JP2875466B2 - 網目版画像記録方法 - Google Patents

網目版画像記録方法

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JP2875466B2 JP5307265A JP30726593A JP2875466B2 JP 2875466 B2 JP2875466 B2 JP 2875466B2 JP 5307265 A JP5307265 A JP 5307265A JP 30726593 A JP30726593 A JP 30726593A JP 2875466 B2 JP2875466 B2 JP 2875466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー画像を再現す
るための複数の網目版画像を記録する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカラーの印刷物は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色の網目版画像を刷り重ねることによって作
成される。多色の網目版画像を刷り重ねる際には、スク
リーン角度(網点の配列方向)を調節することによって
モアレの発生を防止している。例えば、Y版のスクリー
ン角度を0°、M版を15°、C版を75°、K版を4
5°に設定する。各色の網目版画像は記録スキャナによ
って感光フィルム上に記録されて網フィルムが作成さ
れ、この網フィルムから各色の印刷版が作成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の記録スキャナ
は、処理の高速化を図るために、複数の光ビームを用い
て複数の走査線上における露光を同時に行なうマルチビ
ームタイプのものが多い。ところが、複数の光ビームを
用いる場合において、各光ビームの光量や光ビーム同士
の間隔に不揃いがあると、周期的な濃度のムラが網目版
画像に現われることがある。
【0004】また、シングルビームタイプの記録スキャ
ナにおいても、回転多面鏡を用いて光ビームを偏向する
場合には、周期的な濃度ムラが網目版画像に現れること
がある。これは、回転多面鏡において、各反射面の反射
率にばらつきがあれば各走査線に光量の不揃いが生じ、
反射面の面倒れ誤差があれば各走査線の間隔に不揃いが
生じるためであり、さらには反射面の数に対応する走査
線数、すなわち回転多面鏡の1回転を単位として、上記
不揃いが周期的に発生するためである。従って、網目版
画像に周期的な濃度ムラが発生する問題に関しては、回
転多面鏡を用いたシングルビームタイプの記録スキャナ
を、その反射面の数と同数の光ビームを用いるマルチビ
ームタイプの記録スキャナと同様に考えることができ
る。
【0005】図32は、N本の光ビームによって露光を
行う場合、光ビームの光量の不揃いによって現われる画
像濃度のムラの一例を示す平面図である。図32におい
て、斜線を付した円は露光された黒い網点であり、N本
の光ビームのうちのn本の光ビームの光量が他の(N−
n)本の光ビームの光量よりも大きいものと仮定してい
る。光量の大きなn本の光ビームで露光された網点の形
状は本来の網点形状(破線で示す)よりも大きくなって
いる。特に、複数の網点が主走査方向yの平行線の上に
並んでいる場合には、主走査方向yに走る黒い筋が周期
的に(図32では3Nの周期で)観察される。逆に、n
本の光ビームの光量が小さい場合には周期的な白い筋が
観察される。このような筋状の画像濃度のムラは画像の
劣化として観察されるので、これを低減したいという要
望があった。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、記録スキャナを
用いて網目版画像を記録する際に発生する筋状の画像濃
度のムラを低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するため、この発明の第1の方法では、少なくとも
スクリーン角度が0°と45°の網目版画像に関して、
網点面積率が約5%ないし約10%の第1の範囲、およ
び、網点面積率が約90%ないし約95%の第2の範囲
の少なくとも一方の範囲において、各網目版画像におけ
