JP2882885B2 - 火力発電プラント - Google Patents

火力発電プラント

Info

Publication number
JP2882885B2
JP2882885B2 JP3010653A JP1065391A JP2882885B2 JP 2882885 B2 JP2882885 B2 JP 2882885B2 JP 3010653 A JP3010653 A JP 3010653A JP 1065391 A JP1065391 A JP 1065391A JP 2882885 B2 JP2882885 B2 JP 2882885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
oxygen
thermal power
power plant
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3010653A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04246208A (ja
Inventor
康弘 山内
雄次 時田
康 森
信明 村上
勝彦 田北
展宏 筌口
顕介 村石
聡 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3010653A priority Critical patent/JP2882885B2/ja
Priority to DE69229839T priority patent/DE69229839T2/de
Priority to EP92101180A priority patent/EP0497226B1/en
Priority to US07/827,770 priority patent/US5312843A/en
Publication of JPH04246208A publication Critical patent/JPH04246208A/ja
Priority to US08/209,921 priority patent/US5479462A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2882885B2 publication Critical patent/JP2882885B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電プラントに関
する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントにおいては、地球温暖
化問題でCOの発生抑制が求められている。そして化
石燃料を燃焼させる火力発電所では、排ガスを、脱硝装
置,脱硫装置,脱塵装置を通し、炭酸ガス分離PSA
(圧力スイング式吸着装置)で排ガス中のCOを分離
した後、煙突より大気に放出している。この場合、脱硝
装置,脱硫装置,脱塵装置,炭酸ガス分離PSAに必要
な動力は、大きなものとなる。
【0003】そこで、発生する排ガスの量を減らしてC
の回収を容易にするため、燃焼用空気に酸素を用い
ることが考えられる。これは図2に示すように燃焼用空
気のかわりに、空気63から窒素分離PSA(圧力スイ
ング式吸着装置)61で窒素62を分離して得た酸素を
火力発電所のボイラー64の燃焼用空気として用い、ボ
イラー64では排ガスの一部を排ガス循環器66で再循
環して、酸素と混合して用いている。
【0004】そして残りの排ガスは、脱硝装置67,脱
硫装置68,脱塵装置69を通り、炭酸ガス分離PSA
(圧力スイング式吸着装置)70で排ガス中のCO
0を分離した後、煙突71より大気に放出するものであ
る。なお65は燃料である。これにより、ボイラー64
の排ガス量が少なくなるので、排ガスからCOを回収
する際の炭酸ガス分離PSA70等の動力が軽減できる
利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気か
ら窒素を除くための窒素分離PSAの窒素分離動力が大
きく、火力発電プラント全体では、排ガス量の減少(C
濃度の増加)による脱硝装置,脱硫装置,脱塵装
置,炭酸ガス分離PSAの動力減少以上の動力を窒素分
離PSAで消費するため、燃焼空気に酸素を用いる経済
効果が無い。
【0006】
【課題を解決するための手段】一方、高温ガス冷却原子
炉の高温の核熱を用いて、水蒸気電解装置で水素を製造
するプラントが考えられる。このプラントにおいては、
水素を抽出した残りの気体は酸素に富んだ酸素富化空気
となる。そこで、この水蒸気電解装置から発生する酸素
富化空気を火力発電プラントで使用して、火力発電プラ
ントの排ガス処理等のプラント全体の動力を軽減するよ
うに構成したものである。
【0007】
【作用】高温ガス冷却原子炉の核熱を利用て水蒸気電
解装置から発生した酸素富化空気を火力発電設備で使用
することにより、燃焼用空気および排ガスの量が減少
し、プラント全体の排ガス処理等の消費動力が少なくな
る。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1に従って説明する。高
温ガス冷却原子炉10からでた高温のヘリウムガスの熱
を、中間熱交換器12、蒸気発生器13に供給する。蒸
気発生器13で発生した蒸気で、蒸気タービン装置30
のタービン30bを駆動し、電解に必要な電力を発電機
30aで発生する。タービン30bからでた蒸気は、復
水器31で凝縮し、給水加熱器33で加熱され蒸気発生
器13へ戻る。
【0009】一方、タービン30bの低圧段から抽気さ
れた抽気蒸気42の一部は、高温電解用原料水蒸気24
として用いられる。残りの抽気蒸気42は、海水淡水化
装置40の加熱蒸気として用いられる。海水淡水化装置
40には海水41が供給され、生成淡水44が製造され
る。淡水44の一部は、発電プラントの補給水として用
いる。
【0010】高温電解用原料水蒸気24は、中間熱交換
器12で700℃から1000℃に加熱された後、高温
水蒸気電解装置20に供給される。高温水蒸気電解装置
20には、高温水蒸気電解装置20を加熱し、高温水蒸
気電解装置20内で発生する熱を除去するため空気23
を供給する。この空気23は、ガスタービン装置21の
コンプレッサ21cで約10ATAに圧縮され、中間熱
交換器12で700℃から1000℃に加熱され、高温
水蒸気電解装置20に供給される。
【0011】高温水蒸気電解装置20では、水蒸気が酸
素と水素とに電解され、水素22が抽出されるため、供
