JP2868706B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2868706B2
JP2868706B2 JP7062795A JP6279595A JP2868706B2 JP 2868706 B2 JP2868706 B2 JP 2868706B2 JP 7062795 A JP7062795 A JP 7062795A JP 6279595 A JP6279595 A JP 6279595A JP 2868706 B2 JP2868706 B2 JP 2868706B2
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area
ear
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収体の長手方向端部
に沿って配置された一対の耳部の傾斜側縁に設けられた
1本の締結手段による引張り力を、腰周り方向および脚
周り方向に効果的に分散して、着用者の脚周りおよび腰
周りからの液洩れを防ぐとともに着用者に快適性を与え
る使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されている使い捨ておむつ
は、トップシートとバックシートの間に吸収性コアを有
し着用者の股部を覆うように配置される吸収体と、吸収
体の長手方向端部に沿って使い捨ておむつの腰周りに配
置された一対の耳部と、各耳部の側縁に設けられた締結
手段を備えて構成されている。
【0003】上記使い捨ておむつにおいては、使用に際
して、おむつ本体を通常の方法で着用者に装着し、耳部
に設けた締結手段を、締結手段と反対側の使い捨ておむ
つの腰周りに固定することで着用者に取付けるようにし
ている。使い捨ておむつにおいては、着用者に装着した
際に、着用者の腰周りと脚周りの両方でフィットし、着
用時に、特に、脚部および腰部からの液洩れを防ぐこと
が要求されている。
【0004】しかし、1本の締結手段を耳部の側縁に設
けた形式の使い捨ておむつでは、おむつ本体を着用者に
装着する際に、締結手段の引張り力を着用者の腰周りと
脚周りの両方に効果的に集中させるのが困難であった。
つまり、使い捨ておむつを着用者の腰周りにぴったりフ
ィットするように取付けると、着用者の脚周りに隙間が
できてしまい、使用中に脚部から液洩れが生じることが
あり、また、これとは逆に、着用者の脚周りにフィット
するように取付けると、着用者の腰周りに隙間ができて
しまい、着用者の腰周りにぴったりとフィットできない
という難点があった。
【0005】このような課題を解決し、着用者の脚周り
および腰周りでのフィット性を向上するために種々の改
良がなされてきた。
【0006】Coatesらに与えられたアメリカ特許
第4,680,030号、Aledoらに与えられたア
メリカ特許第4,850,988号、Ahrに与えられ
たアメリカ特許第4,826、499号、Schrei
nerに与えられたアメリカ特許第4,937,887
号は、使い捨ておむつの腰周りに配置された一対の耳部
のそれぞれに、2本の締結手段を取付けることによって
脚周り、腰周りの両方においてフィット性を向上できる
技術を開示している。
【0007】しかし、各耳部に取付けられた2本の締結
手段をそれぞれ操作する必要があり、締結手段の取付け
時の操作性において改良の余地が残されていた。
【0008】このような欠点を解決したO’Leary
らに与えられたアメリカ特許第4,911,702号、
Woodらに与えられたアメリカ特許第4,857,0
67号では一本の締結手段で腰周りと脚周りに効果的
に、締結手段の引張り力を集中させる技術が開示されて
いる。
【0009】しかしながら、これらは1本の締結手段を
使い捨ておむつの耳部に取付けた時に、その引張り力を
効果的にしかも直接的に腰周りと脚周りに集中させるこ
とを可能とした締結手段の取付け位置について言及して
いない。また、締結手段による引張り力を腰周りと脚周
りとに配分する割合を意図的に変化させた締結手段の取
付け位置について言及していない。
【0010】また、1本の締結手段を、使い捨ておむつ
の耳部に使い捨ておむつ本体の横方向軸に対して背中側
エンド方向に傾斜して取付け、引張り力を効果的に腰周
り方向と脚周り方向に分散するようにした使い捨ておむ
つは、たとえば、実開昭59−73305号公報に開示
されているが、この技術手段は、締結手段が使い捨てお
むつの耳部に使い捨ておむつ本体の横方向軸に対して背
中側エンド方向に傾斜して取付けられていても、耳部の
側縁が使い捨ておむつ本体の横方向軸に直交する方向に
あるから、締結手段を引っ張る際には、使用者は慣習的
に締結手段を耳部の側縁に直交する方向に引張るため、
1本の締結手段を使い捨ておむつの耳部の側縁に対して
傾斜して取付けていても、1本の締結手段の引張り力を
予め設定したような腰周りと脚周りに配分できない。
【0011】本発明の目的は、締結手段の引張り方向を
使い捨ておむつに対して常に傾斜した方向とし、締結手
段の引張り力を使い捨ておむつの脚周りと腰周りに効果
的にしかも直接的に集中させることができる位置に取付
けられた締結手段を有する使い捨ておむつを提供するこ
とである。
【0012】本発明の他の目的は、締結手段の引張り力
が脚周りと腰周りに意図した割合で配分されるような位
置に締結手段が取付けられた使い捨ておむつを提供する
ことである。
【0013】本発明の他の目的は、使い捨ておむつの脚
周りに設けられた脚部弾性部材と腰周りとに締結手段の
引張り力を効果的にしかも直接的に集中させることがで
きる位置に取付けられた締結手段を有する使い捨ておむ
つを提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、使い捨ておむつの脚
周りと使い捨ておむつの腰周りに設けられた腰部弾性部
材とに締結手段の引張り力を効果的にしかも直接的に集
中させることができる位置に取付けられた締結手段を有
する使い捨ておむつを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の使い捨ておむつ
は、トップシートとバックシートの間に吸収性コアを有
し着用者の股部を覆うように配置される吸収体と、この
吸収体の長手方向端部に沿って配置された一対の耳部
と、各耳部の側縁に設けられた一本の締結手段と、一対
の端縁とを有する使い捨ておむつにおいて、上記耳部の
側縁を使い捨ておむつの長手方向中心線に対して所定の
角度の傾斜側縁とし、上記締結手段を耳部の傾斜側縁に
傾斜側縁とほぼ直交する方向に延びるように配置し、上
記耳部の周辺部分を除いた領域に周辺部分より引張り応
力が小さい応力緩和区域を設け、使い捨ておむつの一方
端縁の一部から応力緩和区域に接する第1線が耳部の傾
斜側縁と交わる点より一方端縁側に位置する耳部の部分
を第1側縁領域とし、使い捨ておむつの長手方向中心線
と直交する方向の横方向中心線側の耳部端縁の一部から
応力緩和区域に接する第2線が耳部の傾斜側縁と交わる
点より横方向中心線側に位置する部分を第2側縁領域と
した場合に、上記締結手段の耳部取付け領域が少なくと
も第1側縁領域の一部と第2側縁領域の一部に重なる領
域であることを特徴とする。
【0016】本発明の使い捨ておむつは、一対の端縁に
近接して配置された第1腰領域および第2腰領域と、第
1腰領域と第2腰領域の間に配置された股領域と、トッ
プシートとバックシートの間に吸収性コアを有し股領域
に関連して配置される吸収体と、第1腰領域に配置され
た一対の耳部と、各耳部の側縁に設けられた一本の締結
手段とを有する使い捨ておむつにおいて、上記耳部の側
縁を使い捨ておむつの長手方向中心線に対して所定の角
度の傾斜側縁とし、上記締結手段を耳部の傾斜側縁に傾
斜側縁とほぼ直交する方向に延びるように配置し、上記
耳部の周辺部分を除いた領域に周辺部分より引張り応力
が小さい応力緩和区域を設け、使い捨ておむつの第1腰
領域に近接した端縁の一部から応力緩和区域に接して耳
部の側縁に至る第1線を境界として上記端縁側に位置す
る第1腰領域部分を締結手段による引張り力の一部が上
