JP2869223B2 - 冷蔵庫の除霜制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の除霜制御装置

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JP2869223B2 JP3251743A JP25174391A JP2869223B2 JP 2869223 B2 JP2869223 B2 JP 2869223B2 JP 3251743 A JP3251743 A JP 3251743A JP 25174391 A JP25174391 A JP 25174391A JP 2869223 B2 JP2869223 B2 JP 2869223B2
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淳 小川
毅 川合
清司 福島
昌志 豊嶋
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

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  • Defrosting Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉の開閉頻度の小さい
時間帯に除霜を行う冷蔵庫の除霜制御装置に関する。
【0002】◇
【従来の技術】本発明に先行する実公昭55−7795
号公報等に記載された従来の冷蔵庫の除霜装置では、冷
凍サイクルの動作時間をタイマーにて積算し、冷凍サイ
クルが所定時間運転された時点で冷却器を除霜してい
る。
【0003】しかしながら、この種冷蔵庫の除霜装置で
は、除霜がタイマーにより任意に開始され、貯蔵室扉の
開閉頻度の高い時間帯に除霜が開始されてしまった場合
には、貯蔵室は冷却不能状態で外気が頻繁に侵入して室
温の上昇を招来する欠点がある。
【0004】◇
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の欠点を
解消して、除霜時の貯蔵室の温度上昇を抑制できる冷蔵
庫の除霜制御装置を簡単な構成で提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、除霜装置を有
する冷蔵庫の除霜制御装置であって、1日を構成する複
数個の時間帯毎の冷蔵庫の扉の開閉回数を計数する計数
手段と、 前記各時間帯毎の扉の開閉回数をそれぞれ格
納する開閉頻度メモリと、前記各時間帯毎の扉の開閉回
数に応じた各時間帯毎の扉開閉指数を、下記数式による
演算を実行して設定する扉開閉指数設定手段と、前記扉
開閉指数に基づいて前記除霜装置を制御する除霜開始信
号を生成する除霜信号発生手段と、を備えているもので
ある。
【数2】
【0006】
【作用】本発明によれば、扉の開閉頻度の小さい時間帯
に除霜を行なえるようになり、よって貯蔵室が冷却不能
状態で扉が頻繁に開閉されてしまうこと、それによる貯
蔵室の異常な温度上昇を防止できるようになる。
【0007】また、扉開閉指数を上記数2の演算を実行
して設定するようにしたので、最近の扉開閉頻度傾向に
対応して除霜動作の開始タイミングを更に正確にできる
と共に、その設定のための構成を、例えば過去の複数日
間の平均値に基づいて設定する場合と異なり、記憶に必
要なメモリ容量を削減することができる。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。
【0009】図1において、1は冷蔵庫本体で、貯蔵室
2を備え、この貯蔵室2を冷却器3で冷却している。4
は冷凍サイクルの一部を構成するコンプレッサで、この
コンプレッサ4から前記冷却器3に冷媒を供給してい
る。5は前記貯蔵室2の扉の開閉を検出する扉開閉検出
器である。
【0010】6は中央処理装置としてのマイクロプロセ
ッサーで、前記コンプレッサ4の運転時間を積算するコ
ンプレッサ運転時間積算部7と、前記扉開閉検出器5で
検出された開閉回数を計数する計数手段としての計数部
8とを有している。9は前記計数部8の計数値およびこ
の計数値を変換して扉開閉指数として記憶する開閉頻度
メモリである。10は前記冷却器3の除霜動作の開始を
判定し、除霜制御する除霜開始信号を生成する除霜信号
発生手段としての除霜動作開始判定部であって、具体的
にはニューロコンピュータの多層ニューラルネットワー
クで構成し、前記コンプレッサ運転時間積算部7の積算
データと前記扉開閉指数とに基づいて動作して除霜開始
信号を出力する。この除霜開始信号は、この信号に基づ
いて、前記冷蔵庫本体1の冷凍サイクルの冷媒流切替弁
を切り替えて冷却器3に高温冷媒を供給したり、電気ヒ
ーターを発熱させたりすることで、斯かる除霜装置によ
り冷却器3を除霜するように機能する。11はクロック
で、時刻情報を前記マイクロプロセッサー6に供給す
る。
【0011】而して、前記マイクロプロセッサ6と前記
開閉頻度メモリ9とは、互いに協同することで、前記扉
