JP2875123B2 - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

Info

Publication number
JP2875123B2
JP2875123B2 JP31346692A JP31346692A JP2875123B2 JP 2875123 B2 JP2875123 B2 JP 2875123B2 JP 31346692 A JP31346692 A JP 31346692A JP 31346692 A JP31346692 A JP 31346692A JP 2875123 B2 JP2875123 B2 JP 2875123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
layer
resist layer
dissolution rate
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31346692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06163396A (ja
Inventor
暁子 久末
眞治 岸村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP31346692A priority Critical patent/JP2875123B2/ja
Publication of JPH06163396A publication Critical patent/JPH06163396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2875123B2 publication Critical patent/JP2875123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジストパターン形成
方法に関し、特に、半導体集積回路等の微細構造の形成
に適したレジストパターン形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のレジストパターン形成方法
について図6を用いて説明する。
【0003】まず、図6の(a)に示すように、被加工
基板である基板1の上にポジ型フォトレジストを塗布し
てレジスト層8を形成する。次に、図6の(b)に示す
ように、所望のパターンが形成してあるフォトマスク9
を介してレジスト層8を露光し、パターンをレジスト層
8に転写する。最後に、図6の(c)に示すように、レ
ジスト層8をアルカリ性現像液で現像すると、露光され
た部分だけが除去されてレジスト層8が所望のパターン
に加工される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなレジスト
パターン形成方法では、露光時にレジスト層8に入射し
た光が基板1により反射されたり、基板1により反射さ
れた光がまたレジスト層8の上面により反射されたりす
る膜内多重反射が発生する。この結果、入射光と反射光
が相互作用して定在波が発生し、レジスト層8内での露
光強度は図7に示すようになる。図8に示す数字は入射
光に対するレジスト層8内での露光強度の相対値をパー
セント表示したもので100が最も露光強度が大きいこ
とを示している。図7より、全体的にはレジスト層8の
上部から下部へ行くほど露光強度が低下しまた局所的に
は露光強度が大きな部分と小さな部分が交互に発生し、
露光強度がばらついていることがわかる。
【0005】上記のように露光強度がばらついたレジス
ト層8を現像すると、レジスト層8の深さ方向の位置に
より、現像液に対する溶解速度は図8に示すようにな
る。図8より、溶解速度は全体的には表面側から基板側
に移動するにつれて低下し、また、局所的には大きなう
ねりが発生していることがわかる。これは、露光強度の
ばらつきにより、レジスト層8の感光基の分解量がばら
つくためである。この結果、レジスト層8は下部に比べ
上部が現像されやすく、全体としてレジストパターン形
状が波型になり、レジスト層8に形成されるレジストパ
ターンの解像度が低下するという問題が発生していた。
【0006】また、レジスト層8の膜厚を完全に均一に
することは困難であり、膜厚が変動した場合、図9に示
すように、上記の膜厚多重反射効果によりレジスト仕上
がり寸法にうねりが発生し、また、吸光性等のレジスト
そのものの特性(バルク効果)により、レジスト膜8の
膜厚の増加に伴ってレジスト仕上がり寸法が太くなる。
この結果、現像後のレジスト仕上がり寸法が大きく変動
するという問題も発生していた。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためのも
ので、解像度を高くするとともにレジスト仕上がり寸法
の変動を抑制することができるレジストパターン形成方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るレジスト
パターン形成方法は、基板上に現像液に対する第1の溶
解速度を有する第1のレジスト層を形成する工程と、第
1のレジスト層の上に現像液に可溶性の組成物からなる
第1のバリア層を形成する工程と、第1のバリア層の上
に第1の溶解速度より遅い第2の溶解速度を有する第2
のレジスト層を形成する工程と、第2のレジスト層の上
に現像液に可溶性の組成物からなる第2のバリア層を形
成する工程と、第1および第2のレジスト層を露光する
ことにより第1および第2のレジスト層に所望のパター
ンを転写する工程と、第1および第2のレジスト層を現
像液で現像する工程とを含み、かつ、第1および第2の
バリア層は透過型の反射防止層を含んでいる。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1に記載のレジストパターン形成方法に
おいては、レジスト層を基板側から第1および第2のレ
ジスト層に分ける。同一露光量での現像液に対する第1
のレジスト層の溶解速度は第2のレジスト層の溶解速度
より速いので、露光時に第1のレジスト層の露光強度が
第2のレジスト層の露光強度より小さく、レジスト層内
の感光基の分解量が少なくても、第1のレジスト層の溶
解速度を第2のレジスト層の溶解速度に近づけることが
でき、第1および第2のレジスト層を均一に現像するこ
とができる。
【0011】また、第1および第2のレジスト層の上部
に透過型の反射防止層を含むようにバリア層を形成して
いるので、第1および第2のレジスト層内の膜内多重反
