JP2881592B2 - 改質木材の製造方法 - Google Patents

改質木材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寸法安定性、耐朽性お
よび難燃性を備えた改質木材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の改質木材の製造方法としては、例
えば、特開平2−60735号公報に示すものがある。
すなわち、混合したとき無機質難燃剤を生じる2種以上
の無機質水溶液を個別に木材に含浸させて、木材に難燃
性を付与するものである。
【0003】また、従来の改質木材の製造方法として、
例えば、特公昭58−18205号公報に示すものがあ
る。すなわち、木材を不燃性ガス雰囲気中で高温高圧処
理して、木材に寸法安定性を付与するものである。
【0004】さらに、他の従来の改質木材の製造方法と
しては、例えば、特開平5−69414号公報に示すも
のがある。すなわち、塩基性窒素化合物とリン酸との塩
を主成分とする化合物を木材表面に塗布乾燥後、熱圧処
理して、木材に寸法安定性および難燃性を付与するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−60735号公報に示す方法では、木材に難燃性を
付与することはできるが、寸法安定性および耐朽性につ
いては充分な改良を図ることができないという問題点が
あった。
【0006】また、特公昭58−18205号公報に示
す方法では、木材に寸法安定性を付与することはできる
が、難燃性および耐朽性については充分な改良を図るこ
とができないという問題点があった。
【0007】また、特開平5−69414号公報に示す
方法では、熱圧処理のための高価な設備を必要とすると
ともに、複雑な形状を有する木材の処理が困難であると
いう問題点があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、木材の狂いやすい、腐りやすい、
燃えやすいという性質を改良して、寸法安定性、耐朽性
および難燃性のすべてを備えた改質木材を容易に製造す
ることができる改質木材の製造方法を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る改質木材の製造方法は、木材の組織内
にリン酸系無機質難燃剤の溶液を含浸させる複合化工程
と、複合化工程後、木材を不活性ガス雰囲気下、160
〜200℃の温度で、5〜30時間、加熱処理する加熱
工程とを、有することを特徴とする。
【0010】改質木材の原料となる木材は、スギ、ブ
ナ、ケヤキ、セコイヤ、ミズキ、その他、いかなる樹木
であってもよく、広葉樹であっても針葉樹であってもよ
い。
【0011】リン酸系無機質難燃剤は、リン酸塩または
リン酸水素塩の1種または2種以上から成っている。よ
り具体的には、リン酸系無機質難燃剤は、例えば、B
a,Mg,Ca,Sr等のアルカリ土類金属、Zn、A
l、その他、Mn,Cd等の遷移元素、Si,Pb等の
炭素族元素、Na,K等のアルカリ金属などのカチオン
1種または2種以上と、アニオンとしてPOとから成
る。リン酸系無機質難燃剤の溶液は、例えば、ポリリン
酸アンモニウム等のリン窒素化合物、その他のリン酸化
合物の1種または2種以上の組み合わせから成る水溶液
である。
【0012】より具体的には、無機質難燃剤は、例え
ば、Ba,Mg,Ca,Sr等のアルカリ土類金属、Z
n、Al、その他、Mn,Cd等の遷移元素、Si,P
b等の炭素族元素、Na,K等のアルカリ金属などのカ
チオン1種または2種以上と、BO3 ,PO4 ,C
3 ,SO4 ,OH、その他、F,Cl,Br,O,N
3,SiO4 ,SiO3 などのアニオン1種または2
種以上とから成る。
【0013】
【0014】前記複合化工程は、反応により木材の組織
内で不溶性のリン酸系無機質難燃剤を生じる2種以上の
難燃化溶液を木材に含浸させる工程から成ってもよい。
この場合、2種以上の難燃化溶液として、不溶性無機質
のカチオンを生じさせる難燃化水溶液と、そのアニオン
を生じさせる難燃化水溶液とを使用することができる。
カチオンまたはアニオンを生じさせる難燃化水溶液に
は、それぞれ1種または2種以上を使用することができ
る。カチオンとアニオンとの反応により、木材中には不
溶性のリン酸系無機質が1種または2種以上形成され、
木材の難燃性が発現される。
【0015】より具体的には、無機質難燃剤のカチオン
