JP2881588B2 - 潤滑油保持装置 - Google Patents

潤滑油保持装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本発明はギヤケース内に潤滑油を保持するための技術
に関し、より具体的には、デイーゼル機関車や電気機関
車に採用されているような主(牽引)モーターのギヤケ
ースに潤滑油を保持するための技術であつて、特に、米
国特許第3,710,646号に記載された技術や、本件明細書
で後述するような技術に関するものである。
この種のギヤケースは1対の合わせ構造部分を含んで
おり、それらを使用して機関車車輪駆動用のギヤが覆わ
れている。
ギヤケースは使用条件が厳しいために、ケース内に潤
滑油を保持し、ほこりやブレーキシユーのかす、水、そ
の他の汚染物を排除することが重要である。ところが今
日まで、数多くの変動要素のために潤滑油を保持するこ
とが困難となつており、具体的には、主モーターギヤケ
ースに対する機関車車軸の横方向運動や、ギヤ及び車輪
を介して伝達される極度の振動、製造誤差や酷使による
ギヤケースの寸法変化などが要因となつて潤滑油の保持
が困難となつている。
〔発明の要旨〕
本発明は、潤滑油がギヤケースから流出することを制
限した構造を提供するものである。その様な構造は、ギ
ヤケース取り付け位置の大幅な変化を許容し、同時に、
ギヤケースの組立中の安定化作用を与える潤滑油保持装
置により実現できる。
〔実施例〕
図示の実施例により、本発明を機関車主モーターギヤ
ケースに具体的に関連させて説明する。但し、本発明は
それに限定されるものではない。
第1図〜第3図に示す如く、典型的なギヤケース10は
上部(頂部)部分11と下部(底部)部分12とを含む1対
の合わせ構造部分を備えており、それらが、(軸14で支
持した)ブルギヤ13及びピニオンギヤ16(第1図)など
の可動部品を囲んでいる。ピニオンギヤ16は主モーター
23(第3図)のピニオン軸17(電機子軸)により駆動さ
れる。ギヤ13,16は軸14及び車輪15を駆動する(第3
図)。
ギヤケース部分11,12は形状がある程度類似してお
り、18(第2図)で示す分割線で合わせることにより閉
鎖構造となる。ギヤケース両端部のブラケツト19は、部
分11,12を合わせ状態に締め付けて主モーターのアーム
(図示せず)を支持するために使用される。第2図に示
す如く、上部ケース部分11は側部20,21と頂壁部22とを
含み、それらの表面は角度の異なる複数の連続した表面
を形成している。下側部分12も、同様に、角度の異なる
いくつかの表面を形成する側部20,21と底部25とを有し
ている。
ギヤケース部分11,12は頂部ギヤケース側部20,21に沿
つて溶接した金属ストリツプ26により、分割線18に沿つ
て互いに並ぶ状態に保たれる。ストリツプ26は分割線18
を超えて延びており、下側部分12の分割線縁部が着座す
る溝範囲を形成している。
頂部部分11及び底部部分12の両方において、ギヤケー
ス側壁部20には半円形のピニオン孔又は切り欠き28(第
1図及び第3図)が設けてあり、それらが互いに並んで
ケースの内部側への円形通路を形成しており、その通路
を通して固定電機子軸受カラー又はフランジ29を通すこ
とができるようになつている。ピニオン軸17は上記カラ
ーに通されており、そこにピニオン駆動ギヤ16が設けて
ある。頂部及び底部のギヤケース側壁20には更に大きい
2個の半円形の切り欠きが設けてあり、それらが互いに
並んで円形通路31,32を形成しており、そこをギヤハブ3
3及び車輪ハブ34(第3図)などの回転表面を通すこと
ができるようになつている。フエルトシール又はフアイ
バーシール36が使用されており、ハブ表面33,34及びサ
スペンシヨン軸受37に係合させてある。
主モーター23(第3図には部分的な断面のみ図示)は
電機子軸17及びピニオンギヤ16を駆動し、ギヤ16が軸14
に固定したブルギヤ13と車輪15とを駆動する。軸14は、
主モーターフレーム23で静止状態に保持されているサス
ペンシヨン軸受37内回転する。ギヤケース10は主モータ
ーにブラケツト19(第1図)を介してボルト止めされて
いる。実際には、主モーターには、軸14とサスペンシヨ
ン軸受37との間の横方向(軸方向)運動を許容するよう
に設計されている。
ギヤケース10は主モーター23とそのサスペンシヨン軸
受37とに対して固定されているので、ピニオンギヤ16が
同一位置に留まつた状態で、ブルギヤ13(及び軸14)は
