JP2872084B2 - 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム - Google Patents

吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム

Info

Publication number
JP2872084B2
JP2872084B2 JP7180390A JP18039095A JP2872084B2 JP 2872084 B2 JP2872084 B2 JP 2872084B2 JP 7180390 A JP7180390 A JP 7180390A JP 18039095 A JP18039095 A JP 18039095A JP 2872084 B2 JP2872084 B2 JP 2872084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
absorption
regenerator
heat
refrigeration system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7180390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0933136A (ja
Inventor
教之 西山
寿二 天野
泰道 郡
敦 設楽
省 安岡
六雄 本間
一哉 栗本
知裕 森田
正俊 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP7180390A priority Critical patent/JP2872084B2/ja
Publication of JPH0933136A publication Critical patent/JPH0933136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2872084B2 publication Critical patent/JP2872084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収式冷凍機用再生
器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システムに関し、特
に、吸収式冷凍機において冷媒を吸収することにより希
釈した吸収溶液を加熱して冷媒を蒸発(気化)し、それ
により、濃縮された吸収溶液に再生するための吸収式冷
凍機用の改良された再生器及び該再生器を持つ吸収式冷
凍システムに関する。
【0002】
【従来の技術】冷媒として水を用い、吸収溶液として臭
化リチウム溶液のような吸湿性の高い物質を用いた吸収
式冷凍システムは知られている。図5は吸収式冷凍シス
テムの作動原理を説明するシステムフロー図であり、冷
媒(例えば水)を吸収する能力に優れた吸収剤(例えば
臭化リチウム)水溶液(吸収溶液)の冷媒吸収能力が増
強するように該吸収溶液を加熱手段で加熱して濃縮する
ための再生器Aと、この再生器Aにおいて溶液から分離
した蒸気(冷媒)を導入してこれを冷却することによっ
て液化させる凝縮器Bと、凝縮器Bによって液化された
冷媒を導入して低圧下で蒸発(気化)させる蒸発器C
と、この蒸発器Cで発生した蒸気を吸収するために再生
器Aで濃縮された吸収溶液が流入する吸収器Dと、該吸
収器D内で蒸気を吸収したことによって希釈された吸収
溶液を再び再生器Aへ送り込むための溶液ポンプEとか
ら、主に構成される。なお、図5は1個の再生器を有す
る単効用吸収冷凍システムの例であるが、高温再生器及
び低温再生器の2個の再生器を用いた二重効用吸収冷凍
システムも知られている。この場合には、高温再生器で
濃縮された吸収溶液は、高温再生器からの冷媒蒸気を熱
源とする低温再生器に送られて再び濃縮を受けた後に、
吸収器に送られるようになっており、高いエネルギー効
率が得られる。
【0003】図6は、上記のような吸収式冷凍システム
に用いられる再生器Aの一例を示す断面図であり、本体
ケーシング1は内部に伝熱室2を有し、伝熱室2の一方
の側端部には加熱源としてのバーナー3が火炎をほぼ水
平方向に伝熱室2内に噴射するように取り付けられてお
り、伝熱室2の他方側端部には燃焼ガス排気用の煙突4
が配置される。伝熱室2の下部には下部吸収溶液溜まり
5が、また、上部には上部吸収溶液溜まり6が設けら
れ、上下の吸収溶液溜まり5、6は、バーナー3の火炎
に接しない位置において伝熱室2内に実質的に垂直方向
に配置された複数本の伝熱管7により連通されている。
下部吸収溶液溜まり5は配管8及びポンプEを介して前
記希釈溶液溜めEに連通しており、冷媒を吸収して希釈
した吸収溶液が下部吸収溶液溜まり5に送給される(特
開平5−187740号公報等参照)。
【0004】送給された吸収溶液は送給圧及びバーナー
3の火炎と燃焼ガスによる加熱による対流により、複数
の伝熱管7内をほぼ均等に上昇して上部吸収溶液溜まり
