JP2868963B2 - 永久磁石材料、ボンド磁石用原料、ボンド磁石用原料粉末及びボンド磁石の製造方法 - Google Patents

永久磁石材料、ボンド磁石用原料、ボンド磁石用原料粉末及びボンド磁石の製造方法

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JP2868963B2 JP4351901A JP35190192A JP2868963B2 JP 2868963 B2 JP2868963 B2 JP 2868963B2 JP 4351901 A JP4351901 A JP 4351901A JP 35190192 A JP35190192 A JP 35190192A JP 2868963 B2 JP2868963 B2 JP 2868963B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、R(RはYを含む希
土類元素のうち少なくとも1種)、B、Feを主成分と
する永久磁石材料に係り、すぐれた磁気特性、特に高い
保磁力を有し、正方晶化合物を主相とする結晶質からな
り、磁気異方性を有する希土類・鉄・ボロン系永久磁石
材料、ボンド磁石用原料、ボンド磁石用原料粉末及びボ
ンド磁石の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】希土類元素を主成分とする永久磁石材料
として、Smを主成分とする希土類金属とCoを主成分
とする遷移金属よりなる金属間化合物であり、六方晶構
造を主相とするRCo5系、菱面体構造の結晶組織を主
相とするR2Co17系磁石はすぐれた磁石特性を有して
いる。 【0003】かかる希土類コバルト磁石はコバルトを5
0〜60wt%も含むうえ、希土類鉱石中にあまり含ま
れていないSmを使用するため大変高価であるが、他の
磁石に比べて、磁気特性が格段に高いため、主として小
型で付加価値の高い磁気回路に多用されるようになっ
た。 【0004】そこで、本発明者は先に、高価なSmやC
oを必ずしも含有しない新しい高性能永久磁石としてF
e−B−R系(RはYを含む希土類元素のうち少なくと
も1種)永久磁石材料を提案(特願昭57−14507
2号)した。さらに、本発明者らは上記永久磁石材料の
主相が正方晶化合物であることを明らかにした((特願
昭58−94876号)。このFe−B−R系永久磁石
材料は、RとしてNdやPrを中心とする資源的に豊富
な軽希土類を用い、Feを主成分として25MGOe以
上の極めて高いエネルギー積を示すすぐれた永久磁石材
料である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】さらに、本発明者は、
Fe−B−R系合金粉末をアトマイズ法によって作製し
た場合、微細な複合組織を有し合金粉末のみですぐれた
磁気特性を有することを明らかにした(特願昭58−1
25341号)。しかし、この粉末は粉砕の過程で保磁
力が低下し、熱処理を施しても、最高12kOe程度の
保磁力しか得られなかった。 【0006】また、Fe−R系やFe−B−R系合金を
超急冷法により、永久磁石する試みもなされており
(特開昭57−141901号、特開昭57−2109
34号)、非晶質化した合金を粉末化したり、あるいは
熱処理することによって高保磁力を示すことが報告され
ているが、実用的な磁気特性としては十分ではなかっ
た。 【0007】この発明は、希土類・ボロン・鉄を主成分
とする上記の新規な永久磁石材料をさらに発展させるこ
とを目的としており、該系合金溶湯を急冷したままの合
金粉末のみですぐれた磁気特性、特に高保磁力を有し、
そのままボンド磁石用合金粉末にも適した微細で均質な
組織の希土類・ボロン・鉄を主成分とする永久磁石材料
の提供を目的とし、製造工程で保磁力の低下のない希土
類・ボロン・鉄を主成分とし、磁気異方性を有する永久
磁石材料、ボンド磁石用原料、ボンド磁石用原料粉末及
びボンド磁石の製造方法の提供を目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、R(但しR
はYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)8原子%
〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe42原子
%〜90原子%を主成分とする合金を溶融後、該合金溶
湯を102〜106℃/秒の冷却速度で急冷し、正方晶化
合物を主相とする結晶質からなり、磁気異方性を有する
永久磁石材料を得ることを特徴とする永久磁石材料の製
造方法である。 【0009】また、この発明は、上記の永久磁石材料の
製造方法において、該合金溶湯を10 2 〜10 6 ℃/秒の
冷却速度で急冷して、正方晶化合物を主相とする結晶質
からなり、磁気異方性を有する、例えば、リボン状ある
いはフレーク状のボンド磁石用原料を得ることを特徴と
するボンド磁石用原料の製造方法である。 【0010】さらに、この発明は、上記のボンド磁石用
原料の製造方法において、磁気異方性を有するボンド磁
石用原料を得た後、該ボンド磁石用原料を粉砕すること
を特徴とするボンド磁石用原料粉末の製造方法である。 【0011】さらに、この発明は、上記のボンド磁石用
原料粉末の製造方法において、ボンド磁石用原料を粉砕
して得られた原料粉末をボンド磁石化することを特徴と
するボンド磁石の製造方法である。 【0012】 【発明の実施の形態】この発明は、RとしてNdやPr
を中心とする資源的に豊富な軽希土類を主に用い、R、
B、Feを主成分とする合金を溶融後、合金溶湯を10
2〜106℃/秒の冷却速度で急冷することにより、得ら
れる永久磁石材料が合金粉末のみですぐれた磁気特性を
有し、そのままボンド磁石用粉末材料にも適用でき、ま
た、焼結磁石用粉末材料としても微細で均質なため、す
ぐれた磁気特性を有し、かつすぐれた残留磁束密度の温
度特性を示す永久磁石材料を安価に得ることができる。 【0013】この発明の製造方法による永久磁石材料
は、急冷したままですぐれた磁気特性を有するために、
リボン状や所要の形状に急冷して永久磁石として使用で
き、積層して用いることも可能であり、また、急冷した
リボン状あるいはフレーク状の細片は、容易に粉砕可能
であり、粉砕後もすぐれた磁気特性を有するため、ボン
ド磁石用の300μm以下の粉末として使用でき、
た、焼結磁石用の原料粉末として用いることができる。 【0014】この発明の製造方法による永久磁石材料が
溶湯より急冷するのみですぐれた磁気特性を有するの
は、特定の冷却速度で急冷することにより、組織が正方
晶化合物を主相とする結晶質からなり、これが磁気異方
性を有するためであり、換言すれば主相(複合組織の
50vol%以上)が正方晶化合物である磁気異方性を
有する複合組織より構成されるためである。また、得ら
れた完全な結晶質が、単磁区微粒子を構成する5μm以
下の微細な結晶質を有する複合組織より構成される場
合、主相が正方晶化合物であることの相乗効果により、
12kOe以上の保磁力が可能となる。 【0015】この発明における急冷方法としては、ロー
ル法、スパッタリング法、スプラットクエンチ法、回転
ディスク法など、一般的に非晶質を作製する方法が適用
できるが、溶融合金を回転体に衝突させて急冷するのみ
で、すぐれた保磁力を得るためには、急冷速度が重要で
あり、早すぎても遅すぎてもよくない。すなわち、実施
例に示す単ロール法においても、銅、鉄などのロール材
質、ロールを冷却するか否かのロール構造、あるいはロ
ールの冷却方法、溶湯の噴出ノズル径、単位時間当たり
の噴出量、噴出ノズルとロール表面とのギャップ等の実
施条件により、急冷速度は種々変化するもので、使用す
るロール条件に応じて、ロール周速度が決定される。例
えば、単ロール法による急冷では、ロール周速度が5m
/秒から35m/秒の範囲が好ましく、さらに好ましく
は、10m/秒〜25m/秒の範囲である。この発明に
おける合金溶湯の冷却速度の範囲は、完全な結晶質で磁
気異方性を有する硬磁性材料を得るため、ガスアトマイ
