JP2875067B2 - 車両の補助駆動装置 - Google Patents

車両の補助駆動装置

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JP2875067B2
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篤臣 小幡
隆志 古藤
和博 糸
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Hino Motors Ltd
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Hino Jidosha Kogyo KK
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の補助駆動装置に
係り、特に車両の駆動補助装置において回転機、バッテ
リ、インバータ回路、インバータ制御回路等に異常が発
生した場合に、エンジンへの燃料噴射量を増大させるこ
とにより、車両の駆動トルクの不足を補償することがで
きる車両の補助駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のパワラインに回転機を
取り付け、車両の制動時にこの回転機により生成された
交流電力を直流電力に変換してバッテリに供給すると共
に車両の発進加速時にこのバッテリに蓄積された電気エ
ネルギを取り出し交流電力に変換して前記回転機に供給
して車輪駆動の補助を行わせるように構成した電気制動
および補助駆動装置が提案されている(例えば特開昭6
3−206101号公報)。
【0003】このような車両の制動および補助駆動装置
では、図3に示すように、車両の走行に必要なトルク
は、エンジンに供給される燃料噴射量と回転機がモータ
として作動することにより得られる回転トルクとの合成
トルクとして供給されるようになっている。この合成ト
ルクは、本来このエンジンの定格出力であるように設定
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の車両の制動および補助加速装置では、回転
機、バッテリ、インバータ回路、インバータ制御回路等
に異常が発生してモータ機能がダウンした場合、ドライ
バがそのことに気付かないままでいると、あるいは警報
ランプ等により気付いてもアクセルワークを正常時のま
まにしていると、エンジンの前記合成トルクがモータ機
能がダウンした分だけ不足して車両の走行不能あるいは
エンジンストールに陥ってしまう、という問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、車両の補助加速装置におい
て、回転機、バッテリ、インバータ回路、インバータ制
御回路等に異常が発生してモータ機能がダウンした場合
に、エンジンの前記トータルトルクが不足して車両の走
行不能あるいはエンジンストールに陥ってしまうことを
防止することができる車両の補助駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の車両補助駆動装置は、車両パワラインに取
り付けられ、車両の駆動を補助する回転機と、バッテリ
からの直流電力を所望の周波数の交流電力に変換して前
記回転機に供給するインバータ回路と、このインバータ
回路を制御してこのインバータ回路から出力される交流
電力の周波数を制御するインバータ制御手段と、前記の
回転機、バッテリ、インバータ回路、インバータ制御手
段等の異常の発生を監視する監視手段と、切替えにより
選択可能な高低速式とオールスピード式の両形式を備
え、エンジンへの噴射量を調整する電子ガバナからなる
調整手段であって、前記監視手段から異常発生の出力を
受けて高低速式からオールスピード式へ切替えられる該
調整手段と、を備え、前記電子ガバナはオールスピード
式への切替えにより、前記回転機の機能ダウンによるト
ルク不足分に相当する分だけ燃料噴射量を増大させて前
記車両駆動のトータルトルクを維持することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記手段によれば、車両の補助加速装置の使用
時において、前記監視手段は、回転機、バッテリ、イン
バータ回路、インバータ制御回路等の異常の発生の有無
を監視する。そしてこれらの異常が発生したときは、こ
れを示す信号を前記調整手段へ出力する。調整手段とし
ての電子ガバナは、この信号を受けて、エンジンへの燃
料噴射量をダウンしたモータ機能に見合う分がけ増大さ
せ、合成トルクに見合うエンジントルクを維持するよう
にする。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
【0009】図1は本発明の一実施例の概略構成を示す
ブロック図である。
【0010】本発明は、従来の車両の制動および補助駆
動装置に適用されるものであり、図1の回転機1、バッ
テリ2、回転センサ3、インバータ4は、この車両の制
動および補助駆動装置を構成する要素である。すなわ
ち、従来の車両の制動および補助駆動装置では、車両の
制動時には、エンジンのフライホイールに取り付けられ
た回転機(かご形3相回転機)1がエンジンの動力で回
転して発電機として作用し、これにより発電された交流
電力はインバータ4内のインバータ部4b内の整流器を
介して整流されバッテリ2に蓄積される。また車両の発
進加速時には、バッテリ2からの直流電力をインバータ
4内のインバータ4bにより所望の周波数の交流電力に
変換して回転機1に供給し、回転機1を電動機として作
動させて発進加速のための補助駆動力を得るようにして
いる。このときの回転機1の回転速度は、インバータ4
内のコンピュータ部4aが、エンジンの回転速度を検出
する回転センサ3からの出力とドライバのスイッチ操作
(またはドライバのアクセルペダル踏み込み操作)から
の出力とに基づいて、インバータ2部4bによる変換周
波数を制御することにより、制御されるようになってい
る。
【0011】次に本実施例の構成を図1に基づいて説明
する。
【0012】図中符号5は電子ガバナコンピュータを示
しており、このコンピュータ5は電子ガバナ(高低速式
とオールスピード式との両形式を備えており切り替えに
より使い分けできる両用式ガバナ)に対して、高低速式
(ミニマムマキシマムスピードガバナ)とオールスピー
ド式(オールスピードガバナ)とのいずれかに切り替え
るように制御する。この電子ガバナコンピュータ5の入
力は、通信線5を介してインバータ4のコンピュータ部
4aの出力に接続されている。
【0013】また図1のインバータ4のコンピュータ部
4aには、回転機1の三相電圧を検出する電圧検出器
7、回転機1の三相電流を検出する電流検出器8、回転
機1の温度を検出する温度検出器9、バッテリ2の端子
電圧を検出する電流検出器10、およびエンジンの回転
数を検出する回転センサ3からの検出信号が入力される
ようになっている。このコンピュータ部4aは、これら