る網点の孤立要素の副走査方向の幅を主走査方向の幅よ
りも大きく設定する。
【0008】ここで、「網点の孤立要素」とは、網点面
積率が約5%ないし約10%の第1の範囲では網点その
ものを言い、網点面積率が約90%ないし約95%の第
2の範囲では網点でない領域である白抜け部を言う。
【0009】網点の孤立要素の副走査方向の幅を主走査
方向の幅よりも大きく設定すれば、各孤立要素のうち
で、光量や間隔が不揃いな複数の光ビームの束でカバー
される部分の割合が低下する。従って、光ビームの光量
や間隔に不揃いが存在する場合にも、孤立要素の面積変
化に及ぼす影響が小さくなる。
【0010】また、この発明の第2の方法では、少なく
ともスクリーン角度が0°と45°の網目版画像に関し
て、網点面積率が約5%ないし約10%の第1の範囲、
および、網点面積率が約90%ないし約95%の第2の
範囲の少なくとも一方の範囲において、主走査方向に沿
って配列される網点の孤立要素の位置を、副走査方向に
沿って交互にシフトさせる。
【0011】主走査方向に沿って配列される孤立要素の
位置を副走査方向に沿って交互にシフトさせれば、交互
にシフトされた孤立要素の両方において、光量や間隔が
不揃いな複数の光ビームの束でカバーされる部分の割合
が低下する。従って、光ビームの光量や間隔に不揃いが
存在する場合にも、孤立要素の面積変化に与える影響が
小さくなる。
【0012】
【実施例】A.網点形状の考え方:図1は、本発明によ
って形成される第1のタイプの網点を示す平面図であ
る。図1(A)はハイライト部(網点面積率が0%に近
い画像領域)における網点の配列を示しており、図1
(B)はシャドー部(網点面積率が100%に近い画像
領域)における網点の配列を示している。
【0013】図1(A)に示す各網点の副走査方向の幅
Wxは、主走査方向の幅Wyよりも大きく設定されてお
り、各網点は楕円に近い形状を有している。図1におい
ては、記録スキャナのN本の光ビームのうちのn本の光
量が他の(N−n)本の光ビームの光量よりも大きいと
仮定している。図1(A)のように網点の形状を副走査
方向に細長い形状とした場合にも、光量の大きなn本の
光ビームで露光された網点部分の形状は本来の形状より
も拡大されるという点では従来と変わらない。しかし、
図32に示す従来の網点形状と比較すると、網点が拡大
される比率は図1(A)の網点の方が小さくなっている
ことが解る。この結果、図1(A)に示す網点で構成さ
れる網目版画像では、主走査方向に走る筋状の画像濃度
のムラが図32に示す網点で構成される網目版画像に比
べて低減されている。
【0014】なお、網点の副走査方向の幅Wxと主走査
方向の幅Wyの比RT=Wx/Wyは、少なくとも約5
〜約10%の網点面積率の範囲において1.0以上に設
定するのが好ましく、約1.3〜約3の範囲の値に設定
するのが特に好ましい。
【0015】図1(B)に示すように、シャドー部にお
ける白抜け部の副走査方向の幅Txは、主走査方向の幅
Tyよりも大きく設定されており、これによって白抜け
部が楕円に近い形状を有している。シャドー部では、白
抜け部の副走査方向の幅Txと主走査方向の幅Tyの比
RT=Tx/Tyは、網点面積率が少なくとも約90〜
約95%の範囲において1.0以上に設定するのが好ま
しく、約1.3〜約3の範囲の値に設定するのが特に好
ましい。
【0016】図2は、本発明によって形成される第2の
タイプの網点を示す平面図である。図2では、主走査方
向yの直線上に配列される複数の網点の位置が副走査方
向xに沿って交互にδずつシフトされており、この結
果、網点の中心同士は副走査方向xに沿って2δだけ離
れている。図2のように網点を配列した場合にも、光量
の大きなn本の光ビームで露光された網点部分は本来の
形状(破線で示す)よりも拡大されている。しかし、図
32に示す従来の網点形状と比較すると、網点が拡大さ
れる比率は図2の網点の方が小さくなっていることが解
る。この結果、図2に示す網点で構成される網目版画像
では、主走査方向に走る筋状の濃度のムラが図32に示
す網点で構成される網目版画像に比べて低減される。
【0017】図3(A),(B)は、網点のシフト率S
H及びズラシ率ZHの定義を示す図である。これらの図
は、網点面積率0〜20%において網点をシフトさせて
