JP2875725B2 - 印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法

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JP2875725B2 JP29092893A JP29092893A JP2875725B2 JP 2875725 B2 JP2875725 B2 JP 2875725B2 JP 29092893 A JP29092893 A JP 29092893A JP 29092893 A JP29092893 A JP 29092893A JP 2875725 B2 JP2875725 B2 JP 2875725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、描画コマンドをレンダ
リングして印刷部で印刷させる印刷制御装置および印刷
制御方法に関する。本発明は、例えばCAD(計算機援
用設計)、CG(コンピュータグラフィックス)、デザ
インやビジネスにおけるカラーDTP(デスクトップパ
ブリッシング)分野等の印刷にも好適である。
【0002】
【従来の技術】最近の高機能ワークステーションやパー
ソナルコンピュータの出現により、フルカラーによる文
字、図形、イメージデータのハンドリングが、容易に行
なえる環境が整った。その結果、カラーを用いた文書、
OHP(オーバヘッドプロジェクタ)、スライド、アー
ト、デザイン等の広範な分野でカラー情報が利用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ホスト計
算機側におけるカラー情報を用いたアプリケーション
が、広範な分野に渡り利用されている。しかしながらホ
スト側で作成したカラー情報を、印刷装置に記録する際
には従来では、ホスト側のCPUパワー(処理機能)を
利用し、ホスト側で文字、イメージ、図形を記録装置の
解像度に合わせて、イメージに展開した後、カラープリ
ンタに送るという、いわゆるダムプリンタまたはビデオ
プリンタと呼ばれる利用形態が一般的であった。この処
理方式はプリンタ側の機構をシンプルにし、ホスト側で
多くの処理を実行する点に特徴があるが、カラー情報を
取り扱う場合はそのデータ量の多さから、通信に多くの
時間をさかれ、スループットが非常に落ちる場合がある
という問題がある。
【0004】一方、白黒プリンタにおいては、ページ記
述言語(Page Description Lang
uageの略であり、以後PDLと略す。)方式とい
う、ホスト側から文字、図形、イメージを言語として送
り、プリンタでPDL言語を解釈し、各種情報をラスタ
メモリ中にスキャン変換(走査変換)することにより、
ページイメージを生成する方式が一般的である。本スキ
ャン方式をカラープリンタにも適用したカラーPDLプ
リンタが最近普及し始めている。
【0005】しかしながら、カラーPDLプリンタにお
いては、従来の白黒PDLプリンタの言語アーキテクチ
ャー(構造)を踏襲しており、白黒すなわち1bit情
報に対する、すでにレンダリング(renderin
g)された情報(デスティネーション)とこれからレン
ダリングする図形、イメージ、文字情報(ソース)との
間で、SET,OR,XOR等の演算をビット毎に施す
というアーキテクチャーであった。しかし、カラープリ
ンタにおいては各カラープレーン、例えばRGB(レッ
ド,グリーン,ブルー)毎に深さを持っており(例えば
1,2,4,8ビット)、従来のSET,OR,XOR
の演算をビット毎に演算すると、所望の色が得られない
という問題があり、そのためカラー論理描画という(A
dd,Sub,Max,Min,Blend)等のビッ
ト深さを考慮した論理演算機能が導入されている。
【0006】しかし、上記のカラー論理描画は色深さを
持った情報を、それも3,4面分演算する必要があるた
め、非常にコストの高くつく処理であるという解決すべ
き課題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、広範な論理描画機能をある程度の印刷速度により実
現することを可能にし、更には従来イメージプリンタと
してホスト側でしか処理できなかった高度な論理描画の
レンダリング処理を印刷装置側である印刷制御装置で実
行可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、描画コマンドをレンダリングし
て印刷部で印刷させる印刷制御装置であって、描画コマ
ンドをハードウェアによってレンダリングする第一レン
ダリング手段と、描画コマンドが前記第一レンダリング
手段によりレンダリングできない高度な所定の論理描画
コマンドか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で
前記描画コマンドが前記所定の論理描画コマンドである
と判断した場合に、前記所定の論理描画コマンドをソフ
トウェアによってレンダリングする第二レンダリング手
段とを有することを特徴とする。
【0009】ここで、好ましくは、前記第二レンダリン
グ手段のレンダリングは、前記第一レンダリング手段の
レンダリングよりも品位が低い。また、好ましくは、前
記第一レンダリング手段はYMCKカラーオブジェクト
をYMCKページバッファにレンダリングし、前記第二
レンダリング手段は前記所定の論理描画コマンドに基づ
