JP2875032B2 - スライドデッキ式ディスクプレーヤ - Google Patents
スライドデッキ式ディスクプレーヤInfo
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Description
場合に手前側にせり出され、装着されたディスクを再生
する場合には機器本体に収納される摺動自在なスライド
デッキを備えたディスクプレーヤに関するものであり、
特にスライドデッキにディスクを再生するドライブユニ
ットが振動吸収手段によって支持されるスライドデッキ
式ディスクプレーヤに係る。
は増大傾向にあり、これに伴い車載用音響機器や車内電
話などに対するユーザーニーズが一段と高まっている。
例えば音響機器においては、様々な情報媒体を再生する
為に複数の機器を車両側に取付けて多様化することが図
られている。このような車載用音響機器の多様化は著し
く、従来から採用されているカセットテーププレーヤや
ラジオ、イコライザなどに加え、現在ではCD(コンパ
クトディスク)プレーヤやDAT(ディジタルオーディ
オテープ)プレーヤ、更には液晶テレビなどが車載用機
器として登場するに至っている。中でもCDプレーヤは
高い需要を獲得し、広く普及している。
ル内で音響機器に使用される取付スペースは、通常2D
INサイズ分に限定されている。そこで、車載用音響機
器を増やすために、インストルメントパネル内には収納
されない外付けタイプの音響機器も提案されているが、
2DINサイズという限定されたスペース内に複数の機
器を取付ける手段としては、各音響機器の薄形化が有効
である。本出願人は先にハーフDINサイズのスライド
デッキ式ディスクプレーヤを開発し、この技術を特願平
1−324773号として出願している。この出願にお
いて開示した発明の基本構成の一部を図20及び図21
に示す。
ヤの機器本体30前面にはフロントパネル33が配設さ
れている。このフロントパネル33には各種の動作状態
を表示する表示器32及びスライドデッキ34(図21
で図示)を開閉させる開閉スイッチ31が設けられてい
る。図20は機器本体30内にスライドデッキ34が収
納されている閉状態を示しており、この状態から開閉ス
イッチ31を操作することにより図示しない駆動機構が
動作して、図21に示すスライドデッキ34が手前側に
せり出されて開状態をとるようになっている。図21に
示したスライドデッキ34において、その側縁部には切
欠34aが設けられている。又、スライドデッキ34に
はディスクが装着されるディスク装着領域34bが形成
され、ディスクを再生するドライブユニット38が支持
されている。このドライブユニット38にはターンテー
ブル35が配設されており、ターンテーブル35はディ
スク装着領域34bの中心に位置し、ディスクの中心孔
に挿通されるようになっている。
ム36が貫通孔36bを支点として上下方向に若干量回
動可能に軸支されている。このクランパーアーム36が
下降した際にターンテーデル35が対向する位置には、
ディスクを上方から押えるクランパー37が、ディスク
の回転方向と同方向に回転自在に設置されている。又ク
ランパーアーム36にはバネ部36aが内部で切起こさ
れている。このバネ部36aは機器本体30の内壁面に
当接しており、その反作用でクランパーアーム36は常
に下方に向けて付勢されている。更に、クランパーアー
ム36の両側縁部には下方に突出して弾性爪部36cが
設けられている。この弾性爪部36cはスライドデッキ
34の側縁部に当接しておりその押圧力によりクランパ
ーアーム36は上方に押上げられている。つまり、クラ
ンパーアーム36はバネ部36a及び弾性爪部36cに
よって上下方向から位置規制されている。
て、機器内へのディスクの収納動作は次のようにして行
われる。まず、スライドデッキ34の開状態でディスク
をディスク装着領域34bに装着させた後に開閉スイッ
チ31を押すと、スライドデッキ34は図示されない駆
動機構の動作によって機器本体30内に収納される。こ
の収納動作の途中では、クランパーアーム36の両側縁
部に設置された弾性爪部36cがスライドデッキ34の
両側縁部に乗上がるため、クランパーアーム36はバネ
部36aの付勢力に逆らって若干量上方に回動する。そ
して、スライドデッキ34の収納が完了するのとほぼ同
時に、弾性爪部36cがスライドデッキ34の切欠34
aに落込み、クランパーアーム36はバネ部36aの付
勢力によって下方に回動する。これによりディスク装着
領域34bに装着されたディスクは中心孔を間に挟んで
クランパー37及びターンテーブル35とにより上下か
ら強固に挟持される。この様に上下から挟持されたディ
スクはターンテーブル35からの駆動力を受けて安定し
た回転動作を行うことができる。
として使用されることを鑑み、車両走行時の振動が機器
にかかっても、安定した記録再生が行えるように振動吸
収手段が施されている。即ち、ディスク再生部であるド
ライブユニット38の周囲にはダンパなどの振動吸収手
段(図示せず)が設置されており、この振動吸収手段に
よってスライドデッキ34に支持されている。その為、
スライドデッキ34はディスク再生中は浮動状態をとる
ことができ、車両走行時の振動がスライドデッキ34に
伝わっても、ドライブユニット38はその振動に対して
追従するように動作する。
な従来技術には、次のような課題があった。
支持するドライブユニット38側には振動吸収手段が設
置されている。これに対して、ディスクを上側から押え
るクランパー37はクランパーアーム36を介して機器
本体30側に設置されており、機器本体30は車両のイ