おり、破線はシフト前の網点位置(副走査方向の幅)、
実線はシフト後の網点位置(副走査方向の幅)をそれぞ
れ示している。網点面積率20%の網点の副走査方向に
おける幅をα、網点面積率0%の網点(仮想点)の副走
査方向におけるシフト量をβとするとき、シフト率SH
は、シフト量βを幅αで割った値の百分率で定義され
る。図3(B)に示すように、網点形状が円形でない場
合にもシフト率SHは同様に定義される。また、白抜け
部についてもシフト率SHが同様に定義される。一方、
各網点面積率の網点に関して、副走査方向における幅を
Wx、各網点が実際にずれる量をδとするとき、ズラシ
率ZHは、ずれ量δを幅Wxで割った値の百分率で定義
される。
【0018】なお、網点をシフトさせる範囲は、少なく
とも約〜約10%および約90〜約95%の網点面積
率の少なくとも一方において設定するのが好ましい。ま
た、この網点面積率の範囲において、シフト率SHを約
5〜約50%の範囲の値に設定するのが特に好ましい。
【0019】図1に示す第1のタイプの網点形状の特徴
と、図2に示す第2のタイプの網点形状の特徴とを両方
とも備えた網点形状とすることも可能である。すなわ
ち、網点の副走査方向の幅Wxを主走査方向の幅Wyよ
りも大きく設定するとともに、主走査方向yの直線上に
配列される複数の網点の位置を副走査方向xに沿って交
互にシフトするようにしてもよい。
【0020】B.装置の構成:図4はこの発明の実施例
を適用するカラースキャナの概略構成を示すブロック図
である。図4において、カラースキャナ1は共通のシャ
フト2に固定された入力ドラム3と出力ドラム4とを備
えており、入力ドラム3には原画OFが、また出力ドラ
ム4には記録フィルムRFが巻回されている。また、シ
ャフト2の一端にはモータ5が、他端にはロータリエン
コーダ6が設けられている。
【0021】原画OFの読取りおよび記録フィルムRF
上への画像記録に際しては、モータ5によりシャフト
2、入力ドラム3及び出力ドラム4がφ方向に一定速度
で回転される。そして、入力ドラム3の内部に備えられ
た図示しないハロゲンランプなどの光源からの入射光L
I が透明な入力ドラム3及び原画OFを透過して入力ヘ
ッド7に読取られる。
【0022】入力ヘッド7は副走査方向xに沿って一定
の比較的遅い速度で移動する。したがって、原画OF
は、入力ドラム3の周方向である主走査方向yに沿っ
て、走査線順次に読取られていくことになる。入力ヘッ
ド7は入射光LI を色分解するとともに、レッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色成分にそ
れぞれ対応する複数の色分解入力信号SI を生成する。
この色分解入力信号SI は画像データ処理回路8に入力
されて、色補正などの処理が行われるとともに、Y,
M,C,Kの4色のインクにそれぞれに対応する印刷濃
度信号Sp (Spy,Spm,Spc,Spk)に変換される。
印刷濃度信号Sp は、網変換回路9に入力されて、網点
を微小なドットで形成するためのドット信号Sd に変換
され、記録ヘッド10に与えられる。そして、記録ヘッ
ド10はドット信号Sd に基づいて、レーザ光LR によ
り記録フィルムRFを露光し、網目版画像を記録する。
記録ヘッド10はN個のレーザを備えており、N本のレ
ーザ光LR を同時に出射することにより、N本の走査線
を同時に露光する。従って、網変換回路9は、N個のレ
ーザのためのN個のドット信号Sd を同時に生成してい
る。
【0023】図5は、記録フィルムRF上に記録された
網目版画像の例を示す説明図である。Y,M,C,Kの
各色成分に対応する網目版画像Iy1,Im1,Ic1,Ik1
が1枚の記録フィルムRF上に記録される。なお、網目
版画像Iy1,Im1,Ic1,Ik1の配列順序は任意に変更
することが可能である。
【0024】図4に示すように、網変換回路9は、走査
位置計算回路91と、ラインメモリ92と、網点パター
ンデータメモリ部(以下、「SPM部」と呼ぶ。)93
と、コンパレータ94とから構成される。ラインメモリ
92は、1本の主走査線分の印刷濃度信号Sp を記憶す
るメモリであり、図5のように網目版画像を記録する場
合には、Y,M,C,Kの4色分の印刷濃度信号が、こ
