JP2873410B2 - 被試料体の記号・文字識別装置 - Google Patents

被試料体の記号・文字識別装置

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JP2873410B2
JP2873410B2 JP3202299A JP20229991A JP2873410B2 JP 2873410 B2 JP2873410 B2 JP 2873410B2 JP 3202299 A JP3202299 A JP 3202299A JP 20229991 A JP20229991 A JP 20229991A JP 2873410 B2 JP2873410 B2 JP 2873410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被試料体の記号・文字
識別装置に関するもので、更に詳細には、例えば半導体
ウエハ等の被試料体面に刻設された識別記号・文字等を
正確に識別できるようにした被試料体の記号・文字識別
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハ(以下にウエハと
いう)の製造工程においては、ウエハの品種や製造工程
等の識別管理を行うためにウエハの所定位置に刻設され
た英数字あるいはバーコード等のパターンを用いてい
る。このパターンに測定光を照射して、その反射光をC
CDカメラ等の画像検出手段に入射させ、この画像認識
されたパターンを予め記憶されたパターンと比較してパ
ターンを認識し、ウエハの品質や工程管理を確認しなが
ら製造を行っている。
【0003】上記パターンの種類には、レーザ光で連続
的に刻設したイングレービング文字、散点状に刻設した
ドット文字あるいは45度に傾斜された微細帯状体を組
合わせたタイトラ文字等があり、また、刻設深さも目的
に応じて数μm〜十数μmのような深いものから1〜2
μmのように浅いものまで用いられている。この場合、
数μm〜十数μmのように刻設が深いものはウエハに対
して光源の光をほぼ直角に照射(明視野照射)すること
により、明るい画面に溝の部分だけ暗く浮き出て認識さ
れる明視野測定を行っている。これは溝の底面が凹凸状
であるため反射光は散乱し、溝以外の面は鏡面状である
ため正反射して溝部分に比較して反射光量が多いためで
ある。ところが、刻設された溝が1〜2μmのように浅
い場合には、溝の底面からの散乱光量とウエハの鏡面状
の表面からの反射光量の差が少ないため、溝部分と鏡面
部分とを明確に識別することができない。
【0004】そこで、従来では、図11に示すように、
光源aからの光をウエハbに対して所定の入射角θをも
って斜め照射させ、光源aの正反対光軸cよりθ1だけ
僅かに外れた位置の反射光を受光して、周囲の正反射光
を受光しないようにして周囲に比較して溝d部分を明る
くして溝dを認識する暗視野測定を行っていた。この場
合、正反射光を更に受光しないようにするため、光源a
と受光側との間に遮蔽板eを配設するなどの配慮がなさ
れていた。
【0005】また、被試料体の溝の深さに適応した明視
野測定、暗視野測定を選択的に行える被試料の記号・文
字識別装置として、発明者が先に開発したものが知られ
ている(特開平2−5761号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の識別装置においては、光源aが単体であるた
め、暗視野測定では被試料体面に均一に光を照射するこ
とができず、溝d部分と溝以外の鏡面部分とを明確に識
別することは困難であった。また、光源aと画像検出手
段との間に配設されるレンズやミラー等の光学系が複雑
であるため、装置が複雑となるばかりか、大型となり、
スペースの有効利用が図れないという問題があるため、
この種の識別装置をプローブ装置等のウエハ検査装置に
組込んで使用することが困難となっている。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、暗視野測定において被試料体面に均一に光を照射し
て、記号・文字を明確に識別でき、かつ、スペースの有
効利用が図れるようにした被試料体の記号・文字識別装