破線39(第3図)で示す位置へ横方向(軸方向)に移動
することができる。この横方向運動は一般に1/16″〜5/
16″である。
ギヤケース10と(軸で支持した)ブルギヤ13とのこの
相対的な横方向運動のために、ピニオン孔切り欠き孔28
に対して潤滑油のポンプ作用及び間欠的横方向圧力が及
ぼされ、そのために、ギヤケース内に潤滑油を保つてお
くことが極めて困難となつている。使用状態では、特に
高速でない場合でも、30〜90サイクル/分の横方向振動
が生じ得る。1カ月に12000〜20000マイルを走行する機
関車では、潤滑油の損失が非常に多くなることがあり、
何回にもわたつて機関車を停止させて、時間及び費用の
かかる補油作業を行う必要がある。
ギヤケース内で生じる潤滑油圧力の例が第1図に略図
で示してある。例えば、ブルギヤ13が方向Rに回転して
いる場合、その歯が潤滑油40をケースの底部からすくい
上げて、ピニオンギヤ16にはねかける。ブルギヤとピニ
オンギヤとの歯の噛み合いが、原理的には、ギヤポンプ
として作用し、潤滑油を高い圧力でケース側部及び孔28
に向けて吹きかける。矢印Y(第3図)で示すこの圧力
のために、孔範囲28に沿つて高い流体圧力が及ぼされ
る。
別の観点として、潤滑油をケース内に保持する他に、
水やほこりをギヤケース内に侵入させず、潤滑油の希釈
やギヤの摩耗を抑制することも重要である。雪やほこり
及び水は主モーターフレーム(23で部分的に示す)とギ
ヤケース側壁部20との間の空間41に回収できる。
第4図に示す如く、ピニオン孔(切り欠き)28は保持
手段42で囲まれており、該手段42は内側側壁部44と外側
側壁部45と底壁部46とで形成される溝の形態にある。溝
又は溝部(42)は円筒状カラー29に向かつて半径方向内
向きに開いている。
前述の如くギヤケース内の潤滑油圧力によりピニオン
孔28での漏れの問題が生じるが、この他に、取り付けブ
ラケツト19の許容取り付け誤差が大きいことによつて
も、孔での潤滑油保持に問題が生じる。ブラケツトの縦
方向孔48(第3図)とボルト49との間に間隙があるの
で、ギヤケース10は組立中に3/8″程度までピニオンカ
ラー9に対して矢印X(第3図)で示すようにずれるこ
とがあり、又、5/16″程度まで矢印Wで示す横方向又は
軸方向にずれることがある。(保持溝42とハブ29との間
の通常の間隙は約3/16″である。)無論、ギヤケースが
方向Sに傾き、一端部がモーター23側にずれて、他端部
が車輪15側へずれた場合には両方向のずれが複合され
る。孔48とボルト49との間の間隙は意図的に設けられて
おり、軌道路床の石によりケースが曲げられたり損傷を
受けた場合に、修理の際にある程度の歪みをさほど考慮
せずに修理を行つて再び使用できるようにするためであ
る。
ケースの所要取り付け精度を非常に低くする必要のあ
る別の理由は、製造後30〜35年を経た機関車についてギ
ヤケースの互換性を保ち、保守作業及び費用を極力簡単
安価に維持するためである。このような構造は、鉄道の
互換性を保つのに役立つてきているが、軸受カラー29に
沿つてギヤケースを密封することが非常に困難になる原
因にもなつている。
第4図に示す如く、カラー範囲29が比較的小さく、一
般にいくつかの範囲では幅が3/8″であることも、ギヤ
ケースの横方向のずれによる漏れを増加させる原因とも
なつている。ずれの問題の他に、ギヤケースは分割部分
11,12(ハーフ)で作られているので、第6図に示す如
く、車輪15とモーターフレーム23との間に隠れて見えに
くい状態で組み立てを行う間に、それらの一方又は両方
が傾くことがしばしばある。
本発明によると、ギヤケースのずれや位置決め誤差、
傾きなどによる潤滑油の損失という問題を解消するため
に、新規な潤滑油保持装置50(中間面装置)が設けてあ
る(第4図〜第9図)。保持装置50は、柔軟で可撓性の
あるエラストマー材料などの弾性材料の成形品でよい。
具体的には、第4図〜第9図に示す如く、装置50は基
部52と、複数の圧縮性リツプ55を有するリム53などの接
触手段と、上記リムを基部に連結するコラム(柱部)な
どの手段54と、基部から延びる可撓脚部56などの付勢手
段とを含んでいる。図示の形状に限定されるものではな
いが、第7図に示す装置は円弧状又は円筒状に形成され
ており、概ね半円形の2個のハーフ(二分割部分)を使
用して円形に形成されている。
具体的には、基部52は円周方向に延びており、実施例
では、脚部44,45の間の保持溝42の内側幅よりも僅かに
広い寸法に設定されて溝内に弾性的に保持されるように