の順に領域R1〜R4に対応するメモリ領域に書き込まれ
る。
【0025】図6は網変換回路9の内部構成をより詳し
く示すブロック図である。走査位置計算回路91は、ロ
ータリエンコーダ6から単位回転角ごとに出力されるパ
ルス信号Pe に基づいて、入力ドラム3および出力ドラ
ム4上での走査位置を計算するための回路である。パル
ス信号Pe は、まず走査位置計算部911に与えられ
て、入力ドラム3上における読取り位置の主走査位置y
と副走査位置xが計算される。前述のように、運転時に
は入力ドラム3と出力ドラム4は一定速度でφ方向に回
転し、かつ、入力ヘッド7は一定速度でx方向に移動す
る。したがって、入力ドラム3上の図示しない所定の基
準位置を起点としてパルス信号Pe のパルス数をカウン
トすることにより、読取り画素の主走査位置yのみでな
く、副走査位置xも計算することができる。また、複製
倍率が100%の場合、この実施例では記録ヘッド10
も入力ヘッド7と同一速度でx方向に移動するので、出
力ドラム4上での記録位置は、読取り位置(x,y)と
同一である。
【0026】走査位置データ(x,y)は、アドレス変
換部912に与えられ、SPM部93に与えるべきアド
レス(i,j)に変換される。SPM部93は、YMC
Kの4色にそれぞれ対応する網点パターンデータDy ,
Dm ,Dc ,Dk (後述する)をそれぞれ記憶するSP
M931y ,931m ,931c ,931k と、SPM
931y 〜931k から出力された網点パターンデータ
Dy ,Dm ,Dc ,Dk のうちの1つを適宜選択するた
めのデータセレクタ932とを備えている。
【0027】データセレクタ932を切り換えるための
選択信号Ss は、走査位置計算回路91内の版判別回路
915で生成される。この選択信号Ss は、ロータリエ
ンコーダ6からのパルス信号Pe に基づいて主走査位置
計算部913が算出した記録画素の主走査位置yと、版
位置データメモリ914に予め蓄えられた各網目版画像
の位置データy1 〜y4 に基づいて算出される。
【0028】版位置データメモリ914には、図5に示
す各領域R1 〜R4 の基準点O1 〜O4 の主走査方向位
置y1 〜y4 の値が版位置データとして予め記憶されて
いる。この版位置データy1 〜y4 は記録フィルムRF
上への出力条件に応じてオペレータにより予め設定され
ている。版判別回路915は、これらの版位置データy
1 〜y4 と、主走査位置計算部913で算出された主走
査位置yとに基づいて、出力ドラム4上の記録画素の位
置が領域R1 〜R4 のいずれに存在するかを判別する。
版判別回路915で生成された選択信号Ss はデータセ
レクタ932に与えられ、各領域R1 〜R4 の色版にそ
れぞれ対応する網点パターンデータDy,Dm ,Dc ,
Dk が選択される。
【0029】コンパレータ94には、このようにして選
択された網点パターンデータDy ,Dm ,Dc ,Dk の
いずれかが与えられるとともに、対応する色版の印刷濃
度データSp (Spy,Spm,Spc,Spkのいずれか)が
入力される。
【0030】このようにして、同一の記録画素位置に対
応した印刷濃度データと網点パターンデータがコンパレ
ータ94に入力されると、これらの値の大小関係に従っ
て、その記録画素を露光すべきか否かを指示するドット
信号Sd が生成される。従って、YMCKの各版におけ
る網点面積率に応じた網点形状の変化は、各版のSPM
931y ,931m ,931c ,931k にそれぞれ記
憶された網点パターンデータによって決定される。
【0031】C.具体的な網点形状例:図7〜図10
は、第1のタイプのスクエアドット(正方網点)の形状
の一例を示す説明図である。各網点面積率に対する網点
の幅の比RTの値は、次の表1の通りである。
【表1】
【0032】なお、スクリーン角度θは、図7〜図10
の(a)にそれぞれ示されているように、主走査方向y
と網点領域(網点が1つ形成される領域)の一辺とで形
成される角度のうちで主走査方向yから反時計周りに測
った最小の角度である。
【0033】図7〜図10に示す網点形状の変化では、
0%〜20%の網点面積率の範囲において網点の副走査
方向xの幅が主走査方向yの幅よりも大きく設定されて
いる。また、80%〜100%の網点面積率の範囲にお
