JP2881659B2 - 家畜用液状ビタミン剤およびその製造方法 - Google Patents

家畜用液状ビタミン剤およびその製造方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は家畜用液状ビタミン剤に関する。さらに詳し
くいえば、家畜が忌避することなく好んで摂取する家畜
嗜好性の液状ビタミン剤に関する。
[従来の技術およびその課題] 牛、豚等の家畜の体力の維持、特に産前産後の体力の
維持および回復を計り、家畜飼育を効率的に行なうため
にビタミンA、ビタミンDおよびビタミンE等の脂溶性
ビタミン類およびビタミンB類、ビタミンC等の水溶性
ビタミンの投与が行なわれている。
従来、ビタミン剤の投与は、専ら人手により家畜の口
を強制的に開けて流し込む手法により行なわれている。
これは、家畜がビタミン類の臭いおよび味を忌避するた
め、ビタミン類の単独は勿論、飼料あるいは水等と混合
した自然投与が不可能であることによる。
家畜が忌避するビタミン類の人手による強制経口投与
は、多大の労力を要するためその改善策が望まれてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、エチルアルコール水溶液に特定の乳化
剤を用いるとビタミン類を均一に乳化した液状剤が調製
でき、この液状剤であれば家畜が好んで積極的に摂取
し、自然投与が可能となることを見出だし、本発明を完
成した。
すなわち、本発明は 1)ビタミン類、乳化剤、エチルアルコールおよび水を
含有し、前記乳化剤がグリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルの1種または2種以上の組合わせ
からなることを特徴とする家畜用液状ビタミン剤、 2)ビタミン類が1種類以上の脂溶性ビタミン類であ
り、乳化剤がグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステルの1種または2種以上の組合わせ(ただ
し、グリセリン脂肪酸エステル、およびソルビタン
脂肪酸エステルそれぞ単独の場合は除く。)から選択さ
れる前記1に記載の家畜用液状ビタミン剤、 3)ビタミン類が1種類以上の脂溶性ビタミン類および
1種類以上の水溶性ビタミン類であり、乳化剤がグリ
セリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよび
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの1種
または2種以上の組合わせ(ただし、グリセリン脂肪
酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ
単独の場合およびとの組合わせを除く。)から選択
される前記1に記載の家畜用液状ビタミン剤、 4)1種類以上の脂溶性ビタミン類を、グリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの1種または2
種以上の組合わせ(ただし、グリセリン脂肪酸エステ
ルおよびソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ単独の場
合は除く。)からなる乳化剤を用いてエチルアルコール
中に均一に乳化して得られる家畜用液状ビタミン剤、 5)1種類以上の脂溶性ビタミン類および1種類以上の
水溶性ビタミン類を、グリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルの1種または2種以上の組合わせ
(ただし、グリセリン脂肪酸エステルおよびソルビ
タン脂肪酸エステルそれぞれ単独の場合およびとの
組合わせを除く。)からなる乳化剤を用いてエチルアル
コール中に均一に乳化して得られる家畜用液状ビタミン
剤、 6)1種類以上の脂溶性ビタミン類と、グリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの1種または2
種以上の組合わせ(ただし、グリセリン脂肪酸エステ
ルおよびソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ単独の場
合は除く。)からなる乳化剤と、エチルアルコールとを
混合し均一に乳化することを特徴とする家畜用液状ビタ
ミン剤の製造方法、および 7)1種類以上の脂溶性ビタミン類および1種類以上の
水溶性ビタミン類と、グリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルの1種または2種以上の組合わせ
(ただし、グリセリン脂肪酸エステルおよびソルビ
タン脂肪酸エステルそれぞれ単独の場合およびとの
組合わせを除く。)からなる乳化剤と、エチルアルコー
ルとを混合し均一に乳化することを特徴とする家畜用液
状ビタミン剤の製造方法を提供したものである。
[発明の構成] 本発明の液剤において用いられるビタミン類は、家畜
用として従来投与されている脂溶性および水溶性のビタ
ミン類である。脂溶性ビタミンの具体例としては、ビタ
ミンA、ビタミンD類、ビタミンE、ビタミンKが挙げ
られ、また水溶性ビタミンの具体例としては、ビタミン
B1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミン
C、ビタミンH、ニコチン酸などが挙げられる。本発明
においては、これらのビタミン類は単独でまたは2種以
上を組合せて使用することができる。
本発明では、エチルアルコールと乳化剤を使用するこ
とにより、上記の脂溶性および水溶性のビタミン類を同
一の溶剤に含有せしめた家畜用総合ビタミン液剤とでき