開閉指数を、 IN+1 = N + a*IN ───────────数式1 (但し、Nは更新日の扉開閉回数、aは0〜1までの定
数、IN は前日の扉開閉指数、IN+1 は更新日の扉開閉
指数とする。)の演算を実行して更新するように構成し
てある。
【0012】図2に示すように、前記マイクロプロセッ
サー6は、前記計数部8において、前記扉開閉検出器5
から得られる扉開閉信号に基づいてCLOCK信号を参
照しながら、1日24時間を所定時間TC(具体的には
1時間)単位で区分し、各時間帯毎の開閉回数を計数し
て前記開閉頻度メモリ9の計数部メモリ12に記憶する
と共に、このマイクロプロセッサー6の更新部13にお
いて、計測した扉の開閉回数と前記扉開閉頻度メモリ9
の扉開閉指数用メモリから読み出されてくる該当時間帯
の扉開閉指数INとに基づいて、前記数式の演算を実行
して新たに扉開閉指数IN+1を更新して扉開閉指数用メ
モリ14に記憶すべく構成してある。
【0013】尚、前記ニューラルネットワーク10につ
いては、あらかじめ望ましい積算時間と扉開閉指数との
データの組み合わせについて、除霜動作を開始すべきか
否かのデータを教師信号としてあらかじめ入力し、バッ
クプロパゲーション等の学習方法でニューラルネットワ
ーク10を構成するセルの結合係数や閾値を決めてお
き、教師信号と出力結果との誤差が一定値以下になるよ
うに学習させてある。この除霜動作開始判定部10につ
いては、前記ニューラルネットワークの代わりに、ファ
ジィ推論器を使用して同様の機能を得るものも実施され
る。
【0014】前記除霜制御装置では、前回の除霜の終了
時点からコンプレッサ4の運転時間が積算され、所定時
間(例えば、除霜開始までの一般的な積算時間である8
時間より短い6時間)経過した時点で開閉頻度メモリ9
の扉開閉指数INを調べ始め、扉開閉頻度の小さい時間
帯に除霜動作開始判定部10から除霜開始信号を出力
し、これに基づいてマイクロプロセッサー6から制御信
号を出力するようになり、よって、扉の開閉頻度の小さ
い時間帯に除霜が行われ、従って、貯蔵室2の冷却不能
状態で扉が頻繁に開閉されてしまうこと、それによる貯
蔵室2の異常な温度上昇が防止されるようになる。
【0015】また、扉開閉指数を前記数式1の演算を実
行することで更新するようにしたから、最近の扉開閉頻
度傾向に対応して除霜動作の開始タイミングを更に正確
にできると共に、その更新のための構成を、例えば過去
の複数日間の平均値に基づいて更新する場合と異なり、
複数日分の記憶メモリ量を不要として、1日分のメモリ
容量だけで簡単に構成できるようになる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、扉の開閉頻度の小さい
時間帯に除霜を行なえるようになり、よって貯蔵室が冷
却不能状態で扉が頻繁に開閉されてしまうこと、それに
よる貯蔵室の異常な温度上昇を防止できるようになる。
【0017】また、扉開閉指数を前記数式1の演算を実
行して設定するようにしたので、最近の扉開閉頻度傾向
に対応して除霜動作の開始タイミングを更に正確にでき
ると共に、その設定のための構成を、例えば過去の複数
日間の平均値に基づいて設定する場合と異なり、記憶に
必要なメモリ容量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】同実施例の要部の構成図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 3 冷却器 4 コンプレッサー 9 開閉頻度メモリ 10 除霜動作開始判定部 IN 扉開閉指数
フロントページの続き (72)発明者 福島 清司 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 豊嶋 昌志 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−28055(JP,A) 特開 昭63−254379(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 21/06 - 21/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除霜装置を有する冷蔵庫の除霜制御装置
    であって、 1日を構成する複数個の時間帯毎の冷蔵庫の扉の開閉回
    数を計数する計数手段と、 前記各時間帯毎の扉の開閉回数をそれぞれ格納する開閉
    頻度メモリと、 前記各時間帯毎の扉の開閉回数に応じた各時間帯毎の扉
    開閉指数を、下記数式による演算を実行して設定する扉
    開閉指数設定手段と、 前記扉開閉指数に基づいて前記除霜装置を制御する除霜
    開始信号を生成する除霜信号発生手段と、を備えている
    ことを特徴とする冷蔵庫の除霜制御装置。 【数1】
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