ズ法による冷却速度より非晶質を生成する冷却速度域ま
での102〜106℃/秒とする。また、溶融雰囲気とし
ては、不活性雰囲気中または真空中である必要がある
が、溶湯の冷却雰囲気は大気中でも可能である。 【0016】この発明の製造方法による永久磁石材料
は、合金溶湯を適切な速度、例えば上述した好ましい範
囲内等で急冷すると、図5のX線回折結果に代表される
如く、C軸異方性を示す(006)のX線強度が顕著に
強くなり、これは該永久磁石材料が磁気異方性を有する
ことを意味する。 【0017】組成限定理由 以下に、この発明の製造方法による永久磁石材料の組成
限定理由を説明する。この発明の永久磁石材料に用いる
希土類元素Rは、イットリウム(Y)を包含し軽希土類
及び重希土類を包含する希土類元素であり、これらのう
ち少なくとも1種、好ましくはNd、Pr等の軽希土類
を主体として用いる。あるいはNd、Pr等の軽い希土
類元素にDy等の重い希土類元素を5原子%以下添加し
て用いると、さらにすぐれた磁気特性が得られる。R
は、新規なR−B−Fe系永久磁石における必須元素で
あって、8原子%未満では結晶構造がα−鉄と同一構造
の立方晶組織となるため、高磁気特性、特に高保磁力が
得られず、30原子%を越えるとRリッチな非磁性相が
多くなり、残留磁束密度(Br)が低下してすぐれた特
性の永久磁石材料が得られない。よって、Rは8原子%
〜30原子%の範囲とする。 【0018】Bは、新規なR−B−Fe系永久磁石にお
ける必須元素であって、2原子%未満では菱面体組織と
なり、高い保磁力(iHc)は得られず、28原子%を
越えるとBリッチな非磁性相が多くなり、残留磁束密度
(Br)が低下するため、すぐれた永久磁石が得られな
い。よって、Bは2原子%〜28原子%の範囲とする。 【0019】Feは、新規なR−B−Fe系系永久磁石
において必須元素であり、42原子%未満では残留磁束
密度(Br)が低下し、90原子%を越えると高い保磁
力が得られないので、Feは42原子%〜90原子%の
含有とする。また、この発明による永久磁石材料用合金
粉末において、Feの一部をCoで置換することは、得
られる磁石の磁気特性を損うことなく、温度特性を改善
することができるが、Co置換量がFeの50%を越え
ると、逆に磁気特性が劣化するため、好ましくない。 【0020】またさらに、下記添加元素の添加並びに原
料や製造工程から混入する不純物を含む合金も、R、
B、Feを含む正方晶化合物を主相とし、すぐれた磁気
特性を示す。また、下記添加元素のうち少なくとも1種
は、R−B−Fe系永久磁石に対してその保磁力等を改
善あるいは製造性の改善、低価格化に効果があるため添
加する。 Ti 4.5原子%以下、 Ni 4.5原子%以下、 V 9.5原子%以下、 Nb 12.5原子%以下、 Ta 10.5原子%以下、 Cr 8.5原子%以下、 Mo 9.5原子%以下、 W 9.5原子%以下、 Mn 3.5原子%以下、 Al 9.5原子%以下、 Sb 2.5原子%以下、 Ge 7原子%以下、 Sn 3.5原子%以下、 Zr 5.5原子%以下、 Bi 5原子%以下、 Hf 5.5原子%以下、 さらに、Cu 3.5原子%以下、 S 2.0原子%以下、 C 2原子%以下、 Ca 8原子%以下、 Mg 8原子%以下、 Si 8原子%以下、 P 3.5原子%以下、 O 2原子%以下、とする。 また、1原子%以下のH、Li、Na、K、Be、Sr、Ba、Ag、Zn、 N、F、Se、Te、Pb。 【0021】この発明による永久磁石材料の好ましい組
成範囲は、Rの主成分がその50%以上を軽希土類金属
が占める場合で、R12原子%〜20原子%、B4原子
%〜24原子%、Fe65原子%〜82原子%、を主成
分とし、上記の添加元素あるいは不純物の合計が5原子
%以下の場合である。 【0022】 【実施例】実施例1 出発原料として、純度99.9%の電解鉄、B19.4
%を含有し残部はFe及びAl、Si、C等の不純物か
らなるフェロボロン合金、90%のNdを含有するFe
−Nd合金を使用し、16Nd−8B−76Feの組成