ンストルメントパネルに直接取付けられている。その
為、上記従来例の機器に振動が加わった場合、スライド
デッキ34は一定位置に保持されるが、振動吸収手段が
設置されていない機器本体30及びこれに配設されたク
ランパーアーム36は、振動力がかかった方向に追従し
ていくことができない。従って、機器に振動が加わる
と、クランパーアーム36とドライブユニット38とは
異なった方向に動作する。この時、ディスクを上下方向
から挟持するクランパー37及びターンテーブル35に
は強い力がかかっている為、ドライブユニット38側の
浮動特性は追従性が低いクランパーアーム36により減
殺される。従って、ドライブユニット38は実質的に振
動に対して追従できず、ディスクとドライブユニット3
8との位置がずれて、ディスク再生の音飛びが発生する
可能性が高い。特にクランパーアーム36はバネ部36
a及び弾性爪部36cにより上下方向への位置規制がな
されているため、上下方向の振動に対しては多少の追従
性を発揮できるものの、前後左右の平面方向の振動に対
する追従性は無いに等しい。その結果、ドライブユニッ
ト38の平面方向への浮動特性は全く生かされずディス
ク再生の音飛びの発生率が大きい。また、ドライブユニ
ット38だけでなく、機器本体30全体を振動吸収手段
によって車両側に支持する技術も考えられるが、この場
合、機器の大形化を招くという不具合が生じた。
デッキ式ディスクプレーヤにおいて振動に対するクラン
パーアーム側の追従性は、振動吸収手段によりスライド
デッキに配設されたドライブユニットのそれに比べてか
なり劣る。この時、クランパーアーム側のクランパーと
ドライブユニット側のターンテーブルとには、ディスク
方向へ強い押圧力が加わっているため、ターンテーブル
はクランパーに位置規制された状態となり、ドライブユ
ニットの浮動特性は減殺される。従って、ディスクとド
ライブユニットとが一定距離に確保されず、ディスク再
生の音飛びが発生するという不具合が生じた。本発明は
上記のような従来技術の持つ課題を解決するために提案
されたものであり、その目的は、薄形化を実現しつつ確
実なディスクの再生を行うことができるスライドデッキ
式ディスクプレーヤを提供することである。
めに、本発明のスライドデッキ式ディスクプレーヤは、
機器本体にスライドデッキが手前側にせり出されるよう
に摺動動自在に配設され、該スライドデッキにはディス
クが装着されるディスク装着領域が形成され、該ディス
ク装着領域内にはディスク再生用のターンテーブルを有
するドライブユニットが振動吸収手段により支持されて
浮動状態をとるスライドデッキ式ディスクプレーヤにお
いて、前記ディスク装着領域より奥側には、前記ターン
テーブルに装着されたディスクを上方から押えるクラン
パーアームが、前記ドライブユニットと共に、前記振動
吸収手段によって支持され、前記ドライブユニットの浮
動状態を阻止するドライブユニットの係止手段及びこの
係止手段を解除する係止解除手段が設けられ、前記ドラ
イブユニットが浮動状態となる際、前記クランパーアー
ムをクランプ状態とするクランパーアーム駆動手段が設
けられていること、を特徴とする。
通りである。
ブユニットに固定状態を強いている係止手段に対して、
これを解除する係止解除手段が働くと、ドライブユニッ
トは振動吸収手段により浮動状態をとる。と同時にクラ
ンパーアーム駆動手段が動作して、クランパーアームを
クランプ状態とする。このクランパーアームはドライブ
ユニットと共に振動吸収手段によって支持されるため、
クランパーアームはドライブユニットと等しい追従性を
有することが可能となり、従来のようにクランパーアー
ムによってドライブユニットの浮動状態が規制されるこ
とがなく、ドライブユニットは優れた浮動特性を発揮で
きる。従って機器本体が揺れても、その揺れは振動吸収
手段に吸収され、ディスクとドライブユニットとの距離
は常に一定に保たれる。
式ディスクプレーヤの一実施例を図1乃至図19に基づ
いて具体的に説明する。
施例の外寸法はハーフDINサイズである。図1及び図
2に示すように、機器本体1内には前後方向に摺動自在
なスライドデッキ5が収納されている。スライドデッキ
5の前縁部にはフロントパネル2が配設されている。フ
ロントパネル2の前面の中央には、機器の動作状態を表
す表示器3が配置されている。また、フロントパネル2
前面の図中右側端部には前記のスライドデッキ5を前後
方向に摺動させる開閉スイッチ4が配置されている。
キ5が収納されている閉状態を示している。一方、図2
はスライドデッキ5が手前側に完全にせり出された開状
態を示している。又、スライドデッキ5内にはディスク
装着領域となるスライドテーブル6が配設されている。
このスライドテーブル6中央の内部には金属製のターン
テーブル7aを備えたドライブユニット7が設けられて
いる。図2においてはターンテーブル7aのみが図示さ
れている。
図11を参照して説明する。
カバー1a及びロアケース1bから構成される。アッパ
ーカバー1aは板状であり、前縁部には下方に突出する
ガイドピン1cが設けられている。このガイドピン1c
は先端が再生状態にあるターンテーブル7a上のディス
クに接触せず、しかも後述するクランパーアーム8に当
接するようになっている。その為、本実施例のガイドピ
ン1cの配設位置はターンテーブル7aの中心よりもク
ランパーアーム8の回動軸側(図中右側)に寄って設定
されている。
方が壁面部で囲まれ、上面が無い箱形をしている。ロア
ケース1bの図中右壁面部の内側には、駆動モータ20
aと複数の伝達ギヤ20bとを有する駆動機構20が配
設されている。また、ロアケース1bの奥側壁面部の内
