JP2877626B2 - 冷却器の除霜装置 - Google Patents

冷却器の除霜装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫或いは冷凍・冷
蔵ショーケース、若しくは空気調和機等に用いられる冷
却器の除霜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷却器は、例えば特開昭63
−263378号公報(F25D21/08)に示され
るように、多数の熱交換用プレートフィンを所定の間隔
を存して平行に配置し、これらプレートフィンの両側に
管板を配置すると共に、これらプレートフィン及び管板
を貫通し、管板の外側にてU字状に迂回することにより
冷媒配管を蛇行状に配設して構成されている。また、係
る冷却器の除霜用ヒータは冷却器の流通空気の風上側に
設けられ、冷却器の除霜時に発熱される構成とされてい
る。
【0003】以下図4及び図5を用いて係る冷却器1及
び従来の除霜用ヒータ100の構成を説明する。冷却器
1は図4に示すように所定間隔で複数枚平行に並べられ
たアルミニウム薄板から成るプレートフィン2・・と、
これらプレートフィン2の両側端に位置して設けられた
鋼板製の管板3、3と、これらプレートフィン2及び管
板3、3を貫通し、管板3、3の外側にてU字状に迂回
することにより蛇行状に配設された冷媒配管4とから構
成されている。この冷媒配管4の冷媒入口部4A及び冷
媒出口部4Bは管板3、3の外側に位置し、管板3、3
外側の風下側にはプレートフィン2と熱交換しない空気
流通を阻止するための仕切板5、5が取り付けられてい
る。
【0004】従来の除霜用ヒータ100は図5に示すよ
うに通電されて発熱する発熱部101と、両側端のリー
ド線102のモールド部103と、発熱部101とモー
ルド部103との間に位置してモールド部103を発熱
部101からの熱伝導より保護する非発熱部104とか
ら構成されている。除霜用ヒータ100は図4の如くそ
の発熱部101が冷却器1の風上側となる下方に位置す
るように固定金具6によって冷却器1に取り付けられる
が、このとき発熱部101の両側部101A、101A
より外側の部分は図4の如く管板3、3の外側において
風下側に立ち上がるように折曲され、管板3、3外側に
も加熱作用を及ぼせるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は除霜用ヒータ100の発熱部101の両側部101
A、101Aより外側の部分が風下側に立ち上がるのみ
の形状であるため、管板33外側に位置する発熱部10
1の両側部101Aの寸法が短く、殆どは発熱しない非
発熱部104及びモールド部103であるため、管板
3、3外側の加熱が不十分となり、除霜終了時点におい
て冷媒配管4のU字状部分に多量の霜残りが発生する。
管板3、3外側に霜残りが生じると、その冷熱によって
管板3、3内側の部分の霜が融解し難くなり、両側部に
位置するプレートフィン2の除霜に時間がかかるように
なると共に、その部分の霜残りが発生する危険性も増大
する。
【0006】また、リード線102がモールド部103
上端より垂れ下がる状態となるので、下方の発熱部10
1の両側部101A、101Aに接触して被覆が溶ける
危険性があり、そのため従来では図4に示す如くクリッ
プ106によってリード線102を保持しなければなら
ない問題があった。本発明は、係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、管板外側の霜残り
を解消すると共に、モールド部及びリード線の損傷を確
実に防止することができる冷却器の除霜装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の除霜装置(除霜
用ヒータ)20は、複数枚並設されたプレートフィン2
と、プレートフィン2の両側に配置された管板3と、プ
レートフィン2及び管板3を貫通して蛇行状に設けられ
た冷媒配管4とから成り、各プレートフィン2に沿って
空気を流通させる冷却器1に設けられるものであって、
発熱部21と、この発熱部21の両側に形成した非発熱
