JP2880151B1 - データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置 - Google Patents

データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置

Info

Publication number
JP2880151B1
JP2880151B1 JP10046410A JP4641098A JP2880151B1 JP 2880151 B1 JP2880151 B1 JP 2880151B1 JP 10046410 A JP10046410 A JP 10046410A JP 4641098 A JP4641098 A JP 4641098A JP 2880151 B1 JP2880151 B1 JP 2880151B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breakpoint
electric field
assumed
field intensity
approximation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10046410A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11234219A (ja
Inventor
裕也 増井
信也 関澤
Original Assignee
株式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所 filed Critical 株式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所
Priority to JP10046410A priority Critical patent/JP2880151B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2880151B1 publication Critical patent/JP2880151B1/ja
Publication of JPH11234219A publication Critical patent/JPH11234219A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 解析者の主観に依存することなく特性の変化
する境界を推定する特性境界識別方法を提供する。 【解決手段】 横軸は送信局から受信局までの距離d、
縦軸は伝搬損失値pである。ブレークポイント位置di
を決め、送信局に対してブレークポイント以前となる領
域Rj と、ブレークポイント以遠となる領域Rj+1 とに
分ける。各領域ごとに関数近似を行い、平均二乗誤差e
j (di )を計算する処理を、ブレークポイント位置d
i を変化させて行う。評価関数E(di )を、各ブレー
クポイント位置di ごとに計算する。評価関数E
(di )は、平均二乗誤差ej (di )に重み付け値w
j を付けた加算であり、この重み付け値wj により正規
化される。評価関数E(di )に基づいて適切なブレー
クポイント位置を識別判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特性の変化する境
界を有するデータ群からその特性の変化する境界を識別
する方法に関するものである。特に、移動無線通信シス
テムの回線設計において必要となる電波伝搬特性に関し
て実測デ−タに基づいた推定に用いる電波伝搬推定方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動無線通信システム等におけるセル置
局設計等の回線設計においては、実測デ−タに基づいて
電波伝搬特性を推定することが必要である。小田恭弘、
田中哲「マイクロ波帯ストリ−トセル伝搬損失特性」、
電子情報通信学会技術報告A・P94−105(199
5−1)、pp.9−14に述べられているように、一
般に地上波の見通し電波伝搬損失特性は、送信局から近
い領域では自由空間伝搬損に従い2乗則で減衰し、所定
の距離(ブレークポイント)よりも遠い領域ではおおよ
そ4乗則で減衰することが知られている。したがって、
このブレークポイントが特性の変化する境界となり、こ
のブレークポイントを識別判定することにより有効セル
範囲や他局干渉波影響の推定が行えるのでセル置局設計
等の無線回線設計に有効である。
【0003】このブレークポイントを判定するには、実
測データに基づき、送信局から近い領域では2乗則減衰
に従う減衰係数で1本目の回帰線を引き、送信局から遠
い領域では2本目の回帰線として4乗則の近似線を最も
フィットする位置に引いて、その交点になった位置をブ
レークポイントとしていた。しかし、2本の回帰線を引
くときに、その引き方が解析者の主観に依存してしまう
ため、高精度にブレークポイントの位置を推定すること
が困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、数値解析手法に
より評価関数を計算して特性境界を判定することによ
り、データの解析者の主観に依存することなく、特性の
変化する境界を推定することができるデータ群の特性境
界識別方法を提供することを目的とするものである。ま
た、この方法および装置を電波伝搬特性の推定に適用し
た電波伝搬推定方法および装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、特性の変化する境界を有するデータの群か
ら、前記境界を識別するための方法であって、(a)前
記特性の変化する境界を仮定するステップ、(b)仮定
された前記境界により分割された各領域の前記データで
あって、前記境界から数えてほぼ同数のデータとなる範
囲のデータに対して、それぞれ関数近似処理を施して適
切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を求めるステ
ップ、(c)仮定された前記境界を変化させて、前記ス
テップ(b)を順次繰り返すステップ、(d)仮定され
た前記境界の各々に対して、前記各領域ごとの前記近似
誤差について重み付け総和を計算して評価値とするステ
ップ、(e)仮定された前記境界の各々に対応する前記
評価値の大きさに基づいて前記特性の変化する境界の値
を識別するステップを有するものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明においては、
特性の変化する境界を有するデータの群から、前記境界
を識別するための方法であって、(a)前記特性の変化
する境界を仮定するステップ、(b)仮定された前記境
界により分割された各領域の前記データであって、前記
境界から数えてほぼ同数のデータとなる範囲のデータに
対して、それぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を
決定し、そのときの近似誤差を求めるステップ、(c)
前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け総和を
計算して評価値とするステップ、(d)仮定された前記
境界を変化させて、前記ステップ(b)〜(c)を順次
繰り返すステップ、(e)仮定された前記境界の各々に
対応する前記評価値の大きさに基づいて前記特性の変化
する境界の値を識別するステップを有するものである。
【0007】したがって、請求項1または請求項2に記
載の発明によれば、データの解析者の主観に依存するこ
となく、特性の変化する境界を推定することができる。
関数近似処理に用いるデータとして、特性の変化する境
界から数えてほぼ同数のデータとなる範囲のデータとし
たことから、隣接する領域での関数近似処理精度にばら
つきが生じる可能性が少なくなるとともに、特性の変化
する境界を推定する上で影響が少ないデータから関数近
似に使用しないようにすることから関数近似処理の信頼
性が増すことになる。
【0008】請求項3に記載の発明においては、特性の
変化する境界を有するデータの群から、前記境界を識別
するための方法であって、(a)前記特性の変化する境
界を仮定するステップ、(b)仮定された前記境界によ
り分割された各領域の前記データに対して、それぞれ関
数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そのときの
近似誤差を求めるステップ、(c)仮定された前記境界
を変化させて、前記ステップ(b)を順次繰り返すステ
ップ、(d)前記ステップ(b)において求めた各領域
ごとの前記近似誤差について、仮定された前記境界を変
化させた範囲全体にわたって前記近似誤差の総和を求