射を低減することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるレジストパタ
ーン形成方法を図1を用いて説明する。
【0013】まず、図1の(a)に示すように、被加工
基板である基板1の上に第1のレジスト層2を通常塗布
する膜厚の3分の1の膜厚になるように形成する。次
に、第1のレジスト層2の上に第1のバリア層5aを数
百Åの膜厚で形成する。次に、第1のバリア層5aの上
に第2のレジスト層3を第1のレジスト層2と同じ膜厚
で形成し、その上に、第2のバリア層5bを数百Åの膜
厚で形成する。最後に、第2のバリア層5bの上に第3
のレジスト層4を第1のレジスト層2と同じ膜厚で形成
し、その上に、第3のバリア層5cを数百Åの膜厚で形
成する。
【0014】第1、第2および第3のレジスト層はアル
カリ性現像液に可溶なクレゾールノボラック系樹脂と、
キノンジアジド部分を有するエステル化合物である感光
性物質と、溶剤とから構成されている。また、感光性物
質はヒドロキシベンゾフェノン系でナフトキノンジアジ
ド基によるエステル化率を基板1側のレジスト層ほど低
くなるように調整している。このように調整された各レ
ジスト層の感光基の分解量(露光量)に対するアルカリ
性現像液により現像したときの溶解速度の関係を図2に
示す。図中の破線で示すように第1のレジスト層2は感
光基の分解量が少なくても溶解速度が最も大きく、第3
のレジスト層4は感光基の分解量が多くても溶解速度が
最も小さくなっていることがわかる。したがって、各レ
ジスト層は基板1側ほど露光時の露光量が少なくても、
溶解速度が大きくなるように調整されている。また、各
バリア層が各レジスト層の間に形成されて各レジスト層
間でのミキシングを抑制しているので、各レジスト層は
それ自体の特性により機能することができる。各バリア
層は、ミキシング防止層としての機能を有し、各レジス
ト層の現像時に同時にアルカリ性現像液に溶解させるた
めアルカリ可溶性組成物からなり、さらに、本実施例で
は透過型の反射防止層として機能させて膜内多重反射効
果を低減させるためにアクリル系ポリマからなるヘキス
ト社製AQUATARを使用している。
【0015】ここで、図3を用いて、透過型の反射防止
層について説明する。図3に示すように、基板1の上に
レジスト層7が形成され、その上にバリア層5が形成さ
れているものとすると、露光時に照射される露光光Lは
バリア層5およびレジスト層7を透過して基板1に反射
される。反射された露光光Lはレジスト層7の上面で反
射される第1の反射光L1とそのままバリア層5に入り
バリア層5の上面で反射され再びレジスト層7に入射す
る第2の反射光L2に分離される。膜内多重反射効果を
低減させるためには、第1の反射光L1と第2の反射光
L2が打ち消し合う条件を設定すればよい。この条件と
しては、第1の反射光L1と第2の反射光L2の振幅が
等しく、かつ、両者の位相が半周期ずれる必要がある。
前者の条件を満たすためにはバリア層5が露光光に対す
る低い吸収係数を持ち、バリア層5の屈折率がレジスト
層7の屈折率の平方根と等しくなる必要がある。また、
後者の条件を満たすためにはバリア層5の膜厚がバリア
層5の屈折率の4倍の値で露光光の波長を割算した商の
奇数倍に等しくなる必要がある。上記の条件を考慮し
て、バリア層5は屈折率として約1.31、吸収係数が
ほぼ0、膜厚が700Åの奇数倍の条件を満たすように
調整され、膜内多重反射効果を低減する透過型の反射防
止層として機能することができる。この反射防止層は各
レジスト層の上に備えることにより上記の機能を果たす
ため、バリア層5をミキシング防止のためだけに使用す
るのであれば、最上部のバリア層5cは不要となる。
【0016】次に、図1の(b)に示すように、所望の
パターンを有するフォトマスク6を用いて露光すると、
各レジスト層にパターンが転写される。このとき、各レ
ジスト層内の膜内多重反射はバリア層5により抑制され
るため、入射光と反射光による定在波の振幅が小さくな
り、各レジスト層内での局所的な露光強度のばらつきが
低減される。しかし、全体的に、基板1側の露光強度が
低下する状態は残るため、基板1に近いレジスト層ほど
感光基の分解量は少なくなっている。
【0017】次に、図1の(c)に示すように、アルカ
リ性現像液で各レジスト層を現像すると、各レジスト層
は図2に示すように感光基の分解量に対する溶解速度が
調整されているので、各レジスト層の溶解速度は図4に
示すようになる。図4より、各レジスト層の溶解速度は
全体的に均一になり、局所的な溶解速度のばらつきも低
減されていることがわかる。この結果、露光された部分
が除去されると、各レジスト層のパターン形状は矩形に
近くなり、高解像度を有するレジストパターンを形成す
ることができる。また、図5に示すように、各レジスト
層の膜厚が変動しても、バリア層5が反射防止層として
機能して膜内多重反射効果によるレジスト仕上がり寸法
のうねりを低減し、レジスト層を複数に分けることによ
って、バルク効果によりレジスト層の膜厚の増加に伴い
レジスト仕上がり寸法が太くなるのを抑制している。こ
の結果、レジスト仕上がり寸法の変動を低減することも
合わせて可能となる。
【0018】上記実施例では、バリア層5にミキシング
防止層の機能を合わせて反射防止層の機能を持たせてい
るが、ミキシング防止層の機能だけを持たせても、各レ
ジスト層の溶解速度が上記のように調整されていれば、
ほぼ同様の効果を得ることができる。また、最上部にバ
リア層5を形成する必要がなく工程数を低減することも
できる。
【0019】また、上記実施例では、3層構造のレジス
ト層について述べたが、各レジスト層の溶解速度が均一
になるように調整されていれば、その他の多層構造でも
同様の効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によるレジストパターン形成方法
においては、レジスト層を複数に分け、基板に近く露光
強度の小さい方に露光による感光基の分解量が多いレジ
スト層を用い、かつ、各レジスト層の上部に透過型の反
射防止層を含むようにバリア層を形成しているため、各
レジスト層の溶解速度が均一となり各レジスト層を均一
に現像することができるので、現像後のレジストパター
ンの形状を矩形に近づけることができる。その結果、高
解像度のレジストパターンを得ることができ、また、各
レジスト層の膜厚が変動してもレジスト仕上がり寸法の
変動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレジストパターン形成方法
の工程図である。
【図2】本発明の一実施例に用いた各レジスト層の感光
