JP2882460B2 - ディスク傾き検出方法及びその検出装置 - Google Patents

ディスク傾き検出方法及びその検出装置

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JP2882460B2 JP9611295A JP9611295A JP2882460B2 JP 2882460 B2 JP2882460 B2 JP 2882460B2 JP 9611295 A JP9611295 A JP 9611295A JP 9611295 A JP9611295 A JP 9611295A JP 2882460 B2 JP2882460 B2 JP 2882460B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク再生システ
ムに用いられる、ディスク傾き検出方法及びその検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク再生システムに用いら
れるディスク傾きを補正する方法としては、下記する
(1)DCラジアルチルト制御方法、(2)高速チルト
制御方法があった。
【0003】(1)DCラジアルチルト制御方法 一般に、ディスクが半径方向で重量による垂れ下がりや
内部応力歪によるソリによって傾斜すると、読取スポッ
トにコマ収差を発生し、読取スポットの中心強度が低下
する。同時に、第一回折リングの強度が増加し、スポッ
トサイズが大きくなり、隣接トラックをも読取るため
に、読取(再生)信号にはクロストーク成分が増加す
る。
【0004】このように、ディスクからの再生信号が劣
化するのを補正するため、直流(DC)的なチルト成分
の補正を、ピックアップ全体を傾斜させて、読取スポッ
トの光軸がディスクの信号面と垂直にするラジアルチル
トサーボは公知である(例えば特開平1−312744
号公報)。
【0005】ラジアルチルト制御系の検出は信号読取ス
ポットとは独立した、ピックアップ上に配置されたLE
Dと分割センサとよりなるディスクチルトセンサにより
行われる。これによりディスク傾斜量を検出する。この
ディスク傾斜量に応じて、ラジアルチルト制御系は、ピ
ックアップを傾斜させて、読取スポットの光軸がディス
クの信号面と垂直になるようにする制御であり、読取信
号そのものによる閉ループ制御ではなかった。
【0006】このため、読取スポットの光軸と、ディス
クチルトセンサの中心軸が一致するようにピックアップ
系の組立精度を向上させ、長期的または温度ドリフトな
どによる最適点からのズレは制御中心を信号最良に合わ
せ込む学習制御(自動調整)などが必要で、構成が複雑
やコストアップの問題があった。
【0007】また、このラジアルチルト制御系は直流的
な低周波成分の補正に関するものであり、ディスク回転
周期の整数倍の高周波的な面傾斜によるコマ収差まで、
信号そのものから検出するものではなかった。
【0008】(2)高速チルト制御方法 高速チルト制御方法は、(a)第1の高速制御方法、
(b)第2の高速制御方法がある。
【0009】(a)第1の高速制御方法 この制御方法は、検出したディスクの傾斜に収差が比例
することより、補正系もこの収差(変位)に比例して傾
斜を補正制御していた。この場合は開ループ制御であ
り、検出系の誤差が残る。
【0010】また、広い範囲で(ダイナミックレンジの
広い)リニアリティの良い検出が必要であった。さら
に、前記したラジアルチルト制御系と同様、検出系が最
終信号ではないためオフセット補正などが必要であり、
構成の複雑さの問題があった。
【0011】因みに、第1の高速制御方法の例として
は、特開平6ー76299号「光ディスクデータ再生方
法およびその装置」、特願平5−509154号「光デ
ィスク装置」、文献「Fast Disk Skew
Servo for Optical Disk Pi
ckup」光メモリシンポジューム(’94.7)があ
る。
【0012】(b)第2の高速制御方法 この制御方法は、光ディスクと対物レンズの傾きとを光
テコの原理により差動的に検出している。対物レンズを
駆動するアクチュエータに角度を検出するためのミラー
が取り付けてある。ディスクもトラックピッチやピット
サイズより大きな光束ビームに対してはミラーである。
読取平行光束を分岐してディスク及びアクチュエータに
投射し、2分割センサで受光する。