記使い捨ておむつの端縁の一部に直接作用する腰回り方
向分力関与区域とし、この腰回り方向分力関与区域にお
ける耳部傾斜側縁を第1傾斜側縁領域とするとともに、
使い捨ておむつの股領域側に位置する耳部端縁の一部か
ら応力緩和区域に接して耳部の側縁に至る第2線を境界
として上記股領域側に位置する第1腰領域部分を、締結
手段による引張り力の一部が上記耳部端縁の一部に直接
作用する脚回り方向分力関与区域とし、この脚回り方向
分力関与区域における耳部傾斜側縁を第2傾斜側縁領域
とした場合に、締結手段の耳部取付け領域が、少なくと
も第1傾斜側縁領域の一部と第2傾斜側縁領域の一部に
重なる領域であることを特徴とする。
【0017】本発明の使い捨ておむつは、一対の端縁に
近接して配置された第1腰領域および第2腰領域と、第
1腰領域と第2腰領域の間に配置された股領域と、トッ
プシートとバックシートの間に吸収性コアを有し股領域
に関連して配置される吸収体と、股領域における吸収体
の長手方向側縁に沿って配置された脚部弾性手段と、第
1腰領域に配置された一対の耳部と、各耳部の側縁に設
けられた一本の締結手段とを有する使い捨ておむつにお
いて、上記耳部の側縁を使い捨ておむつの長手方向中心
線に対して所定の角度の傾斜側縁とし、上記締結手段を
耳部の傾斜側縁に傾斜側縁とほぼ直交する方向に延びる
ように配置し、上記耳部の周辺部分を除いた領域に周辺
部分より引張り応力が小さい応力緩和区域を設け、使い
捨ておむつの第1腰領域に近接した端縁の一部から応力
緩和区域に接して耳部の傾斜側縁に至る線を境界として
上記端縁側に位置する第1腰領域部分を締結手段による
引張り力の一部が上記使い捨ておむつの端縁の一部に直
接作用する腰回り方向分力関与区域とし、この腰回り方
向分力関与区域における耳部傾斜側縁を第1傾斜側縁領
域とし、脚部弾性手段の第1腰領域側の端部から応力緩
和区域に接して耳部の側縁に至る線を境界として上記股
領域側に位置する第1腰領域部分を締結手段による引張
り力の一部が上記脚部弾性手段の端部に直接作用する脚
回り方向分力関与区域とし、この脚回り方向分力関与区
域における耳部傾斜側縁を第2傾斜側縁領域とした場合
に、締結手段の耳部取付け領域が、少なくとも第1傾斜
側縁領域の一部と第2傾斜側縁領域の一部に重なる領域
であることを特徴とする。
【0018】本発明の使い捨ておむつは、一対の端縁に
近接して配置された第1腰領域および第2腰領域と、第
1腰領域と第2腰領域の間に配置された股領域と、トッ
プシートとバックシートの間に吸収性コアを有し股領域
に関連して配置される吸収体と、第1腰領域における吸
収体の横方向側縁に沿って配置された腰部弾性手段と、
第1腰領域に配置された一対の耳部と、各耳部の側縁に
設けられた一本の締結手段とを有する使い捨ておむつに
おいて、上記耳部の側縁を使い捨ておむつの長手方向中
心線に対して所定の角度の傾斜側縁とし、上記締結手段
を耳部の傾斜側縁に傾斜側縁とほぼ直交する方向に延び
るように配置し、上記耳部の周辺部分を除いた領域に周
辺部分より引張り応力が小さい応力緩和区域を設け、腰
部弾性手段の耳部側端部からこの端部側の応力緩和区域
に接して耳部の側縁に至る線を境界として使い捨ておむ
つの第1腰領域に近接した端縁側に位置する第1腰領域
部分を締結手段による引張り力の一部が上記腰部弾性手
段の端部に直接作用する腰回り方向分力関与区域とし、
この腰回り方向分力関与区域における耳部傾斜側縁を第
1傾斜側縁領域とし、使い捨ておむつの股領域側に位置
する耳部端縁の一部から応力緩和区域に接して耳部の側
縁に至る線を境界として上記股領域側に位置する第1腰
領域部分を締結手段による引張り力の一部が上記耳部端
縁の一部に直接作用する脚回り方向分力関与区域とし、
この脚回り方向分力関与区域における耳部傾斜側縁を第
2傾斜側縁領域とした場合に、締結手段の耳部取付け領
域が、少なくとも第1傾斜側縁領域の一部と第2傾斜側
縁領域の一部に重なる領域であることを特徴とする。
【0019】本発明の使い捨ておむつは、一対の端縁に
近接して配置された第1腰領域および第2腰領域と、第
1腰領域と第2腰領域の間に配置された股領域と、トッ
プシートとバックシートの間に吸収性コアを有し股領域
に関連して配置される吸収体と、股領域における吸収体
の長手方向側縁に沿って配置された脚部弾性手段と、第
1腰領域における吸収体の横方向側縁に沿って配置され
た腰部弾性手段と、第1腰領域に配置された一対の耳部
と、各耳部の側縁に設けられた一本の締結手段とを有す
る使い捨ておむつにおいて、上記耳部の側縁を使い捨て
おむつの長手方向中心線に対して所定の角度の傾斜側縁
とし、上記締結手段を耳部の傾斜側縁に傾斜側縁とほぼ
直交する方向に延びるように配置し、上記耳部の周辺部
分を除いた領域に周辺部分より引張り応力が小さい応力
緩和区域を設け、腰部弾性手段の耳部側端部からこの端
部側の応力緩和区域に接して耳部の傾斜側縁に至る線を
境界として使い捨ておむつの第1腰領域に近接した端縁
側に位置する第1腰領域部分を締結手段による引張り力
の一部が上記腰部弾性手段の端部に直接作用する腰回り
方向分力関与区域とし、この腰回り方向分力関与区域に
おける耳部傾斜側縁を第1傾斜側縁領域とし、脚部弾性
手段の第1腰領域側の端部から応力緩和区域に接して耳
部の傾斜側縁に至る線を境界として上記股領域側に位置
する第1腰領域部分を締結手段による引張り力の一部が
上記脚部弾性手段の端部に直接作用する脚回り方向分力
関与区域とし、この脚回り方向分力関与区域における耳
部傾斜側縁を第2傾斜側縁領域とした場合に、締結手段
の耳部取付け領域が、少なくとも第1傾斜側縁領域の一
部と第2傾斜側縁領域の一部に重なる領域であることを
特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の使い捨ておむつでは、耳部の側縁を使
い捨ておむつの長手方向中心線方向に長手方向中心線に
対して所定の角度の傾斜側縁とし、締結手段を耳部の傾
斜側縁に傾斜側縁とほぼ直交する方向に延びるように配
置したことで、締結手段の引っ張り方向が常に耳部の傾
斜側縁に対して一定の方向となり、使い捨ておむつの脚
周りに集中する引張り力の配分量を適切に制御できる。
【0021】耳部の傾斜側縁の傾斜角度を、耳部側縁と
一方端縁との交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心
線と平行な直線に対して耳部側縁の一方端縁と反対側の
端が使い捨ておむつの長手方向中心線から離れる方向に
0度<Θ<45度の角度とすれば、締結手段の引張り力
を脚周りを大きくし腰周りを小さくした割合で配分でき
る。
【0022】耳部の傾斜側縁の傾斜角度を、耳部側縁と
一方端縁との交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心
線と平行な直線に対して耳部側縁の一方端縁と反対側の
端が使い捨ておむつの長手方向中心線に近付く方向に0
度<Θ<45度の角度とすれば、締結手段の引張り力を
脚周りを小さくし腰周りを大きくした割合で配分でき
る。
【0023】吸収体の長手方向端部に沿って配置された
耳部の周辺部分を除いた領域に設けた周辺部分より引張
り応力が小さい応力緩和区域により、この応力緩和区域
にかかった締結手段による引張り力が弱められ、周辺部
分では引張り応力が比較的高いため締結手段による引張
り力は、弱められることなく、効果的にしかも直接的に
使い捨ておむつの腰周りおよび脚周り領域に作用するこ
とができる。
【0024】締結手段を、使い捨ておむつの一方端縁の
一部または使い捨ておむつの横方向中心線側の耳部端縁
の一部から応力緩和区域に接する線が耳部の側縁と交わ
る各点と関連して設定された第1傾斜側縁領域および第
2傾斜側縁領域の一部と重なるように取付けることで、
応力緩和区域の形状、耳部の形状等に係わらず、締結手
段の引張り力が必ず使い捨ておむつの一方端縁の一部ま
たは使い捨ておむつの横方向中心線側の耳部端縁の一部
に作用することが保証される。
【0025】締結手段の取付け領域が、第1傾斜側縁領
域と重なる割合または第2傾斜側縁領域と重なる割合を
調整することによって、使い捨ておむつの一方端縁の一
