基(例えば
2基)のアンテナ素子が設けられていても、絶縁カバー
に収納されているために外観上、1基のアンテナ装置と
して扱うことができる。
2基)のアンテナ素子が設けられていても、絶縁カバー
に収納されているために外観上、1基のアンテナ装置と
して扱うことができる。
【0015】また、複数基の逆L状モノポールアンテナ
がそれぞれ所定の方向に向けて配置されているために、
垂直偏波成分と水平偏波成分が混在した電波伝搬の環境
であっても、アンテナ素子形状の垂直部分と水平部分の
作用により、高い通信品質が得られる。
がそれぞれ所定の方向に向けて配置されているために、
垂直偏波成分と水平偏波成分が混在した電波伝搬の環境
であっても、アンテナ素子形状の垂直部分と水平部分の
作用により、高い通信品質が得られる。
【0016】また、複数基の逆L状モノポールアンテナ
を1つの絶縁カバー内に収納してアンテナ装置が構成さ
れるので、ダイバーシティ数が増えるに従って、アンテ
ナ装置の取付け施工の作業負担が増加することもない。
を1つの絶縁カバー内に収納してアンテナ装置が構成さ
れるので、ダイバーシティ数が増えるに従って、アンテ
ナ装置の取付け施工の作業負担が増加することもない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
アンテナ装置の構成を示す図である。図1(A)は絶縁
カバー15を除いた際の下面図、図1(B)(C)は側
面断面図である。図1に示すように、本実施形態におけ
るアンテナ装置は、アース板11、絶縁体12、逆L状
モノポールアンテナ13(13a,13b)、給電コネ
クタ14(14a,14b)、絶縁カバー15によって
構成されている。
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
アンテナ装置の構成を示す図である。図1(A)は絶縁
カバー15を除いた際の下面図、図1(B)(C)は側
面断面図である。図1に示すように、本実施形態におけ
るアンテナ装置は、アース板11、絶縁体12、逆L状
モノポールアンテナ13(13a,13b)、給電コネ
クタ14(14a,14b)、絶縁カバー15によって
構成されている。
【0018】アース板11の一方の面上に絶縁体12を
介して逆L状モノポールアンテナ13aが設けられてい
る。また、アース板11の同じ面上に、逆L状モノポー
ルアンテナ13aから所定の間隔、すなわち約0.5λ
離れた位置に逆L状モノポールアンテナ13bが設けら
れている。また、逆L状モノポールアンテナ13aと逆
L状モノポールアンテナ13bのアンテナ素子の先端方
向は、90°(270°)異なる方向に向けて配置され
ている。
介して逆L状モノポールアンテナ13aが設けられてい
る。また、アース板11の同じ面上に、逆L状モノポー
ルアンテナ13aから所定の間隔、すなわち約0.5λ
離れた位置に逆L状モノポールアンテナ13bが設けら
れている。また、逆L状モノポールアンテナ13aと逆
L状モノポールアンテナ13bのアンテナ素子の先端方
向は、90°(270°)異なる方向に向けて配置され
ている。
【0019】アース板11の他方の面には、逆L状モノ
ポールアンテナ13a,13bのそれぞれに対応する給
電コネクタ14a,14bが設けられている。従って、
各逆L状モノポールアンテナ13a,13bに対して独
立した入出力ができる。
ポールアンテナ13a,13bのそれぞれに対応する給
電コネクタ14a,14bが設けられている。従って、
各逆L状モノポールアンテナ13a,13bに対して独
立した入出力ができる。
【0020】また、アース板11には、アース板11の
一方の面に設けられた逆L状モノポールアンテナ13
a,13bを収納する絶縁カバー15が設けられてい
る。従って、アース板11には2基のアンテナ素子が設
けられているが、外観上では1基のアンテナ装置として
構成される。
一方の面に設けられた逆L状モノポールアンテナ13
a,13bを収納する絶縁カバー15が設けられてい
る。従って、アース板11には2基のアンテナ素子が設
けられているが、外観上では1基のアンテナ装置として
構成される。
【0021】また、アース板11の給電コネクタ14
a,14bが設けられた面には、アンテナ装置をアンテ
ナ取付け位置に固定させるための取付けアダプタ23が
設けられている。ただし、図1中には図示していない、
アンテナ装置の取付け方法の詳細については後述する。
a,14bが設けられた面には、アンテナ装置をアンテ
ナ取付け位置に固定させるための取付けアダプタ23が
設けられている。ただし、図1中には図示していない、
アンテナ装置の取付け方法の詳細については後述する。
【0022】次に、図1に示すアンテナ装置の作用効果
について説明する。
について説明する。
【0023】本実施形態におけるアンテナ装置は、通
常、垂直偏波水平面無指向性スペースダイバーシティア
ンテナとして機能するが、逆L状モノポールアンテナ1
3a,13bが、その素子形状に垂直部分と水平部分と
を持つため、水平部分により垂直偏波成分に対し,−1
0〜−5dB程度の水平偏波成分を有している。
常、垂直偏波水平面無指向性スペースダイバーシティア
ンテナとして機能するが、逆L状モノポールアンテナ1