いてRGBカラーオブジェクトをRGBカラーページバ
ッファにレンダリングする。また、好ましくは、前記第
一レンダリング手段はYMCKカラーオブジェクトをレ
ンダリングし、前記第二レンダリング手段はYMCKカ
ラーオブジェクトをYMCKカラーからRGBカラーへ
逆変換した後に、RGBカラー空間で前記所定の論理描
画コマンドに基づいてレンダリングする。また、好まし
くは、前記第一レンダリング手段はYMCKカラーオブ
ジェクトをYMCKページバッファにレンダリングし、
前記第二レンダリング手段はYMCKカラーオブジェク
ト及びYMCKカラーページバッファのデータをそれぞ
れYMCKカラーからRGBカラーへ逆変換した後に、
RGBカラー空間で前記所定の論理描画コマンドに基づ
いてレンダリングし、その後、該演算結果をYMCKカ
ラーへ変換してYMCKカラーページバッファへ格納す
る。
【0010】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、描画コマンドをレンダリングして印刷部で印刷させ
る印刷制御方法であって、描画コマンドをハードウェア
によってレンダリングする第一レンダリングステップ
と、描画コマンドが前記第一レンダリングステップでレ
ンダリングできない高度な所定の論理描画コマンドか否
かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記
描画コマンドが前記所定の論理描画コマンドであると判
断した場合に、前記所定の論理描画コマンドをソフトウ
ェアによってレンダリングする第二レンダリングステッ
プとを有することを特徴とする。ここで、好ましくは、
前記第二レンダリングステップでのレンダリングは、前
記第一レンダリングステップでのレンダリングよりも品
位が低い。また、好ましくは、前記第一レンダリングス
テップではYMCKカラーオブジェクトをYMCKペー
ジバッファにレンダリングし、前記第二レンダリングス
テップでは前記所定の論理描画コマンドに基づいてRG
BカラーオブジェクトをRGBカラーページバッファに
レンダリングする。また、好ましくは、前記第一レンダ
リングステップではYMCKカラーオブジェクトをレン
ダリングし、前記第二レンダリングステップではYMC
KカラーオブジェクトをYMCKカラーからRGBカラ
ーへ逆変換した後に、RGBカラー空間で前記所定の論
理描画コマンドに基づいてレンダリングする。また、好
ましくは、前記第一レンダリングステップではYMCK
カラーオブジェクトをYMCKページバッファにレンダ
リングし、前記第二レンダリングステップではYMCK
カラーオブジェクト及びYMCKカラーページバッファ
のデータをそれぞれYMCKカラーからRGBカラーへ
逆変換した後に、RGBカラー空間で前記所定の論理描
画コマンドに基づいてレンダリングし、その後、該演算
結果をYMCKカラーへ変換してYMCKカラーページ
バッファへ格納する。
【0011】
【作用】本発明では、上記構成を採ることにより、描画
コマンドがハードウェアによるレンダリングができない
所定の論理描画コマンドか否かを判断し、所定の論理描
画コマンドに基づく描画はソフトウエアで実現するの
で、広範な論理描画機能をある程度の印刷速度により実
現することが可能になり、更には従来イメージプリンタ
としてホスト側でしか処理できなかった高度な論理描画
のレンダリング処理を印刷装置側である印刷制御装置で
実行することが可能となる。また、その結果、レンダリ
ングに伴うホスト側の負荷は軽減され、今後普及される
と予想されるCPUインテンシブ(集約的)なマルチメ
ディア処理等への展開が容易となる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例のカラー印刷装置
の画像処理系の基本構成を示す。この図を用いて本発明
実施例における処理の大まかな流れを説明する。
【0014】(全体構成)図1において、1は、カラー
アプリケーションとしてカラー情報を作成し、このカラ
ー情報に対応するカラー、データをPDL形式に変換し
て、変換したPDLデータをカラー印刷装置の記録装置
コントローラ14に送出するホスト計算機(ワークステ
ーション)である。ここで、ホスト計算機1と記録装置
14間にPDLデータが流れる。このPDLデータの通
信形態はシリアル、ネットワーク、バス接続等何であっ
ても問題はないが、パフォーマンス的には高速通信路で
あることが望ましい。記録装置コントローラ14へ送ら
れたカラーPDLデータは入力バッファ(データ入力用
バッファ)2に一時格納され、プログラムROM6内の
PDLコマンド解析プログラムによって、入力データが
スキャンされる。3は文字のビットパターンまたはアウ
トライン情報、および文字ベースラインや文字メトリッ
ク情報を格納するフォントROMであり、文字の印字に
際して利用される。4のパネルIOP(入出力プロセッ
サ)は、プリンタ本体に装着されるパネルにおけるスイ
ッチ入力の検知やLCD(液晶ディスプレイ)への表示
を司る、I/Oプロセッサおよびファームウェア(パネ
ルI/Oプロセッサ)であり、低価格のCPUが利用さ
れる。拡張I/F(インタフェース)5は、プリンタの
拡張モジュール(フォントROM、プログラムROM、
RAM、ハードディスク)とのインタフェース回路であ
る。
【0015】プログラムROM6は本発明に係る図2に
示すような処理手順(ソフトウェア)を格納するメモリ
