JP2868739B2 - 基板マーク検出方法及びその装置 - Google Patents

基板マーク検出方法及びその装置

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JP2868739B2 JP8347029A JP34702996A JP2868739B2 JP 2868739 B2 JP2868739 B2 JP 2868739B2 JP 8347029 A JP8347029 A JP 8347029A JP 34702996 A JP34702996 A JP 34702996A JP 2868739 B2 JP2868739 B2 JP 2868739B2
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興衛 谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基板マーク検出方
法及びその装置に関し、特にプリント基板の製作方法の
違いや、マークが黒地の金メッキ、ガラス地の金メッ
キ、銅地の金メッキ又はガラス地の半田メッキ等の違い
により著しく異なり、検出エラーが生じるのを防止した
ものである。
【0002】
【従来の技術】電機・電子部品を実装して電子・電気機
器その他に多用されているプリント基板は、エポキシ樹
脂板の片面又は両面に印刷手法による配線等が形成され
ているが、この印刷はスクリーン印刷によっている。そ
して、印刷に際しプリント基板にスクリーン版を載置す
る場合に、プリント基板の所定の部位に精確に所要の印
刷が施されるように、プリント基板の特定の部位には金
又は半田のメッキからなる円や方形等のマークが表示さ
れている。したがって、印刷時にこのマークを検出して
プリント基板に対するスクリーン版の位置決めがなされ
る。
【0003】ところで、このマークはプリント基板のス
クリーン印刷自動工程において、基板に光りを照射して
これをカメラで撮影し、その映像信号を2値化すること
によって明確に区別できるようにした判定手法が用いら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板に
光りを照射してこれをカメラで撮影し、その映像信号を
2値化することは、実際にはかなりの困難性を伴い、問
題発生の度に作業者が手動で検出レベルを調節し、それ
でも良品だが検出において基板不良として処理すること
が多かった。これは、プリント基板の製作方法の違い
や、マークが黒地の金メッキ、ガラス地の金メッキ、銅
地の金メッキ又はガラス地の半田メッキ等の違いにより
著しく異なり検出エラーが生じるためである。
【0005】例えば、照明の高さ、基板によるマーク信
号の映像出力を比較すると、図3に示すように、黒地の
金メッキ(a)、ガラス地の金メッキ(b)、銅地の金
メッキ(c)及びガラス地の半田メッキ(d)について
照明の高さによるマークの映像信号の映像出力を調べて
みると、照明の高さ30mmでは(a)が大変良好、
(b)が良好、(c)がやや問題あり、(d)は不良と
認識し、50mmでは(d)が問題ありと認識され、1
00mmでは(a),(b)が大変良好、(c)が良
好、(d)は難があるものの実用にはなる、とういう具
合である。なお、この場合、光源による差異はなかっ
た。
【0006】そのために、照明の拡散等で改善を試みた
り、若しくは、照明を左右の2カ所から照射する等々の
試みがなされているが、改善効果は若干認められるもの
の、基板の半田メッキ状態により、最適値が変化し安定
に検出することができない現状である。
【0007】したがって、基板マーク検出作業の能率が
低下して生産効率が悪く、また、基板不良が多くなるた
めに、コストアップの原因となっている。
【0008】そこで、この発明は上記事情に鑑みて、基
板マーク検出に際し、特にプリント基板の製作方法の違
いや、マークが黒地の金メッキ、ガラス地の金メッキ、
銅地の金メッキ又はガラス地の半田メッキ等の違いによ
り著しく異なり検出エラーが生じるのを防止することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる基板マ
ーク検出方法は、印刷用のスクリーン版を載置するため
の基準となるメッキのマークが表示されている基板の上
に特殊拡散シートを配置し、この特殊拡散シートの上に
配置した照明器から光りを下へ向けて照射し、これを上
方からカメラで前記特殊拡散シート越しに前記基板を撮
影してその映像信号を2値化することを特徴とする。
【0010】この場合、特殊拡散シートは透明又は半透
明の樹脂の裏側にメッシュ加工をした所定肉厚の樹脂を
張り合わせたシリコンラバーシートであることを特徴と
し、また、基板と特殊拡散シートとの間にギャップを設
ける。
【0011】また、同じ効果を奏させるべく、基板から
の照明高さを一定とするとともに、基板と特殊拡散シー
トとのギャップを一定とし、特殊拡散シートはその肉厚
の大きいものを選択し、基板からの照明高さを一定と
し、基板と特殊拡散シートとのギャップを可変とし、又
は、基板と特殊拡散シートとのギャップを一定として照
明高さを任意に設定することを特徴とする。
【0012】そしてこの発明にかかる基板マーク検出装
置は、印刷用のスクリーン版を載置するための基準とな
るメッキのマークが表示されている基板を載置する載置
台と、該載置台に載置された基板の上位で高さ調節可能
に支持された特殊拡散シートと、該特殊拡散シートの上
位に配置した照明器と、前記特殊拡散シート越しに前記
基板を撮影してその映像信号を2値化するためのカメラ
とからなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて図を参照して説明する。図1に示すように、検査す
べき基板1を適宜の載置台2に載置し、その近傍に順次
特殊拡散シート3、照明器4及びカメラ5をそれぞれ適
宜の支持具3a,4a,5aで高さ調節可能に支持した
スタンド6を固定し、照明器4の高さHを所定距離に固
定し、基板1と特殊拡散シート3のギャップGを設け
る。かくして、カメラ5で特殊拡散シート3を介在して
基板1を撮影し、その映像信号を2値化するのである。
【0014】照明器4はLED若しくは蛍光灯のいずれ
でもよいが、長期安定性や寿命を考慮すればLEDがよ
い。基板1と照明器4との距離は適当な距離が必要であ
り、近すぎても、離れ過ぎても良くない。近すぎると映
像が反転したり、下地が浮き上がったりし、また、離れ
過ぎると暗くなりコントラストがつき難くなり、マーク
検出が難しくなる。そのため、基板1と照明器4との距
離は100〜150mmに設定すると良好である。
【0015】特殊拡散シート3としてはシリコンラバー
シートを用い、その肉厚は0.5〜2.0mm、好ましく
は1.0mmであり、ギャップGは2.0mm以下とし、
特殊拡散シート3を基板1に密着させたとき最良である
が、映像が少しボケるため、2値化したとき映像が少し
大きくなる欠点がある。しかし、マーク認識に重心方式
を用いれば、実際の運用には問題がない。また、特殊拡
散シート3は肉厚の異なる複数のものをターレット式に
スタンド6に回転可能に支持し、基板1の異なる毎に適
する特殊拡散シート3を回転して選択できるようにして
もよい。
【0016】次にこの発明を実施した実験結果を、図2
に示す。この実験に使用した基板1は評価が最悪の前記
(d)のタイプ、すなわち、ガラス地に半田メッキの円
と方形のマークを施こしたものである。図2中におい
て、黒地に白の円と方形のマークは写真である。判定に
おける×〜△の記号は不良、△〜○の記号は良、☆の記
号は大変良好を表す。
【0017】図2によれば、 (1)照明高さH=100mm、ギャップG=1.0m
mの場合 特殊拡散シート無しのときは、判定は不良(マーク認識
に問題あり)となる。
【0018】特殊拡散シート有りで、その肉厚が0.5
mmのときは、判定はやや不良(マーク認識不可)であ
る特殊拡散シート有りで、その肉厚が1.0mmのとき
は、判定は良好(マーク認識可)である。同じく、特殊
拡散シート有りで、その肉厚が1,5mm,2.0mmの
ときは、判定は全て良好である。
【0019】(2)照明高さH=100mm、ギャップ
G=1.0mmの場合特殊拡散シート無しのときは、判
定は不良(マーク認識に問題あり)となる。
【0020】特殊拡散シート有りで、その肉厚が0.5
〜2.0mmのときは、判定は全て良好である。
【0021】(3)照明高さH=100mm、ギャップ
G=2.0mmの場合この場合には、特殊拡散シートの
有無は関係無く、判定は全て良好である。
【0022】したがって、照明高さHを50mmと設定
したときは1.0mm〜2.0mmの肉厚の特殊拡散シー
ト3を用い、照明高さHを100mmと設定したときは
0.5mm〜2.0mmの肉厚の特殊拡散シート3を用い
れば、共に検出エラーを出すことなく、良好な判定がな
されることになる。
【0023】また、照明高さHを100mmとするとと
もに、ギャップGを2.0mmと設定すれば、特殊拡散
シート3の有無にかかわらず全て良好な判定結果が得ら
れる。2.0mmを越える肉厚の特殊拡散シートについ
ては、特殊拡散シートとしての機能よりも遮蔽板として
の機能が勝るため実験の対象外である。また、照明高さ
Hは150mmを越えると実用にならなかった。
【0024】かくして、照明高さHとギャップGを一定
にした場合には特殊拡散シート3の肉厚を選択し、ま
た、ギャップGを変更すれば特殊拡散シート3も不要と
なる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、照明高
さ及び基板と特殊拡散シートとのギャップを一定にした
場合は特殊拡散シートの肉厚のなるべく大きいものを選
択し、これでもマーク認識不良のときは、基板と特殊拡
散シートとのギャップを大きくすれば良好なマーク検出
ができ、どのようなタイプの基板であってもマーク検出
不良を生じることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す概略構成例図
【図2】この発明の実験結果を示す図表
【図3】従来の実験結果を示す図表
【符号の説明】
H…照明高さ G…ギャップ 1…基板 2…載置台 3…特殊拡散シート 4…照明器 5…カメラ 6…スタンド

