JP2883351B2 - 騒音対策設計支援方法 - Google Patents
騒音対策設計支援方法Info
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- JP2883351B2 JP2883351B2 JP1107843A JP10784389A JP2883351B2 JP 2883351 B2 JP2883351 B2 JP 2883351B2 JP 1107843 A JP1107843 A JP 1107843A JP 10784389 A JP10784389 A JP 10784389A JP 2883351 B2 JP2883351 B2 JP 2883351B2
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- Japan
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- sound pressure
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築現場等における建築物の設計を支援す
る設計支援方法に係り、特に、建築物の設計をするに当
り実際に建築するときに発生する騒音をコンピュータシ
ミュレーションにより求め対話的・視覚的に騒音対策を
講ずるに好適な騒音対策設計支援方法に関する。
る設計支援方法に係り、特に、建築物の設計をするに当
り実際に建築するときに発生する騒音をコンピュータシ
ミュレーションにより求め対話的・視覚的に騒音対策を
講ずるに好適な騒音対策設計支援方法に関する。
設計対象物のデータを画像データとして表示するCAD
装置を使用して建築物の設計を行う従来の設計支援装置
は、例えば特開昭62−114062号や特開昭62−114063号公
報に記載されている様に、設計対象物と干渉点検体との
干渉の有無を判定してその判定結果を表示したり、設計
配置図領域に配置すべき設計対象物の各構成要素の結合
状態図を表示させ複雑な接続関係を持つ設計対象物を効
率的にレイアウトするものであった。
装置を使用して建築物の設計を行う従来の設計支援装置
は、例えば特開昭62−114062号や特開昭62−114063号公
報に記載されている様に、設計対象物と干渉点検体との
干渉の有無を判定してその判定結果を表示したり、設計
配置図領域に配置すべき設計対象物の各構成要素の結合
状態図を表示させ複雑な接続関係を持つ設計対象物を効
率的にレイアウトするものであった。
従来の設計支援装置は、単に建築物の設計を効率的に
設計する点に重点をおいていたにすぎず、近年問題とな
ってきている騒音に体して、設計支援装置としては対処
していないのが現状である。そして、従来の建築現場等
の騒音対策は、プラント建設時に使用する道工具,機械
類等の発生する音響パワーレベルを机上で算出し、敷地
境界に至るまでの減衰する割合をこれも人手により机上
で計算して、遮音対策が必要な箇所についてはサイレン
サ等の遮音設備を設置するようにしていたにすぎない。
設計する点に重点をおいていたにすぎず、近年問題とな
ってきている騒音に体して、設計支援装置としては対処
していないのが現状である。そして、従来の建築現場等
の騒音対策は、プラント建設時に使用する道工具,機械
類等の発生する音響パワーレベルを机上で算出し、敷地
境界に至るまでの減衰する割合をこれも人手により机上
で計算して、遮音対策が必要な箇所についてはサイレン
サ等の遮音設備を設置するようにしていたにすぎない。
従来の様に騒音対策を人手による計算に頼っていたの
では、例えば建築現場において騒音発生源が移動した
り、例えば建築物の1つがある程度構築されこれが遮音
設備として作用しはじめると、騒音発生源の移動や、こ
の遮音設備の反響音が騒音対策を講じていない他の地域
にどの様な悪影響を及ぼすかは、そのときに計算し直す
しかなく、迅速な騒音対策を講じることはできないとい
う問題がある。
では、例えば建築現場において騒音発生源が移動した
り、例えば建築物の1つがある程度構築されこれが遮音
設備として作用しはじめると、騒音発生源の移動や、こ
の遮音設備の反響音が騒音対策を講じていない他の地域
にどの様な悪影響を及ぼすかは、そのときに計算し直す
しかなく、迅速な騒音対策を講じることはできないとい
う問題がある。