のインゴットを作製し、このインゴットをアルゴン雰囲
気中で、先端部に0.5mm径のノズルを有する石英製
るつぼ中で高周波溶解し、ついで、冷却装置を付設した
200mm径のロールを、1000〜5000rpmで
回転させ、先の溶湯をロール面に噴出させて、リボン状
の永久磁石合金細片を得た。得られた合金細片に対し
て、磁気特性測定、X線回折、並びに光学顕微鏡(10
00倍)による組織検査を行なった。なお、磁気特性
は、印加磁場が最高15kOeの振動子型磁束計で測定
し、表1に示す。 【0023】 【表1】 【0024】表1から明らかなように、ロール回転数が
1000〜2000rpmの場合にすぐれた保磁力が得
られた。また、図1から図3の顕微鏡写真及び図4リボ
ン状細片を100メッシュスルーの粉末にした場合のX
線回折結果からは、明確な正方晶の構造を主相としてい
ることが明らかである。 【0025】また、ロール回転数が高くなると非晶質構
造となり、保磁力が1kOe以下に低下することが分
る。ちなみに、同組成のインゴットをアトマイズ法によ
り粉化した粉末の場合は、5kOeの保磁力しか得られ
ず、この発明による永久磁石材料は磁石合金の15kO
e以上の保磁力と著しい差異を示した。 【0026】また、図5には、ロール回転数1000r
pmにおける、リボン状細片の表面のX線回折結果を示
す。この回折結果より、c軸異方性を示しており、この
発明により磁気異方性磁石材料得られることが明らか
である。 【0027】実施例2 出発原料として、純度99.9%の電解鉄、B19.4
%を含有し残部はFe及びAl、Si、C等の不純物か
らなるフェロボロン合金、90%のNdを含有するFe
−Nd合金、67%のNdを含有するFe−Nd合金、
77%のSiを含有するFe−Si合金を使用し、15
Nd−7B−1Nb−1Si−76Feの組成のインゴ
ットを作製し、このインゴットをアルゴン雰囲気中で、
先端部に0.5×15mmのスリットを有する石英製る
つぼ中で高周波溶解し、ついで、冷却装置を付設した2
50mm径の鉄製ロールを、10m/秒で回転させ、先
の溶湯をロール面に噴出させて、リボン状の永久磁石合
金細片を得た。この合金細片を乳鉢で粉砕して−100
meshにした粉末の磁気特性は、飽和磁化(σs)が
92emu/g、保磁力(iHc)は14kOeを示し
た。すなわち、本発明によると、微粉砕や熱処理、焼結
等の工程を経ることなく、すぐれた磁気特性を示す永久
磁石合金が容易に得られることが分る。 【0028】実施例3 実施例1で得られたロール回転数1000、1500、
2000(rpm)の3種類の粉末を用いて、各々の粉
末50gに対して、重量比で3%の液状エポキシ樹脂
(商品名ペルノックスXM−5861)と希釈剤として
アセトン5gを添加し、ビーカー中で混合、撹拌した
後、ステンレスパイプに該混合粉を充填して、10kO
eのパルス磁場中で10回配向した混合粉を、直径10
mm高さ10mmの円柱状に成形し、150°C×1時
間の硬化処理を施したボンド磁石を得た。また、比較の
ため、パルス磁場中での配向しないで、上記と同条件で
磁石化したボンド磁石を得た。上記のそれぞれのボンド
磁石の磁気特性を表2に示す。 【0029】 【表2】 【0030】表2から明らかなように、パルス磁場中で
配向したものは、配向しないものに比べて、特に、残留
磁束密度(Br)と最大エネルギー積((BH)ma
x)の値が向上していることがわかる。上記の結果よ
り、この発明の永久磁石材料が、磁気異方性を有するこ
とが明らかとなる。 【0031】 【発明の効果】この発明は、RとしてNdやPrを中心
とする資源的に豊富な軽希土類を主に用い、R、B、F
eを主成分とする合金を溶融後、合金溶湯を102〜1
6℃/秒の冷却速度で急冷することにより、正方晶化
合物を主相とする結晶質からなり、磁気異方性を有する
永久磁石材料を得ることを特徴とし、合金粉末のみです
ぐれた磁気特性を有し、そのままボンド磁石用粉末材料
にも適用でき、また、焼結磁石用粉末材料としても微細
で均質なため、すぐれた磁気特性を有し、かつすぐれた