部または使い捨ておむつの横方向中心線側の耳部端縁に
直接かかる引張り力が調整できる。たとえば、取付け領
域が第1傾斜側縁領域と重なる割合が、第2傾斜側縁領
域と重なる割合より大きい時には、締結手段による引張
り力は、使い捨ておむつの一方端縁の一部により大きく
かかる。逆の場合には締結手段による引張り力は、使い
捨ておむつの横方向中心線側の耳部端縁の一部により大
きくかかる。
【0026】第1傾斜側縁領域または第2傾斜側縁領域
が、腰部弾性手段の端部または脚部弾性手段の端部から
応力緩和区域に接する線が耳部傾斜側縁と交わる各点と
関連して設定されている場合には、締結手段の引張り力
はそれぞれに必ず伝わるように保証される。
【0027】
【実施例】以下本発明の実施例を図面につき説明する。
図1は、本発明による使い捨ておむつの展開図を示す。
この使い捨ておむつ1は、第1腰領域2aと股領域2b
と第2腰領域2cとを有している。
【0028】上記使い捨ておむつ1は、全体形状を略長
方形、砂時計型、T型、非対称形等、とした吸収体3
と、この吸収体3の両側部分に設けられたサイドフラッ
プ4と、このサイドフラップ4の長手方向に沿って配置
されサイドフラップ4に伸縮性を付与する弾性体5と、
第1腰領域2aで吸収体3の長手方向端部から横方向に
延びる一対の耳部6,6と、各耳部6の傾斜側縁6aに
設けられた1本の締結手段7とから構成されている。
【0029】上記耳部6は、使い捨ておむつの横方向中
心線HーH´と平行な使い捨ておむつの端縁1aに対し
て所定角度下方に延びる上端縁6bと、この上端縁6b
の先端から使い捨ておむつの長手方向中心線LーL´に
対して外方に所定角度斜め下方に延びる傾斜側縁6a
と、この傾斜側縁6aの下端から吸収体3の長手方向端
部方向に斜め下方に延びる下端縁6cとを有する。上記
締結手段7は、耳部6の傾斜側縁6aに傾斜側縁6aと
ほぼ直交する方向に延びるように取付けられている。
【0030】上記傾斜側縁6aは、たとえば、傾斜側縁
6aと上端縁6bとの交点を通り使い捨ておむつの長手
方向中心線LーL´と平行な直線に対して傾斜側縁6a
の上端縁6bと反対側の端が使い捨ておむつの長手方向
中心線LーL´から離れる方向に0度<Θ<45度の角
度である。この耳部傾斜側縁6aの傾斜角度により、締
結手段の引張り力を脚周りを大きくし腰周りを小さくし
た割合で配分することができ、この配分割合は、耳部傾
斜側縁6aの傾斜角度により調節される。
【0031】図2は、図1におけるA−A線に沿った断
面図である。上記吸収体3は、図2に示すように、透液
性トップシート8と吸収性コア9と不透液性バックシー
ト10から形成されている。トップシート8とバックシ
ート10は、吸収性コア9よりも全体として大きな長さ
と幅であり、吸収性コア9の縁を越えて外側に延び、少
なくとも股領域2bにバックシート10とトップシート
8の延長部分によりサイドフラップ4を形成する。この
サイドフラップ4には、サイドフラップ4に伸縮性を付
与するための弾性体5が配置されている。
【0032】上記吸収性コア9は、着用者の皮膚に対し
て非刺激性でかつ尿やその他の排泄物の液体を吸収して
保持する機能を有するものであり、一般に、綿状パルプ
と呼ばれる粉砕木材バルプなどから製造される。吸収性
コア9の形状および構造は、必要に応じて変えることが
できるが、吸収性コア9の全吸収容量は、おむつとして
の設計装入量および所望の用途に対応させる必要があ
る。吸収性コア9のサイズと吸収能力は、子供から成人
までの着用者に対応して変動するものである。
【0033】上記バックシート10は、吸収性コア9に
吸収され収容された排泄物がおむつに接触する物品、た
とえば、ベッドシートや下着類を濡らすことを防止す
る。したがって、バックシート10は、ポリエチレンま
たはポリプロピレン等の熱可塑性フィルムなどのポリマ
ーフィルム、または、フィルムで被覆された不織布など
の複合材料とすることができる。好ましくは、バックシ
ート10は、布様外観を生じるようにエンボス加工され
た熱可塑性フィルムである。
【0034】上記トップシート8は、たとえば、多孔性
フォーム、網状フォーム、孔を開けたプラスチックフィ
ルムまたは天然繊維(たとえば木材繊維または綿繊
維)、合成繊維(ポリエステル繊維またはポリプロピレ
ン繊維)あるいは天然繊維と合成繊維を混合した織布ま
たは不織布から形成される。好ましくは、トップシート
8は、吸収性コア9に収容された液体を着用者の皮膚か
ら離間するために疎水性材料とする。
【0035】上記耳部6は、全体として略台形状をな
し、長方形状をなす吸収体3の端側の両側縁に公知手
段、たとえばヒートシール、接着剤等によって接合され
る。耳部6は、吸収体3のバックシート10とトップシ
ート8の延長部分から形成することもできる。この場合
は、バックシート10とトップシート8を直接接合す
る。バックシート10とトップシート8間に他のシート
を挟んでそれぞれを接合して所定寸法に裁断することで
吸収体3と一体にすることもできる。
【0036】好ましくは、上記耳部6は、図3に示すよ
うに、天然繊維、合成繊維あるいは天然繊維と合成繊維
を混合した材料の不織布11と、公知の方法によって作
られた多孔性の成形フィルム12と、ポリエチレンまた
はポリプロピレンの熱可塑性フィルム13を多孔性の成
形フィルム12を中間にして接着剤14、15を介して
ラミネートすることで形成されている。耳部6がバック
シート10とトップシート8との延長部分から形成され
る場合には、上記不織布11は、トップシート8の延長
部分であり、熱可塑性フィルム13はバックシート10
の延長部分である。このように、多孔性の成形フィルム
12を間に挟むことによって耳部6全体に腰を持たせる
ことが可能となり、使い捨ておむつ1を着用者に取付け
る際の耳部6の取り扱い性が向上する。
【0037】上記耳部6には、図1に示すように、周辺
部分を除いた領域に応力緩和区域20が形成されてい
る。この応力緩和区域20は、全体形状を略台形として
いる。
【0038】上記耳部6に設けた応力緩和区域20は、
図1に示すような台形ではなく、図4に示すように使い
捨ておむつ1の長手方向に不連続20aを有するが全体
としてほぼ台形を呈する形状としたものでも、図5に示
すように使い捨ておむつ1の長手方向に直交する方向に
不連続20bを有するが全体としてほぼ台形をなしたも
のであってもよい。この応力緩和区域20は、同等の効
果を有するものであれば、台形ではなく、3角形、長方
形、楕円の一部、円の一部の形状であってもよい。
【0039】上記耳部6に設けた応力緩和区域20は、
図6に示すように、耳部6を構成する上記したような材
料からなるフィルムに使い捨ておむつ1の長手方向に平
行に複数のスリット21aを設けることで形成してもよ
い。このスリット21aは、吸収体3側に引張り力を伝
えないものであれば1本であってもよい。
【0040】上記耳部6に設けた応力緩和区域20は、
図7に示すように、耳部6全体を弾性を有する構造と
し、この耳部6の周辺部分に伸縮性のないフィルムやス
トランド30をそれぞれ設けることで、この周辺部分を
非伸縮区域とし、その間の弾性構造部分を弾性発揮区域
とすることにより形成することもできる。
【0041】上記応力緩和区域20は、周辺部分より引
張り応力が小さい領域である。ここで「引張り応力」と
は、ある物体に引張り力が加わった時に、その引張り力
に応じて物体内に生じる抵抗力のことを意味する。した
がって「引張り応力が小さい領域」とは、その抵抗力が
小さい領域のことであり、言い換えれば、比較的小さい
引張り力によって伸張可能な領域のことを意味する。応
力緩和区域20が事実上存在しない場合(例えばその領
域が全て切り欠かれているような場合)も「引張り応力
が小さい領域」の用語に含まれる。
【0042】上記応力緩和区域20は、好ましくは、以
下のようにして形成される。図8に示すように、上記し
たような耳部6を構成するシート21を複数の歯部22
aを有するプレート22と複数の歯部23aを有するプ
レート23との間に配置し、歯部22aを有するプレー
ト22と複数の歯部23aを有するプレート23との間
で応力緩和区域20部分のみを押圧することにより形成
