JP2872587B2 - 汚泥乾燥機 - Google Patents

汚泥乾燥機

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JP2872587B2
JP2872587B2 JP6250626A JP25062694A JP2872587B2 JP 2872587 B2 JP2872587 B2 JP 2872587B2 JP 6250626 A JP6250626 A JP 6250626A JP 25062694 A JP25062694 A JP 25062694A JP 2872587 B2 JP2872587 B2 JP 2872587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水汚泥や下水汚泥等
を乾燥するために使用される汚泥乾燥機の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】汚泥乾燥機としては、本出願人の特許第
1482585 号(特公昭63-33072号) に示されるように、ケ
ーシングの内部に互いに逆方向に回転する2本の攪拌翼
付きの乾燥軸を設けたものが知られている。この乾燥機
は、ケーシングの一端に設けられた投入口から供給され
る汚泥を攪拌翼により出口に向かって移送しつつ、乾燥
軸および攪拌翼の内部に通したスチームの熱により汚泥
を乾燥させ、乾燥ケーキとして排出するものである。
【0003】このような乾燥機には、排出される乾燥ケ
ーキの水分を調節するための工夫がなされている。例え
ば図6に示す例では、攪拌翼付きの乾燥軸20、20の後端
部に円板状の堰板21、21を設けておき、汚泥がこの堰板
21、21によって一次的に堰き止められるようにして滞留
時間を調整し、乾燥ケーキ排出口23から排出される汚泥
の乾燥の程度を調節している。また図7に示す例では、
ケーシング22の両側に設けられた乾燥ケーキ排出口23、
23に上下位置を調節可能な堰板24、24を設け、同様に滞
留時間を調整し、汚泥の乾燥の程度を調節している。
【0004】ところが、従来の乾燥機は汚泥の水分の調
節は行えるものの、乾燥ケーキ排出口23から排出される
乾燥ケーキの粒径に対する調節機能はなく、図示のよう
に大小さまざまな粒径の乾燥ケーキが排出されることと
なる。このため、乾燥機の後段には配置されている焼却
設備、造粒設備、コンポスト化設備などの様々な設備の
機器容量を最大粒径の乾燥ケーキに対応できるように設
定しなければならず、機器が大型化するという問題があ
った。また、粒径のちがいによって乾燥ケーキ水分も異
なるため、焼却、造粒、コンポスト化等のプラントの操
作性が悪くなるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、乾燥ケーキ排出口から排出される
乾燥ケーキの粒径をほぼ一定とすることにより、後段に
設置される設備の機器の小型化を図るとともに、後段の
プラントの操作性を改良することができるようにした汚
泥乾燥機を提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の汚泥乾燥機は、ケーシングの内部
に互いに逆方向に回転する少なくとも2本の攪拌翼付き
の乾燥軸を設けるとともに、これらの乾燥軸の乾燥ケー
キ排出口側に、攪拌翼よりも大きい羽根角度を持つ単羽
根を互いに入り組ませた状態で取り付けたことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明の汚泥乾燥機は、乾燥軸の乾燥ケーキ排
出口側に、攪拌翼よりも大きい羽根角度を持つ単羽根を
互いに入り組ませた状態で取り付けたものであるから、
乾燥軸の攪拌翼によって乾燥されつつ乾燥ケーキ排出口
付近まで送られてきた乾燥ケーキはこれらの大きな羽根
角度の単羽根によって軸方向の移動量が大きくなってぶ
つかり合い、また単羽根で剪断破砕され、ほぼ一定の粒
径の乾燥ケーキとして排出される。なお、これらの単羽
根は好ましくは着脱自在とされているため、羽根角度等
の異なる単羽根に交換することにより、乾燥ケーキの粒
径をコントロールすることも容易であり、また万一ケー
キ詰まりのようなトラブルが発生した場合には、単羽根
を取り外すこともできる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1、図2において、1はケーシング、
2はその内部に平行に設けられた2本の乾燥軸である。
これらの乾燥軸2は図示を略した駆動源により、互いに
逆方向に回転されている。3は乾燥軸2の周面に突設さ
れた攪拌翼である。図1では攪拌翼3は円板状に図示さ
れているが、実際には乾燥軸2の回転平面に対して5〜
