JPH06264326A - 三次元織物 - Google Patents

三次元織物

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JPH06264326A
JPH06264326A JP4548593A JP4548593A JPH06264326A JP H06264326 A JPH06264326 A JP H06264326A JP 4548593 A JP4548593 A JP 4548593A JP 4548593 A JP4548593 A JP 4548593A JP H06264326 A JPH06264326 A JP H06264326A
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JP
Japan
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yarn
vertical
warp
additional
thread
Prior art date
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JP4548593A
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English (en)
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Akihiko Machii
暁彦 町井
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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Arisawa Mfg Co Ltd
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Arisawa Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は均一強度を有する三次元織物を提供
することを目的とする。 【構成】 中心から放射方向に配設される複数本のたて
糸Yと厚さ方向に配される複数本の垂直糸Zと周方向に
巻回状態で配設されるよこ糸Xとから成る三次元織物1
において、たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸X
の適宜な位置に付加糸YF,ZF,XFを集束せしめて該
たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸Xを適宜な位
置から径大に構成せしめて成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は均一強度を有する三次元
織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
者は特願平4−164236号,特願平4−29706
7号,特願平5−43039号として円筒状,円盤状の
三次元織物を提案している。
【0003】例えば円盤状の三次元織物は、図1に図示
したように中心から外方向に行くに従って、たて糸Y同
志の間隔が広くなる為当然糸密度不均一即ち、該三次元
織物を補強材として使用した場合に強度不均一という問
題が生じる。
【0004】そこで、このような問題点を解決する為本
発明者は既に追加糸を用いる特願平4−326522号
を提案している。
【0005】本発明は、特願平4−326522号と別
の手段により上記問題点を解決した三次元織物を提供す
ることを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】中心から放射方向に配設される複数本のた
て糸Yと厚さ方向に配される複数本の垂直糸Zと周方向
に巻回状態で配設されるよこ糸Xとから成る三次元織物
1において、たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸
Xの適宜な位置に付加糸YF,ZF,XFを集束せしめて
該たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸Xを適宜な
位置から径大に構成せしめて成る三次元織物に係るもの
である。
【0008】
【作用】たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸Xの
適宜な位置に付加糸YF,ZF,XFが集束され、該たて
糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸Xが適宜な位置か
ら径大となる為、この径大部により糸密度が疎の部分が
補充され、織物全体としての密度が均一化する。
【0009】
【実施例】図2,3は本発明の実施例である。本実施例
に係る円盤状の三次元織物は、前記した特願平4−32
6522号と同様であるが、以下にその概略を説明す
る。図4〜9は本発明に係る織物の織成装置を図示した
もので以下に説明する。
【0010】糸開口手段2としての綜絖装置は、間隔L
を置いて環状に6組(綜絖装置2a,2b,2c,2
d,2e,2f)配設される。
【0011】この綜絖装置は12枚の円弧状の綜絖枠9
がシリンダー装置により昇降可能に構成される。従っ
て、各綜絖装置は夫々独立して作動させることが可能と
なる。この各綜絖装置の外側には垂直糸Zを巻回するビ
ーム11,追加垂直糸ZAを巻回するビーム24及びたて糸
Y,追加たて糸YA,を吊下する重錘12が配設される。
尚、符号5はたて糸Y,追加たて糸YA,追加垂直糸ZA
を支承する支承リングである。
【0012】また、本機の中心には適宜な手段(図示省
略)により回動する回動軸23が配設され、この回動軸23
には回動杆13が固着され、この回動杆13の先端には磁石
19が付設されている。
【0013】この回動杆13の回動軌跡上方にはL字形の
非磁性材で形成したシャトルガイド板14がシャトル4の
長さ以下の間隔を介して環状に並設されており、この複
数枚のシャトルガイド板14の湾曲角部によりシャトル軌
道が形成される。このシャトル軌道は綜絖装置の数と同
様に6個の軌道であって、この6個の軌道が前記間隔L
により分断された状態で環状に配設される。尚、符号6
はシャトルガイド板14同志を連結しているリングであ
る。
【0014】よこ糸Xが連結されたシャトル4には、下
面に磁石16が付設されており、前記回動杆13が回動する
と、前記磁石19とこの磁石16との磁力により、シャトル
4はシャトル軌道内を周回移動(円運動)する。
【0015】各綜絖装置の内側にしてシャトルガイド板
14の近傍には環状に配設された各綜絖装置の中心方向へ
移動可能に構成された複数の移動板17が所定の間隔を介
して環状に並列して成る筬18が配設されることになる。
【0016】この移動板17にはたて糸Y,追加たて糸Y
Aが通過する挿通孔21が形成されている。尚、符号7は
筬打ち凸部、符号20は移動板17を連結する連結軸であ
る。
【0017】この複数の移動板17は前記シャトルガイド
板14同志の間隔内を移動するように構成される。
【0018】符号15は糸ガイドバーである。
【0019】まず、基本組織Kについて説明する。基本
組織Kは、図8において図示したようにたて糸Yがたて
糸Y1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて糸Y4の4段であ
り、この4段に配設されたたて糸Yが、環状に配設され
た綜絖装置の中心を夫々通過する状態で(中心からみる
と放射状に)に配設され、また、垂直糸Zがたて糸Yの
各間に垂直糸Z1,垂直糸Z2の2本配設され、また、1
本のよこ糸Xが、前記垂直糸Zとたて糸Yとで囲繞され
る空間に1回ずつ挿通された状態で多段に配設(従っ
て、よこ糸Xは螺旋状に配設される。)されて構成され
る。
【0020】即ち、1つの綜絖装置2aにより織成され
る基本組織Kに係る部分組織S1は、図8において、4
本のたて糸Y1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて糸Y4と2
本の垂直糸Z1,垂直糸Z2と1本のよこ糸Xが5周して
形成される垂直状態の1つの組織が隣接同志数層織成さ
れて出来る組織であり、この部分組織S1と同じ部分組
織S2〜S6が他の5つの綜絖装置2b〜2fにより織成
され、これらの部分組織S1〜S6がよこ糸Xにより環状
に織成されて基本組織Kが織成されることになる。
【0021】次に、追加組織Tについて説明する。追加
組織Tは、図8において図示したように追加たて糸YA
が追加たて糸YA1,追加たて糸YA2,追加たて糸YA3
追加たて糸YA4の4段であり、この4段に配設された追
加たて糸YAが環状に配設された綜絖装置の中心上下側
を夫々通過する状態で(中心からみると放射状に)配設
され、また、追加垂直糸ZAが追加たて糸YAとたて糸Y
との各間に追加垂直糸ZA1,追加垂直糸ZA2の2本配設
され、また、1本のよこ糸Xが前記追加垂直糸ZAと追
加たて糸YAとで囲繞される空間に1回ずつ挿通された
状態で多段に配設(従って、よこ糸Xは螺旋状に配設さ
れる。)されて追加組織Tが前記基本組織Kの任意の位
