JP2871020B2 - コンクリート型枠用紙管の製造方法 - Google Patents

コンクリート型枠用紙管の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリートで円柱を又はコンクリート
に円孔を形成する際のコンクリート型枠として用いられ
る紙管の製造方法の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の紙管を製造する装置として、第2図及
び第3図に示す構成のものがある。この装置は、一端を
固定支持され他端を自由端とされた円筒状のマンドレル
1に、その基端部へ帯状の複数の紙材2a、2b、‥‥、2g
を一端からマンドレル軸に斜めにのり付けして供給する
供給装置3と、マンドレル1に供給される紙材2a〜2gが
螺旋状に巻き付けられて紙管に形成された部分に対して
約1回転巻き掛けられていて走行駆動される無端平ベル
ト4とで構成されている。マンドレル1はその外径が形
成しようとする紙管の内径に対応する寸法に形成された
ものである。紙材供給装置3は、第3図に見られるよう
に、帯状の紙材2a〜2gの各々を一端から導出されるよう
に支持し導出経路の途中に各紙材の片面にのり付けする
ためののり付部5を設けてあり、さらに各紙材の張力を
調節する調力調整部6を設けてある。なお、図における
7はパラフィン油の塗布部である。
この紙管製造装置は、紙管8を形成する初期におい
て、紙材2a〜2gの各々の先端部をベルト4とマンドレル
1との間に挿入して紙管8の先端部を形成する作業が必
要である。その作業は、熟練工が手作業で行うもので、
まず紙材2aの先端部をマンドレル1の外周に螺旋状に巻
きつけて先端がベルト4とマンドレル1の周面との間に
挟み込まれるように挿入し、次に紙材2bの先端部を紙材
2aの上に巻きつけて先端を紙材2aの外面とベルト4との
間に挿入し、さらに続いて同様に順次紙材2c、2d、2e、
2f、2gを挿入して第2図の状態とする。この間ベルト4
は低速で矢印の方向に走行駆動されており、低速ではあ
るが紙管が形成されているのであり、最初は紙材2aのみ
による1層のものであるが、紙材2b、2c、‥‥と順次巻
きつけられていくに従って2層、3層、‥‥と層が増大
して最後に紙材2gが巻付けられると、所望の紙管8が形
成されるようになる。この段階でベルト4の走行速度が
生成速度に上げられる。この状態は、形成された紙管8
がベルト4によってマンドレル1の回りに回転せしめら
れながらマンドレル1の自由端側へ送られており、これ
によって紙材供給装置3から紙材2a〜2gをマンドレル1
へ巻き取る形で紙管8が形成されているのである。ベル
ト4はその張力を大きくすることによって形成された紙
管8の外周面からマンドレル1へ向って巻き締めて押圧
する作用力が大きくなる。この作用力は紙材2a〜2g相互
間を良好に接着させるために必要であるが、これによっ
てマンドレル1の周面と紙管8の内面との接触圧が増大
して摩擦抵抗が大きくなるから、紙材2aの下面にパラフ
ィン油を塗布しているのである。連続的に形成される紙
管8は適当な長さに切断して出荷される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の紙管製造装置を用いた紙管の製造方法にお
いて、紙管8が形成され始めるまでの紙材2a〜2gの各先
端部をマンドレル1へ巻きつけてベルト4との間に挿入
する作業が、相当に熟練を要する問題がある。また紙管
8が形成され始めるまでに供給される紙材は製品の紙管
にならない損失部分であり、大径の紙管を少量受注生産
するような場合にはコストに材料損失が大きく影響する
問題がある。この問題は連続してある程度多量に生産し
て在庫することで対応できるが、広い置き場所や管理を
必要とする別の問題を生じる。
この発明は、コンクリート型枠用紙管の製造におい
て、紙管製造装置による紙管形成初期の手作業が必ずし
も熟練者でなくても確実にできて紙材の損失が少なくな
るような製造方法を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、従来の紙管製造装置を用い、形成する紙
管の内外径と同様な内外径を有する筒状部とその筒状部
に上記紙管を連続形成するように各紙材を巻き付け積層
する位置関係に従って紙材の各々の先端を接続する接続
部とを有する筒状治具を予めマンドレルに嵌合させ、次
に上記接続部の各々に上記紙材の先端をそれぞれ接続
し、しかる後に紙管の形成を開始することを特徴とす
る。
〔作用〕
筒状の治具は、マンドレルに嵌合させ筒状部にベルト
を巻き掛けてからその各接続部に紙材の先端がそれぞれ
接続される。その時、各紙材の先端は停止している治具
の対応する接続部に接続するのであり、その接続作業に
は殆ど熟練を必要としない。なお、ベルトの筒状部への
巻き掛けは紙材の接続後でもよい。各紙材の接続が終っ
てから、紙管製造装置を作動させると、つまりベルトを
走行させると最初は治具が回転せしめられながら軸方向
に送られ、これによって治具に続いて紙管が形成され、
治具がベルトとマンドレルとの管を外れてしまうとその
役目は終る。以後は従来と同様に紙管を連続的に製造で
きる。
〔実施例〕
第1実施例を第1図を用いて説明する。同図はこの実
施例に用いる治具10を示す。この治具10は所望の紙管11
の製造を終った段階でその紙管11を形成するために供給
した紙材12a〜12gの後端部を紙管11に形成されていない
部分を残して各縁部に直角な後端縁が形成されるように
それぞれ切断し、これを接続部13a〜13gとし、形成され
た紙管11の後端部を筒状部10aとして残して切断したも
のである。この治具10の製作は接続部13a〜13gとなる部
分に紙管11の製造を終る段階でのり付をしないで紙材12
a〜12gを供給してある程度マンドレルに巻きつけてから
後端を適当に切断しておいて、マンドレルから取外した
後で適切に切断すればよい。
この治具10を用いて従来の紙管製造装置により紙管11
を製造する場合の手順は次のようになる。まず、治具10
をマンドレルに嵌合させて筒状部10aにベルトを巻き掛
ける。次に各接続部13a〜13gの各々に対応する紙材12a
〜12gの先端部を紙材供給装置から先端部より少し後か
らのり付けされるように引出して接続する。その場合の
接続は、例えば紙材12a〜12gの各々の先端縁が側縁に直
角となるように接続しておいて、これを接続部13a〜13g
の各端縁に突き合わせると共に互いに側縁が一致して連
続するように位置させて双方の上面に跨るように粘着テ
ープTを貼りつける。場合によっては下面にも貼りつけ
てもよい。そして紙管製造装置を作動させると、接続部
13a〜13gのが紙管状にマンドレルに巻きつけられ、これ
に続いて紙材12a〜12gがマンドレルに巻きつけられるよ
うになる。紙材12a〜12gののり付けされた分が巻きつけ
られるようになると紙管11が形成され始める。かくして
紙管11が第2図を用いて説明したと同様に連続的に形成
される状態となる。
第2実施例を第4図を用いて説明する。この実施例
は、治具を合成樹脂で形成した例である。図示の治具20
は、第1実施例の紙管11を紙材12a〜12gで形成するもの
として説明する。治具20は熱可塑性の板材を紙材12a〜1
2gの厚さ及び幅が同じである帯状のものの一方の端縁が
直角に切断されたもの21a〜21gを準備して紙管11用のマ
ンドレル24又はマンドレルと同じ外径の円柱状物に紙管
11を形成するように螺旋状に巻回して相互間を接着した
ものである。図中20aは筒状部、22a〜22gは接続部であ
り、その接続部は直角に切断した端縁が外面に確実に順
次露出するようにして形成してある。
この治具20を用いて紙管11を形成する手順は次のよう
になる。まず、紙管11用のマンドレル24に治具20を嵌合
させてベルトを巻き掛ける。次に先端を直角に切断され
た紙材21aを紙材供給装置から引き出して先端を接続部2
2aに突き合わせ、粘着テープTで接続する。順次同様
に、紙材21bを接続部22bに、紙材21c〜21gを対応する接
続部22c〜22gに接続する。そして紙管製造装置を始動さ
せる。
第2実施例において、治具20を合成樹脂で形成した
が、紙材で形成してもよい。いずれにしても繰返し使用
できる。
〔発明の効果〕
この発明の方法は、紙管製造装置のマンドレルに、予
め準備した治具を嵌合させてその治具に紙管を形成する
帯状紙材の各々の先端部を接続してから紙管製造装置を
作動させるので、紙管形成開始時の紙材の損失が従来よ
りも大幅に減少する。そして治具の接続部と紙材の先端
部との接続作業は、接続位置が決められていて治具及び
紙管製造装置が停止している状態で行なうものであるか
ら、熟練者が行う必要はない。
従って、コンクリート型枠用紙管を注文に応じて少量
を製造しても紙材の損失が少ないことから、むやみにコ
スト高となることはなく、また熟練者を必要としなこと
から、生産性が向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例に使用する治具の斜視
図、第2図は従来の紙管製造装置の紙管製造状態を説明
するための主要部概略平面図、第3図は同紙管製造装置
の紙材供給状態の説明図、第4図はこの発明の第2実施
例に使用する治具の概略平面図である。 1……マンドレル、4……ベルト、10……筒状治具、10
a……筒状部、11……紙管、12a〜12g……紙材、13a〜13
g……接続部、T……粘着テープ、20……筒状治具、20a
……筒状部、22a〜22g……接続部、24……マンドレル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形成する紙管の内径に対応する外径の円筒
    状マンドレルに、複数本の帯状の紙材を先端から供給し
    螺旋状に巻きつけ複数層に積層し各紙材相互間を接着し
    て形成した紙管部を、この紙管部に上記紙材の螺旋方向
    に沿うように無端ベルトを巻き掛けて走行させることに
    よって回転させると共に軸方向に移動させて紙管を連続
    的に形成するコンクリート型枠用紙管の製造方法におい
    て、形成する紙管の内外径と同様な内外径を有する筒状
    部とその筒状部に上記紙管を連続形成するように上記巻
    き付け積層する位置関係に従って上記紙材の各々の先端
    を接続する接続部とを有する筒状治具を予めマンドレル
    に嵌合させ、次に上記接続部の各々に上記紙材の先端を
    それぞれ接続し、しかる後に紙管の形成を開始すること
    を特徴とするコンクリート型枠用紙管の製造方法。
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