10度程度のわずかな傾斜を持ち、ケーシング1の左端部
の投入口から投入された汚泥をケーシング1の右端部の
乾燥ケーキ排出口4に向かって移動させるようになって
いる。また、乾燥軸2及び攪拌翼3は中空となってお
り、その内部に供給されたスチームにより汚泥を加熱し
て乾燥させている。
【0009】本発明では、これらの乾燥軸2の乾燥ケー
キ排出口4側に、単羽根5を互いに入り組ませた状態で
取り付けてある。ここで「単羽根」とは、飛行機のプロ
ペラのように幅の狭い羽根を意味するものであり、実施
例では90度間隔で4枚の単羽根5が取り付けられてい
る。取付け部の構造は図3、図4に示す通りであり、上
下に2分割された羽根ブロック6をボルト7により着脱
自在に取り付けてある。また単羽根5は前記の攪拌翼3
よりも大きい羽根角度α(図4)を持たせてある。な
お、羽根角度αの異なる単羽根5を用意しておき、交換
することができるようにしておく。
【0010】このような大きい羽根角度αを持つ単羽根
5を取り付けておけば、乾燥ケーキ排出口4の付近に移
送されてきた乾燥ケーキは出口部分で激しく攪拌されて
粉砕され、ほぼ一定の粒径となる。単羽根5の取付け方
は、図5の(A) のように同一の乾燥軸2に同じ向きの単
羽根5を複数個取り付けても、図5の(B)のように乾燥
軸2の端部の単羽根5を反対向きとしてもよい。(B) の
パターンとしておけば、ケーシング1の端部で乾燥ケー
キを逆方向に送り返し、より細かく粉砕できる利点があ
る。
【0011】なお図2に示したように、この実施例では
乾燥ケーキ排出口4をケーシング1の左右両側に設けた
サイドフロー式とされている。また乾燥ケーキ排出口4
には従来と同様に昇降可能な堰板8を設け、排出量をコ
ントロールして水分の調節を行っている。上記の実施例
では乾燥軸2を2本としたが、乾燥軸2の本数は2以上
であればよく、大型の設備では4本とすることが有利で
ある。
【0012】上記したように、本発明によれば乾燥ケー
キの粒径をほぼ一定とすることができるが、その具体的
なデータを次に示す。まず表1は図6に示した従来の汚
泥乾燥機から排出される乾燥ケーキの粒径を、乾燥ケー
キ水分との関係において示すものである。また表2は、
実施例の汚泥乾燥機から排出される乾燥ケーキの粒径
を、乾燥ケーキ水分との関係において示したものであ
る。これらの表に示されたように、本発明によれば乾燥
ケーキ水分が変化しても乾燥ケーキの粒径の変化が少な
く、ほぼ均一な粒径の乾燥ケーキが得られることが分か
る。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の汚泥乾燥
機は、乾燥軸の乾燥ケーキ排出口側に、攪拌翼よりも大
きい羽根角度を持つ単羽根を互いに入り組ませた状態で
取り付けたことによって、乾燥ケーキ排出口から排出さ
れる乾燥ケーキの粒径をほぼ一定とすることができる。
このため、後段に設置される設備の機器の小型化と、後
段のプラントの操作性を改良することができる。しかも
実施例のようにこれらの単羽根を乾燥軸に着脱自在に取
り付けておけば、ケーキ詰まりのようなトラブルが発生
した場合には容易に取り外すことができ、汚泥処理ライ
ンを停止させてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の汚泥乾燥機を示す平面図である。
【図2】実施例の汚泥乾燥機を示す断面図である。
【図3】単羽根の取付け部分の断面図である。
【図4】単羽根の取付け部分の平面図である。
【図5】(A) 、(B) とも、単羽根の取付けパターンを示
す平面図である。
【図6】従来の汚泥乾燥機を示す図であり、(A) は長手
方向の断面図、(B) はこれと垂直方向の断面図である。
【図7】他の従来の汚泥乾燥機を示す図であり、(A) は
長手方向の断面図、(B)はこれと垂直方向の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング、2 乾燥軸、3 攪拌翼、4 乾燥ケ
ーキ排出口、5 単羽根、6 羽根ブロック、7 ボル
ト、8 堰板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に互いに逆方向に回転
    する少なくとも2本の攪拌翼付きの乾燥軸を設けるとと
    もに、これらの乾燥軸の乾燥ケーキ排出口側に、攪拌翼
    よりも大きい羽根角度を持つ単羽根を互いに入り組ませ
    た状態で取り付けたことを特徴とする汚泥乾燥機。
  2. 【請求項2】 単羽根を乾燥軸の乾燥ケーキ排出口側に
    着脱自在に取り付けた請求項1に記載の汚泥乾燥機。
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