【0013】光ディスク及びアクチュエータが正規の角
度位置にある場合は、差動出力はゼロである。また、光
ディスクあるいはアクチュエータが正規の角度位置から
ずれている場合には、差動信号が得られる。この差動検
出信号により、ピックアップ傾斜をディスク傾斜に対し
て一致させるサーボ制御方式によりディスクチルトに起
因するコマ収差で発生する映像信号のクロストーク劣化
を減少して再生できることが確認されている。
【0014】この制御方法は閉ループ制御ではあるが、
ディスク傾斜角と対物レンズの傾斜を検出する方式であ
り、読取信号そのものを検出している方式ではなかっ
た。このため、対物レンズ角度とそれを検出するための
反射部の角度を0.1゜というような高精度に組立する
必要があり、組立の困難さがあった。
【0015】因みに、第2の高速制御方法の例として
は、1993年秋の応用物理学会で発表された「光ディ
スクの高速チルト補正方式」がある。
【0016】このように、ディスクチルトで影響を受け
る再生信号を制御の目標として、再生RF信号からチル
ト検出を行う検出部を組み入れた閉ループサーボとする
ための良い検出方法がこれまでなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したDCラジアル
チルト制御方法はピックアップに配置されたディスクチ
ルトセンサによりディスク傾斜量を検出するから、ピッ
クアップ系の組立精度を向上させる必要があり、長期的
または温度ドリフトなどによる最適点からのズレは制御
中心を信号最良に合わせ込む学習制御(自動調整)など
が必要であり、構成が複雑やコストアップの問題があっ
た。また、実際に読み取った読取信号のみに基づいてデ
ィスク傾斜量を検出する閉ループ制御は行われていなか
った。また、上述した第1の高速チルト制御方法は開ル
ープ制御であるから、検出系の誤差が残るために、オフ
セット補正などが必要であった。これに加えて、ダイナ
ミックレンジの広いリニアリティの良い検出が必要であ
り、構成が複雑になる問題があった。さらに、読取信号
による閉ループ制御ではない。さらに、第2の高速チル
ト制御方法は、閉ループ制御ではあるが、ディスク傾斜
角と対物レンズの傾斜を検出する方式であり、読取信号
そのものを検出している方式ではなかった。このため、
対物レンズ角度とそれを検出するための反射部の角度を
0.1゜というような高精度に組立する必要があり、組
立の困難さがあった。
【0018】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたものであり、ディスク傾斜により発生したコマ収差
に依存して、振幅、位相特性が劣化していわゆるアイパ
ターンが劣化する再生RF信号波形により、直接、ディ
スクチルトの方向と量(コマ収差発生量)とを示す検出
信号を導出するタンジェンシャル(TAN)チルト検出
方法を確立する。また、コマ収差補正系を閉ループ系と
して制御させるための、サーボ検出信号を形成する具体
的な検出回路を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するためのに、下記する(1)〜(3)の構成の
ディスク傾き検出方法及びその検出装置を提供する。
【0020】(1) 光ディスク再生システムに用いら
れるディスク傾き検出方法であって、光ディスク(ディ
スク5の信号面5a)から再生される再生RF信号aa
波形における、読取スポット8の第一次回折リング径
(ディスク5の信号面5aから反射した光スポットの
径)以上の比較的長い(9T〜12T,T:チャンネル
ビットクロックの周期)ピット7またはランド9による
波形の一方のエッジから他方のエッジまでの中点c1〜
c4を対称点に等間隔の2点(先行サンプル点4T、後
行サンプル点5T〜6T)で波形bb,eeをサンプリ
ングし、サンプリングした前記波形gg,hhレベルを
差動演算することにより、光ディスク5の傾き(読取ス
ポット8のトラック走行方向に対する光ディスク5の傾
き,TANチルト)を検出することを特徴とするディス
ク傾き検出方法。
【0021】(2) 光ディスク再生システムに用いら
れるディスク傾き検出装置であって、光ディスク(ディ
スク5の信号面5a)から再生される再生RF信号aa
波形における、読取スポット8の第一次回折リング径
(ディスク5の信号面5aから反射した光スポットの
径)以上の比較的長い(9T〜12T)ピット7または