される。プレート23に設けた複数の歯部23aは、図
9の平面図に示すように、細幅の溝部25aにより中断
されている。プレート22に設けた複数の歯部22a
は、図示しないが連続している。
【0043】上記シート21に形成された応力緩和区域
20は、図10に示すように、複数の未変形区域25と
複数の永久変形区域26とこの間の推移区域27から形
成され、永久変形区域26に隆起したリブ状部分28が
形成される。未変形区域25は、プレート22の歯部2
2aとプレート23の細幅溝部25aにより形成され、
永久変形区域26は、プレート22の歯部22aとプレ
ート23の歯部23aにより形成される。
【0044】上記未変形区域25は、図10に示すよう
に矢印E方向に力を加えた場合に、図11に示すように
塑性変形によってある程度伸び、これを越えると、図1
2に示すように予め塑性変形させられた永久変形区域2
6のリブ状部分28が平面となりそれ以上に伸びない特
性を有する。このような特性を示すシートを形成するた
めに好適な材料は、シート21がラミネートフィルムか
らなる場合には、その少なくとも1層が伸縮性フィル
ム、たとえば、ポリオレフィン、線状低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン高密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等からなることである。
【0045】このようにして耳部6を構成するシート2
1に、小さい引張り力によって伸張可能な応力緩和区域
20が形成される。耳部6を構成するシート21の応力
緩和区域20の周辺部分は、未加工のまま残されている
ので、引張り力が加わったとしても伸張することがない
かまたは応力緩和区域20よりは伸張しにくい領域であ
る。また、このようにして形成された応力緩和区域20
は、引張り力が加わった時に伸張することによってその
引張り力を緩和することができ、しかも、耳部6の周辺
部分を縮ませることがない。
【0046】耳部6を構成するシート21の材料は、予
めある程度の伸張性を有する材料としてもよい。この場
合でも、上記のような加工を応力緩和区域20に施すこ
とによって、応力緩和区域20を周辺部分に比べて小さ
い引張り力で伸張可能な領域とすることができる。いず
れの場合であっても、耳部6の応力緩和区域20は周辺
部分に比べて小さい引張り力で伸張可能な領域とされて
いる。
【0047】上記耳部6に設けた応力緩和区域20は、
図13に示すように、締結手段7を耳部6の傾斜側縁6
aと直交する方向に引張った際の引張り力Dを、腰回り
方向の引張り力D1と脚回り方向の引張り力D2の2方
向に分ける。つまり、周辺部分は、応力緩和区域20に
比べて高い引張り力を加えなければ伸張することがない
ので、締結手段7による引張り力の大部分は、その周辺
部分を各引張り力D1とD2として伝わり、直接吸収体
側の領域Xと領域Zに作用する。しかし、締結手段7に
よる引張り力が応力緩和区域20に作用したとしても、
応力緩和区域20は比較的小さい引張り力によっても伸
張でき、しかも、この応力緩和区域20の周辺部分は伸
張していないので、応力緩和区域20は、図12に示す
ような極限まで伸張することがない。したがって、応力
緩和区域20は、それ自身の伸張性によって締結手段7
による引張り力を吸収し、吸収体側の領域Yに引張り力
を直接伝えることがない。このようにして、締結手段7
の引張り力Dは、腰回り方向の引張り力D1と脚回り方
向の引張り力D2の2つの分力に分けられる。これらの
各引張り力D1とD2は、それぞれ使い捨ておむつを腰
周り方向に締め付ける力と脚周り方向に締め付ける力と
して直接作用する。
【0048】上記締結手段7は、耳部6の傾斜側縁6a
に傾斜側縁6aに対して直交する方向に延びるように取
付けられており、締結手段7の引張り方向は、耳部6の
傾斜側縁6aに直交する方向である。使用者は、慣習的
に締結手段7を耳部6の傾斜側縁6aに対して直交する
方向に引っ張るから、締結手段7の引っ張り方向は常に
傾斜側縁6aに対して一定となり、したがって、耳部6
の傾斜側縁6aの傾斜角度を0度と45度の間の所定角
度に設定することで、締結手段7の引張り方向は、傾斜
側縁6aの傾斜角度に応じて変動する。
【0049】すなわち、締結手段7の引っ張り方向は一
定であるから、締結手段7の引張り力は、耳部6の傾斜
側縁6aの傾斜角度を小さくした場合には、脚周り方向
の引張り力D2の割合と腰周り方向の引張り力D1の割
合はそれそど差がないが、耳部6の傾斜側縁6aの傾斜
角度を大きくすると、脚周り方向の引張り力D2の割合
が腰周り方向の引張り力D1の割合より大きくなる。
【0050】締結手段7は、その取付け領域Rの耳部6
の傾斜側縁6aへのに取付け位置により、締結手段7の
引張り力Dの腰回り方向の引張り力D1と脚回り方向の
引張り力D2の2つの分力の配分を調節することができ
る。
【0051】すなわち、締結手段7の取付け領域Rを、
図13に示すような応力緩和区域20の側縁部分のほぼ
中間に対応した位置とした場合には、締結手段7を矢印
方向に引張った際の引張り力Dは、使い捨ておむつの腰
回り方向の引張り力D1と脚回り方向の引張り力D2の
2方向に引張り力D2が引張り力D1より予め設定され
た力だけ大きくなるように分けられる。
【0052】また、締結手段7の取付け領域Rが、図1
4に示すような図13に示す位置より下側の位置では、
締結手段7を矢印方向に引張った際の引張り力Dは、図
13に示すものより、使い捨ておむつの腰回り方向の引
張り力D1が小さく、脚回り方向の引張り力D2が大き
くなるように分けられる。
【0053】さらに、締結手段7の取付け領域Rが、図
15に示すような図13に示す位置より上側の位置で
は、締結手段7を矢印方向に引張った際の引張り力D
は、図13に示すものより、使い捨ておむつの腰回り方
向の引張り力D1が大きく、脚回り方向の引張り力D2
が小さくなるように分けられる。
【0054】つぎに、締結手段7による引張り力が確実
に所要部位に向かうための締結手段7の取付け領域Rの
位置と、その取付けるべき位置関係について説明をす
る。
【0055】締結手段7の取付け位置は、図16に示す
作図により決められる。この締結手段7の取付け位置
は、締結手段7の引張り力を効果的にしかも直接的に使
い捨ておむつの腰周りおよび脚周りの意図した領域に配
分する上で重要である。
【0056】図16において、使い捨ておむつ1の長手
方向中心線はL−L´であり、この長手方向中心線L−
L´と直交する方向の横方向中心線はH−H´である。
この長手方向中心線L−L´と使い捨ておむつ1の第1
腰領域近傍の一方端縁1aとの交点をP、耳部6の横方
向中心線H−H´側に位置する下端縁6cとサイドフラ
ップ4との交点をQとし、交点Qから応力緩和区域20
の横方向中心線H−H´側に接して延びる線をL2、交
点Pから応力緩和区域20の一方端縁1a側に接して延
びる線をL1とする。線L2と耳部6の傾斜側縁6aと
の交点はBで示され、線L1と耳部6の傾斜側縁6aと
の交点はAで示される。傾斜側縁6a上において、点A
より一方端縁30に位置する傾斜側縁領域は、第1傾斜
側縁領域aで示され、点Bより横方向中心線H−H´側
に位置する傾斜側縁領域は、第2傾斜側縁領域bで示さ
れる。
【0057】締結手段7による腰回り方向の引張り力D
は、耳部の傾斜側縁6aにかかったときに耳部6内に分
散する。図17はその様子を示している。図17におい
て、点Mは、締結手段7の取付け領域R内に含まれるあ
る点であり、この場合、点Mと点Aは一致した位置であ
る。締結手段7の引張り力の一部が、点Mにかかったと
き、点Mにかかる代表的な分力には、図18に示すよう
なF1、F2、F3、F4がある。F1は使い捨ておむ
つの一方端縁1a方向に向いた分力であるが、上記点P
には向いていない分力である。したがって、この分力F
1は直接的に点Pに作用することがない。F2は線L1
上を伝い点Pに直接達することができる分力である。F
3は応力緩和区域20方向に向かい応力緩和区域20を
伸張させることができるかもしれないが、図13に示し