残留磁束密度の温度特性を示す種々形態の永久磁石材料
を安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】ロール回転数が2000rpmで得られたこの
発明による磁石合金の組織の顕微鏡写真である。 【図2】ロール回転数が1500rpmで得られたこの
発明による磁石合金の組織の顕微鏡写真である。 【図3】ロール回転数が1000rpmで得られたこの
発明による磁石合金の組織の顕微鏡写真である。 【図4】aはロール回転数が1000rpmで得られた
この発明による磁石合金のX線マイクロアナライザーに
よる回折結果を示す線図であり、bはロール回転数が2
000rpmで得られたこの発明による磁石合金のX線
マイクロアナライザーによる回折結果を示す線図であ
り、cはロール回転数が3500rpmで得られたこの
発明による磁石合金のX線マイクロアナライザーによる
回折結果を示す線図である。 【図5】ロール回転数が1000rpmで得られたこの
発明による磁石合金のX線マイクロアナライザーによる
回折結果を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 1/00 - 1/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも
    1種)8原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子
    %、Fe42原子%〜90原子%を主成分とする合金を
    溶融後、該合金溶湯を102〜106℃/秒の冷却速度で
    急冷し、正方晶化合物を主相とする結晶質からなり、
    気異方性を有する永久磁石材料を得ることを特徴とする
    永久磁石材料の製造方法。 2.R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも
    1種)8原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子
    %、Fe42原子%〜90原子%を主成分とする合金を
    溶融後、該合金溶湯を10 2 〜10 6 ℃/秒の冷却速度で
    急冷し、正方晶化合物を主相とする結晶質からなり、磁
    気異方性を有するボンド磁石用原料を得ることを特徴と
    するボンド磁石用原料の製造方法。 3.請求項2において、ボンド磁石用原料がリボン状あ
    るいはフレーク状であることを特徴とするボンド磁石用
    原料の製造方法。 4.R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも
    1種)8原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子
    %、Fe42原子%〜90原子%を主成分とする合金を
    溶融後、該合金溶湯を10 2 〜10 6 ℃/秒の冷却速度で
    急冷し、正方晶化合物を主相とする結晶質からなり、磁
    気異方性を有するボンド磁石用原料を得た後、該ボンド
    磁石用原料を粉砕することを特徴とするボンド磁石用原
    料粉末の製造方法。 5.R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも
    1種)8原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子
    %、Fe42原子%〜90原子%を主成分とする合金を
    溶融後、該合金溶湯を10 2 〜10 6 ℃/秒の冷却速度で
    急冷し、正方晶化合物を主相とする結晶質からなり、磁
    気異方性を有するボンド磁石用原料を得た後、該ボンド
    磁石用原料を粉砕し、得られた原料粉末をボンド磁石に
    することを特徴とするボンド磁石の製造方法。
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