ることも特徴の1つである。すなわち、従来は脂溶性ビ
タミン類と水溶性ビタミン類とはそれぞれ別個の薬剤と
して調合し、それぞれを強制投与していたのであるが、
エチルアルコールの使用を乳化剤と組合わせたことによ
り両ビタミン類が同一液剤として投与できる程度に均一
に溶解あるいは乳化できるようになったのである。
ビタミン類の含有量は、投与する家畜に必要な限度内
の範囲で任意であり、目的に応じて処方する。
対象となる家畜としては、肉牛、乳牛、羊、山羊など
の反芻動物、豚、馬、犬などが挙げられる。
使用するエチルアルコールは、飲料用に適するもので
あればその起源は特に限定されず、ワイン類、日本酒な
どの醸造酒、それらの蒸留酒、ウイスキーおよび各種焼
酎類、合成エチルアルコール等が使用できる。
エチルアルコールの濃度は、2〜35重量%、好ましく
は10〜20%である。35重量%を越えると家畜の喉などに
悪影響を与えるようになり、一方2重量%に満たないと
家畜の嗜好性に対する効果が少なくなる。
本発明の液剤においては、所望により塩分が添加され
る。
塩分としてはいわゆる食塩が用いられる。塩化ナトリ
ウムのほか他の塩類を許容量含むものでもよい。塩分の
含有量は0.5〜3重量%、好ましく1〜2%である。3
重量%を越えると濃い塩味のために家畜が積極的に摂取
しない傾向が現われ、一方0.5重量%未満でも嗜好性が
悪くなる。
本発明の液剤においては、脂溶性ビタミン、または脂
溶性ビタミンと水溶性ビタミンをエチルアルコール水溶
液に均一に可溶化するために乳化剤を使用する。
本発明者らは、動物用に認可されている乳化剤であ
る、(1)ショ糖脂肪酸エステル、(2)グリセリン脂
肪酸エステル、(3)ソルビタン脂肪酸エステル、
(4)ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、
および(5)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルについて検討した結果、液剤化の対象とするビタミ
ンの種類に依って下記の事実が明らかとなった。すなわ
ち、 (イ)液剤化するビタミン類が脂溶性ビタミン類でも、
脂溶性ビタミン類と水溶性ビタミン類の組合わせでも、
前記(1)のショ糖脂肪酸エステルでは均一乳化はでき
ない。
(ロ)脂溶性ビタミンの場合には、前記(2)のグリセ
リン脂肪酸エステルおよび(3)のソルビタン脂肪酸エ
ステルは、それぞれ単独では乳化できないがそれらを同
時に用いたときは(組合せたときは)乳化できるし、前
記(4)のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ルおよび(5)のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステルではそれぞれ単独の使用でも、またそれら同志
あるいはそれらと前記(2)、(3)の乳化剤とを組合
せたときでも乳化できる。
この場合、乳化剤の使用量は脂溶性ビタミン1重量部
に対して1〜1.4重量部が好ましい。1重量部未満では
液の表面に油分が遊離して均一乳化ができず、1.4重量
部を越えると底部に沈降物が生じてくる。
(2)のグリセリン脂肪酸エステルと(3)のソルビ
タン脂肪酸エステルを同時に使用する場合、それらの割
合は、ソルビタン脂肪酸エステル1重量部に対してグリ
セリン脂肪酸エステル1〜2重量部がよい。この比が、
1重量部以下であると液表面にビタミン油が遊離し、均
一に乳化できない。また、2重量部以上の場合下部にア
ルコール水溶液が現われ、二層に分離する。
(ハ)脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンを同時に含む場
合には、前記(2)のグリセリン脂肪酸エステルおよび
(3)のソルビタン脂肪酸エステルについては、それぞ
れ単独の場合も、それらを組合せた場合も均一乳化でき
ないが、(4)のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステルおよび(5)のポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステルについてはそれぞれの単独使用でも、そ
れら同志あるいはそれらと前記(2)、(3)の乳化剤
を組合せた場合でも乳化できる。
この場合、乳化剤の使用量は脂溶性ビタミンと水溶性
ビタミンとの配合によっても異なるが、両者の通常の配
合比の場合で、ビタミン油100重量部に対して乳化剤12
〜48重量部がよく、特に20〜30重量部前後がよい。この
比が12重量部未満では液表面にビタミン油が現われ、均
一に乳化できない。また、48重量部を越えると液相の分
離が生じる。
本発明による液状ビタミン剤には、必要によりまたは
所望によりその他家畜用の栄養剤その他の成分を含有さ
せることができる。例えば、食品用の酸化防止剤(BH
T)等認可されている通常の添加剤を使用することがで
きる。
本発明の家畜用液状ビタミン剤は、液剤を構成する各
成分を、必要ならば加温して常法により撹拌機、ホモジ
ナイザー等を用いて混合乳化することにより製造するこ
とができる。
[発明の効果] 本発明による液状ビタミン剤では、エチルアルコール
自体を家畜が好むことと共に、ビタミン類が均一にエチ
ルアルコール水溶液に可溶化または乳化されるのでエチ
ルアルコールの作用によりビタミン類の臭気がマスクさ
れ、家畜が好んで摂取するようになる。すなわち、給水
用の通常のカップに単独で供給するのみで積極的に家畜
が摂取するようになる。あるいは飼料に混合して給餌時
に投与することもできる。従って、従来のような人手に