置から付加形成される。
【0022】即ち、1つの綜絖装置2aにより織成され
る追加組織Tに係る部分組織は、4本の追加たて糸
A1,追加たて糸YA2,追加たて糸YA3,追加たて糸Y
A4と2本の追加垂直糸ZA1,追加垂直糸ZA2と1本のよ
こ糸Xが5周して形成される垂直状態の1つの組織が隣
接同志数層織成されて出来る組織であり、この部分組織
と同じ部分組織が他の5つの綜絖装置2a〜2fにより
織成され、これらの部分組織がよこ糸Xにより環状に織
成されて追加組織Tが基本組織Kの任意の位置に織成さ
れることになる。
【0023】たて糸Y1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて
糸Y4は環状に配設された綜絖装置の中心を通過する状
態にして1つおきの各移動板17の挿通孔21に挿通せしめ
た状態でその両端が重錘12により張設され、また、ビー
ム11から垂直糸Z1,垂直糸Z2を引き出し、1つおきの
移動板17間を通過せしめて適宜たて糸Yに係止する。
【0024】また、追加たて糸YA1,追加たて糸YA2
追加たて糸 YA3,追加たて糸YA4は環状に配設された
綜絖装置の中心上下側を通過する状態にして各移動板17
の挿通孔21に挿通せしめた状態でその両端が重錘12によ
り張設され、また、ビーム24から追加垂直糸ZA1,追加
垂直糸ZA2を引き出し、1つおきの移動板17間を通過さ
せ、環状に配設された綜絖装置の中心上下において対向
する追加垂直糸ZA同志を連結せしめる。
【0025】たて糸Y1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて
糸Y4,垂直糸Z1,垂直糸Z2及び追加たて糸YA1,追
加たて糸YA2,追加たて糸YA3,追加たて糸YA4,追加
垂直糸ZA1,追加垂直糸ZA2は綜絖枠9内において図7
のように並設され、基本組織K,追加組織Tとも6本の
糸が一組であり、合計12本一組の糸が数組並設されて
1つの綜絖装置2aに関与する糸となる。
【0026】尚、移動板17の挿通孔21には各組のたて糸
1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて糸Y4及び追加たて糸
A1,追加たて糸YA2,追加たて糸YA3,追加たて糸Y
A4が1つおきに挿通されており、また、移動板17間には
各組の垂直糸Z1,垂直糸Z2及び追加垂直糸ZA1,追加
垂直糸ZA2が1つおきに通過していることになる。
【0027】このような12本一組にして数組の糸が1
つの綜絖装置2aに対して配設される。従って、結局、
夫々の綜絖装置2b〜2fに対応するように12本一組
にして数組の糸が6つの部分に分離された状態で配設さ
れる。
【0028】綜絖装置2aは、12枚の綜絖枠9が夫々
シリンダー装置により昇降可能に配設されており、綜絖
装置2aに配設される糸は前記したように12本一組の
糸(たて糸Y1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて糸Y4,垂
直糸Z1,垂直糸Z2及び追加たて糸YA1,追加たて糸Y
A2,追加たて糸YA3,追加たて糸YA4,追加垂直糸
A1,追加垂直糸ZA2)が数組配設されている。従っ
て、12枚の綜絖枠9のうち一番内側の綜絖枠9は各組
の垂直糸Z1と係止され、また、2番目の綜絖枠9は各
組の垂直糸Z2と係止され、3番目の綜絖枠9は各組の
追加垂直糸ZA1と係止され、4番目の綜絖枠9は各組の
追加垂直糸ZA2と係止され、5番目の綜絖枠9は各組の
たて糸Y1と係止され、6番目の綜絖枠9は各組のたて
糸Y2と係止され、7番目の綜絖枠9は各組のたて糸Y3
と係止され、8番目の綜絖枠9は各組のたて糸Y4と係
止され、9番目の綜絖枠9は各組の追加たて糸YA1と係
止され、10番目の綜絖枠9は各組の追加たて糸YA2
係止され、11番目の綜絖枠9は各組の追加たて糸YA3
と係止され、12番目の綜絖枠9は各組の追加たて糸Y
A4と係止されている。綜絖装置2b〜2fにおいても同
様である。
【0029】この状態でまず、図5に図示したように各
組のたて糸Y1,たて糸Y2,たて糸Y3,たて糸Y4,垂
直糸Z1,垂直糸Z2の糸のうち適宜な糸が綜絖枠9によ
り上方に引動され、残りの糸が下方に引動されて糸開口
3(糸開口3の数は組の数に一致する。)が形成される
と(図5はたて糸Y1及び垂直糸Z1が上限位置に引動さ
れ、それ以外の糸が下限位置に引動されている状態即ち
後記の〜の工程中のの状態であり、追加糸YA
Aは上下に逃げて未だ織成過程に関与していない状
態)、回動杆13の回動により磁石19の磁力に引き寄せら