ランド9による波形の一方のエッジから他方のエッジま
での中点c1〜c4を対称点に等間隔の2点(先行サン
プル点4T、後行サンプル点5T〜6T)で波形bb,
eeをサンプリングする(オートスライス回路10a,
10g、サンプリングパルス発生回路10b,10h、
ゲート回路10c,10i、ピーク検出回路10d,1
0j、遅延回路10fから構成される)手段と、サンプ
リングした前記波形gg,hhレベルを差動演算する差
動演算手段(差動アンプ10e)とを備え、この差動演
算手段(差動アンプ10e)の演算結果に応じて光ディ
スク5の傾き(TANチルト)を検出することを特徴と
するディスク傾き検出装置。
【0022】(3) 光ディスク再生システムに用いら
れるディスク傾き検出装置であって、光ディスク(ディ
スク5の信号面5a)から再生される再生RF信号aa
における読取スポット8の第一次回折リング径(ディス
ク5の信号面5aから反射した光スポットの径)以上の
比較的長い(9T〜12T)ピット7またはランド9に
よる波形の一方のエッジをサンプリングして第1のサン
プリング信号(サンプリングパルスcc)を出力する
(オートスライス回路10a、サンプリングパルス発生
回路10bから構成される)第1のサンプリング手段
と、所定時間(4T)遅延した前記再生RF信号aaに
おける読取スポットの第一次回折リング径以上の比較的
長い(9T〜12T)ピット7またはランド9による波
形の他方のエッジをサンプリングして第2のサンプリン
グ信号(サンプリングパルスff)を出力する(遅延回
路10f、オートスライス回路10g、サンプリングパ
ルス発生回路10bから構成される)第2のサンプリン
グ手段と、前記第1のサンプリング信号のタイミング
で、所定時間(4T)遅延した前記再生RF信号(遅延
再生RF信号dd)のレベルを検出して第1のレベル検
出信号(サンプルホールド信号hh)を出力する(ゲー
ト回路10i、ピーク検出回路10jから構成される)
第1のレベル検出手段と、前記第2のサンプリング信号
(サンプリングパルスff)のタイミングで、所定時間
遅延しない前記再生RF信号aaのレベルを検出して第
2のレベル検出信号(サンプルホールド信号gg)を出
力する(ゲート回路10c、ピーク検出回路10dから
構成される)第2のレベル検出手段と、前記第1のレベ
ル検出信号と前記第2のレベル検出信との差分に応じた
差分信号を出力する出力手段(差動アンプ10e)とを
備え、前記第1のサンプリング信号(サンプリングパル
スcc)と前記第2のサンプリング信号(サンプリング
パルスff)とにより前記一方のエッジから前記他方の
エッジまでの中点c1〜c4を対称点に等間隔の2点
(先行サンプル点4T、後行サンプル点5T〜6T)で
波形bb,eeをサンプリングし、前記差分信号レベル
により、前記再生RF信号aaの前記一方のエッジから
前記他方のエッジまでの傾きに応じた光ディスク5の傾
き(TANチルト)を検出することを特徴とするディス
ク傾き検出装置。
【0023】
【作用】光ディスク5の傾斜により発生するコマ収差に
より、再生RF信号aa波形が顕著に影響を受ける波形
変化に注目し、チルトにより正負の極性で変化している
箇所を特定する。次に、これを電気回路による検出手法
で電気信号に変換する。これよりディスクチルトに起因
したコマ収差量を最終的に総合的な結果として含んでい
る再生波形特性より、コマ収差量を電気信号として検出
し、これより、コマ収差補正光学系を駆動してディスク
で発生しているコマ収差を打ち消し、その結果得られた
最終の読取信号に劣化が内容に制御する閉ループ制御を
構成する。このチルト検出方法としては、再生RF信号
波形の特定の幅以上の波形で、特定の2点をサンプリン
し、そのサンプリング点電圧を差動演算することにより
検出電圧を形成し、これによりコマ収差での波形の劣化
を検出し、コマ収差補正系を駆動するための検出信号を
得る。
【0024】
【実施例】以下、本発明のディスク傾き検出方法及びそ
の検出装置を図面に沿って説明する。図1は本発明の高
密度光ディスク読取系のモデル図、図2は高密度光ディ
スク読取系のモデル計算検討モデル図、図3はディスク
傾斜により変化するスポット強度分布特性図、図4はデ
ィスク傾斜により変化したスポット強度分布特性の3次
元図、図5〜図8はいずれもディスク傾斜時の読取信号
の変化の計算結果を説明するための図、図9は本発明に