よる強制的な投与は全く不要となり、労力が著しく削減
できる。また、ビタミン剤投与が容易にできるようにな
る結果、家畜の体力維持および産前産後時等の体力回復
が容易となるので、家畜の生産効率が著しく向上する。
[実施例] 以下、処方剤、乳化試験、実施例および比較例を挙げ
て本発明を説明するが、これらの記載により本発明が限
定されるものではない。
処方例 下記の表1に、本発明による成牛用の脂溶性ビタミン
含有液状ビタミン剤(A)および脂溶性ビタミンと水溶
性ビタミンとを含有する液状総合ビタミン剤(Bおよび
C)の処方例を示す。
乳化試験1:[脂溶性ビタミン類の乳化試験] ビタミンA(170万IU)25000IU/ml(1.470g)、ビタ
ミンD3(200万IU)2500IU/ml(0.125g)およびビタミン
E(100%)12mg/ml(1,200g)からなるビタミン油2.79
5gと、乳化剤[グリセリン脂肪酸エステル(ポエムT−
0381,理研ビタミン(株)製)およびソルビタン脂肪酸
エステル(SP−60R,日本油脂(株)製)]の所定量と塩
分含有白ワイン(カルグルト;アルコール10.5〜12.5
%,塩分1.9%,メルシャン(株)製)の全量が100gと
なる量とを表2に示す8種類の割合で配合し、40℃位に
加温し、ホモジナイザーで撹拌して乳化テストを行なっ
た。
15時間経過後の液表面の色、表面の泡、液層の分離状
態、沈降状態および乳化液の白色度を目視により観察し
た。その結果を表2に示す。
表2のデータを更に補足説明すると、乳化剤としてポ
エムT−0381のみを用いたとき(NO.)液表面に油が
浮遊し、SP−60Rのみを用いたとき(NO.)底部にカル
グルトが沈み液相分離が見られ、ポエム/SP−60R(等重
量比)をビタミン油1重量部に対して0.36重量部(1.0/
2.795g)用いたときには(NO.)液表面に油が浮遊
し、ポエム/SP−60R(等重量比)をビタミン油1重量部
に対して1.45重量部(4/2.795g)用いたときには(NO.
)底部に沈降が見られた。
表2の結果から、ポエムT−0381に対するSP−60Rの
配合比は等重量比前後がよく、更に検討したところ前者
1重量部に対して後者1〜2重量部がよいことが判明し
た。その添加量についてはビタミン油1重量部に対して
1.07重量部(ビタミン油2.795gに対して3重量部,NO.
)の添加がよく、更に検討したところビタミン油1重
量部に対して1〜1.4重量部が良好であることが判明し
た。
なお、表2には示していないが、乳化剤としてショ糖
脂肪酸エステルを用いたときにはポエムT−0381を単独
で用いたNO.の場合とほぼ同様の結果が得られた。
また、乳化剤としてポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステルをそれぞれ単独で用いて用いてテストしたと
ころ、やはりビタミン油1重量部に対して乳化剤1重量
部前後で良好な結果を示した。
乳化試験2:[脂溶性ビタミン類および水溶性ビタミン類
の乳化試験] 予備テストにより、ビタミンB1、B2、B6、ニコチン
酸、タウリン、パントテン酸カルシウムの単品のカルグ
ルトに対する溶解テストを行なったところ、すべて溶解
した。
水溶性物質である、ビタミンB1、B2、B6、ニコチン
酸、パントテン酸カルシウム、タウリンをあらかじめ表
3の割合で塩入ワイン(カルグルト)に溶解しておき、
一方脂溶性ビタミンA、D3、Eと乳化剤のポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステルとを表3の割合で混合
し、これを前記塩入ワインに添加しながらホモジナイザ
ーで撹拌し、40℃位に加温し乳化した後、室温まで冷却
した。
乳化剤の量をビタミン油(A、D3、E)の総量に対し
て変えてテストしたところ、添加量はビタミン油(A、
D3、E)100重量部に対して12〜48重量部、特に20〜30
重量部で良好な乳化状態を示した。
実施例1および比較例1 乳牛(ホルスタイン種,2才,初産牛、体重570〜660k
g)10頭に対して、ビタミンA、D3およびEを含有する
市販のビタミン液剤を所定量給水用のウォターカップに
供給して5日間(産前1日,産後4日)投与しようとし
たが当該牛は全然口をつけなかった。
一方、上記処方例に記載の(A)剤を200ml/日の割合
で連続5日間給水用のカップに供給したところ、当該牛
はカップに供給直後この液剤を連日一気に摂取した。
実施例2および比較例2 ビタミンA、D3およびEを含有する市販のビタミン液
剤を濃厚飼料7kgあたり200mlの割合で混合し、肉牛(ホ
ルスタイン種,去勢雄,体重450〜550kg)10頭に与えた
が、当該牛はいずれも全然口をつけなかった。
一方、上記処方例に記載の(B)剤を濃厚飼料6kgあ
たり200mlの割合で混合し、当該牛に与えたところ、い
ずれの牛も良好に摂取した。
実施例3および比較例3 肉牛(黒毛和種,体重450〜550kg)7頭に対して、ビ
タミンA、D3、およびEを含有する市販のビタミン液剤
を所定量給水用のウォターカップに供給して投与しよう
としたが、当該牛はいずれも全然口をつけなかった。
一方、上記処方例に記載の(C)剤を200ml/日の割合
で連続5日間給水用のカップに供給したところ、当該牛
はいずれもカップに供給直後、この液剤を連日一気に摂
取した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23K 1/16 303 A23K 1/16 303A 1/18 1/18 B Z