いて白抜け部の副走査方向xの幅が主走査方向yの幅よ
りも大きくなっている。なお、図7〜図10の(a)〜
(c)では、比較のために従来のスクエアドットにおけ
る網点形状が破線で描かれている。
【0034】20%〜80%の網点面積率の範囲では、
通常のスクエアドットと同じ網点形状を有しており、幅
の比RTの値は1.0である。これは、この網点面積率
の範囲では、4つの網目版画像を刷り重ねた場合に発生
する1次モアレや2次モアレを防止するために、元の網
点形状を保つほうが望ましいからである。
【0035】図11は、図7〜図10に示すスクエアド
ット・タイプ1に対する網点パターンデータの構成を示
す概念図である。図11(A)はスクリーン角度θが0
°の網点パターンデータを示し、図11(B)はスクリ
ーン角度θが15°の網点パターンデータを示す。網点
パターンデータは、網点パターンの座標を示すアドレス
(i,j)の各値について1つの画素PXが割り当てら
れており、各画素ごとに所定の閾値が登録されている。
図11の例では、網点の中心から外側に向かって0,
1,2,…と順次大きな閾値が例示的に書き込まれてい
る。例えばY版のスクリーン角度を0°、M版のスクリ
ーン角度を15°とすれば、図11(A),(B)に示
す網点パターンデータが図6のSPM931y,931
mにそれぞれ記憶されている。なお、スクリーン角度θ
が45°と75°の版についても、図11に示すものと
同様な網点パターンデータが用意されているが、ここで
はその説明を省略する。
【0036】各画素の網点パターンデータは、前述した
ようにコンパレータ94に入力されて、その画素の印刷
濃度データSp と比較される。そして、印刷濃度データ
Spの値が網点パターンデータの値よりも大きな場合に
は、その画素を露光するドット信号Sd がコンパレータ
94より出力される。したがって、印刷濃度データSp
の値が大きいほど1つの網点の面積が大きくなる。図1
1(A),(B)には、網点面積率が5%,10%,1
5%の場合について、網点形状の輪郭BR5 ,BR10,
BR15がそれぞれ示されている。なお、図11に示した
網点パターンデータは一例であり、実際には種々の配列
の網点パターンデータを採用することが可能である。
【0037】図11に示すように、走査方向x,yと網
点パターンデータのアドレスi,jの方向を等しく設定
する方法は、有理正接法と呼ばれている網点形成方法で
採用される。有理正接法では、スクリーン角度の正接t
anθの値が有理数になるようにスクリーン角度θの値
が決定される。従って、スクリーン角度θの値は正確な
値ではなく、所望の目標値に対する近似値となるのが普
通である。例えば、図11(B)の場合には、θの値は
15°の近似値である。
【0038】図12は、図11に示す有理正接法用の網
点パターンデータに関する繰り返しブロックを示す概念
図である。繰り返しブロックは、有理正接法において画
面上にタイル状に繰り返して適用される網点パターンの
単位であり、繰り返しブロックの範囲内の網点パターン
データがSPM部93に記憶される。図12は、網点面
積率が5%の状態の網点を示しており、各網点領域の境
界が一点鎖線で示されている。なお、スクリーン角度θ
が75°の繰り返しパターンは、θ=15°の繰り返し
パターンを左右反転したものである。
【0039】網点形成方法としては、有理正接法の他に
無理正接法と呼ばれる方法もある。無理正接法は、スク
リーン角度を正確に0°,15°,45°,75°に設
定し、スクリーン角度の正接tanθの値が無理数であ
ることを許容する方法である。図13は、本発明に無理
正接法を適用する場合の網点パターンデータの構成を示
す概念図である。本発明に無理正接法を適用する場合に
は、図13(A)〜(D)に示すように各スクリーン角
度θに対応する網点パターンデータを準備する。ただ
し、有理正接法と異なり、網点パターンデータのアドレ
スi,jの方向は、走査方向x,yからスクリーン角度
θだけ回転した方向に設定されている。また、網点パタ
ーンデータは、1つの網点領域に対応するものだけをS
PM部93に記憶しておけばよい。ドット信号Sd を生
成する場合には、アドレス変換部912(図6)が走査
座標(x,y)をスクリーン角度θだけ回転させる座標
