JP2871526B2 - テストパターン変換システム - Google Patents

テストパターン変換システム

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JP2871526B2 JP7110361A JP11036195A JP2871526B2 JP 2871526 B2 JP2871526 B2 JP 2871526B2 JP 7110361 A JP7110361 A JP 7110361A JP 11036195 A JP11036195 A JP 11036195A JP 2871526 B2 JP2871526 B2 JP 2871526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模集積回路のため
のテスト(以下LSIテスト)におけるテストパターン
変換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来LSIのテストパターンをLSIテ
スタのパターンオブジェクトに変換する際、テストパタ
ーンはテスト項目毎に作成している。
【0003】各テストパターンは、それぞれ独立にLS
Iテスタのパターンオブジェクトに変換され、LSIテ
スタにロードされている。このため、そこで初めてLS
Iテスタが装備しているメモリ容量を越えることがわか
る。このようにLSIテスタのメモリ容量をオーバーフ
ローした時は、設計者が人手でテストパターンを分割
し、再度LSIテスタのパターンオブジェクトに変換し
ていた。このため、大変手間がかかっていた。
【0004】オブジェクト変換は考慮されていないが、
テスト対象の回路を分割して論理規模を小さくするよう
にした技術が特開平3−29870号公報に示されてい
る。この公報記載の技術は、テストパターン生成の高速
化をもたらすために一括テストデータ生成方式を併用し
テストパターン生成の効率を向上するようにしている。
【0005】従来、スキャンパターンをLSIテスタの
パターンオブジェクトに変換する時、スキャンデータは
テストパターンの経路数に合わせて変換されている。こ
のため、LSIテスタのスキャンデータ格納メモリのス
キャンチャネル数がテストパターンと一致しない時、使
用されない部分のメモリにはダミーデータが挿入されて
いた。このことにより、ダミーデータが格納されたメモ
リが有効に利用されず、しばしばメモリ容量を越えるス
キャンパターンが変換される。このLSIテスタのメモ
リをオーバーフローした時点で、テストパターンがカッ
トされて再度LSIテスタのパターンオブジェクトに変
換されていた。このため、後戻りの作業が発生してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のパター
ンオブジェクト変換システムでは、テストパターンをL
SIテスタに予めロードする前に、パターンオブジェク
ト変換の際にLSIテスタのメモリ容量を越えているか
チェックし、ロードが可能か不可能か判定する必要があ
る。もし、LSIテスタにロードできない時は、分割し
て変換する必要があった。
【0007】また、スキャンパターンのパターンオブジ
ェクト変換では、LSIテストのスキャンデータ格納メ
モリをオーバーフローし、テストパターンをカットする
ような後戻りの作業を未然に防ぐ必要があった。
【0008】本発明の目的は、テスタにロード後テスタ
装備のメモリをオーバーフローしないようにテストパタ
ーンを変換するテストパターン変換システムを提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、テスタにテストパタ
ーンをロードできないためテストパターンを分割して再
度テスタのためのパターンオブジェクトに変換するとい
う後戻り作業を防止するようにしたテストパターン変換
システムを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、テスタ装備のメモリ
容量の使用率を測定するようにしたテストパターン変換
システムを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、スキャンパターンの
変換において有効にメモリを利用できるようにしたテス
トパターン変換システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のシステム
は、テストパターンをロードすべきテスタのメモリ容量
の制限以下で変換できるか否かを判定するテスタメモリ
チェック手段と、このテスタメモリチェック手段で前記
テスタのメモリ容量の制限以下で変換できると判定され
