JP2879711B2

JP2879711B2 - 実質的に同一寸法で円盤状の物体を収納し移送する装置

Info

Publication number: JP2879711B2
Application number: JP6504067A
Authority: JP
Inventors: シュテッター、マーチン
Original assignee: NETSUTOWAAKU TEKUNOROJII PLC
Current assignee: NETSUTOWAAKU TEKUNOROJII PLC
Priority date: 1992-07-20
Filing date: 1993-07-01
Publication date: 1999-04-05
Anticipated expiration: 2014-04-05
Also published as: CN1081784A; ATE147535T1; AU4308293A; EP0651908B1; JPH07505006A; CN1039752C; CA2140332C; EP0651908A1; US5737303A; TW253052B; WO1994002941A1

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、実質的に同一寸法で円盤状の物体、特に、
コンパクトディスクデータ担体を収納し移送し、少なく
とも１つのマガジンを有する装置に関する。

本発明の主題となっている種類の装置は、コンパクト
ディスクプレーヤーと組み合わされたコンパクトディス
ク用のものとして知られており、又コンパクトディスク
チェンジャーとしても知られている。これらの既に知ら
れたコンパクトディスクチェンジャーは、通常６乃至８
枚のCDを保持している。これらの既に知られたCDチェン
ジャーでより多量のCDを保管するには、相対的に大きい
空間を必要とし、重量も重くなる。その理由は、各々の
個別のCDが、特殊なプラスチック板に関連しており、或
るCDがアクセスされるとき、そのプラスチック板もその
CDと一緒に移動させられることによる。さらに、CDジュ
ークボックスといものが既に知られているが、それは、
蓄音機のレコードのジュークボックスの原理に基づいて
おり、約50から100枚のCD容量を持つ。定置式で、機械
式の保持装置が、CDをこの保持装置に対して移動可能な
マガジンの１つの位置から取り出し、又は、移動可能な
保持装置がCDを定置式のマガジンから取り出し、そし
て、CDプレーヤーにそのCDを移送する。前者の例では、
マガジンは、取り出されたCDが保持装置によってマガジ
ンの元の位置に戻されるまで動かない。単にそれから、
マガジンは、次に選択されたCDを取り出すために移動す
る。この方法は、CDの交換に比較的長い待ち時間、すな
わち、アクセス時間をもたらす。さらに、既知のジュー
クボックスは、マガジンの機械的な振動に非常に敏感で
ある。この振動は、CDの滑りや落下を引き起こし、それ
によって装置全体が作動不能になる。そのような装置の
各々の、又は、全部のCDの交換は、大抵の場合、非常に
高価であり、普通は、専門家によってのみ操作される。

実際に、両方の既知の装置は、大きさ、必要とする空
間、操作費用、及び操作の容易性に関し問題が多い。

それ故、本発明の目的は、主題となるタイプである、
実質的に同一寸法で、丸い、円盤状の物体を選択し、移
送する装置を提供することであり、この装置は、最も小
さい受け入れ可能な空間に、最も多い受け入れ可能な量
の円盤状物体を収納することを可能にし、収納された円
盤状物体への、最も簡単で最も早い、可能なアクセスを
可能にする装置である。

本発明の、実質的に丸い円盤状の物体を選択し、移送
する装置は、請求項１の特徴によって前記目的を達成す
る。従って、最初に述べられた装置は、少なくとも一つ
のマガジンを備え、このマガジンは、少なくとも、中心
軸の周りに回転するように支持された１つの駆動可能な
螺旋形部材を有し、この螺旋形部材は、一連の一様な軸
方向の送り（間隔、すなわち、ピッチ）をするようにな
っており、この螺旋形部材は、少なくとも１つの周辺の
領域に噛み合わされて各円盤状物体を収容可能とするよ
うに配置され、寸法を定められるようになっている。

