JP2878547B2 - 電子レンジの重量検出装置 - Google Patents

電子レンジの重量検出装置

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JP2878547B2 JP2893193A JP2893193A JP2878547B2 JP 2878547 B2 JP2878547 B2 JP 2878547B2 JP 2893193 A JP2893193 A JP 2893193A JP 2893193 A JP2893193 A JP 2893193A JP 2878547 B2 JP2878547 B2 JP 2878547B2
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光広 坂井
裕一 松下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターンテーブル上に載
置した食品の重量を自動的に検出し、その検出値に基づ
いて食品のマイクロ波による加熱時間をコントロールす
るようにした電子レンジの重量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ターンテーブル上に載置した食品
の重量を自動的に検出し、その検出値に基づいて解凍時
間あるいは加熱調理時間などをコントロールする重量セ
ンサ付き電子レンジが普及している。重量センサに圧電
素子を用いたものが出願人によって数年前から商品化さ
れており、実公平2−47366号,実公平3−485
02号等の多数の出願がなされている。
【0003】図3、図4に圧電素子を用いた重量センサ
付き電子レンジの基本的なものを示す。図3において、
1は加熱室、2は食品を載置するターンテーブル、3は
ターンテーブル2の支持体にして、放射状に複数個のア
ーム3aを有し、その先端にローラ3bが枢着されてい
る。そして、支持体3は加熱室1の底板1aの下面に取
り付けられたモータ4の作動によってターンテーブル2
を伴って回動し、ローラ3bは底板1a上面で図4に示
す一点鎖線のような回動軌跡5上を回動する。
【0004】尚、6はマグネトロン、7は導波管、8は
電子レンジの外郭を構成するキャビネット、9はドア、
10はターンテーブル2上に載置する食品を示す。又、
WSは加熱室1の底板1a上面の回動軌跡5に対向する
下面部に配設された重量センサで、重量検出体として圧
電素子が使用されている。
【0005】そして、従来の重量センサWSを図5に示
す。重量センサWSのセンサ取り付け板11は、その頂
面中央の開口部11aが加熱室1の底板1a上面の回動
軌跡5に穿設した穴に嵌合され、その開口部周辺が底板
1aの下面に固着(例えばスポット溶接)されている。
20は重量検出体として圧電素子12を載置した検出体
ホルダ、21は中央部にローラ3bの押圧力(食品10
の重量)を圧電素子12に印加するノブ21aを一体に
成型した合成樹脂製の検出体カバーである。
【0006】そして、上記検出体ホルダ20と検出体カ
バー21をセンサ取り付け板11に複数のビス22によ
って共締め固定している。また、13は加熱室1の底板
1aの回動軌跡5に穿設した穴を塞ぐ目隠しテープであ
る。
【0007】よって、食品10を載置したターンテーブ
ル2がモータ4の作動による支持体3と共に回動し、ア
ーム3aに枢着のローラ3bが目隠しテープ13上に来
たとき、検出体カバー21のノブ21aを押圧し、ノブ
21aの押圧力が圧電素子12に印加され、圧電素子1
2は食品10の重量に応じた出力を発生して解凍時間あ
るいは加熱調理時間をコントロールする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の重量検
出装置は、加熱室1の底板1a上面の回動軌跡5にノブ
21aを押圧するための穴が穿設されているため重量検
出感度が良好である反面、穴を塞ぐ目隠しテープ13を
必要とし外観的,コスト的に不利であり、目隠しテープ
13の耐久性が悪いと穴を伝って重量検出装置内に水と
か汁とかが侵入して品質不良を起こす虞れがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明は、加熱室の底板上面を回動するタ