であり、CPU12がこのソフトウェアに従って本カラ
ーPDLデータを読み込み処理を実行する。7はソフト
ウェアのための管理領域のRAMであり、入力されたカ
ラーPDLデータを解析して中間データ形式(ページオ
ブジェクト)に変換したデータや、グローバル情報等が
本管理用RAM7に格納される。
【0016】色変換ハードウェア8は、通常ワークステ
ーション(WS)で利用されているモニタの表色系のレ
ッド,グリーン,ブルーのRGB(加法混色)からプリ
ンタのインク処理で用いるイエロー,マゼンタ,シア
ン,ブラックのYMCK(減法混色)への変換を行なう
ハードウェアである。本色変換処理は色精度を追及する
と、非線形なログ変換・3×3のマトリックス演算等
で、演算パワーを大変要するものであるので、ハード的
にはテーブル・ルックアップ処理により高速化を図って
いる。この色変換パラメータは最初プリンタエンジンに
とって最適なものに調節されているが、ホスト側から色
変換方式を変更する要求があれば、テーブルの値を変更
することにより、色変換アルゴリズムをユーザ定義のそ
れに変えるのは可能である。
【0017】ハードレンダラ(ハードウェアレンダリン
グ回路)9は、カラーレンダリング処理をASIC(特
定用途向けIC)ハードウェアで実行することにより、
カラープリンタ(例えば、レーザビームプリンタ)13
のビデオ転送に同期して実時間でレンダリング処理を行
い、少ないメモリ容量でのバンディング処理を実現する
ものである。ページ(バンド)バッファ10は、PDL
言語によって展開されるイメージを格納する領域であ
り、上述のバンディング処理を行なうための最低2バン
ドのメモリ(ページ幅*256または512位のバンド
高さ*プレーン数として3(RGB)または4(YMC
K)*ビット深さ)か、またはバンディング処理を出来
ない際に、LBP(レーザビームプリンタ)のようにプ
リンタエンジンに同期してイメージを転送する必要のあ
る装置では、解像度かつ/または色階調を落したフルカ
ラービットマップメモリを確保する必要がある。しか
し、インクジェットプリンタのように記録ヘッドの移動
をコントローラ側が制御可能な機構の場合には、上記2
バンドのメモリが最低限あればよい。
【0018】プリンタインタフェース(I/F)11は
カラープリンタ(カラー記録装置)13、例えばカラー
LBPとの間で、ページバッファ10の内容をプリンタ
側の水平・垂直同期信号に同期して、ビデオ情報を転送
する。あるいは、カラーインクジェットプリンタにおけ
るヘッド制御および複数ラインのヘッドサイズに合わせ
たビデオ情報の転送を行なう。さらに、本プリンタイン
タフェース11ではカラープリンタ13との間でプリン
タへのコマンド送信やプリンタからのステータス受信を
行なう。CPU(中央演算処理装置)12は記録装置コ
ントローラ14内部の処理を制御する演算装置である。
カラープリンタ13はコントローラ14から送出される
ビデオ信号を記録媒体にカラー印刷する。カラープリン
タ13としては電子写真式によるカラーLBPでもイン
クジェット方式のプリンタであってもよい。
【0019】(処理の流れ)図1中の矢印は、各種描画
情報に関するホスト計算機1からプリンタ13までの処
理の流れを示す。この処理の流れを図2のフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0020】まず、ステップ101において、割り込み
処理等により入力バッファ2にカラーPDLデータをと
り込み、次にステップ102では入力されたPDLコマ
ンドを言語仕様に応じてインタプリット(解釈)する。
インタプリットした結果、ステップ103において入力
データが描画コマンド、例えば文字、直線、イメージ描
画である際には、ステップ104においてハードウェア
(またはソフトウェア)・レンダリング回路(ソフトウ
ェア)9がサポートするページオブジェクト形式に変換
する。
【0021】(レンダリングモデル)以後の説明の理解
のため、本実施例におけるレンダリングモデルは図3の
模式図を用いて簡単に説明する。本モデルは、各種描画
データの幾何的な情報、すなわち、どの部分が描画対象
かということを示すマスク情報151、そしてマスクを
どのような色で塗るかということを示すバックグランド
情報152、および論理描画方式153(SET,O
R,XOR,BLEND、ADD等)の三要素により構
成される。任意形状でのクリップを行なう際には、形状
データにまずクリップを施し、このクリップ後の残った
領域のみをマスクとする。その結果、レンダリングされ
たイメージの例を154に示す。
【0022】(マスク)本実施例においてサポートする
マスク情報としては、ランレングス(X方向の一つのス
キャンライン)、エッジが交差しない凸多角形、ビット
マップイメージ、ビットマップフォントからなるとす
る。これからわかるように、これらのマスク情報は高速
なハードウェア・レンダリングに適した構造とし、例え
ば図4の(A)の五角形は図2のステップ104におい
て、図4の(B)に示すような交差しない5個の三角形
に分割する(この例では、塗りつぶしは、even−o
dd(奇偶法)ルールを適用)。また、図4の(C)に
示す、ラインの接続処理部においては、本モジュールに
おいてDDAアルゴリズムを適用して別領域にラインの
接続部分を展開した後、最終的な外部形状を、Yスキャ
ンライン毎にminx,max xをランレングス方式