の各検出器7〜10からの信号に基づいてこれらの回転
機1およびバッテリ2の異常の発生を検知するようにし
ている。またコンピュータ部4aは、回転センサ3から
の信号が来ないときは、回転センサ3に異常が発生した
ものと判断するようになっている。またコンピュータ部
4aには、インバータ部4bに異常が発生したときその
異常の発生を示す信号が入力されるようになっている。
【0014】次に本実施例の動作を説明する。
【0015】前記インバータ4内のコンピュータ部4a
と電子ガバナコンピュータ5は、通信線6を介してビッ
ト通信を行っている。通常時には、コンピュータ部4a
から電子ガバナコンピュータ5にハイ(Hi)の信号が
送られる。電子ガバナコンピュータ5は、コンピュータ
部4aからハイの信号が送られている間は、電子ガバナ
を高低速式ガバナとして作動するように制御するように
なっている。
【0016】一方、回転機1、バッテリ2、回転センサ
3、またはインバータ部4bに異常が生じてモータ機能
がダウンしたときの動作を説明する。この場合は、図3
に示すモータによるアシストトルクが失われるので、前
記電子ガバナを高低速式のままにしておきしかもドライ
バがアクセルワークを通常時(モータ機能が正常に作用
している通常時)と同じにしておくならば、エンジンの
トータルトルクがモータ機能の分だけ不足し、走行不能
またはエンジンストールに陥ってしまう。そこで本実施
例では、前記回転機1、バッテリ2、回転センサ3、ま
たはインバータ部4bに異常が生じたときは、前記各検
出器7〜10、回転センサ3、またはインバータ部4b
からコンピュータ部4aに、そのことを示す信号を入力
するようにしている。コンピュータ部4aは、これらの
信号が入力されたときは、これらの機器に異常が発生し
たものと判断し、電子ガバナコンピュータ5にロー(L
o)の信号を出力する。なお、このように、異常時には
ハイではなくローの信号をコンピュータ部4aから出力
するようにしているのは、このコンピュータ部4aがダ
ウンしたとき電子ガバナコンピュータ5への通信信号は
自動的にローとなるためである。
【0017】電子ガバナコンピュータ5は、コンピュー
タ部4aからのロー信号を受けると、電子ガバナを、オ
ールスピードガバナとして作動するように切り替える。
これにより、電子ガバナは、図2に示すようなオールス
ピード特性を有するので、モータ機能のダウンによるト
ルクの不足分に相当する分だけ自動的に燃料噴射量を増
大させるようになる。よって、従来の車両の制動および
補助駆動装置において、モータ機能がダウンしたとき、
エンジンのトータルのトルクが不足して走行不能または
エンジンストールに陥ることが防止されるようになる。
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転機、
バッテリ、インバータ回路、インバータ制御回路等に異
常が発生してモータ機能がダウンした場合に、監視手段
からの信号を受けた調整手段が、エンジンへの燃料噴射
量をダウンしたモータ機能に見合う分だけ増大させるこ
とにより、トータルのトルクは維持させるようにしてい
るので、エンジンのトータルトルクが不足して車両の走
行不能あるいはエンジンストールに陥ってしまうことを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】オールスピードガバナの特性を示すグラフであ
る。
【図3】従来の車両の補助駆動装置によるエンジントル
クの燃料によるトルクとモータによるトルクとの割合を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 回転機 2 バッテリ 3 回転センサ 4 インバータ 4a コンピュータ部 4b インバータ部 5 電子ガバナコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 1/08 B60K 9/00 Z 41/04 380 (56)参考文献 特開 昭59−204402(JP,A) 特開 昭63−284031(JP,A) 特開 平4−325736(JP,A) 特開 昭50−31516(JP,A) 特開 昭59−63901(JP,A) 特開 昭58−44247(JP,A) 特許2722072(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 29/00 - 29/06 B60K 6/00 B60L 11/14 F02D 41/00 - 41/40 F02D 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のパワラインに取り付けられ、車両の
    駆動を補助する回転機と、 バッテリからの直流電力を所望の周波数の交流電力に変
    換して前記回転機に供給するインバータ回路と、 このインバータ回路を制御してこのインバータ回路から
    出力される交流電力の周波数を制御するインバータ制御
    手段と、 前記の回転機、バッテリ、インバータ回路、インバータ
    制御手段等の異常の発生を監視する監視手段と、切替えにより選択可能な高低速式とオールスピード式の
    両形式を備え、エンジンへの噴射量を調整する電子ガバ
    ナからなる調整手段であって、前記監視手段から異常発
    生の出力を受けて高低速式からオールスピード式へ切替
    えられる該調整手段と、を備え、 前記電子ガバナはオールスピード式への切替えにより、
    前記回転機の機能ダウンによるトルク不足分に相当する
    分だけ燃料噴射量を増大させて前記車両駆動のトータル
    トルクを維持する ことを特徴とする車両の補助駆動装
    置。
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AT514811B1 (de) * 2013-10-30 2015-04-15 Ge Jenbacher Gmbh & Co Og Verfahren zum Betreiben einer mit einem elektrischen Generator, insbesondere Synchrongenerator, verbundenen Brennkraftmaschine

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2722072B2 (ja) 1988-03-04 1998-03-04 財団法人鉄道総合技術研究所 誘導電動機を用いた電気式ディーゼル車両

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JPH07102784B2 (ja) * 1987-02-20 1995-11-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ハイブリッド駆動車

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