本発明に従えば、第一に、簡単な方法で、移送装置上
に、具体的には、一連の同一の軸方向の送りをする送り
溝内に、同一寸法の円盤状物体を配置し、又は、少なく
とも、円盤状の物体の周辺の領域が、螺旋形部材の軸方
向の送りに係合するように、この円盤上物体を配置する
ことが可能となることが認められた。

回転可能に支持された駆動可能な螺旋形部材によっ
て、実質的に丸い円盤状の物体を移送することが、この
物体がそのような螺旋形部材の軸方向の送り溝に噛み合
わされている場合に、同様に、可能となることが、さら
に認められた。

実質的に同一寸法で、丸い、円盤状の物体を収納し、
移送するのに螺旋形部材を用いると、特に利益がある。
その理由は、円盤状の物体の比較的大きい収納密度を達
成することが可能であるからである。２つの円盤状物体
の間の間隔は、螺旋形部材のピッチによってのみ規定さ
れる。さらなる利益は、円盤状の物体の移送に対してさ
えも、例えば、特別なプラスチック板又は類似のものの
ような、追加すべき手段の必要がないというところにあ
る。その理由は、移送が、螺旋形部材の回転により、ほ
とんど容量の増加無しに行われるからである。又、いく
つかのマガジンを連結することにより簡単な方法で本発
明の装置を拡張できる。更に、円盤状の物体を取り除い
たりさらにつけ加えたりすることと同様に、交換するこ
とも容易で、誰にでも出来る。

この点において、本発明の装置は、コンパクトディス
クデータ担体を収納したり移送したりするためだけでな
く、また、例えば、蓄音機のレコード、プレート等等の
ようなその他の円盤状物体用にも使用することが出来
る。保管している間、そして、また、移送している間は
何時でも、各円盤状の物体を定められた配置で保持する
ことが、効果的である。螺旋形部材が円盤状物体の保持
装置（ホールダー）を形成するように、螺旋形部材の回
転による軸方向の送り量が、この円盤状物体の厚さに応
じて寸法を決められている場合に有効である。マガジン
に保管されているある円盤状の物体に選択的にアクセス
することは、螺旋形部材の回転速度と同様に駆動及び回
転の方向が選択的で可変である場合に、より効果的によ
り早く出来る。コイルのように芯の無い部材、及び、ネ
ジのように芯のある部材の両方共、螺旋形部材として適
当である。

収納され移送される螺旋形部材の材質及びその表面の
品質の両方が、円盤状部材の機能として選択されるべき
である。或る実施態様をする場合に、移送中の円盤状の
物体の表面を保護するように、螺旋形部材の表面を柔ら
かい海面状又は織られた材料で被覆すると効果がある。
同様に、螺旋形部材を円盤状部材と同じ材料で形成する
こともできる。

移送中の円盤状物体の支持を安定させるために、円盤
状の物体の周縁領域と係合するいくつかの螺旋形部材を
マガジン内でこのマガジンの周辺に配置すると効果があ
る。この例において、マガジンの螺旋形部材の回転運動
の方向と速度の両方が共同で変更可能であるように、こ
の螺旋形部材の回転運動が連結されている場合に、有効
である。移送手段として使用される螺旋形部材に加え
て、例えば、案内棒の形で、さらに支持及び案内手段も
設けることもまた可能である。

特に、本発明の全体的な装置が、例えば、CDをかける
ための、全体的なシステムのモジュールとして使用され
る場合に、マガジンの端の位置にアクセスするマニピュ
レータを設けると利益があることになる。その理由は、
螺旋形部材の各回転において、各々の円盤状の物体が、
マガジンの或る位置から対応する端の位置へ進められる
からである。マニピュレータを使用すると、各々の端の
位置にある円盤状の物体をマガジンから自動的に取り出
して、次の装置へ円盤状の物体を移送することが可能で
あることになる。マニピュレータの使用により、円盤状
の物体をマガジン内に位置させることが可能である場合
に、さらに利益があることになる。次の装置が、例え
ば、追加のマガジンを有し、又は、CDの場合にCDプレー
ヤーを、又は、同様にその他の機能を持つ円盤状の物体
の場合に、その他の装置を有する。