側には、2つの小ブロック部21が固定されている。こ
の小ブロック部21は閉状態のスライドデッキ5に当接
して、スライドデッキ5の位置を規制するものである。
更に、ロアケース1bの左右壁面部の内側には、壁面部
と平行に走るガイドシャフト22(図中右側)及びガイ
ド部材23(図中左側)が設けられている。ガイドシャ
フト22は棒状、ガイド部材23は内側の長手方向に沿
って切欠23aが形成される角柱状である。これらガイ
ドシャフト22及びガイド部材23は、スライドデッキ
5を左右から支持するようになっている。
す。スライドデッキ5は左右の壁面部及び底面部を有す
る。スライドデッキ5の右壁面部の奥側上端部には略直
方体状のガイド部54が取付けられる。このガイド部5
4中央には係合孔54aが貫通されており、ここに機器
本体1側に設置されたガイドシャフト22が挿通され
る。また、スライドデッキ5の右壁面部の下部には3つ
のスリット51が形成されている。これらのスリット5
1に近接した底面部には、前後方向に2つの突起部5
b、5bが設けられている。これら突起部5b間に位置
して底面部にフック部5aが立ち上げられている。
下部には、外方に切り倒された凸部52が形成されてい
る。この凸部52にはガイド片55が嵌着される。この
ガイド片55はガイド部材23の切欠23aに係合する
ようになっている。また、左壁面部に近接した底面部に
は前後方向に2つの突起部5g、5gが設けられてい
る。
縁部には、ほぼ左右方向で一直線上に図中右側から突起
部5c、5d、5e、5fが設けられている。一方、ス
ライドデッキ5底面部奥側の側縁部にはエッジ部5hが
立ち上げられている。スライドデッキ5が閉状態にある
時、このエッジ部5hには機器本体1側に設置された小
ブロック部21が当接するようになっている。
ドライブユニット7が所定のクリアランスを持って配設
される開口部50が開口されている。この開口部50は
ドライブユニット7が浮動状態をとれるようにドライブ
ユニット7の外形より少し大きく設定されている。ま
た、開口部50の四隅には振動吸収部材(図6に図示)
が装着される支持孔53が形成されている。
側縁部と右壁面部とに沿って、底辺部が図中左方を向く
逆L字形のパワープレート13が前後動自在に取付けら
れる。このパワープレート13の内側縁部には、外方に
突出するフック部13a及び内方に突出するロック部1
3cが形成されている。一方、パワープレート13の外
側縁部の下部にはスライドデッキ5の右壁面部のスリッ
ト51に対応して3つのスリット13bが形成されてい
る。
楔形の駆動片13dが配設されている。一方、パワープ
レート13の手前側端部には上方に突出した突起片13
gが配設されている。更に、パワープレート13の奥側
及び手前側の2か所には前後方向に長い長孔13f、1
3fが形成されている。パワープレート13がスライド
デッキ5に取付けられる際、これら長孔13f、13f
にスライドデッキ5の突起部5b、5bが挿通される。
長孔13fの奥側端部に突起部5bが当接することによ
り、パワープレート13の後退位置が規制されるように
なっている。また、パワープレート13のフック部13
aとスライドデッキ5のフック部5aとには、引張コイ
ルバネ19が係合される。この引張コイルバネ19はス
ライドデッキ5とパワープレート13とを互いに引付け
るようになっており、パワープレート13が奥側に前進
する際、スライドデッキ5の突起部5bが長孔13f内
を移動することなく、長孔13fの奥側端部に当接し続
けるようになっている。
は、ラックプレート28が配設される。このラックプレ
ート12の左側縁部には駆動機構20の伝達ギヤ20b
と噛合うギヤ部28aが形成されている。一方、ラック
プレート28の右側縁部下部には3つの係合部28bが
設けられており、これら係合部28bはスリット51及
びスリット13bを貫通してパワープレート13に係合
される。
部には、ロックプレート18が前後動自在に取付けられ
る。このロックプレート18の内側縁部には、内方に突
出するロック部18cが形成されている。更に、ロック
プレート18の手前側端部には上方に突出した突起片1
8bが配設されている。また、ロックプレート18の奥
側及び手前側には前後方向に長い長孔18a、18aが
形成されている。ロックプレート18がスライドデッキ
5に取付けられる時、これら長孔18a、18aにスラ
イドデッキ5の突起部5g、5gが挿通される。長孔1
8aの手前側端部と突起部5gとの当接により、ロック
プレート18の前進位置が規制されるようになってい
る。
部に設けられた突起部のうち、両端の突起部5c、5f
には鈍角を持つ略三角形状の伝達リンク14、17が、
一方中央2つの突起部5d、5eには不定形のロックリ
ンク15、16がそれぞれ回転自在に設置される。伝達
リンク14、17の外側辺部には長孔14a及び17a
が形成されており、ここにパワープレート13の突起片
13g及びロックプレート18の突起片18bが挿通さ
れる。また、ロックリンク15、16の奥側の周縁部に
は互いに向い合う係止爪部15a及び16aが立ち上げ
られている。
6、17は、隣接する部材同士が係合されており、互い
に連動するようになっている。即ち、パワープレート1
3が前後方向に移動すると、その力が伝達リンク14を
回動させ、この回転力がロックリンク15に伝わる。こ
の時、ロックリンク15と16とは対称的な方向に回動
するようになっている。更に、ロックリンク16の回動
力は伝達リンク17に伝わり、伝達リンク17に係合さ
れるロックプレート18が前後動するようになってい
る。
プレート13、ロックリンク15、16及びロックプレ