ーンテーブル支持体のローラ回動軌跡に対向して、重量
検出体を保持すると共に底板を介して該検出体にローラ
からの押圧力を印加するノブを一体に成型した樹脂製の
検出体ホルダを底板下面に取り付け、上記ノブの所定寸
法の弾性変位による反発力にて前記ノブを上記底板下面
に圧接させてなる電子レンジの重量検出装置において、
該検出体を収容するために該検出体ホルダに形成する切
り欠き部と、該切り欠き部から該検出体ホルダ内に収容
された該検出体を該検出体ホルダ内で受ける検出体受け
部とを備え、該検出体受け部と該ノブとの間で該検出体
を挟持することを特徴とする電子レンジの重量検出装置
とする。
【0010】又、請求項2の発明は、加熱室の底板上面
を回動するターンテーブル支持体のローラ回動軌跡に対
向して、重量検出体を保持すると共に底板を介して該検
出体にローラからの押圧力を印加するノブを一体に成型
した樹脂製の検出体ホルダを底板下面に取り付け、上記
ノブの所定寸法の弾性変位による反発力にて前記ノブを
上記底板下面に圧接させる電子レンジの重量検出装置に
おいて、上記検出体ホルダを上記底板下面に対して点接
触の関係で取り付けるために、該検出体ホルダに3ヵ所
の突起を設けることを特徴とする電子レンジの重量検出
装置とする。
【0011】上記の重量検出体としては圧電素子,歪み
検知素子等が考えられる。
【0012】
【作用】加熱室の底板に穴が無いので目隠しテープが不
要で外観的,コスト的に有利となり、目隠しテープの耐
久性が悪い場合に水とか汁が侵入することで生ずる重量
検出装置の品質不良がなくなる。その上、請求項1の発
明によると、加熱室の底板下面と検出体ホルダ、ひいて
は重量検出体との上下方向の位置関係(厳密に言えば底
板下面と重量検出体上面との間隔)が一定となり、又、
ノブを底板下面に弾性圧接させているので、底板の変形
が発生しにくくなり、不使用時(無負荷状態)において
重量検出体に過度の圧力が加わり続けるという不具合が
発生しにくい。
【0013】請求項2の発明によると、底板と検出体ホ
ルダとが点接触であるので、ローラの押圧力によって生
ずる底板の弾性変形が、検出体ホルダの側周壁上面を全
面接触させる場合に比べて自由であり、重量検出感度が
向上することになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る重量検出装置の一実施例
を図面に基づき説明する。尚、従来例と同一部品には同
一の符号を付して説明する。図1において、31は加熱
室1の底板1a下面に取り付けられた樹脂製の検出体ホ
ルダであり、底板1a上面を回動するターンテーブル支
持体のローラ3b回動軌跡に対向させて、重量検出体で
ある圧電素子12を保持すると共に底板1aを介して圧
電素子12にローラ3bからの押圧力を圧電素子12に
印加するノブ32が一体に成型されている。
【0015】そして図2に示すように、前記ノブ32は
検出体ホルダ31の側周壁より中心に向かう片持式の腕
部33にて一体に成型され、底板1a下面に当接する頂
面を側周壁上面に均等間隔(120゜間隔)で設けた3
カ所の半球状突起34の頂点より寸法Aだけ高くしてあ
る。
【0016】又、検出体ホルダ31の側周壁の一部には
切り欠き部35が形成されており、この切り欠き部35
より圧電素子12を挿入して圧電素子受け部3に収納
する。この収納状態で圧電素子12の上面とノブ32の
下面との隙間は前記寸法Aより若干小さめに設定されて
いる。
【0017】図1において、36は上述した検出体ホル
ダ31を底板1a下面に取り付けるホルダ取り付け板で
あり、所定位置に位置決めされて底板1aの下面にスポ
ット溶接にて固着されている。そして、底板1aの下面
に固着された状態での底板1a下面とホルダ取り付け板
36のホルダ取り付け面との高さ寸法Bが、図2に示す
検出体ホルダ31の取り付け面から半球状突起34の頂
点までの高さ寸法Cより若干小さめに設定されている。
【0018】圧電素子12を収納した検出体ホルダ31
をホルダ取り付け板36に複数のビス38によって取り
付けると、検出体ホルダ31に設けた3カ所の半球状突