を生じさせる水溶液として、例えば、BaCl,Ba
Cl・2HO,BaBr,Ba(NO,M
gCl,MgBr,MgSO・HO,Mg(N
・6HO,CaCl,CaBr,Ca
(NO,AlCl,AlBr,Al(SO
,Al(NO・9HO,ZnCl等の
1種または2種以上の組み合わせから成る水溶液を使用
することができ、リン酸系無機質難燃剤のアニオンを生
じさせる水溶液として、HPO,NaHPO
(NHHPO等の1種または2種以上の組み合
わせから成る水溶液を使用することができる。
【0016】前記複合化工程は、木材を減圧脱気した
後、その木材に前記難燃化溶液を加圧含浸させる工程か
ら成ることが好ましい。
【0017】また、前記複合化工程は、木材の木口面の
一端を減圧するとともに木材の周囲を加圧して、木材に
前記難燃化溶液を含浸させる工程から成ってもよい。こ
の方法は、いわゆる木口含浸法である。木口面とは、木
材を幹軸方向に対し横断する方向に切断した面である。
【0018】
【0019】加熱工程で木材を加熱処理する温度は、1
00℃以下では、木材が乾燥するのみで材質的な改善が
図りにくく、250℃以上では、木材の炭化が進行して
工業的に耐え得る強度を得にくい。
【0020】加熱時間は、加熱温度や板厚を考慮して設
定する。複合化工程と加熱工程との処理の順番は、複合
化工程後に加熱工程を行う。複合化工程後に加熱工程を
行うことにより、複合化工程の含浸処理で濡れた状態と
なっている木材を加熱処理で同時に乾燥することもでき
る。
【0021】前記加熱工程では、木材を不活性ガス雰囲
気下、160〜200℃の温度で、5〜30時間、加熱
処理する工程から成る。特に、前記加熱工程は、180
〜200℃の温度で加熱する工程から成ることが好まし
い。改質木材では180℃以上の温度で加熱処理する場
合、未加熱・無含浸の木材に比べて重量減少率が半分以
下に大きく減少し、顕著な耐朽性の効果が認められる。
また、改質木材では160〜200℃の温度範囲で加熱
処理する場合、加熱・無含浸の木材に比べて重量減少率
が大きく減少しており、顕著な耐朽性の効果が認められ
る。
【0022】加熱処理は、空気など酸素を相当量含む雰
囲気下で行うと、処理後の木材の加工性が悪くなるた
め、不活性ガス雰囲気下の酸素を含まない環境で行う。
【0023】不活性ガスには、例えば、アルゴン、クリ
プトン、ヘリウム等の希ガス、窒素、アンモニア、亜硝
酸ガス、炭酸ガスなどの1種または2種以上を使用する
ことができる。
【0024】
【作用】本発明に係る改質木材の製造方法では、複合化
工程で木材の組織内にリン酸系無機質難燃剤を含浸させ
ることにより、木材に難燃性を付与する。加熱工程で、
木材に加熱処理を施すことにより木材の寸法安定性を大
きく改善する。一方、複合化工程と加熱工程との相乗作
用により、木材の耐朽性も大きく向上する。これらのこ
とから、複合化工程と加熱工程とを併用することによ
り、寸法安定性、耐朽性および難燃性を備えた改質木材
が実現される。また、寸法安定性および耐朽性を付与す
るのにより適した加熱条件下で木材を処理する。
【0025】請求項3または4の本発明に係る改質木材
の製造方法では、リン酸系無機質難燃剤の溶液を効率的
に木材に含浸させ、木材と難燃剤とを充分に複合化させ
ることができる。
【0026】
【0027】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て説明する。改質木材を、以下のようにして製造した。 (1)まず、辺材と心材とに分けた断面が30ミリ×3
0ミリで厚さが5ミリの大きさの杉木材片と、2種の無
機質水溶液とを準備した。2種の無機質水溶液には、5
%、10%、20%、30%の各重量%濃度の塩化バリ
ウム水溶液と、その各濃度のリン酸水素アンモニウム水
溶液とを準備した。
【0028】その木材片を真空ポンプで減圧脱気した
後、5%濃度の塩化バリウム水溶液を2.0MPaの圧
力で4時間、加圧して木材片に含浸させた。次に、5%
濃度のリン酸水素アンモニウム水溶液を2.0MPaの
圧力で4時間、加圧してその木材片に含浸させた。この
減圧・加圧法の含浸処理により、木材片の組織内で塩化
バリウムとリン酸水素アンモニウムとを反応させ、不溶
性の無機質難燃剤のリン酸水素バリウムを生成させた。
【0029】同様にして、木材片ごとに、10%、20
%、30%の各重量%濃度の塩化バリウム水溶液と、対
応する各濃度のリン酸水素アンモニウム水溶液とを順
次、加圧含浸させた。
【0030】この複合化工程後の木材片を、窒素ガス雰
囲気下、木材片ごとに、160℃、170℃、180
℃、190℃、200℃の各温度で、8時間、加熱処理
した。こうして、含浸率と加熱温度とが異なる改質木材
が辺材および心材ごとに製造された。
【0031】また、以下に示す他の方法により改質木材
を製造した。 (2)まず、断面が120ミリ×120ミリで長さが6
00ミリの大きさの杉角材と、2種の無機質水溶液とを
準備した。2種の無機質水溶液には、30重量%濃度の
塩化バリウム水溶液と、30重量%濃度のリン酸水素ア
ンモニウム水溶液とを準備した。
【0032】その角材の一端の木口面を1.3KPaの
圧力に減圧しながら、角材の周囲を0.5MPaの圧力
で加圧して、30重量%濃度の塩化バリウム水溶液を6
時間、加圧注入して角材に含浸させた。次に、30重量
%濃度のリン酸水素アンモニウム水溶液を同様にしてそ
の角材に含浸させた。この木口含浸法の含浸処理によ
り、角材の組織内に不溶性無機質のリン酸水素バリウム
を生成させた。
【0033】この複合化工程後の角材を、断面が30ミ
リ×30ミリで厚さが5ミリの大きさの木材片に切り出
した。これらの木材片を、窒素ガス雰囲気下、木材片ご
とに、160℃、170℃、180℃、190℃、20
0℃の各温度で、8時間、加熱処理した。こうして、加
熱温度がそれぞれ異なる改質木材が製造された。
【0034】次に、製造された改質木材の作用および効
果について説明する。複合化工程後の木材片の含浸率は
上記(1)により製造された木材片を用いて、以下のよ
うにして求めた。含浸後の30ミリ×30ミリ×5ミリ
の大きさの木材片について240℃で80分、加熱し、
炭化させた後、600℃で40分、加熱し、さらに、8
50℃で90分、強熱加熱した。各木材片を冷却後、重
量を測定し、再度850℃で60分、加熱し、連続2回
の重量変化が2mg以下となるまで、850℃の加熱を
繰り返した。
【0035】こうして重量変化が2mg以下となった灰
分について、各木材片の絶乾重量を基準として重量%を
求め、その値を用いて次の式から含浸率を求めた。
【0036】 G=〔(A−A0 )/(1−A)〕×100
【0037】但し、Gは含浸率〔%〕、A0 は未含浸材
の灰分〔%〕、Aは含浸材の灰分〔%〕である。この結
果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1から、難燃化溶液の濃度に比例して含
浸率が増加し、辺材と心材とを比較した場合、辺材の方
が高い含浸率を示すことがわかる。
【0040】次に、製造した各改質木材について寸法安
定性試験を行った。寸法安定性試験は、「木材の収縮率
測定方法」(JIS Z 2103)に準じて試片を作
製し、上記(1)により製造された辺材および心材から
成る、含浸率および加熱温度の異なる改質木材と、含浸
のみで加熱処理を行わない木材と、未加熱・無含浸の木
材とを試料として用いた。
【0041】まず、これらの試料を恒温恒湿度器に入
れ、40℃45%RHで8日間、さらに40℃90%R
Hで6日間、保持した。それぞれの環境における接線方
向(板目方向)の寸法と半径方向(柾目方向)の寸法と
から面積膨張率を求め、未加熱・無含浸の木材の面積膨
張率を基準として次の式からASE(抗膨潤能)を求め
た。
【0042】 ASE〔%〕=〔(D0 −D)/D0 〕×100
【0043】但し、D0 は未加熱・無含浸の木材の面積
膨張率、Dは改質木材の面積膨張率である。この寸法安
定性試験の結果を、辺材から製造した試料について図1
に、心材から製造した試料について図2に示す。
【0044】図1および図2から、改質木材のASE値
を、未加熱の木材(加熱温度40℃で示す)のASE値
と比較した場合、改質木材では辺材、心材ともにASE
値が大きく向上していることがわかる。さらに、改質木
材のASE値は、無含浸の木材のASE値と異なり、辺
材および心材ともに、改質木材のASE値は、180℃
付近に値のピークを有しており、その温度付近に最適な
加熱温度域を有していることがわかる。
【0045】次に、製造した各改質木材について耐朽性
試験を行った。耐朽性試験は、「木材の耐朽性試験方
法」(JIS Z 2119(1969))に準じて行
った。試料には、複合化工程で木口含浸法を用いて製造
した改質木材(含浸率:27パーセント)を用いた。試
験菌株には、オオウズラタケおよびカワラタケを用い
た。
【0046】まず、試験菌株を前培養した培養基上に試
料を置き、25℃の温度で60日間、培養した。培養の