なつている。上記コラム(連結手段54)は基部52からカ
ラー29側へ半径方向内向きに延びている。コラムはその
横断面幅又は厚さ(電機子軸17の回転軸「A」に対して
平行な軸方向に延びる厚さ)が基部52及びリム53よりも
小さく、その両側部に、円筒状又は円弧状の溝部あるい
は解放範囲57(第9図)が形成されている。溝部57はリ
ム53の下側壁部58と基部52の短い頂部壁部59との間に形
成されており、上記両壁部はコラム54の連結側壁部61で
互いに接合されている。
リム53はコラム54に連結し、その半径方向内側(カラ
ー29側)に位置している。第4図〜第6図に示す如く、
リム53はコラム54及び基部52よりも幅が広く突出してお
り、実施例では、溝42の外側幅(側部44,45の間の溝)
と少なくとも同じ幅を有している。換言すれば、リム53
は、孔28(第4図及び第6図)を形成する保持溝側壁部
44,45の円弧状縁部60の下側を延びている。従つて、リ
ム53は基部52よりも広い幅にわたつて延びており、実施
例では、少なくとも溝42の外側幅と同じ幅を有してお
り、後述する如くリムの支持部を形成する溝縁部60に着
座している。
リム53の半径方向内側側部からは複数のリツプ55が延
びている。リツプは変形した状態でカラー29に係合する
ように形成されている。適当なリツプの形状が第9図に
示されており、その図によると、円周方向又は円弧状に
延びるリツプは3角形に近い断面を有している。具体的
には、リツプはリム53から延びる幅の広い基部又は底部
62を有しており、そこから尖端縁部又は頂部63に向かつ
て半径方向内方へ傾斜している。
装置をカラー29側に付勢してそれと接触させるため
に、複数の変形可能な弾性脚部を含む付勢手段56が設け
てある(第9図)。上記脚部の内側縁部66はV形の切り
欠き67を形成しており、その切り欠き頂点68は基部52内
まで延びており、その底部が保持溝底壁部46側へ半径方
向外向きに広く開放している。脚部の外側傾斜縁部70
は、基部52の軸方向に延びる短い外側壁部71とともに、
概ね3角形断面形状の円弧状に延びるポケツト72を各保
持溝内側壁部44,45側へ開いた状態で形成している。第
9図に示す如く、V形切り欠き頂部68は、基部52の外側
壁部71よりもリツプ55側へ半径方向内側に深く入り込ん
でいる。
潤滑油保持装置50(中間面装置)を位置決めして、接
合状態の2個の半円形の接合ハーフの端部の間に良好な
状態ではめ合わせて接触させるために、タブ又はフラツ
プなどの閉塞手段75が両端部に設けてある(第7図及び
第8図)。タブは基部52からそれに対してほぼ直角な角
度で半径方向に突出している。第8図から明らかなよう
に、タブは基部端部においてV形切り欠き67を埋めた状
態で、基部52から横方向、かつ、ギヤケース分割線18
(第1図)と概ね平行に延びている。2つの装置を互い
に合わせると、各係合タブ75の頂部表面76が互いに係合
することになる。その場合、下側のタブ表面77は、合わ
せ分割線18に沿つて、頂部又は底部のギヤケース部分1
1,12のいずれか一方のギヤケース側部シート20,21と係
合するようになる。
使用状態では、半円形の保持装置50を頂部及び底部の
ギヤケース部分11,12の半円形の保持溝42のそれぞれに
対して、付勢脚部65を溝底壁部46と係合させた状態で挿
入する。挿入が完了すると、基部52は一般に溝内側壁部
44,45に対して僅かに干渉した圧縮嵌合状態となる。第
4図〜第6図に示す如く、基部52は、コラム54の大部分
及びそれに隣接する側部溝部57とともに、溝42に収容さ
れる。
保持装置50の典型的な設置状態が、第5図に多少誇張
した形で示してある。ギヤケース部分11,12を所定位置
にボルト止めした状態では、弾性付勢脚部56が変形して
装置をカラー29側へ付勢し、リツプ55に圧力を及ぼすこ
とができる。カラー29の位置や姿勢が正確でない場合、
一方又は両方のリツプが、切り欠き80内へ延びるリツプ
79(第5図)で示す如く、カラー29と係合させられる。
同時に、保持溝42の円弧状側縁部60が装置のリム壁部範
囲58に係合して、リツプを装置の外側縁部に沿つてカラ
ー28と係合するように付勢する。従つて、装置には、例
えば、弾性脚部56や溝縁部60からいくつかの圧力を及ぼ
すことができる。
第5図に示すようなギヤケースの取り付けのために装
置50に付加的に圧力が及ぼされた場合、装置は、リム53
を、符号81で示す如く、側部溝部57内へ膨らませること
により、圧力に適応できる。同時に、コラム54は溝42内