6に達する。本体ケーシング1と伝熱室2の外壁との間
に吸収溶液流路が形成されている場合には、上部吸収溶
液溜まり6に滞留した吸収溶液は該流路を通って下部吸
収溶液溜まり5に流下することもあり得る。
【0005】バーナー3の加熱によって吸収溶液に吸収
された冷媒(水)は蒸気化し、気化した冷媒は前記のよ
うに凝縮器Bに送られ液化した後に蒸発器Cへ送られ
る。また、冷媒の気化により濃縮された吸収溶液は、配
管9から吸収器Dに送給され、再び冷媒の吸収を行う。
図7は吸収式冷凍システムに用いられる再生器の他の例
を示す水平断面図であり、伝熱室2aの一方側端部には
実質的に水平方向に火炎を含む燃焼ガスを噴射するバー
ナー3aが配置され、伝熱室2a内にはバーナー3aの
燃焼ガスと交叉するように比較的配置密度を密にして多
数の実質的に垂直状の伝熱管7aが配置されている。そ
して、該伝熱管7aの少なくとも上流側の伝熱管7a’
群は燃焼火炎部に配置され、順次下流に行くに従い伝熱
管の伝熱面密度を高めるようされている(実開平7−2
2371号公報参照)。この構成により、サーマルNO
xの発生が効果的に抑制され、また、燃焼ガスの温度が
徐々に低下していくため、COの発生も効果的に抑制さ
れるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、吸収式
冷凍システム及び該システムに用いられる吸収式冷凍用
再生器についての研究と実験を継続して行ってきている
が、その過程において、前記のようにバーナーの火炎に
接する位置に上流側の伝熱管を配置した形式の再生器の
場合は、燃焼室をコンパクトにすることができ、かつ、
吸収溶液の充填量も減少可能となることから装置全体の
小型化が可能となるばかりでなく、NOx及び未燃分の
発生も低減できて燃焼性が改善される利点を有してお
り、さらに、システム全体としての熱効率も向上するこ
とから、有効なものではあるが、吸収式冷凍機用再生器
の場合には、熱せられる媒体が水でなく臭化リチウムの
ような吸収溶液であることから、いくつか不都合を伴う
ことを知った。
【0007】すなわち、燃焼室をコンパクトにすること
によって伝熱管における熱流束が上昇し、特に、バーナ
ー火炎に近接する伝熱管では熱流束が非常に高くなり、
伝熱管の内壁及び吸収溶液の温度が高くなって、伝熱管
の腐食及び晶析(水等の溶媒が過剰蒸発して、溶質(吸
収溶液)の量が当該溶媒に対する溶解度を越えてしま
い、溶質が結晶となって析出する現象)を生じさせるこ
とを知った。それにより、システムとしての熱効率は向
上するものの、伝熱管の有効寿命が短縮し再生器の有効
使用期間が短縮した。さらに、火炎に接するあるいは近
接した伝熱管内で、吸収溶液中に多量の気泡が発生して
熱伝達が阻害されるという悪循環が生じた。
【0008】従って本発明の目的は、伝熱管をバーナー
の火炎に接するあるいは近接する位置(上流位置)にま
で配置した形態の再生器が持つ、コンパクトであるこ
と、NOx 及び未燃分の発生が低減できること等の利点
は維持しながら、再生器としての寿命を短縮させないよ
うにした吸収式冷凍機用再生器を得ることにあり、さら
に他の目的は、システム全体として熱効率を低下させる
ことなく再生器の熱源としてのバーナーの燃焼性能を改
善することを可能とした吸収式冷凍システムを得ること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、蒸発器で発生した冷媒蒸気を吸収して
希釈された吸収溶液をバーナーを備えた伝熱室内に配置
した多数の伝熱管群を通過させることにより加熱して濃
縮する形式の吸収式冷凍機用再生器であって、該伝熱室
内の該バーナーに近接した位置には、該希釈された吸収
溶液とは異なる第2の熱媒体を通過させる第2の伝熱管
群が配置されており、さらに、該第2の伝熱管群内に前
記第2の熱媒体を送給するための液送手段を備えてなる
ことを特徴とする吸収式冷凍機用再生器を開示する。
【0010】上記吸収式冷凍機用再生器の好ましい態様
にあっては、該第2の熱媒体としては、当該吸収式冷凍
機用再生器に用いる吸収溶液と同種の溶液であってもよ
く、また、大気圧下において沸点が吸収溶液よりも高く
熱的に安定でかつ腐食性のない熱媒(例えば、商品名:
Dowtherm A、組成:ジフェニル・ジフェニルエーテル)
のようなものが用いられる。
【0011】本発明はさらに、蒸発器と、この蒸発器で
発生した冷媒蒸気を吸収して希釈された吸収溶液を加熱
濃縮する再生器とを備える吸収式冷凍システムにおい
て、該再生器は、バーナーを備えた伝熱室と、該伝熱室
に配置され前記希釈された吸収溶液が通過する第1の伝
熱管群と、該伝熱室内の該バーナーに近接した位置配置
され前記希釈された吸収溶液とは異なる第2の熱媒体が
通過する第2の伝熱管群と、該第2の伝熱管群内に該第
2の熱媒体を送給するための液送手段を備えており、さ
らに、前記第2の伝熱管群を通過することにより受熱し
た第2の熱媒体の熱交換部が吸収式冷凍システム内に配
備されていることを特徴する吸収式冷凍システムを開示
する。
