JPH11237420A - 無線通信装置及びその受信レベル測定方法 - Google Patents

無線通信装置及びその受信レベル測定方法

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JPH11237420A
JPH11237420A JP10056192A JP5619298A JPH11237420A JP H11237420 A JPH11237420 A JP H11237420A JP 10056192 A JP10056192 A JP 10056192A JP 5619298 A JP5619298 A JP 5619298A JP H11237420 A JPH11237420 A JP H11237420A
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JP
Japan
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short
long
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP10056192A
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English (en)
Inventor
Kazunori Okamura
和範 岡村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11237420A publication Critical patent/JPH11237420A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信装置における長区間受信レベル
を短時間で平均化処理をできるようにすること。 【解決手段】 無線受信部1の受信側演算部4に、単位
時間tにおける短区間受信レベル測定値をV値で入力す
る。無線制御部7は、前回までの短区間受信レベル加算
値に入力された短区間受信レベル測定値を加算し、蓄積
する。無線制御部7は、蓄積した短区間受信レベル加算
値を測定回数で除算して長区間受信レベル平均値をV値
で得る。無線制御部7は、メモリ部9に記憶された変換
テーブルに従って、長区間受信レベル平均値をV値から
dB値に変換する。ST307において、dB値に変換
した長区間受信レベル平均値を、送信電力制御部又は回
線品質推定部に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信レベル測定を
高速で行う無線通信装置及びその受信レベル測定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や自動車電話などの移動通信に
おいて、受信レベルは、移動局と基地局との距離及び周
辺伝搬環境により大幅に変動することがある。このよう
に大幅に変動する受信レベルを表す場合、対数表現のデ
シベル(dB)値で行うことが一般的である。
【0003】従来、長区間受信レベルの測定は、dB値
で測定した短区間受信レベルの測定データを加算し短区
間の数で除して平均化することにより行っている。この
平均化処理で得られた長区間受信レベルに基づき、例え
ば、基地局側では、送信電力制御や回線品質の推定など
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のdB値での平均化処理においては、対数演算が必要
であるため、演算処理時間が長くなる問題がある。例え
ば、短区間の受信レベルの測定データが0[dB]、1
0[dB]、20[dB]である場合、長区間受信レベ
ル平均値の算出は、下式(1)〜(3)で示す計算式と
なる。
【0005】
【数1】 このように、長区間受信レベル平均値の算出は、対数演
算の負荷が高いことがわかる。このため、演算処理時間
が長くなり、長区間受信レベル平均値に基づく各種制御
処理が大幅に遅延してしまう問題がある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、長区間受信レベルを短時間で平均化処理するこ
とができる無線通信装置及びその受信レベル測定方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下のような手段を講じた。
【0008】請求項1記載の無線通信装置に関する発明
は、電波を受信する受信手段と、受信した前記電波の単
位時間における短区間受信レベルを測定してV値で出力
する受信レベル測定手段と、複数の前記短区間受信レベ
ルに演算処理を施して長区間受信レベル平均値をV値で
算出し、算出した前記長区間受信レベル平均値をそのV
値に対応するdB値に変換する演算部と、を具備する構
成を採る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の無線通信装置の発明において、演算部がV値とdB
値とを対応づけた変換テーブルを具備する構成を採る。
【0010】これらの構成により、まず、受信レベル測
定手段により、受信した電波の短区間受信レベルを対数
でないV値で得る。次いで、演算部により、複数の短区
間受信レベルに演算処理を施して長区間受信レベル平均
値を得た後dB値に変換する。これにより、平均化処理
を対数演算が不要になるので演算部の演算処理が高速に
