JP2871308B2 - Goss方位に集積した結晶方位を有する方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

Goss方位に集積した結晶方位を有する方向性珪素鋼板の製造方法

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JP2871308B2
JP2871308B2 JP18537492A JP18537492A JP2871308B2 JP 2871308 B2 JP2871308 B2 JP 2871308B2 JP 18537492 A JP18537492 A JP 18537492A JP 18537492 A JP18537492 A JP 18537492A JP 2871308 B2 JP2871308 B2 JP 2871308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Goss 方位に集積し
た結晶方位を有する方向性珪素鋼板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】方向性珪素鋼板は、無方向性珪素鋼板よ
りも良好な磁気特性を有しており、主としてトランスの
鉄心として使用されている。Gossによる{110}<0
01>方位に揃った結晶粒を持つ方向性珪素鋼板の製造
方法の発明以来、このようなGoss 組織を有する方向性
珪素鋼板の製造方法が数多く提案されている。これらの
提案を大別すると以下の3つに要約される。
【0003】第一の方法は、2回冷圧法と呼ばれる方法
である。この方法はGoss法を改良した方法であり、製鋼
段階でMn,Sb,S,Se等を添加し、これらの元素
およびその微細析出物による結晶粒成長抑制作用を利用
して2次再結晶を行わせるもである。具体的には、C:
0.02〜0.08wt%、Si:2.0〜4.0wt
%、Mn:0.2wt%程度、S:0.005〜0.0
5wt%の成分を持つ鋼塊を溶製し熱間圧延によって板
厚2.0〜3.0mmに圧延後、熱延板焼鈍を施し、次
いで圧延率70%程度の冷間圧延を施し、引き続き85
0〜1050℃の中間焼鈍を施し、さらに圧延率60〜
70%で冷間圧延を施し、800〜850℃で脱炭焼鈍
後、1100℃以上の温度で5〜50時間焼鈍して2次
再結晶及びインヒビターの除去(純化焼鈍)を行い、Go
ss粒を成長させる(例えば、特公昭51−13469
号)。
【0004】第二の方法は1回冷圧法と呼ばれる方法で
ある。この方法は冷間圧延回数を1回にした方法で、2
回冷圧法よりもGoss粒の集積度が高いことで知られてい
る。具体的には、C:0.02〜0.08wt%、S
i:2.0〜4.0wt%、Mn:0.2wt%程度、
N:0.01〜0.05wt%、Al:0.1wt%程
度の成分を持つ鋼塊を溶製し熱間圧延によって板厚2.
0〜3.0mmに圧延後、熱延板焼鈍を施してAlN析
出処理を施し、次いで圧延率80〜95%の冷間圧延を
行った後、脱炭焼鈍を施し、しかる後、1200℃で2
0時間の高温焼鈍によって2次再結晶及びインヒビター
の除去(純化焼鈍)を行い、Goss粒を成長させる(例え
ば、特公昭40−15644号)。
【0005】第三の方法は、インヒビターを用いずにGo
ss組織を形成する方法である(例えば、特開昭64−5
5339号、特開平2−57635号等)。この方法
は、単純に特定条件の圧延と熱処理とを組み合わせるこ
とによりGoss粒を発達させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように第一、
第二の方法は脱炭焼鈍、純化焼鈍が必須であるため、高
温長時間の焼鈍が不可欠である。このため製造コスト、
設備コストが高くなることが避けられない。
【0007】また、鉄損を低減するために最終板厚を