用いるディスクチルト制御検出信号の検出回路図、図1
0はディスクチルト制御検出信号の検出回路の動作波形
図である。
【0025】まず、高密度光ディスクを再生する光ピッ
クアツプ光学系で本発明に関係するチルト補正系を加え
た光学系について、図1に沿って説明する。図1中、1
は第一のコリメータレンズ、2,2´は読取ビームスプ
リッタ(PBS)、3は第二のコリメータレンズ、4は
対物レンズである。LDはレーザ光源、5は高密度光デ
ィスク、6はレーザ光、8は読取スポット(反射光スポ
ット)である。5aは信号面であり、情報信号に応じた
ピットあるいはランドが螺旋状あるいは同心円状に順次
連続して形成されてなるトラックを有している。5bは
透明保護層である。oは信号面5a上の光スポット結像
位置である。
【0026】コリメータレンズ1,3は2群構成のコリ
メート光学系を構成する。第一のコリメータレンズ1は
所望の焦点距離となるように設計される補助レンズであ
る。また、第二のコリメータレンズ3は正弦条件を満足
しないように設計されており、2軸回転可能な補正レン
ズである。第二のコリメータレンズ3はディスク5の傾
斜(タンジェンシャル・チルト,TANチルト)により
ディスク5の信号面5a上に結像した光スポットに発生
するコマ収差に合わせて2軸回転し、コマ収差をキャン
セルするためのものである。
【0027】即ち、後述するように、第二のコリメータ
レンズ3は、コマ収差が存在する光スポットに応じた再
生RF信号を図9に示すディスクチルト検出回路10の
入力端子へ供給する。このディスクチルト検出回路10
はこのコマ収差のレベル及び極性を検出し、検出したコ
マ収差のレベル及び極性をキャンセルするためのコマ収
差補正信号を第二のコリメータレンズ3の駆動部(図示
せず)に供給する。
【0028】こうして、第二のコリメータレンズ3の駆
動部は、このコマ収差補正信号のレベル及び極性に応じ
て、第二のコリメータレンズ3の並進(図1図中、Aで
図示する方向)あるいは回転(図1図中、Bで図示する
方向)を行うことにより、信号面5a上に結像された光
スポットのTANチルトによる収差を完全に除去するこ
とができる。
【0029】読取ビームスプリッタ2は、コリメータレ
ンズ1,3の間に位置している(図1に実線で図示)。
しかし、その位置はここに限定されることはなく、コリ
メータレンズ1とレーザ光源LDとの間に位置しても良
いことは勿論である(図1に破線2´で図示)。以下に
おいては説明の都合上、読取ビームスプリッタ2がコリ
メータレンズ1,3の間に位置している場合についての
み説明する。言うまでもないが読取ビームスプリッタ2
´は読取ビームスプリッタ2と同一の動作を行う。
【0030】次に、上記した光ピックアツプ光学系の動
作について説明する。
【0031】レーザ光源LDから出射された光束は、正
弦条件をみたしている第一のコリメータ1と正弦条件を
満たしていない第二のコリメータレンズ3により平行光
にされて読取対物レンズ4に入射される。対物レンズ4
により光束は回折限界にまで絞られて、ディスク5の信
号面5a上に形成されたピットを読みとる。このとき発
生するTANチルトで、信号面5a上に結像された光ス
ポットにコマ収差が発生する。
【0032】コマ収差が発生しているディスク5の信号
面5aからの反射光は、対物レンズ4、第二のコリメー
タレンズ3を介した後、第一と第二のコリメータレンズ
1,3間の読取ビームスプリッタ2により、レーザ光源
LDから出射される光束と分離出力されて、図示せぬ信
号検出センサに導かれる。
【0033】この信号検出センサはこの反射光の光強度
を光電変換した再生RF信号を、後述する図9に示すデ
ィスクチルト検出回路10の入力側に供給する。このデ
ィスクチルト検出回路10はこのコマ収差のレベル及び
極性を検出し、検出したコマ収差のレベル及び極性をキ
ャンセルするためのコマ収差補正信号を第二のコリメー
タレンズ3の駆動部(図示せず)に供給する。
【0034】こうして、第二のコリメータレンズ3の駆
動部は、このコマ収差補正信号のレベル及び極性に応じ
て、第二のコリメータレンズ3の並進あるいは回転を行
うことにより、ディスク5の信号面5a上に結像された
光スポットのTANチルトによる収差を完全に除去する
ことができる。
【0035】さてここで、上述したTANチルト検出の
原理について、さらに説明する。ディスク5の傾斜(T