なる。
【0011】ここで、V値とは、dB値と下式(4)で
示す関係にある。
【0012】
【数2】 特に、請求項2記載の発明では、演算部がV値とdB値
とを対応づけた変換テーブルを用いて長区間受信レベル
平均値をV値からdB値に変換するため、演算部の処理
がより高速化する。
【0013】請求項3記載の無線通信装置に関する発明
は、電波を受信する受信手段と、受信した前記電波の単
位時間における短区間受信レベルを測定してV値で出力
する受信レベル測定手段と、複数の前記短区間受信レベ
ルに演算処理を施して長区間受信レベル平均値をV値で
算出し、算出した前記長区間受信レベル平均値をそのV
値に対応するパラメータに変換する演算部と、を具備す
る構成を採る。
【0014】これらの構成により、まず、受信レベル測
定手段により短区間受信レベルを対数でないV値で得
る。次いで、演算部により、複数の短区間受信レベルに
演算処理を施して長区間受信レベル平均値を得た後にパ
ラメータに変換する。得られたパラメータは、例えば、
送信電力制御部又は回線品質推定部のような後段の処理
部に受け渡し、所定の制御に利用する。これにより、平
均化処理を対数演算が不要になるので演算部の演算処理
が高速になる。
【0015】請求項4記載の無線通信装置の受信レベル
測定方法に関する発明は、単位時間に受信した電波の短
区間受信レベルをV値で測定し、複数の短区間受信レベ
ルを演算処理して長区間受信レベル平均値をV値で算出
し、算出した前記長区間受信レベル平均値をそのV値に
対応するdB値に変換する構成を採る。
【0016】この構成により、受信した電波の短区間受
信レベルをV値で測定し、複数の短区間受信レベルを対
数演算でなく演算処理して長区間受信レベル平均値を得
ているため、対数演算が不要であり、演算処理を高速で
行うことができる。この後、長区間受信レベル平均値の
V値をdB値に変換することにより、長区間受信レベル
平均値のdB値を従来よりも短時間で得ることができ
る。
【0017】請求項5記載の無線通信装置の受信レベル
測定方法に関する発明は、単位時間に受信した電波の短
区間受信レベルをV値で測定し、複数の短区間受信レベ
ルを演算処理して長区間受信レベル平均値をV値で算出
し、算出した前記長区間受信レベル平均値をそのV値に
対応するパラメータに変換する構成を採る。
【0018】この構成により、受信した電波の短区間受
信レベルをV値で測定し、複数の短区間受信レベルを対
数演算でなく演算処理して長区間受信レベル平均値を得
ているため、対数演算が不要であり、演算処理を短時間
で行うことができる。この後、長区間受信レベル平均値
のV値をパラメータに変換することにより、各種処理部
で要求するパラメータを従来よりも短時間で得ることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態に係る基地
局側の移動無線装置の概略図である。
【0021】無線受信部1は、受信機2、相関器3及び
受信側演算部4で構成されている。受信機2は、アンテ
ナ5を介して無線送信機6からの電波を受信する。本実
施の形態では、受信機2は直交変換方式を採用してい
る。
【0022】相関器3は、受信機2から受信した電気信
号を同相成分I信号及び直行成分Q信号に分ける。
【0023】受信側演算部4は、相関器3で求めたI信
号及びQ信号の強度から下式(5)に従って演算処理を
行い、電波の単位時間tあたりの受信レベル(以下、短
区間受信レベルという)をV値で算出して、短区間受信
レベルの測定を行う。受信側演算部4は、算出したV値
を無線制御部7に通知する。
【0024】
【数3】 受信制御部7は、中央演算処理部(CPU)8及びメモ
リ部9で構成されている。CPU8は、受信側演算部4
が算出した複数の短区間受信レベルのV値に基づいて長
区間受信レベル平均値をV値で算出する。
【0025】メモリ部9は、CPU8が実行する平均化
処理プログラムを記憶する。また、図2に示すV値−d
B値−パラメータの変換テーブルを記憶している。この
メモリ部9は、例えばROM又はRAMで構成されてい
る。
【0026】次に、上記本実施の形態に係る移動無線装
置における長区間受信レベルの平均化処理について説明
する。図3は、本実施の形態における長区間受信レベル
の平均化処理工程を示すフローチャートである。
【0027】ステップ(以下、STという)301にお
いて、無線制御部7は、短区間受信レベル加算値及び短
区間受信レベル測定回数を初期化する。
【0028】ST302において、無線制御部7が受信
演算部4から単位時間tにおける短区間受信レベル測定
値をV値で入力する。本実施の形態では、単位時間tは
10msであるが、任意に設定可能である。
【0029】次に、ST303において、無線制御部7
は、前回までの短区間受信レベル加算値に入力された短
区間受信レベル測定値を加算し、蓄積する。
【0030】ST304において、無線制御部7は、短
区間受信レベルの単位時間tを加算し、加算値が長区間
受信レベル測定時間Tと一致しているか否かを判断す
る。両者が一致していない場合には、ST302〜ST
303を繰り返し、一致した場合には次のST305に
移る。従って、単位時間tが10msであり、長区間受
信レベル測定時間Tが100msである場合には、短区
間受信レベルの測定を10回繰り返して、短区間受信レ
ベル測定値を加算する。
【0031】ST305において、無線制御部7は、蓄
積した短区間受信レベル加算値を測定回数で除算して長
区間受信レベル平均値をV値で得る。
【0032】ST306において、無線制御部7は、メ
モリ部9に記憶された変換テーブルに従って、長区間受
信レベル平均値をV値からdB値に変換する。
【0033】ST307において、dB値に変換した長
区間受信レベル平均値を、例えば、送信電力制御部又は
回線品質推定部のような後段の処理部(図示せず)に送
る。
【0034】上記ST306においては、長区間受信レ
ベル平均値をV値からdB値に変換したが、変換テーブ
ルに従って、V値をパラメータに変換し、このパラメー
タを後段の処理部に受け渡しても良い。
【0035】以上のように、本実施の形態に係る長区間
受信レベルの平均化処理によれば、短区間受信レベル測
定値をV値で得て、加算し測定回数で除して長区間受信
レベル平均値をV値で算出しているため、対数演算が不
要である。これにより、無線制御部7のCPU8による
演算処理の負荷が軽減され、処理速度を高速化できる。
本実施の形態では、便宜上、受信する電波が1チャンネ
ルの場合について説明したが、実際の移動無線通信シス
テムでは、取り扱う電波は多チャンネルであるので、本
発明による処理速度の高速化はより顕著である。
【0036】また、算出した長区間受信レベル平均値の
V値を、予め作成した変換テーブルに従ってdB値又は
パラメータに変換するため、変換に演算処理を要しない
ため、無線制御部7のCPU8による演算処理の負荷が
かからず、処理速度をより高速化できる。この結果、長
区間受信レベルを短時間で平均化処理することができ
る。
【0037】なお、本実施の形態では、短区間受信レベ
ルを受信側演算部4で、長区間受信レベル平均値を無線
制御部7のCPU8でそれぞれ行っているが、単一の演
算手段で行っても良い。
【0038】また、本実施の形態では、本発明を基地局
の移動無線装置に適用した場合について説明したが、本
発明は、移動局の携帯移動無線装置にも適用できる。ま
たこの他にも、電波の長区間受信レベル平均値を求め
て、この平均値に基づいて何らかの制御を行う無線受信
装置に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線通信装置における長区間受信レベルを短時間で平均
化処理して、長区間受信レベル平均値を後段の制御部に
送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基地局側の移動無
線装置の概略図
【図2】上記実施の形態に係るV値−dB値−パラメー
タの変換テーブルの模式図
【図3】上記実施の形態に係る長区間受信レベルの平均
化処理工程を示すフロー図
【符号の説明】
1 無線受信部 2 受信機 3 相関器 4 受信側演算部 5 アンテナ 6 無線送信機 7 無線制御部 8 CPU 9 メモリ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した前記電波の単位時間における短
    区間受信レベルを測定してV値で出力する受信レベル測
    定手段と、複数の前記短区間受信レベルに演算処理を施
    して長区間受信レベル平均値をV値で算出し、算出した
    前記長区間受信レベル平均値をそのV値に対応するdB
    値に変換する演算部と、を具備することを特徴とする無
    線通信装置。
  2. 【請求項2】 演算部がV値とdB値とを対応づけた変
    換テーブルを具備することを特徴とする請求項1記載の
    無線通信装置。
  3. 【請求項3】 受信した前記電波の単位時間における短
    区間受信レベルを測定してV値で出力する受信レベル測
    定手段と、複数の前記短区間受信レベルに演算処理を施
    して長区間受信レベル平均値をV値で算出し、算出した
    前記長区間受信レベル平均値をそのV値に対応するパラ
    メータに変換する演算部と、を具備することを特徴とす
    る無線通信装置。
  4. 【請求項4】 単位時間に受信した電波の短区間受信レ
    ベルをV値で測定し、複数の短区間受信レベルを演算処
    理して長区間受信レベル平均値をV値で算出し、算出し
    た前記長区間受信レベル平均値をそのV値に対応するd
    B値に変換することを特徴とする無線通信装置の受信レ
    ベル測定方法。
  5. 【請求項5】 単位時間に受信した電波の短区間受信レ
    ベルをV値で測定し、複数の短区間受信レベルを演算処
    理して長区間受信レベル平均値をV値で算出し、算出し
    た前記長区間受信レベル平均値をそのV値に対応するパ
    ラメータに変換することを特徴とする無線通信装置の受
    信レベル測定方法。
JP10056192A 1998-02-20 1998-02-20 無線通信装置及びその受信レベル測定方法 Pending JPH11237420A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105510725A (zh) * 2015-12-28 2016-04-20 电子科技大学 高压线电压等级自适应判别方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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