た領域Yに達することがない分力である。F4は点Qの
方向に向かう分力であり、この分力は直接点Qに作用す
ることができる。
【0058】締結手段7の取付け領域R内のある一点
が、傾斜側縁6a上において、点Mよりさらに横方向中
心線H−H´側に位置している場合(図17においてこ
の点をM´で示す)、つまり、第1傾斜側縁領域a(図
16を参照)を外れた領域に位置している場合には、こ
の点M´から点Pに向かう分力は、応力緩和区域20に
よって緩和されるから、上記F1からF4の分力のうち
F2に相当する分力は無くなる。したがって、締結手段
7の取付け領域Rが、点M´を含んでいたとしても点P
に直接作用する分力は発生しない。逆に、点Mが傾斜側
縁6a上において、一方端縁1a側、つまり第1傾斜側
縁領域a内に位置している場合(図17においてM´´
で示す)には、点Pに直接作用する分力がある。
【0059】以上のことから明らかなように、線L1
は、点Pに締結手段7の引張り力を直接作用させるため
の境界線であり、締結手段7の取付け領域R内のある点
が、この境界線より端縁1aよりの第1傾斜側縁領域a
内にあると、この点にかかる引張り力の少なくとも一部
は、点Pに直接作用することができる。線L2は、点Q
と関連して決定されていることから、上記した点Aの場
合とは対称になる。つまり、線L2は、点Qに締結手段
7の引張り力を直接作用させるための境界線であり、締
結手段7の取付け領域R内のある点が、この境界線より
端縁1aよりの第1傾斜側縁領域a内にあると、この点
にかかる引張り力の少なくとも一部は、点Qに直接作用
することができる。したがって、予め意図した使い捨て
おむつ上の点P、Qに直接的に締結手段7の引張り力を
作用させるためには、線L1と関連して定められた第1
傾斜側縁領域a、線L2と関連して定められた第2傾斜
側縁領域bの一部と締結手段7の取付け領域Rが重なる
ように、締結手段7を耳部6の傾斜側縁6aに取付けれ
ばよい。
【0060】点Pに直接的に締結手段7による引張り力
を作用させることができれば、点Pが、おむつの長手方
向中心線L−L´上の点であるから、両方の耳部6に配
置された締結手段7が、互いに点Pを引張り合うように
作用し、腰周りにおける締め付けが良好になる。また、
点Qに直接的に締結手段7による引張り力を作用させる
ことができれば、点Qからさらに吸収体3の方向に向け
て引張り力が伝わるから、脚周りにおける締め付けが良
好になる。
【0061】しかして、締結手段7を耳部6の傾斜側縁
6aの取付け領域Rに傾斜側縁6aに対して直交する方
向に延びるように取付けることで、締結手段7の引張り
方向が、使い捨ておむつに対して傾斜側縁6aの傾斜角
度に応じた方向となり、1本の締結手段7の引張り力を
予め設定した配分に応じて腰周り方向と脚周り方向に配
分できる。
【0062】他の実施例では、上記点Pは、図19に示
すように、応力緩和区域20のおむつの長手方向中心線
L−L´側の側部と接し、この長手方向中心線L−L´
に平行な直線31と傾斜した上端縁6bとの交点P´で
あってもよい。この場合には、応力緩和区域20に接し
て耳部6の傾斜側縁6aに至る線L1を引くことによっ
て点Aを定めることが可能である。
【0063】腰回り方向の引張り力D1と脚回り方向の
引張り力D2は、締結手段7の取付け領域Rが、それぞ
れ第1傾斜側縁領域a、第2傾斜側縁領域bと重なる割
合によって調整することができる。
【0064】締結手段7の取付け領域Rが、第1傾斜側
縁領域aと多く重なるほど、締結手段7の引張り力は点
Pに直接作用する割合を増す。締結手段7の取付け領域
Rが、直接点Pに作用することができる点をより多く含
むことができるからである。線L1と端縁1aと傾斜し
た上端縁6bと傾斜側縁6aで囲まれた領域が、腰周り
方向分力関与区域40であり、傾斜側縁6aにおける腰
周り方向分力関与区域が第1傾斜側縁領域aである。そ
して、この第1傾斜側縁領域a側に締結手段7の一部が
取付けられている限り、締結手段7の引張り力は、点P
に直接作用することができ、締結手段7の取付け領域R
が、第1傾斜側縁領域aと多く重なるほど腰周り方向分
力関与区域40に配分される分力が大きくなる。
【0065】逆に、締結手段7の取付け領域Rが、第2
傾斜側縁領域bと多く重なるほど、締結手段7の引張り
力は点Qに直接作用する割合を増す。締結手段7の取付
け領域Rが、直接点Qに作用することができる点をより
多く含むことができるからである。線L2と耳部6の下
端縁6cと傾斜側縁6aで囲まれた領域が脚周り方向分
力関与区域41であり、傾斜側縁6aにおける脚周り方
向分力関与区域が第2傾斜側縁領域bである。そして、
この第2傾斜側縁領域b側に締結手段7の一部が取付け
られている限り、締結手段7の引張り力は点Qに直接作
用することができ、締結手段7の取付け領域Rが第2傾
斜側縁領域bと多く重なるほど脚周り方向分力関与区域
41に配分される分力が大きくなる。
【0066】また、締結手段7の耳部取付け領域Rが、
第1傾斜側縁領域a、第2傾斜側縁領域bと重なる割合
を異ならせることによって、各関与区域への引張り力の
配分を異ならせることができる。つまり、締結手段7の
耳部取付け位置が、締結手段7の取付け領域Rが第1傾
斜側縁領域aと完全に重なり、第2傾斜側縁領域bの一
部としか重ならないようなときは、第1傾斜側縁領域a
と重なる割合の方が大きいので、腰周り分力関与区域4
0の方へ、より大きな分力が配分される。これとは逆
に、締結手段7の耳部取付け位置が、締結手段7の取付
け領域Rが第2傾斜側縁領域bと完全に重なり、第1傾
斜側縁領域aの一部としか重ならないようなときは、第
2傾斜側縁領域bと重なる割合の方が大きいので、脚周
り分力関与区域41の方へ、より大きな分力が配分され
る。上記いずれの場合においても、要は各重なり割合に
相違があればよく、必ずしも締結手段7の取付け領域R
が一方の傾斜側縁領域に含まれている必要はない。
【0067】この場合でも、締結手段7を耳部6の傾斜
側縁6aの取付け領域Rに傾斜側縁6aに対して直交す
る方向に延びるように取付けることで、締結手段7の引
張り方向が、使い捨ておむつに対して常に傾斜した方向
となり、1本の締結手段7の引張り力を予め定めた配分
に応じて腰周り方向と脚周り方向に配分できる。
【0068】図21および図22は、耳部6と応力緩和
区域20の相対位置による第1傾斜側縁領域aと第2傾
斜側縁領域bの関係を示す図である。
【0069】図21の実施例では、応力緩和区域20の
形状が、図16で示す応力緩和区域20の形状と異な
り、縦方向に膨張したより四角形に近似した形状をして
いる。この例においては、点Pから応力緩和区域20に
接して延びる線L1と点Qから応力緩和区域20に接し
て延びる線L2は、途中で交わることなく耳部6の傾斜
側縁6aに至っている。図21に示すように、傾斜側縁
6aにおける第1傾斜側縁領域aは点Aより端縁1a側
区域であり、第2側縁領域bは点Bより横方向中心線H
−H´側区域である。したがって、各傾斜側縁領域a、
b間に腰回り方向分力関与区域40と脚回り方向分力関
与区域41に関与しない区域33が形成される。締結手
段7の引張り力を腰回りと脚回に直接的に集中するため
には、締結手段7の取付け領域Rが、区域33をまたい
で第1傾斜側縁領域aと第2傾斜側縁領域bを含む位置
に配置されなければならない。つまり、この場合にも、
締結手段7の取付け領域Rが、各傾斜側縁領域a、bの
一部と重なることによって、締結手段の引張り力を所要
部位に直接的に集中させられる。
【0070】図22の実施例では、点Pから応力緩和区
域20に接して延びる線L1と点Qから応力緩和区域2
0に接して延びる線L2は、図16と同様に途中で交差
して耳部6の傾斜側縁6aに至っているが、図16とは
異なって、線L2が耳部6の傾斜側縁6aの延長線上で
交差している。しかしながら、点Bは耳部6から離れた
架空の点であるから、第2傾斜側縁領域bは実際の耳部
6の傾斜側縁6aとの重なりであるb´の領域となる。
この場合も、締結手段7の取付け領域Rは、第1傾斜側
縁領域aと第2傾斜側縁領域b´の一部と重なっていれ
ばよい。つまり、線L1、L2が実際に傾斜側縁6aと
