JP2874030B2 - 粉体の計量装置 - Google Patents
粉体の計量装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、粉体の計量装置に関し、特に粉体を精度よ
く迅速に計量することができる粉体の計量装置に関す
る。
く迅速に計量することができる粉体の計量装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、粉体は液体と異なり、その取扱が容易でなく、
正確に所定量を計量することが困難であった。通常、粉
体はホッパ、バケットあるいはスプーン等の計量装置ま
たは道具を用いる方法によって計量されているが、特
に、精密に所定量を計量することが要求される場合に
は、これら従来の方法によっては十分な精度の計量を行
うことができなかった。そこで、特開昭59-182317号に
は、堆積された粉体から一定量を採取する装置として、
一端が開口し、他端がフィルターを介して吸引・吐出手
段と連結された筒状の定量採取機を有する粉体定量採取
装置が提案されている。
正確に所定量を計量することが困難であった。通常、粉
体はホッパ、バケットあるいはスプーン等の計量装置ま
たは道具を用いる方法によって計量されているが、特
に、精密に所定量を計量することが要求される場合に
は、これら従来の方法によっては十分な精度の計量を行
うことができなかった。そこで、特開昭59-182317号に
は、堆積された粉体から一定量を採取する装置として、
一端が開口し、他端がフィルターを介して吸引・吐出手
段と連結された筒状の定量採取機を有する粉体定量採取
装置が提案されている。
〈発明が解決しようとする手段〉 しかし、前記特開昭59-182317号で提案された装置に
おいても、やはり十分な精度で粉体を計量することがで
きず、また、前記装置では粉体を吸引したまま定量採取
機を移動して、粉体を所望の位置に搬送するものである
ため、装置の設置場所、粉体の移動距離を任意に選択す
ることができず、所望の位置に自在に移動できない問題
があった。
おいても、やはり十分な精度で粉体を計量することがで
きず、また、前記装置では粉体を吸引したまま定量採取
機を移動して、粉体を所望の位置に搬送するものである
ため、装置の設置場所、粉体の移動距離を任意に選択す
ることができず、所望の位置に自在に移動できない問題
があった。
そこで本発明の目的は、前記従来の装置の問題点を解
決し、粉体を精度よく、例えば、±１％の高精度で計量
することができる粉体の計量装置を提供することにあ
る。
決し、粉体を精度よく、例えば、±１％の高精度で計量
することができる粉体の計量装置を提供することにあ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、前記課題を解決するために、吸引手段と、
開放部を有する粉体貯槽と、一端が前記吸引手段にフィ
ルターを介して接続され、他端が粉体出口と開閉切替弁
を介して連通された管体から構成される粉体計量部とを
有し、該粉体計量部と前記開閉切替弁の間に配設された
分岐部において前記粉体貯槽の底部と粉体計量部とが流
通経路を介して連通され、吸引手段を作動させて粉体計
量部内に所望の負圧を発生させて、粉体貯槽の底部から
粉体計量部へ粉体を吸引せしめ、所定時間経過後、前記
吸引手段の作動を止めるとともに前記開閉切替弁を開
き、粉体計量部に吸引された粉体を粉体出口から排出せ
しめるようにしたことを特徴とする粉体の計量装置を提
供するものである。
開放部を有する粉体貯槽と、一端が前記吸引手段にフィ
ルターを介して接続され、他端が粉体出口と開閉切替弁
を介して連通された管体から構成される粉体計量部とを
有し、該粉体計量部と前記開閉切替弁の間に配設された
分岐部において前記粉体貯槽の底部と粉体計量部とが流
通経路を介して連通され、吸引手段を作動させて粉体計
量部内に所望の負圧を発生させて、粉体貯槽の底部から
粉体計量部へ粉体を吸引せしめ、所定時間経過後、前記
吸引手段の作動を止めるとともに前記開閉切替弁を開
き、粉体計量部に吸引された粉体を粉体出口から排出せ
しめるようにしたことを特徴とする粉体の計量装置を提
供するものである。
また、前記吸引手段とフィルターを開閉切替弁を介し
て連通しめると好ましい。
て連通しめると好ましい。
さらに、前記粉体計量部と粉体貯槽の底部を開閉切替
弁を介して連通せしめると好ましい。
弁を介して連通せしめると好ましい。
