JP2882035B2 - 断面識別繊維 - Google Patents

断面識別繊維

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JP2882035B2
JP2882035B2 JP2301393A JP30139390A JP2882035B2 JP 2882035 B2 JP2882035 B2 JP 2882035B2 JP 2301393 A JP2301393 A JP 2301393A JP 30139390 A JP30139390 A JP 30139390A JP 2882035 B2 JP2882035 B2 JP 2882035B2
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水木  達郎
三宜 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オリジナリティー性、識別性を必要とする
繊維製品に使用可能な繊維、あるいは、特に繊維断面に
識別マークを有するものとして付加価値が高められた特
異な繊維を用いた識別性を有する布帛に関するものであ
る。
[従来の技術] 繊維断面に文字、絵、記号などを有するものは、面白
商品として、またその製造における技術力を外部にアピ
ールするためからも興味深いものであるが、現在のとこ
ろそのようなものは作られてはいない。
また、繊維自身に識別性を持たせるためには、繊維断
面を異形化することで達成され得るが、最終の口金の吐
出形状を変更したり、得られた繊維の一部を溶解除去す
る等して異形化する程度では、識別性に弱く、例えば他
社品との差を認識できないという欠点がある。
さらにまた、繊維製品を在庫管理するにあたり、その
製造場所、製造月日などの情報を該製品に付与する方法
としては、布帛の表面にバーコードを付与する手法があ
る。しかし、バーコードは一般消費者にとっては不必要
であり、往々にして目障りであり外観を損ねるものであ
った。したがって、別の方法が望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、これらの問題点を解決し、面白商品、また
識別製品として、さらにまた、その技術力を外部にアピ
ールするために効果的方法として、繊維断面に識別マー
クを有する繊維を使用した識別性を有する布帛を提供す
るものである。
[課題を解決するための手段] 上述した目的を達成するために、本発明は次の構成を
有する。すなわち、本発明は、繊維断面に識別マークを
有する繊維であって、該識別マークが、ひらがな、片仮
名、漢字、アルファベット、数字、外国文字、古代文字
のいずれかが組み合わされたものであり、布帛を構成す
る繊維の一部もしくは全体が前記繊維断面に識別マーク
を有する繊維である識別性を有する布帛である。
また、本発明は、繊維断面に識別マークを有する繊維
であって、該識別マークが、会社のロゴマークもしくは
バーコード様の記号であり、布帛を構成する繊維の一部
もしくは全体が前記繊維断面に識別マークを有する繊維
である識別性を有する布帛である。
[作用] 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における識別マークとは、繊維軸方向に連続
で、任意の繊維断面において観察可能なものである。
また、本発明における識別マークとは、繊維断面にお
いてその外周を識別マークとして利用するものではな
く、繊維内部にそのほとんどが存在するものである。す
なわち、単に繊維の断面を異形化した程度のものは含ま
ない。もちろん該識別マークは繊維断面の一部を構成す
るものであるが、顕微鏡などで繊維断面を観察したとき
に容易に判別できるものであり、ひらがな、片仮名、漢
字、アルファベット、数字、外国文字、古代文字のいず
れかがが組み合わされたものなどを指す。また、本発明
の識別マークは、会社のロゴマークなどいわゆる宣伝用
にも使いうるものや、さらには、特定の人間間において
の識別用途に用いる、例えばバーコード様の記号であっ
てもよい。
いずれにしても本発明において識別マークとして利用
できるものは、該断面を観察したとき、容易にそのマー
クを識別でき、また製造に当たって繊維断面にそのマー
クを付与できさえすればよい。
繊維断面における識別マークと残りの部分の区別は、
種々の方法で行ない得る。特に好ましいのは、多成分の
ポリマーを組み合わせて使い識別させる方法であり、例
えば、用いるポリマーの組み合わせにより、屈折率の違
いを利用して識別する方法、染色性の違いを利用して識
別する方法、収縮率の差を利用して識別する方法など任
意のものが挙げられる。これらの方法により得られた繊
維は複合繊維の形態をなす。
さらに、本発明においての識別マークを構成する成分
を、酸化チタンなどに代表される顔料、カーボンブラッ