交わらない場合であっても、その傾斜側縁6aの延長線
との交点を求めることによって各傾斜側縁領域a、bを
決定できる。したがって、本願明細書おいて、各線L
1、L2が「傾斜側縁6aと交わる点」という場合に
は、「傾斜側縁6aの延長線と交わる点」の意味を含ん
でいる。
【0071】図23は、耳部6の下端縁6cの下縁を円
弧状とした形状をなす実施例を示すものであり、線L2
は、耳部6の下端縁6cの円弧状部分Sに接し、応力緩
和区域20に接して延びて耳部6の傾斜側縁6aと点B
で交差する。したがって、点Bにかかった力は、線L2
上を伝い吸収体3側に伝わることができる。しかしなが
ら、図16のように耳部6の付け根部分Qから応力緩和
区域20に接する線34を引いたのでは、線34と傾斜
側縁6aとの交点B´にかかった力は、線34上を伝っ
ても耳部6の下縁6cでカットされてしまう。この場
合、第1傾斜側縁領域aは、耳部6の傾斜側縁6aの点
Aより矢印方向上側部分となり、第2傾斜側縁領域b
は、耳部6の傾斜側縁6aの点Bより矢印方向下側部分
となる。締結手段7の取付け領域Rは、耳部6の傾斜側
縁6aの点Aと点Bとの間の区域cと少なくとも重なる
必要がある。
【0072】上記実施例では、第2傾斜側縁領域bを決
定するに際して、耳部6の下端縁6cの一部を基準にし
て線L2を引いたが、脚部弾性部材5の端部を基準にし
て応力緩和区域20に接する線L2を引くこともでき
る。この場合、点Bにかかる引張り力は直接脚部弾性部
材5の端部に作用するように設計されている。脚部弾性
部材5の端部は、脚部弾性部材5の中央とすることがで
きるし、また内側端部あるいは外側端部を基準とするこ
ともできる。いずれの場合であっても締結手段7の引張
り力が直接脚部弾性部材5に作用するための第2傾斜側
縁領域bを設定することができる。
【0073】また、上記実施例では、第1側縁領域aを
決定するに際して、長手方向中心線L−L′と端縁1a
との交点Pを基準にして線L1を引いたのが、端縁1a
側近傍に配置された腰部弾性部材(図示せず)の端部を
基準にして応力緩和区域20に接する線L1を引くこと
もできる。この場合、点Aにかかる引張り力は直接腰部
弾性部材の端部に作用するように設計されている。腰部
弾性部材の端部は、腰部弾性部材の中央とすることがで
きるし、また外側端部あるいは内側端部を基準とするこ
ともできる。いずれの場合であっても締結手段7の引張
り力が直接腰部弾性部材に作用するための第1傾斜側縁
領域aを設定することができる。
【0074】図24は本発明の他の実施例を示し、この
実施例では、使い捨ておむつに設けた耳部6の傾斜側縁
6a´が、おむつの長手方向中心線L−L´に平行な直
線に対して、内方かつ斜め下方に延びている。この耳部
6の傾斜側縁6a´の傾斜角度は、傾斜側縁6a´と上
端縁6bとの交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心
線L−L´と平行な直線に対して傾斜側縁6a´の上端
縁6bと反対側端が使い捨ておむつの長手方向中心線L
−L´に近付く方向に0度<Θ<45度の角度である。
そして、この耳部6の傾斜側縁6a´に、締結手段7が
傾斜側縁6a´と直交する方向に延びるように取付けら
れる。
【0075】図24において、長手方向中心線L−L´
と使い捨ておむつ1の第1腰領域近傍の一方端縁1aと
の交点をP、耳部6の横方向中心線H−H´側に位置す
る下端縁6cとサイドフラップ4との交点をQとし、交
点Qから応力緩和区域20の横方向中心線HーH´側に
接して延びる線をL2、交点Pから応力緩和区域20の
一方端縁1a側に接して延びる線をL1とすると、線L
2と耳部6の傾斜側縁6a´との交点はBで示され、線
L1と耳部6の傾斜側縁6a´との交点はAで示され
る。傾斜側縁6a´上において、点Aより端縁側に位置
する傾斜側縁領域は、第1傾斜側縁領域aで示され、点
Bより横方向中心線H−H´側に位置する傾斜側縁領域
は、第2傾斜側縁領域bで示される。
【0076】しかして、締結手段7は、耳部6の傾斜側
縁6a´に対して直交する方向に延びるように取付けら
ており、締結手段7の引張り方向は、耳部6の傾斜側縁
6a´に直交する方向であるから、耳部6の傾斜側縁6
a´の傾斜角度を0度と45度の間の所定角度に設定す
ることで、その設定角度に応じて締結手段7の引張り方
向が変動する。この場合、使用者の締結手段7の引張り
方向は、いつも耳部6の傾斜側縁6a´に直交する方向
になる。
【0077】すなわち、使用者の締結手段7の引張り方
向は傾斜側縁6a´の傾斜角度に対応し、締結手段7の
引張り力は、耳部6の傾斜側縁6a´の傾斜角度が小さ
いと、腰周り方向の引張り力D1と脚周り方向の引張り
力D2の割合はそれほど差がないが、耳部6の傾斜側縁
6a´の傾斜角度が大きいと、腰周り方向の引張り力D
1の割合が脚周り方向の引張り力D2の割合より大きく
なる。
【0078】締結手段7は、その取付け領域Rの耳部6
の傾斜側縁6aへの取付け位置により、締結手段7の引
張り力Dの腰回り方向の引張り力D1と脚回り方向の引
張り力D2の2つの分力の配分を調節することができ
る。
【0079】耳部6に取付けられる締結手段7は、図1
のように、中間位置で耳部側に折り返され、使用に際し
て、耳部より突き出るようになつているが、全体形状を
フォーク状として、中間位置で耳部側に折り返され、使
用に際して、耳部より突き出すような形状とすることも
できる。このように、締結手段7の中央部より先端部分
を耳部側に折り曲げておくことで、締結手段7が耳部6
より外側に突き出てしまうことがない。全体形状をフォ
ーク状とした締結手段7では、より確実に締結手段7の
引張り力を腰回り方向および脚回り方向に向けることが
できる。
【0080】なお、耳部6に設けた応力緩和区域20
は、弾性発揮領域であるから、その領域が腰骨等に当た
った場合、その形状に応じて容易に変形されるので、着
用者の快適性が向上することになる。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、耳部
に応力緩和区域を設け、耳部の傾斜側縁を所定の角度と
し、締結手段を耳部の傾斜側縁と直交する方向に取付け
ることで、使用者による締結手段の引っ張り方向が常に
耳部の傾斜側縁と直交する方向になり、締結手段による
耳部の引張り力は、腰回り方向の引張り力と脚回り方向
の引張り力に予め定めた割合で配分され、1本の締結手
段の引張り力を腰回り方向と脚回り方向に効果的に配分
できる。
【0082】また、1本の締結手段の引張り力の腰回り
方向と脚回り方向との配分は、締結手段の耳部の傾斜側
縁への取付け位置や耳部の傾斜側縁の傾斜角度により調
節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による使い捨ておむつの展開図。
【図2】本発明による使い捨ておむつの吸収体部分の断
面図。
【図3】耳部の一例を示す断面図。
【図4】本発明による使い捨ておむつの応力緩和区域の
変形例を示す図。
【図5】本発明による使い捨ておむつの応力緩和区域の
変形例を示す図。
【図6】本発明による使い捨ておむつの応力緩和区域の
変形例を示す図。
【図7】本発明による使い捨ておむつの応力緩和区域の
変形例を示す図。
【図8】応力緩和区域の成形手段を示す図。
【図9】図8の成形手段のプレート部分の平面図。
【図10】図8の成形手段により成形された応力緩和区
域の一部斜視図。
【図11】図10の成形された中間フィルムを引っ張っ
た中間段階を示す図。
【図12】図10の成形された中間フィルムを引っ張っ
た段階を示す図。
【図13】本発明による使い捨ておむつの締結手段の引
っ張り応力が腰回り方向および脚回り方向に所定配分に
分散する状態を示す図。
【図14】本発明による使い捨ておむつの締結手段の引
っ張り応力が腰回り方向が小さく脚回り方向が大きく分
散する状態を示す図。
【図15】本発明による使い捨ておむつの締結手段の引
っ張り応力が腰回り方向が大きく脚回り方向が小さく分
散する状態を示す図。
【図16】耳部における第1側縁領域aと第2側縁領域
bを示す図。