置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の被試料体の記号・文字識別装置は、被試
料体面に所定の入射角を有して照射する光源と、上記被
試料体面からの反射光を検出する画像検出手段とを有す
る被試料体の記号・文字識別装置を前提とし、上記光源
を光軸に対してリング状の発光体にて形成し、上記被試
料体側の照明用集光レンズと上記画像検出手段側の検出
用対物レンズを同一光軸上に配設して成るものである。
【0009】この発明において、上記発光体は光軸に対
してリング状のものであれば、単一の発光体の照射側に
中心部が遮光された光透過部材を配設した構造のもので
あってもよいが、好ましくは同一円周上に配列される複
数の発光体にて形成する方がよい。この場合、複数の発
光体を同一円周上に90度の間隔をおいて配置される第
1の発光体群と、この第1の発光体群に対して45度の
間隔をおいて配置される第2の発光体群とで構成し、第
1及び第2の発光体群を選択的に発光可能に形成する方
が更に好ましい。
【0010】また、上記発光体は少なくとも光軸に対し
てリング状であればよいが、好ましくは発光体の中心部
に、被試料体面に対してほぼ直角に光を照射する明視野
用発光体を配置すると共に、明視野用発光体とリング状
発光体とを選択的に発光可能に形成する方がよい。
【0011】加えて、この発明の識別装置は単独で使用
することも可能であるが、例えばプローブ装置等の被試
料体の検査装置に組込んで使用することもできる。この
場合、光源、照明用集光レンズ及び検出用対物レンズの
配列は任意であるが、プローブ装置に組込んで使用する
場合、照明用集光レンズと検出用対物レンズを結ぶ光軸
を水平に形成し、上記光軸における上記照明用集光レン
ズと検出用対物レンズの間に、光源からの光を光軸上に
案内すると共に、被試料体面からの反射光を透過させる
半透過性反射鏡を配設し、上記光軸上に、この光軸上の
光を上記被試料体面に案内すると共に、被試料体面から
の反射光を光軸上に案内する反射鏡を配設する方が好ま
しい。
【0012】
【作用】上記のように構成されるこの発明の被試料の記
号・文字識別装置によれば、光軸に対してリング状の発
光体から被試料体面に照射することにより、被試料体面
に均一に光を照射することができ、被試料体面に刻設さ
れた記号・文字の溝と溝以外の鏡面とを明確なコントラ
ストにて識別することができる。また、被試料体側の照
明用集光レンズと画像検出手段側の検出用対物レンズを
同一光軸上に配設することにより、構造を簡単にするこ
とができると共に、装置の小型化が図れ、スペースの有
効利用が図れる。
【0013】また、発光体を、同一円周上に90度の間
隔をおいて配置される第1の発光体群と、この第1の発
光体群に対して45度の間隔をおいて配置される第2の
発光体群とで構成すると共に、第1及び第2の発光体群
を選択的に発光可能に形成することにより、識別対象物
の形態に応じた最適な照射を行うことができる。
【0014】更に、リング状の発光体の中心部に、被試
料体面に対してほぼ直角に光を照射する明視野用発光体
を配置すると共に、明視野用発光体とリング状発光体と
を選択的に発光可能に形成することにより、識別対象物
の形態に応じて明視野測定と暗視野測定とを選択的に行
うことができ、1台の装置を更に多目的に使用すること
ができる。
【0015】更にまた、プローブ装置等の被試料体の検
査装置に組込むことにより、被試料体の検査工程と共
に、被試料体の記号や文字等を識別することができ、検
査工程の信頼性を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0017】図1はこの発明の記号・文字識別装置の概
略斜視図、図2はその概略構成図が示されている。
【0018】この発明の記号・文字識別装置は、光源1
と、この光源1からの光を被試料体であるウエハ2上に
刻設された識別領域2aに案内すると共にウエハ2から
の反射光を透過する半透過性反射鏡であるハーフミラー
3と、このハーフミラー3とウエハ2との間に配設され
る照明用の集光レンズ4と、この集光レンズ4と同一の
光軸上におけるハーフミラー3の上方に配設される検出
用の対物レンズ5と、この対物レンズ5の焦点位置に配
設される画像検出手段であるCCDカメラ6とで主要部
が構成されている。なお、ハーフミラー3と対物レンズ
5との間には絞り7が配設されており、この絞り7によ
って識別領域2a以外で反射された光を遮断している。
【0019】光源1は、図1及び図3に示すように、光
軸Aに対して同心円上に90度の間隔をおいて配設され
る4つの発光ダイオード8a〜8dにて構成される第1
の発光体群8と、この第1の発光体群8の発光ダイオー
ド8a〜8dに対して45度の間隔をおいて配設される
4つの発光ダイオード9a〜9dにて構成される第2の
発光体群9とで構成されており、かつ、これら第1及び
第2の発光体群9はそれぞれ選択的に点灯可能に形成さ
れている。したがって、識別領域2aの形態に応じて第
1の発光体群8あるいは第2の発光体群9を点灯する
か、第1及び第2の発光体群8,9の双方を点灯するこ
とにより、光源1からの光が光軸Aに対してリング状に
照射される。この場合、第1及び第2の発光体群8,9
を構成する発光ダイオード8a〜8d,9a〜9dの各
々の照射形態は、第1の発光体群8を代表して図5及び
図6に示すように、発光ダイオード8a〜8dから照射
された光が集光レンズ4にて識別領域2aの中心部側に
向って平行に屈折されてスポット状に照射Bされ、それ
ぞれの発光ダイオード8a〜8dのスポット照射部Bの
一部が重なった状態で識別領域2aの全体に均一に照射
される。
【0020】CCDカメラ6は図示しない画像処理装置
に接続されており、CCDカメラ6にて撮像された画像
データは画像処理装置により画像処理されて識別領域2
aの読取りが行われるようになっいる。
【0021】なお、光源1は必ずしも上記のような構造
とする必要はなく、例えば図4に示すように、単一の発
光体10の照射側に中央部に遮蔽部11を設けた光透過
板12を配設した構造であってもよい。
【0022】また、上記実施例では光源1をリング状の
発光体のみにて形成した場合について説明したが、図1
ないし図3に想像線で示すように、リング状発光体の中
心部すなわち光軸A上に、識別領域2aに対してほぼ直
角に光を照射する明視野用の光源すなわち発光ダイオー
ド13を配設し、この明視野用発光ダイオード13と暗
視野用のリング状発光体1(具体的には第1の発光体群
8及び第2の発光体群9)とを選択的に点灯可能にして
もよい。したがって、識別領域2aの形態に応じて明視
野測定と暗視野測定とを選択的に行うことができる。
【0023】上記のよう構成されるこの発明の記号・文
字識別装置は、具体的には図7及び図8に示すように、
プローブ装置のウエハ搬送部に組込まれて使用される。
すなわち、ウエハカセット21内に収容されたウエハ2
を1枚ずつ保持して搬送するウエハ搬送機構22を有す
るローダ部23と、ウエハ2を載置保持する水平及び垂
直方向に移動可能なウエハ保持手段24を配設する検査
部25との間に形成されるウエハ搬送部すなわちプリア
ライメント部26の上方にブラケット20aによってこ
の発明の識別装置20を配設して使用することができ
る。したがって、ウエハ2の検査工程の前後において、
ウエハ2に施された記号・文字を識別することができる
ので、各ウエハ2に対応させて電極パッドの良否を測定
することができ、検査の信頼性を高めることができる。
【0024】この場合、ウエハ保持手段24は、Y方向
案内レール27上に摺動自在に搭載されるYステージ2
8と、このYステージ28上に設けられたY方向と直角
に配設されるX方向案内レール29上に摺動自在に搭載
されるXステージ30と、Xステージ30の上部に昇降
及び水平回転可能に搭載されるチャック31とで構成さ
れている。なお、チャック31の側面には検査の際に触
針に付着した微細塵(例えば電極パッドの表面のアルミ
ニウム製酸化膜の削り屑等)を除去する針研磨器37が
取付られている。また、プリアライメント部26にはロ
ーダ部23のウエハ搬送機構22との間と、ウエハ保持
手段24のチャック31との間でウエハ2の授受を司る
プリアライメントステージ32が配設されている。
【0025】なお、検査部25の上部には、テストヘッ
ドローディング機構33によってテストヘッド34が起
倒可能に配設されるようになっており、テストヘッド3