変換を行なうことによって網点パターンデータのアドレ
ス(i,j)を求め、そのアドレスに従って網点パター
ンデータが読出される。このように、本発明は、有理正
接法と無理正接法のいずれの方法にも適用することが可
能である。
【0040】ところで、第1のタイプの網点形状(副走
査方向xの網点の幅を大きくした形状)は、スクエアド
ットに限らず、種々の網点に適用可能である。図14〜
図17はチェーンドット(鎖状網点)の第1のタイプの
網点形状の変化の例を示している。また、図18〜図2
1はエリプチカルドット(楕円状網点)の第1のタイプ
の網点形状の変化の例を示している。これらの図におけ
る各網点面積率に対する網点の幅の比RTの値は、次の
表2および表3の通りである。
【表2】
【表3】
【0041】なお、網点面積率が20%〜80%の範囲
では、チェーンドットおよびエリプチカルドットのそれ
ぞれの通常の網点と同じ形状になっているので、幅比R
Tの値は表2,表3では省略している。図14〜図21
のそれぞれの(a)〜(c)には、参考のために、通常
の網点形状が破線で描かれている。
【0042】図22〜図25は、第2のタイプのスクエ
アドットの形状の一例を示す説明図である。図22〜図
25の例では、スクリーン角度θに係わらず、円形の網
点が副走査方向xに沿って交互にシフトされている。
【0043】図22〜図25において、各網点面積率に
対する網点のズラシ率ZHの値は、次の表4の通りであ
る。
【表4】 なお、図22〜図25の(a)〜(c)では、比較のた
めに従来のスクエアドットにおける網点位置が破線で描
かれている。
【0044】図22〜図25において、20%〜80%
の網点面積率の範囲では、通常のスクエアドットと同じ
位置に網点が配置されており、シフト率SHの値は0で
ある。これは、この網点面積率の範囲では、4つの網目
版画像を刷り重ねた場合に発生する1次モアレや2次モ
アレを防止するために、元の網点位置を保つほうが望ま
しいからである。
【0045】図33は、図22から図25に示すスクエ
アドット・タイプ2に対する網点パターンデータの構成
を示す概念図である。図33(A)はスクリーン角度θ
が0°の網点パターンデータ、図33(B)はスクリー
ン角度θが15°の網点パターンデータを示す。網点パ
ターンデータは、スクエアドット・タイプ1と同様に、
網点パターンの座標を示すアドレス(i,j)の各値に
ついて1つの画素PXが割り当てられており、各画素ご
とに所定の閾値が登録されている。例えばY版のスクリ
ーン角度を0°、Mのスクリーン角度を15°とすれ
ば、図33(A),(B)に示す網点パターンデータが
図6のSPM931y,931mにそれぞれ記憶されて
いる。スクリーン角度θが45°と75°の版について
も同様である。図33(A),(B)には、網点面積率
が5%,10%,15%の場合について、網点形状の輪
郭BR5,BR10,BR15 が一例としてそれぞれ示され
ている。
【0046】図26は、スクエアドット・タイプ2に対
する繰り返しブロックを示す概念図である。図26は、
網点面積率が5%の状態の網点を示しており、元の網点
の位置と形状とが破線で示されている。なお、スクリー
ン角度θが75°の繰り返しパターンは、θ=15°の
繰り返しパターンを左右反転したものである。
【0047】図27〜図30は、第1と第2のタイプの
網点の特徴を両方とも有するスクエアドットの形状の一
例を示す説明図である。すなわち、図27〜図30の例
では、0〜20%および80〜100%の網点面積率の
範囲において、網点の副走査方向xの幅が主走査方向y
の幅よりも大きく設定されているとともに、主走査方向
yに沿って並ぶ網点が副走査方向xに沿って交互にシフ
トされている。
【0048】図27〜図30において、各網点面積率に
対する網点の幅の比RTおよび網点のズラシ率ZHの値
は、次の表5の通りである。
【表5】
【0049】図27〜図30に示す網点のように、第1
と第2のタイプの網点の特徴を両方ともに持たせるよう
にすれば、それぞれのタイプが有する効果が重畳される
ので、筋状の画像濃度のムラをさらに効果的に低減する
ことが可能である。
【0050】図31は、スクエアドット・タイプ(1+
2)に対する繰り返しブロックを示す概念図である。図