【図17】締結手段の取付け位置による引張り力の違い
を示した図。
【図18】締結手段の引張り力が分散する様子を示した
図。
【図19】第1傾斜側縁領域を決定するための他の例を
示す図。
【図20】第1傾斜側縁領域を決定するための他の例を
示す図。
【図21】本発明による使い捨ておむつの応力緩和区域
の変形例における第1傾斜側縁領域aと第2傾斜側縁領
域bを示す図。
【図22】本発明による使い捨ておむつの応力緩和区域
の変形例における第1傾斜側縁領域aと第2傾斜側縁領
域bを示す図。
【図23】本発明による使い捨ておむつの耳部の変形例
における第1傾斜側縁領域aと第2傾斜側縁領域bを示
す図。
【図24】本発明による使い捨ておむつの耳部の変形例
を示す図。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 3 吸収体 6 耳部 6a 傾斜側縁 7 締結手段 20応力緩和区域 D 引っ張り力 D1 腰回り方向引張り力 D2 脚回り方向引張り力 a 第1傾斜側縁領域 b 第2傾斜側縁領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592043805 ONE PROCTER & GANB LE PLAZA,CINCINNAT I,OHIO,UNITED STAT ES OF AMERICA (56)参考文献 特開 平8−52176(JP,A) 特開 平2−297363(JP,A) 実開 平6−41722(JP,U) 実開 平5−65321(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 13/56 A61F 5/44

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トップシートとバックシートの間に吸収性
    コアを有し着用者の股部を覆うように配置される吸収体
    と、この吸収体の長手方向端部に沿って配置された一対
    の耳部と、各耳部の側縁に設けられた一本の締結手段
    と、一対の端縁とを有する使い捨ておむつにおいて、上
    記耳部の側縁を使い捨ておむつの長手方向中心線に対し
    て所定角度の傾斜側縁とし、上記締結手段を耳部の傾斜
    側縁に傾斜側縁とほぼ直交する方向に延びるように配置
    し、上記耳部の周辺部分を除いた領域に周辺部分より引
    張り応力が小さい応力緩和区域を設け、使い捨ておむつ
    の一方端縁の一部から応力緩和区域に接する第1線が耳
    部の傾斜側縁と交わる点より一方端縁側に位置する耳部
    の部分を第1側縁領域とし、使い捨ておむつの長手方向
    中心線と直交する方向の横方向中心線側の耳部端縁の一
    部から応力緩和区域に接する第2線が耳部の傾斜側縁と
    交わる点より横方向中心線側に位置する部分を第2側縁
    領域とした場合に、上記締結手段の耳部取付け領域が少
    なくとも第1傾斜側縁領域の一部と第2傾斜側縁領域の
    一部に重なる領域であることを特徴とする使い捨ておむ
    つ。
  2. 【請求項2】使い捨ておむつの一方端縁の一部が、使い
    捨ておむつの長手方向中心線と使い捨ておむつの一方端
    縁との交点であることを特徴とする請求項1記載の使い
    捨ておむつ。
  3. 【請求項3】使い捨ておむつの一方端縁の一部が、応力
    緩和区域の吸収体側側部に接する使い捨ておむつの長手
    方向中心線に平行な直線と使い捨ておむつの一方端縁と
    の交点であることを特徴とする請求項1記載の使い捨て
    おむつ。
  4. 【請求項4】耳部の周辺部分が非伸張性で、応力緩和区
    域が伸張性であることを特徴とする請求項1記載の使い
    捨ておむつ。
  5. 【請求項5】耳部は非伸張性の材料からなり、応力緩和
    区域は応力が加えられた時に伸張できるように非伸張性
    の材料に加工を施されたものであり、加工された応力緩
    和区域は周辺部分を縮ませることがないことを特徴とす
    る請求項4記載の使い捨ておむつ。
  6. 【請求項6】耳部は、液不透過性のフィルムと、多孔性
    の成形フィルムと、不織布との積層体であることを特徴
    とする請求項5記載の使い捨ておむつ。
  7. 【請求項7】耳部の周辺部分は高応力によって伸張可能
    で、応力緩和区域は低応力によって伸張可能であること
    を特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。
  8. 【請求項8】耳部側縁の傾斜角度は、耳部側縁と一方端
    縁との交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心線と平
    行な直線に対して、耳部側縁の一方端縁と反対側の端が
    使い捨ておむつの長手方向中心線から離れる方向に0度
    <Θ<45度の角度であることを特徴とする請求項1記
    載の使い捨ておむつ。
  9. 【請求項9】締結手段の耳部取付け領域の第1傾斜側縁
    領域と重なる割合が第2傾斜側縁領域と重なる割合より
    大きいことを特徴とする請求項8記載の使い捨ておむ
    つ。
  10. 【請求項10】締結手段の耳部取付け領域は、第1傾斜
    側縁領域内に含まれ、かつ第2傾斜側縁領域の一部と重
    なることを特徴とする請求項9記載の使い捨ておむつ。
  11. 【請求項11】耳部側縁の傾斜角度は、耳部側縁と一方
    端縁との交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心線と
    平行な直線に対して、耳部側縁の一方端縁と反対側の端
    が使い捨ておむつの長手方向中心線に近付く方向に0度
    <Θ<45度の角度であることを特徴とする請求項1記
    載の使い捨ておむつ。
  12. 【請求項12】締結手段の耳部取付け領域の第2傾斜側
    縁領域と重なる割合が、第1傾斜側縁領域と重なる割合
    より大きいことを特徴とする請求項11記載の使い捨て
    おむつ。
  13. 【請求項13】締結手段の耳部取付け領域は、第2傾斜
    側縁領域内に含まれ、かつ第1傾斜側縁領域の一部と重
    なることを特徴とする請求項12記載の使い捨ておむ
    つ。
  14. 【請求項14】一対の端縁に近接して配置された第1腰
    領域および第2腰領域と、第1腰領域と第2腰領域の間
    に配置された股領域と、トップシートとバックシートの
    間に吸収性コアを有し股領域に関連して配置される吸収
    体と、第1腰領域に配置された一対の耳部と、各耳部の
    側縁に設けられた一本の締結手段とを有する使い捨てお
    むつにおいて、上記耳部の側縁を使い捨ておむつの長手
    方向中心線に対して所定の角度の傾斜側縁とし、上記締
    結手段を耳部の傾斜側縁に傾斜側縁とほぼ直交する方向
    に延びるように配置し、上記耳部の周辺部分を除いた領
    域に周辺部分より引張り応力が小さい応力緩和区域を設
    け、使い捨ておむつの第1腰領域に近接した端縁の一部
    から応力緩和区域に接して耳部の側縁に至る第1線を境
    界として上記端縁側に位置する第1腰領域部分を締結手
    段による引張り力の一部が上記使い捨ておむつの端縁の
    一部に直接作用する腰回り方向分力関与区域とし、この
    腰回り方向分力関与区域における耳部傾斜側縁を第1傾
    斜側縁領域とするとともに、使い捨ておむつの股領域側
    に位置する耳部端縁の一部から応力緩和区域に接して耳
    部の側縁に至る第2線を境界として上記股領域側に位置
    する第1腰領域部分を、締結手段による引張り力の一部
    が上記耳部端縁の一部に直接作用する脚回り方向分力関
    与区域とし、この脚回り方向分力関与区域における耳部
    傾斜側縁を第2傾斜側縁領域とした場合に、締結手段の
    耳部取付け領域が、少なくとも第1傾斜側縁領域の一部
    と第2傾斜側縁領域の一部に重なる領域であることを特
    徴とする使い捨ておむつ。