本発明の目的は、建築現場等の騒音対策を対話的且つ
視覚的にシミュレートして建築物の設計を騒音対策の面
で支援する騒音対策設計支援方法を提供することにあ
る。
視覚的にシミュレートして建築物の設計を騒音対策の面
で支援する騒音対策設計支援方法を提供することにあ
る。
上記目的は、騒音発生源および遮音設備のレイアウト
を画面に表示すると共に、サンプリング地点毎の音圧レ
ベルの等圧線を求めて該等圧線を前記レイアウトの表示
に重ねて表示する騒音対策設計支援方法において、敷地
境界での音圧レベルの許容値から該許容値を満足しない
領域を求め、該領域を前記レイアウトの表示に重ねて色
分け表示すると共に、任意の地点が指定されたとき該指
定に係る地点の音圧レベル値の数値を表示することで、
達成される。
を画面に表示すると共に、サンプリング地点毎の音圧レ
ベルの等圧線を求めて該等圧線を前記レイアウトの表示
に重ねて表示する騒音対策設計支援方法において、敷地
境界での音圧レベルの許容値から該許容値を満足しない
領域を求め、該領域を前記レイアウトの表示に重ねて色
分け表示すると共に、任意の地点が指定されたとき該指
定に係る地点の音圧レベル値の数値を表示することで、
達成される。
敷地境界での許容値を満足しない領域が色分け表示さ
れるため、騒音対策の必要な場所が一目瞭然となる。ま
た、騒音レベルを知りたい場合にはその地点を指定する
ことで数値データが表示され、駒かな情報も取得可能と
なる。
れるため、騒音対策の必要な場所が一目瞭然となる。ま
た、騒音レベルを知りたい場合にはその地点を指定する
ことで数値データが表示され、駒かな情報も取得可能と
なる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明の一実施例に係る騒音対策設計支援
装置の構成図である。この騒音対策設計支援装置は、演
算処理装置5と、各種データの入力や指定選択を行うデ
ータ入力装置4と、建築物や遮音設備その他の各種デー
タを格納した記憶装置6と、データ入力装置4から入力
されたデータを基に必要なデータを記憶装置6から読み
出して演算を行う演算処理装置5と、演算処理装置5の
演算結果を画像データとして格納する画像データ記憶装
置3と、CRT等のディスプレイ装置1と、前記画像デー
タ記憶装置3の格納データをディスプレイ装置1に画像
として表示する画像表示装置2とから成る。演算処理装
置5は、音圧レベルやその減衰値等を建築物や遮音設備
等を勘案して計算する演算部5aや、演算部5aが行う演算
処理の手順を記憶部6から読み出して蓄え必要時に演算
部5aに渡す処理手順記憶部5bや、データ入力装置4に接
続された入力部5cや、演算部5aの演算結果を画像データ
として画像データ記憶装置3に出力するデータ出力部5d
や、騒音対策地域の任意のサンプリング地点の音圧レベ
ルデータを一時蓄積したりする記憶部5eや、中間記憶部
5gや、レイアウトデータ入力部5fを備えている。
装置の構成図である。この騒音対策設計支援装置は、演
算処理装置5と、各種データの入力や指定選択を行うデ
ータ入力装置4と、建築物や遮音設備その他の各種デー
タを格納した記憶装置6と、データ入力装置4から入力
されたデータを基に必要なデータを記憶装置6から読み
出して演算を行う演算処理装置5と、演算処理装置5の
演算結果を画像データとして格納する画像データ記憶装
置3と、CRT等のディスプレイ装置1と、前記画像デー
タ記憶装置3の格納データをディスプレイ装置1に画像
として表示する画像表示装置2とから成る。演算処理装
置5は、音圧レベルやその減衰値等を建築物や遮音設備
等を勘案して計算する演算部5aや、演算部5aが行う演算
処理の手順を記憶部6から読み出して蓄え必要時に演算
部5aに渡す処理手順記憶部5bや、データ入力装置4に接
続された入力部5cや、演算部5aの演算結果を画像データ
として画像データ記憶装置3に出力するデータ出力部5d
や、騒音対策地域の任意のサンプリング地点の音圧レベ
ルデータを一時蓄積したりする記憶部5eや、中間記憶部
5gや、レイアウトデータ入力部5fを備えている。
第1図は、原子炉建屋の建築現場を二次元表示しこれ
に騒音源からの距離を合わせて表示した画面を示す図で
ある。図中、PCVは原子炉格納容器を示す。また、R/Bは
リアクタ建屋、T/Bはタービン建屋、Hx/Bは熱交換器家
屋、CSTは貯蔵復水タンク、AD/Bは従業員用建屋であ