装置が、少なくとも２つの、実質的に等しい長さの、
平行に並べられたマガジンを有し、このマガジンは、各
々、このマガジンの全長に亙って延在する少なくとも１
つの螺旋形部材を備えている場合、及び、収納装置の両
端において、少なくとも１つのマニピュレータが、収納
装置のマガジンの各々の端位置に配置されている円盤状
の物体の１つに選択的にアクセス可能である場合に、特
に利益があることになる。そのような装置は、収納装置
の単純な拡大を示し、或る円盤状の物体へのアクセス時
間は、たった１つの収納装置にアクセスするのに比べて
実質的には長くはない。これは、各マガジンが平行に配
置され、２つのマガジンの１つの端位置へ選択的にアク
セスすることによって達成された。

２つの実質的に等しい長さで、平行に配列されたマガ
ジンを有する装置は、単純な方法で、円盤状の物体の循
環又は循環移送を実現することを可能にする。その場合
に、収納装置の両方のマガジンの螺旋形部材の回転運動
は、それ故、連結されている。この例では、少なくとも
マニピュレータの１つは、移送マニピュレータとして機
能することになる。この場合に、移送マニピュレータ
は、２つのマガジンの中の１つの端位置から円盤状の物
体を選択的に取り出し、他方のマガジンの端位置へこの
円盤状の物体を移送する。収納装置の他端に配置された
マニピュレータもまた、移送マニピュレータの機能を満
足させる場合に、１つのマガジンから他方のマガジンへ
循環運動で円盤状の物体を移動させることが可能とな
る。このことは、次の場合に、非常に利益があることに
なる。すなわち、他方のマニピュレータが移送マニピュ
レータの機能を満たすのみならず、或る円盤状の物体を
循環より取り出し、次の装置へこの円盤状の物体を移送
し、又は、さらに円盤状の物体を既に収納されている物
体の循環へ加えることも、また、可能となる場合であ
る。特に、本発明によれば、その様な収納装置の循環動
作中に、移送マニピュレータとして機能している１又は
複数のマニピュレータの動作が、収納装置のマガジンの
螺旋形部材の回転運動と連結されている場合に、利益が
あることになる。螺旋形部材、すなわち、コンベア装置
の回転運動と、移送の速度の調整、同様にマニピュレー
タの動作と、移送の速度の調整は、センサーの働きによ
っても可能となると考えられる。この例において、本発
明の装置は、マガジンの螺旋形部材の定量的な運動及び
／又はマニピュレータの運動をコントロールする及び／
又はプログラムすることを可能とする手段によって、簡
単に拡大され得る。例えば、データベースが入力され、
ネットワークと連結されたPC（パソコン）でアシストさ
れたコントロール装置の使用によって、一連の円盤状の
物体のプログラムと同様に、或る円盤状の物体の直接的
な選択も可能となる。これは、連続する音楽のタイトル
の自動的な呼び出しが可能である場合に、CDの分野での
使用において、非常に利益があることになる。貫通孔を
有する円盤状の物体の収納及び移送のために、本発明に
従った装置を用いれば、少なくとも１つのピン状の選択
的に動作可能なクランプ装置によって、簡単な方法で、
マニピュレータを実現することが出来る。このクランプ
装置は、円盤状の物体の貫通孔に係合し、動作状態にお
いて、この貫通孔の周辺領域にクランプ効果を働かせ
る。アクセス時間を短くするためには、例えば、移送マ
ニピュレータが、少なくとも２つで、反対側に配置さ
れ、各々が１つの円盤状の物体用の運動可能なピン状の
クランプ装置を備えられている場合に、利益があること
になる。その様なピン状のクランプ装置は、円錐形のピ
ンと、該ピンを囲みフック状の端領域を有する少なくと
の２枚の板ばね装置によって簡単な方法で形成される。
該円錐形のピンは、２枚の板ばね装置に対し相対的に摺
動可能である。この円錐形のピンの変位の方向によっ
て、２枚の板ばねは、押されて離れたり、又は、復元力
によって互いに接近したりする。これは、円錐形のピン
が板ばね装置に相対的に動き又は変位することによっ
て、クランプ装置を選択的に動作させたり動作を解除さ
せたりすることを可能とすることを意味する。板ばね装
置に対する相対的なピンの位置を確保するために、対応
する形状をしたスリーブ又は係合装置のような、更なる
手段が設けられる。

