JP2882158B2 - 非同期方式送信回路 - Google Patents

非同期方式送信回路

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JP2882158B2
JP2882158B2 JP4008031A JP803192A JP2882158B2 JP 2882158 B2 JP2882158 B2 JP 2882158B2 JP 4008031 A JP4008031 A JP 4008031A JP 803192 A JP803192 A JP 803192A JP 2882158 B2 JP2882158 B2 JP 2882158B2
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bit
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parallel
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circuit
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知巳 岩崎
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並列データを直列デー
タに変換し、非同期で送信する回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の非同期方式送信回路の一例を図3
に、その送信回路が出力する非同期式直列データのデー
タ形式を図4にそれぞれ示す。まず、図3の送信回路に
ついて説明する。8ビットの並列入力データD1はラッ
チ用クロックC1のタイミングでラッチ回路100に取
り込まれ、一つ前の並列入力データが直列データに変換
される間、保持される。ラッチ回路100に保持された
並列入力データはその後、シフトレジスタ101にロー
ドパルスL1が入力されると、スタートビットB1、パ
リティビットB2、ならびにストップビットB3と共に
シフトレジスタ101に取り込まれる。そしてシフトレ
ジスタ101において基準クロックC2に同期してシフ
トされ、直列出力データD2としてシフトレジスタ10
1より出力される。
【0003】ラッチ回路100に入力されるラッチ用ク
ロックC1およびシフトレジスタ101に供給されるロ
ードパルスL1は、タイミング発生回路200内のカウ
ンタ201において基準クロックC2を分周することに
より生成される。
【0004】次に、上記送信回路から送信される直列出
力データD2のデータ形式について図4を参照して説明
する。直列出力データの先頭は1ビットのスタートビッ
トB1であり、その値が0のとき1つの直列データの伝
送の始まりを表す。このスタートビットB1には8ビッ
トの送信データ(入力データD1)が続き、その後に1
ビットのパリティビットB2が送信され、最後に2ビッ
トのストップビットB3が送信される。ストップビット
B3はその値が1のときデータ伝送の終了を表す。従来
の非同期方式送信回路では、各直列出力データはすべて
このような形式で送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の非同
期方式送信回路でデータを伝送するとき、図5に示すよ
うに並列入力データD1が8ビットで、各データのビッ
トパターンが01001101の固定パターンであった
とすると、偶数パリティ時のパリティビットB2は0と
なるので、スタートビットB1からストップビットB2
までの1周期間のビットパターンは001001101
011となり、直列出力データD2はこのようなビット
パターンの繰り返しとなる。
【0006】ここで、受信側が、入力データ列の本当の
スタートビットB1から数えて8ビット目の値が0のビ
ットを誤ってスタートビットとして検出した場合、その
ビットから数えて10ビット目のビットは0であり、そ
れに続く11ビット目および12ビット目は共に1であ
るから、照合結果は一致となり、受信側は疑似同期引き
込みを起こしてしまう。このように従来の非同期方式送
信回路では、固定データを送信した場合、そのビットパ
ターンによっては受信側で疑似同期引き込みを起こすこ
とがあった。
【0007】本発明の目的は、このような問題を解決
し、連続して同一ビットパターンのデータを送信する場
合でも受信側で疑似同期引き込みを起こすことがないよ
うにした非同期方式送信回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定のタイミ
ング信号にもとづいて、並列データを直列データに変換
し、スタートビット、パリティビット、ならびにストッ
プビットを付加して出力する並列−直列変換回路を備え
た非同期方式送信回路において、前記並列−直列変換回
路に連続して入力される2つの前記並列データを比較す
る比較手段と、この比較手段による比較結果にもとづい
て前記所定のタイミング信号を生成し、前記並列−直列
変換回路に出力して前記ストップビットの長さを変化さ
せるタイミング信号生成手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1に本発明による非同期方式送信回路の一
例を示す。この送信回路では、シフトレジスタ101に
連続して入力される2つの並列入力データが一致しない
場合には、シフトレジスタ101にはタイミング発生回
路300より、従来のように12ビット周期のロードパ
ルスL1が入力され、一方、上記2つの並列入力データ
が一致した場合には、12ビット周期のロードパルスと
13ビット周期のロードパルスとが交互にロードパルス
L1としてシフトレジスタ101に入力される。
【0010】このようなロードパルス1を発生するタイ
ミング発生回路300についてまず説明する。カウンタ
201は基準クロックC2を分周し、そのキャリー信号
(CRY)を12ビット周期のロードパルスL2として
出力する。一方、フリップフロップ(F/F)202は
そのロードパルスL2を基準クロックC2で打ち抜いて
1ビット遅らせ、13ビット周期のロードパルスL3を
発生する。セレクタ203はこれら2つのロードパルス
L2,L3のいずれかをセレクタ制御信号SCにもとづ
いて選択し、ロードパルスL1としてレジスタ101に
出力する。
【0011】セレクタ制御信号SCは次のようにして生
成される。すなわち、比較回路204は、ラッチ回路1
00に保持された並列入力データを取り込み、連続する
2つの並列入力データを比較する。そして、比較した2
つのデータが一致しない場合には不一致パルスP2を出
力し、一致した場合には一致パルスP1を出力する。セ
レクタ制御回路205は比較回路204より不一致パル