め、前記総和の逆数を各領域ごとに与えられる重み値と
して設定するステップ、(e)仮定された前記境界の各
々に対して、前記各領域ごとの前記近似誤差について前
記重み値により重み付けられた総和を計算して評価値と
するステップ、(f)仮定された前記境界の各々に対応
する前記評価値の大きさに基づいて前記特性の変化する
境界の値を識別するステップを有するものである。した
がって、データの解析者の主観に依存することなく、特
性の変化する境界を推定することができる。評価関数を
正規化するための重み値を演算で求めることができるよ
うにしたことから、重み値を試行錯誤で決定する必要が
なくなる。
【0009】請求項4に記載の発明においては、送受信
局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロットした受
信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強度の減
衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置を推定
する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレークポ
イントの位置を仮定するステップ、(b)仮定された前
記ブレークポイントの位置により分割された各領域の前
記受信電界強度データに対して、それぞれ関数近似処理
を施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を
求めるステップ、(c)仮定された前記ブレークポイン
トの位置を変化させて、前記ステップ(b)を順次繰り
返すステップ、(d)仮定された前記ブレークポイント
の位置の各々に対して、前記各領域ごとの前記近似誤差
について重み付け総和を計算して評価値とするステッ
プ、(e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各
々に対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレー
クポイントの位置を識別するステップを有するものであ
る。
【0010】また、請求項5に記載の発明においては、
送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロット
した受信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強
度の減衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置
を推定する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレ
ークポイントの位置を仮定するステップ、(b)仮定さ
れた前記ブレークポイントの位置により分割された各領
域の前記受信電界強度データに対して、それぞれ関数近
似処理を施して適切な近似線を決定し、そのときの近似
誤差を求めるステップ、(c)前記各領域ごとの前記近
似誤差について重み付け総和を計算して評価値とするス
テップ、(d)仮定された前記ブレークポイントの位置
を変化させて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰り
返すステップ、(e)仮定された前記ブレークポイント
の位置の各々に対応する前記評価値の大きさに基づいて
前記ブレークポイントの位置を識別するステップを有す
るものである。
【0011】したがって、請求項4または請求項5に記
載の発明によれば、データの解析者の主観に依存するこ
となく、ブレークポイントの位置を推定することができ
る。
【0012】請求項6に記載の発明においては、送受信
局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロットした受
信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強度の減
衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置を推定
する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレークポ
イントの位置を仮定するステップ、(b)仮定された前
記ブレークポイントの位置により分割された各領域の前
記受信電界強度データであって、前記ブレークポイント
から数えてほぼ同数の受信電界強度データとなる範囲の
受信電界強度データに対して、それぞれ関数近似処理を
施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を求
めるステップ、(c)仮定された前記ブレークポイント
の位置を変化させて、前記ステップ(b)を順次繰り返
すステップ、(d)仮定された前記ブレークポイントの
位置の各々に対して、前記各領域ごとの前記近似誤差に
ついて重み付け総和を計算して評価値とするステップ、
(e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
イントの位置を識別するステップを有するものである。
【0013】また、請求項7に記載の発明においては、
送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロット
した受信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強
度の減衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置
を推定する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレ
ークポイントの位置を仮定するステップ、(b)仮定さ
れた前記ブレークポイントの位置により分割された各領
域の前記受信電界強度データであって、前記ブレークポ
イントから数えてほぼ同数の受信電界強度データとなる
範囲の受信電界強度データに対して、それぞれ関数近似
処理を施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤
差を求めるステップ、(c)前記各領域ごとの前記近似
誤差について重み付け総和を計算して評価値とするステ
ップ、(d)仮定された前記ブレークポイントの位置を
変化させて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰り返
すステップ、(e)仮定された前記ブレークポイントの
位置の各々に対応する前記評価値の大きさに基づいて前
記ブレークポイントの位置を識別するステップを有する
ものである。
【0014】したがって、請求項6または請求項7に記
載の発明によれば、データの解析者の主観に依存するこ
となく、ブレークポイントの位置を推定することができ
る。関数近似処理に用いるデータとして、ブレークポイ
ントから数えてほぼ同数のデータとなる範囲のデータと
したことから、隣接する領域での関数近似処理精度にば
らつきが生じる可能性が少なくなるとともに、ブレーク
ポイントの位置を推定する上で影響が少ないデータから
関数近似に使用しないようにすることから関数近似処理
の信頼性が増すことになる。
【0015】請求項8に記載の発明においては、送受信
局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロットした受
信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強度の減
衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置を推定
する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレークポ
イントの位置を仮定するステップ、(b)仮定された前
記ブレークポイントにより分割された各領域の前記受信
電界強度データに対して、それぞれ関数近似処理を施し
て適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を求める
ステップ、(c)仮定された前記ブレークポイントの位
置を変化させて、前記ステップ(b)を順次繰り返すス
テップ、(d)前記ステップ(b)において求めた各領
域ごとの前記近似誤差について、仮定された前記ブレー
クポイントの位置を変化させた範囲全体にわたって前記
近似誤差の総和を求め、前記総和の逆数を各領域ごとに
与えられる重み値として設定するステップ、(e)仮定
された前記ブレークポイントの位置の各々に対して、前
記各領域ごとの前記近似誤差について前記重み値により
重み付けられた総和を計算して評価値とするステップ、