る。この様な画面表示に対し、騒音源、この例ではター
ビン建屋T/Bの中心からの各種騒音が各地点でどの様に
減衰して伝播されるかを重ねて表示するものである。プ
ラントサイトは、原子炉建屋やタービン建物等により騒
音の音圧レベルを遮音する効果はあるが各建屋の立ち上
がりやサイトの立地条件に応じて音圧レベルの伝播の仕
方も変わってくる。また、プラント建設工期が年単位の
長期間に及ぶ場合、騒音を発生する騒音源も建設する種
別に応じて変化し、その音波の合成波も変わってくる。
本発明では、その両方を勘案して騒音対策を講じること
を可能ならしめる。
に騒音源からの距離を合わせて表示した画面を示す図で
ある。図中、PCVは原子炉格納容器を示す。また、R/Bは
リアクタ建屋、T/Bはタービン建屋、Hx/Bは熱交換器家
屋、CSTは貯蔵復水タンク、AD/Bは従業員用建屋であ
る。この様な画面表示に対し、騒音源、この例ではター
ビン建屋T/Bの中心からの各種騒音が各地点でどの様に
減衰して伝播されるかを重ねて表示するものである。プ
ラントサイトは、原子炉建屋やタービン建物等により騒
音の音圧レベルを遮音する効果はあるが各建屋の立ち上
がりやサイトの立地条件に応じて音圧レベルの伝播の仕
方も変わってくる。また、プラント建設工期が年単位の
長期間に及ぶ場合、騒音を発生する騒音源も建設する種
別に応じて変化し、その音波の合成波も変わってくる。
本発明では、その両方を勘案して騒音対策を講じること
を可能ならしめる。
第3図は、騒音対策地域の任意のサンプリング地点に
おける音圧レベルを演算する処理手順を示すフローチャ
ートである。先ず、ステップ7で、入力装置4からオペ
レータにより入力された条件データに従い、第1図に示
す様な建築現場のレイアウトデータを記憶装置6から読
み出しあるいは設計データから画像データをCADシステ
ムで作成し、画像に表示する。第4図は、このステップ
7の詳細フローチャートである。先ずステップ17で、オ
ペレータが第5図に例示する様な条件データ(例えばプ
ラント名、ヤードエリア区分、建屋各等)を入力装置4
から入力すると、次のステップ18で、支援装置側が、条
件データに合うレイアウトデータを記憶装置6からレイ
アウトデータ入力部5fを介して読み出す等して表示す
る。
おける音圧レベルを演算する処理手順を示すフローチャ
ートである。先ず、ステップ7で、入力装置4からオペ
レータにより入力された条件データに従い、第1図に示
す様な建築現場のレイアウトデータを記憶装置6から読
み出しあるいは設計データから画像データをCADシステ
ムで作成し、画像に表示する。第4図は、このステップ
7の詳細フローチャートである。先ずステップ17で、オ
ペレータが第5図に例示する様な条件データ(例えばプ
ラント名、ヤードエリア区分、建屋各等)を入力装置4
から入力すると、次のステップ18で、支援装置側が、条
件データに合うレイアウトデータを記憶装置6からレイ
アウトデータ入力部5fを介して読み出す等して表示す
る。
第3図のステップ8では、プラント境界での音圧レベ
ルを規定する設定条件データを入力し、この設定条件デ
ータを演算処理装置の中間記憶部に格納する。この詳細
手順を第6図に示す。先ず、ステップ19でオペレータが
遮音設備を計画する設定条件と、建築現場のヤード法面
形状,建物立ち上がり形状、そう音源の種別等を入力装
置から入力すると、支援装置はこの入力されたデータを
ステップ20にて中間記憶部に格納する。第12図はステッ
プ19のうち設定条件入力手順を示す詳細フローチャート
であり、第13図はステップ19で入力する諸データの説明
図である。先ずステップ19aで、表示する画像データをC
AD装置で作成するためのデータを入力し、ステップ19b
で工期別のブロック区分データを入力し、ステップ19c
でブロックの完成時期を設定し、ステップ19dで遮音対
策時の〆工期に関するデータを入力し、ステップ19eで
〆工期後のプラント進捗状況を図形として表示するため
のデータを入力し、ステップ19fでプラント境界地の音
圧レベル許容値を設定する。
ルを規定する設定条件データを入力し、この設定条件デ
ータを演算処理装置の中間記憶部に格納する。この詳細
手順を第6図に示す。先ず、ステップ19でオペレータが
遮音設備を計画する設定条件と、建築現場のヤード法面
形状,建物立ち上がり形状、そう音源の種別等を入力装