0.20mm以下にしようとすると2次再結晶現象が不
安定となり、全面Goss粒で占めることは困難となる。こ
のため現状では板厚0.23mm程度のものが製造限界
となっている。
【0008】上記第三の方法では脱炭焼鈍、純化焼鈍が
不要であるために製造コスト上は上記第一、第二の方法
に比べて有利である。しかしながら、本願発明者らによ
って特開昭64−55339号、特開平2−57635
号に開示されている方法の追試を行ったところ、そのGo
ss粒成長機構は極めて不安定であって、必ずしも常に全
面Goss粒で被われた材料が得られる訳ではなく、安定し
た品質を得ることが難しいことが判った。安定したGoss
粒生成は実用上方向性珪素鋼板には必須であり、Goss粒
以外の箇所を除いて使用するにしても歩留の低下に伴う
コスト高を招いてしまう。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、安価な製造コストで優れた磁気特性を有
するGoss方位に集積した結晶方位を有する方向性珪素鋼
板を製造することができる製造方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、C:0.01
wt%以下、Si:2.5〜7.0wt%、S:0.0
1wt%以下、Al:0.01wt%以下、N:0.0
1wt%以下を含む鋼材を準備し、この鋼材を1000
℃以上に保持した後、仕上温度が700〜950℃にな
るような熱間圧延を施し、次いで、圧延率30〜85%
の一次冷間圧延を施した後、600〜900℃の温度で
焼鈍し、さらに圧延率40〜80%の二次冷間圧延を施
し、その後600〜900℃の温度で焼鈍し、さらに圧
延率50〜75%の三次冷間圧延を施した後、還元性雰
囲気中若しくは酸素分圧が0.5Pa以下の非酸化性雰
囲気、又は酸素分圧が0.5Pa以下の真空中において
1000〜1300℃の温度で焼鈍することを特徴とす
るGoss方位に集積した結晶方位を有する方向性珪素鋼板
の製造方法を提供する。
【0011】本願発明者らは上記課題を解決するため
に、純化焼鈍が不要な成分系を前提とし、鋼中成分の影
響、及び熱延条件を始めとして圧延条件、焼鈍条件を詳
細に検討した結果、鋼組成を特定範囲に規定し、さらに
上記製造条件を特定の狭い範囲に規定することにより、
最終的にGoss粒が安定して成長し、かつ珪素鋼板全面を
覆うようにすることができることを見い出した。上記構
成を有する本発明は本願発明者らのこのような知見に基
づきなされたものである。
【0012】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。まず、
化学成分の限定理由について説明する。
【0013】Cは製鋼段階でできるだけ低減しておくこ
とが磁気特性上好ましい。Cが0.01wt%を超える
と磁気特性が著しく劣化する。このためCの上限を0.
01wt%に規定する。
【0014】Siは、電気抵抗を高める作用と、2.5
wt%以上の含有により金属学的変態点をなくし鋼をα
単相にする作用を有している。また、6.5wt%付近
では磁歪がゼロとなるため極めて優れた軟磁気特性が得
られる。しかし、7wt%を超えると磁歪が再び増大し
磁気特性が悪化するとともに、極めて脆くなるため実用
的ではない。このためSiの含有量を2.5〜7.0w
t%の範囲に規定する。
【0015】S,Nは通常の鋼中に含まれる代表的な元
素であるが、これらの元素は、固溶した状態でも析出物
の形態を採った状態でも粒成長性を阻害するため、でき
る限り低減することが好ましい。但し、製鋼段階で極端
な低減を行うとコスト増の原因となるため、粒成長性を
阻害しない範囲としてこれらの含有量の上限をそれぞれ
0.01wt%に規定する。
【0016】Alはα鉄への固溶度が広く、かつ酸素と
の親和力が強い元素である。従って、最終的な熱処理に