へ更に後退できる。V形切り欠き67により両弾性脚部56
の間でコラム54の下側の基部範囲が変形できるので、例
えば、コラム54は溝57内へ概ね横方向へ膨らむこともで
き、又、基部53内へ方向Cにおいて半径方向外向きに膨
らむことができる。ギヤケース圧力に更に適応するため
に、脚部56はそれらの側部ポケツト72内へ曲がる又はた
わむことができ、又、リム脚部83は溝壁部44,45の外側
を超えて軸方向外向きに膨らむことができる。
本発明の更に別の特徴が第4図に示されており、それ
によると、ブラケツト取り付け孔48及びボルト49の間の
間隙が大きすぎるために、ギヤケースの取り付け誤差や
ずれが生じた場合、それを保持装置がどのように調節で
きるかが示されている。この図には、符号82で示す中央
リツプがカラー29の外周表面に強固に係合し、一方、別
のリツプ84がカラーの側部隆起部に跨る形で係合してい
る状態が示されている。
装置の更に別の利点が第6図で説明されおり、それに
よると、ギヤケース部分11又は12は、車輪15と主モータ
ーフレーム23との間にある程度隠れて設置される際に、
傾きやずれが生じることがしばしばあり、その状況が示
されている。リム下側壁部58は溝縁部60で実際に裏側か
ら支持されており、又、リツプ55が比較的短いので、リ
ツプ59はリム53の中心に向かつて下側へ非常に折れ典が
りにくくなつており、そのために、カラー29にリツプが
不適当な状態で接触することが防止され、装置の安定性
が増加している。
以上の説明では、装置を主モーターギヤケースに関連
させて記載してきたが、無論、この種の用途に限定され
るものではない。本発明の装置は、第1部材から第2部
材を遊離させるために使用でき、特に、第1部材がギヤ
ケースに連結され、第2部材に、精度が低いが重要であ
るカラー29などを介在させることが必要な場合のよう
に、位置決め誤差が生じ得る場合に、特に効果がある。
更に、本発明を特定の具体的な実施例に関連して記載し
てきたが、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲内に
おいて、それ以外の形態をも採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用したギヤケースの側部正面図、第
2図はギヤの無い状態のギヤケースを第1図の2−2断
面で示す図であつて、ギヤケースの上半部及び下半部の
合わせ分割線に沿つて使用される典型的な舌部・溝構造
を示す断面図、第3図は機関車主モーターピニオンギヤ
組立体に対するギヤケースの関係を示す水平断面略図で
あつて、ギヤケース分割線のすぐ下側においてギヤを正
面から示す第1図の3−3断面略図、第4図は第2図の
4−4断面図であつて、潤滑油保持装置(中間面装置)
を側部正面図として示し、かつ、説明のために、装置を
作用させる数多くの異なる位置の1つをハツチングを省
略して示す断面図、第5図は、説明のために、本発明の
保持装置の別の典型的な位置を示す第4図と同様の側部
正面図、第6図は第4図及び第5図と類似した潤滑油保
持装置の断面図であつて、ギヤケースハーフを取り付け
位置へ滑らせる際に装置を傾けて調節できる状態を示す
断面図、第7図は潤滑油保持装置の側面図、第8図は第
7図の8−8断面図、第9図は第8図の9−9断面図で
あつて、説明のためにハツチングを省略して保持装置を
側面から示す図である。 10……ギヤケース、11……上部部分、12……下部部分、
14……駆動軸、17……電機子軸、18……分割線、40……
潤滑油、42……溝、44,45……側壁部、46……底壁部、5
0……中間面装置、52……基部、53……リム、54……連
結手段、55……リツプ、56……脚部、57……溝部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチヤード・エム・エバート アメリカ合衆国 55987 ミネソタ州・ ウイノナ・ボツクス 99エム・アールア ール 3(番地なし) (56)参考文献 特開 昭59−23158(JP,A) 特開 昭64−85826(JP,A) 実開 昭63−157522(JP,U) 実開 昭59−56956(JP,U) 実開 昭55−145751(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16N 31/00 F01M 9/10 F16H 57/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギヤケースを電機子軸受カラーから遊離さ
    せるための中間面装置であつて、上記ギヤケースが底壁
    部と側壁部と備えた保持溝を有している装置において、 上記溝に挿入される基部と、 上記カラーと接合する接触手段と、 上記基部に上記接触手段を固定する連結手段であつて、
    上記基部よりも横断面幅が小さい連結手段と、 上記カラー側へ上記接触手段を付勢する手段とを備えた
    ことを特徴とする潤滑油保持装置。
  2. 【請求項2】第1部材を第2部材から遊離させるための
    中間面装置であつて; 上記両部材の一方により支持されるようになつた基部
    と、 上記部材の他方と係合する接触手段と、 上記基部に上記接触手段を固定する連結手段と、 上記基部から延びて、上記接触手段を上記他方の部材側
    へ付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする中間面
    装置。
  3. 【請求項3】第1部材を第2部材から遊離させる中間面
    装置であつて、上記第1部材が、上記第2部材側に向か
    う開口を形成する底壁部及び側壁部を有する溝を含んで
    いる装置であつて、 上記溝に挿入される基部であつて、上記溝側壁部の間に
    はまるように寸法の設定された側部を有する基部と、 上記第2部材に係合する接触手段であつて、リムとリツ
    プ部材とを含む接触手段と、 上記接触手段を上記基部に接合させる連結手段であつ
    て、上記リムよりも幅の小さい連結手段と; 上記基部から上記リツプと概ね反対方向に延びる弾性手
    段であつて、その一部が上記溝の上記底壁部に係合し
    て、上記装置を上記第2部材側へ付勢するとともに、上
    記連結手段が上記溝底壁部側へ付勢されると変形して上
    記基部が上記溝に向かつて後退することを許容する弾性
    手段とを備えたことを特徴とする中間面装置。
  4. 【請求項4】二分割部分を有する主モーターギヤケース
    に使用する中間面装置であつて、各分割部分が、概ね半
    円形の保持溝を形成して両者で円形の切り欠きを形成す
    る半円形開口を互いに対向する状態で備え、上記溝が分
    割線に沿つて互いに合わされるとともに、各溝が底壁部
    と側壁部とを有して円形カラー部材側へ半径方向内向き
    に開口しており、該カラー部材が主モーターに支持され
    て上記ギヤケース切り欠き内へ突出しており、上記溝側
    壁部が、上記カラー部材に対向してそこから間隔を隔て
    た半円形縁部を有している装置において、 概ね半円形の円弧に沿つて延びて、溝に挿入される基部
    と、 概ね半円形の円弧状に延びて、その頂部側に上記カラー
    と係合するようになつたリツプを有するリムと、 上記リムと上記基部とを接合させる連結手段であつて、
    該連結手段が上記リム及び上記基部よりも横方向幅が狭
    いとともに、上記基部及び上記リムの表面とともに、上
    記連結手段の側部に沿つて溝部を形成しており、上記装
    置が上記溝内に装着された時に上記リムの一部分が上記
    溝部内へ変形することのできる連結手段とを備え、 上記リムが上記溝よりも広い幅を延びてそこから上記カ
    ラー側へ半径方向内向きに延びるとともに、該リムの側
    壁部が、上記チヤンネル内に装着された時に上記チヤン
    ネル縁部と係合して上記リム用の支持部を形成するよう
    になつており、上記リムが、上記カラーに対する上記装
    置の圧力に晒された時に、上記装置の横方向に変形する
    ことができ、 更に、概ね半円形の円弧状に延びて上記基部により支持
    され、溝底壁部と係合して上記装置用の可撓支持部を形
    成する弾性手段を備え、 該弾性手段が切り欠きにより分離される複数の折り曲げ
    可能な脚部を含み、該切り欠きが溝底壁部側へ開口して
    上記連結手段と概ね直線上に並んでおり、上記脚部がそ
    の外側において上記基部の一部分とともに、それらに沿
    う解放ポケツトを形成し、 上記脚部に隣接する上記ポケツトと上記切り欠きとが、
    上記脚部を変形させるため、かつ、上記装置が上記溝内
    の装着位置にある時に上記連結手段が上記基部を上記脚
    部側へ変形させることを許容するための空間部分を形成
    していることを特徴とする中間面装置。
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