置から入力すると、支援装置はこの入力されたデータを
ステップ20にて中間記憶部に格納する。第12図はステッ
プ19のうち設定条件入力手順を示す詳細フローチャート
であり、第13図はステップ19で入力する諸データの説明
図である。先ずステップ19aで、表示する画像データをC
AD装置で作成するためのデータを入力し、ステップ19b
で工期別のブロック区分データを入力し、ステップ19c
でブロックの完成時期を設定し、ステップ19dで遮音対
策時の〆工期に関するデータを入力し、ステップ19eで
〆工期後のプラント進捗状況を図形として表示するため
のデータを入力し、ステップ19fでプラント境界地の音
圧レベル許容値を設定する。
第3図のステップ9では、道工具から発生する騒音の
音響エネルギ(解放エネルギ)を道工具の場所や種別毎
に求め、各サンプリング地点において各音源からの合成
音圧レベルを求める。
音響エネルギ(解放エネルギ)を道工具の場所や種別毎
に求め、各サンプリング地点において各音源からの合成
音圧レベルを求める。
第7図はステップ9の詳細手順であり、まずステップ
21にて騒音の発生種別毎の音圧エネルギを下記の様に求
める。
21にて騒音の発生種別毎の音圧エネルギを下記の様に求
める。
例えば グラインダ作業 94dB 台数10 ガウジング作業 80dB 台数4 コンプレッサー 70dB 台数4 各音源の音響パワーレベルPWLiは音源を点音源とし
て、その中心から1m離れる地点での騒音レベルSPLiより
算出すると、下記の様になる。
て、その中心から1m離れる地点での騒音レベルSPLiより
算出すると、下記の様になる。
PWLi=SPLi+10log104πr2 (i)1台分の音響パワーレベル グラインダ :PWL1(1台)=94+10log104π12=105dB ガウジング :PWL2(1台)=80+10log104π12=91dB コンプレッサー:PWL3(1台)=70+10log104π12=81dB (ii)複数台使用した場合の増加音響パワーレベル グラインダ :Δ1(10台)=10log10(10台/1台)=10d
B ガウジング :Δ2(4台)=10log10(4台/1台)=6dB コンプレッサー:Δ3(4台)=10log10(4台/1台)=6dB (iii)各道工具の全音響パワーレベル グラインダ :PWL1(10台)=PWL1(1台)+Δ1=115dB ガウジング :PWL2(4台)=PWL2(1台)+Δ2=97dB コンプレッサー:PWL3(4台)=PWL3(1台)+Δ3=87dB (iv)全道工具の全音響パワーレベル 次にステップ22にて、各サンプリング点における騒音
合成波の計算つまり各サンプリング点における各騒音源
からの騒音レベルの加算を行う。
B ガウジング :Δ2(4台)=10log10(4台/1台)=6dB コンプレッサー:Δ3(4台)=10log10(4台/1台)=6dB (iii)各道工具の全音響パワーレベル グラインダ :PWL1(10台)=PWL1(1台)+Δ1=115dB ガウジング :PWL2(4台)=PWL2(1台)+Δ2=97dB コンプレッサー:PWL3(4台)=PWL3(1台)+Δ3=87dB (iv)全道工具の全音響パワーレベル 次にステップ22にて、各サンプリング点における騒音
合成波の計算つまり各サンプリング点における各騒音源
からの騒音レベルの加算を行う。
第3図のステップ10では、プラント境界での騒音の音
圧レベルを求める。このステップ10の詳細手順を第8図
に示す。先ず、ステップ23では、ステップ9で計算した
騒音の音圧レベルを修正する。この修正は、ヤード法面
形状や建物立ち上がり形状等による遮音効果つまり減衰
の程度を考慮することで行う。どの程度修正すればよい
かは、従来の経験に基づくデータを記憶装置6に蓄積し
ておき、最も近いデータを使用する。次に、中間記憶部
に格納されている設定条件のうち境界での許容値を読み
出し(ステップ24)、許容値を満足しない領域を算出し
(ステップ25)、次のステップ26でこの領域を画面にレ
イアウトデータに重ねて表示する。そして、第3図のス
テップ11にて、騒音対策を講じる必要があるのか否かを
判定する。
圧レベルを求める。このステップ10の詳細手順を第8図
に示す。先ず、ステップ23では、ステップ9で計算した
騒音の音圧レベルを修正する。この修正は、ヤード法面