で保持し、その後の高速なレンダリング(ステップ11
1)に備える。
【0023】最終的に生成される各マスクオブジェクト
は、フルページメモリよりも少ないメモリ容量でのレン
ダリング、すなわちバンディングを行なうためページメ
モリを複数のバンド(高さが2の冪乗が望ましく、51
2ドット位が最適である。)に分割し、各マスクオブジ
ェクトをバンド毎にソーティングし、各バンド内で図4
の(C)に示すリンクリストを構成する。この際、バン
ドに跨る多角形に関しては、各バンドで多角形情報を共
有化する。各バンドに分割したマスクに対して、ステッ
プ105において、レンダリング時に必要となるデータ
のデコード時間とレンダリング時間を、各バンドごとに
加算する。これをそれぞれバンドi毎に保持し、pre
d−decode(i),pred−render
(i)とする。ここでデコード時間は、作成されたオブ
ジェクトのほぼデータ量に比例する。しかし、バンド3
における三角形1,4(図4の(B)参照)のデコード
時間は、前のバンド2の開始点からのバンド3の開始点
のオフセットを求める時間が余分に必要となる。
【0024】レンダリング時間は、 バンド内のマスク面積×バックグランドの色深さ×色プ
レーン数×論理描画の種類による演算ファクタ により計算される。
【0025】図2に戻り、入力されたデータが描画コマ
ンドでない場合には、ステップ106でその入力された
データが各種属性(バックグランド、論理描画)設定コ
マンドか否かを判定する。もし、YES(肯定判定)で
あれば、ステップ107において対応するカレントステ
ート設定処理を実行するが、これら属性設定コマンドは
それぞれハード(またはソフト)レンダラが読み込み可
能なデータ形式(ページオブジェクト)に変換するため
のものである。又、本実施例のように、カラー論理描画
の機能はハードウェアでサポートされないので、そのよ
うな属性設定コマンド情報を検知すると、フルペイント
フラグ(full−p−lag)をステップ107でセ
ットする。その結果として、ステップ102において強
制的に印刷の解像度かつ/または階調を落して、フルペ
イントモードでのレンダリングを行なう。これと同様
に、Flood Fill等の命令(点指定塗りつぶ
し)もバンディング処理が不可能である。
【0026】(バックグランド)バックグランド情報
は、マスクに対してどのようにカラー・濃淡をつけるか
を示す。バックグランド情報の種類として、イメージと
して繰り返しを行なわずにマスクに張りつくバックグラ
ンドパターンと、パターンを縦・横方向に繰り返してマ
スクに張り付けるタイルパターンとが指定可能である。
本実施例においては、カラー印刷装置を想定しているた
め、イメージ、パターン、タイルはカラー情報を指定可
能である。
【0027】ステップ108では、例えばデバッグ処理
等の目的で現在の状態をダンプ処理する。次のステップ
109では上述のインタプリタ120の処理が1ページ
分のPDLコマンド解析を終了したか否かを判定し、そ
れを終了していればステップ110のレンダラ121に
処理が移行するが、そうでなければステップ102に戻
って、次のコマンドの解析を繰り返す。ここまでは基本
的にPDLからページオブジェクトへの、データフィル
タリングタスクであり、これ以降の処理はページバッフ
ァ10への描画を行なうレンダリングタスクである。こ
の両者のタスクは、特にレンダリング・タスクの実時間
処理が要求されるため、リアルイタイムOS(オペレー
ティングシステム)上で別タスクとして実装され、かつ
後者のレンダリング・タスクは前者のインタプリタ・タ
スクよりもプライオリティ(優先順位)を高く設定され
て動作する。
【0028】(バンドレンダリング)ステップ110に
おいて、ページオブジェクトをレンダリングする前処理
として、バンドレンダリング(バンディング)処理が可
能か否かを判定する。このバンディング処理が不可能な
場合を以下に列挙する。
【0029】・上述したFlood Fill命令等が
ページ中に存在する。
【0030】・大量のイメージ入力により管理用RAM
7の情報があふれた。
【0031】・カラープリンタ13が電子写真式LB
P,LED(発光ダイオード)プリンタの様に、一度紙
を給紙して記録を開始すると、バンディング処理はプリ
ンタ13へのビデオ信号転送とバンドへのレンダリング
とを並行処理する必要があり、そのためステップ105
で計算されたバンド毎のレンダリング時間pred−d
ecode(i),pred−render(i)に関
し、どれかのバンドが、所定の閾値をオーバする。
【0032】上記の条件に適合すると、バンディングを
実行できないため、解像度または階調を落してページバ
ッファ10のメモリ中に、フルペイントメモリを確保
し、レンダリングする。一方、インクジェットプリンタ
等の記録ヘッドの移動をコントローラ側で制御出来る形
態の装置においては、レンダリング時間に(上記3番目
の条件)については上述の限りではなく、レンダリング
スピードが低下すると、ヘッドの移動を遅らせることに
より、バンディング処理が可能である。
【0033】バンディング処理を図5を参照しながら以
下に説明する。バンドレンダリングは、上述のインタプ
リタのPDL解析タスク201により管理用RAM7に
作成されたページオブジェクト情報を、レンダリングタ
スク202によって起動されるハードまたはソフトレン
ダラ9が読み込み、マスクの情報からY座標におけるス
キャンライン情報(x min,x max)を抽出