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用のスクリーン版を載置するための
    基準となるメッキのマークが表示されている基板の上に
    特殊拡散シートを配置し、この特殊拡散シートの上位に
    配置した照明器から光りを下へ向けて照射し、これを上
    方からカメラで前記特殊拡散シート越しに前記基板を撮
    影してその映像信号を2値化することを特徴とする基板
    マーク検出方法。
  2. 【請求項2】 特殊拡散シートは透明又は半透明の樹脂
    の裏側にメッシュ加工をした所定肉厚の樹脂を張り合わ
    せたシリコンラバーシートであることを特徴とする請求
    項1記載の基板マーク検出方法。
  3. 【請求項3】 基板と特殊拡散シートとの間にギャップ
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の基板マ
    ーク検出方法。
  4. 【請求項4】 基板からの照明高さを一定とするととも
    に、基板と特殊拡散シートとのギャップを一定とし、特
    殊拡散シートはその肉厚の大きいものを選択することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の基板マーク検
    出方法。
  5. 【請求項5】 基板からの照明高さを一定とし、基板と
    特殊拡散シートとのギャップを可変とすることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか記載の基板マーク検出方
    法。
  6. 【請求項6】 基板と特殊拡散シートとのギャップを一
    定として照明高さを任意に設定することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか記載の基板マーク検出方法。
  7. 【請求項7】 印刷用のスクリーン版を載置するための
    基準となるメッキのマークが表示されている基板を載置
    する載置台と、該載置台に載置された基板の上位で高さ
    調節可能に支持された特殊拡散シートと、該特殊拡散シ
    ートの上位に配置した照明器と、前記特殊拡散シート越
    しに前記基板を撮影してその映像信号を2値化するため
    のカメラとからなることを特徴とする基板マーク検出装
    置。
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