  15. 【請求項15】使い捨ておむつの一方端縁の一部は、使
    い捨ておむつの長手方向中心線と使い捨ておむつの一方
    端縁との交点であることを特徴とする請求項14記載の
    使い捨ておむつ。
  16. 【請求項16】使い捨ておむつの一方端縁の一部は、応
    力緩和区域の吸収体側側部に接する使い捨ておむつの長
    手方向中心線に平行な直線と使い捨ておむつの一方端縁
    との交点であることを特徴とする請求項14記載の使い
    捨ておむつ。
  17. 【請求項17】耳部側縁の傾斜角度は、耳部側縁と一方
    端縁との交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心線と
    平行な直線に対して、耳部側縁の一方端縁と反対側の端
    が使い捨ておむつの長手方向中心線から離れる方向に0
    度<Θ<45度の角度であることを特徴とする請求項1
    4記載の使い捨ておむつ。
  18. 【請求項18】締結手段の耳部取付け領域は、第1傾斜
    側縁領域と重なる割合が第2傾斜側縁領域と重なる割合
    より大きいことを特徴とする請求項17記載の使い捨て
    おむつ。
  19. 【請求項19】締結手段の耳部取付け領域は、第1傾斜
    側縁領域内に含まれ、かつ第2傾斜側縁領域の一部と重
    なることを特徴とする請求項18記載の使い捨ておむ
    つ。
  20. 【請求項20】耳部側縁の傾斜角度は、耳部側縁と一方
    端縁との交点を通り使い捨ておむつの長手方向中心線と
    平行な直線に対して、耳部側縁の一方端縁と反対側の端
    が使い捨ておむつの長手方向中心線に近付く方向に0度
    <Θ<45度の角度であることを特徴とする請求項14
    記載の使い捨ておむつ。
  21. 【請求項21】締結手段の耳部取付け領域は、第2傾斜
    側縁領域と重なる割合が第1傾斜側縁領域と重なる割合
    より大きいことを特徴とする請求項20記載の使い捨て
    おむつ。
  22. 【請求項22】締結手段の耳部取付け領域は、第2傾斜
    側縁領域内に含まれ、かつ第1傾斜側縁領域の一部と重
    なることを特徴とする請求項21記載の使い捨ておむ
    つ。
  23. 【請求項23】一対の端縁に近接して配置された第1腰
    領域および第2腰領域と、第1腰領域と第2腰領域の間
    に配置された股領域と、トップシートとバックシートの
    間に吸収性コアを有し股領域に関連して配置される吸収
    体と、股領域における吸収体の長手方向側縁に沿って配
    置された脚部弾性手段と、第1腰領域に配置された一対
    の耳部と、各耳部の側縁に設けられた一本の締結手段と
    を有する使い捨ておむつにおいて、上記耳部の側縁を使
    い捨ておむつの長手方向中心線に対して所定の角度の傾
    斜側縁とし、上記締結手段を耳部の傾斜側縁に傾斜側縁
    とほぼ直交する方向に延びるように配置し、上記耳部の
    周辺部分を除いた領域に周辺部分より引張り応力が小さ
    い応力緩和区域を設け、使い捨ておむつの第1腰領域に
    近接した端縁の一部から応力緩和区域に接して耳部の傾
    斜側縁に至る線を境界として上記端縁側に位置する第1
    腰領域部分を締結手段による引張り力の一部が上記使い
    捨ておむつの端縁の一部に直接作用する腰回り方向分力
    関与区域とし、この腰回り方向分力関与区域における耳
    部傾斜側縁を第1傾斜側縁領域とし、脚部弾性手段の第
    1腰領域側の端部から応力緩和区域に接して耳部の側縁
    に至る線を境界として上記股領域側に位置する第1腰領
    域部分を締結手段による引張り力の一部が上記脚部弾性
    手段の端部に直接作用する脚回り方向分力関与区域と
    し、この脚回り方向分力関与区域における耳部傾斜側縁
    を第2傾斜側縁領域とした場合に、締結手段の耳部取付
    け領域が、少なくとも第1傾斜側縁領域の一部と第2傾
    斜側縁領域の一部に重なる領域であることを特徴とする
    使い捨ておむつ。
  24. 【請求項24】一対の端縁に近接して配置された第1腰
    領域および第2腰領域と、第1腰領域と第2腰領域の間
    に配置された股領域と、トップシートとバックシートの
    間に吸収性コアを有し股領域に関連して配置される吸収
    体と、第1腰領域における吸収体の横方向側縁に沿って
    配置された腰部弾性手段と、第1腰領域に配置された一
    対の耳部と、各耳部の側縁に設けられた一本の締結手段
    とを有する使い捨ておむつにおいて、上記耳部の側縁を
    使い捨ておむつの長手方向中心線に対して所定の角度の
    傾斜側縁とし、上記締結手段を耳部の傾斜側縁に傾斜側
    縁とほぼ直交する方向に延びるように配置し、上記耳部
    の周辺部分を除いた領域に周辺部分より引張り応力が小
    さい応力緩和区域を設け、腰部弾性手段の耳部側端部か
    らこの端部側の応力緩和区域に接して耳部の側縁に至る
    線を境界として使い捨ておむつの第1腰領域に近接した
    端縁側に位置する第1腰領域部分を締結手段による引張
    り力の一部が上記腰部弾性手段の端部に直接作用する腰
    回り方向分力関与区域とし、この腰回り方向分力関与区
    域における耳部側縁を第1側縁領域とし、使い捨ておむ
    つの股領域側に位置する耳部端縁の一部から応力緩和区
    域に接して耳部の側縁に至る線を境界として上記股領域
    側に位置する第1腰領域部分を締結手段による引張り力
    の一部が上記耳部端縁の一部に直接作用する脚回り方向
    分力関与区域とし、この脚回り方向分力関与区域におけ
    る耳部側縁を第2側縁領域とした場合に、締結手段の耳
    部取付け領域が、少なくとも第1傾斜側縁領域の一部と
    第2傾斜側縁領域の一部に重なる領域であることを特徴
    とする使い捨ておむつ。
  25. 【請求項25】一対の端縁に近接して配置された第1腰
    領域および第2腰領域と、第1腰領域と第2腰領域の間
    に配置された股領域と、トップシートとバックシートの
    間に吸収性コアを有し股領域に関連して配置される吸収
    体と、股領域における吸収体の長手方向側縁に沿って配
    置された脚部弾性手段と、第1腰領域における吸収体の
    横方向側縁に沿って配置された腰部弾性手段と、第1腰
    領域に配置された一対の耳部と、各耳部の側縁に設けら
    れた一本の締結手段とを有する使い捨ておむつにおい
    て、上記耳部の側縁を使い捨ておむつの長手方向中心線
    に対して所定の角度の傾斜側縁とし、上記締結手段を耳
    部の傾斜側縁に傾斜側縁とほぼ直交する方向に延びるよ
    うに配置し、上記耳部の周辺部分を除いた領域に周辺部
    分より引張り応力が小さい応力緩和区域を設け、腰部弾
    性手段の耳部側端部からこの端部側の応力緩和区域に接
    して耳部の傾斜側縁に至る線を境界として使い捨ておむ
    つの第1腰領域に近接した端縁側に位置する第1腰領域
    部分を締結手段による引張り力の一部が上記腰部弾性手
    段の端部に直接作用する腰回り方向分力関与区域とし、
    この腰回り方向分力関与区域における耳部傾斜側縁を第
    1傾斜側縁領域とし、脚部弾性手段の第1腰領域側の端
    部から応力緩和区域に接して耳部の傾斜側縁に至る線を
    境界として上記股領域側に位置する第1腰領域部分を締
    結手段による引張り力の一部が上記脚部弾性手段の端部
    に直接作用する脚回り方向分力関与区域とし、この脚回
    り方向分力関与区域における耳部傾斜側縁を第2傾斜側
    縁領域とした場合に、締結手段の耳部取付け領域が、少
    なくとも第1傾斜側縁領域の一部と第2傾斜側縁領域の
    一部に重なる領域であることを特徴とする使い捨ておむ
    つ。
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