JP2870585B2 - ハードウェアシミュレータ - Google Patents

ハードウェアシミュレータ

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JP2870585B2
JP2870585B2 JP8213824A JP21382496A JP2870585B2 JP 2870585 B2 JP2870585 B2 JP 2870585B2 JP 8213824 A JP8213824 A JP 8213824A JP 21382496 A JP21382496 A JP 21382496A JP 2870585 B2 JP2870585 B2 JP 2870585B2
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克哉 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードウェアシミ
ュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の一例を図7を参照して説明す
る。図7では、論理検証を行おうとする対象回路701
である半導体集積回路に対し、準備されているライブラ
リデータなどに従って設計者自らが、マッピングすべき
モジュールをハードウェアシミュレータ704の入力コ
マンドファイル703に指定しているところを模式的に
表したものである。本例において、モジュールM2(7
12)、M3(713)に用いられているブロックのう
ち、ブロックU1(714)、U2(719)がマッピ
ング用ライブラリ702に定義されていないことを確認
した設計者は、このモジュールM2、M3をマッピング
の対象とはしないよう指定する。マッピング用ライブラ
リ702に定義されているモジュールM4(721)、
M5(722)のみで構成されるモジュールM1(71
1)はマッピング可能であり、モジュールM4(71
6)、M5(717)をそれぞれマッピング指定せず
に、このモジュールM4、M5から成るモジュールM1
をマッピング指定する。したがって、この場合、マッピ
ング指定できるモジュールは、M1(711)、M6
(718)、M7(715)となり、これを記したマッ
ピング指定ファイルの作成を設計者が手で行う。
【0003】このように、マッピング用ライブラリを参
照しつつ、対象となる回路の中のモジュールをひとつひ
とつ調べてマッピング指定ファイルを作成していくのは
設計者の作業となっていた。また、この場合、ブロック
U1、U2に関してはソフトウェア上で処理されること
になる。
【0004】一方、特開昭59−38859に示されて
いるハードウェアシミュレーションシステムにおいて
は、ハードウェアシミュレーションをするために、シミ
ュレーションモデルを作成する第1のコンピュータと、
ハードウェアシミュレータを制御する第2のコンピュー
タとを備える高速論理検証シミュレーションシステムが
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7の従来例では、回
路規模が大きくなると、ハードウェアシミュレータの高
速処理が生かされず、総処理時間が増大してしまうとい
う問題点がある。その理由は、従来のハードウェアシミ
ュレータではハードウェアシミュレータで用いるライブ
ラリの中で定義されたブロックのみで構成されたモジュ
ールをハードウェア上にマッピングすることが可能であ
ることによる。このため、設計者は対象となる半導体集
積回路の中で、マッピングしたいモジュールを事前にマ
ッピング可能かどうか確認し、可能であればそのモジュ
ール名を逐一入力コマンドファイルによって指定してお
かなければならないからである。そして、マッピングさ
れないモジュールに関しては、ソフトウェア上で処理さ
れ、この処理は一般にハードウェアでの処理よりも遅い
ため、ハードウェアシミュレータの性能を十分に引き出
すためには、マッピング指定ファイルの注意深い作成が
求められているからである。
【0006】ここで、対象となる半導体集積回路の規模
が大きい場合、使用される階層構造も深くなり、使用さ
れるモジュールの数も増大する。設計者はこれらモジュ
ールのマッピングに関する情報を準備することに多大な
時間を必要とし、本来、ハードウェアシミュレータを使
用することで短縮しようとした検証にかかる工数に対し
て、所望の時間短縮が得られない。これは、従来のハー
ドウェアシミュレータでは、指定されたモジュールにつ
いてのみマッピングを行うような機能しか備わっていな
いことに起因する。
【0007】また、上記特開昭59−38859におい