形状や建物立ち上がり形状等による遮音効果つまり減衰
の程度を考慮することで行う。どの程度修正すればよい
かは、従来の経験に基づくデータを記憶装置6に蓄積し
ておき、最も近いデータを使用する。次に、中間記憶部
に格納されている設定条件のうち境界での許容値を読み
出し(ステップ24)、許容値を満足しない領域を算出し
(ステップ25)、次のステップ26でこの領域を画面にレ
イアウトデータに重ねて表示する。そして、第3図のス
テップ11にて、騒音対策を講じる必要があるのか否かを
判定する。
この判定で騒音対策が必要となった場合は次のステッ
プ12に進み、騒音対策をオペレータと対話しながら処理
する。このステップ12の詳細を第9図に示す。先ず、ス
テップ28にて、設置しようとする遮音設備の構造設計必
要条件データをオペレータが入力する。この入力データ
の一例を第14図に示す。そして次のステップ29で、支援
騒音は第15図に例示する遮音設計入力コマンドを画面に
表示し、これを見ながらオペレータは対話処理にて構造
設計を行う。そしてステップ30では、ステップ29で設計
した遮音設備をレイアウトデータとして構築物等のレイ
アウトデータと重ね表示する。
プ12に進み、騒音対策をオペレータと対話しながら処理
する。このステップ12の詳細を第9図に示す。先ず、ス
テップ28にて、設置しようとする遮音設備の構造設計必
要条件データをオペレータが入力する。この入力データ
の一例を第14図に示す。そして次のステップ29で、支援
騒音は第15図に例示する遮音設計入力コマンドを画面に
表示し、これを見ながらオペレータは対話処理にて構造
設計を行う。そしてステップ30では、ステップ29で設計
した遮音設備をレイアウトデータとして構築物等のレイ
アウトデータと重ね表示する。
第3図のステップ13では、騒音源の音圧レベルを等圧
線として前記レイアウトデータに重ねて表示する。この
ステップ13の詳細手順を第10図に示す。先ず、ステップ
31で、前記ステップ10で求めステップ23で修正し更に新
たに設けた遮音設備による減衰効果を考慮して計算した
各サンプリング地点における音圧データ値から音圧デー
タの等圧線を求めこれを建築物や遮音設備等のレイアウ
トデータに重ねて表示し、ステップ32で、プラント境界
で許容値を満足しない領域を色分け表示する。そして、
オペレータが具体的な音圧レベル値の数値を知りたい場
所がある場合には、その場所に例えばマウスカーソルを
移動させてマウスボタンをクリックすることで、支援装
置はその場所の数値データを表示する(ステップ33)。
線として前記レイアウトデータに重ねて表示する。この
ステップ13の詳細手順を第10図に示す。先ず、ステップ
31で、前記ステップ10で求めステップ23で修正し更に新
たに設けた遮音設備による減衰効果を考慮して計算した
各サンプリング地点における音圧データ値から音圧デー
タの等圧線を求めこれを建築物や遮音設備等のレイアウ
トデータに重ねて表示し、ステップ32で、プラント境界
で許容値を満足しない領域を色分け表示する。そして、
オペレータが具体的な音圧レベル値の数値を知りたい場
所がある場合には、その場所に例えばマウスカーソルを
移動させてマウスボタンをクリックすることで、支援装
置はその場所の数値データを表示する(ステップ33)。
第3図のステップ14では、ステップ12で設定した遮音
設備の評価を行う。このステップ14の詳細を第11図に示
す。先ず、ステップ34において、この遮音設備の結果を
表示し(例えば遮音設備を設ける前と後の対策地域の騒
音の音圧データを比較して表示する。)、次にその遮音
設備を実際に構築するに必要な物量計算及び見積を算出
する。
設備の評価を行う。このステップ14の詳細を第11図に示
す。先ず、ステップ34において、この遮音設備の結果を
表示し(例えば遮音設備を設ける前と後の対策地域の騒
音の音圧データを比較して表示する。)、次にその遮音
設備を実際に構築するに必要な物量計算及び見積を算出
する。
次のステップ15では、ステップ33で求めた遮音効果と
ステップ34での見積結果とを表示しながらオペレータに
対してこの騒音対策で良いか否かを問い合わせ、OKの場
合には次のステップ16に進む。つまりこのステップ16と
実作業を意味し、実際にその遮音設備を接地して工事を
開始する。
ステップ34での見積結果とを表示しながらオペレータに