し、カレントのバックグランド情報、論理描画モードを
参照して対応するバックグランド情報をページバッファ
(バンドバッファ)10に書き込む。そして、すべての
マスクのY座標に対応すべくY情報を変化させて、レン
ダリングを実行する。本システムではカラープリンタを
想定しているため、ページバッファには四面すなわちY
MCKのプレーンが存在し、各色情報をプレーン毎にレ
ンダリングする。
【0034】ここでハードレンダラでサポートできる論
理描画としては、ソース・パターン(S)、ディスティ
ネーション・パターン(D)とすると、以下の三種類で
ある。これらは、パターンSとD間で両方の情報を入力
し、両者間で演算してパターンDに設定するような、演
算パワーが必要な処理はサポートされない。これは、カ
ラーの4つのプレーンを参照する必要があり、更に各プ
レーンが4から8ビットの際データの演算量が非常に大
きくなる点に起因する。
【0035】・上書き(D=S) ・透過、Dに描画しない(D=D) ・白(D=0) また通常は、高度なカラー論理描画データはホスト計算
機から頻繁に送出されないと仮定し、本ハードでサポー
ト可能なデータ処理をなくべく高速化するため、または
プリンタの色モデルはYMCKであることから、バック
グランドの持つカラー情報をYMCKとする。ステップ
107においてバックグランド情報を解析してデータを
管理用RAMに格納する際にホストから送られてくるR
GBデータに対して、色変換ハードウェア8を用いてY
MCKカラーに変換し、バックグランド情報として保持
しておく。色変換の際にハードウェアでなくソフトウェ
アで実現する形態も考えられるが、処理の高速化のため
にはハードを用いるのが望ましい。
【0036】このようにしてハードウェアはマスク情
報、バックグランド情報、論理描画の方法に従いバンド
の番号iのページオブジェクトに対しレンダリングを行
なうと共に、並行してプリンタ13から送られてくる水
平同期信号にあわせ、プリンタインタフェース11を通
じて既にレンダリング済みのバンド番号i−1のバンド
情報をプリンタ13にカラービデオ信号(YMCK)と
して送出する。本バンディング処理は、上述の3個のカ
ラー論理描画からなるページデータは、十分に高速印字
が可能である。また、現在一般的に広く利用されている
ページ記述言語PostScript,LIPS等は、
このシンプルなカラー描画論理に準拠しているので、本
バンディング処理により多くのデータは高速にレンダリ
ング可能である。
【0037】(論理描画)ハードレンダラ9でサポート
されていない高度な論理描画機能の実現方法について、
カラー情報の流れを示す図6、および図7のフローチャ
ートを用いて説明する。本論理描画の際には、ホスト計
算機1から入力されたカラーバックグランド情報(RG
Bデータ)401は、レンダリングハードまたはソフト
ウェアが取り扱えるページオブジェクト形式(RGB
obj)405に変換する。
【0038】(ページオブジェクト変換)まず、以下に
示す高度な論理描画を実現するために、LBP等の実時
間レンダリングを要求される印刷装置では、バンドレン
ダリングではなく、解像度かつ/または階調を落したフ
ルページバッファ10上へのレンダリングとなる。ま
た、ハードレンダラ9は処理の簡素化および高速化を要
求されるため、レンダリング時にランレングスや凸多角
形情報のリアルイタイム解像度変換は実行できない。そ
こで、以下に示す処理が必要であるが、インクジェット
プリンタ等においては、この限りではない。
【0039】レンダリングの前処理として、例えば60
0DPI(ドット/インチ)から300DPIに解像度
を落とす際に、ランレングスは2ライン分をまとめて1
つのランレングスとし、かつ凸多角形は頂点情報の再計
算を実行する。これをページバッファ中のすべてのマス
ク情報に対して、インタプリタタスク201によって実
行する。ランレングスは、例えば600DPIにおけ
る、2つのラインi,i+1のX座標の開始・終了点を
それぞれxl (i),xr (i),xl (i+1),x
r (i+1)とすると、新規300DPIでの一つの開
始、終了点は以下のようになる。
【0040】
【数1】new−xl (i)=min・1/2(x
l (i),xl (i+1)), new−xr (i)=max・1/2(xr (i),x
r (i+1)) イメージに関しては、ページオブジェクトのイメージ情
報自身は変化せずに、x,y方向へのスケーリングファ
クタをそれぞれ1/2とする。
【0041】一方、ページバッファを階調を落として
も、レンダラが容易に対応できるように、1,2,4,
8ビットレンダリングをサポートするので、インタプリ
タの前処理の負荷は大きくない。
【0042】(フルペイント・レンダリング)本処理以
降のレンダリングに関する部分の処理手順を、図7のフ
ローチャートに示す。ステップ501においてインタプ
リタで変換されたオブジェクトを入力し、入力されたオ
ブジェクトが描画コマンドか否かをステップ502に判
断する。描画コマンドでなければステップ505におい
て、バックグランド情報や(論理)描画モードをカレン
ト情報を保持するグローバル変数に代入する。次に後述
のステップ507へ進む。
【0043】もし、入力されたオブジェクトが描画コマ
ンドであれば、ステップ503において現在の論理描画
モードをチェックする。もし、描画モードが上書き、透