ート18は、スライドテーブル6に対する係止手段とな
っている。なお、パワープレート13は係止手段である
と同時に、他の係止手段に駆動機構20からの駆動力を
伝える役割と、クランパーアーム8に上昇動作を行わせ
る役割とを果たす部材である。
側に配設されるクランパーアーム8とを図5に示す。
の中央には、フック部6aが立ち上げられている。ま
た、スライドテーブル6の右側縁部の奥側端部には、ス
ライドテーブル6に固定されてコの字形となる上側係合
部60及び下側係合部61が配設される。この上下の係
合部60、61の向い合う面には貫通孔6b、6bが形
成されている。この貫通孔6bには支軸10が挿通され
る。支軸10には上下の貫通孔6bの間隙に位置するよ
うにリング10aが嵌合されている。また、上側の貫通
孔6bとリング10aの間隙には圧縮コイルバネ12が
設置される。更に、スライドテーブル6の右側縁部の奥
方には、上方に突出した位置規制部6cが設けられてい
る。
ライブユニット7が固定される開口部6dが開口されて
いる。この開口部6dの右及び左の側縁部には、下方に
折曲げられたガイド舌部24a及び24cが設けられて
いる。また、スライドテーブル6の手前側側縁部の中央
には、下方に折曲げられたガイド舌部24bが設けられ
ている。ガイド舌部24a、24cの奥側端部中央には
スリット部25a、25dが形成されている。また、手
前側側縁部に配置されたガイド舌部24bの左右の両端
部中央には、スリット部25b、25cが形成されてい
る。これらのスリット部25a乃至dは、すべて同形状
のV字形である。
ーブル6が係合される時、上記のスリット部25にはス
ライドデッキ5側の次の部分が係合されるように設定さ
れている。即ち、スリット部25aにはパワープレート
13のロック部13cが、スリット部25dにはロック
プレート18のロック部18cが、スリット部25bに
はロックリンク15の係止爪部15aが、スリット部2
5cにはロックリンク16の係止爪部16aが、各々係
合されるようになっている。図12及び図13では、ス
リット部25bと係止爪部15a、スリット部25cと
係止爪部16aとの解除及び係合状態が明示されてい
る。
ト部25のV字形の頂点の位置は、スリット部25が係
合されるスライドデッキ5側の部材より、やや上方に設
定される。その為、スリット部25と上記の各部材とが
係合される場合、スライドデッキ5側が機器本体1内に
固定されていると、スリット部25を有するスライドテ
ーブル6の方が、押し下げられるようになっている。
クランパーアーム8を説明する。
にクランパー9が取付けられている。クランパー9には
磁力が与えられており、金属製のターンテーブル7a上
方に来ると、ターンテーブル7aに吸着して嵌合される
ようになっている。一方、クランパーアーム8の後端部
にはフック部8aが設けられている。このフック部8a
とスライドテーブル6のフック部6aとには引張コイル
バネ11が掛けられる。その為、引張コイルバネ11の
引張力によってクランパーアーム8のクランパー9はタ
ーンテーブル7a側に付勢される。
字状に折曲げられており、このコの字部分の向い合う上
面及び下面には、貫通孔8b、8bが形成されている。
これら貫通孔8b、8bに支軸10に挿通される。ま
た、クランパーアーム8において、図9の図中右方の側
縁部はガイド部8cとなっている。このガイド部8cは
基端に近付くに従って手前側に突出するようになってお
り、且つ内側にえぐられるカーブ形状をとっている。こ
のガイド部8cは機器本体1に設けられたガイドピン1
cに当接するようになっている。更に、クランパーアー
ム8の図中右側縁部の奥側には、下方に折曲げられた当
接片8dが設けられている。この当接片8dはスライド
テーブル6に設けられた位置規制部6cに当接するよう
に設定されている。
イドテーブル6、支軸10及びクランパーアーム8の係
合状態を示す。まず、スライドテーブル6に設けられた
下側の貫通孔6bに、支軸10が上方から挿通される。
次にリング10a上方に位置するようにクランパーアー
ム8の下側貫通孔8bが、続いて圧縮コイルバネ12が
順次支軸10に挿通される。その後、上側係合部60が
スライドテーブル6に固定され、上側の貫通孔6bが支
軸10に挿通される。最後にクランパーアーム8の上側
の貫通孔8bが支軸10に挿通される。
ブル6とクランパーアーム8とは、外部からの力が加わ
らない状態では、圧縮コイルバネ12の弾性力を保ちな
がら連動されるものであり、クランパーアーム8及び支
軸10は圧縮コイルバネ12の圧縮力によりスライドテ
ーブル6側に押下げられるようになっている。
軸10の下端部にはパワープレート13の駆動片13d
が当接するようになっている。その為、図11に示すよ
うに、パワープレート13が手前側(図中左側)に移動
すると、駆動片13dが支軸10の下端部に入込み、支
軸10を上方に押し上げるようになっている。
ブル6に設置されたクランパーアーム8は、支軸10を
中心に水平方向に回動自在となるが、前述した引張コイ
ルバネ11の引張力により、クランパーアーム8は反時
計回転方向に付勢される。このクランパーアーム8の反
時計回転方向への回動は、当接片8dがスライドテーブ
ル6の位置規制部6cに当接することで規制される。こ
の回動規制位置は図12に示すように、クランパー9が
ターンテーブル7aの上方に来る位置に設定されてい
る。
には機器本体1のガイドピン1cが当接するようになっ
ているが、スライドデッキ5が機器本体1内を前後動し
て、クランパーアーム8がガイドピン1cの下方を通過
する場合、クランパーアーム8は引張コイルバネ11の