部24と、この非発熱部24の端部に形成したリード線
22のモールド部23とから成り、発熱部21は、両管
板3間においては冷却器1の風上側に位置し、両管板3
外側において冷却器1の風下側に向けて折曲され、管板
3外側を風下側に延在した後、所定の曲率半径にて風上
側に折り返されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の冷却器1の除霜装置(除霜用ヒータ)
20によれば、発熱部21の両側部21Aが冷却器1の
管板3の外側において風下側に向け折曲され、管板3外
側を風下側に延在した後、所定の曲率半径にて風上側に
折り返されているので、管板3外側における発熱部21
の寸法を十分確保できる。また、発熱部21の両側部2
1Aは所定の曲率半径にて折り返されているので、発熱
部21の先の非発熱部24、モールド部23及びリード
線22は発熱部21より所定の間隔で離間せられる。特
に、冷却器1が縦設されて下から上に空気が流通される
場合には、モールド部23の先のリード線22が除霜装
置(除霜用ヒータ)20下部より下方に引き出される形
となるので、格別に保持せずとも発熱部21との接触が
確実に防止される。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明を除霜装置としての除霜用ヒータ20
を設けた冷却器1の斜視図、図2は除霜用ヒータ20の
斜視図、図3は冷却器1が設けられる低温ショーケース
8の一部切欠斜視図である。尚、各図において図4及び
図5と同一符号のものは同一とする。図3において、実
施例の低温ショーケース8は前面に開口した所謂冷蔵オ
ープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁9の
内側には間隔を存して仕切板10が取り付けられ、この
仕切板10と断熱壁9間に冷気通路11が構成されると
共に、仕切板10の内側に食品等の商品を陳列する貯蔵
室12が構成されている。また、この貯蔵室12内には
商品陳列用の棚13が複数段架設される。
【0010】貯蔵室12の背方に位置する冷気通路11
内には、冷却器1が縦設されると共に、冷気通路11内
には図示しない送風機によって下から上に空気が流通さ
れる。それによって、冷却器1と熱交換した冷気は冷気
通路11内を上昇し、開口上縁に位置する図示しない吐
出口から貯蔵室12内に吹き出され、開口にエアーカー
テンを構成すると共に、貯蔵室12内を循環した後開口
下縁の図示しない吸込口から冷気通路11内に帰還す
る。係る冷気循環によって貯蔵室12内は所定の冷蔵温
度に冷却されることになる。
【0011】ここで、冷却器1は図1に示す如く前記図
4の場合と同様の構成であり、所定の間隔をおいて多数
平行に配置された矩形状のアルミニウム製薄板から成る
プレートフィン2・・と、これらプレートフィン2の両
側端に位置して設けられた鋼板製の管板3、3と、これ
らプレートフィン2及び管板3、3を貫通し、管板3、
3の外側にてU字状に迂回することにより蛇行状に配設
された冷媒配管4とから構成されている。この冷媒配管
4の冷媒入口部4A及び冷媒出口部4Bは管板3、3の
外側に位置し、管板3、3外側の風下側にはプレートフ
ィン2及び冷媒配管4と熱交換しない空気流通を阻止す
るための仕切板5、5が取り付けられている。
【0012】除霜装置としての除霜用ヒータ20はシー
ズヒータから構成されており、図2に示すように通電さ
れて発熱する発熱部21と、両側端のリード線22のモ
ールド部23と、発熱部21とモールド部23との間に
位置してモールド部23を発熱部21からの熱伝導より
保護するよう発熱部21の両側に形成された非発熱部2
4とから構成されている。発熱部21は左右に延在し、
その両側部21A、21Aは上方に折曲され、少許上方
に延在した後、所定の曲率半径で下方に折り返されたヘ
アピン形状とされている。これによって非発熱部24は
折り返された両側部21Aの下端より両側部21Aの立
ち上がり部分と所定の間隔を存してそれと平行に下方に
延在することになる。また、モールド部23は非発熱部
24の下端に位置し、モールド部23の下端は発熱部2
1の長尺部分と略同等の高さとなり、リード線22はモ