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビタミン類、乳化剤、エチルアルコールお
    よび水を含有し、前記乳化剤がグリセリン脂肪酸エス
    テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
    レングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチ
    レンソルビタン脂肪酸エステルの1種または2種以上の
    組合わせからなることを特徴とする家畜用液状ビタミン
    剤。
  2. 【請求項2】ビタミン類が1種類以上の脂溶性ビタミン
    類であり、乳化剤がグリセリン脂肪酸エステル、ソ
    ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
    リン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビ
    タン脂肪酸エステルの1種または2種以上の組合わせ
    (ただし、グリセリン脂肪酸エステル、およびソル
    ビタン脂肪酸エステルそれぞ単独の場合は除く。)から
    選択される請求項第1項に記載の家畜用液状ビタミン
    剤。
  3. 【請求項3】ビタミン類が1種類以上の脂溶性ビタミン
    類および1種類以上の水溶性ビタミン類であり、乳化剤
    がグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
    ステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
    ルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
    ルの1種または2種以上の組合わせ(ただし、グリセ
    リン脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステル
    それぞれ単独の場合およびとの組合わせを除く。)
    から選択される請求項第1項に記載の家畜用液状ビタミ
    ン剤。
  4. 【請求項4】1種類以上の脂溶性ビタミン類を、グリ
    セリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
    ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよび
    ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの1種
    または2種以上の組合わせ(ただし、グリセリン脂肪
    酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ
    単独の場合は除く。)からなる乳化剤を用いてエチルア
    ルコール中に均一に乳化して得られる家畜用液状ビタミ
    ン剤。
  5. 【請求項5】1種類以上の脂溶性ビタミン類および1種
    類以上の水溶性ビタミン類を、グリセリン脂肪酸エス
    テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
    レングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチ
    レンソルビタン脂肪酸エステルの1種または2種以上の
    組合わせ(ただし、グリセリン脂肪酸エステルおよび
    ソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ単独の場合および
    との組合わせを除く。)からなる乳化剤を用いてエ
    チルアルコール中に均一に乳化して得られる家畜用液状
    ビタミン剤。
  6. 【請求項6】1種類以上の脂溶性ビタミン類と、グリ
    セリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
    ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよび
    ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの1種
    または2種以上の組合わせ(ただし、グリセリン脂肪
    酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ
    単独の場合は除く。)からなる乳化剤と、エチルアルコ
    ールとを混合し均一に乳化することを特徴とする家畜用
    液状ビタミン剤の製造方法。
  7. 【請求項7】1種類以上の脂溶性ビタミン類および1種
    類以上の水溶性ビタミン類と、グリセリン脂肪酸エス
    テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
    レングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチ
    レンソルビタン脂肪酸エステルの1種または2種以上の
    組合わせ(ただし、グリセリン脂肪酸エステルおよび
    ソルビタン脂肪酸エステルそれぞれ単独の場合および
    との組合わせを除く。)からなる乳化剤と、エチル
    アルコールとを混合し均一に乳化することを特徴とする
    家畜用液状ビタミン剤の製造方法。
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