前後の試料の重量変化から重量減少率を求めた。重量減
少率は、値が大きいものほど腐れやすいことを示してい
る。この耐朽性試験の結果を図3に示す。
【0047】図3から、改質木材の重量減少率を未加熱
・無含浸の木材の重量減少率と比較すると、改質木材で
は180℃以上の温度で未加熱・無含浸の木材に比べて
重量減少率が半分以下に大きく減少しており、顕著な耐
朽性の効果が認められる。また、改質木材の重量減少率
を無含浸の木材の重量減少率と比較しても、改質木材で
は160℃〜200℃の温度範囲で無含浸の木材に比べ
て重量減少率が大きく減少しており、顕著な耐朽性の効
果が認められる。これらのことから、改質木材は、複合
化工程と加熱工程との相乗作用により、耐朽性が向上し
ていることがわかる。
【0048】特に、無含浸の木材では、170℃以下や
190℃以上の温度域では、未加熱・無含浸の木材に比
べて重量減少率が逆に大きくなっており、重量減少率が
改善されるのは180℃の場合に限られている。このた
め、無含浸の木材では、耐朽性を高めるのに温度管理を
厳しく行う必要があると考えられる。これに対し、改質
木材では、180℃以上の温度で加熱処理すれば重量減
少率が大きく改善されるため、温度管理に厳密さを要求
されない利点がある。
【0049】なお、改質木材は、木材の組織内に無機質
難燃剤であるリン酸水素バリウムを含んでいるため、リ
ン酸水素バリウムの持つ難燃性が付与されている。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る改質木材の製造方法によれ
ば、板厚の大きい材料や複雑な形状を有する材料でも処
理が可能であり、寸法安定性、耐朽性および難燃性のす
べてを備えた改質木材を製造することができる。製造さ
れた改質木材は、木工品材料や、家具材、自動車の内装
材、建築材料などとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の改質木材の、辺材を材料と
した場合の寸法安定性試験結果を示すグラフである。
【図2】本発明の一実施例の改質木材の、心材を材料と
した場合の寸法安定性試験結果を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施例の改質木材の耐朽性試験結果
を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−82710(JP,A) 特開 平2−45102(JP,A) 特開 平5−69414(JP,A) 特開 平4−185303(JP,A) 特開 平4−31002(JP,A) 特公 昭58−18205(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27K 3/00 - 3/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材の組織内にリン酸系無機質難燃剤の溶
    液を含浸させる複合化工程と、 複合化工程後、木材を不活性ガス雰囲気下、160〜2
    00℃の温度で、5〜30時間、加熱処理する加熱工程
    とを、 有することを特徴とする改質木材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記加熱工程は、180〜200℃の温度
    で加熱する工程から成ることを特徴とする請求項1記載
    の改質木材の製造方法。
  3. 【請求項3】前記複合化工程は、反応により木材の組織
    内で不溶性のリン酸系無機質難燃剤を生じる2種以上の
    難燃化溶液を木材に含浸させる工程から成ることを特徴
    とする請求項1または2記載の改質木材の製造方法。
  4. 【請求項4】前記複合化工程は、木材を減圧脱気または
    減圧後加圧して、その木材に前記リン酸系無機質難燃剤
    の溶液を含浸させる工程から成ることを特徴とする請求
    項1または2記載の改質木材の製造方法。
  5. 【請求項5】前記複合化工程は、木材の木口面の一端を
    減圧するとともに木材の周囲を加圧して、木材に前記リ
    ン酸系無機質難燃剤の溶液を含浸させる工程から成るこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の改質木材の製造
    方法。
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