【0012】上記吸収式冷凍システムの好ましい態様で
は、前記熱交換部は希釈された吸収溶液を再生器の第1
の伝熱管群に導入する配管に沿って配置される。また、
吸収式冷凍システムが二重効用吸収式冷凍システムの場
合においては、前記再生器はその高温再生器として用い
られ、その熱交換部は低温再生器内に配置される。
【0013】
【作用】本発明による吸収式冷凍機用再生器によれば、
バーナーに近接した位置に配置した前記第2の伝熱管内
を通る第2の熱媒体は高い熱流束を有効に吸収する。そ
れにより、火炎温度の低下及び燃焼ガスの高温場におけ
る対流時間の低下が生じ、低NOx 燃焼及び低CO燃焼
が可能となりバーナーの燃焼性が改善される。また、第
2の伝熱管内を通る前記第2の熱媒体は、単に熱媒体と
しての機能を持つものであれば十分であり、吸収式冷凍
システム用再生器の吸収溶液として通常用いられる臭化
リチウム水溶液と同等かより沸点が高くかつ熱的に安定
したその種物質は容易にかつ安価に入手できることか
ら、低コストで長寿命の再生器を容易に構成することが
できる。もちろん、当該吸収式冷凍機用再生器に用いる
吸収溶液と同種の溶液を第2の熱媒体として用いること
も可能である。
【0014】さらに、上記の再生器を組み込んだ吸収式
冷凍システムにおいては、第2の熱媒体が受熱した熱量
は、吸収溶液の予熱、低温再生器内での吸収溶液の加熱
等の吸収冷凍システムの運転に必要とされる他の熱源と
して有効に利用されることから、吸収式冷凍システム全
体の熱収支に損失をもたらすことはない。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。図1は本発明による吸収式冷凍システム用再生器
の一実施例の断面図であり、図2は図1のII-II 線によ
る断面図である。この吸収式冷凍機用再生器50は、図
6に基づき説明した従来知られた再生器Aと、次に説明
する第2の熱媒体の強制循環のための構成を除き他の構
成は同じである。従って、以下の説明においては、同じ
機能を奏する部材には同じ符合を付するにとどめ詳細な
説明は省略する。
【0016】この実施例の再生器50において、図6に
示した従来の再生器と同様に、伝熱室2の後流側には多
数の伝熱管7(第1の伝熱管群)が取り付けらており、
下部吸収溶液溜まり5と上部上部吸収溶液溜まり6とを
連通する吸収溶液上昇流路を形成する。前記第1の伝熱
管群7の上流側、すなわちバーナー3に近接した側に
は、希釈された吸収溶液とは異なる第2の熱媒体が通過
する第2の伝熱管群71の一部を構成する複数本の液上
昇管群71aが第1の伝熱管群7と同様に実質的に垂直
方向に配置されている。該液上昇管群71aの下方端は
伝熱室2の底板22を貫通し、下部吸収溶液室5内を通
過して、本体ケーシング1の底板12にまで達してい
る。本体ケーシング1の底板12の裏面であって前記液
上昇管群71aの下端開口が位置する部位には、液溜ま
り室31が固設されており、該液溜まり室31の底部に
は第2の熱媒体の導入用の配管32が接続している。前
記第2の熱媒体の導入用配管32には第2の熱媒体を該
記第2の伝熱管群71内に送給するための液送手段であ
るポンプPが接続している。
【0017】前記液上昇管群71aの上方端は伝熱室2
の天井21を越えて上部吸収溶液室6内まで延出し、そ
の先端は横管72に連通状態で接続している。前記横管
72の両側端は、伝熱室2の側壁23と本体ケーシング
1の側壁13との間に形成される吸収溶液流路7aの上
方位置まで達しており、そこで水平管73に接続してい
る。該水平管73は該吸収溶液流路7aの上方位置を本
体ケーシング1の前壁14近傍まで達しており、そこ
で、前記吸収溶液流路7a内に実質的に垂直方向に配置
される液下降管群71bと連通状態で接続している。該
液下降管群71bの下方端は本体ケーシング1の底板1
2を越えてさらに下方に延出している。本体ケーシング
1の底板12の裏面であって前記液下降管群71bの下
端開口が位置する部位には、液溜まり室33が固設され
ており、該液溜まり室33の底部には第2の熱媒体流出
用の配管34が接続している。
【0018】すなわち、この再生器Aにおいて、ポンプ
Pにより配管32を介して液溜まり室31内に送給され
る第2の熱媒体は、バーナー3に近接した位置に配置さ
れた第2の伝熱管群71、すなわち、液上昇管群71a
→横管72→水平管73→液下降管群71bを通って再
生器A内を強制循環した後、液溜まり室33に取り付け
た配管34から流出する。一方、冷媒蒸気を吸収して希
釈した吸収器Dからの吸収溶液は、図6に示した従来の
再生器の場合と同様、ポンプEにより配管8から下部吸
収溶液溜まり5に送られ、そこから、吸収溶液上昇流路
を構成する第1の伝熱管群7を通って上部吸収溶液溜ま
り6に、主として自然対流により送られる。
【0019】本発明による再生器Aにおいて、第2の伝
熱管群71(特に、液上昇管群71a)はバーナー3に
近接した位置に配置されており高い熱流束を受けるが、
それはそこを通過する第2の熱媒体により有効に吸収さ