(f)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
イントの位置を識別するステップを有するものである。
したがって、データの解析者の主観に依存することな
く、ブレークポイントの位置を推定することができる。
評価関数を正規化するための重み値を演算で求めること
ができるようにしたことから、重み値を試行錯誤で決定
する必要がなくなる。
【0016】請求項9に記載の発明においては、送受信
局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロットした受
信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強度の減
衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置を推定
する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレークポ
イントの位置を仮定するステップ、(b)仮定された前
記ブレークポイントの位置を境界として送信局に近い側
の領域では減衰係数を自由空間伝搬の減衰係数値に固定
し、遠い側の領域では減衰係数の値も関数近似処理での
フィッティング対象のパラメータとし、仮定された前記
ブレークポイントの位置により分割された各領域の前記
受信電界強度データに対して、それぞれ関数近似処理を
施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を求
めるステップ、(c)仮定された前記ブレークポイント
の位置を変化させて、前記ステップ(b)を順次繰り返
すステップ、(d)仮定された前記ブレークポイントの
位置の各々に対して、前記各領域ごとの前記近似誤差に
ついて重み付け総和を計算して評価値とするステップ、
(e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
イントの位置を識別するステップを有するものである。
【0017】また、請求項10に記載の発明において
は、送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロ
ットした受信電界強度データの群に基づいて前記受信電
界強度の減衰係数が急激に変化するブレークポイントの
位置を推定する電波伝搬推定方法であって、(a)前記
ブレークポイントの位置を仮定するステップ、(b)仮
定された前記ブレークポイントの位置を境界として送信
局に近い側の領域では減衰係数を自由空間伝搬の減衰係
数値に固定し、遠い側の領域では減衰係数の値も関数近
似処理でのフィッティング対象のパラメータとし、仮定
された前記ブレークポイントの位置により分割された各
領域の前記受信電界強度データに対して、それぞれ関数
近似処理を施して適切な近似線を決定し、そのときの近
似誤差を求めるステップ、(c)前記各領域ごとの前記
近似誤差について重み付け総和を計算して評価値とする
ステップ、(d)仮定された前記ブレークポイントの位
置を変化させて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰
り返すステップ、(e)仮定された前記ブレークポイン
トの位置の各々に対応する前記評価値の大きさに基づい
て前記ブレークポイントの位置を識別するステップを有
するものである。
【0018】したがって、請求項9または請求項10に
記載の発明によれば、データの解析者の主観に依存する
ことなく、ブレークポイントの位置を推定することがで
きる。ブレークポイント以遠の領域では減衰係数値が大
きくばらつくため、これを関数近似処理においてフィッ
ティングパラメータとすることにより関数近似精度が向
上する。
【0019】請求項11に記載の発明においては、送受
信局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロットした
受信電界強度データの群に基づいて前記受信電界強度の
減衰係数が急激に変化するブレークポイントの位置を推
定する電波伝搬推定方法であって、(a)前記ブレーク
ポイントの位置を仮定するステップ、(b)仮定された
前記ブレークポイントの位置により分割された各領域の
前記受信電界強度データに対して、それぞれ関数近似処
理を施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差
を求めるステップ、(c)仮定された前記ブレークポイ
ントの位置を変化させて、前記ステップ(b)を順次繰
り返すステップ、(d)仮定された前記ブレークポイン
トの位置の各々に対して、前記各領域ごとの前記近似誤
差について重み付け総和を計算して評価値とするステッ
プ、(e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各
々に対応する前記評価値の大きさに基づいて、前記評価
値の最小値を求め、該最小値よりも所定の微少値分だけ
大きな評価値となる2個所の位置を求め、前記2個所の
位置の間の中間の位置を前記ブレークポイントの位置と
して識別するステップを有するものである。
【0020】また、請求項12に記載の発明において
は、送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界強度をプロ
ットした受信電界強度データの群に基づいて前記受信電
界強度の減衰係数が急激に変化するブレークポイントの
位置を推定する電波伝搬推定方法であって、(a)前記
ブレークポイントの位置を仮定するステップ、(b)仮
定された前記ブレークポイントの位置により分割された
各領域の前記受信電界強度データに対して、それぞれ関
数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そのときの
近似誤差を求めるステップ、(c)前記各領域ごとの前
記近似誤差について重み付け総和を計算して評価値とす
るステップ、(d)仮定された前記ブレークポイントの
位置を変化させて、前記ステップ(b)〜(c)を順次
繰り返すステップ、(e)仮定された前記ブレークポイ
ントの位置の各々に対応する前記評価値の大きさに基づ
いて、前記評価値の最小値を求め、該最小値よりも所定
の微少値分だけ大きな評価値となる2個所の位置を求
め、前記2個所の位置の間の中間の位置を前記ブレーク
ポイントの位置として識別するステップを有するもので
ある。
【0021】したがって、請求項11または請求項12
に記載の発明によれば、データの解析者の主観に依存す
ることなく、ブレークポイントの位置を推定することが
できる。評価関数上の2個所の位置に基づいてブレーク
ポイントの位置を推定するため、評価値に微小な変動が
あっても、この影響を受けにくい。特に、評価値の最小
値近傍が平坦である場合に効果が大きい。
【0022】請求項13に記載の発明においては、電波
伝搬推定装置において、送受信局間の伝搬距離に応じて
受信電界強度をプロットした受信電界強度データ群を入
力するための入力装置と、前記入力装置により入力され
た前記受信電界強度データ群を記憶する記録装置と、前
記記録装置に記憶された前記受信電界強度データ群か
ら、前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレ
ークポイントの位置を識別する電波伝搬推定演算を実行
する演算処理装置と、前記演算処理装置により実行され
た電波伝搬推定演算の結果を出力する出力装置とを有す
る電波伝搬推定装置であって、前記演算処理装置は、ブ
レークポイントの位置を仮定し、仮定された前記ブレー
クポイントの位置を変化させる処理と、仮定された前記
ブレークポイントの位置の各々に関し、仮定された前記
ブレークポイントの位置で分割された各領域の前記受信
電界強度データに対して、それぞれ関数近似処理を施し
て近似線を決定し、そのときの近似誤差を求める処理
と、仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に関
し、前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け総
和を計算して評価値とする処理と、仮定された前記ブレ
ークポイントの位置の各々に関する前記評価値の大きさ
に基づいて前記ブレークポイントの位置を識別する処理
を実行するものである。したがって、データの解析者の
主観に依存することなく、ブレークポイントの位置を推
定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のデータ群の特性境界識別
方法の実施の一形態を電波伝搬推定方法および装置を一
例として説明する。図1は、本発明の実施の一形態の電
波伝搬推定方法および装置の説明図である。図1(a)