4に接続するプローブカード(図示せず)の下方に移動
したチャック31上のウエハ2の電極パッドにプローブ
カードの触針が接触してウエハ2の電気特性が測定され
るようになっている。なお、図7において、符号35は
マイクロスコープ、36はプローブ装置動作表示灯であ
る。
【0026】上記のようにプローブ装置に組込まれるこ
の発明の識別装置20は、図9に示すように、横長に配
置されたケーシング16の中央部にハーフミラー3を配
設し、このハーフミラー3の左側に集光レンズ4を配設
すると共に、集光レンズ4を透過した光を下方のウエハ
2上の識別領域2aに照射案内する反射鏡14(以下に
反射ミラーという)を配設し、また、ハーフミラー3の
右側には絞り7及び対物レンズ5を介してCCDカメラ
6を配設した構造となっている。また、ハーフミラー3
の下部に設けられた光源室17内に光源1を配設するこ
とができるので、装置全体を小型にすることができると
共に、光源1からの光のウエハ面への照射及びウエハ面
からの反射光のCCDカメラ6への案内を小スペース内
で効率よく行うことができるので、プローブ装置のウエ
ハ搬送部に容易に組込むことができる。なお、このよう
に構成される記号・文字識別装置においてはCCDカメ
ラ6にて撮像される画像データは反転像として認識され
るが、画像反転機構(図示せず)を設けることによって
正転像に変換することができる。
【0027】一方、図10に示す装置はCCDカメラ6
で正転像を認識できるようにしたもので、図9に示す装
置において対物レンズ5とCCDカメラ6との間に第2
の反射ミラー15を配設するもので、その他は図9の装
置と同様である。
【0028】次に、この発明の記号・文字識別装置の作
動態様について説明する。
【0029】識別領域2aに刻設される溝2bの深さが
1〜2μmの場合には、光源1の第1の発光体群8が点
灯される。すると、第1の発光体群8からの光はハーフ
ミラー3にて反射されて集光レンズ4に案内されて集光
レンズ4を透過した光は識別領域2aに照射され、識別
領域2aの溝2bに照射された光は乱反射し、溝2b以
外の鏡面2cに照射された光は正反射する。反射した光
は集光レンズ4及びハーフミラー3を透過した後、CC
Dカメラ6側に直進する。この際、正反射した光は絞り
7によって遮断され識別に必要な光のみが対物レンズ5
を透過し、対物レンズ5によって結像されてCCDカメ
ラ6にて撮像(暗視野測定)される(図2参照)。そし
て、CCDカメラ6にて撮像された画像データは画像処
理機構により画像処理され、識別領域2aの識別パター
ンが識別される。
【0030】また、識別領域に刻設される記号・文字が
溝2b(凹部)の深さが1〜2μmのタイトラ文字の場
合には、凹部2bが45度傾斜しているので、第2の発
光体群9を点灯して、上記と同様に識別領域2aの識別
を行えば、記号・文字部分とそれ以外の部分とが明確に
識別できる暗視野測定を行うことができる。
【0031】また、識別領域2aに刻設される記号・文
字の溝2bが数μm〜十数μmのような深い場合には、
明視野用の光源1を点灯すれば、この光源1からの光が
ウエハ2にほぼ直角に照射され、明るい画面に溝2bの
部分だけが暗く浮き出て認識される明視野測定を行うこ
とができる。
【0032】なお、上記の測定形態に限られるものでは
なく、識別形態に応じて第1の発光体群8と第2の発光
体群9とを同時に点灯してもよく、あるいは、更に明視
野用光源1も同時に点灯して測定してもよい。
【0033】なお、上記実施例ではプローブ装置におい
て、ウエハ2に刻設された記号・文字の識別について説
明したが、この構造のものに限定されるものではなく、
単独の記号・文字識別装置として使用できる他、例えば
CVD装置、スパッタ装置の位置合せ機構等、光学的な
情報読取機構であればいずれにも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の記号
・文字識別装置によれば、上記のように構成されている
ので、以下のような効果が得られる。
【0035】1)請求項1記載の記号・文字識別装置に
よれば、識別領域に均一に光を照射するため、記号・文
字等を明確に識別することができ、かつ、集光レンズ、