過等のハードウェアによる高速レンダリングが可能な処
理であれば、ステップ506でハードレンダリングを起
動する。これは既に説明済みのバンディングによる、高
速処理のハードレンダラと同等の処理となる。唯一の相
違は、高速バンディング処理の場合はYMCKカラーで
レンダリングし、本フルページモードはRGBカラーで
レンダリングするため、あらかじめ異なるディザマトリ
ックスをロードしておく必要がある点である。
【0044】一方、高度な論理描画が指定された際に
は、ステップ504でソフトウェアによるレンダリング
を実行する。これは図6の406で示すようにフルペー
ジのページバッファ(D、ディスティネーション)40
7と現在のバックグランド・オブジェクト(S、ソー
ス)405のカラー情報をフェッチ(取り込む)して、
論理演算を施した後、フルページバッファ407に結果
を格納する。ここで代表的な論理演算処理として、以下
に示すようなものを各RGB成分毎に、ビット深さも考
慮して演算する。ソフトウェアによるレンダリングにお
いて、ソースイメージを作成するのは、ハードレンダラ
9と同じアルゴリズムを適用して、下述の論理描画を適
用するためであり、ページバッファアクセス・ライブラ
リを論理描画の方式毎に作成する。ソフトレンダリング
とハードレンダリングを混在させるため、ハードレンダ
リングが終了すると、CPU12に割り込みが発生し、
次のページオブジェクトをCPU12が続けてフェッチ
する仕掛けとなっている。
【0045】・加算、D=S+D ・減算、D=D−S ・ブレンドでα値はユーザが指定、D=α×S+(1−
α)×D ・最大値、D=Max(S,D) ・最小値、D=Min(S,D) この高度な論理描画は、ホスト計算機1で、一般的にC
RT(陰極線管)ディスプレイで利用されるRGBデー
タ上で演算される。そのため、ホスト計算機と同じ色再
現を行なうには、プリンタ内部においてもRGBカラー
モデル上で実現する必要がある。そのため、論理描画の
フルペイントモードにおいては、ページバッファ407
はRGBカラーモデルでなければならない。又、ページ
オブジェクト情報405も、RGBカラーモデルの必要
がある。
【0046】すでに述べたように高速バンディング処理
においては、ページオブジェクト情報におけるバックグ
ランド情報をYMCKカラーモデルで保持するので、本
論理描画を行なうために、ページオブジェクトとしてR
GBカラーも持つ必要がある。その結果、ステップ50
7で、1ページ分のデータのレンダリング処理を終了す
ると、ステップ508においてページバッファ10のす
べての情報をRGBからYMCKにすべて変換した後、
YMCKのビデオデータをステップ509においてプリ
ンタインタフェース11を通じてプリンタ13に送出す
る。
【0047】(カラー論理描画の印字例)最後に、図8
を用いて、論理描画の結果を示す。この原図はカラー表
示であるが、カラー表示を図面として添付できないの
で、便宜上ハッチングにより色の違いを表わした。図中
Rはレッド(Red)、Gはグリーン(Green)、
Bはブルー(Blue)、Yはイエロー(Yello
w)、Mはマゼンタ(Mazenta)、Cはシアン
(Cyan)、Wはホワイト(White)である。こ
こではD=S+Dのビット深さを考慮した論理演算を施
した例であり、CRTの加法混色の原理を示すものであ
る。図中の、Cyan=Green+Blue,Yel
low=Red+Green,Mazenta=Red
+Blue,White=Red+Green+Blu
eの加算により生成される。
【0048】(カラー記録装置13)図9は本実施例が
適用できるカラー記録装置13の一例としてのカラーイ
ンクジェットプリンタ装置IJRAの外観を示す。尚、
図1におけるカラー記録装置13以外の制御部は図9に
は図示していない。図9において、駆動モータ5013
の正逆回転に連動して駆動力伝達ギヤ5011,500
9を介して回転するリードスクリュー5005に螺旋溝
5004に対してキャリッジHCが係合する。キャリッ
ジHCはその螺旋溝5004と係合するピン(不図示)
を有し、それにより、矢印a,b方向に往復移動させら
れる。このキャリッジHCには、インクジェットカート
リッジIJCが搭載されている。5002は紙押え板で
あり、キャリッジHCの移動方向に沿って紙をプラテン
5000に対して押圧する。5007,5008はフォ
トカプラからなり、キャリッジHCのレバー5006の
この領域での存在を確認して、モータ5013の回転方
向の切り換えを行なうためのホームポジション検知手段
である。5016はインクジェットカートリッジIJC
の記録ヘッドの全面をキャップ(覆う)するキャップ部
材であり、5015はこのキャップ部材5016内を吸
引する吸引手段であり、これらによりキャップ内開口5
023を介して記録ヘッドの吸引回復を行なう。501
7はクリーニングブレードであり、5015はこのクリ
ーニングブレードを前後方向に移動可能とする部材であ
り、本体支持板5018にこれらが支持されている。ク
リーニングブレードとしては、この形態だけではなく周
知のクリーニングブレードが適用できるのは言うまでも
ない。また、5012は、吸引回復の吸引を開始するた
めのレバーであり、キャリッジHDの係合するカム50
20の移動にともなって移動し、駆動モータ5013か
らの駆動力がクラッチ切り換えの公知の伝達手段で移動