本発明の教示事項を完全にし、さらに発展させるため
には、様々な可能性が存在する。これに対しては、一方
では請求項１に従属する請求項に、他方では図面を参照
してなされる、以下の本発明の実施例を参照するとよ
い。図面を参照して本発明の好適実施例の説明がなされ
るが、本教示事項の一般的に好ましい実施例、及びさら
なる発展も説明される。示された図面において：第１図は、収納装置の平面図である。

第２図は第１図に描かれたマガジン配置の正面図であ
る。

第3a〜ｃ図は、操作の手順を図式的に表わした図であ
る。

第４図は、ピン状のクランプ装置の形状を示す。

第１図には、２つの平行に配置されたマガジン２及び
３が正面図で示されている。その際、これらのマガジン
２及び３は、それぞれ１つの容器であるいは又１つの共
同の容器で取り囲まれていてもよい。しかし、ここで
は、そのような容器は、簡明にするために、示されてい
ない。この実施例におけるこれらのマガジン２及び３
は、互いに点対称に組み立てられている。それ故、以下
においては、特にマガジン２のみについて説明する。マ
ガジン２には、螺旋形部材４、５及び６が配置されてい
る。平面図では、螺旋形部材４のみが見て取れる。螺旋
形部材４、５及び６は、それらの中心軸の周りで回転す
る螺旋部より形成されていて、それにより螺旋状の送り
溝が画成されている。円盤状の物体、この実施例ではCD
1が、マガジン２の螺旋形部材４、５及び６の送り軸10
の外周の送り溝に噛み合わされて配置されている。マガ
ジン３は、対応する螺旋形部材７、８及び９を備えてい
る。収納装置の正面図にはさらに保持棒11が示されてい
る。それらは、それぞれマガジン２、３の螺旋形部材
４、９に平行に配置されている。これらの保持棒11は、
CD1用の案内手段として使用される。これらのCDは、マ
ガジン２、３の螺旋形部材４、５、6;7、８、９の回転
運動によって、マガジン２、３の中で回転方向に従っ
て、二重矢印で示される方向に、移送される。マガジン
２、３の螺旋形部材４、５、6;7、８、９の１回転によ
って、CD1は、それぞれの方向に１単位位置進行させら
れる。螺旋形部材の軸方向の間隔、すなわち、ピッチ、
同様に、CD又はその他の円盤状物体の表面の品質並びに
螺旋形部材の材質及び表面の材質によって、CD又はその
他の円盤状物体は、移送運動中に回転させられることに
なる。

第２図は、第１図に示された装置の正面図である。CD
の周囲に配置され、CDに係合する３つの螺旋形部材４、
５及び６、同様に７、８及び９によって、各マガジン２
及び３のCDは、各々保持されて移送される。CDの移送
は、１のマガジン２から他のマガジン３へ向かって行わ
れ、その場合、１つのCDは各々１つのマガジン２の一つ
の端点から他のマガジン３の相当する端点へ移送される
ことが、矢印S1によって示される。この目的のために、
保持棒11は、両方のマガジン２、３の螺旋形部材４、
５、6;7、８、９より短く作られている。これは、第１
図にもっともよく示されている。CDを移送するために、
操作装置が設けられている。そのコントロール方法は、
第3a−ｃ図に示されている。

第3a−ｃ図の左欄に示されているのは、マニピュレー
タM1及びM2を有する各マガジン配置２、３の側面図であ
る。右欄に示されているのは、各マガジン配置２、３の
対応する正面図である。マガジン装置２、３の一端にM2
で示されているマニピュレータは、CD1を一のマガジン
から他のマガジンに単に移すためだけに使われる。これ
によって、両マガジン２、３における一種の循環運動を
実現している。M1で示されるマニピュレータは、CD1を
１のマガジンから他のマガジンへ移送することと、CDを
取り外して、CDプレーヤーP2のスライドのような装置へ
更にCDを移すことの両方を行う。矢印S2は、CD1が、マ
ニピュレータM1によって保持されるときに、このCD1に
よって覆われる通路を示す。CD1は、マニピュレータM1
によってCDプレーヤーP2から取り外され、マガジン２又
は３の一つに戻されるときに、反対方向で同じ通路を移
動する。正面図に示されているのは、本発明の装置が、
交互に使用される２つのCDプレーヤーP1及びP2と組み合
わされて使用されるのに適当であるということである。

第４図に示されているのは、クランプ装置13である。
この装置は、円錐形のピン14を備えている。このピン
は、板ばね15を有する装置によって囲まれている。この
板ばねは、それらの端部分にフックを形成されている。
ピン14は、板ばね15を有する装置に向かって摺動するよ
うになっている。変位の方向に従って、選択的に、板ば
ね15のフック形状をした端部分を拡開し、板ばね15のフ
ック形状をした端部分を互いに復元力に基づいて接近さ
せる。板ばね15に対する円錐ピン14の相対的な位置は、
スリーブ16によって確保される。このクランプ装置13
は、マニピュレータの一部を形成するが、CD1の開口12
に係合する。板ばね15のフック形状をした端部分は、摺
動ピン14によって拡開される。そのような動作中に、板
ばね15のフック形状をした端部分は、CD1の開口12の周
縁領域にクランプ効果を及ぼす。そうすることによっ
て、マニピュレータは、CDを確実に保持し、移送する。
この目的のために、クランプ効果、すなわち、板ばね15
を有する装置に対する円錐ピンの相対的な位置は、スリ
ーブ16によって確保される。CD1を移送した後、クラン
プ効果は、板ばね15を有する装置の反対方向におけるピ
ン14のさらなる変位によって解放されることができる。
板ばね15を有する装置に対するピン14の相対的な位置の
確保は、しかしながら、ピン14及び板ばね15上に配置さ
れ、形造られた係合手段によって実現されることが可能
である。

図面に示されていないさらなる特徴に関しては、この
説明の一般的な部分を参照するとよい。

最後に、本発明の教示事項は、上述の具体例に限定さ
れるべきでないことを強調しておく。収納され移送され
る丸い、ディスク形状の物体の寸法や機能にもよるが、
本発明の教示事項は、異なる形状の装置についても実施
できるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G11B 17/08 - 17/20 G11B 15/68 G11B 17/22 - 17/30