対物レンズ等の光学系を同一光軸上に配設するため、簡
単な構造でコンパクトにすることができ、スペースの有
効利用が図れる。
【0036】2)請求項2記載の記号・文字識別装置に
よれば、識別対象物の形態に応じて光源の発光形態を選
択することができるので、最適な状態で識別することが
できると共に、エネルギの省力化を図ることができる。
【0037】3)請求項3記載の記号・文字識別装置に
よれば、明視野測定と暗視野測定とを選択的に行うこと
ができるので、更に使用範囲を広範囲にして、多目的に
使用することができる。
【0038】4)請求項4記載の記号・文字識別装置に
よれば、集光レンズ、対物レンズ等の光学系を被試料体
の上方の水平光軸上に配設することができると共に、光
源からの光の被試料体面への照射及び被試料体面の反射
光の画像検出手段への案内を小スペース内で効率よく行
うことができるので、例えば被試料体の検査装置等の他
の装置に容易に組込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の記号・文字識別装置の概略斜視図で
ある。
【図2】この発明の記号・文字識別装置の概略構成図で
ある。
【図3】この発明における光源を示す正面図である。
【図4】光源の別の形態を示す斜視図である。
【図5】この発明における光源の照射態様を示す概略平
面図である。
【図6】光源の照射態様を示す概略側面図である。
【図7】この発明の記号・文字識別装置を具備するプロ
ーブ装置を示す概略斜視図である。
【図8】図7の要部拡大斜視図である。
【図9】記号・文字識別装置の具体的構造を示す断面図
である。
【図10】記号・文字識別装置の別の構造を示す断面図
である。
【図11】従来の記号・文字識別態様を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 光源 2 ウエハ(被試料体) 3 ハーフミラー(半透過性反射鏡) 4 照明用集光レンズ 5 検出用対物レンズ 6 CCDカメラ(画像検出手段) 8 第1の発光体群 9 第2の発光体群 10 発光体 11 遮蔽部 12 光透過板 13 明視野用光源 14 反射ミラー(反射鏡)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試料体面に所定の入射角を有して照射
    する光源と、上記被試料体面からの反射光を検出する画
    像検出手段とを有する被試料体の記号・文字識別装置に
    おいて、上記光源を光軸に対してリング状の発光体にて
    形成し、上記被試料体側の照明用集光レンズと上記画像
    検出手段側の検出用対物レンズを同一光軸上に配設して
    成ることを特徴とする被試料体の記号・文字識別装置。
  2. 【請求項2】 発光体を、同一円周上に90度の間隔を
    おいて配置される第1の発光体群と、この第1の発光体
    群に対して45度の間隔をおいて配置される第2の発光
    体群とで構成し、上記第1及び第2の発光体群を選択的
    に発光可能に形成して成ることを特徴とする請求項1記
    載の被試料体の記号・文字識別装置。
  3. 【請求項3】 リング状の発光体の中心部に、被試料体
    面に対してほぼ直角に光を照射する明視野用発光体を配
    置し、 上記明視野用発光体と上記リング状発光体とを選択的に
    発光可能に形成して成ることを特徴とする請求項1又は
    2記載の被試料体の記号・文字識別装置。
  4. 【請求項4】 照明用集光レンズと検出用対物レンズを
    結ぶ光軸を水平に形成し、上記光軸における上記照明用
    集光レンズと検出用対物レンズの間に、光源からの光を
    光軸上に案内すると共に、被試料体面からの反射光を透
    過させる半透過性反射鏡を配設し、上記光軸上に、この
    光軸上の光を上記被試料体面に案内すると共に、被試料
    体面からの反射光を光軸上に案内する反射鏡を配設して
    成ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の被試料体の記号・文字識別装置。
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