対してこの騒音対策で良いか否かを問い合わせ、OKの場
合には次のステップ16に進む。つまりこのステップ16と
実作業を意味し、実際にその遮音設備を接地して工事を
開始する。
ステップ15にてオペレータがONの回答をした場合に
は、前記ステップ12から処理をやり直す。またステップ
11にて騒音対策を講じる必要が無いと判定された場合に
は、ステップ12〜ステップ15を飛び越して、ステップ16
の実作業に入る。
は、前記ステップ12から処理をやり直す。またステップ
11にて騒音対策を講じる必要が無いと判定された場合に
は、ステップ12〜ステップ15を飛び越して、ステップ16
の実作業に入る。
本実施例によれば、表示装置の画面上に計画対象物を
入力装置から指示した任意の表示条件に基づき対話的に
騒音対策が計画できるように構成されているので、プラ
ント着工から運転開始に至るまで任意の時期に於ける騒
音レベルを二次元的あるいは三次元的に求めることが可
能となる。又、プラントサイトで使用する機械,道工具
の騒音もさらに配管等を蒸気でブローする際、発生する
騒音についても、予めコンピュータシミュレーションに
より計画できるので、プラント敷地境界で許容値を守る
ことが可能となる。又、一般ビル建設を行なうに当っ
て、隣の建物と境界に於ける許容値を守れるような騒音
対策を施すことが可能となる。それ由、従来公害問題と
して取上げられている騒音問題をきめ細かく最小コスト
で計画することが可能となり地域住民の理解も得られや
すくなる。
入力装置から指示した任意の表示条件に基づき対話的に
騒音対策が計画できるように構成されているので、プラ
ント着工から運転開始に至るまで任意の時期に於ける騒
音レベルを二次元的あるいは三次元的に求めることが可
能となる。又、プラントサイトで使用する機械,道工具
の騒音もさらに配管等を蒸気でブローする際、発生する
騒音についても、予めコンピュータシミュレーションに
より計画できるので、プラント敷地境界で許容値を守る
ことが可能となる。又、一般ビル建設を行なうに当っ
て、隣の建物と境界に於ける許容値を守れるような騒音
対策を施すことが可能となる。それ由、従来公害問題と
して取上げられている騒音問題をきめ細かく最小コスト
で計画することが可能となり地域住民の理解も得られや
すくなる。
本発明によれば、実際の建築物のレイアウト及びその
工事の進捗状況により変化する建築物のレイアウトを見
ながら、知りたい地点での騒音レベルを知ることがで
き、また遮音設備を設置したときの遮音効果をシミュレ
ートして対話的にその遮音設備を事前に評価できるの
で、騒音対策を効率的に講じることが可能と成る。
工事の進捗状況により変化する建築物のレイアウトを見
ながら、知りたい地点での騒音レベルを知ることがで
き、また遮音設備を設置したときの遮音効果をシミュレ
ートして対話的にその遮音設備を事前に評価できるの
で、騒音対策を効率的に講じることが可能と成る。
第1図は本発明の一実施例を適用する電子炉設備の建築
現場を二次元表示した画面の説明図、第2図は本発明の
一実施例に係る騒音対策設計支援装置の構成図、第3図
は騒音対策設計支援方法の処理手順の一例を示すフロー
チャート、第4図,第6図,第7図,第8図,第9図,
第10図,第11図,第12図は第3図に示す各ステップの詳
細フローチャート、第5図,第13図,第14図,第15図は
データ説明図である。 1……ディスプレイ装置、2……画像表示装置、3……
画像データ記憶部、4……入力装置、5……演算処理、
6……記憶装置。
現場を二次元表示した画面の説明図、第2図は本発明の
一実施例に係る騒音対策設計支援装置の構成図、第3図
は騒音対策設計支援方法の処理手順の一例を示すフロー
チャート、第4図,第6図,第7図,第8図,第9図,
第10図,第11図,第12図は第3図に示す各ステップの詳
細フローチャート、第5図,第13図,第14図,第15図は
データ説明図である。 1……ディスプレイ装置、2……画像表示装置、3……
画像データ記憶部、4……入力装置、5……演算処理、