以下、本発明の粉体の計量装置について、第１図に示
す本発明の粉体の計量装置の一実施態様に基づいて詳細
に説明する。
す本発明の粉体の計量装置の一実施態様に基づいて詳細
に説明する。
第１図は、本発明の粉体の計量装置の一実施態様を示
し、図中、１はフィルター２を介して粉体計量部３と連
通し、粉体計量部３内の空気を吸引する吸引手段であ
る。４は、その底部と粉体計量部３とが分岐部５におい
て、流通経路６を介して連通し、内部に粉体７を貯溜す
る粉体貯槽である。８は粉体計量部３の粉体出口９側の
前記分岐部５より下方に配設された開閉切替弁である。
し、図中、１はフィルター２を介して粉体計量部３と連
通し、粉体計量部３内の空気を吸引する吸引手段であ
る。４は、その底部と粉体計量部３とが分岐部５におい
て、流通経路６を介して連通し、内部に粉体７を貯溜す
る粉体貯槽である。８は粉体計量部３の粉体出口９側の
前記分岐部５より下方に配設された開閉切替弁である。
この粉体の計量装置において、開閉切替弁８が閉の状
態で吸引手段１により、吸引経路10およびフィルター２
を介して粉体計量部３内の空気を吸引すると、粉体計量
部３内が負圧となり、粉体貯槽４から粉体７が粉体計量
部３内に吸引される。吸引された粉体は、フィルター２
で阻止され吸引経路10側には流れ込むことなく、粉体計
量部内のフィルター２直近から順次下方に積層されてい
く。このとき、該粉体計量部３内に吸引される粉体の量
は、前記吸引手段１の吸引力に応じて発生される粉体計
量部３内の負圧に対応する量が該粉体計量部３内に吸引
される。次に、吸引手段１の吸引動作を停止させて、粉
体計量部３内を正圧にするとともに、開閉切替弁８を開
の状態とすると、粉体計量部３内に吸引された粉体が開
閉切替弁８および粉体出口９を通って容器11に排出され
る。
態で吸引手段１により、吸引経路10およびフィルター２
を介して粉体計量部３内の空気を吸引すると、粉体計量
部３内が負圧となり、粉体貯槽４から粉体７が粉体計量
部３内に吸引される。吸引された粉体は、フィルター２
で阻止され吸引経路10側には流れ込むことなく、粉体計
量部内のフィルター２直近から順次下方に積層されてい
く。このとき、該粉体計量部３内に吸引される粉体の量
は、前記吸引手段１の吸引力に応じて発生される粉体計
量部３内の負圧に対応する量が該粉体計量部３内に吸引
される。次に、吸引手段１の吸引動作を停止させて、粉
体計量部３内を正圧にするとともに、開閉切替弁８を開
の状態とすると、粉体計量部３内に吸引された粉体が開
閉切替弁８および粉体出口９を通って容器11に排出され
る。
本発明の計量装置においては、上記の一連の動作によ
り、粉体貯槽４内に貯溜されている粉体７を、粉体計量
部３の内部容積、吸引手段の吸引力、吸引時間等の組合
せに対応した所定の量を粉体出口の下方に配設した容器
に投入することができる。
り、粉体貯槽４内に貯溜されている粉体７を、粉体計量
部３の内部容積、吸引手段の吸引力、吸引時間等の組合
せに対応した所定の量を粉体出口の下方に配設した容器
に投入することができる。
ここで、粉体計量部３内の内容積を、計量する粉体等
に応じて適宜選択すれば、所望の量の粉体を高精度で、
例えば、±１％の精度で、しかも高効率で計量すること
ができる。また、吸引手段１の吸引力と時間を適宜制御
することにより、粉体計量部３に滞留する粉体の量を調
整し、所望の量の粉体を計量することもできる。
に応じて適宜選択すれば、所望の量の粉体を高精度で、
例えば、±１％の精度で、しかも高効率で計量すること
ができる。また、吸引手段１の吸引力と時間を適宜制御
することにより、粉体計量部３に滞留する粉体の量を調
整し、所望の量の粉体を計量することもできる。
粉体計量部を構成する管体は、特に限定されないが、
例えば、テフロン等のフッ素樹脂、ウレタン樹脂、金
属、ガラスなどの材質からなる内径１〜6mm、好ましく
は内径4mm程度の管体である。この管体は、計量の対象
となる粉体の種類、量等により、太くて短いもの、細く
て長いもの、球状のもの、ロート状のもの、コイル状
（ラセン状）のものなどの種々の形状をした管体を適宜
使い分けることができる。特に、粉体計量部に吸引され
る粉体を吸着しない点で、テフロンが好ましい。
例えば、テフロン等のフッ素樹脂、ウレタン樹脂、金
属、ガラスなどの材質からなる内径１〜6mm、好ましく
は内径4mm程度の管体である。この管体は、計量の対象
となる粉体の種類、量等により、太くて短いもの、細く