制御される。これらのキャッピンク、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側の領域
に来た時にリードスクリュー5005の作用によって、
それらの対応位置で所望の処理が行なえるように構成さ
れているが、これら以外のタイミングで作動するように
してもよい。
【0049】(他の実施例)本発明の他の実施例の構成
を図10に示す。図6に示す上記実施例においては、バ
ンディングによる高速レンダリング時には、YMCKの
ページオブジェクトおよびYMCKページバッファ、高
度な論理描画の際には、RGBのページバッファおよび
RGBページオブジェクトを保有するという例を示し
た。この例では、RGBおよびYMCK両者のカラーモ
ードのページオブジェクトを保有する必要があり、図1
の管理用RAM7の領域を多く消費する。そこで、図1
0に示す本実施例においては、高速バンディング処理の
時も論理描画の際においても、ページバッファおよびペ
ージオブジェクトをYMCKで保有することにより、記
録領域の減少を図った例を示す。
【0050】図10における上半分の高速バンディング
処理については、図6に示すものと同じなので説明を省
略し、下半分の論理描画のパス(経路)について説明す
る。カラーの高度な論理描画によるレンダリングの際に
はまず、カラー変換部605でソース(S)に対応する
ページオブジェクトのバックグランドデータ603をY
MCKからRGBに逆変換する。それと同様に、すでに
レンダリングされたページバッファ(D)604のうち
でソースと論理描画する部分を同様にカラー変換部60
8で逆変換する。
【0051】ここで問題となるのは、色変換処理602
の色変換処理でRGBからYMCKに変換する際に簡単
なログ変換を施してれば、逆変換も容易に計算し得る
が、UCR(下色除去処理)、マスキング処理を施して
いる場合は、完全にYMCKから精度を落とさずにRG
Bに逆変換するのは不可能である。また、このような変
換を実時間で行なうには、余りにも計算量が大きくな
る。
【0052】そこで、本実施例の処理では、各ビット深
さのパターン2,4,8毎にYMCKからRGBへの近
似変換テーブルをシュミレーションによりあらかじめ求
めておき、この近似変換テーブルを用いて得られたRG
Bデータを逆変換データとして用いる。近似変換テーブ
ルにおいて2ビットの際はテーブルは256バイト、4
ビットの際にはテーブルは65,536バイトであり、
これらは実現可能なメモリサイズである。しかし、8ビ
ットの際には余りにもデータ量が大きいので、4ビット
テーブルを用いて色精度が犠牲にするか、あるいは計算
時間の増大を覚悟でソフトウェアにより計算するかを、
ユーザが選択できるようにするとよい。
【0053】そして上述のようにして得られたRGBモ
デルにおけるSとDの情報を基に、論理演算606を実
行したのち、得られたRGBデータを色変換ハードウェ
ア8を用いてYMCKデータに変換し、ページバッファ
10に格納する。格納したデータを最終的にプリンタイ
ンタフェース11を通じて、カラー記録装置13にビデ
オ信号として転送する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
描画コマンドがハードウェアによるレンダリングができ
ない所定の論理描画コマンドか否かを判断し、所定の論
理描画コマンドに基づく描画はソフトウエアで実現する
ので、広範な論理描画機能をある程度の印刷速度により
実現することが可能になり、更には従来イメージプリン
タとしてホスト側でしか処理できなかった高度な論理描
画のレンダリング処理を印刷装置側である印刷制御装置
で実行することが可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカラー印刷装置の基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の全体のアルゴリズムの概要
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例のイメージングモデルを示す
構成図である。
【図4】本発明の一実施例における各種のマスク情報に
関する説明図である。
【図5】本発明の一実施例におけるバンドレンダリング
の概念を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の論理描画におけるカラー処
理に関するアーキテクチャ図である。
【図7】本発明の一実施例のフルペイントレンダリング
における論理描画の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例のカラー論理描画の結果を示
す図である。
【図9】本発明に適用可能なカラー記録装置の機構を示
す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例における、論理描画時の
カラー処理に関するアーキテクチャ図である。
【符号の説明】
1 ホスト計算機 2 データ入力用バッファ(入力バッファ) 3 フォントROM 4 パネルI/Oプロセッサ(パネルIOP) 5 拡張インタフェース(拡張I/F) 6 プログラムROM 7 管理用RAM 8 色変換ハードウェア(色変換H/W) 9 ハードウェアレンダリング回路(ハードレンダラ) 10 ページ(バンド)バッファ 11 プリンタインタフェース(プリンタI/F) 12 CPU 13 カラー記録装置(プリンタ) 14 コントローラ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画コマンドをレンダリングして印刷部