6……記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 好永 俊昭 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 広島県立西部工業技術センター報告 29号 15−18頁 吉野信行ほか「内陸イ ンダストリアルベルト形成に基づく環境 騒音予測」 エバラ時報 第139号 20−24頁 丸 田芳幸「パソコン版騒音マップ予測シス テムの開発」 日本建築学会第2回電子計算機利用シ ンポジウム論文集 481−486頁 中村雄 治ほか「建築物設計システム(NICE −ARCHITECTURE)における コンピュータグラフィックスの利用」 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 G01H 17/00 G10K 15/00 JICSTファイル(JOIS)
Claims (1)
- 【請求項1】騒音発生源および遮音設備のレイアウトを
画面に表示すると共に、サンプリング地点毎の音圧レベ
ルの等圧線を求めて該等圧線を前記レイアウトの表示に
重ねて表示する騒音対策設計支援方法において、騒音発
生源から発生する騒音の伝播距離及び遮音設備にて減衰
した音圧レベルをサンプリング地点毎に求め、騒音発生
源別に求めた前記音圧レベル値を前記サンプリング地点
毎に加算して音圧レベル値を求め、該音圧レベル値の敷
地境界での音圧レベル値を音圧レベルの許容値と比較し
て該許容値を満足しない領域を求め、該領域を前記レイ
アウトの表示に重ねて色分け表示すると共に、任意の地
点が指定されたとき該指定に係る地点の前記音圧レベル
値の数値を表示することを特徴とする騒音対策設計支援
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1107843A JP2883351B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 騒音対策設計支援方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1107843A JP2883351B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 騒音対策設計支援方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02287770A JPH02287770A (ja) | 1990-11-27 |
JP2883351B2 true JP2883351B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=14469469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1107843A Expired - Fee Related JP2883351B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 騒音対策設計支援方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883351B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05282282A (ja) * | 1992-04-01 | 1993-10-29 | Fujita Corp | 環境騒音の汎用予測システム |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP1107843A patent/JP2883351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
エバラ時報 第139号 20−24頁 丸田芳幸「パソコン版騒音マップ予測システムの開発」 |
広島県立西部工業技術センター報告 29号 15−18頁 吉野信行ほか「内陸インダストリアルベルト形成に基づく環境騒音予測」 |
日本建築学会第2回電子計算機利用シンポジウム論文集 481−486頁 中村雄治ほか「建築物設計システム(NICE−ARCHITECTURE)におけるコンピュータグラフィックスの利用」 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02287770A (ja) | 1990-11-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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