給された空気は酸素が与えられ酸素富化空気60として
排出される。排出された約1000℃の酸素富化空気6
0の熱は、ガスタービン装置21のエキスパンダ21b
で動力回収され、また、一部はガスタービン装置21の
発電機21aにより電気出力として回収される。エキス
パンダ21bの排気は約300℃の温度で、この熱は給
水加熱器33で熱回収する。
【0012】この熱回収された後の酸素富化空気60を
窒素分離PSA(圧力スイング式吸収装置)61で窒素
62を除き、残りの酸素72を火力発電所のボイラー6
4の燃焼用空気として用いる。ボイラー64では、排ガ
スの一部を排ガス循環器66で再循環して、酸素72と
混合して用いる。残りの排ガスは脱硝装置67、脱硫装
置68、脱塵装置69を通り、炭酸ガス分離PSA(圧
力スイング式吸着装置)70で排ガス中のCO50を
分離した後、煙突71より大気に放出される。
【0013】ガスタービン装置21と蒸気タービン装置
30の発電機30a,21aで発電された電気は、高温
水蒸気電解装置20の電力として利用される。なお、高
温水蒸気電解装置20から発生される水素ガス22と炭
酸ガス分離PSA70から発生されるCO50とから
メタノール合成に使用できる。
【0014】この様に本実施例によれば、高温水蒸気電
解装置から発生する酸素富化空気を火力発電設備で燃焼
空気として用いることにより、下記の効果を奏する。
高濃度酸素富化空気60を用いることにより、脱硝、
脱硫、脱塵、炭酸ガス分離圧力スイング式吸着の火力発
電設備等のプラント全体の機器容量が小さくなって設備
費が少なく、かつ、プラント全体の消費動力を少なくす
ることができる。
【0015】 また、窒素分離PSA(圧力スイング
式吸装置)61で分離された酸素72をボイラー64
の燃焼用空気として用いることにより、空気から圧力ス
イング式の窒素分離PSA61で窒素を分離するより、
空気により酸素濃度の高い酸素富化空気60から窒素を
分離するほうが、分離する窒素62量が少なく、窒素6
2を分離する動力も少なくなるとともに、脱硝、脱硫、
脱塵、炭酸ガス分離圧カスイング式吸着の火力発電設備
の各装置に入る排ガス量が減少して機器容量が小さくな
り、窒素分離PSA61も含めたプラント全体の消費動
力を少なくすることができる。
【0016】
【発明の効果】水蒸気電解装置から発生する酸素富化空
気を火力発電設備で燃焼空気として用いることにより、
脱硝,脱硫,脱塵,炭酸ガス分離圧力スイング式吸着の
火力発電設備の各装置に入る排ガス量が減少し、プラン
ト全体の機器容量が小さくなるため、設備費および運転
動力が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す系統図である。
【図2】従来の酸素富化燃焼火力発電プラントを示す系
統図である。
【符号の説明】
10 高温ガス冷却原子炉 12 中間熱交換器 13 蒸気発生器 20 高温水蒸気電解装置 21 ガスタービン装置 21a 発電機 21b エキスパンダ 21c コンプレッサ 22 水素 23 空気 24 水蒸気 30 蒸気タービン装置 30a 発電機 30b タービン 60 酸素富化空気 61 窒素分離PSA 64 ボイラー 67 脱硝装置 68 脱硫装置 69 脱塵装置 70 炭酸ガス分離PSA 71 煙突
フロントページの続き (72)発明者 村上 信明 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 田北 勝彦 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 筌口 展宏 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (72)発明者 村石 顕介 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 内田 聡 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 昭50−108302(JP,A) 特開 昭51−98683(JP,A) 特開 平2−80381(JP,A) 特開 昭50−33344(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01K 23/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温ガス冷却原子炉で加熱された水蒸気
    (24)と空気(23)とを導入し水蒸気を電解して水
    素(22)と酸素富化空気(60)とを製造する加圧状
    態で作動する水蒸気電解装置(20)と、同水蒸気電解
    装置(20)より上記酸素富化空気(60)が送られる
    火力発電設備とよりなることを特徴とする火力発電プラ
    ント。
JP3010653A 1991-01-29 1991-01-31 火力発電プラント Expired - Fee Related JP2882885B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010653A JP2882885B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 火力発電プラント
DE69229839T DE69229839T2 (de) 1991-01-29 1992-01-24 Methode zur Herstellung von Methanol unter Verwendung der Wärme eines Kernkraftwerkes
EP92101180A EP0497226B1 (en) 1991-01-29 1992-01-24 Method for producing methanol by use of nuclear heat and power generating plant
US07/827,770 US5312843A (en) 1991-01-29 1992-01-29 Method for producing methanol by use of nuclear heat and power generating plant
US08/209,921 US5479462A (en) 1991-01-29 1993-11-03 Method for producing methanol by use of nuclear heat and power generating plant