起34が底板1a下面を若干押し上げた状態で安定的に
点接触すると共に、ノブ32が腕部33の弾性に抗して
圧し下げられて底板1a下面に弾性圧接される。又、ノ
ブ32の下面が圧電素子12を適度に押圧する。
【0019】上記取り付け構造を採用することにより、
加熱室1の底板1a下面に検出体ホルダ31が押し付け
られた状態で直接取り付けられるので、底板1a下面と
圧電素子上面との間隔が一定となり重量検出精度が向上
する。又、ノブを底板1a下面に弾性圧接させているの
で、外力による底板の変形が発生しにくくなり、不使用
時(無負荷状態)において圧電素子12に変形による過
度の圧力が加わり続けるという不具合が発生しにくくな
る。
【0020】他方、底板1aと検出体ホルダ31とが点
接触であるので、ローラ3bの押圧力によって生ずる底
板1aの弾性変形が検出体ホルダ31の側周壁上面を全
面接触させる場合に比べて底板1aに変形自由度があ
り、重量検出感度が向上する。
【0021】
【発明の効果】従来の技術として開示したものに対し
て、加熱室の底板に穴が無いので目隠しテープが不要で
外観的,コスト的に有利となり、目隠しテープの耐久性
が悪い場合に生ずる重量検出装置の品質不良がなくな
その上、請求項1の発明により、加熱室の底板下面
と検出体上面との間隔が一定となり、また、検出体受け
部とノブとの間で検出体を挟持することにより、検出体
に過度の圧力が加わることなく検出体を保持できるた
め、重量検出バラツキの少ない、即ち重量検出精度の高
い重量検出装置を提供できる。請求項2の発明により、
底板と検出体ホルダとが点接触で底板に変形自由度のあ
る感度の良い重量検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠き断面図であ
る。
【図2】本発明に係る検出体ホルダの構成を説明する断
面図である。
【図3】重量センサ付き電子レンジの概略断面図であ
る。
【図4】ターンテーブルの支持体に枢着したローラの回
転軌跡を示す図である。
【図5】従来の重量センサを取り付けた電子レンジの一
部切欠き断面図である。
【符号の説明】
1 加熱室 1a 底板 2 ターンテーブル 3 支持体 3b ローラ 12 圧電素子(重量検出体) 31 検出体ホルダ 32 ノブ 34 半球状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 19/52 G01G 3/13 F24C 7/02 315

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の底板上面を回動するターンテー
    ブル支持体のローラ回動軌跡に対向して、重量検出体を
    保持すると共に底板を介して該検出体にローラからの押
    圧力を印加するノブを一体に成型した樹脂製の検出体ホ
    ルダを底板下面に取り付け、上記ノブの所定寸法の弾性
    変位による反発力にて前記ノブを上記底板下面に圧接さ
    せる電子レンジの重量検出装置において、 該検出体を収容するために該検出体ホルダに形成する切
    り欠き部と、該切り欠き部から該検出体ホルダ内に収容
    された該検出体を該検出体ホルダ内で受ける検出体受け
    部とを備え、該検出体受け部と該ノブとの間で該検出体
    を挟持する ことを特徴とする電子レンジの重量検出装
    置。
  2. 【請求項2】 加熱室の底板上面を回動するターンテー
    ブル支持体のローラ回動軌跡に対向して、重量検出体を
    保持すると共に底板を介して該検出体にローラからの押
    圧力を印加するノブを一体に成型した樹脂製の検出体ホ
    ルダを底板下面に取り付け、上記ノブの所定寸法の弾性
    変位による反発力にて前記ノブを上記底板下面に圧接さ
    せる電子レンジの重量検出装置において、 上記検出体ホルダを上記底板下面に対して点接触の関係
    で取り付けるために、該検出体ホルダに3ヵ所の突起を
    設ける ことを特徴とする電子レンジの重量検出装置。
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