引張力を受けて反時計回転方向に付勢されるため、ガイ
ド部8cに沿ってガイドピン1cが摺動するようになっ
ている。しかも、ガイドピン1cは固定されているの
で、クランパーアーム8はガイドピン1cとの位置関係
により水平方向に回動するようになっている。即ち、図
17乃至図19に示すように、スライドデッキ5が手前
側(図中下方)に後退する場合、ガイドピン1cはガイ
ド部8cの先端側から基端側に移動しつつ、クランパー
アーム8は図中時計回転方向に回動するようになってい
る。一方、スライドデッキ5が奥側(図中上方)に前進
する場合、ガイドピン1cはガイド部8cの基端側が先
端側に移動しつつ、クランパーアーム8は図中時計回転
方向に回動するようになっている。そして、スライドデ
ッキ5が完全に手前側にせり出された時点では、図13
に示すようにガイドピン1cによる規制を受けたクラン
パーアーム8は、スライドデッキ5の動作方向とほぼ直
交し、スライドテーブル6と重ならない位置に退避され
るようになっている。
ドライブユニット7について、図6を参照して説明す
る。
やピックアップユニット(図示せず)を保持する保持枠
7bと、この保持枠7bを支持する支持台7cとを備え
ている。保持枠7bはスライドテーブル6の下面に固定
される。また、支持台7cの四方には外方に延びる取付
アーム7dが設けられており、これら取付アーム7dの
先端部には取付孔7eが形成されている。この取付孔7
eには振動吸収部材として圧縮コイルバネ26及びダン
パ27が取付けられる。圧縮コイルバネ26及びダンパ
27はスライドデッキ5の支持孔53に装着される。従
って、ドライブユニット7及びスライドテーブル6は、
圧縮コイルバネ26及びダンパ27を介してスライドデ
ッキ5の開口部50に浮動自在に取付けられる。また、
圧縮コイルバネ26及びダンパ27は、スライドテーブ
ル6に配設されるスリット部25の頂点の位置を、スリ
ット部25が係合されるスライドデッキ5上の部材よ
り、やや上方に設定するように、スライドテーブル6を
上方に押し上げるように設定されている。
は以下の通りである。
デッキ5は図12に示す機器本体1内に収納される閉状
態をとっており、機器本体1内の小ブロック部21によ
りエッジ部5hが位置規制されている。図14に示すよ
うに、この状態で駆動機構20は停止しており、ラック
プレート28を介してパワープレート13は奥方に前進
した位置で規制されている。また、ロックプレート18
の長孔18a手前側端部とスライドデッキ5の突起部5
gとは当接しており、ロックプレート18の前進位置が
規制されている。その為、パワープレート13に連動す
るロックリンク15及び16並びにロックプレート18
はすべて係止解除位置に規制されている。従って、スラ
イドテーブル6側のスリット部25と、これに係合する
スライドデッキ5上の係止手段の各係止部分とは係合し
ていない。その結果、ドライブユニット7は圧縮コイル
バネ26及びダンパ27によってスライドデッキ5上で
浮動状態を保っている。
パーアーム8は水平方向において引張コイルバネ11の
付勢力により反時計回転方向に、また、垂直方向におい
て引張コイルバネ12の付勢力により下方に付勢されて
いる。クランパーアーム8の水平方向の回動は、クラン
パーアーム8の当接片8dがスライドテーブル6の位置
規制部6cに当接されることで規制される。このクラン
パーム8の規制位置はクランパー9がターンテーブル7
a上方に来る位置に設定されている為、クランパー9は
その磁力により金属製のターンテーブル7aに吸着、嵌
合される。クランパー9がターンテーブル7aに嵌合さ
れることにより、クランパーアーム8の垂直方向の位置
規制が行われる。
ィスク29が装着されている場合、ディスク29はクラ
ンパー9及びターンテーブル7aにより上下方向から挟
持される。その際、クランパーアーム8は引張コイルバ
ネ12から下向きの力を受け、一方、ドライブユニット
7は圧縮コイルバネ26から上向きの力を受けるため、
クランパー9及びターンテーブル7aは強固な力でディ
スク29を挟持できる。従って、ドライブユニット7の
ピックアップユニット(図示せず)によりディスク29
の記録信号は安定して再生される。
に対して外部から振動が加わっても、スライドテーブル
6は圧縮コイルバネ26及びダンパ27によってスライ
ドデッキ5に支持されているため、その振動に対して追
従することができる。この追従動作において、従来技術
ではクランパーアームが機器本体側に設けられたために
追従性がドライブユニットより劣りドライブユニット7
の浮動状態は阻害されていたが、本実施例ではクランパ
ーアーム8とドライブユニット7とは、両者ともスライ
ドテーブル6上に設けられているため、等しい追従性を
持っている。その為、圧縮コイルバネ26及びダンパ2
7は外部からの振動を充分に吸収することができ、ドラ
イブユニット7によるディスク再生の際に音飛び等の悪
影響を与えることを防止できる。従って、本実施例は車
載用音響機器等のように振動を受けやすい環境下で使用
される機器に採用しても、確実な記録再生を行うことが
できる。
ーム8とはスライドテーブル6に配設されて一体化され
たことにより、両者の相対的な位置関係は一定に確保さ
れている。従って、上下動するクランパー9のクリアラ
ンスを小さくすることができ、全体として機器の薄形化
を進めることができる。
チ4を操作して、駆動機構20を動作させることによ
り、上記の閉状態(図12)からスライドデッキ5を後
退させる開状態(図13)に移行させる。このスライド
デッキ5の開放動作と同時に、スライドテーブル6の係
止動作及びクランパーアーム8の上昇動作が行われる。
イドテーブル6の係止動作を説明する。即ち、駆動モー
タ20aが動作して伝達ギヤ20bが回転すると、この
回転力が、伝達ギヤ20bと噛合っているラックプレー
ト28のギヤ部28aに伝わる。そして、図15に示す
ように、ラックプレート28は手前方向に後退する。ラ
ックプレート28の後退と同時に、ラックプレート28
に係合しているパワープレート13は手前側(図中下
方)に後退する。パワープレート13が後方(図中下
方)に移動すると、突起片13gを介して係合された伝
達リンク14が図中時計回転方向に回動して、ロックリ
ンク15が図中反時計回転方向に回動する。
15と対称的な方向(図中時計回転方向)に回動し、係
合爪部15a及び16aは内側に閉じられる。また、ロ
ックリンク16の回転力により伝達リンク17は図中反
時計回転方向に回動する。この伝達リンク17の回動力
は、長孔17aに挿通された突起片18bによってロッ
クプレート18に伝達される。つまり、長孔17aが突
起片18bを後方に押圧し、ロックプレート18は後退
する。更に、パワープレート13の後退は、長孔13f
の奥側端部にスライドデッキ5の突起部5bが当接する
ことにより規制される。この時点でパワープレート13
と連動する各リンク14、15、16、17及びロック
プレート18もまた、位置規制される。
ブル6側の各スリット部25には、スライドデッキ5側
の係止手段の係止部分が係合される。即ち、スリット部
25aにパワープレート13のロック部13cが、スリ
ット部25dにロックプレート18のロック部18c
が、スリット部25bにロックリンク15の係止爪部1
5aが、スリット部25cにロックリンク16の係止爪
部16aが、各々係合される。この様にしてスライドテ
ーブル6はスライドデッキ5に固定される。従って、ス
ライドテーブル6に固定されるドライブユニット7もま
た、浮動状態ではなく係止状態となる。
置は、スリット部25が係合されるスライドデッキ5上
の係止部材より、やや上方に設定されている為、スリッ
ト部25と、上記のパワープレート13、ロックリンク
15、16及びロックプレート18の各部とが係合され
ると、スリット部25を有するスライドテーブル6は圧
縮コイルバネ26及びダンパ27の力に逆らって押し下
げられる。
ライドデッキ5の後退が進むと、図16に示すように、
パワープレート13の長孔13fの奥側端部に、スライ
ドデッキ5の突起部5bが当接して、パワープレート1
3の後退位置が規制される。この様に規制されたパワー
プレート13に対して駆動機構20からの駆動力が供給
され続けると、スライドテーブル6の係止手段であるパ
ワープレート13、各リンク14、15、16、17及
びロックプレート18が規制された状態のまま、スライ
ドデッキ5は手前側に後退して開状態となる。この時、
スライドデッキ5左右壁面部に配設されるガイド部54
及びガイド片55には、ガイドシャフト22及びガイド
部材23の切欠23aが係合されており、両側から強固
に支持されているため、スライドデッキ5の開放動作は
安定して行なわれる。
が完了した時点で、ディスク29をスライドテーブル6
に載置する場合、ドライブユニット7は係止状態にある
ためターンテーブル7aは移動せず、ディスク29の脱
着動作の確実性が増す。
明する。即ち、図11に示すように、パワープレート1
3が手前側(図中左側)に後退すると、駆動片13dが
支軸10の下端部に入込み、楔状の面に沿って支軸10
を上方に押し上げる。この支軸10の上昇により、引張
コイルバネ12の引張力に逆らってクランパーアーム8
が上昇し、クランパー9はターンテーブル7aから離れ
る。
開放動作中、クランパーアーム8は上昇動作を、一方ス
ライドテーブル6は下降動作をとるため、ディスク29
を挟持するクランパー9及びターンテーブル7aの間隔
は、機器本体1内で最大限に広がることができる。従っ
て、ターンテーブル7a、クランパー9等のセンター出
し等の為の呼込みテーパーを大きくとることができる。
これによりディスク29の脱着動作の容易さが向上す
る。
キ5の開放動作と連動して、クランパーアーム8の退避
動作が行われている。
ライドデッキ5が手前側にせり出されと、クランパーア
ーム8のガイド部8cは機器本体1のアッパーカバー1
aに設けられたガイドピン1cに当接する。この時点で
クランパーアーム8はパワープレート13の駆動片13
dによって上昇しているため、クランパー9はターンテ
ーブル7aより離れている。その為、スライドテーブル
6の手前側への後退が進むと、クランパーアーム8のガ
イド部8cに沿ってガイドピン1cが移動していき、ク
ランパーアーム8は引張コイルバネ11の引張力に逆ら
って図中時計回転方向に回動する。そして、図13及び
図19に示すように、スライドデッキ5が手前側に完全
にせり出された時点で、クランパーアーム8はスライド
デッキ5の摺動方向とほぼ直交してスライドテーブル6
の奥側に規制される。従って、開状態にあるスライドテ
ーブル6上には障害物がなく、ディスク29の脱着動作
を簡単に行うことができる。
3)から閉状態(図12)に移行させる場合、フロント
パネル2の開閉スイッチ4を操作して、駆動機構20を
反転動作させることにより、スライドデッキ5を前進さ
せて機器本体1内に収納させる。この際、スライドデッ
キ5の収納動作と同時に、スライドテーブル6の係止状
態の解除動作及びクランパーアーム8のクランピング動
作が行われる。
除動作から説明する。図16に示したスライドデッキ5
の開状態より、駆動モータ20aが動作して伝達ギヤ2
0bが反転すると、この回転力が、伝達ギヤ20bと噛
合っているラックプレート28のギヤ部28aに伝わ