れてシャトル4即ちよこ糸Xが前記複数の糸開口3を通
過する。
【0030】糸開口3内をよこ糸Xが通過すると、筬18
が中心側に移動して糸開口3内を通過したよこ糸Xは中
心側に押圧される。これで一の基本組織Kが織成された
ことになる。
【0031】続いて、次の位置に存する綜絖装置2bに
おいても綜絖枠9が同様な作動をし、回動杆13の回動に
よりシャトル4が導かれて、同様に綜絖装置2c〜2f
においても各綜絖枠9が作動する。従って、各綜絖装置
の同位置の綜絖枠9(例えば図5における1番の綜絖枠
9)が全て作動すると、よこ糸Xが1周したことにな
る。
【0032】続いて、同位置の綜絖枠9(例えば図5に
おける2番の綜絖枠9)が同様に綜絖装置2aから順に
綜絖装置2fまで作動し、結局シャトル4が5周すると
図8において一層(図8において垂直の層)が織成さ
れ、この繰り返しにより中心から外側に成長しながら円
盤状の三次元織物1が織成されていくことになる。
【0033】図9は基本組織Kに係る織成組織の説明図
であって、例えば、図9の#部分が織成されるときの綜
絖装置2aの綜絖枠9の動きは次のようになる。
【0034】 綜絖枠9を引動して垂直糸Z1を定位
置から上限位置に移動させる。
【0035】この場合、それ以外の糸は引動して定位置
から下限位置に移動させておく。この垂直糸Z1の上昇
及び垂直糸Z1以外の糸の降下により形成された糸開口
3によこ糸Xを挿通する(X1完了)。 上記の状態でたて糸Y1を上限位置に移動させ、
糸開口3に上記で1周してきたよこ糸Xを挿通する
(X2完了)。 上記の状態でたて糸Y2を上限位置に移動させ、
糸開口3に上記で1周してきたよこ糸Xを挿通する
(X3完了)。 上記の状態でたて糸Y3を上限位置に移動させ、
糸開口3に上記で1周してきたよこ糸Xを挿通する
(X4完了)。 上記の状態でたて糸Y4を上限位置に移動させ、
糸開口3に上記で1周してきたよこ糸Xを挿通する
(X5完了)。 上記の状態で垂直糸Z2を上限位置に移動させ、
且つ垂直糸Z1を下限に移動させる。 上記〜の6工程により#の部分が完成する。上記6
工程以降の工程は次の通りである。
【0036】’上記の状態で糸開口3に上記で1
周してきたよこ糸Xを挿通する(X5'完了)。 ’上記'の状態でたて糸Y4を下限位置に移動させ、
糸開口3に上記'で1周して来たよこ糸Xを挿通する
(X4'完了)。 ’上記'の状態でたて糸Y3を下限位置に移動させ、
糸開口3に上記'で1周して来たよこ糸Xを挿通する
(X3'完了)。 ’上記'の状態でたて糸Y2を下限位置に移動させ、
糸開口3に上記'で1周して来たよこ糸Xを挿通する
(X2'完了)。 ’上記'の状態でたて糸Y1を下限位置に移動させ、
糸開口3に上記'で1周して来たよこ糸Xを挿通する
(X1'完了)。 ’上記'の状態で垂直糸Z2を下限位置に移動させ、
且つ垂直糸Z1を上限位置に移動させる。 上記'〜'の6工程により♭の部分が完成する。以下
この繰り返しにより基本組織Kが織成されることにな
る。尚、各よこ糸Xの配設完了後筬打作動が行われる。
以上のように各綜絖枠9の昇降と各筬18の移動とにより
基本組織Kに係る各糸が織成されていくことになる。
【0037】また、追加組織Tは前記と全く同様の工程
で織成され、基本組織Kに対して任意の位置に形成され
る。追加組織Tの織成後は追加糸YA,ZAは適宜切除す
る。図8中の符号Cは切除端部である。
【0038】本実施例に係る図2のタイプは、たて糸Y
の適宜な位置に複数本の付加糸YFを集束せしめて該た
て糸Yを適宜な位置から径大にしたもの、図3のタイプ
は垂直糸Zの適宜な位置に複数本の付加糸ZFを集束せ
しめて該垂直糸Zを適宜な位置から径大にしたものであ
る。
【0039】従って、上記した特願平4−326522
号の追加糸YA,ZAの代わりに付加糸YF,ZFを使用す
ると本実施例に係る三次元織物1が織成し得るというこ
とになる。
【0040】具体的には、付加糸YF,ZFは前記した特
願平4−326522号と同様に、予め必要とされる本
数の付加糸YF,ZFを配設しておき、任意の織成過程か
ら該付加糸YF,ZFをたて糸Y,垂直糸Zの織成過程に
参加させ、たて糸Yと付加糸YF,垂直糸Zと付加糸ZF
を同時に織成し、結果としてたて糸Y,垂直糸Zを任意
の位置から径大にする手段を採用したり、また、任意の
織成過程から既に織成に関与しているたて糸Y,垂直糸
Zに夫々必要とされる本数の付加糸YF,ZFを例えば手
により止着してたて糸Y,垂直糸Zを任意の位置から径
大にするという手段を採用したりする等種々の手段を講
じる。
【0041】尚、特願平4−326522号の場合とは
異なり、本発明は、よこ糸Xを任意の位置から径大にす