て長いもの、球状のもの、ロート状のもの、コイル状
（ラセン状）のものなどの種々の形状をした管体を適宜
使い分けることができる。特に、粉体計量部に吸引され
る粉体を吸着しない点で、テフロンが好ましい。
フィルター２は吸引手段１の吸引動作によって粉体が
通過しない濾材から構成される。用いられる濾材は、計
量対象である粉体の粒径、種類等に応じて適宜選択すれ
ばよく、特に限定されない。例えば、粉体として平均粒
径130〜140μｍのテレフタル酸を計量する場合には、0.
45μｍのフィルターを用いればよい。
通過しない濾材から構成される。用いられる濾材は、計
量対象である粉体の粒径、種類等に応じて適宜選択すれ
ばよく、特に限定されない。例えば、粉体として平均粒
径130〜140μｍのテレフタル酸を計量する場合には、0.
45μｍのフィルターを用いればよい。
また、この実施態様において、吸入経路10の途中に開
閉切替弁を配設し、吸引手段１の吸引動作時に開き、吸
引手段１の吸引動作を終了させるときには閉じるように
すれば、粉体が粉体貯槽へ逆流するのを防止できるた
め、好ましい。
閉切替弁を配設し、吸引手段１の吸引動作時に開き、吸
引手段１の吸引動作を終了させるときには閉じるように
すれば、粉体が粉体貯槽へ逆流するのを防止できるた
め、好ましい。
さらに、流通経路６の途中に開閉切替弁を配設し、吸
引手段１により粉体を吸引して粉体貯槽４から粉体計量
部３へ粉体を移動させるときは、開の状態とし、粉体計
量部部３内に粉体が所定量吸引され、粉体出口側の開閉
切替弁８が開かれたときには、これを閉じるようにすれ
ば、粉体貯槽内にある粉体が自重によって粉体出口９へ
流下するのを防止できるため、好ましい。
引手段１により粉体を吸引して粉体貯槽４から粉体計量
部３へ粉体を移動させるときは、開の状態とし、粉体計
量部部３内に粉体が所定量吸引され、粉体出口側の開閉
切替弁８が開かれたときには、これを閉じるようにすれ
ば、粉体貯槽内にある粉体が自重によって粉体出口９へ
流下するのを防止できるため、好ましい。
粉体貯槽４は、吸引手段による粉体の吸引に応じて貯
溜する粉体が流通経路６を通り分岐部５を経て円滑に粉
体計量部に吸引されるように、開放部を有するものであ
る。該開放部は、例えば、粉体貯槽の上部に孔等を設け
ればよい。また、粉体貯槽内には、粉体計量部への粉体
の吸引に応じて粉体貯槽内における粉体の滞留状態を均
一にし粉体の移動を円滑にするために、粉体貯槽内の粉
体を攪拌する手段、例えば、第２図に示すように、粉体
貯槽24内を矢印Ａの方向にエアーシリンダー25によって
往復移動する棒状のスクレーパー26によって該粉体貯槽
24内に貯留されている粉体を均一にならすとよい。ま
た、第３図に示すように、複数の羽根27を装着した回転
軸28をモーター29によって回転させ、該複数の羽根27に
よって、粉体貯槽内に貯留されている粉体を均一になら
すとよい。このように、粉体貯槽内の粉体を均一になら
すことができれば、粉体貯槽から流通経路を通って粉体
計量部への粉体の流通を円滑にすることができるため、
好ましい。
溜する粉体が流通経路６を通り分岐部５を経て円滑に粉
体計量部に吸引されるように、開放部を有するものであ
る。該開放部は、例えば、粉体貯槽の上部に孔等を設け
ればよい。また、粉体貯槽内には、粉体計量部への粉体
の吸引に応じて粉体貯槽内における粉体の滞留状態を均
一にし粉体の移動を円滑にするために、粉体貯槽内の粉
体を攪拌する手段、例えば、第２図に示すように、粉体
貯槽24内を矢印Ａの方向にエアーシリンダー25によって
往復移動する棒状のスクレーパー26によって該粉体貯槽
24内に貯留されている粉体を均一にならすとよい。ま
た、第３図に示すように、複数の羽根27を装着した回転
軸28をモーター29によって回転させ、該複数の羽根27に
よって、粉体貯槽内に貯留されている粉体を均一になら
すとよい。このように、粉体貯槽内の粉体を均一になら
すことができれば、粉体貯槽から流通経路を通って粉体
計量部への粉体の流通を円滑にすることができるため、
好ましい。
この計量装置においては、前記の開閉切替弁８、吸引
経路10の途中に設ける開閉切替弁、および流通経路６の
途中に設ける開閉切替弁を、それぞれの開閉を統合して
制御することにより、粉体の計量を高効率、高精度で行
うことができ、またこれらの一連の開閉切替弁を電磁弁
とし、これらの開閉動作を適当な手段により制御するよ
うにすれば、粉体の計量および／または容器への投入を