よりGoss組織を形成する際に、熱処理雰囲気中の微量酸
素と反応して鋼板表面に酸化物層を形成してしまうた
め、表面エネルギーによる結晶粒成長が阻害されてしま
う。このため、Alの含有量をこのような不都合が生じ
ない0.01wt%以下に規定する。Al含有量のさら
に好ましい範囲は0.005wt%以下である。Alは
脱酸剤として通常添加されるものであるため、特に厳密
に制御する必要がある。このように一般的な添加元素で
あるAlを微量に制御してGoss粒の成長を促進させると
いう思想は本願発明者らが初めて見出したことである。
【0017】Cuはα鉄への固溶度が小さな元素であ
り、最終的な熱処理によりGoss組織を形成する際の結晶
粒成長を著しく阻害する元素である。また、Cuは製鋼
段階で0.05wt%程度含有される。従って、その含
有量を上述のような不都合が生じない0.01wt%以
下に減じることが好ましく、0.005wt%以下にす
ることが一層好ましい。ただし、Cuは融点が1083
℃であり、1000℃程度以上の熱処理により揮発する
成分であるため、0.01wt%よりも多く含有されて
いても比較的長時間の熱処理により0.01wt%以下
にすることが可能である。しかし、工程の効率化の観点
からは熱処理時間の延長は好ましくない。
【0018】これら元素以外の不可避不純物元素は通常
の鋼に含有される程度の量は許容される。しかし、磁気
特性等をより向上させる観点からは少ないほうが好まし
い。特に、α鉄への固溶度が低いSn等は、Cuと同様
に最終的な熱処理によりGoss組織を形成する際の結晶粒
成長を著しく阻害するので、その含有量が0.01wt
%以下、好ましくは0.005wt%以下になるように
注意する必要がある。また、α鉄への固溶度が広く、か
つ酸素との親和力が強いV,Zn等は、Alと同様に表
面エネルギーによる結晶粒成長を阻害する作用を有する
ため、その含有量が0.01wt%以下、好ましくは
0.005wt%以下になるように注意する必要があ
る。さらに、鋼中のOは3次再結晶挙動に影響を与える
ため、極力低いことが望ましく0.008wt%以下で
あることが好ましい。なお、他の鋼の基本元素であるM
n,Pも少ないほうが好ましい。
【0019】このようにして溶解された鋼は、インゴッ
トに鋳造されるか或いは連続鋳造法によりスラブとさ
れ、次いで、このインゴット又はスラブは1000℃以
上の温度に保持され、熱間圧延に供される。熱間圧延前
の保持温度を1000℃以上に規定したのは、粗圧延機
あるいは仕上げ熱間圧延機前段での熱延中の再結晶の促
進と、700〜950℃の熱延仕上げ温度を確保するた
めである。なお、熱間圧延は、インゴット又はスラブを
加熱炉にて1000℃以上に加熱してから行ってもよい
し、直接圧延により連続鋳造の後スラブ温度を1000
℃以上に保持したまま行ってもよい。
【0020】また、熱間圧延の仕上温度は700〜95
0℃の範囲であることが必要である。仕上温度が700
℃未満では熱間圧延の圧延負荷が大きくなり過ぎ製造上
好ましくない上に、最終的なGoss粒の成長にも悪影響を
及ぼす。また、仕上温度を950℃超にするにはインゴ
ット又はスラブの初期温度を高目に設定する必要があ
り、製造コスト上不利となる。
【0021】熱延板の板厚は最終製品の所望板厚によっ
て異なるが、概ね1.6mm程度から5.0mm程度と
なる。このようにして製造された熱延板は常法に従って
巻き取られるが、その巻取温度は560〜800℃とす
ることが好ましい。巻取温度が560℃未満では、熱延
終了後のランアウトテーブル上での冷却が実際上困難で
あるため実用性に欠け、一方、巻取温度が800℃を超
えると、巻取冷却中の表面酸化により酸洗性が悪化し、
実用的ではない。
【0022】なお、巻き取られた熱延コイルを、必要に
応じて連続炉或いはバッチ炉で熱延板焼鈍してもよい。