たとき、テストパターンをパターンオブジェクトに変換
するパターンオブジェクト変換手段とを含む。
【0013】本発明の第2のシステムは、前記第1のシ
ステムであって、前記テスタメモリチェック手段が前記
テスタのメモリ容量の制限以下で変換できず分割できる
と判定したとき分割可能な位置を示し、前記パターンオ
ブジェクト変換手段は、前記テスタメモリチェック手段
で示された分割可能な位置までテストパターンを変換
し、前記パターンオブジェクト変換手段で変換されたパ
ターンオブジェクトと、まだ変換されていないテストパ
ターンを分割するパターンオブジェクト分割手段を備え
ている。
【0014】本発明の第3のシステムは、第2のシステ
ムであって、前記パターンオブジェクト分割手段で分割
された未変換のテストパターンを前記パターンオブジェ
クト変換手段が変換することを特徴とする。
【0015】本発明の第4のシステムは、第1,第2ま
たは第3のシステムであって、前記パターンオブジェク
ト変換手段で変換され出力されるパターンオブジェクト
がテスタのメモリ容量に対し、どの程度の量を使用して
いるかを算出するメモリ使用率算出手段を備えている。
【0016】本発明の第5のシステムは、テストパター
ンをロードすべきテスタのメモリ容量の制限を越えて分
割ができないものであるか否かを判定するテスタメモリ
チェック手段と、このテスタメモリチェック手段で前記
テスタのメモリ容量の制限を越えて分割ができないもの
であると判定されたとき、このテストパターンが変換さ
れるとすればテスタのメモリ容量に対し、どの程度の量
を使用しているかを算出するメモリ使用率算出手段を備
える。
【0017】本発明の第6のシステムは、第1,第2,
第3,第4または第5のシステムであって、前記テスタ
メモリチェック手段で判定されるべきテストパターンに
するため、複数の群からなるテストパターンを1群にマ
ージするテストパターンマージ手段を含む。
【0018】本発明の第7のシステムは、第6のシステ
ムであって、被検査半導体チップの搭載パッケージのピ
ン位置およびテスタのピン番号を有するテスタピン情報
および該被検査半導体チップのピン名と搭載パッケージ
のピン位置との対応関係を示すテストパターンピン情報
のうち共通部分である搭載パッケージのピン位置の対応
をキーとして、テスタのピン番号とテストパターンのピ
ン名の対応情報を得るテスタピン対応手段とを備え、前
記テストパターンマージ手段はこのテスタピン対応手段
で前記対応情報を得たのちテストパターンをマージする
ことを特徴とする。
【0019】本発明の第8のシステムは、スキャンデー
タパターンをロードすべきテスタのスキャンデータメモ
リのメモリ容量以下で変換できるか否かを判定し、変換
できないと判定したときにはスキャンデータパターンを
分割できるか否かを判定するテスタメモリチェック手段
と、このテスタメモリチェック手段で前記変換できず前
記スキャンデータパターンを分割できると判定されたと
き、スキャンデータパターンを前記テスタのスキャンデ
ータメモリのスキャンチャネル数に合わせて分割するス
キャンデータ分割手段とを含む。
【0020】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0021】図1を参照すると、本発明の一実施例によ
りオブジェクトに変換したあと、格納する、大規模集積
回路(以下LSI)をテストするLSIテスタのメモリ
構成についてまず説明する。
【0022】LSIテスタのメモリ100は、ファイル
としてのパターンオブジェクトを格納するファイル格納
部110、テストパターンや被検査LSIの出力値を比
較する期待値を格納するパターン格納部120、通常動
作、スキャン動作、およびスキャンデータ転送動作等の
パターン種別を示す命令をパターン毎に格納するパター
ン種別格納部130、およびスキャン経路毎のスキャン
データを格納するスキャンチャネル150を有するスキ
ャンデータ格納部140を備えている。ファイル格納部
110は、パターンオブジェクトのファイルとしてのフ
ァイルを格納する部分である。テスト前パターンオブジ
ェクトのLSIテスタへのロード時、まず最初にパター
ンオブジェクトがこのファイル格納部110に格納され
る。テスト実行時には、パターンオブジェクトを格納し
たファイル格納部110からパターン格納部120に、
テストパターンや被検査LSIの出力値を比較する期待
値が格納される。テスタ制御命令格納部130には、ノ
ーマル動作、スキャン動作、およびスキャンデータ転送
動作等のパターン種別が格納され、スキャンデータ格納
部140には、スキャン経路毎のスキャンデータが対応
するスキャンチャネル150に格納される。