は電波伝搬推定装置のシステム構成図、図1(b)は電
波伝搬推定方法の処理手順の概要を示すフローチャート
である。図中、1は入力装置、2は演算処理装置、3は
記録装置、4は出力装置である。
【0024】図1(a)において、送受信局間の伝搬距
離に応じて受信電界強度をプロットした受信電界強度デ
ータの群を入力装置1から演算処理装置2に入力して、
適宜記録装置3に記憶させる。そして、演算処理装置2
により電波伝搬推定演算を実行し、その結果を記録装置
3に記録するとともに出力装置4へ出力する。図1
(b)を用いて、演算処理装置2における電波伝搬推定
の処理手順の概要を説明する。S11において、測定に
より得られた受信電界強度データを入力する。この入力
データは送信局を基準とした送受信局間の距離と、各距
離での受信局の位置における伝搬損失値またはその短区
間中央値とする。なお、伝搬損失値の代わりに受信電力
値を用いても本質的に差異はない。
【0025】S12において、評価のために仮定する特
性の変化する境界、すなわち、評価するブレークポイン
ト位置di (i=1〜N)を決め、送信局に対してブレ
ークポイント以前となる領域Rj (j=1)と、ブレー
クポイント以遠となる領域Rj (j=2)とに分ける。
そして、各領域ごとに対数関数を用いて関数近似を行
い、その時の平均二乗誤差ej (di )(j=1,
2),(i=1〜N)を計算する処理を、評価するブレ
ークポイント位置di を変化させて行う。
【0026】次に、S13において、S12において得
られた平均二乗誤差ej (di )を用いて評価関数E
(di )を、各ブレークポイント位置di ごとに計算す
る。この評価関数E(di )は、平均二乗誤差ej (d
i )に重み付け値wj を付けた加算であり、次の(1)
式で表され、この重み付け値wj を付けることにより正
規化される。
【0027】
【数1】 なお、この式(1)は、特性境界を1個所のブレークポ
イント位置として領域を2分割した場合の式である。一
般に、(M−1)個の特性境界を設けて領域をM分割す
る場合には、次の(2)式で表される。
【数2】 S14においては、評価関数E(di )に基づいて適切
なブレークポイント位置dc を識別判定し、S15にお
いて演算結果を出力する。
【0028】図2は、図1に示した電波伝搬推定方法お
よび装置におけるブレークポイントの識別判定の説明図
である。図中、横軸は送信局から受信局までの距離d、
縦軸は伝搬損失値pである。この伝搬損失値pとして
は、瞬時値データ系列に対して適切な区間で移動平均処
理を施して得られる中央値データ(短区間中央値)を用
いる。x軸は対数、y軸はデシベルで表示され、それゆ
え伝搬損失値pを距離dの対数関数を用いて近似したと
き、近似線は直線になる。
【0029】ブレークポイント位置di に対して、左側
の領域Rj (M−1個のブレークポイントの具体例で
は、j=1)は、送信局に近い側の領域であり、関数近
似処理を施すことにより最適に近似された近似線Pj
よびそのときの平均二乗誤差ej (di )が求められ
る。一方、左側の領域Rj+1 に対しても同様の操作を適
用して、最適に近似された近似線Pj+1 およびそのとき
の平均二乗誤差ej+1 (di )が求められる。
【0030】図3は、図1(b)のS12における関数
近似処理手順を説明するためのフローチャートである。
S21において、変数i(i=1〜N)を1に初期化
し、ブレークポイント位置として仮定する候補の初期値
1 と、仮定するブレークポイント位置を変化させて調
査する回数Nを決定する。S22においては、仮定する
ブレークポイント位置di よりも送信局側の領域Rj
データ群と、仮定するブレークポイント位置di よりも
遠い領域Rj+1 のデータ群の各々のデータ群について、
個別に対数関数を用いて関数近似処理を行い、平均二乗
誤差ej (di )を計算する。
【0031】S23においては変数iを1加算する。引
き続くS24において調査数N以下であれば、S22に
処理を戻し、新たに仮定したブレークポイント位置di
で同様に関数近似処理を行い、S24においてiがNよ
り大きいと判断されるまで繰り返す。ブレークポイント
位置di の候補の決め方としては、初期値d1 を送信局
近傍の、ある距離L0 の位置に設定し、次の候補d2
送信局から微少距離Δだけさらに離れたL0 +Δとし、
そしてi番目の候補di はL0 +(i−1)・Δと設定
するやり方が考えられる。
【0032】図4は、図1(b)のS13において評価
関数E(di )を求める式の説明図である。図中、3
1,32は乗算器、33は加算器である。左上の線図
は、評価するブレークポイントdi よりも送信局側の領
域R1 を関数近似する式を領域Ri のデータ(データの
位置dをdk とすると、dk ≦diのデータ)について
用いたときの平均二乗誤差e1 (di )の変化を表す図
である。ブレークポイントd1 からdN までN回実施し
た結果を示している。評価するブレークポイント位置d
i が正しいブレークポイント位置よりも送信局側にある
場合には、平均二乗誤差e1 (di )が比較的小さくな
る。そして、評価するブレークポイント位置di が正し
いブレークポイント位置よりも遠くなって自由空間伝搬
の仮定から外れたデータまで含めて関数近似処理した場
合には、誤差が増大して行く傾向が現われる。
【0033】一方、左下の線図は、評価するブレークポ
イント位置di より遠方の領域R2を関数近似処理する
式を領域Ri+1 のデータ(データの位置dをdk とする
と、dk >di のデータ)について用いたときの平均二
乗誤差e2 (di )の変化を表す図である。ブレークポ
イント位置d1 からdN までN回実施した結果を示して
いる。この場合、評価するブレークポイント位置di
送信局に近いときには、自由空間伝搬に従うデータも含
めて関数近似処理を行うため、平均二乗誤差e
2 (di )が大きくなる。逆に、評価するブレークポイ
ント位置di が送信局から遠くなり自由空間伝搬に従う
データが除かれて行くと誤差が小さくなる。これらの平
均二乗誤差e1 (di )とe2 (di )とを、乗算器3
1,33において、式(1)に従い、重み付け値w1
2 を乗算した後、加算器32において重み付け加算処
理して、右中央の線図に示す評価関数E(di )とす
る。なお、図1(b)のS13における評価関数E(d
i )の計算は、重み付け値w1 ,w2 が予め決められて
いる場合に、図1(b)のS12と同時に行うこともで
きる。すなわち、図3のステップS22とS23の間に
おいて、di ごとに行うこともできる。
【0034】しかし、上述した電波伝搬推定方法および
装置には、次のような改善の余地がある。 (1)図1(b)のS12において、関数近似処理に用
いる総データ個数としては、領域Rj と領域Rj+1 では
必ずしも一致しない。関数近似処理に用いるデータ量が
特性の変化する境界であるブレークポイント以前と以遠
とで異なっていると、関数近似処理精度にばらつきが生
じる可能性がある。 (2)図1(b)のS12において、関数近似処理に用
いる減衰係数値として一律に固定値を設定すると、実測
データの減衰係数値は、ブレークポイント以遠の領域R
j+1 においては、大きくばらつくため、必ずしも最適な
近似にはならない。 (3)図1(b)のS13において、評価関数E
(di )を求める際の重み付け値wj を試行錯誤で決定
すると、そのチューニングに手間がかかる。 (4)図1(b)のS14において、ブレークポイント
位置の識別処理では、評価関数E(di )が最小値とな
る位置をブレークポイントと判定していたため、評価値
E(di )の微小な変動により誤差を生じやすい。
【0035】最初に、上述した(1)の関数近似処理精
度の改善について説明する。図2において、領域Rj
おけるデータ数nj と領域Rj+1 におけるデータ数n
j+1 とを比較し、少ないデータ数の方の領域では全デー
タを用いて関数近似処理を施し、他方の領域ではブレー
クポイント位置di から始めて上述した少ない総データ
数と等しいデータ数あるいは、ほぼ同数となるまでのデ
ータだけを用いて関数近似処理を行うこととする。
【0036】この図では、領域Rj および領域Rj+1
おいて楕円枠で囲んだ範囲のデータ数nが、ブレークポ
イント位置di を挟んで等しくなり、この範囲内のデー
タに対して関数近似処理を施す。隣接した領域Rj ,領
域Rj+1 で等しいデータ個数nを用いて各々における関
数近似処理を行うことにより、各領域Rj ,領域Rj+1
での誤差が同等に得られ、それらを総合した評価関数E
(di )が適切に求められる。ブレークポイント位置d
i の近傍のデータは、ブレークポイントを推定する上で
影響が大きい。また、送信局から遠ざかった位置のデー
タは、受信電界強度が低下し、ノイズ信号成分が多く含
まれることになるので、上述したように、ブレークポイ
ント位置di から取り込むデータ範囲を決めて行くこと
により推定の信頼性が増すことになる。
【0037】なお、少ないデータ個数の方の領域でも、
必ずしも全てのデータを用いることはなく、隣接する各
領域Rj ,領域Rj+1 でブレークポイントdi の境界か
ら数えて同数のデータ数となるまでの範囲のデータを用
いて関数近似処理を施せばよい。
【0038】次に、上述した(2)の近似関数の設定の
改善について説明する。送信局に近い側の領域では障害
物が無く、ほぼ自由空間伝搬とみなせるので減衰係数を
自由空間伝搬の減衰係数である2乗に固定して関数近似
処理を行い、逆側の領域では一般に交通トラフィック等
に応じて見通し率が劣化するので減衰係数の値が大きく
ばらつくため、減衰係数の値自体も関数近似処理のフィ
ッティングパラメータとする。すなわち、図1(b)の
ステップ(a)において、ブレークポイント位置di
境界として送信局に近い側の領域Rj (j=1)では減
衰係数を自由空間伝搬の減衰係数値に固定して関数近似
処理を行い、遠い側の領域Rj+1 (j=1)では減衰係
数の値も関数近似処理でのフィッティング対象のパラメ
ータとする。送信局に近い側の領域Rj (j=1)での
近似式は、デシベル表現で次の(3)式となる。
【0039】
【数3】 また、遠い側の領域Rj+1 (j=1)での近似式は、同
じくデシベル表現で次の(4)式となる。ここでc1
2 、c3 は、関数近似のパラメータである。
【数4】
【0040】ただし、ブレークポイント位置di におい
て、両近似式が交差することが望ましいから、両近似式
の値がd=di において等しくなるように関数近似する
ことが望ましい。
【0041】式(1)に、式(3),式(4)の近似式
を結びつける式は、次の(5)式である。各領域R1
2 にけるデータ数は既に等しくn個としている。
【数5】
【0042】次に、上述した(3)の重み付け値wj
決定の改善について説明する。本発明の実施の一形態で
は、重み付け値wj として、評価する全てのブレークポ
イントdi に対する各平均二乗誤差e1 (di ),e2
(di )の総和の逆数を適用する。重みの計算式を、次
の(6)式に示す。
【数6】 この重み付け値の設定により、式(5)の右辺の1項目
と2項目とが正規化されて、評価関数が適切に与えられ
る。重み付け値wj を試行錯誤で決める場合に比べてそ
のパラメータチューニングが省力化される。
【0043】図5は、本発明の実施の一形態における、
重み付け総和の計算方法の処理手順を示すフローチャー
トである。図1(b)に示したS12,S13の処理ス
テップをこの図5のフローチャートに置き換える。S4
1においては、ブレークポイント位置を示す変数iおよ
び、ブレークポイント位置di で分割されたM個(M=
2)の隣接領域Rj (j=1,2)での平均二乗誤差e
j (di )の総和を求めるパラメータSj (j=1,
2)を初期化する。なお、(M−1)個の特性境界があ
る一般的な場合、Sj (j=1,・・・,M)は、領域
j (j=1,・・・,M)で平均二乗誤差e
j (di )の総和を求めるパラメータとなる。
【0044】S42においては、領域Rj を示す変数j
を1とする。S43においては、仮定するブレークポイ
ント位置di を境界として分割される領域Rj のデータ
群を設定し、S44においては、これらのデータを関数
近似して平均二乗誤差ej を計算する。この計算の際、
上述した(1)の関数近似処理精度の改善および上述し
た(2)の近似関数の設定の改善を行うことができる。
S45においては、S43で計算した平均二乗誤差ej
(di )を、総和を求めるパラメータSj に加算する。
S46においては、jに1を加算し、S47においては
jがM(ブレークポイント位置の例では、M=2)を超
えないときにはS42に処理を戻し、S43〜S47の
処理を全領域Mについて終了するまで繰り返す。jがM
を超えたときにはS48に処理を進め、S48において
は、iを1ずつ加算し、S49においては、iがNを超
えないときにはS42に処理を戻し、Nを超えたときに
はS50に処理を進める。
【0045】したがって、評価するブレークポイント位
置di がN個所になるまで平均二乗誤差ej (di )の
総和を求めるパラメータSj (j=1〜M)を調べる。
S50においては、式(6)に従い、各領域Rj (j=
1〜M)で得られた平均二乗誤差ej (di )の総和を
求めるパラメータSj の逆数を評価関数の各項の重み付
け値wj に設定する。S51においては、評価関数E
(di )を、式(2)、より具体的には、式(5)に従
って計算する。このようにして、評価関数の重み付け値
の設定は、誤差を正規化する係数とすることで一意に決
定することができる。
【0046】次に、上述した(4)のブレークポイント
位置の識別処理について説明する。図6は、本発明の実
施の形態におけるブレークポイント位置の判定方法を説
明する線図である。図中、横軸は仮定したブレークポイ
ント位置di であり、縦軸は評価関数E(di )の値で
ある。dm の位置で評価関数E(dm )の値が最小値E
min になったとする。実測データに基づいてこの評価関
数を計算してみると、このdm の位置の近傍が平坦にな
る場合がある。そのため、ブレークポイント位置を識別
判定するときに、評価関数計算の際の微小な誤差の影響
を受けることになり、必ずしも上述したdm の位置が正
しいブレークポイント位置とはならない。
【0047】そこで、最小値Emin よりも適切な微少値
ΔEだけ大きな評価値を決め、この評価値Emin +ΔE
となる位置をdm の前後で1個所ずつ求め、その2個所
a,db の中心位置dc =(da +db )/2を正し
いブレークポイントの位置であると判定する。2個所を
基準にとって判定処理を行うため、より高精度な識別が
可能となる。この微少値ΔEとしては、例えば、評価関
数E(di )の最大値の約5%程度とした。
【0048】図7は、図6を参照して説明したブレーク
ポイント位置の判定方法の処理を説明するためのフロー
チャートである。S61においては、評価関数E
(di )の最小値Emin を探索する。次に、S62にお
いては、適切な微小値ΔEを決定し、S63において
は、評価値がEmin +ΔEとなる位置da 及びdb を調
べる。S64においては、da とdb の中心位置(d
a +db )/2を計算して、これをブレークポイント位
置dc とする。
【0049】上述した説明では、送受信局間の伝搬距離
に応じて受信電界強度を測定値に基づいてプロットした
受信電界強度データに基づいて、前記受信電界強度の減
衰係数が急激に変化する1個所のブレークポイントの位
置を識別する電波伝搬推定方法および装置を例にして説
明した。しかし、(Mー1)個所の特性の変化する境界
を有する一般的な場合に、この境界および関数近似式の
推定についても同様な処理が適用可能である。
【0050】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明によれば、ブレークポイント位置などの特性境界の推
定を人の主観に頼らず高精度かつ容易に行うことができ
るという効果がある。さらに、関数近似精度のばらつき
の減少、関数近似精度の向上、評価関数の微小な誤差の
影響の軽減などを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電波伝搬推定方法およ
び装置の説明図である。図1(a)は電波伝搬推定装置
のシステム構成図、図1(b)は電波伝搬推定方法の処
理手順の概要を示すフローチャートである。
【図2】図1に示した電波伝搬推定方法および装置にお
けるブレークポイントの識別判定の説明図である。
【図3】図1(b)のS12における関数近似処理手順
を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1(b)のS13において評価関数E
(di )を求める式の説明図である。
【図5】本発明の実施の一形態における、重み付け総和
の計算方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における、ブレークポイン
ト位置の判定方法を説明する線図である。
【図7】図6を参照して説明したブレークポイント位置
の判定方法の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 入力装置、2 演算処理装置、3 記録装置、4