せることが可能であり、伝熱管群に熱腐食あるいは熱疲
労が生じるのを回避することができる。特に、本発明に
よる再生器Aにおいては、第2の熱媒体として吸収式冷
凍システムでの希釈された吸収溶液とは別の流体を強制
的に循環させることもできることから、熱流束の吸収処
理を容易にかつ確実に行うことができる。それにより、
燃焼ガスの火炎温度の低下及び燃焼ガスの高温場におけ
る対流時間の低下が促進され、再生器の寿命を短縮させ
ることなく、バーナーの低NOx 燃焼が可能となり、ま
た、未燃分は発生も抑制される。
【0020】図3は上記した本発明による再生器Aを高
温再生器として組み込ん二重効用吸収式冷凍システムを
説明するシステムフロー図である。なお、このシステム
は低温再生器A2が高温再生器Aと凝縮器Bの間に配置
される点において、図5で説明した吸収式冷凍システム
(単効用吸収式冷凍システム)と相違しているのみであ
り、システムの詳細な説明は省略する。図示されるよう
に、この例において、第2の熱媒体は、高温再生器Aの
第2の伝熱管群71を通過することにより受熱した後、
配管34、ポンプPを介して、熱交換部100を通過
し、再度、配管32を通って伝熱管群71へ送られる。
この熱交換部100は、放熱側が第2の熱媒体が通過す
る配管であり、受熱側が冷媒蒸気を吸収して希釈された
吸収溶液が高温再生器Aの前記第1の伝熱管群7に送り
込まれる配管8とされている。これにより、冷媒蒸気を
吸収して希釈された吸収溶液は予熱された様態で高温再
生器Aの第1の伝熱管群7に送り込まれる。
【0021】図4は本発明による再生器Aを高温再生器
として組み込ん二重効用吸収式冷凍システムのさらに他
の例を説明するシステムフロー図であり、図示のよう
に、第2の熱媒体の配管は低温細税器A2内を通過する
ようにされている。従って、この例での熱交換部100
は、放熱側が第2の熱媒体が通過する配管であり、受熱
側が低温再生器A2内の吸収溶液となる。これにより、
低温再生器A2での吸収溶液の濃縮は一層促進される。
【0022】図3、図4に示すいずれのシステムにおい
ても、第2の伝熱管を通る第2の熱媒体が受熱した熱量
は、いずれも吸収溶液の加熱のために結局は利用されて
おり、システム全体のとしての熱効率に大きな変化は生
じない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、吸収式冷凍機用再生器
の寿命を短縮することなく、また、吸収式冷凍機システ
ム全体としての熱効率を低下させることなく、バーナー
のコンパクト化と低NOx 燃焼が可能となり、また未燃
分の発生も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による吸収式冷凍機用再生器の一例を
示す断面図。
【図2】 図1のII-II 線による断面図。
【図3】 本発明による吸収式冷凍システムの一例を説
明するシステムフロー図。
【図4】 本発明による吸収式冷凍システムの他の例を
説明するシステムフロー図。
【図5】 従来の吸収式冷凍機用再生器を用いた吸収式
冷凍システムの一例を説明するシステムフロー図。
【図6】 従来の吸収式冷凍機用再生器の一例を示す断
面図。
【図7】 従来の吸収式冷凍機用再生器の他の例を示す
断面図。
【符合の説明】
1…本体ケーシング、2…伝熱室、3…バーナー、4…
煙突、7…第1の伝熱管(群)、71(71a、72、
73、71b)…第2の熱媒体のための第2の伝熱管
(群)、5…下部吸収溶液溜まり、6…上部吸収溶液溜
まり、8…希釈し吸収溶液の流入配管、9…濃縮した吸
収溶液の流出配管、32…第2の熱媒体の流入配管、3
4…第2の熱媒体の流出配管、100…熱交換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 六雄 埼玉県越谷市千間台西3−2−8−106 (72)発明者 栗本 一哉 東京都豊島区東池袋1−48−6−1104 (72)発明者 森田 知裕 東京都中野区新井2−47−6 (72)発明者 浅川 正俊 東京都豊島区南大塚1−5−5 (56)参考文献 特開 昭56−142366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 33/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器で発生した冷媒蒸気を吸収して希
    釈された吸収溶液をバーナーを備えた伝熱室内に配置し
    た多数の伝熱管群を通過させることにより加熱して濃縮
    する形式の吸収式冷凍機用再生器であって、該伝熱室内
    の該バーナーに近接した位置には、該希釈された吸収溶
    液とは異なる第2の熱媒体を通過させる第2の伝熱管群
    が配置されており、さらに、該第2の伝熱管群内に前記
    第2の熱媒体を送給するための液送手段を備えてなるこ
    とを特徴とする吸収式冷凍機用再生器。
  2. 【請求項2】 蒸発器と、この蒸発器で発生した冷媒蒸
    気を吸収して希釈された吸収溶液を加熱濃縮する再生器