る。そして、図15に示すように、ラックプレート28
は奥方(図中上方)に前進する。このラックプレート2
8の前進と同時にラックプレート28に係合しているパ
ワープレート13もまた前進する。この時、スライドデ
ッキ5及びパワープレート13は互いに引張コイルバネ
19の引張力を受けている為、スライドデッキ5の突起
部5bが長孔13f内を移動することなく、長孔13f
の奥側端部にスライドデッキ5の突起5bが当接したま
まの状態で、スライドデッキ5も前進する。従って、ス
ライドデッキ5とパワープレート13との前後方向にお
ける位置関係には変化がない。その為、スライドデッキ
5上に配設された各リンク14、15、16、17及び
ロックプレート18はいずれも、パワープレート13が
前進しても移動することがなく、スライドテーブル6に
対する係止状態は保持される。
イドデッキ5のエッジ部5hが機器本体1内の小ブロッ
ク部21により当接した時点で、スライドデッキ5は機
器本体1内に完全に収納される。この状態を過ぎても駆
動機構20の反転動作が継続されると、図14に示すよ
うに、スライドデッキ5の突起部5bが長孔13f内を
移動しつつパワープレート13のみが前方(図中上方)
に移動する。従って、突起片13gを介して係合された
伝達リンク14が図中反時計回転方向に回動して、ロッ
クリンク15が図中時計回転方向に回動する。
15と対称的な方向(図中反時計回転方向)に回動し、
係合爪部15a及び16aは外側に開かれる。また、ロ
ックリンク16の回転力により伝達リンク17は図中時
計回転方向に回動する。この伝達リンク17の回動力
は、長孔17aに挿通された突起片18bによってロッ
クプレート18に伝達される。つまり、長孔17aが突
起片18bを前方に押圧し、ロックプレート18は前進
する。このロックプレート18の前進動作は、長孔18
aの手前側端部にスライドデッキ5の突起部5gが当接
することにより規制される。この時点でパワープレート
13と連動する各リンク14、15、16、17及びロ
ックプレート18もまた、位置規制される。
ブル6の各スリット部25とスライドデッキ5側の係止
手段の係止部分との係合は解除される。即ち、スリット
部25aからパワープレート13のロック部13cが、
スリット部25dからロックプレート18のロック部1
8cが、スリット部25bからロックリンク15の係止
爪部15aが、スリット部25cからロックリンク16
の係止爪部16aが、各々解除される。この様にしてス
ライドテーブル6はスライドデッキ5からに離れる。従
って、スライドテーブル6に固定されるドライブユニッ
ト7が、係止状態から浮動状態となる。
解除されると、スリット部25を有するスライドテーブ
ル6は圧縮コイルバネ26及びダンパ27の力を受けて
押し上げられ、スリット部25のV字形の頂点の位置は
スリット部25が係合されていたスライドデッキ5上の
係止部材よりやや上方に来る。
左右壁面部に配設されるガイド部54及びガイド片55
に、ガイドシャフト22及びガイド部材23の切欠23
aが係合され、両側から強固に支持されているため、ス
ライドデッキ5の収納動作は安定して行なわれる。
動作を説明する。クランパーアーム8のクランピング動
作には、水平方向の回動動作と垂直方向の下降動作とが
ある。このうち、回動動作は上述したクランパーアーム
8の退避動作の逆方向への動作である。即ち、図19、
図18及び図17の順で示すように、スライドデッキ5
が奥側に前進すると、クランパーアーム8はガイド部8
cに機器本体1のガイドピン1cの規制を受けながら、
引張コイルバネ11の引張力によって図中反時計回転方
向に回動する。このクランパーアーム8の回動は、当接
片8dがスライドテーブル6側の位置規制部6cに当接
することよって位置規制される。この時、図12に示す
ように、クランパー9はターンテーブル7aの真上に来
ている。
ランパー9がターンテーブル7aの真上に来た時点、つ
まりスライドデッキ5の前進が進み、スライドデッキ5
のエッジ部5hが小ブロック部21に当接した図14の
時点で行われる。即ち、図12、図11の順で示すよう
に、パワープレート13が奥側(図中右側)に前進する
と、駆動片13dが支軸10の下端部から離れ、支軸1
0及びクランパーアーム8は引張コイルバネ12の引張
力を受けて下降する。従って、ターンテーブル7aの上
方に位置するクランパー9は、ターンテーブル7aに嵌
合する。
収納動作時、クランパーアーム8は下降動作を、一方ス
ライドテーブル6は上昇動作をとる。その為、スライド
テーブル6とクランパーアーム8とのクリアランスは最
小限で済み、機器本体1全体の薄形化を図ることができ
る。その為、本実施例はハーフDINサイズを実現する
ことが可能となっている。
において、基端部はガイドピン1cと最終的に当接する
部分であるが、この基端部が最も手前側に突出してい
る。その為、機器本体1の奥行きを最小限に設定して
も、クランパーアーム8を充分に奥側まで回動させるこ
とが可能となる。更に、クランパーアーム8のガイド部
8cは内側がえぐられたカーブ形状をとっている為、ス
ライドデッキ5が完全に手前側にせり出された時点で、
スライドデッキ5の動作方向とほぼ直交する方向に配置
されるクランパーアーム8は、スライドテーブル6側に
突出することがなく、機器本体1の奥行きを節約するこ
とができる。しかも、スライドテーブル6上で再生され
るディスク29に対しては、ガイド部8cは衝突するこ
とがないため、ディスク29が傷付くことを防止できる
なお、本発明のスライドデッキ式ディスクプレーヤは、
以上のような実施例に限定されるものではなく、各部材
の形状及び寸法は適宜変更可能であり、例えば、上記の
実施例において、クランパーアーム8の側縁部であるガ
イド部8cの形状を変更することにより、クランパーア
ーム8の退避タイミング及び速さを変更することができ
る。
ランパーアームの退避動作は、機器本体側に設けられた
ガイドピンによって行うだけではなく、マニュアル動作
で水平方向に回動させても良い。また、上記の実施例で
はドライブユニット及びクランパーアームが上下方向に
移動するようになっているが、クランパーアームだけを
上下動するようにしても良い。
ッキ式ディスクプレーヤによれば、ディスク装着領域よ
り奥側において、クランパーアームがドライブユニット
と共に振動吸収手段によって支持され、ドライブユニッ
トの浮動状態を阻止するドライブユニットの係止手段及
びこの係止手段を解除する係止解除手段が設けられ、ド
ライブユニットが浮動状態となる際、クランパーアーム
をクランプ状態とするクランパーアーム駆動手段が設け
られるという簡単な構成によって、クランパーアームは
ドライブユニットと等しい追従性を持ち、ドライブユニ
ットは優れた浮動特性を発揮することができるため、確
実なディスクの再生を行うことができる。
あり、スライドデッキの閉状態を示す。
ライドデッキの開状態を示す。
る。
る。
パーアームの斜視図である。
図である。
側の係止部材との解除状態を示す要部拡大正面図であ
る。
側の係止部材との係合状態を示す要部拡大正面図であ
る。
ある。
ンパーアーム及びパワープレートを示す側面図であり、
クランパーアームの支軸とパワープレートとが離れてい
る状態を示す。
ンパーアーム及びパワープレートを示す側面図であり、
クランパーアームの支軸とパワープレートとが当接して
いる状態を示す。
の透視斜視図である。
の透視斜視図である。
体内に収納され、スライドデッキ上の各部材が係止解除
状態を示す平面図である。
体内に収納され、スライドデッキ上の各部材が係止状態
を示す平面図である。
体内から完全に開放され、スライドデッキ上の各部材が
係止状態を示す平面図である。
体内に収納され、クランパーアームがドライブユニット
に装着されている状態を示す平面図である。
クランパーアーム退避の動作途中の状態を示す平面図で
ある。
体内から完全に開放され、クランパーアームがドライブ
ユニットの奥側に退避されている状態を示す平面図であ
る。
スライドデッキの閉状態を示す。
り、スライドデッキの開状態を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 機器本体にスライドデッキが手前側にせ
り出されるように摺動動自在に配設され、該スライドデ
ッキにはディスクが装着されるディスク装着領域が形成
され、該ディスク装着領域内にはディスク再生用のター
ンテーブルを有するドライブユニットが振動吸収手段に
より支持されて浮動状態をとるスライドデッキ式ディス
クプレーヤにおいて、前記ディスク装着領域より奥側において前記ターンテー
ブルに装着されたディスクを上方から押えるクランパー
アームが、前記ドライブユニットと共に、前記振動吸収
手段によって支持され、 前記ドライブユニットの浮動状態を阻止するドライブユ
ニットの係止手段及びこの係止手段を解除する係止解除
手段が設けられ、 前記ドライブユニットが浮動状態となる際、前記クラン
パーアームをクランプ状態とするクランパーアーム駆動
手段が設けられていること、 を特徴とするスライドデッキ式ディスクプレーヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3000421A JP2875032B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | スライドデッキ式ディスクプレーヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3000421A JP2875032B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | スライドデッキ式ディスクプレーヤ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251466A JPH04251466A (ja) | 1992-09-07 |
JP2875032B2 true JP2875032B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=11473343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3000421A Expired - Fee Related JP2875032B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | スライドデッキ式ディスクプレーヤ |
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---|---|
JP (1) | JP2875032B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-08 JP JP3000421A patent/JP2875032B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH04251466A (ja) | 1992-09-07 |
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