自動制御することができ、計量の自動化に有利である。
さらに、粉体貯槽と前記分岐部とを連通する流通経路の
途中に開閉切替弁を設け、該切替弁によって、粉体貯槽
から粉体計量部に吸引・流通する粉体の流通を制御する
こともできる。
経路10の途中に設ける開閉切替弁、および流通経路６の
途中に設ける開閉切替弁を、それぞれの開閉を統合して
制御することにより、粉体の計量を高効率、高精度で行
うことができ、またこれらの一連の開閉切替弁を電磁弁
とし、これらの開閉動作を適当な手段により制御するよ
うにすれば、粉体の計量および／または容器への投入を
自動制御することができ、計量の自動化に有利である。
さらに、粉体貯槽と前記分岐部とを連通する流通経路の
途中に開閉切替弁を設け、該切替弁によって、粉体貯槽
から粉体計量部に吸引・流通する粉体の流通を制御する
こともできる。
また、第１図に示す実施態様においては、粉体貯槽４
と粉体計量部３とを連通せしめる分岐部５は、略Ｙ字状
をなしているが、本発明はこれに限定されず、例えば、
第４図に示すように、Ｔ字形の分岐部45において、粉体
貯槽44から粉体が流通する流通経路46と粉体計量部43と
が略直線状に連通され、これに粉体出口49と連結された
逆Ｌ形の流通経路50が該Ｔ字形の分岐部45において直角
ないしは略直角に交わる形態としてもよい。このように
すれば、粉体の吸引時に分岐部45において、粉体が流通
経路50側に分流するのを防止することができ、粉体の計
量をより精度よく行なうことができ、好ましい。
と粉体計量部３とを連通せしめる分岐部５は、略Ｙ字状
をなしているが、本発明はこれに限定されず、例えば、
第４図に示すように、Ｔ字形の分岐部45において、粉体
貯槽44から粉体が流通する流通経路46と粉体計量部43と
が略直線状に連通され、これに粉体出口49と連結された
逆Ｌ形の流通経路50が該Ｔ字形の分岐部45において直角
ないしは略直角に交わる形態としてもよい。このように
すれば、粉体の吸引時に分岐部45において、粉体が流通
経路50側に分流するのを防止することができ、粉体の計
量をより精度よく行なうことができ、好ましい。
さらに、開閉切替弁８は、第５図に示すように、分岐
部５になるべく近接した下方に配設すると、粉体の分流
が防止できるので好ましいが、前記分岐部に、例えば、
三方電磁弁あるいは粉体阻止弁を配設すれば、粉体計量
部から排出される粉体を円滑に粉体出口から排出するこ
とができ、有利である。
部５になるべく近接した下方に配設すると、粉体の分流
が防止できるので好ましいが、前記分岐部に、例えば、
三方電磁弁あるいは粉体阻止弁を配設すれば、粉体計量
部から排出される粉体を円滑に粉体出口から排出するこ
とができ、有利である。
また流通経路６の長さは特に限定されず、粉体貯槽の
設置箇所と粉体の計量・投入を行う場合とが離れていて
も流通経路６の長さを任意の長さに延長すれば適応可能
である。また、流通経路９についても同様である。
設置箇所と粉体の計量・投入を行う場合とが離れていて
も流通経路６の長さを任意の長さに延長すれば適応可能
である。また、流通経路９についても同様である。
本発明の粉体の計量装置は、第１図に示す単独の装置
に限定されず、例えば、第６図に示すように、粉体貯槽
および吸引手段とを共有し、複数の粉体計量部を有する
構成とすることもできる。
に限定されず、例えば、第６図に示すように、粉体貯槽
および吸引手段とを共有し、複数の粉体計量部を有する
構成とすることもできる。
この第６図に示す計量装置においては、１台の吸引手
段１から連通する複数の吸引経路10a〜101が、それぞれ
対応するフィルター2a〜21を介して、複数の粉体計量部
3a〜31にそれぞれ連通されている。複数の粉体計量部3a
〜31はそれぞれ流通経路6a〜61によって、粉体貯槽４と
連通されている。また粉体計量部3a〜31の粉体出口側に
は、それぞれ開閉切替弁8a〜81が配設されている。
段１から連通する複数の吸引経路10a〜101が、それぞれ
対応するフィルター2a〜21を介して、複数の粉体計量部
3a〜31にそれぞれ連通されている。複数の粉体計量部3a
〜31はそれぞれ流通経路6a〜61によって、粉体貯槽４と
連通されている。また粉体計量部3a〜31の粉体出口側に
は、それぞれ開閉切替弁8a〜81が配設されている。
この第６図に示す装置においては、粉体貯槽４に貯溜
されている粉体を、前記第１図に示す装置と同様の動作