このときの熱延板焼鈍温度は700〜1100℃である
ことが好ましい。熱延板焼鈍温度が700℃未満では、
熱延時に形成された加工組織を消滅させることができな
いため、その効果が実質的に現われず、一方、熱延板焼
鈍温度が1100℃を超えると、操業上のコスト高の原
因となるために実用上問題となる。
【0023】このようにして作製された熱延板は常法に
従って一次冷間圧延される。このときの冷間圧延率は3
0〜85%とする。圧延率が30%未満の場合又は85
%を超える場合には、三次焼鈍の際の結晶粒の選択的粒
成長によるGoss粒の成長に好ましい集合組織が適切に形
成されず、最終焼鈍(三次焼鈍)後に十分成長したGoss
粒が得られない。この際の高い磁束密度を得るための最
適冷間圧延率は、熱延板の仕上温度及び巻取温度に応じ
て形成される熱延組織によって変化する。例えば、仕上
温度が低め(750℃程度)の場合には、熱延による圧
延加工組織が発達しているために、一次圧延の圧延率は
低めでよい。一方、仕上げ温度が高め(850℃程度)
の場合には加工組織よりも再結晶組織のほうが発達して
いるために、一次圧延の圧延率は高く設定される。な
お、通常、冷間圧延は潤滑材を使用するが、潤滑材を使
用せず無潤滑で圧延を行っても同様の効果が得られる。
【0024】一次冷延板は600〜900℃の温度で焼
鈍(一次焼鈍)される。焼鈍温度が600℃未満では、
焼鈍による完全再結晶を行わせることができない。一
方、焼鈍温度が900℃を超えると、再結晶は達成され
るが、焼鈍コストが不可避的に高くなってしまう。ま
た、短時間で再結晶を行わせ、かつ経済性をも確保する
には、特に680〜800℃の温度で焼鈍することが好
ましい。この焼鈍では、鋼板表面が若干酸化されたとし
ても、後に行われる冷間圧延前の酸洗によりその除去が
可能であるため、三次焼鈍(最終焼鈍)時の結晶方位の
Goss方位への集積を確保するという面では大きな問題は
ない。しかし、酸化膜を過度に生成しないようにすると
いう観点から、極力酸素分圧の低い非酸化性雰囲気また
は真空中で行うことが好ましい。また、焼鈍時間は通常
2分以上であれば問題はない。このような焼鈍処理は箱
型炉によるバッチ焼鈍又は連続焼鈍にて実施することが
できる。
【0025】焼鈍処理における加熱条件は、連続焼鈍で
は加熱速度200〜500℃/分、保持時間が2〜5分
間程度が適当であり、バッチ焼鈍では加熱速度4〜20
℃/分、保持時間が1〜10時間が適当である。冷却速
度は、熱収縮による歪みが鋼板内に残留しない限りにお
いて、通常採用される冷却速度で構わない。例えば、6
00℃まで13.5℃/秒、300℃まで12℃/秒の
冷却速度が採用される。
【0026】上記一次焼鈍が施された鋼板は、圧延率4
0〜80%で二次冷間圧延される。圧延率が40%未満
あるいは80%超では、上述した一次冷間圧延の場合と
同様な理由で最終的なGOSS 粒の集積が十分でない。こ
の冷間圧延は、一次冷間圧延と同様、無潤滑、潤滑のい
ずれでも実施可能である。
【0027】このようにして得られた二次冷延板は、再
び600〜900℃の温度で焼鈍される(二次焼鈍)。
焼鈍温度が600℃未満では、焼鈍による完全再結晶を
行わせることができない。一方、焼鈍温度が900℃を
超えると、再結晶は達成されるが、焼鈍コストが不可避
的に高くなってしまう。また、短時間で再結晶を行わ
せ、かつ経済性をも確保するには、特に680〜800
℃の温度で焼鈍することが好ましい。この二次焼鈍でも
一次焼鈍と同様の理由で鋼板表面の若干の酸化が許容さ
れるが、この場合も酸化膜を過度に生成しないようにす
るという観点から、極力酸素分圧の低い非酸化性雰囲気
または真空中で行うことが好ましい。この二次焼鈍時間
も一次焼鈍と同様に通常2分以上であれば問題はない。
この二次焼鈍処理も箱型炉によるバッチ焼鈍又は連続焼
鈍にて実施することができる。
