JP2883414B2 - カラープラズマディスプレイパネル - Google Patents
カラープラズマディスプレイパネルInfo
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- JP2883414B2 JP2883414B2 JP16509990A JP16509990A JP2883414B2 JP 2883414 B2 JP2883414 B2 JP 2883414B2 JP 16509990 A JP16509990 A JP 16509990A JP 16509990 A JP16509990 A JP 16509990A JP 2883414 B2 JP2883414 B2 JP 2883414B2
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- plasma display
- emitting component
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カラープラズマディスプレイパネルに係
り、特に真空紫外線により励起される螢光体を塗布した
螢光面の改良に関する。
り、特に真空紫外線により励起される螢光体を塗布した
螢光面の改良に関する。
[従来の技術] 一般に、プラズマディスプレイパネルは、2枚の面板
に挟まれた狭い密閉ガス空間に微小間隔の電極を配置し
て、放電に基づく発光で平板形の表示を行うものであ
り、近年、平板形の表示の1つとして注目されている。
に挟まれた狭い密閉ガス空間に微小間隔の電極を配置し
て、放電に基づく発光で平板形の表示を行うものであ
り、近年、平板形の表示の1つとして注目されている。
このプラズマディスプレイパネルには、種々な構成が
あるが、主として螢光面の寿命の点から、背面板にすべ
ての電極を形成し、一方、前板面に螢光面を形成したい
わゆる面放電形パネルでのカラー化の開発が進められて
いる。
あるが、主として螢光面の寿命の点から、背面板にすべ
ての電極を形成し、一方、前板面に螢光面を形成したい
わゆる面放電形パネルでのカラー化の開発が進められて
いる。
このような螢光面に塗布される螢光体としては、赤色
発光成分として、Y2O3:Eu3+、YBO3:Eu3+、YVO4:Eu3+等
のユーロピウム付活イットリウム系螢光体が用いられ、
緑色発光成分として、Zn2SiO4:Mn、Y3(Al,Ga)5O12:C
e、CeMgAl11O19:Tb等の螢光体が用いられ、また、青色
発光成分として、BaMg2Al14O24:Eu2+等の螢光体が用い
られている。
発光成分として、Y2O3:Eu3+、YBO3:Eu3+、YVO4:Eu3+等
のユーロピウム付活イットリウム系螢光体が用いられ、
緑色発光成分として、Zn2SiO4:Mn、Y3(Al,Ga)5O12:C
e、CeMgAl11O19:Tb等の螢光体が用いられ、また、青色
発光成分として、BaMg2Al14O24:Eu2+等の螢光体が用い
られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、面放電形パネルのカラー化に当たって
は、螢光面での発光輝度が低く実用化に耐えないという
問題があり、螢光面に発光輝度の高い螢光面の開発が望
まれており、特に、従来赤色発光成分の発光輝度が低
く、高輝度の赤色発光面の開発が強く切望されていた。
は、螢光面での発光輝度が低く実用化に耐えないという
問題があり、螢光面に発光輝度の高い螢光面の開発が望
まれており、特に、従来赤色発光成分の発光輝度が低
く、高輝度の赤色発光面の開発が強く切望されていた。
従って、この発明の目的は、特に赤色発光成分の発光
輝度を高くして優れた螢光面を有するプラズマディスプ
レイパネルを提供することにある。
輝度を高くして優れた螢光面を有するプラズマディスプ
レイパネルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述した発明の目的は、ツリウム(Tm)、テルビウム
(Tb)及びユーロピウム(Eu)からなる群より選ばれた
少なくとも1つの元素で、イットリウム(Y)、ガドリ
ニウム(Gd)及びルテチウム(Lu)から選ばれた少なく
とも1つの母体構成稀土類元素を置換したタンタル酸稀
土類螢光体を螢光面に用いたことを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネルにより、解決される。
(Tb)及びユーロピウム(Eu)からなる群より選ばれた
少なくとも1つの元素で、イットリウム(Y)、ガドリ
ニウム(Gd)及びルテチウム(Lu)から選ばれた少なく
とも1つの母体構成稀土類元素を置換したタンタル酸稀
土類螢光体を螢光面に用いたことを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネルにより、解決される。
好適には、タンタル酸稀土類螢光体が組成式Y1−XEux