    とを備える吸収式冷凍システムにおいて、該再生器は、
    バーナーを備えた伝熱室と、該伝熱室に配置され前記希
    釈された吸収溶液が通過する第1の伝熱管群と、該伝熱
    室内の該バーナーに近接した位置配置され前記希釈され
    た吸収溶液とは異なる第2の熱媒体が通過する第2の伝
    熱管群と、該第2の伝熱管群内に該第2の熱媒体を送給
    するための液送手段を備えており、さらに、前記第2の
    伝熱管群を通過することにより受熱した第2の熱媒体の
    熱交換部が吸収式冷凍システム内に配備されていること
    を特徴する吸収式冷凍システム。
  3. 【請求項3】 前記熱交換部が、前記希釈された吸収溶
    液を再生器の前記第1の伝熱管群に導入する配管に沿っ
    て配置されることを特徴とする請求項2記載の吸収式冷
    凍システム。
  4. 【請求項4】 吸収式冷凍システムは二重効用吸収式冷
    凍システムであり、前記再生器はその高温再生器であ
    り、前記熱交換部は低温再生器内に配置されることを特
    徴とする請求項2記載の吸収式冷凍システム。
  5. 【請求項5】 該第2の熱媒体が当該吸収式冷凍機用再
    生器に用いる吸収溶液と同種の溶液であることを特徴と
    する請求項2記載の吸収式冷凍システム。
JP7180390A 1995-07-17 1995-07-17 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム Expired - Fee Related JP2872084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7180390A JP2872084B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7180390A JP2872084B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0933136A JPH0933136A (ja) 1997-02-07
JP2872084B2 true JP2872084B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=16082405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7180390A Expired - Fee Related JP2872084B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2872084B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0933136A (ja) 1997-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61110852A (ja) 吸収ヒ−トポンプ/冷凍システム
JPS61110853A (ja) 吸収ヒ−トポンプ/冷凍システム
JP2872084B2 (ja) 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム
JPS6135902Y2 (ja)
JP3318791B2 (ja) 直火焚き吸収冷温水機における廃熱回収システム
JP2872083B2 (ja) 吸収式冷凍機用再生器
US5216891A (en) Solution flows in direct expansion lithium bromide air conditioner/heater
JP2911104B2 (ja) 吸収式冷凍機用再生器
JPS6133483Y2 (ja)
JP2911103B2 (ja) 吸収式冷凍機用再生器
US20220057116A1 (en) Liquid ammonia, sodium nitrate and lithium bromide absorption refrigeration system
JP3387671B2 (ja) 吸収式ヒートポンプ装置
JP2001082824A (ja) 吸収式冷凍機
JPS60162166A (ja) 多重効用吸収式冷凍装置
JP3488953B2 (ja) 吸収式冷温水同時供給型ヒートポンプ
JP2823295B2 (ja) 吸収冷凍機
JP2000055498A (ja) 吸収式ヒートポンプ装置
JPS629487Y2 (ja)
JP2911107B2 (ja) 吸収式冷凍機用再生器
JPH0350373Y2 (ja)
JP2000018761A (ja) 吸収式ヒートポンプ装置の運転方法
JP2735958B2 (ja) 吸収冷凍機用再生器
JP2639991B2 (ja) 吸収冷凍機
JPH0364790B2 (ja)
JPH0147714B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees