JP2881518B2 - タービン - Google Patents

タービン

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JP2881518B2
JP2881518B2 JP3165008A JP16500891A JP2881518B2 JP 2881518 B2 JP2881518 B2 JP 2881518B2 JP 3165008 A JP3165008 A JP 3165008A JP 16500891 A JP16500891 A JP 16500891A JP 2881518 B2 JP2881518 B2 JP 2881518B2
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JP
Japan
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turbine
exhaust gas
nozzle
flow
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河村英男
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はターボチャージャを備え
たエンジンの部分負荷時におけるタービンの性能を向上
させるタービン性能向上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの排気エネルギーを回収
して過給気圧を増大させるターボチャージャが広く利用
されており、このようなターボチャージャを備えたエン
ジンではその出力が大で排気ガス量の多い場合はタービ
ンの駆動力も強く、したがって高い過給圧が得られる
が、エンジンの部分負荷時では排気ガス量も少ないため
十分な過給圧が得られず、このため部分負荷時における
タービン性能を向上させる試みが種々なされている。
【0003】図3はこの種のタービン性能を向上させる
方法の最も一般的なものの説明図で、タービンハウジン
グHの排気流路のノズル部に仕切り板Sを設けて、エン
ジンの部分負荷時には図示のA部のみに排ガスを導き、
流路を絞ってタービンを駆動するものである。
【0004】また、図4は排気流路にガイドベーンGを
配置したもので、これにより絞りをつけて排気エネルギ
ーの効率の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エンジンの部分負荷時
のタービン性能の向上方法として図3に示すものでは、
A部の面積は絞られてガス流速は早まるが、タービンの
B部では面積が増大し、さらにC部にて膨張するので、
実質的にはA部の絞りによる速度増加の効果は得られる
ものの、部分負荷時におけるタービン出力の増加にはな
り難い。すなわち、部分負荷では排ガスの流量が減少す
るため、範囲の広いタービンノズル部に絞りが発生せ
ず、したがってタービンにての膨張仕事が行えないこと
が問題である。
【0006】また、図4に示す試みでは排ガスの流路は
ガイドされるが、上記と同様に基本的な解決にはならな
いという欠点がある。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的はエンジンの全負荷時において十
分効率よく駆動できるとともに、部分負荷時の弱い排気
エネルギーにても効率よく駆動することが出来る新規な
タービンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き本発明の目的
を達成するために、本発明は、回転自在に保持されたタ
ービンと、該タービンの外周に沿って開口するノズル
と、該ノズルの周辺に配置され該ノズルと連通するとと
もに、該ノズルからタービンに吹き付ける排気ガスの排
気流路となるタービンスクロールと、該タービンスクロ
ールと連通し該タービンスクロールに排気ガスを供給す
る排気ガス入り口と、タービン内で膨張したガスを排出
するガス出口とを具備するタービンにおいて、排気ガス
入り口11から排気ガス流の流れに沿って形成されるタ
ービンスクロール1の終端位置でノズルを閉塞し排気ガ
ス流の周方向の流れを阻止する閉鎖部13と、排気ガス
入り口11と閉鎖部13との間のタービンスクロール1
内に揺動自在に設けられ、一方位置でタービンスクロー
ル1とノズル部12を閉塞して排気ガスのタービン周方
向への流れを阻止する柄部33と係合部32を有し、他
方位置ではタービンスクロール1とノズル部12内の排
気ガスの周方向流を許容する閉鎖バタフライ3とを有
し、該係合部32がタービン外周と近接してノズル部1
2を部分閉鎖する係合部32のガス流方向の長さは、エ
ンジンの部分負荷時の排気ガス流がタービン2の入口か
らガス出口に至る時間に流れる距離に対応させたことを
特徴とするタービンを提供する。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0010】図1は本発明にかかるタービンの一実施例
を示す説明図であり、同図において、1はターボチャー
ジャのタービンスクロールで、排気ガス入口11から圧
送される排気ガスをタービン2に導いて効率よく回転駆
動させるものである。
【0011】そして、排気流路となるタービンスクロー
ル1の断面形状は、排気ガス入口11の近傍では図示の
aの形状に、排気流路の途中においては図示のbの形状
に形成され、排気流路面積はaよりも小さくなるととも
に、その中心軸方向、すなわちタービン2の外周に近い
部分は狭められて、図示の閉鎖部13を除きタービン2
の外周に近接する部分はノズル部12が形成されてい
る。
【0012】3は閉鎖バタフライであり、例えば耐熱性
を有するセラミックスが使用され、一端の軸部31はタ
ービンスクロール1の内壁に軸止され、他端にはノズル
部12に係合してノズル部12を部分閉鎖する係合部3
2が設けられるとともに、軸部31と係合部32とを連
結する葉状部となる柄部33は排気流路となるタービン
スクロール1を斜めに閉じる葉状に形成されている。そ
して、エンジン負荷が大で排気ガス量が多い場合は軸部
31を軸芯としてタービンスクロール1の内壁の収納部
14に納められ、エンジンの部分負荷時には図示の矢印
P方向に移動して、柄部33でもってタービンスクロー
ル1を途中で閉塞して排気流路を短縮するとともに、係
合部32はノズル部12に係合して閉鎖部13から係合
部32までの絞られたノズル部12から排気ガスをター
ビン2に吹き付けるように構成されている。なお、係合
部32先端はタービンの外周と極めて接近しており、係
合部32がノズル部12を閉鎖する長さは、エンジンの
アイドリング時における排気ガス流がタービン入口から
出口までに至る時間に対応するガス流出距離に相当する
ように設定されている。
【0013】つぎに、このように構成された本実施例の
作動を説明すると、エンジンの高負荷時には閉鎖バタフ
ライ3はタービンスクロール1の内壁の所定位置に設け
られた収納部14に格納されるため、排気流路が塞がれ
ることなく、多量の排気ガスによりターボチャージャは
運転される。
【0014】エンジンの部分負荷時には、閉鎖バタフラ
イ3が図1における矢印Pの方向に移動となり、柄部3
3は排気流路を塞いで短縮するとともに、係合部32が
係合する部分のノズル部12を閉鎖するので、排気は係
合部32の手前の絞られたノズル部12に導かれて、流
速を増してタービン2を駆動する。
【0015】このため、絞られて増速された排気は図2
に示すタービン2のブレード間の膨張室21にて十分に
膨張の仕事を行い、さらに開放されたガス出口15から
流出し効率よくタービン2を駆動する。
【0016】また、タービン2の外周近傍の一部に閉鎖
部13を設けて、排気の上流と下流とを分断し、さら
に、閉鎖バタフライ3の係合部32により、軽負荷時の
排気流に対応する適切な長さを閉鎖するので、該閉鎖部
分の手前のノズル部12を介する排気ガスは十分に絞ら
れて流速を増し、タービン2における膨張の仕事も効率
よく行われることになる。
【0017】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0018】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、エンジン
の部分負荷時には閉鎖バタフライを作動させて排気流路
を短縮させるとともに、先端部分に設けた係合部により
タービンスクロールのノズル部を縮小させ、部分負荷時
の小流量の排気を絞ってタービンに圧送するので、ター
ビンブレード間にて十分な膨張仕事が行えて力強くター
ビンを駆動し、タービン性能が向上するという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるタービンの一実施例を示す説明
図である。
【図2】タービンスクロールとタービンとの関連を示す
一部切断した斜視図である。
【図3】従来のタービンの一例を示す断面図である。
【図4】従来のタービンの他の例を示す説明図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に保持されたタービンと、該ター
    ビンの外周に沿って開口するノズルと、該ノズルの周辺
    に配置され該ノズルと連通するとともに、該ノズルから
    タービンに吹き付ける排気ガスの排気流路となるタービ
    ンスクロールと、該タービンスクロールと連通し該ター
    ビンスクロールに排気ガスを供給する排気ガス入り口
    と、タービン内で膨張したガスを排出するガス出口とを
    具備するタービンにおいて、 排気ガス入り口11から排気ガス流の流れに沿って形成
    されるタービンスクロール1の終端位置でノズルを閉塞
    し排気ガス流の周方向の流れを阻止する閉鎖部13と、 排気ガス入り口11と閉鎖部13との間のタービンスク
    ロール1内に揺動自在に設けられ、一方位置でタービン
    スクロール1とノズル部12を閉塞して排気ガスのター
    ビン周方向への流れを阻止する柄部33と係合部32を
    有し、他方位置ではタービンスクロール1とノズル部1
    2内の排気ガスの周方向流を許容する閉鎖バタフライ3
    とを有し、該係合部32がタービン外周と近接してノズ
    ル部12を部分閉鎖する係合部32のガス流方向の長さ
    は、エンジンの部分負荷時の排気ガス流がタービン2の
    入口からガス出口に至る時間に流れる距離に対応させた
    ことを特徴とするタービン。
JP3165008A 1991-06-10 1991-06-10 タービン Expired - Lifetime JP2881518B2 (ja)

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