により、所定量の粉体を計量して、各粉体出口から排出
させることができる。したがって、開閉切替弁8a〜81の
開閉の切替動作を適宜制御することにより、例えば、複
数の容器を粉体出口9a〜91の直下に配置し、例えば、矢
印13の方向に並行移動させると共に、開閉切替弁8a〜81
の開閉動作の制御、粉体の吸引、計量動作の制御を適宜
行えば、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ列の容器に対してそれぞれ異な
る量の粉体を投入することができる。また、各Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ列における個々の容器においても、前記の制御を
綿密に行えば、同列にある各容器に対してもそれぞれ異
なる量の粉体を投入することもできる。
されている粉体を、前記第１図に示す装置と同様の動作
により、所定量の粉体を計量して、各粉体出口から排出
させることができる。したがって、開閉切替弁8a〜81の
開閉の切替動作を適宜制御することにより、例えば、複
数の容器を粉体出口9a〜91の直下に配置し、例えば、矢
印13の方向に並行移動させると共に、開閉切替弁8a〜81
の開閉動作の制御、粉体の吸引、計量動作の制御を適宜
行えば、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ列の容器に対してそれぞれ異な
る量の粉体を投入することができる。また、各Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ列における個々の容器においても、前記の制御を
綿密に行えば、同列にある各容器に対してもそれぞれ異
なる量の粉体を投入することもできる。
さらに第６図に示す装置においては、粉体貯槽を共有
した構成となっているが、これを複数の粉体貯槽を有す
る構成となし、各粉体貯槽に別種の粉体を貯溜せしめ、
これら各粉体貯槽のそれぞれに、粉体計量部を連結した
構成とすれば、第１図と同様にして各粉体計量部をそれ
ぞれ制御して、粉体貯槽に貯溜された粉体の計量、粉体
出口からの粉体の排出を調整して、所望の粉体種および
混合比からなる混合物を調製することができる。
した構成となっているが、これを複数の粉体貯槽を有す
る構成となし、各粉体貯槽に別種の粉体を貯溜せしめ、
これら各粉体貯槽のそれぞれに、粉体計量部を連結した
構成とすれば、第１図と同様にして各粉体計量部をそれ
ぞれ制御して、粉体貯槽に貯溜された粉体の計量、粉体
出口からの粉体の排出を調整して、所望の粉体種および
混合比からなる混合物を調製することができる。
また、複数の粉体計量部の内容積をそれぞれ異なるも
のとすれば、異なる量の粉体を計量することもできる。
のとすれば、異なる量の粉体を計量することもできる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を挙げ、本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
（実施例１） 粉体計量部として表１に示す範囲の内径および長さの
管を備え、流通経路として表１に示す内径、種類および
長さの管を備えた第１図に示す粉体の計量装置を用い
て、計量するテレフタル酸（平均粒径:135μｍ）の量を
種々変えて、吸引手段によって、負圧：−550mmHg、正
圧:0.5〜1.0kg/cmで計量を行ない、計量可能なテレフタ
ル酸粉体の量の範囲を求めた。結果を表１に示す。
管を備え、流通経路として表１に示す内径、種類および
長さの管を備えた第１図に示す粉体の計量装置を用い
て、計量するテレフタル酸（平均粒径:135μｍ）の量を
種々変えて、吸引手段によって、負圧：−550mmHg、正
圧:0.5〜1.0kg/cmで計量を行ない、計量可能なテレフタ
ル酸粉体の量の範囲を求めた。結果を表１に示す。
また、内径6mm、長さ35の管からなる粉体計量部と、
内径2mm、長さ500mmのテフロン管からなる流通経路を備
えた装置を用いてテレフタル酸粉体を４回計量し、計量
された各テレフタル酸粉体の重量を測定したところ、下
記の結果が得られた。
内径2mm、長さ500mmのテフロン管からなる流通経路を備
えた装置を用いてテレフタル酸粉体を４回計量し、計量
された各テレフタル酸粉体の重量を測定したところ、下
記の結果が得られた。