ールド部23の下端から発熱部21より下方に引き出さ
れる形となる。
【0013】係る形状とされた除霜用ヒータ20は図1
の如くその発熱部21が冷却器1の風上側となる下側に
位置するように固定金具6によって冷却器1に取り付け
られる。このとき発熱部21の両側部21A、21Aは
図1の如く冷却器1の管板3、3の外側に位置し、冷却
器1の下端風上側から上方の風下側に立ち上がり、仕切
板5、5の手前で下方にUターンする形となる。即ち、
管板3、3外側に位置する発熱部21の寸法が従来より
も長くなり、その発熱量が十分に確保される。従って、
冷却器1の除霜時に管板3、3外側を十分に加熱して着
霜を融解し、霜残りを解消することができる。
【0014】また、発熱部21の両側部21A、21A
を所定の曲率半径にて折り返したことにより、その形状
によりモールド部23と両側部21Aの立ち上がり部と
の間には所定の間隔が確保され、発熱部21からの輻射
熱によるモールド部の融解等の損傷の発生が防止され
る。同様にリード線22も発熱部21から所定の距離で
離間することになると共に、特に、実施例では発熱部2
1よりも下方に引き出されるので、格別なクリップ等を
設けることなくリード線22と発熱部21との接触を防
止し、リード線の融解等の損傷の発生を確実に防止する
ことができるようになる。
【0015】尚、実施例では低温ショーケース8に本発
明を適用したが、それに限らず、冷蔵庫や空気調和機に
も本発明は有効である。また、実施例では冷却器1を縦
方向に配設し、空気を下から上に流通させるようにした
が、それに限らず、冷却器を水平若しくは斜めに配置し
ても良い。但し、その場合も除霜用ヒータ20の発熱部
21は空気流通の風上側に位置させるものとする。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば除霜
装置の発熱部の両側部が冷却器の管板の外側において風
下側に向け折曲され、管板外側を風下側に延在した後、
所定の曲率半径にて風上側に折り返されているので、管
板外側における発熱部の寸法を長くし、その発熱量を十
分に確保できる。従って、管板外側の霜残りを解消し、
冷却器の除霜時間の短縮と管板内側の部分の霜残りによ
る冷却性能の低下を防止することができる。
【0017】また、発熱部の両側部は所定の曲率半径に
て折り返されているので、その形状によりモールド部及
びリード線を発熱部から所定の間隔で離間させることが
でき、それらと発熱部との接触による融解等の損傷事故
の発生を未然に防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除霜装置の実施例としての除霜用ヒー
タを設けた冷却器の斜視図である。
【図2】本発明の除霜装置の実施例としての除霜用ヒー
タの斜視図である。
【図3】図1の冷却器を設置した低温ショーケースの一
部切欠斜視図である。
【図4】従来の除霜用ヒータを設けた冷却器の斜視図で
ある。
【図5】従来の除霜用ヒータの斜視図である。
【符号の説明】
1 冷却器 2 プレートフィン 3 管板 4 冷媒配管 20 除霜用ヒータ 21 発熱部 21A 両側部 22 リード線 23 モールド部 24 非発熱部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚並設されたプレートフィンと、プ
    レートフィンの両側に配置された管板と、前記プレート
    フィン及び管板を貫通して蛇行状に設けられた冷媒配管
    とから成り、前記各プレートフィンに沿って空気を流通
    させる冷却器に設けられる除霜装置において、該除霜装
    置は発熱部と、該発熱部の両側に形成した非発熱部と、
    該非発熱部の端部に形成したリード線のモールド部とか
    ら成り、前記発熱部は、前記両管板間においては冷却器
    の風上側に位置し、前記両管板外側において前記冷却器
    の風下側に向けて折曲され、管板外側を風下側に延在し
    た後、所定の曲率半径にて風上側に折り返されているこ
    とを特徴とする冷却器の除霜装置。
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