【0023】次に本発明の第1の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0024】図2を参照すると、本発明の一実施例であ
るLSIパターンオブジェクト変換システム10は、被
検査LSIのテストパターンをパターンオブジェクトに
変換するにあたって、1群以上のテストパターン11
と、図1に示されるLSIテスタのメモリ構成のメモリ
容量とLSIテスタのメモリ容量をオーバーする際の分
割オブジェクト数が記述されているメモリパラメータ1
2と、被検査LSIの搭載パッケージのピン位置とLS
Iテスタのピン番号の対応関係を示したLSIテスタピ
ン情報13と、被検査LSIのピン名と搭載パッケージ
のピン位置の対応関係を示したテストパターンピン情報
14を入力することにより、LSIテスタのパターンオ
ブジェクト21とテスタメモリ使用率22を出力する。
【0025】本発明の第1の実施例は、LSIテスタピ
ン情報13およびテストパターンピン情報14の共通部
分のLSIの搭載パッケージのピン位置を対応のキーと
して最終的にLSIテスタのピン番号とテストパターン
のピン名の対応情報を得るテストピン対応手段15と、
パターンを予め変換前にマージするテストパターンマー
ジ手段16と、設計したパターン数をLSIテスタのパ
ターン数に変換する際、変換されるべきパターン数をL
SIテスタのパターン部120に関して見積もり、何グ
ループのスキャンデータがLSIテストデータのスキャ
ンデータ部140に格納されるのかを見積もり、および
ノーマル動作の連続、スキャンデータで小規模または大
規模な各ケースに応じてパターン種別格納部130に格
納される命令の記憶容量を見積もるそれぞれの計算を行
い、LSIテスタのメモリ容量を見積もるとともにこの
メモリ容量が制限を越えてオーバーフローすると判定さ
れ、分割可能と判定された場合には分割されるメモリの
境界にフラグをたてるLSIテスタメモリチェック手段
17と、このLSIテスタメモリチェック手段17で見
積もられたメモリ容量がLSIテスタのメモリ容量の制
限以内であれば、テストパターンマージ手段16でマー
ジされたテストパターンのすべてをパターンオブジェク
トに変換し、LSIテスタメモリチェック手段17でフ
ラグのたてられたものであればテストパターンマージ手
段16でマージされたテストパターンのうちフラグのた
てられたところまでを、パターンオブジェクトに変換す
るパターンオブジェクト変換手段と、このパターンオブ
ジェクト変換手段でフラグのたてられたところまでを変
換されたパターンオブジェクトを分割するパターンオブ
ジェクト分割手段19と、このパターンオブジェクト分
割手段で分割され、または分割されずメモリ容量内で変
換されパターンオブジェクト21として出力されるパタ
ーンオブジェクトがLSIテスタのメモリ容量に対し、
どの程度のメモリを使用しているかを算出しテスタメモ
リ使用率22として出力するメモリ使用率算出手段20
とを含む。
【0026】このメモリ使用率算出手段20は、LSI
テスタメモリチェック手段18で見積もられた容量がメ
モリ容量制限を越え分割もできないと判断したときに
は、パターンオブジェクト変換手段18での変換および
パターンオブジェクト分割手段19での分割をせずにメ
モリ使用率算出手段20でオーバーフローしたメモリ容
量を算出する。なお、パターンオブジェクト分割手段1
9で分割された変換されていないテストパターンは、L
SIテスタメモリチェック手段17で再びメモリ容量を
見積もられる。LSIテスタメモリチェック手段17で
見積もられたメモリ容量が、LSIテスタメモリの容量
制限内であれば上述の動作と同じくパターンオブジェク
ト変換手段18で変換し、LSIテスタメモリの容量制
限を越えていれば分割するメモリの境界にフラグをた
て、そこまで手段18で変換したあとパターンオブジェ
クト分割手段が分割する。このあと、メモリ使用率算出
手段20は、変換され出力されたパターンオブジェクト
がLSIテスタのメモリ容量に対し、どの程度の量を使
用しているかを算出しテスタメモリ使用率22として出
力する。
【0027】次に本発明の一実施例の動作について図面
を参照して詳細に説明する。
【0028】図2を参照すると、本発明の一実施例にお
いて、テスタピン対応手段15は、LSIテスタピン情
報13とテストパターンピン情報14の共通部分のLS
Iの搭載パッケージのピン位置を対応のキーとして、最
終的にLSIテスタのピン番号とテストパターンのピン
名の対応情報を得る。
【0029】テストパターンが複数あった場合に、出力
パターンオブジェクトがテストパターンの本数の増加に
伴って多くなっても、後述するLSIテスタメモリチェ
ック手段17でSLSIテスタのメモリの許すかぎり、