スP2が入力された場合には、ロードパルスL2を選択
するための制御信号SCを出力し、一方、一致パルスP
1が入力された場合には、ロードパルスL2,L3を交
互に選択するための制御信号SCを出力する。
【0012】次に動作を説明する。8ビットの並列入力
データD1はカウンタ201からのラッチ用クロックC
1のタイミングでラッチ回路100に取り込まれ、一つ
前の並列入力データがレジスタ101で直列データに変
換される間、保持される。ラッチ回路100に保持され
た並列入力データはその後、シフトレジスタ101にロ
ードパルスL1が入力されると、スタートビットB1、
パリティビットB2、ならびにストップビットB3と共
にシフトレジスタ101に取り込まれる。そしてシフト
レジスタ101において基準クロックC2に同期してシ
フトされ、直列出力データD2としてシフトレジスタ1
01より出力される。
【0013】タイミング発生回路300では、比較回路
204がラッチ回路100に保持された並列入力データ
を取り込み、連続する2つの並列入力データを比較す
る。そして、並列入力データD1が固定パターンでな
く、ランダムパターンであったとすると、比較した2つ
のデータは一致しないので、比較回路204は、不一致
パルスP2を出力する。その結果、制御回路205はロ
ードパルスL2を選択するための制御信号SCを出力
し、セレクタ203はロードパルスL2をロードパルス
L1としてシフトレジスタ101に出力する。従って、
この場合、シフトレジスタ101からは常に、図2
(a)に示すように、1ビットのスタートビット、8ビ
ットのデータビット、1ビットのパリティビット、なら
びに2ビットのストップビットからなる12ビット周期
の直列出力データD2が出力される。
【0014】一方、並列入力データD2が固定パターン
であった場合には、比較回路204が比較した2つのデ
ータは一致するので、比較回路204は、一致パルスP
1を出力する。その結果、制御回路205はロードパル
スL2,L3を交互に選択するための制御信号SCを出
力し、従ってセレクタ203はロードパルスL2,L3
を交互にロードパルスL1としてシフトレジスタ101
に出力する。そのためこの場合には、シフトレジスタ1
01からは図2(b)に示すように、各直列出力データ
D2が交互に12ビット周期と13ビット周期で出力さ
れ、12ビット周期の場合にはストップビットB3は2
ビットとなり、13ビット周期の場合にはストップビッ
トB3は3ビットとなる。
【0015】このように、本実施例の送信回路では、並
列入力データD1が固定パターンか否かが検出され、固
定パターンの場合には、ストップビットが2ビットの直
列出力データと、ストップビットが3ビットの直列出力
データとが交互に送信される。従って、固定パターンの
データを送信する場合でも受信側は疑似引き込みを起こ
すことがない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所定のタ
イミング信号にもとづいて、並列データを直列データに
変換し、スタートビット、パリティビット、ならびにス
トップビットを付加して出力する並列−直列変換回路を
備えた非同期方式送信回路において、並列−直列変換回
路に連続して入力される2つの並列データを比較する比
較手段と、この比較手段による比較結果にもとづいて所
定のタイミング信号を生成し、並列−直列変換回路に出
力してストップビットの長さを変化させるタイミング信
号生成手段とを備えたことを特徴とする。従って、本発
明の非同期方式送信回路では、並列入力データが固定パ
ターンの場合には、ストップビットの長さを各直列出力
データごとに変化させることができ、その結果、受信側
が疑似引き込みを起こすことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非同期方式送信回路の一例を示す
ブロック図である。
【図2】図1の非同期方式送信回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図3】従来の非同期方式送信回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3の非同期方式送信回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図5】図3の非同期方式送信回路の動作を説明するた
めの他のタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 ラッチ回路 101 シフトレジスタ 201 カウンタ 202 フリップフロップ(F/F) 203 セレクタ 204 比較回路 205 セレクタ制御回路 300 タイミング発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 25/38 H04L 7/04 H03M 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のタイミング信号にもとづいて、並列
    データを直列データに変換し、スタートビット、パリテ
    ィビット、ならびにストップビットを付加して出力する
    並列−直列変換回路を備えた非同期方式送信回路におい
    て、 前記並列−直列変換回路に連続して入力される2つの前
    記並列データを比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果にもとづいて前記所定のタ
    イミング信号を生成し、前記並列−直列変換回路に出力
    して前記ストップビットの長さを変化させるタイミング
    信号生成手段とを備えたことを特徴とする非同期方式送
    信回路。
  2. 【請求項2】前記並列−直列変換回路は、所定のロード
    パルスが入力されたとき、前記並列データを取り込むシ
    フトレジスタにより構成され、 前記タイミング信号生成手段は前記ロードパルスを生成
    して前記シフトレジスタに出力し、前記比較手段による
    比較結果にもとづいて前記ロードパルスの周期を変化さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の非同期方式送信
    回路。
JP4008031A 1992-01-21 1992-01-21 非同期方式送信回路 Expired - Lifetime JP2882158B2 (ja)

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JPH05199266A JPH05199266A (ja) 1993-08-06
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