出力装置、31,32乗算器、33 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−163012(JP,A) 特開 平10−200429(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 17/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性の変化する境界を有するデータの群
    から、前記境界を識別するための方法であって、次の
    (a)〜(e)のステップを有するデータ群の特性境界
    識別方法。 (a)前記特性の変化する境界を仮定するステップ、 (b)仮定された前記境界により分割された各領域の前
    記データであって、前記境界から数えてほぼ同数のデー
    タとなる範囲のデータに対して、それぞれ関数近似処理
    を施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を
    求めるステップ、 (c)仮定された前記境界を変化させて、前記ステップ
    (b)を順次繰り返すステップ、 (d)仮定された前記境界の各々に対して、前記各領域
    ごとの前記近似誤差について重み付け総和を計算して評
    価値とするステップ、 (e)仮定された前記境界の各々に対応する前記評価値
    の大きさに基づいて前記特性の変化する境界の値を識別
    するステップ。
  2. 【請求項2】 特性の変化する境界を有するデータの群
    から、前記境界を識別するための方法であって、次の
    (a)〜(e)のステップを有するデータ群の特性境界
    識別方法。 (a)前記特性の変化する境界を仮定するステップ、 (b)仮定された前記境界により分割された各領域の前
    記データであって、前記境界から数えてほぼ同数のデー
    タとなる範囲のデータに対して、それぞれ関数近似処理
    を施して適切な近似線を決定し、そのときの近似誤差を
    求めるステップ、 (c)前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け
    総和を計算して評価値とするステップ、 (d)仮定された前記境界を変化させて、前記ステップ
    (b)〜(c)を順次繰り返すステップ、 (e)仮定された前記境界の各々に対応する前記評価値
    の大きさに基づいて前記特性の変化する境界の値を識別
    するステップ。
  3. 【請求項3】 特性の変化する境界を有するデータの群
    から、前記境界を識別するための方法であって、次の
    (a)〜(f)のステップを有するデータ群の特性境界
    識別方法。 (a)前記特性の変化する境界を仮定するステップ、 (b)仮定された前記境界により分割された各領域の前
    記データに対して、それぞれ関数近似処理を施して適切
    な近似線を決定し、そのときの近似誤差を求めるステッ
    プ、 (c)仮定された前記境界を変化させて、前記ステップ
    (b)を順次繰り返すステップ、 (d)前記ステップ(b)において求めた各領域ごとの
    前記近似誤差について、仮定された前記境界を変化させ
    た範囲全体にわたって前記近似誤差の総和を求め、前記
    総和の逆数を各領域ごとに与えられる重み値として設定
    するステップ、 (e)仮定された前記境界の各々に対して、前記各領域
    ごとの前記近似誤差について前記重み値により重み付け
    られた総和を計算して評価値とするステップ、 (f)仮定された前記境界の各々に対応する前記評価値
    の大きさに基づいて前記特性の変化する境界の値を識別
    するステップ。
  4. 【請求項4】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界
    強度をプロットした受信電界強度データの群に基づいて
    前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレーク
    ポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であって、
    次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推定方
    法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置により分
    割された各領域の前記受信電界強度データに対して、そ
    れぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そ
    のときの近似誤差を求めるステップ、 (c)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)を順次繰り返すステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対して、前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付
    け総和を計算して評価値とするステップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  5. 【請求項5】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界
    強度をプロットした受信電界強度データの群に基づいて
    前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレーク
    ポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であって、
    次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推定方
    法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置により分
    割された各領域の前記受信電界強度データに対して、そ
    れぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そ
    のときの近似誤差を求めるステップ、 (c)前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け
    総和を計算して評価値とするステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰り返すステ
    ップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  6. 【請求項6】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界
    強度をプロットした受信電界強度データの群に基づいて
    前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレーク
    ポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であって、
    次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推定方
    法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置により分
    割された各領域の前記受信電界強度データであって、前
    記ブレークポイントから数えてほぼ同数の受信電界強度
    データとなる範囲の受信電界強度データに対して、それ
    ぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、その
    ときの近似誤差を求めるステップ、 (c)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)を順次繰り返すステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対して、前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付
    け総和を計算して評価値とするステップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  7. 【請求項7】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界
    強度をプロットした受信電界強度データの群に基づいて
    前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレーク
    ポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であって、
    次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推定方
    法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置により分
    割された各領域の前記受信電界強度データであって、前
    記ブレークポイントから数えてほぼ同数の受信電界強度
    データとなる範囲の受信電界強度データに対して、それ
    ぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、その
    ときの近似誤差を求めるステップ、 (c)前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け
    総和を計算して評価値とするステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰り返すステ
    ップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  8. 【請求項8】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界
    強度をプロットした受信電界強度データの群に基づいて
    前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレーク
    ポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であって、
    次の(a)〜(f)のステップを有する電波伝搬推定方
    法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントにより分割され
    た各領域の前記受信電界強度データに対して、それぞれ
    関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そのとき
    の近似誤差を求めるステップ、 (c)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)を順次繰り返すステップ、 (d)前記ステップ(b)において求めた各領域ごとの
    前記近似誤差について、仮定された前記ブレークポイン
    トの位置を変化させた範囲全体にわたって前記近似誤差
    の総和を求め、前記総和の逆数を各領域ごとに与えられ
    る重み値として設定するステップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対して、前記各領域ごとの前記近似誤差について前記重
    み値により重み付けられた総和を計算して評価値とする
    ステップ、 (f)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  9. 【請求項9】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電界
    強度をプロットした受信電界強度データの群に基づいて
    前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレーク
    ポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であって、
    次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推定方
    法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置を境界と
    して送信局に近い側の領域では減衰係数を自由空間伝搬
    の減衰係数値に固定し、遠い側の領域では減衰係数の値
    も関数近似処理でのフィッティング対象のパラメータと
    し、仮定された前記ブレークポイントの位置により分割
    された各領域の前記受信電界強度データに対して、それ
    ぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、その
    ときの近似誤差を求めるステップ、 (c)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)を順次繰り返すステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対して、前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付
    け総和を計算して評価値とするステップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  10. 【請求項10】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電
    界強度をプロットした受信電界強度データの群に基づい
    て前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレー
    クポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であっ
    て、次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推
    定方法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置を境界と
    して送信局に近い側の領域では減衰係数を自由空間伝搬
    の減衰係数値に固定し、遠い側の領域では減衰係数の値
    も関数近似処理でのフィッティング対象のパラメータと
    し、 仮定された前記ブレークポイントの位置により分割され
    た各領域の前記受信電界強度データに対して、それぞれ
    関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そのとき
    の近似誤差を求めるステップ、 (c)前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け
    総和を計算して評価値とするステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰り返すステ
    ップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポ
    イントの位置を識別するステップ。
  11. 【請求項11】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電
    界強度をプロットした受信電界強度データの群に基づい
    て前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレー
    クポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であっ
    て、次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推
    定方法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置により分
    割された各領域の前記受信電界強度データに対して、そ
    れぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そ
    のときの近似誤差を求めるステップ、 (c)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)を順次繰り返すステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対して、前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付
    け総和を計算して評価値とするステップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて、前記評価値の
    最小値を求め、該最小値よりも所定の微少値分だけ大き
    な評価値となる2個所の位置を求め、前記2個所の位置
    の間の中間の位置を前記ブレークポイントの位置として
    識別するステップ。
  12. 【請求項12】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電