TaO4(式中、xは約0.005乃至約0.1である)で表される
ユーロピウム付活タンタル酸イットリウム螢光体であ
り、このユーロピウム付活タンタル酸イットリウム螢光
体を赤色発光成分として螢光面に用いるプラズマディス
プレイパネルがよく、また、タンタル酸稀土類螢光体が
組成式Y1−XTbxTaO4(式中、xは約0.001乃至約0.2であ
る)で表されるテルビウム付活タンタル酸イットリウム
螢光体であり、このテルビウム付活タンタル酸イットリ
ウム螢光体を緑色発光成分として螢光面に用いるプラズ
マディスプレイパネルがよく、さらに、タンタル酸稀土
類螢光体が組成式T1−XTbxTaO4(式中、xは0.0001乃至
0.2である)で表されるツリウム付活タンタル酸イット
リウム螢光体であり、このツリウム付活タンタル酸イッ
トリウム螢光体を青色発光成分として螢光面に用いるプ
ラズマディスプレイパネルが好ましい。
TaO4(式中、xは約0.005乃至約0.1である)で表される
ユーロピウム付活タンタル酸イットリウム螢光体であ
り、このユーロピウム付活タンタル酸イットリウム螢光
体を赤色発光成分として螢光面に用いるプラズマディス
プレイパネルがよく、また、タンタル酸稀土類螢光体が
組成式Y1−XTbxTaO4(式中、xは約0.001乃至約0.2であ
る)で表されるテルビウム付活タンタル酸イットリウム
螢光体であり、このテルビウム付活タンタル酸イットリ
ウム螢光体を緑色発光成分として螢光面に用いるプラズ
マディスプレイパネルがよく、さらに、タンタル酸稀土
類螢光体が組成式T1−XTbxTaO4(式中、xは0.0001乃至
0.2である)で表されるツリウム付活タンタル酸イット
リウム螢光体であり、このツリウム付活タンタル酸イッ
トリウム螢光体を青色発光成分として螢光面に用いるプ
ラズマディスプレイパネルが好ましい。
[作用] 上述したタンタル酸イットリウム螢光体を塗布したプ
ラズマディスプレイパネルでは、発光輝度を高くするこ
とができ、特に赤色発光面の発光輝度を高めることがで
きる。
ラズマディスプレイパネルでは、発光輝度を高くするこ
とができ、特に赤色発光面の発光輝度を高めることがで
きる。
また、例えば、赤色発光成分としてY1−XEuxTaO4螢光
体を、緑色成分としてY1−XTbxTaO4螢光体を、青色発光
成分としてY1−XTmxTaO4螢光体を採用した場合、Eu、Tb
及びTmの付活剤で置換される母体がYTaO4と同一である
ため、ほぼ同一の比重であって、しかも、螢光体粒子の
粒径を揃えることが容易であり、螢光面の塗布が三色共
ほぼ同一な条件ですることができるので、螢光面の塗布
が容易にできる。
体を、緑色成分としてY1−XTbxTaO4螢光体を、青色発光
成分としてY1−XTmxTaO4螢光体を採用した場合、Eu、Tb
及びTmの付活剤で置換される母体がYTaO4と同一である
ため、ほぼ同一の比重であって、しかも、螢光体粒子の
粒径を揃えることが容易であり、螢光面の塗布が三色共
ほぼ同一な条件ですることができるので、螢光面の塗布
が容易にできる。
[実施例] 以下、この発明の実施例について説明する。
まず、螢光面に塗布された螢光体粒子について述べる
と、赤色発光成分として(Y0.956、Eu0.044)TaO4螢光
体粒子(平均粒径4.3μm)を、緑色発光成分として(Y
0.98、Tb0.02)TaO4螢光体粒子(平均粒径4.2μm)
を、そして、青色発光成分として(Y0.97、NbTb0.03)T
aO4螢光体粒子が用いられる。
と、赤色発光成分として(Y0.956、Eu0.044)TaO4螢光
体粒子(平均粒径4.3μm)を、緑色発光成分として(Y
0.98、Tb0.02)TaO4螢光体粒子(平均粒径4.2μm)
を、そして、青色発光成分として(Y0.97、NbTb0.03)T
aO4螢光体粒子が用いられる。
これら螢光体で構成される螢光面を有する以外は、通
常のプラズマディスプレイパネルで構成される。
常のプラズマディスプレイパネルで構成される。
このように構成されたプラズマディスプレイパネルの
螢光面の輝度を測定した。
螢光面の輝度を測定した。
DCタイプの面放電形パネルにて、従来の螢光体、即
ち、赤色発光成分としてY2O3:Eu3+螢光体を、緑色発光
成分としてZn2SiO4:Mn螢光体を、青色発光成分としてBa
Mg2Al14O24:Eu2+螢光体を塗布された螢光面を基準にし
て本実施例の発光面発光輝度を測定すると、赤色発光成
分で約72%、緑色発光成分で約32%、青色発光成分で約
5%向上した。
ち、赤色発光成分としてY2O3:Eu3+螢光体を、緑色発光
成分としてZn2SiO4:Mn螢光体を、青色発光成分としてBa
Mg2Al14O24:Eu2+螢光体を塗布された螢光面を基準にし
て本実施例の発光面発光輝度を測定すると、赤色発光成
分で約72%、緑色発光成分で約32%、青色発光成分で約
5%向上した。
尚、上述の実施例では、Eu、Tb及びTmの付活剤で置換