１回目 10.691g ２回目 10.622g ３回目 10.917g ４回目 10.762g 平均重量 10.748g 標準偏差 0.1263 CV（相対誤差） 1.2％ （実施例２） 内径が2.5mmで、表２に示す長さのウレタン管からな
る流通経路を備えた、第４図に示す構造の計量装置（水
平）を用い、吸引手段によって、負圧：−550mmHg（動
作時間:10〜20秒）、正圧:0.5〜1.0kg/cmで、テレフタ
ル酸粉体（平均粒径:135μｍ）を、それぞれ表２に示す
回数だけ計量し、得られたテレフタル酸粉体の重量を測
定し、平均重量、標準偏差および精度を求めた。結果を
表２に示す。また、第５図に示す構造の装置を用いて行
なった結果（垂直）も表２に示す。
る流通経路を備えた、第４図に示す構造の計量装置（水
平）を用い、吸引手段によって、負圧：−550mmHg（動
作時間:10〜20秒）、正圧:0.5〜1.0kg/cmで、テレフタ
ル酸粉体（平均粒径:135μｍ）を、それぞれ表２に示す
回数だけ計量し、得られたテレフタル酸粉体の重量を測
定し、平均重量、標準偏差および精度を求めた。結果を
表２に示す。また、第５図に示す構造の装置を用いて行
なった結果（垂直）も表２に示す。
〈発明の効果〉 本発明の計量装置は、粉体を精度よく、例えば±１％
の精度で迅速に計量することができる。また、装置を構
成する粉体貯槽、吸引手段、粉体計量部等の各要素の設
置個所を、周囲環境等に応じて任意に選択することがで
き、さらに各要素の自動制御が容易であり、計量の自動
化に有利である。
の精度で迅速に計量することができる。また、装置を構
成する粉体貯槽、吸引手段、粉体計量部等の各要素の設
置個所を、周囲環境等に応じて任意に選択することがで
き、さらに各要素の自動制御が容易であり、計量の自動
化に有利である。
第１図は本発明の粉体の計量装置の一実施態様を示す概
略図、第２図および第３図は粉体貯槽内に設ける攪拌手
段の例を示す図、第４図、第５図および第６図は別の実
施態様を示す概略図である。 符号の説明 １……吸引手段、２……フィルター、３……粉体計量
部、４……粉体貯槽、５……分岐部、６……流通経路、
７……粉体、８……開閉切替弁、９……粉体出口、10…
…吸引経路、11……容器
略図、第２図および第３図は粉体貯槽内に設ける攪拌手
段の例を示す図、第４図、第５図および第６図は別の実
施態様を示す概略図である。 符号の説明 １……吸引手段、２……フィルター、３……粉体計量
部、４……粉体貯槽、５……分岐部、６……流通経路、
７……粉体、８……開閉切替弁、９……粉体出口、10…
…吸引経路、11……容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−182317（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−72072（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−191518（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−199123（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−10628（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−176158（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−7024（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01F 11/28
Claims (4)
- 【請求項１】吸引手段と、開放部を有する粉体貯槽と、
一端が前記吸引手段にフィルターを介して接続され、他
端が粉体出口と開閉切替弁を介して連通された管体から
構成される粉体計量部とを有し、該粉体計量部と前記開
閉切替弁の間に配設された分岐部において前記粉体貯槽
の底部と粉体計量部とが流通経路を介して連通され、吸
引手段を作動させて粉体計量部内に所望の負圧を発生さ
せて、粉体貯槽の底部から粉体計量部へ粉体を吸引せし
め、所定時間経過後、前記吸引手段の作動を止めるとと
もに前記開閉切替弁を開き、粉体計量部に吸引された粉
体を粉体出口から排出せしめるようにしたことを特徴と
する粉体の計量装置。 - 【請求項２】前記吸引手段とフィルターを開閉切替弁を
介して連通せしめたことを特徴とする請求項１に記載の