    界強度をプロットした受信電界強度データの群に基づい
    て前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレー
    クポイントの位置を推定する電波伝搬推定方法であっ
    て、次の(a)〜(e)のステップを有する電波伝搬推
    定方法。 (a)前記ブレークポイントの位置を仮定するステッ
    プ、 (b)仮定された前記ブレークポイントの位置により分
    割された各領域の前記受信電界強度データに対して、そ
    れぞれ関数近似処理を施して適切な近似線を決定し、そ
    のときの近似誤差を求めるステップ、 (c)前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け
    総和を計算して評価値とするステップ、 (d)仮定された前記ブレークポイントの位置を変化さ
    せて、前記ステップ(b)〜(c)を順次繰り返すステ
    ップ、 (e)仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に
    対応する前記評価値の大きさに基づいて、前記評価値の
    最小値を求め、該最小値よりも所定の微少値分だけ大き
    な評価値となる2個所の位置を求め、前記2個所の位置
    の間の中間の位置を前記ブレークポイントの位置として
    識別するステップ。
  13. 【請求項13】 送受信局間の伝搬距離に応じて受信電
    界強度をプロットした受信電界強度データ群を入力する
    ための入力装置と、 前記入力装置により入力された前記受信電界強度データ
    群を記憶する記録装置と、 前記記録装置に記憶された前記受信電界強度データ群か
    ら、前記受信電界強度の減衰係数が急激に変化するブレ
    ークポイントの位置を識別する電波伝搬推定演算を実行
    する演算処理装置と、 前記演算処理装置により実行された電波伝搬推定演算の
    結果を出力する出力装置とを有する電波伝搬推定装置で
    あって、 前記演算処理装置は、 ブレークポイントの位置を仮定し、仮定された前記ブレ
    ークポイントの位置を変化させる処理と、 仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に関し、
    仮定された前記ブレークポイントの位置で分割された各
    領域の前記受信電界強度データに対して、それぞれ関数
    近似処理を施して近似線を決定し、そのときの近似誤差
    を求める処理と、 仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に関し、
    前記各領域ごとの前記近似誤差について重み付け総和を
    計算して評価値とする処理と、 仮定された前記ブレークポイントの位置の各々に関する
    前記評価値の大きさに基づいて前記ブレークポイントの
    位置を識別する処理を実行するものである、ことを特徴
    とする電波伝搬推定装置。
JP10046410A 1998-02-13 1998-02-13 データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置 Expired - Lifetime JP2880151B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10046410A JP2880151B1 (ja) 1998-02-13 1998-02-13 データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10046410A JP2880151B1 (ja) 1998-02-13 1998-02-13 データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2880151B1 true JP2880151B1 (ja) 1999-04-05
JPH11234219A JPH11234219A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12746392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10046410A Expired - Lifetime JP2880151B1 (ja) 1998-02-13 1998-02-13 データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2880151B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11234219A (ja) 1999-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0995188B1 (en) Methods and apparatus for measuring signal level and delay at multiple sensors
US6928274B2 (en) Receiver device for a mobile radiocommunication unit employing a speed estimator
RU2137302C1 (ru) Способ и устройство для подавления интерференции в многоантенных цифровых сотовых системах связи
RU2142669C1 (ru) Способ и устройство для уменьшения искажений при определении коэффициента использования сигнала
JP3161742B2 (ja) 2つ以上の受信アンテナのうちから最適受信アンテナを選択する方法
KR20050089853A (ko) 스마트 안테나 어레이 시스템의 실시간 교정 방법
JPH10504945A (ja) セルラー通信システムの電力制御方法及び受信器
EP4184812A1 (en) Anti-interference electronic device and anti-interference method
CN114667683A (zh) 一种干扰消除方法及装置
CN112802486A (zh) 一种噪声抑制方法、装置及电子设备
US7974365B2 (en) Method and apparatus for computing SIR of time varying signals in a wireless communication system
WO2001041350A1 (en) Bit error estimates from pilot signals
JP2880151B1 (ja) データ群の特性境界識別方法、電波伝搬推定方法および装置
US20240005940A1 (en) Echo cancellation method and apparatus, device, and storage medium
US7277500B2 (en) Signal-processing method and a receiver
WO2023015556A1 (zh) 距离确定方法、装置、设备及存储介质
KR100584407B1 (ko) 이동통신 시스템의 수신 전력 측정 장치 및 방법
CA3084614C (en) System and method for mitigating broadband interference
JP6933106B2 (ja) 歪みキャンセル装置および歪みキャンセル方法
US20050201451A1 (en) Method and device for determining transmission parameters
US20020018555A1 (en) Method of detecting a frequency or a combination of frequencies in a signal and telecommunication equipment using the method
JPH07177107A (ja) フェージングシミュレータ
JP2002271275A (ja) 電波伝搬推定方法及び装置
CN114926035A (zh) 一种电磁辐射多频钝感阻塞效应评估方法及系统
JPH11237420A (ja) 無線通信装置及びその受信レベル測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990112