ANチルト)によりスポットに収差が発生すると、スポ
ット強度がスポットの進行方向に対して非対称に歪む。
つまり、回折による点像分布特性のエアリ−DISKの
強度レベルが、ディスク5の傾斜がない時に対してアン
バランスに変化する。
【0036】このTANチルトによってアンバランスに
変化するスポット強度分布特性の計算結果を図3に示
す。の前提条件は次の通りである。即ち、図2に示すよ
うに、ディスク5の保護層5bは1.2mmのポリカー
ボネートなどの透明部材であり、屈折率n=1.55で
ある。対物レンズ4のNAは0.6、焦点距離=3.3
mmである。レーザ光6は波長=670nmである。
【0037】ディスク5の保護層5bを通して形成され
るスポットの最良フォーカス点oでのスポット強度分布
特性において、ディスク5が0゜(水平状態)から−
0.3゜にTANチルトした場合を図3に示す。図3
中、TANチルト角度が0゜の場合はaに示す特性であ
り、以下同様に、0.1゜はb特性、0.2゜はc特
性、0.3゜はd特性である。特に、特性dは最大光強
度レベルの他に不要なレベルd´を有している。
【0038】TANチルトによってスポットの最大光強
度レベルが低下するとともに、読取スポットの第一次回
折リングの強度レベルがタンジェンシャル方向の前後
で、一方は大きくなり、他方は下がり、同時に裾野が広
がるようになる。実際のスポットの強度変化は2次元的
であり、強度を立体的に表示したものを図4に示す。
【0039】図4に示すような非対称な強度分布で、ピ
ット7を光スポット8でトレースした時の再生波形の変
形を計算した結果を示す。正確に求めるには2次元的な
計算が必要であるが、計算の精度は本質的な問題ではな
いので、簡単に波形を求めるために、計算は1次元的な
モデルで行っている。
【0040】チルトがない状態で9Tのピット7の再生
波形の計算結果を図5に示す。図5中、7はピット、8
は光スポット、9はランドである。ピット7は回折によ
り反射光が減少するため、”0“で示す。ランド9は反
射が多くなるため、”1“で示している。7aが読取ス
ポットの強度プロフィルである。aaが再生RF信号波
形である。
【0041】これをTANチルト角、−0.3゜から
0.3゜まで(−0.3゜,−0.2゜,−0.1゜,
0.1゜,0.2゜,0.3゜の6点)、9T、10
T、11Tのピット7の再生RF信号波形aaで拡大し
てみたものを、図6,図7,図8にそれぞれ示す。
【0042】この場合、ピット7またはランド9の中心
では、同一のTANチルト角では電圧レベルは同一であ
る波形となっていることが確かめられた。また、この中
点を対称点として、この中点から均等な間隔の2つのサ
ンプル点における電圧レベルはTANチルトに応じて、
増減的変化が生じる。
【0043】この増減的変化はある時間幅内で変化する
が、一定のチルトに対しては同一の極性をもっている。
しかし、電圧レベルの大きさは必ずしもチルト角度に対
してリニアではない。即ち、2つのサンプル点における
電圧レベル変化が同一極性であれば、上記した”0“を
中心として、閉ループとして中心値に引き込むことが可
能であり、極性が変わらない電圧レベル範囲がサンプリ
ンの必要条件である。
【0044】ここで、図6,図7,図8におけるサンプ
リング位置の関係について説明する。
【0045】前記計算の結果より、比較的長いピットで
の再生波形でサンプリングするべき位置関係を以下のよ
うにする。いずれもピットの中心c1,c2,c3,c
4に対して先行、後行の位置は対称である。
【0046】・ピット幅 9Tの場合(図6図示)、先
行サンプル点4T、後行サンプル点5T、中心点(c
1)4.5T ・ピット幅10Tの場合(図7図示)、先行サンプル点
4T、後行サンプル点6T、中心点(c2)5T ・ピット幅11Tの場合(図8図示)、先行サンプル点
4T、後行サンプル点7T、中心点(c3)5.5T ・ピット幅12Tの場合(図示せず)、先行サンプル点
4T、後行サンプル点8T、中心点(c4)6T
【0047】このように、波形変化幅に合わせて、先行
及び後行サンプル点(2点)をサンプリングすれば、T
ANチルト角度にある程度比例した検出信号(コマ収差
補正信号)が得られる。具体的に、このサンプリングを
行うことについて次に説明する。
【0048】先行サンプル点は、ランドの立ち下がりエ
ッジから固定の4Tで良い(ランド9からピット7への