テストパターンマージ手段16は、パターンオブジェク
トの本数が少なくなるようにテストパターンを予め、変
換する前にマージする。
【0030】LSIテスタメモリチェック手段17は、
まずテストパターを全て読み込んだ時点でLSIテスタ
のパターン格納部120、パターン種別格納部130お
よびスキャンデータ格納部140に関するメモリ容量を
見積もる計算を行う。
【0031】まず、スキャンデータ格納部の見積もり計
算について図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図3には、スキャンデータ格納部140の
格納イメージの例が示されている。
【0033】図2および図3を参照すると、LSIテス
タメモリチェック手段17は、スキャンデータ格納部1
40について、全テストパターンのスキャンデータの合
計が見積もられる。
【0034】スキャン256ビット毎を1ブロックとし
て、1回のスキャンで使うブロックの合計が求められ、
全スキャン回数分でスキャンデータの総量とみなし、見
積もられる。しかし、1ブロックで256ビットすべて
がスキャンデータで埋まらなかった場合、残った部分に
ダミーデータを入れる必要がある。図3の例で、テスト
パターンのスキャンビット数が12600の時、1回の
スキャンでの使用ブロック数は50であるが、最後の5
0ブロック目は56ビットしか格納されていない。その
ため、残りの200ビットはダミーデータを挿入する必
要がある。また、このブロックは1024ブロックで1
グループという単位で表され、転送命令はこのグループ
毎に行われる。さらにあるパターンがスキャン命令で、
図3のようにブロックの始まりが1001ブロックで、
1回のスキャンに50ブロック使用するようなスキャン
パターンでは、グループのブロック数をオーバーしてし
まう。このような時は、転送命令を挿入し、次のグルー
プにスキャンデータを格納するので、グループの最後2
4ブロックは無駄になる。こういったダミーを入れた
り、無駄になってしまうメモリ量を人手で正確に求める
のは困難である。このため、LSIテスタメモリチェッ
ク手段17により見積もられ、LSIテスタのメモリ容
量の制限以下でLSIテスタにロード可能なオブジェク
トに変換できるか、分割することによりテスト可能と結
果が出た場合のみ、後でオブジェクト変換処理が行われ
る。しかし、見積もりでLSIテスタのメモリをオーバ
ーする結果が得られた場合、オブジェクトの変換は中断
する。
【0035】LSIテスタのパターン格納部120に関
しては読み込まれたテストパターンの合計のパタン数が
見積もられる。スキャンパターン等の場合は、スキャン
命令が連続した時や、最終パターンがノーマルパターン
でない時や、テスト中にスキャンデータを転送する時な
どの、ダミーデータの挿入数が求められ合計パターン数
に加える。これらのダミーデータは、設計者の作成した
テストパターンには記述されず、スキャンデータの転送
回数はスキャンFF数、スキャン回数により求められる
が、設計者がこのような挿入パターンがあることは確認
しておらず、人手で計算することは難しいので、自動で
算出し精度の高い見積もりを行うことが必要である。テ
スト中のスキャンデータの転送命令の発生する頻度を表
す式を以下に示す。 転送命令挿入回数=((((Nff+255)/25
6)×Pscan)+1023)/1024 Nff:スキャンFF数 Pscan:スキャン回数 ((Nff+255)/256):1回のスキャンでの
使用ブロック数 1ブロック=256ビット パターン種別格納部130には、パターン毎のノーマル
動作やスキャン動作などを指示する命令が格納される。
【0036】このパターン種別格納部130に関する見
積もりについて、図4を参照して詳細に説明する。
【0037】図4(A)を参照して設計者が作成したテ
ストパターンがLSIテスタ用のテストパターンに変換
されたとき、パターン数が減少する例について以下説明
する。
【0038】設計者が4パターン以上のノーマル動作命
令を連続するように設計した場合、これらの命令を繰り
返し命令として省略できる。この結果、パターン種別格
納部130には、設計者により作成されたテストパター
ン数より少ないパターン数が格納される。これを考慮し
て見積もりが行われる。
【0039】図4(B)を参照して、設計者が作成した
テストパターンがLSIテスタ上でもパターン数が同じ
例について以下説明する。
【0040】この例の1つとしてノーマル動作命令とス
キャン動作命令とが交互に繰り返される例を示す。
【0041】スキャンデータ量として図3で説明してい
るグループを越えない小規模のパターンである時は、ノ
ーマル動作が4パターン以上連続しない限り設計者が作
成したテストパターン数と同じになる。
【0042】図4(C)を参照して設計者が作成したテ
ストパターンがLSIテスタ上でパターン数が増える場
合について説明する。
【0043】この例として大規模なスキャンパターンを
考慮しなければならない時を想定する。
【0044】スキャンデータ量として図3で説明してい
るグループを越える時には、越える度にLSIテスタ内
でのスキャンデータを転送する命令を実行しなければな
らない。このため、LSIテスタ用メモリとして見積も
らなければならないメモリ容量は、設計者が作成したテ
ストパターン数より挿入パターン分多くなることが考慮
される。この他に、シフト動作が連続した場合、最初ま
たは最終のパターンがノーマル動作でない場合、ノーマ
ル動作のダミーパターンを挿入するので、挿入パターン
分多くなる場合がある。これも考慮してパターン種別格
納部の見積もりが行われる。パターンオブジェクト変換
手段18では、テストパターンマージ手段16によりマ
ージされたテストパターンをパターンオブジェクトに変
換する。変換の最中もLSIテスタメモリチェック手段
17で変換されているパターンオブジェクトはLSIテ
スタのメモリの各格納部に対してオーバーフローするか
どうかがチェックされ、パターンオブジェクトの分割が
必要かどうかが判定される。その結果、分割が必要でな
い場合は入力された全てのパターンに対して変換を終了
した後に、メモリ使用率算出手段20は、出力するパタ
ーンオブジェクトがLSIテスタのメモリ容量に対し、
どの程度の量を使用しているかを算出して出力する。ま
た、分割が必要な場合は、パターンオブジェクト分割手
段19は、これまで変換したパターンオブジェクトを出
力し、メモリ使用率算出手段20はメモリ使用率を出力
するこの後に、パターンオブジェクト変換手段18は、
引き続き残りのテストパターンに対して、パターンオブ
ジェクトに変換する。
【0045】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0046】本発明の第2の実施例は、テストパターン
がスキャンパターンの時に、被検査LSIのテストパタ
ーンをパターンオブジェクトに変換するにあたって、1
本以上のテストパターン11と、図1に示されるLSI
テスタのメモリ構成のメモリ容量とLSIテスタのメモ
リ容量をオーバーする際の分割オブジェクト数が記述さ
れているメモリパラメータ12と、被検査LSIの搭載
パッケージのピン位置とLSIテスタのピン番号の対応
関係を示したLSIテスタピン情報13と、被検査LS
Iのピン名と搭載パッケージのピン位置の対応関係を示
したテストパターンピン情報14を入力することによ
り、LSIテスタのパターンオブジェクト21とテスタ
メモリ使用率22を出力する。
【0047】本発明の第2の実施例の特徴の1つは、テ
ストパターンがスキャンパターンの時、LSIテスタの
スキャンデータ格納メモリのスキャンチャネル数に合わ
せて、スキャンデータを分割するスキャンデータ分割手
段23を有することにある。
【0048】このスキャンデータ分割手段23について
説明する。
【0049】図6および図7には、第2の実施例に適用
される図1に示されるスキャンデータ格納部140が示
さている。
【0050】図6を参照すると、従来、LSIテスタの
スキャンデータ格納部はテストパターンの経路に合わせ
てスキャンチャネルにスキャンデータを格納していた。
パターンのスキャン経路が1つの場合、LSIテスタは
スキャンチャネル1のみを使用し格納している。このた
め、テスタのスキャンチャネル2〜(スキャンチャネル
数)にはダミーデータを格納していた。また、スキャン
パターンのパターン規模が大きくなればなるほど、ダミ
ーデータは(スキャンチャネル数−1)倍のオーダーで
増加し、図6に示されるようにメモリ容量を越えてしま
うパターンに変換され、パターンをカットして再度オブ
ジェクト変換を行っていた。このため、ダミーデータを
格納する部分のメモリを有効に使うことが求められてい
る。そこで、図5に示されるスキャンデータ分割手段2
3は、LSIテスタのスキャンチャネル数に合わせてテ
ストパターンのスキャンデータを分割する。図7にはス
キャンデータ分割手段23で分割を行った具体例が示さ
れている。スキャンデータ分割手段23で分割を行うこ
とで、LSIテスタのスキャンチャネル数に分割してテ
ストパターンのスキャンデータを格納する。このため、
スキャンデータ格納部のスキャンデータ規模は小さくな
る。スキャンデータ規模は、以下の計算式示されるよう
に小さくなる。 スキャンデータ削減率=((Pscan+(Trout
e−1))/Troute)/Pscan Troute:LSIテスタのスキャンチャネル数 Pscan:テストパターンのスキャン回数 これによりスキャンデータ規模が小さく押さえられ、結
果として出力するパターンオブジェクト21のファイル
容量もスキャンデータ規模にほぼ比例して小さくでき
る。また、テスト中のスキャンデータの転送命令もスキ
ャンデータ規模が小さくなったことで、高速に転送でき
テストの高速化にも寄与する。
【0051】
【発明の効果】本発明は、テストパターンをLSIテス
タのパターンオブジェクトに変換する時、テストパター
ンをパターンオブジェクトに予め変換した際の使用メモ
リを計算する。このため、LSIテスタの装備している
メモリの容量の使用率が判る。LSIテスタのメモリを
オーバーフローした際には、本発明は、自動でパターン
オブジェクトを分割する。この結果、LSIテスタにロ
ードした後にメモリをオーバーフローすることはなく、
ロードできないためにテストパターンを分割して再度L
SIテスタのパターンオブジェクトに変換するといった
後戻りの作業をなくすことができる。さらに本発明は、
スキャンパターンの変換では、LSIテスタのスキャン
データ格納メモリのスキャンチャネル数に合わせて変換
する。このため、ダミーデータを入れることなく有効に
メモリを利用できるとともに、出力されるLSIテスタ
のパターンオブジェクトのファイル容量も激減でき、テ
ストパターンの増加傾向の中で確実にLSIテスタにロ
ードできるパターンオブジェクトを変換することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】LSIテスタのメモリ構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例で用いられるスキャンデ
ータ格納部140の格納イメージ例を示す図である。
【図4】(A)〜(C)は、パターン種別格納部に関す
る見積もりを説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図6】第2の実施例に対応するスキャンデータ格納部
における従来のメモリ使用例を説明するための図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例におけるスキャンデータ
格納部におけるメモリ使用例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10,50 LSIパターンオブジェクト変換システ
ム 15 テスタピン対応手段 16 テストパターンマージ手段 17 LSIテスタメモリチェック手段 18 パターンオブジェクト変換手段 19 パターンオブジェクト分割手段 20 メモリ使用率算出手段 23 スキャンデータ分割手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストパターンをロードすべきテスタの
    メモリ容量の制限以下で変換できるか否かを判定するテ
    スタメモリチェック手段と、 このテスタメモリチェック手段で前記テスタのメモリ容
    量の制限以下で変換できると判定されたとき、テストパ
    ターンをパターンオブジェクトに変換するパターンオブ
    ジェクト変換手段とを含むことを特徴とするテストパタ
    ーン変換システム。
  2. 【請求項2】 前記テスタメモリチェック手段が前記テ
    スタのメモリ容量の制限以下で変換できず分割できると
    判定したとき分割可能な位置を示し、 前記パターンオブジェクト変換手段は前記テスタメモリ
    チェック手段で示された分割可能な位置までテストパタ
    ーンを変換し、 前記パターンオブジェクト変換手段で変換されたパター
    ンオブジェクトとまだ変換されていないテストパターン
    を分割するパターンオブジェクト分割手段を含むことを
    特徴とする請求項1記載のテストパターン変換システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記パターンオブジェクト分割手段で分
    割された未変換のテストパターンを前記オブジェクト変
    換手段が変換することを特徴とする請求項2記載のテス
    トパターン変換システム。
  4. 【請求項4】 前記パターンオブジェクト変換手段で変
    換され出力されるパターンオブジェクトがテスタのメモ
    リ容量に対し、どの程度の量を使用しているかを算出す
    るメモリ使用率算出手段を備えたことを特徴とする請求
    項1,2または3記載のテストパターン変換システム。
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