粉体の計量装置。 - 【請求項３】前記粉体計量部と粉体貯槽の底部を開閉切
替弁を介して連通せしめたことを特徴とする請求項１ま
たは２に記載の粉体の計量装置。 - 【請求項４】請求項１〜３のいずれかに記載の粉体の計
量装置を複数個組み合わせてなる粉体の計量装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4485790A JP2874030B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 粉体の計量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4485790A JP2874030B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 粉体の計量装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03246422A JPH03246422A (ja) | 1991-11-01 |
| JP2874030B2 true JP2874030B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12703155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4485790A Expired - Lifetime JP2874030B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 粉体の計量装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2874030B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002148092A (ja) * | 2000-11-07 | 2002-05-22 | Matsui Mfg Co | 粉粒体の計量装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS567024U (ja) * | 1979-06-28 | 1981-01-22 | ||
| JPS57191518A (en) * | 1981-05-21 | 1982-11-25 | Olympus Optical Co Ltd | Dispensing method |
| JPS59182317A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-17 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 粉体定量採取装置 |
| JPS60176158U (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-21 | 株式会社島津製作所 | 検体分注器 |
| JPS6410628U (ja) * | 1987-07-07 | 1989-01-20 | ||
| JPS6472072A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-16 | Toshiba Corp | Reagent dispenser for automatic chemical analysis apparatus |
| JP2817045B2 (ja) * | 1988-02-04 | 1998-10-27 | 富士写真フイルム株式会社 | 連続精密計量給液装置 |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP4485790A patent/JP2874030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002148092A (ja) * | 2000-11-07 | 2002-05-22 | Matsui Mfg Co | 粉粒体の計量装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03246422A (ja) | 1991-11-01 |
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