立ち下がりエッジを再生した後、この立ち下がりエッジ
から4T時間経過した位置である)。一方、後行サンプ
ル点は、9T、10T、11Tのピットの再生波形で変
化する。そして、この位置は再生波形が完了してはじめ
て分かるものである(ピット7からランド9への立ち上
がエッジを再生した後、この立ち上がエッジから先行サ
ンプル点へ向かって所定時間戻ることにより後行サンプ
ル点を規定できる)。このため、実際はサンプル波形を
波形に合わせて遅延させるためには波形全体を予めこの
幅が検出できる程度に遅延させておく必要がある。
【0049】しかし、この方法は遅延量が長くなり、長
い遅延量の遅延線を必要として、部品が大きくなるとと
もに周波数特性が劣化し、問題である。
【0050】従って、以下のような回路構成をとった。
遅延線により必要な遅延量を再生RF信号系に与える。
そして、遅延しない源波形と遅延した波形よりそれぞれ
サンプリングパルスを形成し、それぞれ他方の波形をサ
ンプリングする。そうすると、波形とサンプリングパル
スの位置関係が再生RF信号波形の立ち上がり、立ち下
がりからみて同じ時間となり、波形の中点から等しい間
隔でサンプリングを行なうことを実現できる。
【0051】実際の遅延として4Tとする。後行のサン
プルは原波形を4T遅延させる。そして、遅延しない原
波形からサンプリングパルスを形成し、そのパルスで遅
延波形をサンプリングすると、サンプリングパルスとR
F波形の立ち下がりエッジ間の時間差分が4Tとなり、
丁度中心に対して対称な波形位置をサンプルしているこ
とになる。
【0052】正確には実時間で対称点のサンプリングで
あるべきなのがいずれも時間遅れをもっているためサー
ボ回路上遅延による位相遅れが発生する。このチルト制
御はディスク回転数の基本波成分数十Hz成分を主に対
象とするため、これは制御帯域との兼ね合いで許容され
るオーダーである。
【0053】前記した計算によるTANチルトによる波
形歪を検出し、チルト制御電圧を形成するための具体的
なディスクチルト検出回路について、図9,図10に沿
って説明する。
【0054】図9に示すように、ディスクチルト検出回
路10は、オートスライス回路10a,10g、サンプ
リングパルス発生回路10b,10h、ゲート回路10
c,10i、ピーク検出回路10d,10j、差動アン
プ10e、遅延回路10fから構成される。
【0055】次に、ディスクチルト検出回路10の検出
動作について説明する。前述したように、コマ収差が発
生しているディスク5の信号面5aからの反射光は、対
物レンズ4、第二のコリメータレンズ3を介した後、第
一と第二のコリメータレンズ1,3間の読取ビームスプ
リッタ2により、レーザ光源LDから出射される光束と
分離出力されて、図示せぬ信号検出センサに導かれる。
【0056】この信号検出センサはこの反射光の光強度
を光電変換した再生RF信号をディスクチルト検出回路
10の入力端子INに供給される。そして、入力端子I
Nに供給された再生RF信号(図10(A)に図示する
信号aa)は、ゲート回路10c、オートスライス回路
10a、遅延回路10fへそれぞれ分配される。
【0057】オートスライス回路10aは、サンプル信
号のトランジェント位置(2つのエッジ位置)を検出す
るために、再生RF信号aaを所定のレベルでスライス
した2値化信号(図10(B)に図示する信号bb)を
サンプリングパルス発生回路10bへ出力する。このス
ライスレベルは変調信号のDSV制御特性により設定さ
れる。2値化信号bbの”0“レベルがピットを示
し、”1“レベルがランドを示している。ピット変調側
またはランド変調側を統一的に用いるためにはこの信号
bbを用いて行う。サンプリングパルス発生回路10b
は後行サンプル点をサンプリングするためのサンプリン
グパルス(図10(C)に図示する信号cc)をゲート
回路10iへ出力する。サンプリングパルスccは2値
化信号bbの立ち下がりに同期して立ち上がり一定期間
同一レベルを保持した後、立ち下がるパルス信号であ
る。
【0058】一方、遅延回路10fは、先行サンプル点
をサンプリングするために、再生RF信号aaを立ち上
がりエッジより4T時間遅延した遅延再生RF信号(図
10(D)に図示する信号dd)をオートスライス回路
10g及びゲート回路10icへ供給する。
【0059】オートスライス回路10gは、遅延再生R
F信号ddのトランジェント位置(2つのエッジ位置)