31は、網点面積率が5%の状態の網点を示しており、
元の網点の位置と形状とが破線で示されている。
【0051】D.変形例:なお、この発明は上記実施例
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0052】(1)筋状の画像濃度のムラが発生しやす
いのは、網点が主走査方向に沿って直線上に配列される
場合であり、スクリーン角度θが0°と45°の場合で
ある。従って、スクリーン角度が0°と45°以外の網
目版画像については、網点形状の調整(第1のタイプの
網点)や、網点位置の調整(第2のタイプの網点)を行
なわないようにしてもよい。換言すれば、少なくともス
クリーン角度θが0°と45°の網目版画像について、
網点形状の調整や、網点位置の調整を行なうようにすれ
ばよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、各孤立要素のうちで、光量や間隔が不
揃いな複数の光ビームの束でカバーされる部分の割合が
低下するので、光ビームの光量や間隔に不揃いが存在す
る場合にも、孤立要素の面積変化に及ぼす影響を小さく
できる。従って、記録スキャナを用いて網目版画像を記
録する際に発生する筋状の画像濃度のムラを低減するこ
とができるという効果がある。
【0054】また、請求項2に記載した発明によれば、
交互にシフトされた孤立要素の両方において、光量や間
隔が不揃いな複数の光ビームの束でカバーされる部分の
割合が低下するので、光ビームの光量や間隔に不揃いが
存在する場合にも、孤立要素の面積変化に与える影響を
小さくできる。従って、記録スキャナを用いて網目版画
像を記録する際に発生する筋状の画像濃度のムラを低減
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって形成される第1のタイプの網点
形状を示す平面図。
【図2】本発明によって形成される第2のタイプの網点
形状を示す平面図。
【図3】シフト率SHとズラシ率ZHの定義を示す説明
図。
【図4】この発明の実施例を適用する装置の構成を示す
ブロック図。
【図5】感光フィルム上に記録される網目版画像の位置
関係を示す平面図。
【図6】網変換回路の内部構成を示すブロック図。
【図7】この発明の実施例としてのスクエアドット・タ
イプ1のスクリーン角度が0°の場合の網点形状の変化
を示す説明図。
【図8】スクエアドット・タイプ1のスクリーン角度が
15°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図9】スクエアドット・タイプ1のスクリーン角度が
45°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図10】スクエアドット・タイプ1のスクリーン角度
が75°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図11】スクエアドット・タイプ1の有理正接法にお
ける網点パターンデータの構成を示す概念図。
【図12】スクエアドット・タイプ1の繰り返しブロッ
クを示す概念図。
【図13】スクエアドット・タイプ1の無理正接法にお
ける網点パターンデータの構成を示す概念図。
【図14】この発明の実施例としてのチェーンドット・
タイプ1のスクリーン角度が0°の場合の網点形状の変
化を示す説明図。
【図15】チェーンドット・タイプ1のスクリーン角度
が15°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図16】チェーンドット・タイプ1のスクリーン角度
が45°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図17】チェーンドット・タイプ1のスクリーン角度
が75°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図18】この発明の実施例としてのエリプチカルドッ
ト・タイプ1のスクリーン角度が0°の場合の網点形状
の変化を示す説明図。
【図19】エリプチカルドット・タイプ1のスクリーン
角度が15°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図20】エリプチカルドット・タイプ1のスクリーン