基の分解量に対する溶解速度の関係を示す図である。
【図3】透過型の反射防止層の機能を説明する図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の現像工程における各レジス
ト層の深さ方向の位置に対する溶解速度の関係を示す図
である。
【図5】本発明の一実施例のレジストパターン形成方法
を用いたときのレジスト層の膜厚に対するレジスト仕上
がり寸法の関係を示す図である。
【図6】従来のレジストパターン形成方法の工程図であ
る。
【図7】レジスト膜内の露光強度分布図である。
【図8】従来のレジストパターン形成方法の現像工程に
おける各レジスト層の深さ方向の位置に対する溶解速度
の関係を示す図である。
【図9】従来のレジストパターン形成方法を用いたとき
のレジスト層の膜厚に対するレジスト仕上がり寸法の関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 第1のレジスト層 3 第2のレジスト層 4 第3のレジスト層 5 バリア層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスト層を現像液で現像するレジスト
    パターン形成方法であって、 基板上に前記現像液に対する第1の溶解速度を有する第
    1のレジスト層を形成する工程と、 前記第1のレジスト層の上に前記現像液に可溶性の組成
    物からなる第1のバリア層を形成する工程と、 前記第1のバリア層の上に前記第1の溶解速度より遅い
    第2の溶解速度を有する第2のレジスト層を形成する工
    程と、 前記第2のレジスト層の上に前記現像液に可溶性の組成
    物からなる第2のバリア層を形成する工程と、 前記第1および第2のレジスト層を露光することにより
    前記第1および第2のレジスト層に所望のパターンを転
    写する工程と、 前記第1および第2のレジスト層を前記現像液で現像す
    る工程とを含み、 前記第1および第2のバリア層は透過型の反射防止層を
    含むレジストパターン形成方法。
JP31346692A 1992-11-24 1992-11-24 レジストパターン形成方法 Expired - Lifetime JP2875123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31346692A JP2875123B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 レジストパターン形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31346692A JP2875123B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 レジストパターン形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06163396A JPH06163396A (ja) 1994-06-10
JP2875123B2 true JP2875123B2 (ja) 1999-03-24

Family

ID=18041648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31346692A Expired - Lifetime JP2875123B2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 レジストパターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2875123B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06163396A (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5830624A (en) Method for forming resist patterns comprising two photoresist layers and an intermediate layer
EP0773477B1 (en) Process for producing a phase shift photomask
US7358111B2 (en) Imageable bottom anti-reflective coating for high resolution lithography
JPS6358367B2 (ja)
JP2829555B2 (ja) 微細レジストパターンの形成方法
KR100675782B1 (ko) 비 흡수 레티클 및 이를 제조하는 방법
KR970009825B1 (ko) 하프톤형 위상반전 마스크 및 그 제조 방법
JP4613364B2 (ja) レジストパタン形成方法
JP2768657B2 (ja) 位相反転マスク及びその製造方法
JP3283624B2 (ja) ホトマスク
JPH04162039A (ja) フォトマスク
US20030039893A1 (en) Exposed phase edge mask method for generating periodic structures with subwavelength feature
JP2875123B2 (ja) レジストパターン形成方法
KR20090010746A (ko) 반도체 소자 제조 방법
KR0119377B1 (ko) 반도체장치 제조방법
JP2560773B2 (ja) パターン形成方法
JPH0697065A (ja) 微細レジストパターンの形成方法
JP2850879B2 (ja) 半導体素子のワード線製造方法
KR0174626B1 (ko) 포토마스크 및 그의 제조방법
JPH0990602A (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
JP3046631B2 (ja) 位相シフトフォトマスクの製造方法
KR0172279B1 (ko) 콘택 마스크 및 그를 이용한 콘택홀 형성 방법
JPS59168637A (ja) 微細パタ−ンの形成方法
JPH07106220A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100265353B1 (ko) 이중감광막을 이용한 반도체소자의 금속패턴 형성방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981222