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】同一寸法で実質的に丸い周縁部を有する複
数枚の情報記憶用コンパクトディスク（１）と、前記複
数枚のコンパクトディスクを積層する形式で支持する１
つのマガジン（2,3）とから成るデータをまとめて貯蔵
及び移送するための装置であって、前記マガジンが、各々が回転のための中心軸を有する複
数個の螺旋形部材（4,5,6;7,8,9）を備えており、該螺旋形部材の各々が、前記ディスクの厚みに概ね相当
する一連の同一軸方向間隔を置いた送り溝を有している
と共に前記ディスクをその中心軸に対して概ね垂直に貯
蔵するためのスペースを画成するために同一平面上に互
いに平行に横方向に間隔を置いて配列されており、前記ディスクのそれぞれの周縁部が、部分的に前記螺旋
形部材の送り溝内に係合しており、複数個の螺旋形部材を回転させることにより、前記コン
パクトディスクが軸方向に沿って一斉に移動するように
構成されており、前記螺旋形部材の送り溝が、積層された前記ディスクの
最上部或いは最下部のものを受け入れるための端位置を
形成しており、さらに、前記装置自体が、前記端位置において、前記デ
ィスクの該端位置への引き込み操作および挿入操作を行
うべく該ディスクと係合するマニピュレータ（M1,M2）
を備えていることを特徴とするデータをまとめて貯蔵及
び移送するための装置。
【請求項２】前記データをまとめて貯蔵及び移送するた
めの装置が、前記螺旋形部材をそれぞれ選択された速度
で同期回転駆動する駆動手段を備えていることを特徴と
する請求の範囲第１項に記載の装置。
【請求項３】螺旋形部材をそれぞれ同時に回転駆動する
前記駆動手段が、いづれの方向にもまた選択的に変更さ
れた速度においても該螺旋形部材を同期回転可能である
ことを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。
【請求項４】前記マガジン（2,3）が、前記ディスク
（１）の周縁部を前記螺旋形部材（4,5,6;7,8,9）に係
合および保持させるために、該螺旋形部材と互いに平行
かつ横方向に間隔を置いて配列した少なくとも１本の保
持棒（11）を備えていることを特徴とする請求の範囲第
１〜３項の中のいづれか１項に記載の装置。
【請求項５】前記ディスク（１）のそれぞれが、中央開
口を有し、前記マニピュレータ（M1,M2）が、該ディス
クを把持するために、その中央開口を通過後に拡開して
該中央開口の周縁部に係合可能なクランプ装置（13）を
備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の
装置。
【請求項６】前記クランプ装置（13）が、円錐形のピン
（14）と、該ピンを取り囲みかつ該ピンに対して相対的
に摺動可能な少なくとも２枚の板ばね（15）とから構成
され、前記板ばねとピンとの相対摺動が、板ばねの拡開
或いは縮径を生じさせることを特徴とする請求の範囲第
５項に記載の装置。
【請求項７】前記マガジン（2,3）が、３個の前記螺旋
形部材（4,5,6;7,8,9）を備えかつ積層された複数枚の
ディスク（１）の周縁部を約180°を越えない範囲で支
持していることを特徴とする請求の範囲第１〜６項の中
のいづれか１項に記載の装置。
【請求項８】同一寸法で実質的に丸い周縁部を有する複
数枚の情報記憶用コンパクトディスク（１）と、複数枚
の第１のグループのコンパクトディスクを積層する形式
で支持する第１のマガジン（２）と、複数枚の第２のグ
ループのコンパクトディスクを積層する形式で支持する
第２のマガジン（３）とから成りかつこれら第１および
第２のマガジンが相互に隣接配置されたデータをまとめ
て貯蔵及び移送するための装置であって、前記第１および第２のマガジンが、各々が回転のための
中心軸を有する複数個の螺旋形部材（4,5,6;7,8,9）を
備えており、該螺旋形部材の各々が、前記ディスクの厚みに概ね相当
する一連の同一軸方向間隔を置いた送り溝を有している
と共に前記ディスクをその中心軸に対して概ね垂直に貯
蔵するためのスペースを画成するために同一平面上に互
いに平行に横方向に間隔を置いて配列されており、前記ディスクのそれぞれの周縁部が、部分的に前記螺旋
形部材の送り溝内に係合しており、前記螺旋形部材をそれぞれ選択された速度で同期回転駆
動するための駆動手段を備えており、前記各第１および第２のマガジンの螺旋形部材の送り溝
が、積層された前記ディスクの最上部或いは最下部のも
のを受け入れるための端位置を形成しており、さらに、前記装置自体が、前記２つのマガジンの内の一
方の端位置において、前記ディスクを他方のマガジンの
端位置へ移送するべく該ディスクと係合するためのマニ
ピュレータ（M1,M2）を備えていることを特徴とするデ
ータをまとめて貯蔵及び移送するための装置。
【請求項９】第１および第２のマガジンのための前記駆
動手段が、同期回転駆動のために結合されていることを
特徴とする請求の範囲第８項に記載の装置。