されて母体をYTaO4とするタンタル酸イットリウム螢光
体で説明したが、この発明によれば、ユーロピウム付活
タンタル酸イットリウム螢光体であっても、例えば、一
般式m(Y,Eu)2O3・nTa2O5(m及びnは1以外の任意
の数値である)で表される酸化イットリウムと酸化タン
タルの固溶体であってもよい。
されて母体をYTaO4とするタンタル酸イットリウム螢光
体で説明したが、この発明によれば、ユーロピウム付活
タンタル酸イットリウム螢光体であっても、例えば、一
般式m(Y,Eu)2O3・nTa2O5(m及びnは1以外の任意
の数値である)で表される酸化イットリウムと酸化タン
タルの固溶体であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、タンタル酸
塩螢光体粒子で螢光面を構成することにより、発光輝度
の高く明るい螢光面を有したプラズマディスプレイパネ
ルを提供できる。
塩螢光体粒子で螢光面を構成することにより、発光輝度
の高く明るい螢光面を有したプラズマディスプレイパネ
ルを提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】赤色発光成分として組成式Y1−xEuxTaO4
(式中、xは約0.005乃至約0.1である)で表されるユー
ロピウム付活タンタル酸イットリウム螢光体を、緑色発
光成分として組成式Y1−xTbxTaO4(式中、xは約0.001
乃至約0.2である)で表されるテルビウム付活タンタル
酸イットリウム螢光体を、青色発光成分として組成式Y1
−xTmxTaO4(式中、xは約0.0001乃至約0.2である)で
表されるツリウム付活タンタル酸イットリウム螢光体
を、蛍光面に用いたことを特徴とするカラープラズマデ
ィスプレイパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16509990A JP2883414B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | カラープラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16509990A JP2883414B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | カラープラズマディスプレイパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455494A JPH0455494A (ja) | 1992-02-24 |
JP2883414B2 true JP2883414B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=15805873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16509990A Expired - Fee Related JP2883414B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | カラープラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883414B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2721940B1 (fr) * | 1994-07-01 | 1997-08-29 | Rhone Poulenc Chimie | Utilisation d'un tantalate d'yttrium, de lutecium ou de gadolinium dope en luminescence basse tension |
DE19962029A1 (de) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | Philips Corp Intellectual Pty | Plasmabildschirm mit rotem Leuchtstoff |
CN1318537C (zh) * | 2004-09-21 | 2007-05-30 | 同济大学 | 稀土掺杂钽酸盐透明发光薄膜及其制备方法 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP16509990A patent/JP2883414B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455494A (ja) | 1992-02-24 |
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Legal Events
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