    で印刷させる印刷制御装置であって、 描画コマンドをハードウェアによってレンダリングする
    第一レンダリング手段と、 描画コマンドが前記第一レンダリング手段によりレンダ
    リングできない高度な所定の論理描画コマンドか否かを
    判断する判断手段と、 前記判断手段で前記描画コマンドが前記所定の論理描画
    コマンドであると判断した場合に、前記所定の論理描画
    コマンドをソフトウェアによってレンダリングする第二
    レンダリング手段と、 を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第二レンダリング手段のレンダリン
    グは、前記第一レンダリング手段のレンダリングよりも
    品位が低いことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第一レンダリング手段はYMCKカ
    ラーオブジェクトをYMCKページバッファにレンダリ
    ングし、前記第二レンダリング手段は前記所定の論理描
    画コマンドに基づいてRGBカラーオブジェクトをRG
    Bカラーページバッファにレンダリングすることを特徴
    とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第一レンダリング手段はYMCKカ
    ラーオブジェクトをレンダリングし、前記第二レンダリ
    ング手段はYMCKカラーオブジェクトをYMCKカラ
    ーからRGBカラーへ逆変換した後に、RGBカラー空
    間で前記所定の論理描画コマンドに基づいてレンダリン
    グすることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第一レンダリング手段はYMCKカ
    ラーオブジェクトをYMCKページバッファにレンダリ
    ングし、前記第二レンダリング手段はYMCKカラーオ
    ブジェクト及びYMCKカラーページバッファのデータ
    をそれぞれYMCKカラーからRGBカラーへ逆変換し
    た後に、RGBカラー空間で前記所定の論理描画コマン
    ドに基づいてレンダリングし、その後、該演算結果をY
    MCKカラーへ変換してYMCKカラーページバッファ
    へ格納することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御
    装置。
  6. 【請求項6】 描画コマンドをレンダリングして印刷部
    で印刷させる印刷制御方法であって、 描画コマンドをハードウェアによってレンダリングする
    第一レンダリングステップと、 描画コマンドが前記第一レンダリングステップでレンダ
    リングできない高度な所定の論理描画コマンドか否かを
    判断する判断ステップと、 前記判断ステップで前記描画コマンドが前記所定の論理
    描画コマンドであると判断した場合に、前記所定の論理
    描画コマンドをソフトウェアによってレンダリングする
    第二レンダリングステップと、 を有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第二レンダリングステップでのレン
    ダリングは、前記第一レンダリングステップでのレンダ
    リングよりも品位が低いことを特徴とする請求項6に記
    載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第一レンダリングステップではYM
    CKカラーオブジェクトをYMCKページバッファにレ
    ンダリングし、前記第二レンダリングステップでは前記
    所定の論理描画コマンドに基づいてRGBカラーオブジ
    ェクトをRGBカラーページバッファにレンダリングす
    ることを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第一レンダリングステップではYM
    CKカラーオブジェクトをレンダリングし、前記第二レ
    ンダリングステップではYMCKカラーオブジェクトを
    YMCKカラーからRGBカラーへ逆変換した後に、R
    GBカラー空間で前記所定の論理描画コマンドに基づい
    てレンダリングすることを特徴とする請求項6に記載の
    印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第一レンダリングステップではY
    MCKカラーオブジェクトをYMCKページバッファに
    レンダリングし、前記第二レンダリングステップではY
    MCKカラーオブジェクト及びYMCKカラーページバ
    ッファのデータをそれぞれYMCKカラーからRGBカ
    ラーへ逆変換した後に、RGBカラー空間で前記所定の
    論理描画コマンドに基づいてレンダリングし、その後、
    該演算結果をYMCKカラーへ変換してYMCKカラー
    ページバッファへ格納することを特徴とする請求項6に
    記載の印刷制御方法。
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