【0028】なお、一次冷間圧延及び二次冷間圧延の後
に夫々実施される上述のような中間焼鈍の温度は、後述
する三次焼鈍後の鋼板の磁束密度特性に影響を与える。
従って、中間焼鈍としての一次焼鈍及び二次焼鈍の温度
を適切に規定する必要がある。
【0029】このことを図1乃至図4を参照して説明す
る。図1は、一次圧延率、二次圧延率、三次圧延率が夫
々72%、40%、74%の場合における、中間焼鈍温
度とGoss組織のα角(板面の〈001〉軸と圧延方向と
のなす角)との関係を示すものである。また、図2は、
図1と同一の圧延条件における、中間焼鈍温度と板面で
の(110)面の占有率との関係を示すものである。図
3及び図4は、一次圧延率、二次圧延率、三次圧延率が
夫々72%、60%、60%の場合において、夫々図1
及び図2に対応する図である。なお、いずれの場合にも
焼鈍時間は1時間とした。
【0030】これらの図から明らかなように、焼鈍温度
を高くすると(110)面の成長速度は速くなるが、α
角は大きくなる。一方、焼鈍温度を低くするとα角は小
さくなるが(110)面の成長速度は小さくなる。従っ
て、焼鈍温度が高すぎても、低すぎても磁束密度は小さ
くなるので、これら両方を満足するような焼鈍温度を選
択する必要がある。
【0031】二次焼鈍が施された鋼板は、さらに圧延率
50〜75%で三次冷間圧延される。圧延率が50%未
満あるいは75%超では、上述した一次および二次冷間
圧延と同様な理由で最終的なGoss粒の集積が十分でな
い。この冷間圧延も、一次および二次冷間圧延と同様、
無潤滑、潤滑のいずれでも実施可能である。
【0032】このようにして得られた三次冷延板は、さ
らに1000〜1300℃の温度で焼鈍される(三次焼
鈍)。これにより表面エネルギーを利用した結晶粒成長
が生じ、Goss粒が成長する。焼鈍温度が1000℃未満
では、表面エネルギーを利用した結晶粒成長の駆動力が
十分でないため所望のGoss組織を得ることはできない。
一方、焼鈍温度が1300℃を超えると、実質的にこの
ような高温加熱のために必要なエネルギーコストが大き
くなり過ぎ、実用上の問題を生じる。
【0033】この三次焼鈍は、水素が必要量以上含まれ
ている実質的に還元性を有する雰囲気中か、実質的に窒
素、Ar等の不活性ガスを主体とし酸素分圧が0.5P
a以下の非酸化性雰囲気又は酸素分圧が0.5Pa以下
の真空中で行う必要がある。これは、結晶方位のGoss方
位への集積を阻害する鋼板表面に対する酸化膜の形成を
防止するためである。真空雰囲気中又は不活性ガス雰囲
気中に酸素分圧が0.5Paを超える程度に酸素が含有
される場合には、鋼板表面に酸化膜が形成され、上記の
ような効果は得られない。焼鈍時間は3分以上であれば
問題ないが、長時間焼鈍すればより安定したGoss組織が
形成される。
【0034】上記の方法で得られた鋼板はいずれもGoss
粒が安定して成長し、3%Si鋼の場合には、直流で8
00A/mの磁界を印加したときの磁束密度B8 が1.
8T以上と優れた磁気特性を示す。
【0035】このように本発明法によって優れた特性を
有する鋼板が製造できるのは、特定の組成の鋼に対し、
一次冷圧、一次焼鈍、二次冷圧、二次焼鈍、三次冷圧を
特定条件で行うことにより好ましい集合組織が形成さ
れ、三次焼鈍による表面エネルギーを利用した結晶粒成
長によりGoss粒の選択的粒成長が生じることによるもの
と推察される。一次冷圧、一次焼鈍、二次冷圧、二次焼
鈍、三次冷圧の各条件が本発明条件から外れた場合に
は、三次焼鈍を本発明条件で実施しても、最終的に粗大
結晶にならないか、あるいは結晶方位のGoss方位への集
積が不十分((110)面は板面に揃うが<001>軸
が圧延方向からずれる)なものとなってしまう。
【0036】
【実施例】
[実施例1]表1に示す化学成分の鋼Aを溶製し、仕上
温度:750℃、巻取温度:600℃、仕上板厚:1.
8mmの条件で熱間圧延を行った。この鋼板の熱間圧延
後の組織は、表層に微細な再結晶組織が、また内部(中
央部)には長く伸びた加工組織が形成されていた。
【0037】このようにして作製された熱延板を表面酸
化膜除去のため酸洗した後、39〜78%の圧延率で一
次冷間圧延し、次いでこの鋼板に対して100%窒素雰
囲気中において700℃で1時間の一次焼鈍処理を施し
た。次に、一次焼鈍後の鋼板に対して圧延率を38%か
ら82%まで変化させて二次冷間圧延を行い、引き続き
一次焼鈍と同様の条件にて二次焼鈍処理を施した。
【0038】その後、二次焼鈍後の鋼板に対して圧延率
を50%から80%まで変化させて三次冷間圧延を行
い、最終板厚を0.10mmとし、次いでこれらの鋼板
に対して900℃〜1300℃の温度範囲の還元性雰囲
気(100%水素)中または酸素分圧が0.5Pa以下
の真空中にて三次焼鈍処理を施した。
【0039】その結果、還元性雰囲気中で焼鈍を行った
場合には1100℃以上で、また、真空焼鈍の場合には
1000℃以上で、それぞれ粗大粒が全面を覆った。こ
れらの粗大粒はエッチピット観察の結果、全て<110
>/N.D.となっていた。以上のようにして得られた
鋼板のうち、三次焼鈍を酸素分圧0.5Pa以下の真空
中にて1150℃で1時間行った鋼板のB8 を直流磁気
測定装置を用いて測定した。その結果を図5、図6に示
す。図5はこの実施例における各圧延の圧延率又は中間
焼鈍の際の板厚と三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8 との
関係を示す図であり、図6は一次圧延率及び二次圧延率
を種々変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B
8 を示す図である。
【0040】これらの図から、一次冷間圧延率を40〜
61%、二次冷間圧延率を43〜80%、三次冷間圧延
率を50〜75%とすることにより、B8 ≧1.82T
の優れた特性を示す鋼板を製造することができ、さら
に、一次冷間圧延率を45〜56%、二次冷間圧延率を
56〜74%、三次冷間圧延率を60〜75%とするこ
とにより、B8 ≧1.85Tのより優れた特性を有する
鋼板を製造することができることが確認される。
【0041】[実施例2]表1に示す化学成分の鋼Bを
溶製し、仕上温度:850℃、巻取温度:700℃、仕
上板厚:2.5mmの条件で熱間圧延を行った。この熱
延板を表面酸化膜除去のため酸洗した後、圧延率56〜
84%で一次冷間圧延し、次いでこの鋼板に対して10
0%窒素雰囲気中において700℃で1時間の一次焼鈍
処理を施した。次に、一次焼鈍後の鋼板に対して圧延率
を38%から82%まで変化させて二次冷間圧延を行
い、引き続き一次焼鈍と同様の条件にて二次焼鈍処理を
施した。
【0042】その後、二次焼鈍後の鋼板に対して圧延率
を25%から70%まで変化させて三次冷間圧延を行
い、最終板厚を0.15mmとし、次いで、これらの鋼
板に対して900℃〜1300℃の温度範囲の還元性雰
囲気(100%水素)中または酸素分圧が0.5Pa以
下の真空中にて三次焼鈍処理を施した。
【0043】その結果、還元性雰囲気中で焼鈍した場合
には1050℃以上で、また、真空焼鈍の場合には10
00℃以上で、それぞれ粗大粒が全面を覆った。以上の
ようにして得られた鋼板のうち、三次焼鈍を還元性雰囲
気中にて1200℃で30分間行った鋼板のB8 を直流
磁気測定装置を用いて測定した。その結果を図7及び図
8に示す。図7はこの実施例における各圧延の圧延率又
は中間焼鈍の際の板厚と三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B
8 との関係を図5と同様に示す図であり、図8は一次圧
延率及び二次圧延率を種々変化させた場合の三次焼鈍後
の鋼板の磁束密度B8 を図6と同様に示す図である。
【0044】これらの図から、一次冷間圧延率を60〜
70%、二次冷間圧延率を60〜70%、三次冷間圧延
率を64〜70%とすることにより、B8 ≧1.60T
の優れた特性を有する鋼板を製造できることが確認され
る。
【0045】[実施例3]一次および二次焼鈍処理を8
00℃×5分間の連続焼鈍で行い、三次焼鈍を1150
℃×1時間行って、他の条件は実施例1と同様にして鋼
板を製造した。この鋼板のB8 を直流磁気測定装置を用
いて測定した。その結果を図9及び図10に示す。図9
はこの実施例における各圧延の圧延率又は中間焼鈍の際
の板厚と三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8 との関係を図
5、7と同様に示す図であり、図10は一次圧延率及び
二次圧延率を種々変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の
磁束密度B8 を図6、図8と同様に示す図である。
【0046】これらの図から、一次冷間圧延率を39〜
67%、二次冷間圧延率を50〜80%、三次冷間圧延
率を50〜75%とすることにより、B8 ≧1.80T
の優れた特性を示す鋼板を製造することができ、さら
に、一次冷間圧延率を40〜56%、二次冷間圧延率を
56〜70%、三次冷間圧延率を50〜75%とするこ
とにより、B8 ≧1.85Tのより優れた特性を有する
鋼板を製造することができることが確認される。
【0047】[実施例4]表1に示す化学成分の鋼Aを
溶製し、仕上温度:830℃、巻取温度:610℃、仕
上板厚:2.2mmの条件で熱間圧延を行った。この熱
延板を表面酸化膜除去のため酸洗した後、圧延率40〜
78%で一次冷間圧延し、次いでこの鋼板に対して75
0℃で1時間の一次焼鈍処理を施した。次に、一次焼鈍
後の鋼板に対して圧延率を20%から82%まで変化さ
せて二次冷間圧延を行い、引き続き一次焼鈍と同様の条
件にて二次焼鈍処理を施した。
【0048】その後、二次焼鈍後の鋼板に対して圧延率
を50%から80%まで変化させて三次冷間圧延を行
い、最終板厚を0.10mmとし、次いで、これらの鋼
板に対して酸素分圧が0.5Pa以下の真空中にて11
50℃で1時間の三次焼鈍処理を施した。この鋼板のB
8 を直流磁気測定装置を用いて測定した。その結果を図
11に示す。図11は一次圧延率及び二次圧延率を種々
変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8 を図
6、8、10と同様に示す図である。
【0049】この図と実施例1の図6とを比較すると、
この実施例においては実施例1よりも熱間圧延の仕上温
度が高くなった分だけ、最適な一次圧延率の範囲が高い
領域にシフトしていることが確認される。
【0050】[実施例5]表2に示すC1〜D3の化学
成分の鋼を溶製し、仕上温度:800℃、巻取温度:6
10℃、仕上板厚:2.4mmの条件で熱間圧延を行っ
た。この熱延板を表面酸化膜除去のため酸洗した後、圧
延率79%で一次冷間圧延し、次いでこの鋼板に対して
900℃で3分間の一次焼鈍処理を施した。この一次焼
鈍は、水素40%、窒素60%、露点−30℃の雰囲気
の連続焼鈍とした。次に、一次焼鈍後の鋼板に対して圧
延率40%で二次冷間圧延を行い、引き続き一次焼鈍と
同様の条件にて二次焼鈍処理を施した。
【0051】その後、二次焼鈍後の鋼板に対して三次冷
間圧延を行い、最終板厚を0.10mmとし、次いで、
これらの鋼板に対して酸素分圧が0.5Pa以下の水素
雰囲気中にて1180℃で1時間及び5時間の三次焼鈍
処理を施した。この鋼板のB8 を直流磁気測定装置を用
いて測定した。その結果を表3に示す。なお、鋼種C1
〜C3はCu量を変化させたもの、D1〜D3はAl量
を変化させたものである。
【0052】表3から明らかなように、Cu及びAlが
0.01wt%以下になると高い磁束密度が得られるこ
とが確認された。また、熱処理時間を長くすることによ
り、磁束密度が高くなる傾向にあることが確認された。
【0053】[実施例6]表1に示す化学成分の鋼Aを
溶製し、仕上温度:780℃、巻取温度:610℃、仕
上板厚:2.3mmの条件で熱間圧延を行った。この熱
延板を表面酸化膜除去のため酸洗した後、圧延率69.
5%で一次冷間圧延し、次いでこの鋼板に対して連続焼
鈍炉にて800℃で2分間の一次焼鈍処理を施した。次
に、一次焼鈍後の鋼板に対して圧延率57%で二次冷間
圧延を行い、引き続き一次焼鈍と同様の条件にて二次焼
鈍処理を施した。
【0054】その後、二次焼鈍後の鋼板に対して3次冷
間圧延を行い、最終板厚を夫々0.10、0.06、
0.03、及び0.02mmとし、次いで、これらの鋼
板に対して酸素分圧が0.5Pa以下の真空中(真空度
2×10-4Pa)にて950〜1100℃で1時間の三
次焼鈍処理を施した。図12に各最終板厚における三次
再結晶によるGoss粒の成長速度を示す。図12から明ら
かなように、最終板厚が薄いほど低温からGoss粒が成長
し、また成長速度が速いことが確認された。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、安価な製造コストで
優れた磁気特性を有するGoss方位に集積した結晶方位を
有する方向性珪素鋼板を製造することができる製造方法
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一次圧延率、二次圧延率、三次圧延率が夫々7
2%、40%、74%の場合における、中間焼鈍の温度
とGoss組織のα角との関係を示す図。
【図2】一次圧延率、二次圧延率、三次圧延率が夫々7
2%、40%、74%の場合における、中間焼鈍の温度
と板面での(110)面の占有率との関係を示す図。
【図3】一次圧延率、二次圧延率、三次圧延率が夫々7
2%、60%、60%の場合における、中間焼鈍の温度
とGoss組織のα角との関係を示す図。
【図4】一次圧延率、二次圧延率、三次圧延率が夫々7
2%、60%、60%の場合における、中間焼鈍の温度
と板面での(110)面の占有率との関係を示す図。
【図5】実施例1における各圧延の圧延率又は中間焼鈍
の際の板厚と三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8 との関係
を示す図。
【図6】実施例1において一次圧延率及び二次圧延率を
種々変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8
を示す図。
【図7】実施例2における各圧延の圧延率又は中間焼鈍
の際の板厚と三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8 との関係
を示す図。
【図8】実施例2において一次圧延率及び二次圧延率を
種々変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8
を示す図。
【図9】実施例3における各圧延の圧延率又は中間焼鈍
の際の板厚と三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B8 との関係
を示す図。
【図10】実施例3において一次圧延率及び二次圧延率
を種々変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B
8 を示す図。
【図11】実施例4において一次圧延率及び二次圧延率
を種々変化させた場合の三次焼鈍後の鋼板の磁束密度B
8 を示す図。
【図12】各最終板厚における三次再結晶によるGoss粒
の成長速度を示す図。
フロントページの続き (72)発明者 日裏 昭 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 浪川 操 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−67115(JP,A) 特開 昭64−55339(JP,A) 特開 平1−309924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21D 8/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.01wt%以下、Si:2.5
    〜7.0wt%、S:0.01wt%以下、Al:0.
    01wt%以下、N:0.01wt%以下を含む鋼材を
    準備し、この鋼材を1000℃以上に保持した後、仕上
    温度が700〜950℃になるような熱間圧延を施し、
    次いで、圧延率30〜85%の一次冷間圧延を施した
    後、600〜900℃の温度で焼鈍し、さらに圧延率4
    0〜80%の二次冷間圧延を施し、その後600〜90
    0℃の温度で焼鈍し、さらに圧延率50〜75%の三次
    冷間圧延を施した後、還元性雰囲気若しくは酸素分圧が
    0.5Pa以下の非酸化性雰囲気、又は酸素分圧が0.
    5Pa以下の真空中において1000〜1300℃の温
    度で焼鈍することを特徴とするGoss方位に集積した結晶
    方位を有する方向性珪素鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記鋼材は0.01wt%以下のCuを
    含有していることを特徴とする請求項1に記載のGoss方
    位に集積した結晶方位を有する方向性珪素鋼板の製造方
    法。
JP18537492A 1991-07-29 1992-07-13 Goss方位に集積した結晶方位を有する方向性珪素鋼板の製造方法 Expired - Lifetime JP2871308B2 (ja)

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DE69214554T DE69214554T2 (de) 1991-07-29 1992-07-29 Verfahren zur Herstellung von Siliziumstahlbändern mit feiner Körnung in GOSS Textur
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