ても、ハードウェアシミュレータへの制御指示を記述し
たファイルの作成に関わる課題が解決され得ない。
【0008】そこで、本発明の課題は、シミュレーショ
ンの対象回路のモジュールのマッピング指定をシミュレ
ータ本体が行うことで、シミュレーション作業の高速化
と指定ファイル作成の手間を省くことのできるハードウ
ェアシミュレータを提供することにある。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
集積回路のハードウェアシミュレータによる論理検証に
おいて、回路中のどのモジュールをハードウェア上にマ
ッピングするかを、入力されたライブラリから自動的に
判定する判定手段を有することを特徴とするハードウェ
アシミュレータが得られる。
【0011】
【0012】
【作用】図1を参照して本発明の作用を説明する。
【0013】本発明では、あらかじめ準備されたハード
ウェアシミュレータ用のライブラリ101を読み込むこ
とによって、論理検証の対象回路201である半導体集
積回路のなかで使われているモジュールのうち、マッピ
ング可能なモジュール、すなわちライブラリ中で定義さ
れたブロックのみによって構成されるモジュールをすべ
て抽出して、その情報を、最適の性能を発揮するマッピ
ング情報、すなわち、可能なかぎりのモジュールをマッ
ピングした場合のマッピング情報としてマッピング情報
ファイル2に書き出しつつシミュレーションを行う。
【0014】設計者は、自動生成されたマッピング可能
なモジュールの情報をそのまま、もしくは場合によって
は編集してハードウェアシミュレータ1への入力コマン
ドファイルとして用いる。
【0015】図1ではライブラリ101の中にモジュー
ルM4、M5、M6、M7が定義してあるという情報
を、ハードウェアシミュレータ1が読み込み、モジュー
ルM1、M2、M3の階層をマッピング可能かどうか判
断する。モジュールM2は未定義ブロックU2を含むの
でマッピング対象とはならない。また、モジュールM3
は、モジュールM9とブロックU1で構成され、モジュ
ールM9そのものはライブラリ101に定義されていな
いが、モジュールM9を構成するモジュールM7、M8
は定義されているのでモジュールM9はマッピング可能
である。このモジュールM9が属するモジュールM3に
はブロックU1という未定義ブロックが含まれるので、
モジュールM3はマッピング情報には出力されない。モ
ジュールM1は、定義されたモジュールM4、M5のみ
で構成されるため、モジュールM4、M5の上位のモジ
ュールM1はマッピング対象となる。したがって、この
場合、モジュールM1とM9を最大限マッピング可能な
モジュールと指定できる。
【0016】本発明によって、ライブラリを読み込んだ
ハードウェアシミュレータが、その情報から、最大限マ
ッピング可能なモジュール情報を出力してくれるため、
特に大規模集積回路に対して、前もって設計者がその複
雑な階層を目視してマッピング指定ファイルを作成する
必要がなくなり、シミュレーション作業時間の短縮をは
かることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明によるハードウェアシミュレータ1の構成と、対象
回路201とライブラリ101をハードウェアシミュレ
ータ1が読み込み、階層状態の解析とマッピング可能な
モジュール情報を出力したり、その情報に基づいてシミ
ュレーションを実行したりしている様子を表したもので
ある。
【0018】このとき、ハードウェアシミュレータ1
で、図1の対象回路201に対して、マッピング可能な
モジュールの選定に用いられる、内部記憶のテーブル構
造を表したものが図2である。図2のテーブルは、図1
の階層構造を摸式的に図3のようなツリー構造を仮想的
に構築して内部記憶に格納される。
【0019】図2において、Aはハードウェアシミュレ
ータ1に読み込まれた対象回路201内のモジュールの
ID番号である。このID番号を、モジュールひとつず
つに割り当てる。Bはそれぞれのモジュール名である。
Cは、このモジュールが他のモジュールを子として含む
とき、そのモジュールのIDを示す。ひとつも他のモジ
ュールを含まないときは−1を格納している。Dは、C
で示されたIDから、いくつのモジュールが自分の配下
かを示す。ここで、CからD個分が自分の配下と表せる
ように、対象回路の読み込み時に配下のモジュールをテ
ーブルに格納しておく。Eは、そのモジュールがどの親
モジュールに属するかを示す。どこにも属さないモジュ
ールの場合には−1を格納している。Fは、そのモジュ
ールがライブラリに定義してあるかどうかを示すフラグ
である。この場合、定義してあれば1、してなければ0
を格納させている。
【0020】図2は対象回路201とライブラリ101
を読み込んだ直後であり、マッピング可能モジュール選
定にしたがって空欄は埋められる。
【0021】図4は、各モジュール毎にハードウェアシ
ミュレータ1が行う処理を流れ図で表したものである。
この処理を、図2の空欄を埋めるために各モジュールに
適用する。空欄(a)に関して、モジュールM9の配下
を、C項のID、D項の個数から、IDが10のモジュ
ールM7とIDが11のモジュールM8と知ることがで
き、この二つともライブラリに定義してあるので、空欄
(a)には1が格納される。次に、空欄(b)に関し
て、C項、D項から、配下はモジュールM9とU1と知
ることができる。ここで、M9は空欄(a)に1が格納
されたから、M9はマッピング可能である。しかし、ブ
ロックU1のF項よりブロックU1は未定義ということ
なので、図4の分岐において、マッピングできないと判
断されるため、空欄(b)には0が格納される。
【0022】同様にして、モジュールM1の空欄(c)
には1が、モジュールM2の空欄(d)には0が格納さ
れる。このように、各モジュールについて、図2のF項
を満たすことができたら、次に、F項に1が格納されて
いるものについて、図5の判断と処理を適用する。一例
として、モジュールM7においては、これは親モジュー
ルM9を持ち、この親モジュールM9はマッピング可能
なのでモジュールM7はマッピング情報として出力しな
い。モジュールM6は親モジュールを持たないので、こ
れをマッピング情報として出力させる。モジュールM9
については、親であるモジュールM3を持つが、この親
モジュールM3はマッピング可能ではないので、モジュ
ールM9がマッピング可能な上位階層としてマッピング
情報が出力される。
【0023】この結果、図6のように、階層が解析さ
れ、マッピング可能な、上位モジュールとして、モジュ
ールM1、M6、そしてM9が対象モジュールとして抽
出されることになる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、人手で行っていたモジ
ュールの選定作業をハードウェアシミュレータが行うこ
とで、これに係る時間が短くなる。また、人手で選定し
たモジュールの中に実はライブラリに定義されていない
ブロックが使われていたため、マッピングができない、
もしくは、マッピングできるモジュールに指定の漏れが
あった、などの誤りも防ぐ事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシミュレータの構成と対象回路に対す
る処理を示した図である。
【図2】本発明で用いられる内部記憶のテーブル構造で
ある。
【図3】図1で示された回路の階層構造を表す樹系図で
ある。
【図4】本発明の実施例のうち、マッピング可能かどう
かを判断するフローチャート図である。
【図5】本発明の実施の形態のうち、マッピング情報と
して出力するか否かを判断するフローチャート図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態において、マッピング情報
がどのように出力されるかを図3で表された樹系図を利
用して示した図である。
【図7】従来の、手作業でマッピング情報を作成した場
合のシミュレーション図である。
【符号の説明】
100 ハードウェアシミュレータ 101 ライブラリ 201 対象回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路のハードウェアシミュレ
    ータによる論理検証において、回路中のどのモジュール
    をハードウェア上にマッピングするかを、入力されたラ
    イブラリから自動的に判定する判定手段を有することを
    特徴とするハードウェアシミュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハードウェアシミュレー
    タにおいて、前記判定手段は、 あらかじめ準備されたライブラリを読み込むステップ
    と、 階層を解析するステップと、 論理検証の対象回路のなかで使われている複数のモジュ
    ールのうち、ライブラリ中で定義されたブロックのみに
    よって構成されるモジュールをすべて抽出し、その情報
    を、可能なかぎりのモジュールをマッピングした場合の
    マッピング情報としてマッピング情報ファイルに書き出
    すステップとを実行するものである ことを特徴とするハ
    ードウェアシミュレータ。
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