3a,13bが、その素子形状に垂直部分と水平部分と
を持つため、水平部分により垂直偏波成分に対し,−1
0〜−5dB程度の水平偏波成分を有している。
【0024】この水平偏波成分は、アンテナ素子の形状
の水平部分に直交する方向で強く存在するため、アンテ
ナ素子を互いに90°(または270°)回転させた配
置とすることで、ほぼ全方向に対し水平偏波成分を持つ
ことになる。
の水平部分に直交する方向で強く存在するため、アンテ
ナ素子を互いに90°(または270°)回転させた配
置とすることで、ほぼ全方向に対し水平偏波成分を持つ
ことになる。
【0025】従って、フェージングの影響により、垂直
偏波成分が数10dBの減衰を受け、所要の受信レベル
に達しない瞬間においても、屋内等で反射により発生す
る水平偏波成分を受信することができるものである。
偏波成分が数10dBの減衰を受け、所要の受信レベル
に達しない瞬間においても、屋内等で反射により発生す
る水平偏波成分を受信することができるものである。
【0026】従って、室内等の電波反射体が多い場所で
も高い通信品質を得ることが可能となる。
も高い通信品質を得ることが可能となる。
【0027】また、逆L状モノポールアンテナ13a,
13bのアース板11の面からの高さは、約0.13λ
で良好に動作する。さらに、絶縁カバー15を含めたア
ンテナ高は、約0.2λですみ、垂直モノポールアンテ
ナの半分程度と低姿勢化(アンテナ装置の小型化)が実
現されている。
13bのアース板11の面からの高さは、約0.13λ
で良好に動作する。さらに、絶縁カバー15を含めたア
ンテナ高は、約0.2λですみ、垂直モノポールアンテ
ナの半分程度と低姿勢化(アンテナ装置の小型化)が実
現されている。
【0028】図2には本実施形態におけるアンテナ装置
の水平面内の指向性を示している。図2は、逆L状モノ
ポールアンテナ13a,13bの素子の径を0.013
λとして、アンテナ素子間の相互干渉を小さくしたもの
で、これにより指向性の偏差を2dB以内に抑えてい
る。
の水平面内の指向性を示している。図2は、逆L状モノ
ポールアンテナ13a,13bの素子の径を0.013
λとして、アンテナ素子間の相互干渉を小さくしたもの
で、これにより指向性の偏差を2dB以内に抑えてい
る。
【0029】次に、アンテナ装置の取付け方法について
説明する。
説明する。
【0030】図3はアンテナ装置20を天井板21(ア
ンテナ取り付け対象物)に取付けた状態を示している。
天井板21の取付け位置には、ケーブル通し穴21aが
設けられ、取付け金具(取付け具)22が木ネジ22a
によって取付け、固定されている。また、アンテナ装置
20には、天井板21に固定された取付け金具22と嵌
合可能な樹脂製による取付けアダプタ23が、アース板
11の逆L状モノポールアンテナ13a,13bが設け
られた面と反対の面に固定されている。
ンテナ取り付け対象物)に取付けた状態を示している。
天井板21の取付け位置には、ケーブル通し穴21aが
設けられ、取付け金具(取付け具)22が木ネジ22a
によって取付け、固定されている。また、アンテナ装置
20には、天井板21に固定された取付け金具22と嵌
合可能な樹脂製による取付けアダプタ23が、アース板
11の逆L状モノポールアンテナ13a,13bが設け
られた面と反対の面に固定されている。
【0031】アンテナ装置20は、ケーブル通し穴21
aを通されたケーブル24の先端に設けられたアンテナ
コネクタ24aを、給電コネクタ14a,14bに接続
し、アース板11に固定されている取付けアダプタ23
を取付け金具22に嵌合させることで取付け位置に固定
されている。
aを通されたケーブル24の先端に設けられたアンテナ
コネクタ24aを、給電コネクタ14a,14bに接続
し、アース板11に固定されている取付けアダプタ23
を取付け金具22に嵌合させることで取付け位置に固定
されている。
【0032】図4はアンテナ装置20の取付け位置に固
定される取付け金具22の構成を示し、図5はアンテナ
装置20に固定される取付けアダプタ23の構成を示す
3面図である。なお、図4(A)は取付けアダプタ23
と接触する側の面、図5(A)はアンテナ装置20に固
定する際にアース板11と接触する側の面を図示してい
る。
定される取付け金具22の構成を示し、図5はアンテナ
装置20に固定される取付けアダプタ23の構成を示す
3面図である。なお、図4(A)は取付けアダプタ23
と接触する側の面、図5(A)はアンテナ装置20に固
定する際にアース板11と接触する側の面を図示してい
る。
【0033】取付け金具22は、図4(A)に示す平面
図では、ほぼ方形状となっており、その4隅のそれぞれ
に取付け爪32が設けられている。取付け爪32は、取
付け金具22のアンテナ取り付け対象物と接触する面か
ら所定分(取付けアダプタ23の厚さ+α分)の長さが
引き出され、さらに接触する面とほぼ平行となるように
先端部が折り曲げられて形成されている。また、取付け
爪32の先端部は、対象物と接触する面に対して凸形状
となるように折り曲げられ、取付け金具ストッパ32a
が形成されている。
図では、ほぼ方形状となっており、その4隅のそれぞれ
に取付け爪32が設けられている。取付け爪32は、取
付け金具22のアンテナ取り付け対象物と接触する面か
ら所定分(取付けアダプタ23の厚さ+α分)の長さが
引き出され、さらに接触する面とほぼ平行となるように
先端部が折り曲げられて形成されている。また、取付け
爪32の先端部は、対象物と接触する面に対して凸形状
となるように折り曲げられ、取付け金具ストッパ32a
が形成されている。
【0034】取付けアダプタ23は、図5に示すよう
に、取付け金具22の取付け爪32の先端部(取付け金
具ストッパ32a)が通過可能な大きさの通し穴42
が、取付け金具22の形状に合わせて設けられている。
に、取付け金具22の取付け爪32の先端部(取付け金
具ストッパ32a)が通過可能な大きさの通し穴42
が、取付け金具22の形状に合わせて設けられている。
【0035】また、通し穴42には、取付け爪32が通
過された後に、取付け金具22を一方向に移動可能とな
るように溝が設けられている。さらに、取付け金具22
を溝に沿って移動された位置において、取付け爪32の
金具ストッパ32a(凸形状部分)と係止する取付けア
ダプタストッパ43が設けられている。
過された後に、取付け金具22を一方向に移動可能とな
るように溝が設けられている。さらに、取付け金具22
を溝に沿って移動された位置において、取付け爪32の
金具ストッパ32a(凸形状部分)と係止する取付けア
ダプタストッパ43が設けられている。
【0036】図3に示すようにアンテナ装置20を天井
板21に固定するためには、予め取付け金具22を天井
板21に固定しておく。一方、アンテナ装置20をアー
ス板11に固定されている取付けアダプタ23の通し穴
42に、取り付け金具22の通し穴42を通過するよう
にして密着させる。さらにアンテナ装置20を、通し穴
42に設けられた溝に沿って、取付け金具22に対して
位置を移動させる。
板21に固定するためには、予め取付け金具22を天井
板21に固定しておく。一方、アンテナ装置20をアー
ス板11に固定されている取付けアダプタ23の通し穴
42に、取り付け金具22の通し穴42を通過するよう
にして密着させる。さらにアンテナ装置20を、通し穴
42に設けられた溝に沿って、取付け金具22に対して
位置を移動させる。
【0037】これにより、取り付け金具22の取付け金
具ストッパ32aと、取付けアダプタストッパ43とが
係止され、取付け爪32が通し穴42の溝に挿入されて
いるため、取付け金具22に取付けアダプタ23に嵌合
される。従って、アンテナ装置20が天井板21の取付
け位置に固定されることになる。
具ストッパ32aと、取付けアダプタストッパ43とが
係止され、取付け爪32が通し穴42の溝に挿入されて
いるため、取付け金具22に取付けアダプタ23に嵌合
される。従って、アンテナ装置20が天井板21の取付
け位置に固定されることになる。
【0038】こうした固定によれば地震等による振動が
あっても、樹脂製の取付けアダプタ23の弾力性と、取
付け金具ストッパ32aと取付けアダプタストッパ43
との係止作用により逆戻りが防止され、アンテナ装置2
0が外れてしまうことはない。
あっても、樹脂製の取付けアダプタ23の弾力性と、取
付け金具ストッパ32aと取付けアダプタストッパ43
との係止作用により逆戻りが防止され、アンテナ装置2
0が外れてしまうことはない。
【0039】また、取付け金具22はアンテナ取付け対
象物の表面から木ネジ22aにより固定できるので取付
けが容易である。しかも、アンテナ装置20の取付け施
工後には外部に露出しないため美観を損ねることもな
い。
象物の表面から木ネジ22aにより固定できるので取付
けが容易である。しかも、アンテナ装置20の取付け施
工後には外部に露出しないため美観を損ねることもな
い。
【0040】また、こうして取付け金具22が固定され
た位置であれば、屋内等で考えられる大抵の場所に、同
一の施工方法で容易にアンテナ装置20を取付けること
ができる。また、ダイバーシティ数が2基である場合に
は、1基のアンテナ装置20についての取付け施工を行
なうだけで良い。
た位置であれば、屋内等で考えられる大抵の場所に、同
一の施工方法で容易にアンテナ装置20を取付けること
ができる。また、ダイバーシティ数が2基である場合に
は、1基のアンテナ装置20についての取付け施工を行
なうだけで良い。
【0041】なお、前述したアンテナ装置20は2基の
逆L状モノポールアンテナ13a,13bを設けている
が、2基を越えるダイバーシティ数とする場合には、逆
L状モノポールアンテナ13a,13bと同様にしてア
ース板11の面上に、逆L状モノポールアンテナを取付
けて絶縁カバー15によって収納することで実現でき
る。すなわち、アンテナ装置20を小型、軽量に構成す
ることができる。この場合であっても、アンテナ装置の
取付けは、全く同じ施工方法で良く、作業負担の増大を
招くことがない。
逆L状モノポールアンテナ13a,13bを設けている
が、2基を越えるダイバーシティ数とする場合には、逆
L状モノポールアンテナ13a,13bと同様にしてア
ース板11の面上に、逆L状モノポールアンテナを取付
けて絶縁カバー15によって収納することで実現でき
る。すなわち、アンテナ装置20を小型、軽量に構成す