ることも可能であり、よこ糸X,たて糸Y,垂直糸Zの
すべてを任意の位置から予め設計された径にすれば可及
的に均一密度の円盤状の三次元織物1となる。
【0042】図10は、ドーム形状の三次元織物1に本
発明を実施した場合の前記図5に相当する図面で、可及
的に均一密度なドーム形状の三次元織物1を織成する装
置である。符号8は三次元織物1に賦形させて該三次元
織物1をドーム形状に形成する為の昇降自在に構成され
たマンドレルである。この装置を利用することで本実施
例に係る三次元織物1の織成が可能となる。
【0043】図11,12,13は前記した特願平5−
43039号に開示された図面で、特願平4−2970
6号,特願平4−326522号に開示された方法と異
なる方法で円盤状の三次元織物1を織成する装置である
(図13は追加糸YA,ZAを使用する場合である。)。
【0044】この装置は、たて糸Yを止着した開口板22
を支柱10の外周に多段に配設し、各開口板22を適宜昇降
させ、よこ糸Xをシャトル4により周回移動させて(糸
開口3によこ糸Xを挿通させて)円盤状の三次元織物1
を織成するものである。この装置によっても図2,3の
三次元織物1の織成は可能となる。尚、符号25・25'は
垂直糸Z用の昇降装置,27は追加垂直糸ZA用の昇降装
置,26はたて糸Yに適当な張力を付与するバネである。
この装置を利用することで本実施例に係る三次元織物1
の織成が可能となる。
【0045】尚、本発明を前記した特願平4−1642
36号に実施することで円筒状にして可及的に均一密度
な三次元織物1を得ることも可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明はたて糸Y若しくは垂直糸Z若し
くはよこ糸Xを適宜な位置から径大となるように構成し
たから、均一強度を有する三次元織物となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円盤状の三次元織物の説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明斜視図である。
【図3】本実施例の説明断面図である。
【図4】本実施例に係る三次元織物を織成する為の装置
の説明平面図である。
【図5】同上の説明正面図である。
【図6】同上の説明図である。
【図7】同上の説明図である。
【図8】三次元織物の組織図である。
【図9】同上の織成過程説明図である。
【図10】本実施例に係る三次元織物を織成する為の別
装置の説明正面図である。
【図11】本実施例に係る三次元織物を織成する為の別
装置の説明正面図である。
【図12】同上の説明平面図である。
【図13】同上の説明平面図である。
【符号の説明】
X よこ糸 Y たて糸 Z 垂直糸 XF,YF,ZF 付加糸 1 三次元織物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心から放射方向に配設される複数本の
    たて糸Yと厚さ方向に配される複数本の垂直糸Zと周方
    向に巻回状態で配設されるよこ糸Xとから成る三次元織
    物において、たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸
    Xの適宜な位置に付加糸YF,ZF,XFを集束せしめて
    該たて糸Y若しくは垂直糸Z若しくはよこ糸Xを適宜な
    位置から径大に構成せしめて成る三次元織物。
JP4548593A 1993-03-05 1993-03-05 三次元織物 Pending JPH06264326A (ja)

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JP4548593A JPH06264326A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 三次元織物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8446077B2 (en) 2010-12-16 2013-05-21 Honda Motor Co., Ltd. 3-D woven active fiber composite
CN103707449A (zh) * 2013-12-27 2014-04-09 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 一种预埋连接件的三维复合材料织造方法及其制品

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