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010653A JP2882885B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 火力発電プラント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04246208A JPH04246208A (ja) 1992-09-02
JP2882885B2 true JP2882885B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=11756183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3010653A Expired - Fee Related JP2882885B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-31 火力発電プラント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2882885B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014134369A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Central Research Institute Of Electric Power Industry ガスタービン燃焼装置の燃焼方法及びガスタービン燃焼装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033344A (ja) * 1973-07-31 1975-03-31
US4021298A (en) * 1974-01-29 1977-05-03 Westinghouse Electric Corporation Conversion of coal into hydrocarbons
GB1490650A (en) * 1974-12-31 1977-11-02 Commissariat Energie Atomique Cell for the electrolysis of steam at high temperature
JPH0776140B2 (ja) * 1988-09-16 1995-08-16 敏夫 成田 酸化ジルコニウム系セラミックと金属の接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04246208A (ja) 1992-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9550680B2 (en) Chemical looping integration with a carbon dioxide gas purification unit
EP1827656B1 (en) Method for removing and recovering co2 from an exhaust gas
US8696797B2 (en) Carbon dioxide removal from synthesis gas at elevated pressure
RU2007137645A (ru) Системы и способы, использующие топливный процессор без перемешивания
JP2006509345A (ja) 固体酸化物形燃料電池発電プラントの排気ガス処理方法
WO2008076963A4 (en) Electrical power generation method
JPH0593519A (ja) ガス化複合発電プラント
CA2623379A1 (en) Methods and apparatus for hydrogen gas production
CN101316650B (zh) 制氢方法和设备
CA2036052A1 (en) Process for purifying high-temperature producing gases and composite power plant with coal gasification
US3531664A (en) Means for and method of removing pollutants from products of combustion
JP2882885B2 (ja) 火力発電プラント
JP2909234B2 (ja) 核熱を利用したメタノール製造方法
Cormos et al. Reducing Carbon Footprint of Energy-Intensive Applications by CO 2 Capture Technologies: An Integrated Technical and Environmental Assessment.
EP2530278A1 (en) Flue gas recirculation system and method
KR20120037556A (ko) 이산화탄소 제거기능을 갖는 석탄가스화 복합 발전시스템
JP2846105B2 (ja) 燃焼装置
JPH04350303A (ja) 炭酸ガス回収型火力発電システム
JP2934517B2 (ja) 金属鉱石の直接還元方法
JPH0491324A (ja) 二酸化炭素回収型火力発電システム
JP2020520044A (ja) 燃料電池co2捕捉を伴う加圧流動層燃焼装置
CN114367174A (zh) 一种膜分离去除二氧化碳成分的电厂烟气净化系统
CN219621110U (zh) 一种甲醇制备系统
JPH04244035A (ja) 核熱利用のメタノール製造方法
GB9218998D0 (en) Electricity/carbon monoxide production process

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990112

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees