JP2870111B2 - 円盤状織物の連続製造方法 - Google Patents

円盤状織物の連続製造方法

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和孝 ▲から▼崎
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多数の円盤状織物を連続的に製造するための
方法に関するものである。
なおこの明細書において円盤状織物と称するのは、中
心から放射状に延びる放射方向糸と、当該放射方向糸に
交差して渦巻状に延びる周方向糸とを織成してなる織物
を指称するものであって、その形態は平面的な円盤に限
るものではなく、半球形や椀状のような中心と外周部と
を有する曲面をも含むものである。
従来の技術 従来この種の円盤状織物を製造する方法としては、例
えば特開昭63−309648号公報に記載されたものが知られ
ている。
このものは、放射方向糸の端末を支持した杼を上下で
対をなすチャックの間で受渡すことにより開口させ、そ
の間に周方向糸を織込んで円盤状織物を織成するもので
ある。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記方法においては、円盤状織物を織成
した後、放射方向糸を杼から切離して織成された円盤状
織物を取外し、改めて杼の間に放射方向糸を張渡さなけ
れば次の円盤状織物を織成することができず、そのため
の準備工程が極めて繁雑であった。
また他の方法として、筒状織物を構成するための環状
織機を使用し、織成された織物を引取ることなく織成を
続けてゆくことにより円盤状織物を得ることも行われて
いるが、この方法においても円盤状織物を織成した後
は、周囲から供給されている放射方向糸を切離して円盤
状織物を取除き、改めて放射方向糸の端末を中心部に収
束し、放射方向糸の張力を調整しなければ次の円盤状織
物を織成することができず、それらの工程は繁雑であっ
た。
一般に織物は長さ方向に連続したものであり、たて糸
を供給し続ける限りは織成を続けることができるもので
あり、仕立替えは頻度が小さく、それほど大きな問題で
はなかった。しかしながら円盤状織物は長さ方向の連続
性がないため、所定の大きさのものを織成すればそれで
織成は終了し、仕立替えをしなければ次のものを織成す
ることができない。そのためその仕立替えの頻度が極め
て大きく、その繁雑さが製造上のネックとなっていたの
である。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、円
盤状織物を織成した後、当該円盤状織物を装置から取外
すことなく、簡単に仕立替えをして直ちに次の円盤状織
物の製造に移ることのできる、円盤状織物の連続製造方
法を提供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明は、中心から放射状に延びる放射方向糸
に対して周方向糸を渦巻状に織込んで円盤状織物を織成
し、当該円盤状織物を所定の径にまで織成した後、当該
円盤状織物の外周より外方において前記放射方向糸を支
持し、当該放射方向糸を外方から供給しつつ前記円盤状
織物の片面側において放射方向糸を中心に収束させ、そ
の中心から外方に延びる放射方向糸に対して周方向糸を
渦巻状に織込んで次の円盤状織物を織成することを繰返
すことを特徴とするものである。
この方法においては、円盤状織物を織成した後、当該
円盤状織物の片面に沿って支持円盤を配置し、当該支持
円盤の外周部において放射方向糸を支持すると共に、支
持円盤の反対面において放射方向糸を収束するのが好ま
しい。
また円盤状織物を織成した後、当該円盤状織物をその
中心を回転中心として、180゜以上回転させることによ
り、放射方向糸を収束させることができる。
実施例 以下本発明の実施例を図面に従って説明する。第1図
及び第2図は、本発明を実施する装置の準備状態の主要
部を示すものである。1は支持台であって、回転シャフ
ト2により上下動及び回転可能に支持されている。また
支持台1の上面には、嵌合孔3が形成されている。
4aは支持円盤であって、外周に近い下面には前記嵌合
孔3に嵌合する嵌合棒5が突設され、さらに外周下面に
は多数のピン6が植設されている。また上面には、前記
支持台1と同様の嵌合孔3が形成されている。そしてこ
の支持円盤4aは、上方のエアーシリンダー7のロッド8
で中心を押えられ、嵌合棒5が支持台1の嵌合孔3に嵌
合した状態に保持されている。
9は放射方向糸であって、前記ピン6に引掛けられ
て、その両端部は外方に延び、適宜の開口装置(図示せ
ず)を経てボビン(図示せず)に接続されており、開口
運動をすると共に必要に応じて外方から供給されるよう
になっている。またこの放射方向糸9の開口内には周方
向糸の供給装置(図示せず)が設けられており、中心の
回りを回転して周方向糸を放射方向糸9に織込むように
なっている。
而して、第1図及び第2図に示される状態から支持台
1を下動させて、放射方向糸9の開口中心が支持円盤4a
の上に位置するようにし、次いで回転シャフト2を回転
軸として支持台1をほゞ180゜回転させる。この回転角
度は、180゜未満では不十分であるが、180゜を超えて大
きく回転させても意味はなく、ほゞ半回転させるのが適
当である。
これにより第3図及び第4図に示すように、各ピン6
に引掛けられた放射方向糸9は支持円盤4aの外周縁を回
って上面に回り込み、ロッド8の側部を通ってピン6の
反対側に延びることになり、放射方向糸9は中心に収束
される。この操作に必要な長さの放射方向糸9は、前記
ボビンから供給される。
次いでエアーシリンダ7を操作してロッド8を上昇せ
しめると、支持台1上に支持円盤4aが支持されており、
当該支持円盤4a上において、その支持円盤4aの周縁から
中心を通って、反対側の外方に延びる放射方向糸9群が
形成されることになる。
ここで前記開口装置を操作して支持円盤4aの中心から
外方に延びる放射方向糸9に開口運動をさせ、その開口
内で周方向糸の供給装置を回転させると、第5図及び第
6図に示すように放射方向糸9に周方向糸10が渦巻状に
織込まれ、円盤状織物11が織成される。
所定の径にまで円盤状織物11を織成したならば、織成
操作を停止する。そして第7図に示すように円盤状織物
11の上に新たな支持円盤4bを重ね、嵌合棒5を下の支持
円盤4aの上面の嵌合孔3に嵌合する。
そしてエアーシリンダー7のロッド8で支持円盤4bを
押えながら支持台1を下動させ、前述と同様にほゞ180
゜回転させる。これにより二つの支持円盤4a,4bも共に
回転し、放射方向糸9は上の支持円盤4bのピン6に引掛
けられて支持円盤4bの外周縁を上側に回り込み、第3図
及び第4図に示されたと同様に放射方向糸9は支持円盤
4bの上において中心を通る放射方向糸9群を形成し、中
心において放射方向糸9は収束されることとなる。
以下同様に放射方向糸9に周方向糸10を織込んで円盤
状織物11を織成し、その円盤状織物11の上にさらに新た
な支持円盤4c,4d……を重ね、支持台1を回転させるこ
とにより中心で放射方向糸9を収束させ、さらに周方向
糸10を織込んで円盤状織物11を織成することを繰返す。
この状態が第8図に示されており、支持台1上に複数の
支持円盤4a,4b,4c……が重なって、各支持円盤4a,4b,4c
……間に円盤状織物11が挟持されている。
所定の数の円盤状織物11を織成したならば、最上部の
円盤状織物11を放射方向糸9から切離し、円盤状織物11
及び支持円盤4を支持台1から取外す。そして支持円盤
4の側縁を回り込んでいる放射方向糸9を切断して円盤
状織物11を分離することにより、複数枚の円盤状織物11
を得ることができる。
先の実施例においては、織成された円盤状織物11の外
方において放射方向糸9を支持する手段として、支持円
盤4を使用し、当該支持円盤4に植設されたピン6に放
射方向糸9を引掛け、支持円盤4の外周縁を回り込ませ
ることにより放射方向糸9を支持しているが、他の手
段、例えば支持台1に植設されたピンなどに引掛けるこ
とにより支持させることも可能である。また支持円盤4
を使用する場合においても、支持円盤4の外周縁に刻設
された切欠きに係止することにより支持することもでき
る。
また円盤状織物11の外方において支持された放射方向
糸9を再度中心に収束させる手段としては、適宜の紐で
括って束ねたり、カメラの絞りに類似の機構で収束させ
ることもできるが、先の実施例のように支持台1と共に
既に織成された円盤状織物11を回転させる方法は、極め
て簡単に且つ確実に収束させることができ、しかも放射
方向糸9のテンションなどの影響で円盤状織物11の中心
部の組織が乱れることもなく、極めて好ましい方法であ
る。
作用 本発明においては、円盤状織物を織成した後、その円
盤状織物をそのままにしてその外方において放射方向糸
を支持し、当該放射方向糸を中心において収束させるこ
とにより次の円盤状織物を織成するのである。
放射方向糸を収束することにより、その収束部から外
方に延びる放射方向糸の部分が新たな円盤状織物の放射
方向糸となり、そこに周方向糸を織込むことによって新
たな円盤状織物を織成することができる。
さらに円盤状織物を織成した後は、その外方において
放射方向糸を支持することにより、その後の工程におい
て織成された円盤状織物の形状が崩れたり、目ずれを起
したりするのを防止することができる。
発明の効果 本発明によれば、一枚の円盤状織物11を織成したの
ち、その円盤状織物11を装置から取外すことなく、放射
方向糸9のみを中心に収束させて次の円盤状織物11を織
成することができるので、個々の円盤状織物11を織成す
る間の仕立替えを極めて簡単に行うことができる。
従って多数の円盤状織物11を織成するときにも、ある
程度の枚数の円盤状織物11を連続して構成することがで
き、その間の仕立替えの時間を大巾に短縮できる。
そして所定の枚数の円盤状織物11を織成した後、それ
らを一括して装置から取外し、然る後放射方向糸9を切
断することにより個々の円盤状織物11を分離することが
できる。
また請求項2の発明によれば、支持円盤4が円盤状織
物11の外方の放射方向糸9を支持すると共に、織成され
た個々の円盤状織物11を支持円盤4に挟持しているの
で、その後の工程の間に織成の終った円盤状織物11の組
織が乱れたり目ずれを生じたりすることがない。
さらに請求項3の発明によれば、円盤状織物11や支持
円盤4を支持した支持台1を回転させるという極めて単
純な操作により、放射方向糸9を確実に中心に収束させ
ることができるので、特に個々の円盤状織物11の間に仕
立替えの操作が簡単である。
しかも放射方向糸9を収束させるために無用の器具な
どを糸に接触させることがないので、糸が傷付くことも
なく、また放射方向糸9のテンションが乱れることもな
いので、直ちに次の円盤状織物11の織成に移ることがで
きる。
さらに円盤状織物11の織成時には、放射方向糸9は中
心を通ってほゞ直線状に延びているので、そのテンショ
ンにより円盤状織物11の中心部の組織が乱れるようなこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の方法の準備状態を示す中
央縦断面図及び支持円盤の底面図である。第3図及び第
4図は放射方向糸を収束させた状態を示す中央縦断面図
及び平面図である。第5図及び第6図は、円盤状織物を
織成した状態を示す中央縦断面図及び平面図である。第
7図は織成された円盤状織物の上に新たな支持円盤を重
ねた状態の中央縦断面図であり、第8図は本発明により
多数枚の円盤状織物を織成した状態を示す中央縦断面図
である。 4……支持円盤、9……放射方向糸 10……周方向糸、11……円盤状織物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−133242(JP,A) 特開 昭63−30964(JP,A) 特開 昭57−171741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 37/00 D03D 41/00 D03D 25/00 D03D 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心から放射状に延びる放射方向糸(9)
    に対して周方向糸(10)を渦巻状に織込んで円盤状織物
    (11)を織成し、当該円盤状織物(11)を所定の径にま
    で織成した後、当該円盤状織物(11)の外周より外方に
    おいて前記放射方向糸(9)を支持し、当該放射方向糸
    (9)を外方から供給しつつ前記円盤状織物(11)の片
    面側において放射方向糸(9)を中心に収束させ、その
    中心から外方に延びる放射方向糸(9)に対して周方向
    糸(10)を渦巻状に織込んで次の円盤状織物(11)を織
    成することを繰返すことを特徴とする、円盤状織物の連
    続製造方法
  2. 【請求項2】円盤状織物(11)を織成した後、当該円盤
    状織物(11)の片面に沿って支持円盤(4)を配置し、
    当該支持円盤(4)の外周部において放射方向糸(9)
    を支持すると共に、支持円盤(4)の反対面において放
    射方向糸(9)を収束することを特徴とする、請求項1
    に記載の円盤状織物の連続製造方法
  3. 【請求項3】円盤状織物(11)を織成した後、当該円盤
    状織物(11)をその中心を回転中心として、180゜以上
    回転させることにより放射方向糸(9)を収束させるこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の円盤状織物の
    連続製造方法
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