を検出するために、遅延再生RF信号ddを所定のレベ
ルでスライスした2値化信号(図10(E)に図示する
信号ee)をサンプリングパルス発生回路10gへ出力
する。オートスライス回路10gのスライスレベルは前
述したオートスライス回路10aのスライスレベルと同
一である。
【0060】2値化信号eeの”0“レベルがピットを
示し、”1“レベルがランドを示している。ピット変調
側またはランド変調側を統一的に用いるためにはこの信
号eeを用いて行う。サンプリングパルス発生回路10
hは先行サンプル点をサンプリングするためのサンプリ
ングパルス(図10(F)に図示する信号ff)をゲー
ト回路10cへ出力する。サンプリングパルスffは2
値化信号eeの立ち上がりに同期して立ち上がり一定期
間同一レベルを保持した後、立ち下がるパルス信号であ
る。
【0061】ゲート回路10cは、サンプリングパルス
ffの立ち上がりに同期して再生RF信号aaのレベル
をサンプルホールドしたサンプルホールド信号(図10
(G)に図示する信号gg)をピーク検出回路10dへ
出力する。
【0062】ゲート回路10iは、サンプリングパルス
ccの立ち下がりに同期して遅延再生RF信号ddのレ
ベルをサンプルホールドしたサンプルホールド信号(図
10(H)に図示する信号hh)をピーク検出回路10
jへ出力する。
【0063】ピーク検出回路10dは、9Tから12T
のピットにおける先行サンプル点における最大レベルの
レベルホールド信号ggを検出する必要がある。一方、
ピーク検出回路10jは、9Tから12Tのピットにお
ける後行サンプル点における最大レベルのレベルホール
ド信号hhを検出する必要がある。前述したように、ピ
ット幅9T,10T,11T,12Tの場合、先行サン
プル点はいずれも4Tであるが、後行サンプル点は、順
に、5T,6T,7T,8Tとなる。このため、ピーク
検出回路10jは、ピット幅ごとに後行サンプル点を設
定し直して最大レベルを検出する必要がある。
【0064】しかし、前述した図6〜図8に示したよう
に、ピット幅9T〜11Tの各サンプルホールド信号h
hのレベルは、これ以外の期間における電圧レベルより
格段にレベルが大である。この事実に着目して、ピーク
検出回路10jは、常時、サンプルホールド信号hhの
最大レベルを択一することにより、後行サンプル点のピ
ークレベを検出する構成とした。
【0065】ピーク検出回路10dは先行サンプル点の
レベルを検出した先行レベル検出信号を差動アンプ10
eの+入力端子へ出力する。また、ピーク検出回路10
jは後行サンプル点のレベルを検出した後行レベル検出
信号を差動アンプ10eの−入力端子へ出力する。差動
アンプ10eは、先行レベル検出信号と後行レベル検出
信号との差分をとり、これを所定量増幅した後、タンジ
ェンシャルチルト信号()として、前述した第二のコリ
メータレンズ3の駆動部に供給する。こうして、第二の
コリメータレンズ3の駆動部は、このコマ収差補正信号
のレベル及び極性に応じて、第二のコリメータレンズ3
の並進あるいは回転を行うことにより、信号面5a上に
結像された光スポットのTANチルトによる収差を完全
に除去することができる。このTANチルトによる収差
を完全に除去することができる結果、コマ収差補正信号
の出力はゼロとなる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクが読取光学系の光軸に対して傾斜することに
より、読取スポットに発生するコマ収差の影響で、ピッ
ト読取時信号の特性が劣化し、アイパターンが開かなく
なり、ジッタが増加して、復調系でのエラーレートが増
加する現象をコマ収差補正光学系で補正するため、劣化
した信号よりコマ収差を検出し、補正のための閉ループ
をかける構成にすることにより、傾斜に起因する劣化を
最終制御目標である再生信号から評価して、検出でき、
チルト制御系としては中間の目標値を介在させることが
なく、目標そのものを正確に検出し、最適な補正を実行
することが可能となる。これにより信号劣化と関連し
た、中間的な目標値を介在させたときのように、組立精
度や、長期的な変動に起因する不安定性を排除すること
ができる。また、中間の目標を検出するための検出系、
たとえば、アクチュエータの位置、または角度検出系が
不要となり、構成が簡単になる。また、信号から直接チ
ルトを検出しているため、光学系によるチルト補正は勿
論、等価回路などによる電気的手法でコマ収差による劣
化を補正制御することも可能とできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる高密度光ディスク読取系のモデ
ル図である。
【図2】高密度光ディスク読取系のモデル計算検討モデ
ル図である。
【図3】ディスク傾斜により変化するスポット強度分布
特性図である。
【図4】ディスク傾斜により変化したスポット強度分布
特性の3次元図である。
【図5】ディスク傾斜時の読取信号の変化の計算結果を
説明するための図である。
【図6】ディスク傾斜時の読取信号の変化の計算結果を
説明するための図である。
【図7】ディスク傾斜時の読取信号の変化の計算結果を
説明するための図である。
【図8】ディスク傾斜時の読取信号の変化の計算結果を
説明するための図である。
【図9】本発明に用いるディスクチルト制御検出信号の
検出回路図である。
【図10】ディスクチルト制御検出信号の検出回路の動
作波形図である。
【符号の説明】
5 ディスク,光ディスク 5a 信号面 7 ピット 8 読取スポット 9 ランド 10a,10g オートスライス回路 10b,10h サンプリングパルス発生回路 10c,10i ゲート回路 10d,10j ピーク検出回路 10f 遅延回路 10e 差動アンプ c1〜c4 中点

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク再生システムに用いられるディ
    スク傾き検出方法であって、 光ディスクから再生される再生RF信号波形における、
    読取スポットの第一次回折リング径以上の比較的長いピ
    ットまたはランドによる波形の一方のエッジから他方の
    エッジまでの中点を対称点に等間隔の2点で波形をサン
    プリングし、 サンプリングした前記波形レベルを差動演算することに
    より、光ディスクの傾きを検出することを特徴とするデ
    ィスク傾き検出方法。
  2. 【請求項2】光ディスク再生システムに用いられるディ
    スク傾き検出装置であって、 光ディスクから再生される再生RF信号波形における、
    読取スポットの第一次回折リング径以上の比較的長いピ
    ットまたはランドによる波形の一方のエッジから他方の
    エッジまでの中点を対称点に等間隔の2点で波形をサン
    プリングする手段と、 サンプリングした前記波形レベルを差動演算する差動演
    算手段とを備え、 この差動演算手段の演算結果に応じて光ディスクの傾き
    を検出することを特徴とするディスク傾き検出装置。
  3. 【請求項3】光ディスク再生システムに用いられるディ
    スク傾き検出装置であって、 光ディスクから再生される再生RF信号における読取ス
    ポットの第一次回折リング径以上の比較的長いピットま
    たはランドによる波形の一方のエッジをサンプリングし
    て第1のサンプリング信号を出力する第1のサンプリン
    グ手段と、 所定時間遅延した前記再生RF信号における読取スポッ
    トの第一次回折リング径以上の比較的長いピットまたは
    ランドによる波形の他方のエッジをサンプリングして第
    2のサンプリング信号を出力する第2のサンプリング手
    段と、 前記第1のサンプリング信号のタイミングで、所定時間
    遅延した前記再生RF信号のレベルを検出して第1のレ
    ベル検出信号を出力する第1のレベル検出手段と、 前記第2のサンプリング信号のタイミングで、所定時間
    遅延しない前記再生RF信号のレベルを検出して第2の
    レベル検出信号を出力する第2のレベル検出手段と、 前記第1のレベル検出信号と前記第2のレベル検出信と
    の差分に応じた差分信号を出力する出力手段とを備え、 前記第1のサンプリング信号と前記第2のサンプリング
    信号とにより前記一方のエッジから前記他方のエッジま
    での中点を対称点に等間隔の2点で再生波形をサンプリ
    ングし、前記差分信号レベルにより、前記再生RF信号
    の前記一方のエッジから前記他方のエッジまでの傾きに
    応じた光ディスクの傾きを検出することを特徴とするデ
    ィスク傾き検出装置。
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