ク、アルミナ粉末などの無機成分などを添加したものを
用い識別に利用することも可能である。
本発明における識別マークを有する繊維の製造方法
は、特に制限なく任意の方法が用いられるが、その代表
的な方法として、2種以上のポリマーを用いポリマーの
界面を識別マークの境界線とする方法が挙げられる。こ
れは公知の海島型紡糸方法を用い、識別マーク状に島成
分を配置し、ポリマーを吐出することで製造することが
可能である。このとき、字形や記号など識別マークが複
雑な場合には、通常の2成分紡糸より、例えば、特公昭
57−4965号公報に記載の口金装置を用いる3成分紡糸法
などにより目的の繊維を得ることは、より好ましい手法
となる。つまり、3成分紡糸の手法を用いると、識別マ
ークとなる島成分を多段に分けて配置できることになる
からである。
また、簡便的には、一つのポリマー塊に機械加工、レ
ーザー加工などにより識別マーク状に穴をあけその空間
に別ポリマーを配置した後、紡糸することで目的の繊維
を得ることもできる。また、逆に予め識別マーク型のポ
リマー塊を作製しておき、その周囲を別のポリマーで取
り囲んだ後、紡糸することで目的の繊維を得ることもで
きる。
本発明において用いられるポリマーとしては、特に制
限はされるものでなく、通常の紡糸可能なポリマーが任
意に使い得る。複合紡糸により製造する場合、用いられ
る複数のポリマーの紡糸温度、粘度などを考慮し、安定
に紡糸できる組合わせとすることが好ましい。前述の簡
便法により製造する場合、成形を容易にするため、内部
に用いるポリマーと、外部に用いるポリマーの軟化点や
粘度を考慮することが好ましい。例えば、識別マーク状
に穴を開けて作製する場合などのとき、内部に用いるポ
リマーとしては、外部に用いるポリマーに比べ軟化点が
低いものを使用する等のことができる。
識別マークは、必ずしも繊維中に連続して存在する必
要はなく、断続的、不連続的に存在するものであっても
よい。また、繊維長さ方向にしたがって、識別マークが
連続的にもしくは段階的に変化するものであってもよ
い。また、識別マークが一見して明瞭に識別できるよう
にされている必要は必ずしもなく、適宜の処理(熱的処
理や化学的処理、機械的処理など)を施されることによ
り、識別マークが明瞭に描き出されるようにされている
ものであってもよい。
本発明における識別マークを有する繊維は、単独で布
帛として使用されてもよいし、もちろん布帛を構成する
繊維の一部に用いて使用してもよいこのようなとき、布
帛の一部に用いるのみで、該布帛全体の識別手段に用い
ることができる。
そのような布帛は、例えば、製品として展開した場
合、にせ物、類似品との判別に利用することが可能であ
り、特に有名なブランド品などではその効果が大きい。
[発明の効果] 本発明は、前記した識別性を有する布帛としたことに
より、従来になく識別性の高い布帛を得ることができ、
面白商品、識別製品としての展開ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D01D 5/30 - 5/36 D01F 8/00 - 8/18 D03D 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維断面に識別マークを有する繊維であっ
    て、該識別マークが、ひらがな、片仮名、漢字、アルフ
    ァベット、数字、外国文字、古代文字のいずれかが組み
    合わされたものであり、布帛を構成する繊維の一部もし
    くは全体が前記繊維断面に識別マークを有する繊維であ
    る識別性を有する布帛。
  2. 【請求項2】繊維断面に識別マークを有する繊維であっ
    て、該識別マークが、会社のロゴマークもしくはバーコ
    ード様の記号であり、布帛を構成する繊維の一部もしく
    は全体が前記繊維断面に識別マークを有する繊維である
    識別性を有する布帛。
  3. 【請求項3】繊維が複合繊維である請求項1または2記
    載の繊維断面に識別性を有する布帛。
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AU2007249270A1 (en) * 2006-05-10 2007-11-22 Armark Authentication Technologies, Inc Extruded filament for microscopic tagging system
JP2017186685A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 東レ・モノフィラメント株式会社 複合繊維およびそれを用いてなる布帛と紙

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