角度が45°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図21】エリプチカルドット・タイプ1のスクリーン
角度が75°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図22】この発明の実施例としてのスクエアドット・
タイプ2のスクリーン角度が0°の場合の網点形状の変
化を示す説明図。
【図23】スクエアドット・タイプ2のスクリーン角度
が15°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図24】スクエアドット・タイプ2のスクリーン角度
が45°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図25】スクエアドット・タイプ2のスクリーン角度
が75°の場合の網点形状の変化を示す説明図。
【図26】スクエアドット・タイプ2の繰り返しブロッ
クを示す概念図。
【図27】この発明の実施例としてのスクエアドット・
タイプ(1+2)のスクリーン角度が0°の場合の網点
形状の変化を示す説明図。
【図28】スクエアドット・タイプ(1+2)のスクリ
ーン角度が15°の場合の網点形状の変化を示す説明
図。
【図29】スクエアドット・タイプ(1+2)のスクリ
ーン角度が45°の場合の網点形状の変化を示す説明
図。
【図30】スクエアドット・タイプ(1+2)のスクリ
ーン角度が75°の場合の網点形状の変化を示す説明
図。
【図31】図31は、スクエアドット・タイプ(1+
2)に対する繰り返しブロックを示す概念図である。
【図32】光ビームの光量の不揃いによって現われる画
像濃度のムラの一例を示す平面図。
【図33】スクエアドット・タイプ2の有理正接法にお
ける網点パターンデータの構成を示す概念図。
【符号の説明】
1…カラースキャナ 2…シャフト 3…入力ドラム 4…出力ドラム 5…モータ 6…ロータリエンコーダ 7…入力ヘッド 8…画像データ処理回路 9…網変換回路 10…記録ヘッド 91…走査位置計算回路 92…ラインメモリ 93…SPM部 94…コンパレータ 911…走査位置計算部 912…アドレス変換部 913…主走査位置計算部 914…版位置データメモリ 915…版判別回路 931y,931m,931c,931k…スクリーン
パターンメモリ 932…データセレクタ Dy ,Dm ,Dc ,Dk …網点パターンデータ Iy1,Im1,Ic1,Ik1…網目版画像 LI …入射光 LR …レーザ光 O1 …基準点 OF…原画 Pe …パルス信号 PX…画素 R1 〜R4 …領域 RF…記録フィルム RT…網点の副走査方向の幅と主走査方向の幅の比 SI …色分解入力信号 Sd …ドット信号 Sp …印刷濃度信号 Ss …選択信号 SH…網点のシフト率 x…副走査方向 y…主走査方向 δ…網点のシフト量 θ…スクリーン角度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を再現するための複数の網目
    版画像を記録する方法であって、 少なくともスクリーン角度が0°と45°の網目版画像
    に関して、網点面積率が約5%ないし約10%の第1の
    範囲、および、網点面積率が約90%ないし約95%の
    第2の範囲の少なくとも一方の範囲において、各網目版
    画像における網点の孤立要素の副走査方向の幅を主走査
    方向の幅よりも大きく設定することを特徴とする網目版
    画像記録方法。
  2. 【請求項2】 カラー画像を再現するための複数の網目
    版画像を記録する方法であって、 少なくともスクリーン角度が0°と45°の網目版画像
    に関して、網点面積率が約5%ないし約10%の第1の
    範囲、および、網点面積率が約90%ないし約95%の
    第2の範囲の少なくとも一方の範囲において、主走査方
    向に沿って配列される網点の孤立要素の位置を、副走査
    方向に沿って交互にシフトさせることを特徴とする網目
    版画像記録方法。
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