ることができる。この場合であっても、アンテナ装置の
取付けは、全く同じ施工方法で良く、作業負担の増大を
招くことがない。
【0042】さらに、小型、軽量で、かつ取付け施工が
容易であることから、経済性の優れたアンテナ装置が実
現されることになる。
容易であることから、経済性の優れたアンテナ装置が実
現されることになる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、逆
L状モノポールアンテナを1つの絶縁カバー内に複数基
収納し、アンテナ取り付け対象物に固定された取付け具
に固定可能な取付けアダプタを設けることにより、美観
を損ねず、かつ取付けが容易な、電波反射体が多い場所
でも高い通信品質を得ることが可能なアンテナ装置を提
供することができる。
L状モノポールアンテナを1つの絶縁カバー内に複数基
収納し、アンテナ取り付け対象物に固定された取付け具
に固定可能な取付けアダプタを設けることにより、美観
を損ねず、かつ取付けが容易な、電波反射体が多い場所
でも高い通信品質を得ることが可能なアンテナ装置を提
供することができる。
【図1】本発明の実施形態におけるアンテナ装置の構成
を示す図。
を示す図。
【図2】本実施形態におけるアンテナ装置の水平面内の
指向性を示す図。
指向性を示す図。
【図3】本実施形態におけるアンテナ装置を天井板に取
付けた状態を示す図。
付けた状態を示す図。
【図4】アンテナ装置の取付け位置に固定される取付け
金具の構成を示す図。
金具の構成を示す図。
【図5】アンテナ装置に固定される取付けアダプタの詳
細な構成を示す図。
細な構成を示す図。
【図6】従来のアンテナ装置の構成を説明するための
図。
図。
11…アース板 13a,13b…逆L状モノポールアンテナ 14a,14b…給電コネクタ 15…絶縁カバー 20…アンテナ装置 22…取付け金具 23…取付けアダプタ 32…取付け爪 32a…取付け金具ストッパ 43…取付けアダプタストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−9206(JP,A) 特開 平7−176925(JP,A) 特開 平7−326924(JP,A) 特開 平7−30316(JP,A) 実開 昭57−198108(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 1/12 - 1/26
Claims (1)
- 【請求項1】 アース板と、 前記アース板の一方の面上に、所定の間隔をもって、そ
れぞれ先端が90°異なる方向に向けて配置されたダイ
バーシティアンテナとして用いる複数基の逆L状モノポ
ールアンテナと、 前記アース板に配置された前記逆L状モノポールアンテ
ナを収納する絶縁カバーと、 前記アース板の他方の面上に設けられた、アンテナ取り
付け対象物に予め固定された取付け具と嵌合させること
で取付け位置に固定可能な取付けアダプタとを具備した
ことを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25106795A JP2883839B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25106795A JP2883839B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993011A JPH0993011A (ja) | 1997-04-04 |
JP2883839B2 true JP2883839B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17217142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25106795A Expired - Lifetime JP2883839B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883839B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009218993A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd | アンテナ装置およびアレイアンテナ |
CN106299669A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-01-04 | 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 | 方向图调谐的卫星数字广播天线 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25106795A patent/JP2883839B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0993011A (ja) | 1997-04-04 |
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